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Mr.Children Stadium Tour 2015 未完5(En~ラスト)

*Encore
さーて泣いてる場合じゃない!!ここからが腕の見せどころ(?)でございます!!!!……というのは冗談として、実際自分が毎度毎度かなりの熱を込めて参加していたのが、ここ。

色んな物議を醸しましたね。次の曲の演出を見越して一番はじめにつけた誰かが悪いとも言えはしますが遅かれ早かれ起こることだったんだと思う。
自分もはじめはやきもきしていました。でもそれはライトがつくことよりも、ライトをつけることで拍手が消えてしまうことに対して。何故ならそれでもさくらいさんは変わらず「盛大なアンコールの声と拍手、どうもありがとう!!」と言ってくれるから。なんだか嘘をつかせているような気がして、ただただかなしかった。

それを嘘じゃなくて本当にしたい!!と思いはすれどここはスタジアム。アリーナとはケタ違いのキャパシティに人の数。その「人」というのも本当に色んな人がいる。それを思っては途方に暮れるような思いになることも、あの一体感とあたたかさを何度も感じられたアリーナを思い出して恋しくなることも多々ありました。
それなら不平不満をたらすのか?自分の身近で噂を聞いて「ツアー頭の公演に行っててよかった」、「ライブが楽しみだったけれどだんだん楽しめるか不安になってきた」という声を聞いてそれだけはやらないようにしようと思った。特に既参戦者がまだ参戦していない人の楽しみやわくわくドキドキを妨げたり不安にさせたりするのは絶対にだめだ、なんて思って。

それならあれだ、「暗いと不平を言うよりも、すすんであかりをつけましょう」!そう思ってから自分のこの時間への気持ちの持ちようが変わりました。
この場合自分にとっての「あかりをつける」ことは明かりをつけることではなかったけれど(笑)

ここまでこんなふうに語っては来ましたが、 正直ライトを選ぶことは間違いとか悪いこととは言えないと思っていました。この状況の発端となった人を除いては、多くの人は「みんながやってるからやんなきゃいけないのかな」、とか「やった方がいいのかな」、「サプライズかな」、「メンバーが喜んでくれるかな」、とかいろんな想像を巡らせてそれを選んでいたんだと思います。その人たちがこの演出の意味や何が起こっているかを知らないが故にやったことを正誤や善悪という価値観に単純に当てはめるべきじゃないんじゃないか、と思う。その人たちがしらないことがあるのと同じように初めて参戦する人たちやライトを先につける状況が定着してしまった後に参加してきた人たちがどう思ってそれをやったのかを私たちは想像することしかできないしその想像が完璧なはずだと思わない方がいいと思う。
そう考えた上で、この状況下で拍手を選ぶかライトを選ぶかはある種自由だと思いました。それは曲を聴いて縦振りするか横振りするか拍手するか何もしないかっていう選択が自由なのと同じように。
みんなが縦振りしてる中で拍手しちゃだめなのか、っていったらそうやって統一されたり正されたりするようなものだとは思わないし、同じように拍手をする「べき」しなきゃ「ならない」とは思わない。ただ、自分が拍手をして迎えたい、拍手でメンバーにアンコールを伝えたい、「拍手をありがとう!」という言葉を本当にしたい、応えたいと思うから拍手をするし願わくばみんなにももし拍手をするなら拍手する「べき」やライトつける「べき」と思ってじゃなく「拍手したい!」と思って拍手してもらえたらいいな、と思ってある公演から立って頭の上で拍手するようになりました。
なんで拍手しないの?じゃなくて拍手楽しいよー!、まずは自分が楽しんでやる!楽しもう!、と。
実際そうやってやるようになってからは本当に楽しかった!終盤の公演ではさくらいさんが「拍手と声と、そしてこの綺麗な明かり!本当にどうもありがとう!!」って言うようになってたもんだから当初の自分が考えてたことなんて忘れて「よっしゃこっちは拍手担当するからみんなライト担当任せたわ!!!!!!!!(麺担当汁担当)」って気分にすらなってたけどいいだろうMr.myself!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(もはや拍手したいだけの人の様相)(いやいやそんなことは)

……ここまで書いてきた思っていたことの半分くらいは某鳩さんの言葉を消化して得たものです(笑)彼女が言葉にしてくれたおかげで自分の中の気持ちがこうして形になったし、またこの時間の間一緒に手を叩いてくれた隣のあなたや見知らぬあなたがいてくれたおかげで自分にとってのこの時間が楽しくてハッピーなものになったんだと心から思っています。
本当に、どうもありがとう。



En.1 I wanna be there
いつの間にやらセンターステージには彼らが。照明が落とされた暗い中で「見えるー?僕らの方もちょっとつけるね(笑)」なんて言って、センターステージ上の電灯のスイッチをぽちっと。(終盤の公演では足元から照らす照明も増えていたね。)
これ、福岡2日目にセンターステージ横の席で見た時5人分用意されている&それぞれスタッフさんでなくメンバー本人が自分の手でスイッチを入れて明かりを灯しているのが見えてなんだかじんときました。それぞれが「自分の明かり」を灯すこと、それぞれの光を持っていることに意味があるんだろうなと思って。
そう思っていたこともあって東京からの「この明かりは胸の中の光のメタファーだから、私ガラケーだからスマホライトができないんです、という人も胸に明かりが灯っていれば大丈夫です!」という言葉は自然に受けとめられることができました。

「次の曲は、必要最小限の、大事な人たち(時々「大切な人たち」、福岡初日のみ「大好きな人たち」)の灯してくれる明かりの中でやりたいと思います。皆さん、す  ま  あ  と  ふ  ぉ  ん  はお持ちですか??そしてさらにライト機能なんてものをお持ちなんてことは……??(笑)
今からやる曲は、昨日とは違う場所へ、ここではないどこかへ行こうとする人の歌です。(福岡~長居あたりでは「明日こそ課題を頑張るんだ、明日こそ彼氏作るんだ(笑)、なんて思っている人たちがたくさんいると思います」、って言葉も添えられていたはず。ライブ後めもできなかったからあやふや……)」
この言葉とともに始まる曲。揺れるスマホライトの中で奏でられる歌も声もとてもあたたかくてアットホームな装いのものでした。語りかけるかのような歌い方に感じた。
このスマホライトも本当に綺麗だったし、何よりただのスマホのライトでここまで会場が明るくなるんだ、ということに本当に驚いたなぁ。「みんなが持っている胸の中の光は実はこんなに明るいものなんだよ」、って教えてくれたように思いました。自分の中ではやっぱりさくらいさんの言葉で会場が一気に明るくなった福岡初日と、席の高さの関係でちょうどぴったりMr.Childrenが光の中に立っているように見えた名古屋初日と、会場中を見渡すことのできた京セラ初日注釈席の光景が一番残っているかもしれません。……って全部ドームだ(笑)たしかにこの演出を一番楽しめたのはドームっていう密閉空間だったかもしれないや。

さくらいさんのギターソロは結局さくらいさんが弾いてるか見れなかったきがする(笑)(センターステージ横の席でも背中から見る形だった)
でも音だけでも、もう。



En.2 Overture~蘇生
まさかだよ!!!!まさかかよ!!!!そそそそそそ!!!!!!!!!!!!そそそ!!!!そそそそそそ蘇生!!!!!!!!蘇生!!!!!!!!!!!!(´;ω;`)
前に蘇生聴いたのが気の遠くなるほど昔な気がしてたんですが3年前やってたんですよね……感覚狂ってる…………。その間も過去のDVDでずっと見てきましたが、DVDってどれもOvertureの間でスローモーションや回想的な映像が挟み込まれていることが多くて、その記憶に上書きされて昔の自分がライブでどんな風にOvertureの間を過ごしていたか思い出せなかったんですよね(笑)そんなわけですごく新鮮な気持ちで「自分自身が過ごすOverture」を体感したのが今ツアーでした。
この間ずっとステージから放たれ続けている放射状の照明が音の浮遊感と相まってすごく神秘的だった。ずっと白や水色かと思ってたらよく見ると白や水色、ピンク、紫などと刻刻と色を変えているんですね。何故だかそれが印象に残っています。

曲頭から手拍子が始まって案の定それがずれている、なんてことも多々ありましたね(笑)その分クリック音(で合ってる?あの音なんて言うんだ……?)から手拍子が揃って始まった時は本当に気持ちよかった!!!!と!!!!!!!!ここで颯爽と現れたさくらいさん!!!!!!!!爽やかに手拍子を促すとでも思ったか???????否、ゴリラのようnビッグバンでも起こすかのように荒々しくかつ激しいクラップを披露します
蘇生ってこんな曲だっけ?1回1回ものすごい勢いでバン!!!!バン!!!!って叩いてるけどそれ痛くないの?ていうかそのがに股で思い切り前のめりになって煽ってんのまじでゴリrやせいの かずとしが あらわれた!▼
しかもこの裏でたはらはものすごい速さ(競歩の世界大会ですか?)で歩いてなかけ側ステージ端まで到達してたりする(※なかがわけいすけくんはまだ歩き出してもいません)からもうなんなんだよこれ無法地帯にもほどがあるだろっていうか動物園か(そろそろ刺される)

さてそんなてんやわんやから始まる蘇生ですが映像の光きらきらも演奏も本当にミスチルのポジティブパワー全開でやっぱり大大大好き!!!!!!!!
「カメラ向けた」のマイクパフォーマンスやら呼びかけるように歌う「君は誰だそして僕はどこ」やらCメロに入るタイミングで爪弾くたはらさんのギターアレンジ(これ確か中盤からなくなっちゃった……。フレーズの最後でたはらさんがポーーーーーン……♪って鳴らしてバトンタッチするようにさくらいさんが「叶いもしない夢を見るのはもう」って歌い出すのが好きだった)、好きなところはいっぱいあるけどやっぱりCメロ。モニターで大きな光の鳥が羽ばたくのをバックにしたさくらいさんの「そう思ってんだ、そう、そう!変えていくんだ!!!!そう!!そう!!!!きっと出来るんだ、できるんだ!!!!!!!!!!!!
その声の!!!!その笑顔の説得力!!!!!!!!あぁもう嬉しくってもう何回でもなーんどでも!!しちゃう!!!!!!!!
光を放っているMr.Childrenが一番好きだなぁ。改めてそう思ったよ。



En.3 fantasy
「まだやらせてくれーーーー!!!!まだ行けるかーー!!まだ元気残ってるかーーーー!!!!」
「まだまだ、みんなを道連れにして、音楽の中に、夢の世界に、旅立ちたいと思います!!!!!!!!」
ま    さ     か     の     f    a     n     t     a     s     y
誰がここにこの曲が来るだなんて予想できたでしょう?いや出来なかったと思う。そしてそれがMr.Childrenの狙いなんじゃないかな。「1曲目じゃないfantasy」。

スモーク無し&ハンドマイクでの「隣の人に気づかれぬように僕らだけの言葉で話そう」。その歌詞をそんな顔で歌うだなんてあの頃は想像もしなかったから出だしからもうただただ衝撃的でした。とはいえこのいたずらっぽい笑顔はアルバム発売後&ハンドマイクでの距離感だからこそのものな気もするけれど。冒頭での「未完」と同じく、このfantasyもREFLECTIONの気負ったfantasyとは打って変わっての「開けた『fantasy』」な気がしました。だからこそ自然とこちらも思い切り跳ねたり手を叩いたりする形で受け止めましたし、Bメロでお客さんによって「パン、パパン(軽く「フー!」という動きすら)」の乗り方が起こったんじゃないかな。私はやんなかったけど(笑)

アニメーションは2番からでしたが「昨夜見た夢の中の〜」からの文字表示をサイドモニター群に託しメインモニターで本人達を映すあたりなど、かなりリフレクとの変更点が多かった印象です。あのタメもなければワンワンもない。そして  撃  ち  殺  し  て  逃  げ  るさくらいかずとし。ここでステージは一度照明で赤く染め上げられます。やっぱりfantasyは「赤」なんだなぁ、なんて思いました。こんなに人懐っこい「fantasy」として奏でられるようになっても、やっぱりただじゃ終わらないんだな、と。むしろこうしてコミュニケーションに特化した形で奏でられながらも鋭く切り込んでいくという今回のfantasyが、fantasyの真価を発揮した状態のものなのかもしれないとすら思いました。このことはまた後で。



En.4 Tomorrow never knows
イントロが流れた瞬間に沸く会場。どんな曲よりも大きな歓声を受けて迎えられた曲だったんじゃないかな。

この曲でもまたさくらいさんの表情をずっと見ていました。強ばったような、苦いような顔もたくさん見た気がします。何かを振り払うように頭をぶんぶん振ったあとに、眉を下げて困ったように笑った顔も。
どうしてそんな顔をしたのか。思うところはあるけれど、ある公演から何も修飾語のつくことのないただの「笑顔」になったから。もうそれでいい、大丈夫だ、よかった、とほっとしたような気がします。

あとここでは自分の意地の悪さもちょっぴり出まして(笑)大サビ前の客席を下から上へ舐めるあのおなじみの照明を見る度、曲が進む中でそそくさとスマホのライトを消す人を見た時、「やっぱりちょっとやそっとじゃMr.Childrenの表現は損なわれたりなんかしない」なんて思ったりすることもありました。さっき「こんなに1人1人の持つ光は強いものなんだ〜(´;ω;`)」なんて言ってた人間が虫のいいことでございます(笑)
だってやっぱりさ、伝えようとする力や意志の方が強いものだと思うんだよ。例え何かイレギュラーが起こったとしても、それを受け入れた上でさらに強く訴えかけるものの方が。だから、受け入れた(ように見えた)公演からのこの曲の方が事が起こる前のこの曲よりも力強いものだった気がします。……なんて、ぜーんぶ主観ですけどね(笑)



En.5 innocent world
そ・し・て!!!!!!!!ついに!!!!!!!!この曲が!!!!!!!!来るわけです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
忘れもしないあの口上!!!!!!!!

さくMr.Childrenの音楽の歴史と、今ここにある情熱の全てをこの歌に捧げます!!!!!!!!
あああああああ最高にかっこいい!!!!!!!!かっこよすぎる!!!!!!!!好き!!!!!!!!大好き!!!!!!!!!!!!!!!!
さく(くるっ)(振り返って指差し)いけーッ!!!!ジェーーーーーンッ!!!!!!!
!?!!?!!?!(心臓止)
じぇあいよ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!
な  に  そ  れ  wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(蘇生)
じぇわぁん……つー!わぁん、」「「つー!!わんつーすりーふぉ!!!!」」
パァンッ!!!!!!!!!!!!わぁあああああああああ〜〜〜〜〜〜!!?!!!?!?!!
降り注ぐテープ!!!!!!!!黄色水色オレンジ!!!!頬が染まるあたたかなさくらいピンク!!!!!!!!!!!!!!!!(※ピンクゲットしてない)(しかも黄色じゃなくて白)
銀テープ発射自体はアトハツアーの同曲ぶり(その時は曲ラストでの発射)だったかとは思いますが、自分が瞬間的に思い出したのはPOPSAURUS2012でした。だってさ〜〜私西武ドーム参戦だったからさ〜〜あのボール触ったことなんて無かったんだよ〜〜すっごい憧れだったんだよ〜〜〜〜!!!!ミスチルがこんなことやるのってめったにないしさ〜〜それで思い出してさ〜〜ほんとにさ〜〜ほんとに嬉しかったんだよ〜〜(´;ω;`)(´;ω;`)

敢えて好きな曲で一番に挙げることも、ライブで聴きたい曲で一番に挙げることもしない、だけれどひとたび会場で聴けば一瞬にして「あぁこれが欲しかったんだ!!!!」と思わされてしまう、それがイノセントワールド!!!!これがMr.Childrenの音楽の歴史と情熱の象徴!!!!!!!!
あぁ〜もうかっこいい、ひたすらかっこいい(´;ω;`)馬鹿みたいだけどこれしか言えないかっこいい(´;ω;`)もう一度言うよ、  か   っ   こ   い   い 

東京からキー下げだったとか知るか笑顔で歌い切れればそれでいいんだ!!!!それが全てだ!!!!!!!!(お馴染みダメなファン)
やっぱりこの曲でアツいのは両翼に歩いていっていたなかたはがステージ中央で向き合ってモニター大写しで演奏するあのシーン!!!!そしてそれを街の片隅(センターステージ中央でしゃがんで)で見守るさくらいかずとし!!!!肩を並べてさくらいの元へ歩いてくる塾友達!!!!!!!!(雑)あぁ〜〜もう……Mr.Children………………。(回想中)
そしてやっぱりそこはさくらいかずとし、じぇんちゃんを仲間はずれになぞしないのです。最後の最後、目で合図をしたあと花道半ばから必死で猛ダッシュ&歌詞モニターを発射台にじぇんの元へ  大       ジ   ャ   ン   プ!!!!!!!!!!!!!!!!
……これ、いつも興奮して見てはいたけど実際じぇんからはどう見えてるんだろうね、いくらかわいいとはいえ45歳のおじさんがいきなり物凄い速さで現れたかと思ったら花火が打ち上がるように大の字ジャンプですよ。かなりの近さ&高さですよ。心臓止まるわ(じぇんはっょぃ)



さて、そんな冗談はさておいて。照明が落ちオープニングの続きの物語が紡がれます。
再び数々の扉をくぐり抜け種々の世界を旅してきたあの鳥と少女が登場します。ここで初めてそれかが私たちがこのライブを通して旅してきた世界なのだとすら、思い知らされます。

その鳥から落ちた一枚の羽根。老人の手に収まったそれから、再び・最後の謎掛けがなされます。

今あなたにはこの羽がどんな羽に見えるだろうか?

わたしたちは何かを知っているようで何も知らない。
だが、知らないからこそ存在することもある。

わたしたちはそれを可能性と呼んだり
希望と呼んだりするかもしれない。


わたしたちはいつでも生まれ変われる。


どれもこのライブを通して彼らが見せてくれた教えてくれたこと。それを改めて噛み締める中で暗闇が光に満ち、最後の曲が。



En.5 Starting Over
この曲なんだ。Starting Over。
REFLECTION(これはLIVE FILM作品「REFLECTION」も含めて)という懐かしい愛しい言葉を彷彿とさせるように、メインモニターにはゆらゆらと反射する光が揺れ、その中央にはこの歌のタイトルが。
切り替わると画面にはお互いの尾を喰らう蛇・ウロボロスが現れます。ウロボロスが象徴する意味は「死と再生」「不老不死」など多々ありますが、ここではやっぱり永劫性だったんじゃないかな。何かが終わりまた何かが始まるという永劫性、循環性。

さてこの映像がまたしても私はあんまり好きじゃないんですが(笑)(彼らが演奏する姿だけで十二分に伝わると思ったから)、一つすごく気になったのがモンスターにかけられるロープ。この色がフェイクのプリズムモニターで目や耳を縛っていたのと同じピンク色だったんです。偶然かもしれなくても見つけちゃったもんは考えちゃうもんです。何がどうという訳じゃないけど私の中ではあのロープは同じものです(笑)
あとこの曲の2番でもALIVE2番と同じようにステージセットが照らされドーム天井にセットの影ができるという照明の使い方がありました。この影は曲が進むうちにぼやけ、やがて強い照明の中に消える。
これを見てやはりこの影はなにがしかのネガティブイメージか、あるいはモンスターを示唆するものなのかな、なんて思ったり。

この曲の変更点といえば東京2日間のみのキー下げ(この曲と東京2日目のSEのキー下げ、イノセントワールドキー下げはあまりに違和感が大きかったので私でもわかりました……)、そしてあの日産2日目の大事故(仮)の引き金ともなった大サビ前での映像のホワイトアウト&ブレイク、でしたね。このシーン、ネットの声を覗くと演出どころか映像が出ないミスだったとすら捉えている方も散見することが出来たんですが、それまであまりに作り込まれた映像に合わせるように演奏しているようにすら見えることもあったこの曲で、このブレイクから完全に映像→Mr.Childrenへ主導権が渡ったように感じられてすごく好きでした。

そして日産2日目のあのミス。どこぞのシガスカオさん(仮名)は「ちょいミス」という形容をしていましたが(やさしさ……)、実際この曲のしかもこの場所のミスである以上「ちょい」なんて言えるものでは無かったと思うんですよね。
私が見たあの日の光景は、大サビ前のあのブレイク明けにさくらいさんが間違ってもともとのタメの長さで(つまり早く)入ってしまって、演奏と事前録音の音声と全部ずれてしまって。でもドラムが一番最初に気づいてさくらいさんに合わせてそこから四人の演奏だけはぴったり合って、(しかし事前録音音声は全てずれたまま)曲終わり。というものでした。曲終了後モニターに抜かれたなかけは肩をすくめて困ったみたいに笑ってた。みんな笑顔だった。
本当はさくらいさんがずれているから事前録音の方に合わせるのがミスを修復する上での正しい形だったんじゃないかな、と思います。だけれど、メンバーは全員迷わずさくらいさんに合わせた。かき消すかのように演奏していた。全然うまく表現出来ないんだけど、それを見て、こんなふうに迷わず真っ直ぐさくらいさんを支えようとできるっていうことに本当にメンバー愛というかMr.Childrenというバンドの在り方そのものを見たと思ったしその姿勢をありありと見せつけられたように感じたんです。

あのミスが起こった瞬間思わず手で口を覆ったし息を飲んだ。その後のメンバーの必死のカバーを見て胸が震えた。
自分が音楽に明るくないことも多々認識違いをしがちなことも分かっていたから(実際今書いたシーンの描写も間違いが多々あると思う)、このシーンに「ただのミス」じゃなく強くしなやかな「Mr.Children」というバンドの姿を見出すのは的外れかもしれないとも思いました。瞬間的に。
でも、その日本当に偶然隣にいたその人が何度も「すごい」「Mr.Childrenを好きで本当によかった」って呟くのを聞けたことで、「もしかしたらこの感覚は間違いじゃないかもしれない」なんて思えもしたんです。

単純なミス以上に大きな力強いものを目の当たりにしました。本当にMr.Childrenが好きだ、Mr.Childrenを好きでよかったと改めて思いました。うまく伝わらない気がするけれど、そんなことをあのシーンから感じた人もいたんだよ、ということで(笑)


それと未だに謎ながら忘れられないのが名古屋初日と終盤のどこかの公演(めもしそびれた……ぐう…………)(日産か京セラファイナルなきがする…………)の2番のサビの「眩い 儚い」からのメインモニターでのあるシーン。カメラはバックのじぇんが映る形でさくらいさんを正面から捉えていたのですが、ここでじぇんのドラムセットの裏からカメラ側に向かって白い光が放たれて、それがちょうどレンズに真っ直ぐ入ってまるで歌詞に呼応するかのようにモニターが数回ホワイトアウトするということがあったんです。
その時のじぇんのドラム裏の照明が一定の速さで横に動いてその数回のホワイトアウトを生み出していたように見えたんだけど、他の曲でそんな照明を使っていた記憶がないから見間違いか幻覚なんじゃないかとすら思いました(笑)でも2回見たから実在してたんだと思うんだよなぁ……。
照明を使った数々の演出の中でもトップに入るほどに大好きな、心震わされた演出でした。
彼らは本当にあの白い眩い光が似合う。



例えばある人はこの歌がどんな風に生まれたかを知っていて、ここで歌われる「僕」をMr.Childrenやそのコンポーザーたる桜井和寿と捉えるかもしれない。

例えばある人はこの歌がタイアップとして背負った「バケモノの子」という作品を知っていて、ここで歌われる「僕」を主人公たる九太(蓮)と捉えるかもしれない。

例えばある人はこの歌がどんな成立過程や世の中への披露のされ方をしたかを知っていて/知らないで、ここで歌われる「僕」を今まさに悩み苦しみ光を掴もうとしている己自身と捉えるかもしれない。


Mr.Childrenがポップミュージックの最前線で音楽を鳴らしてきたということが示すのはそういうことだと思うんです。大衆目掛けて投げ掛けられるその曲は、たとえどんなに(無意識的/意識的かはさておいて)個人的な葛藤・バンドの葛藤を歌ったものであっても、世に数多溢れる物語及び個人の心情と重なりうる。
この普遍性、この訴求力がMr.Children。

「一緒に歌おう!」と呼び掛けられる終わりなき旅。
「聴いてるぞ、聴こえてるぞ!みんなの足音!」という言葉と共に奏でられるようになった足音。

このツアーで私たちが目の当たりにしたMr.Childrenは、時に「俺たちがMr.Childrenだ」「俺たちの歌だ」と魅せつつも、何度も「みんなのMr.Childrenだ」「みんなの歌だ」と頼もしく不敵に、そして人懐っこくあたたかく微笑み掛けてくれた。
その二つの顔はもはや分裂なんかしていない。どちらかが虚像なんかでもない。

だっていつか胸の中の洞窟に住み着いていた魔物、いつしか肥大した頭を携えるようになったそのモンスターとの決着はついたのだから。


その事実を証明するかのように生まれて、今ここにある曲が「Starting Over」なんじゃないか。


京セラファイナルという「何かが終わりまた何かが始まる」まさにその日に「Starting Over」を聴きながら、そんなことを思いました。

自分にとって一番に大切な曲、というわけではありません。正直に言えば。
それでも紛れもなく今のMr.Childrenの代名詞としてある曲だと思わずにいられない。それが自分にとってのこの曲、Starting Overでした。














最後の曲が終わり音が鳴り止み。晴れやかな顔で楽器をスタッフに託したメンバーは客席を向きます。
いつもここでやっとメンバーの服を認識するんですが、

さくらい:白いTシャツに青い上着(語彙力)。ちなみに福岡のみ上着カーキ色!
なかけ:白のポロシャツ
じぇん:ゴシック体で「IMAGINE」と書かれた黒Tシャツ。新潟から右肩甲骨に青い羽根がつけられるように&東京初日のみ背中側の腰に。衣装にまでツアーコンセプト反映させちゃうとかこの人はもうどんだけみすちる好きなの(´;ω;`)うっ
たはら:ま  さ  か  の  お  着  替  え  な  し(おいおいおい夏だよまさかすぎるでしょ)

さくらいさんがさにやん、じぇん、なかけ、たはらさんと順番に紹介をして、「ボーカルさくらいかずとしでした!!」と笑って。5人で手を取りお辞儀をします。(いつも通りここで左手ぴこぴこさせるじぇんちゃん!)
さにやんはここで退場してしまいます。捌ける速度速すぎるよ!!!!(泣)もっともっと拍手とありがとうの声を届けさせてよ!!!!!!!!(泣)(泣)(笑)本当に本当にどうもありがとう!!!!!!!!!!!!(´;ω;`)

そしてステージに残った4人は未完をBGMに手を振りながら花道へ赴き。さくらいさんから腕を伸ばす日もあればじぇんから腕を伸ばして3人を集める日もありつつ(バンドっていいね!!)、「もう肩組めた?」なんて確認し合うようにお互い顔を見合わせて(バンドっていいね!!!!)、肩を組んだままお辞儀をするのです。(バンドっていいね!!!!!!!!!!泣)
顔を上げる直前じぇんはいつもさくらいなかけの肩をぽんぽんっと軽く叩くんですが、これが本当に本当に大好きで。「お疲れさま」「大丈夫だよ」「よかったね」「無事終わったね」、毎回勝手にいろんな意味を見出しては勝手にぐすぐすいってました……お母さあああああああああああああ(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(圧倒的母性)

しかしやっぱりすずきひでやはすずきひでや、ただでは終わらない(笑)
花道からメインステージに戻るタイミングでちょうど「いっそ飛べない鳥の羽なんかもがれちまえばいい」が流れて「飛べない鳥の羽なんか」(両手をぱたぱた羽ばたかせる)→「もーがーれちまえばいーい」(両手で交互に肩から羽をブチッ!ブチッ!と抜く真似)といういわゆる羽もがれダンス(これ考えた人天才)を披露(笑)札幌からは羽をもいだ後に両手で集めて「フッ!!」と吹くジェスチャーまで加わりました(笑)時々メインステージ戻ってから「ちゃんとわかってる」のとこでくるっと振り返って変顔したりその上カメラに向かって指差したり、もあったね(笑)
足音(りふれく足音ダンス……)といい未完といいよくもまぁここまでキー曲をキャラ崩壊(キャラじゃないけど)させられるもんだなぁ(笑)(笑)(笑)


全員がメインステージに戻るとさくらいさんが語り始めます。
「本当にハッピーです!!!!最高の時間をどおおおもありがとう!!!!!!!!
また会おうねーーーーー!!!!!!!!その時まで、それぞれの場所で頑張りましょう!!!!そうしてちっちゃいハッピーを集めて持ち寄って、またでっかいハッピーを作りましょう!!!!!!!!」
日によっては「頑張ろうね」「頑張ろうぜ」といった言葉が加えられていたり、「なによりも元気で!!!!」なんて言葉が加えられていたり。そんな数々の別れの言葉の中でなによりも印象的だったのが、京セラドームでの言葉。


「こんなリスナーを、こんなファンを持てて、Mr.Childrenは本当に幸せなバンドだと思います」



そんなの「こちらこそ!」でしかないんだ。ずっとこちらが思ってきたことだよ。


…この言葉だけじゃなく最後の肩組みや中盤でのメンバー紹介、いやもう昨年からのMr.Children に対してずっと思ってきたことがひとつあって。

かつて「覆面バンドで曲を出したい」とまで言っていて、3年前ですら
「Mr.Childrenの音楽を聴いたときに僕らの顔が思い浮かぶんじゃなくて自分の音楽として聴いてほしい」
(それはその曲をミスチルが作ったかどうかは関係ないということかと聞かれて)「(大きく頷いて)それがもうほんとは一番……」(2012.12.15 NHK SONGS)
と言っていた人たちが、いつのまにか

「やっぱりメンバー4人がMr.Childrenっていうものを凄く好きなんだと思うし、僕もMr.Childrenが好きなんですよね、とても。ツアーを回り、アンコールの最後にサポートメンバーを紹介して、サポートメンバーの人も1回捌けて、メンバー4人だけで挨拶する時のお客さんのあの感じ……『これが見たかった』っていう感じっていうか。それを僕達も大好きなんです」(2015.1.15 MUSICA)
「僕もリスナーとして、Mr.Childrenファンとして、どういう音楽を聴きたいかと思った時に──やっぱりバンドってマジックがあるじゃないですか。4人がプレイしてる姿や表情が音を聴いた時に感じられるからこそ、この音楽が好きだったり愛おしくなれるみたいな……そういうもの聴きたいな って思ってたんですよね。基本的なことだけど、Mr.Childrenとしては必ずしも基本の基本ではなかったかもしれないことを」(2015.7.15 MUSICA)
なんて言うようになったことに本当に驚いたしうれしくてならないんです。

はじめに挙げた発言を聞いた昔は「彼らにとって『Mr.Childrenが好き』『Mr.Childrenのファンだ』と思いながら彼らの曲を聴くことは望ましくないんじゃないか、でも自分はMr.Childrenが好きだ」ということに悩んできました。だから、いつも「リスナー」という言葉を使いその言葉の指すところである大衆に向けて音楽を投げかけてきた彼らが「ファン」クラブツアーをやって、「ファン」の投票に応える形で1位の曲を披露して、っていうそれだけでも信じられないほど嬉しいことだったのに。
あのMr.Childrenからこんなふうに言ってもらえる日が来るなんて、本当に思いもしなかった。こんな言葉がもらえるなんて想像したこともなかった。
本当に本当に幸せです。本当に本当にありがとう。こちらこそ、本当に幸せなファンです。

あなたたちの音楽とあなたたちに出会えて本当によかった。
今のこのMr.Childrenと出会うことができて、今このときファンでいられて本当によかった。
心からそう思います。


だからまたハッピーを持ち寄って、元気に会える日がくることが待ち遠しいです。きっとその時も笑って!!




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Mr.Children Stadium Tour 2015 未完4(14~21)

14.REM
もう蜘蛛の糸の時点でなんとなくわかってたけどイントロ前のマイク?スピーカー?の入る音でもうわかっちゃうよねれむちゃんだよね待ってたよいらっしゃい!!!!いらっしゃい!!!!!!!!!もう大好き!!!!!!!!!!!!!!!!
このライブで1、2を争うほどに心躍る時間!!!!!!!!理性なんか全部ぶっ飛ぶ!!!!!!!!お陰様でライブ中のステージ全然覚えてないよ!!!!!!!!あっプリズムモニターのせいでさくらいさんが増えてて(しかも正面寄りの席から見ると細長い)(細長らいさんがたくさん)地獄感ありました!!!!!!!!さくらい地獄!!!!!!!!わーい無理!!!!!!!!(誰かに怒られそう)(※私はさくらいファンなはず)

記憶の薄いこの曲の間でも辛うじて覚えてるのがCメロが明けて落ちてくる赤に染まるステージ上部LEDモニター、染まったところで空間を引き裂くように響き渡るギターのギュウウウウウーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!、あくまで静かに始まる「そこで何してるの?君はどこにいるの?」から徐々に狂気を帯びていきついにサビ前で上げるさくらいかずとしの「アーイッ↑」の鋭いシャウト!!!!!!!!このコンボがもう本当に本当に最高で。この瞬間のためにこのライブ来てるんじゃないかって思ったこともあるくらい、もう本当に本当に大好き。最高。

この曲も自分にとっては声の調子が如実に出る&その日の調子を測るバロメーターとなる曲でした。それが前述のみんな大好きアーイッ↑↑です。以下、誰も得しないアーイッ↑↑といなあああい(が上だったかどうか)の記録となります!!!!なんのこっちゃって人は飛ばしてね♡


(制作協力:某鳩さん)

ってな感じです。新潟はめもがなかった…
××……アーイッ自体無し
×……アーイッがあったもののアーイッ↑でなくアーイ(低)
△……頑張って途中からアーイッ↑(いなあああい)になったものや無理矢理叫んだもののちゃんとアーイッ↑(いなあああい)できてなかったもの
○……紛れもないアーイッ↑(いなあああい↑)
(※いなあああいとは「ぼーくはどーこにーもーいなああああああい!!!!」のいなあああいのことです)
このアーイッ↑↑で思い切り天に腕を突き上げて飛ぶ!!!!っていうのがりふれくの頃からの恒例だった、というお仲間さん(そもそも私にアーイッ↑を教えてくれたどこぞの鳩さんにサボテンさん)、いや〜〜ここで「今日はアーイッ↑来ないか……?いや、来る!!来る!!!!」って思いつつ思い切り飛んで本当にアーイッ↑が来た時はほんとに嬉しかったよねぇ……何度もアーイッが無かったり低かったりして「あああああなんで飛んだかわかんなくなっちゃったwwwwww」なんてこともたくさんあったもんねぇ……(´;ω;`)ほろり
おあずけを食らったまま放置されたあとのアーイッ↑もまた格別なものでございました……。


そして、あのSEが。



15.WALTZ
REMで沸騰した頭を抱えて興奮して動きたいでも動き方がわからない無力な私のスーパー脚ダンダンタイムですこんにちは!!!!!!!!
モニターにはニシエヒガシエぶりのスーツ男にショーウィンドウの女性、ステージには弾かれたように回るさくらいかずとし(とはいえりふれくよりは少ない印象)。イントロが明けるとさくらいさんは大人しくスタンドマイクで歌い始める訳ですが、ここでのジェスチャーもりふれくより少なかったように思います。東京2日目と日産初日にスカイダイブ(両腕広げて)が復活したときは嬉しかったなぁ……!!今ツアーはマイクスタンドに持たれて沈むパターンが多かったので。

さてさて、紫?赤?(ここ記憶曖昧になってる)の照明が会場を舐めるように照らす中、彼はセンターステージへ。
頭の中の亡霊に苦悩するかのように身をかがめた後は、満を持して亡霊と踊り始めます。りふれくツアーとの変更点としては、札幌か東京2日目で気づいたんですがこの時センターステージの縁に取りつけられた照明がランダムにさくらいさんをビカビカ照らして回るということ。もしかしてあれはフラッシュを利用したストップモーションに見せることを意図したものだったのかな……?確かにビカビカが強すぎて目が眩んで時々そう見えてたけど何故……?(笑)滑らかな動きに見えた方がいい気がするんだけどなぁ……単にこっちが考えすぎなだけで向こうはただビカビカギラギラさせてより注目させることを意図していたのかなぁ……と疑問は尽きないのですが、いずれにせよ私が一番気になるのはさくらいさんは眩しくなかったのかってことです(笑)(東京2日目よろけて見えたんだけどもしかしてそれかなぁ)

亡霊をころした後のシャウトは圧巻でした。回転回数が落ちても手持ち無沙汰感がなかったのはここでのシャウトの圧倒的な長さ・声量によるものじゃないかな。このシャウトもまたやはり声の調子が出るもので、絶好調な日のシャウトは特に息を呑むほどの迫力がありました。

そして花道からステージへ。赤く照らし出され奏でるたはらさん(ここのフレーズを聞くと何故か「大陸的」という印象を抱くんだけど何がそう思わせているのかはわからぬ……)、吐息混じりの掠れたさくらいさんの「ららららーら……らら…………」「ららららーららーららら……」、その余韻を切り裂くじぇんのドラムから視界は明け、メインモニターにはステージの様が映し出される。ここで「ワルツに乗せっ」と歌いながら前に歩み出すさくらいさんに近づく形で、はじめなかけー側の足元視点で広く映しているカメラがぐわーーーーーーーーーーーっとさくらいさんに向かってズームアップしていく、という一連の流れがめちゃくちゃに大好きでした!!!!!!!!
その場に立ったままギターを響かせるたはらさんを静とするならば、じぇんのドラムはそれを打ち壊す砲声で、そこから画面も音楽も急転直下に動へと転じる。このコントラスト!!!!本当にたまらない。

曲ラストのシャウトでは調子がいい時ほど暴れ回った(とはいえりふれくほどではない)末にマイクスタンド散歩させてた印象(笑)犬が1匹、金魚が3匹、亀が2匹、メダカが20匹、ハムスター1匹にマイクスタンドが1匹ですかわかりました!!!!水替えは要らなさそうで安心ですね!!!!!!!!!!!!!!!!

そしてこれは多分違うだろうなと思いつつ思いついちゃったことを一つ、蛇足として(笑)
私はこの映像の背景のある一場面(目が覗いている)を見て靉光の「眼のある風景」という絵画を思い出しました。(絵は検索してすぐ出てきます)この絵画は太平洋戦争に向かう1938年に描かれたものなのですが、この絵を描いた靉光という人物は政府の依頼を受け戦争画家となることを拒んだ結果いち兵士として徴兵され、出征先の上海で病魔に倒れ還らぬ人となりました。戦争及び右向け右な体制に対して反発した絵画・そのような状況を見つめる絵画、という風に自分は捉えています。それとWALTZをどういう風に繋げるつもりだったのかは自分でもわかりません(笑)同じように目が描かれてるってこと以外にも何が繋がるものを感じた気がするんだけど忘れちゃった(笑)
ただ、この絵画は日本のシュルレアリスムの代表的作品のひとつに数えられていたということもあり、某武将さんの仰っていたようなシュルレアリスム的な面が自分にこの絵画を喚起させた要因かな、とも思ってます。靉光の他の絵画は中国の絵画の影響強いからあんまりこういう画風じゃないしね。
というわけでほんとにただの蛇足の蛇足でした(笑)



16.フェイク
イントロ前の効果音?でLOVEはじめましただと思った人(・ω・)ノはーい(早とちり)
ここからまたプリズムモニターちゃんが降りてきますが今度は映像が映し出されているためかなりわかりやすいものとなっています。その映像というのが、灰色のぬかるみに浮かぶ唇や耳といった身体の器官。同時に流れ出す音声で次の曲はフェイクか!と分かるわけなんですが、ここで流れる音声が初日からずっと引っかかっていました。

飛び込んでくる音(目に入る映像)
暫く遮断して(心澄まして)
何が見えますか?(誰の声が)
聴こえますか?(いつまでも)
抱きしめていれるかな?

()内の歌詞が抜かれているんです。SENSE PROJECT恐怖症が未だ抜けない私はこの断片的な言葉たちにしにそうです助けてください(涙目)それでも考えずにいられないので考えちゃうんですけども。
残された歌詞は聴覚(五感)を否定した上で「何が見えますか聴こえますか」と呼びかけ、そしてそれが抱きしめていられるかに繋がることを示唆しているように見えますし、抜かれた歌詞は同じく視覚や聴覚(五感)で捉えたものを「心」で感じることを促しているように思えます。いつまでもはなんだって?知らん♡♡♡ 想像力に任せてみましょう♡♡♡♡♡♡      
ハッそうか、想像力……?ということで私はこれ、目や耳といった五感に捕らわれるな(なんせフェイクかもしれない)(この曲フェイクだもんね)、心で捉えよう、つまり想像してみよう、ってことなんじゃないかと思いました。そしてその想像力が何に繋がるかというと、「抱きしめていられるかな」=愛、というわけでこれまでに言ってきたことと完全に繋げられちゃうわけです。これを世間的には何というかって?こじつけだよ知ってるょ♡♡♡♡♡
そしてこれによって私さんの推測によれば今ツアーに擬態ちゃんが入ってきたのは「目じゃないとこ耳じゃないどこかを使って〜」があるからこそ、フェイクと呼応するからこそ、となるのでしたちゃんちゃん

さてライブのお話に戻りましょう( ˘ω˘ )たはギターぎゅうううううんッ↑から始まったこの曲、会場のボルテージも高ければさくらいさんのテンションも高い!!!!「こぉいっ!!」と煽りに煽られてはWALTZで動けなかった鬱憤を晴らすかのごとくとにかく跳ねる!!!!振る!!!!サビで「おぉっ!おぉっ!おっおー!!」(表記にするとバカみたぁ〜〜〜〜〜〜い!!!!)(Q)

そんな会場が一番わくのが2番、大抵左右どっちかのステージサイドまで来て
「誰かと『とっかえのきく』(左手人差し指親指クイクイッと交換の動き)代用品でしかないんだ」
「ホック外してる途中で気づいてたって」(左手でフロントホックをはずす動作)(へーそのホックフロントホックなんだへー)
そして

  た    だ    腰    を    振    り    続    け    る    よ  」(※超激しい)(※超超超激しい)(※左手バーに掴まって思いっっきり前後に)(※超超超超激しい)

こ  れ  完  全  に  立  ち  bうわっやめろっ何をするだやめr


……私はこういうの好きですよ?会場盛り上がるしそのままサビになだれ込むのが楽しくて(笑)(笑)

他の方が語りたがらないので勝手に誰も得しない腰振りまとめをしますと

福岡~長居:増加期。「ただ」から振り始めるため5~6が平均。今ツアーピークは長居かと思われる。またフロントホックを外し出したのは長居初日から
広島~東京:減少期。なお記録のある東京初日は「続けるよ」くらいから振り始め2回だった模様。この東京2日目から「とっかえのきく」のジェスチャー開始
札幌~日産初日:安定期。「振り続けるよ」あたりからの腰振りが定着する。3~4が平均
日産2日目:突然の「ただ」からの腰振り復活、腰振り全盛期レベルの5~6回のものを披露(そ  し  て  こ  れ   が  ま  さ  か  の  収  録  )
宮城~京セラ:安定期に戻るかと思いきや最後の最後でアレンジ。京セラファイナルで披露した「腰を」あたりからはじまる腰振りでは股間を手で押さえつつ、というスタイルを披露したのだがその左手は一体何なんだ

という感じだったかな、と。夜道に気をつけます。

そんなこんなでテンション高く突入した2番~間奏~Cメロは見どころたっぷりで楽しかったなぁ〜〜!!(話題の転換)間奏前最後の「またしても  フェイク」の「フェイク」を吐息混じりに言ったり、言わなかったり、柵にもたれかかって何か考えるように遠くを見回したり目線を伏せたままだったり。それが何を意味するかはわからないけれどとても印象に残ってます。

この間奏からだったかな、それとも2番入ったとこからだったかな。モニター内にピンク色の幕が降りてきて、唇や耳の映し出されたプリズムモニターにもピンク色のロープが張り巡らされる。照明は水色とピンク。このピンク色のロープもまた五感の否定を促すものだったのかなーなんて思いました。なんせこのあとのさくらいかずとしは歌詞モニターの上に立ち上がり、腕を広げて今度こそ「飛び込んでくる音  目に入る映像……」の歌詞を歌い始めるのだから。
終コンの印象が強いからかこの数節を歌うさくらいさんには教祖感や神様感を感じてしまう(笑)

ラスサビになってセンターステージまで飛び出して来ていたさくらいさんは、最後に「すべてはフェイク(言ったり言わなかったり)、それすら」と残して、メインステージへ。



17.ALIVE
照明の落ちた中に響くさにやんのキーボのイントロ。これだけじゃまだ何の曲かはわからない。そこからさくらいさんがルームランナーに乗るタイミングで照明がつき、モニターがさくらいさんを映し、既存のイントロ演奏が始まる。
いや、ルームランナーって普通に書いたけどさくらいどうしたwwwwwwwwwwwwwwって思ったよ最初は(笑)(笑)
!!?!!?!あああああるいてる!、?!?!!!?!!wwwwwwwwwwwwwwルームランナー!?!?!!!?!!?!!!wwwwwwwwwwwwwwあるいてる!!?!!?!!?!!?!!wwwwwwwwwwwwww「最初の予定ではこの花道をエスカレーターにして歩かずとも花道の先までんが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと!!(どやあ)」「もう走ったり汗をかいたりなんてしませんよ!!!!(どやああ)」って言ってたwww人wwwwがwwwwwww歩いても歩いても進まないってwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
それだけでもかなりツボだったのに福岡以降照明がついた瞬間お客さんの「おぉ〜〜!!……??」みたいな声が聞こえてくるのがもう楽しくて楽しくて(笑)(笑)前の席の人とか「えっ何!?さくらいさん何してんの!??!!」「歩いてるけど進んでなくない!?!!?!」って話してるんだよ老若男女問わず、なんかもうかわいいよ
そんなわけでここは自分の中でかなりのお客さんかわいいポイント( ˘ω˘ )
でも曲自体はあくまでシリアスそのものなんですよね。このシリアスさ・重さで初めのうちは気が滅入ってたなぁ……。

さて、ルームランナー上を歩き続けるさくらいさんははじめ進行方向側から(つまりさくらいさんの顔を正面側から撮る形)映されています。(これが悲劇を生みまだこの頃明るかった長居ではたはら側注釈側スタンドのスタッフさんがずっと映りこんじゃったりもしてたね、それを受けてアングルが補正されて進行方向側からでありながら真正面でなく足元側からアオリで撮るアングルに変わっていた気がする)歌うにつれてカメラはゆっくりとさくらいさんの右手に回り込んでいき、「今日が行き過ぎる」を歌い終わる頃にはカメラは完全に真横(右半身側から)のアングルにシフトしている。そしてここからメインモニターに映るのが本物のさくらいさんでなく白抜きのシルエットとなります。モノクロの世界を歩くさくらいさん。ちなみにサブモニターは本物のまま。
本物のさくらいさんは手を汚さず奪うんだよ、で左掌を天井に向けたあとグッと握りこみ「奪い」、傷つけず殴んだよ、で「殴る」。ここの動きで「あぁ、シルエットは事前収録のものなんだな」とわかる。……あぁなんだか書きながら気が滅入ってきたぞ…………(笑)

この映像もあんまり好きじゃないのでそこまで触れるつもりないんですが(笑)、そうだね、とりあえず初日さくらいさんのシルエットの後ろに白いシルエットが増えた時はたはらが歩いてないか確認したよね
あとブタさんどう見てもガスマスクなんだけど「バケモノの子のブタさんおったよな!!」「しかも1人じゃないで、ぎょーさんおったでブタさん!!!!」「次よーく見てみ!!!!」って言ってたナオキシの笑顔、忘れないよ

さてそんなどこかのフルヤナオキシはさておいて曲が展開し2番が終わったあとの間奏でさくらいさんはルームランナーを降ります。今度は確実に自分の足で地面を踏みしめ前に進む。この間奏明け最初の歌詞が「さぁ行こう」なの、ずるいなぁ
ALIVEといえば曲が徐々に暗から明へと開けていくという展開ですが、それを視覚化するものとしてあるのが、ラスサビの「やがて荒野に花は咲くだろう」で花道先端に向かうさくらいさんの後ろ姿と客席を映したサブモニターの映像がモノクロからカラーになるシーン、メインモニターの中のモノクロの人々が色とりどりに色づきその頭上を鳥(鳥!)が飛んでいくというシーンだったのかな、と思います。
こんな感じで色々と演出に凝った曲ではあったのですが、これらを差し置いて自分が一番大好きで印象に残っているのが、2番から照明がステージセットに向きドームの天井にステージセットの影が投影されることでステージが大きさを増して紫色の巨大なモンスターの如く立ち現れる、というシーン。この曲の他にもこの演出は登場するんですが、ステージセット上方に向かって光が放たれるのもステージセットの存在をあんなふうに強調するのも初めて見た気がして、初めて気がついた時はぎょっとしたというか身が竦んだというか……。
とにかく自分にとってはすごく印象的で、自分の中のALIVEはこの影込みのものだったから収録はドームなんじゃないかなと思ってたんですが、結局日産になっちゃったのでちょっっとだけ残念でした(笑)
ドームじゃないと完成しないと思ってたんだけどなー(笑)うーん(笑)

そしてなんといっても圧巻なのは曲が終わったかと思いきやのクライマックス、照明があがった白い眩い空間でのバンドの盛り上げに乗せた「さぁ行こう、さぁ行こう、さーーーーーーーーーあーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」!!
どんなに喉の調子が悪い日でもここは思い切り出していた気がするなぁ、んでもって調子がいい日の全開な「さあ」は本当に本当に気持ちが良かった!!!!もうどこまでも伸びてゆくみたいで!!!!
たはらさんのかき鳴らすギターやじぇんの響かせるドラムの大音量に全く負けず劣らず、それどころか味方につけるようにして響いていくんです。まるで楽器みたいだとすら思った。歌っている歌詞もさることながら、本当に声の力、声の説得力を実感する時間、でした。

そうして歩き出したMr.Childrenは、「歩き続ける」曲へ。



18.進化論
りふれくツアーと同じあのSEから、この曲。この曲前の映像も曲自体もただただ音楽に浸る形で聴いていたから言葉にしたいことはあまりないかもしれないや。
ただ、そうだなぁ、これもまたその日のさくらいさんの声の調子や気持ち?がそのままに出る曲だと感じました。気持ちに任せて歌うかのように譜割を変えることも多かったし、何より声の調子が良いときのこの曲の声が大好きなんです。特に低音の声!全く音がこもらないし透明感があって滑らかで、そしてまっすぐ。本当にこの歌の純粋な祈りや願いの気持ちを体現したかのような声。「すなおな曲」とはよく言ったものだなぁ、なんて心地よく聴いていました。

あとりふれくの頃はイントロの間ずっと映像を見てたから今ツアーで初めて気づいたんだけど、イントロのじぇんちゃんは一音叩く毎に左手(だったかな?)を掲げていたんですね。知らなかったなぁ。何故だかわからないけれどいつもそれを見る度にぐっと来てしまっていました。
祈りを込めるように爪弾くたはらさんのギター、さくらいさんのアコギ、なかけのベース、さにやんのピアノ。じぇんのあの姿と力強いドラムはそれらを抱擁して前に進めるような、引っ張るような印象がありました。映画のいっつゆーや足音でも大事なシーンで抜かれててそれを見て思っていたんだけれど、本当にMr.Childrenの曲ってじぇんのドラムによって送り出されたり背中を押されて唄っているような気がするんだよ。歌が唄えるって変な表現だけどね(笑)  それと同じものをこのシーンでも感じていました。

それとやっぱり幻聴とこの曲はイントロの照明が忘れられない。映画(Zepp)の頃から同じ、あのイントロからAメロに入るときとアウトロでの瞬くような白い照明が本当に本当に大好きでした。勝手に「命の瞬きって感じだ」って思って。

あー何言ってるかわかんなくなってきたぞ(笑)ここからの4曲は全部主観が全面に出てきて「感想文」になるだろうなぁとは思ってたけどほんとにそうなっちゃったなぁ(笑)



19.終わりなき旅
「ここにくるのが足音じゃない」。まずそれに本当に驚いた。この話はまた足音のところでするけれど、第一印象はそれでした。お陰様で初日の終わりなき旅とかなーんにも覚えてない(笑)

ブルーフラワーを持って花道を歩いてきたさくらいさんが、少しばかりかき鳴らした後に「一緒に歌ってくれ」だなんて声をかけて始まるこの曲。その言葉や気持ちを表すようにメインモニターには歌詞が表示されていましたね。

罰当たりなことかもしれないけれど、どんな席にいてもこの曲ではずっとモニターを見ていました。今のさくらいさんがどんな表情でどんな風にこの歌を歌うのかをどうしても見ていたくて。
特に忘れられないのは感極まったように歌い上げた札幌、終始笑顔でこちらまで幸せな気持ちでいっぱいになった日産2日目、もう泣いてしまうんじゃないか、今にも涙が零れてしまうんじゃないか、なんて思ってしまうような表情が今も忘れられない京セラ初日、そして、前日が嘘のように満面の満開の笑顔で「一緒に歌おう!」と呼びかけた、京セラファイナル。同じ曲なのに毎回毎回全く違う表情だったし全く違うように響いてきました。
この曲の間いろんな人の涙を見たなぁ、それもまた忘れられないや。

1番が終わって2番に入るまでの間で会場中が白く照らし出されるシーン(ここで一気に涙がぶわっ!ってなって滲んで見えないことも多々あったなぁ……)、クライマックスで4人で集まって向き合って演奏する中で頭を揺らす(いや揺らすどころじゃない日も多々あった(笑))たはらさん、最後同時に思い切り腕を振り切るなかけとさくらいさん。忘れられないシーンは多々あるんですが、私が一番好きだったのは、ツアー半ばで無くなってしまった「また光と影を連れて進むんだ」でそれまでずっとさくらいさんの表情をとらえてきたカメラが背中側に回り、さくらいさんの後ろ姿とその足元に落ちる影を映す、というシーンでした。はじめて気づいた時は「尻でかいなぁ」「ってなんでここいきなり尻?」って思っちゃったんだけど(ほんとにごめん)(ほんとにごめんってば)、アングルの意味に気づいた時にはもうただただ呆然としてしまった、なぁ。……でもこれ、気づいたのが東京初日で最後にきちんと確認したのも東京2日目(札幌では見損ねた)(この時どこ見てたのかな……)(そしてそれ以後はちゃんと確認し続けたけれどやらなくなった)だったからもしかすると東京でしかやってないのかもしれない……私は大好きだったんだけどなぁ……さみしいのう…………。
勝手にこの曲が「みんなのお前らの曲」として完成したからさくらいさん自身のものとしての光と影を見せるのをやめたんだろうな、だなんて思って納得していますけどね(笑)



20.幻聴
いつもイントロの水色のムービングライト(Zeppからずっとこれ!)(映画でのこのシーン、本当に大好きだった)でぶわわっとなりつつ曲の間はずっと大好き!!ハッピー!!笑顔!!って感じだったので終わりなき旅(泣きまくり)と足音(助けて)の間で1回気持ちが引き戻されてやりにくいな〜なんて思ってたはずなんですが、ツアー終盤はもうずーーーーーっとびしゃびしゃに泣いてました…………。
はじめ日産、宮城、京セラの幻聴についてここに書いてみたんですがどれもあまりに思い入れが強すぎて大変なことになったのでそれはまた各日の記事で(笑)

やっぱりこの曲については客観的に言えることはないや(笑)あるとすれば「なんで今ツアー『一歩また一歩確実に進む』でいっつもバックしてたの???」「横振り…………………………………………………………………………………………………………………………………………(※映画が縦振りだったから縦振り大好き民)」くらいかな!!!!(これも主観じゃねーか)


ある日の公演で気づいたことが全てでした。
自分にとってのZeppツアーは、「幻聴」だったんだ。
幻聴が、私の憧れそのものでした。
きっとこれからもずっと。

ファイナルでのあの言葉は一生忘れないよ。



21.足音 ~Be Strong
この曲一曲で未完ツアーのレポートになってしまうんじゃないか、なんて書く前から思っていました。あんまりに思い入れが強くて、毎公演本当に思うことが違って。


福岡初日、19曲目。進化論のあとのブルーフラワー。でも花道に歩いていくのを見た時点で「これは足音じゃない」「終わりなき旅だ」と直感してもう目の前が真っ暗になるような気持ちになった。
まだ19曲目が終わりなき旅じゃなければこんな気持ちにはなっていなかったと思います。でも、REFLECTIONツアーで足音があった位置に、同じくMr.Childrenとしての決意を唄う曲・終わりなき旅が来た。これが何を意味するかを想像して、ただただそこに立ち尽くすことしかできなかった。20曲目が幻聴でその想像はほとんど確信に変わった。「終わりなき旅に役目を渡したから、足音はやらないんだ」。そう思ってもう本当に絶望感でいっぱいでした。あの終わりなき旅様とあの幻聴様を聴いてそんな罰当たりな気持ちになった人他にいるのかなぁ(笑)ごめんね、初日って初日だからさ、何にも知らないんだよ(笑)

だからね、21曲目、スポットを浴びたさくらいさんが振り返って、笑顔で、そしてその手にブルーフラワーを持っているのを見た瞬間もう本当に本当に本当に嬉しかったんです。また足音が聴ける!!足音をやってくれる!!!!その瞬間の光景は今でも目に焼きついているなぁ、もうあまりに嬉しくて幸せで。自分にとってかけがえのない曲をやってくれる、その原初的な喜びを痛いほどに味わったのがこの初日の足音でした。

でも、この未完ツアーで触れた「足音」は
聴いてほしい、聴こえて欲しい、これが僕らの新しい足音!」「聴こえてるか!届いてるか!これが僕らの新しい足音!
という言葉とともに歌われた「足音」とは違ったものでした。
最後にこの曲を聴いてください」と前置きして歌われるそれもたしかに間違いなく「足音」。だけれどもはやアルバムが発売されその新しい試みを託し終わった今となっては、「僕らの新しい足音」としてのものではない。未完ツアーに入って暫くの間、自分にとっての足音は「僕らの新しい足音」として鳴らされてきた「足音」だったんだ、そして今鳴らされている「足音」はそれとは違うものなんだ、と思っては困惑することの繰り返しでした。あまりにあの「足音」が好きだったから寂しくて、今の足音をどう受け止めればいいかわからなくて。
それでもやっぱりあの曲を奏でる4人が一番好きだからライブでは全力で聴くものの、やっぱり違和感が消えなくて。一度フラットな気持ちに戻ろう!と広島で自分の中の「僕らの新しい足音」にさよならを言って(しかし結局悲しくてライブ中「やっぱりやだ足音こんなに好きなのに(´;ω;`)」って思いながら泣く)(弱)、喉の調子が悪かった新潟でのCメロ全下げしてでも歌い切ろうとする必死の姿に心震わされて、その姿には自然と今までの足音がフラッシュバックすることもなく。

そして迎えた東京初日。

ありがとう!聴こえてるか、届いてるかー!  聴こえてるぞ、届いてるぞ、『みんなの足音』!!

全ての答えが出た気がして、すとんと収まって、もう崩れ落ちたままただただ泣くことしかできませんでした。だからどんな顔で言ってたのかは今でも知らない。でも、声が笑ってたから笑顔だったんじゃないかな。
そっか、「みんなの足音」になったんだ。当たり前のことなのに全くわからなかった自分に呆れもしたけれど、それよりもただ嬉しい気持ちが勝りました。
それ以降の公演では「聴いてるぞ、聴こえてるぞ!みんなの、足音!」になりましたね。東京は「僕らの新しい足音」と「みんなの足音」が繋がった公演だったのかな、なんて思っています。

札幌では実験的にCメロからサブモニターに歌詞が表示されたり(ちゃんと顔を避けるような形で表示されてたからきちんと準備したテロップだっただろうにこの披露は札幌だけだったね)、これは自分が見落としてた可能性大なんだけど日産から「足音を踏み鳴らせ」でまたさくらいさんの足踏みする足が抜かれるようになったり?とやっぱり毎回より深く伝えるための試行錯誤が繰り返され。
そうして辿りついた京セラファイナルの足音。
チルワーの「多分この曲はこれからしばらくやらないと思う」という言葉を聞いた時に足音もそうなるのかな、そうなるんだろうな、と思ったけれど、「聴いてるぞ、聴こえてるぞ、『これからも』!!みんなの足音!!!!」の言葉を聴いて全部払拭されました。さようなら会えなくなるけど寂しくなんかないよ!これからも、って言ってくれたから。
最後の足音もやっぱり泣きながら、だけど笑顔で。そうやって聴き終えられたことが幸せでした。

本当にかけがえのない曲。こうして何回も何回も聴くことが出来て本当に嬉しかったです。この数ヶ月、この曲と寄り添って一緒にツアーを回ることが出来たことが、何よりもの幸せでした。
やってくれて、選んでくれて、本当にどうもありがとう。

Mr.Children Stadium Tour 2015 未完3(10~13)

MC2
ここで照明が落ち、しばらくしてから再びメンバー登場。お色直ししております。

さくらい:白いVネックTシャツにグレーのベスト
なかけ:赤Tシャツ  プリントされた文字の上に赤いテープをばってん形に貼ってたり貼ってなかったり
じぇん:黒Tシャツ(いつだかの席でじぇんちゃんが着替えるのが見えたことがあったんだけど、これに着替える時、ドラムセット裏でスタッフ二人がかりで脱がせて汗拭かれて着せられてってしててかなり面白かった(笑)(笑)そんだけの汗の量だったんだろなぁ)
たはら:着替えたかと思ったかばかめ
ってな感じでございました。さにやん着替える前というか着替えたかを覚えてないごめん……まじごめん…………。

と、白らいさんからベストらいさんになったさくらいさんが口を開くわけです。
「ここで大事な、素晴らしいメンバーをさせてください!!久しぶりに、僕らのツアーに戻ってきてくれました!!(Zeppとりふれくも同じツアーってカウントなんだろな……)キーボード!!!!………(ここで拍手の準備をしてたお客さん、ずっこける)………キーボードと言っても、ライブのほとんどの時間、弾きながら僕の歌のハーモニーをつけてくれています。ゆずでいえば岩ちゃんくらいは歌ってると思います!!!!(笑)(ここが他にはコブクロのこぶちくんだったりスキマだったりポルノだったり(笑))
キーボード&ボーカル!!!!さにー!!!!!!!!」(客わ〜〜〜〜〜〜〜!!!!)
ここで大きく映るさにやん、縦とはいえやっぱりしましま!!さすがみんなの期待を裏切らないさにやん!!!!!!!!(笑)

そしてここからメンバー紹介と相成るのですが、
福岡ではさくらい→メンバー
長居以降さくらい→じぇん、じぇん→なかけたはら、
という形でのメンバー紹介となったのですがせっかく頑張って書いたのでこちらはよければ一つ前の【メンバー紹介れぽ】を見てもらえたらな!と!思います!!!!(使えるものは使っていく主義)

まぁでも簡単に流れを書きますとさにやんの紹介をしたさくらいさんがにこにこにやにやドラム台に肘をついてこう言うのです。
さく「我がバンドの、愛すべき、愛されるべき……そして、ちょっっとだけ(懐かしのちょっっっとだけいらっと♡を思い出しちゃいますね♡)恥ずべきドラマー(笑)、すずきひでや!!!!」と!!!!

紹介されてカメラに抜かれたじぇんちゃんは大抵ふざけます。そして大体めちゃくちゃなことを言って会場をなんともいえない雰囲気にさせてから

じぇ「それではワタクシの方からメンバー紹介をさせて頂きます、それではまずはワタクシのひだ〜りてをご覧ください!!おんべいす!!!!(結局このおんってどういう意味なのかね、on the deskのon?御社の御?笑)
ベースという名の?なっがァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜いサオの先から迸るのはなーにけーちゃん!!(なかけ笑)おんべーす!なかがーけーすけ!」

なか「こんばんはー。最後までよろしくお願いしまっ、す」(雑〜な感じ笑)

じぇ「お次は右手、おんぎたー!!寡黙な男、寡黙な男でしょ??だがしかし!!!!(ドドン!!)誰よりも音楽に対するあつ〜い情熱を秘めた男、おんぎたー!!たはらけんいち!!!!」

手を振って、場合によっては(いや、結構頻繁にだなぁ笑)じぇんに悪態をついてから
たは「こんばんはー。夏の思い出のひとつになれたらと思います、最後までよろしくお願いします」
ここでのじぇん&たはによる掛け合いはどこもほんとに楽しかったなぁ(笑)

じぇ「そしてお待たせいたしました、真打登場!!!!(ドドン!!)誰よりも…音楽を愛する天才!!!!ヘンタイ!!!!(笑)ボーカル&ギター、さくらいかずとーし!!!!!!!!

で、さくらいさんが出てきて、マイクを取って、(2、3回マイク取り忘れてたけどね!)

さく「……変態です(笑)、嘘です(笑)」
と、無事話の主導権はさくらいさんへ戻るわけです(笑)

落ち着いたところでさくらいさん、語り始めます。
さく「僕らが初めてドーム(スタジアム)でライブをした時は、まるで客席が広い暗い海みたいに思えて……太平洋に投げ出されたように孤独に感じたし、マイクを通して歌ってても届いていないんじゃないか?なんて不安でたまりませんでした。」
この不安の話は主に序盤戦での話だったかと思います。終盤に向かうにつれて「会場が大きく感じられた」という話自体は残りましたが不安について言及した部分はなくなっていきました。このMCを福岡と東京で聞いた時どれだけ突き刺さったことか……(´;ω;`)(広い暗い海、そして初めてのドームという言葉からリグプロツアーが否応なしに引っ張り出されて)(リグプロファイナル追加公演の2ヶ所は福岡ドーム、東京ドームだった)

と、話を戻しまして!
さく「でも今は全然大きく感じません。……といっても語弊のないように言いますが勿論僕らがビッグになったからという意味じゃないですよ?(笑)(どこか終盤の公演で「ビッグになったからじゃありませんよ?……いや、ちょっとはそう思いますけど(笑)」みたいな感じでビッグになったって自己申告した公演があったね)
こうして何度もライブを重ねて何度も皆さんと会う中でちょっとずつ皆さんと近くなっていったからだと思ってます。」
そんな「近くなりましたよ」トークから物理的に近くに来てくれちゃうわけです。このへんもその日ごとにいろいろ違いがあるから各会場の記事の方でよろしくどうぞです(´;ω;`)(´;ω;`)


はてさて、さくらいさんに呼ばれてメンバーがセンターステージにやってきます。近所のにいちゃんのような気さくさでもってアピールするなかけ、貴族のごとく庶民にお手を振られるおたはらさま、三歩下がって夫の影を踏まない出来た嫁さにやん(誰のだよ)、そしてそれらを尻目に1人客席を両腕使って無駄に(そう無駄に(笑))煽ったり全速力で花道駆けたりとやりたい放題なわんぱく45歳児じぇんちゃん(笑)(笑)
さくらいさんもなんだかんだはちゃめちゃなじぇんにつっこみ入れたり(「子供かお前は(笑)」、「今日はお前の日だよ(笑)」)乗ったりする(向き合って合掌→お辞儀)のが楽しそうなのでもういいです、そのままでいて(さくらいさんのじぇんへの「しょうがないなぁじぇんは(笑)」って態度が大好きなんだけど毎度思うんだ、  そ  れ  そ  っ  く  り  そ  の  ま  ま  あ  な  た  に  返  し  た  い  ♡♡♡♡♡♡)(じぇんちゃんがいることで看過されてるしょうもなさが数多あることを私たちは知っているぞ……)

メンバーが揃ったところで恒例「見えるー?小豆か枝豆か空豆くらいにはなったでしょー?(笑)」(ここで某鳩さんが爆死した模様)(ヨカッタネ)、さらには「僕らMr.Childrenも長くやってますからね、さっきのCHILDREN''''''''S WORLDを当時から聴いてくれてる人なんかは僕らと同じできっと足腰がね……(笑)僕らは演奏の都合上立ってた方がやりやすいので立ってますが、みなさんはどうぞ上手に休んでくださいね!」なんてMCも。前述の「皆さんまだ知らないと思いますが今日はこのあと長いですからね!」がここにくる日もありましたね。
ちょっと説明的な文章が続いちゃいましたが、
「ここまで男臭い曲を立て続けにやってきたので、今からは何曲か女性的な柔らかい曲をお届けしたいと思います」なんて紹介から、お次は。



10.忘れ得ぬ人
他の照明は完全に落ち暗い中、紫色の照明のみがセンターステージを照らす。スタンドからだと全然ステージの様子が見えないこともしばしば。
ここからさにやんがしばらく導入としてピアノソロを弾いて→既存のイントロに繋げ曲が始まる、という形だったのですが、なんだろなぁ(笑)これはすっごい主観なんだけど、こばやしたけしがPIANO MANイントロ前で弾き倒すのはワンマンでリサイタルな印象を受けるのにさにやんのこのピアノソロには全くそんな印象を受けないってのがなんだか面白いなぁ、なんて思ってました(笑)どちらも同じように原曲に既存のパートでなくオリジナルのパートを弾いているし、おそらくさにやんはツアーが進むごとにちょっとずつ弾くのを長くしてすらいたのに(笑)
特に答えもないんだけどそんなことを思ったりもして。

この曲は本当にさくらいさんが柔らかく、繊細に、女性的に歌っていた印象。
……私は音楽ド素人なので間に受けずに聞いて欲しいんですが、自分にとってこの曲の譜割ってめっちゃ難しいんですよ!!(笑)他の人にとってはどうだかはしらねー!!!!(笑)
特に曲始まってしょっぱなのAメロなんかもうめちゃくちゃ難しく感じるんです。伴奏・曲調の穏やかさに対してすごく言葉が詰め込まれていて、しかもここではまだバンドが入ってきていないためほぼアカペラ状態の中会場中が声に集中している。声の機微のすべてがまっすぐ届いてしまうそんな状況下のさくらいさんは、あのAメロを歌うのにものすごく神経を使っているような気がしました。あの言葉数でありながら切羽詰って聴こえないようにすること、その上きちんと美しく響かせること。実際、調子が悪い時や入りが詰まってしまった時は若干譜割がぎこちなくなってしまっているように感じたりもしました。あくまで主観ですけれど……。
だから自分にとってのこの曲はあんまりリラックスして聴ける曲ではなかったんですけど、会場いっぱいに漲った集中力の海に浸るのは疲れるどころかとても心地よいものでした。まぁそれも実際2番からバンド演奏が入ってくる&モニターへのメンバー投影が始まって自動的に解けるからこそ言えることなのですが(笑)



MC3
曲が終わるとまたしてもサテライト。こんな話を始めるさくらいさん。

「今回皆さんの近くでラブソングを歌うということで辞書で愛の意味を調べてきたんです、中学生みたいな気持ちで(笑)
調べてきたんですが、どうもあんまりピンとこなかったんです。愛の意味があまりに広範囲で。(と言いながら手を広げる)
例えば愛は英語でラブって言いますが、じゃあ恋愛を英語で何と言うのかっていうと、それもラブで。でも愛の方には家族愛が含まれたりもしますし、○○愛(その会場のある県や地方名)や○○愛(その会場の地元球団やらサッカーチームやら)も、愛なわけです(笑)
じゃあ今度は愛の反対はなんだろうって思ったんですけど、好きの反対が嫌いっていうのはわかるんですけど、愛の反対は憎しみだという説もあれば、愛情の反対は無関心ですという説もあって……。
で、この話は一旦置いときます(笑)忘れないでくださいね?(笑)(と言って終盤公演では忘れっぽいさくらいかずとし(45)の話がいくつかあったのですがこれがまた爆笑だった(笑)のであとでサテライトで!)
僕の好きな、愛について触れられたある話がありまして。それは仏陀、仏教のブッダ……手塚治虫さんの漫画にもなってる、の話なんですけど、(ここで次の曲ALIVE……?ってなった安直だけど純粋さが胸を打っちゃうそこの君は握手しよう)(私もだ)
ある子供がいる母親が、その子供が死んでしまって、悲しみのあまり埋葬することも出来ずに、ほとんど腐乱しかかった状態でその子を抱きかかえたまま街を歩いてるんです。(と言って腕で子供を抱きかかえあやすような動作をする)
そして仏陀のところに会いに行って、この子を生き返らせてくださいって言うんです。仏陀は母親に、いいでしょう、では町に行ってケシの花の種を集めてくるようにと言って、その後こう言うんです。
「ただし、今までに一度もその家族や親戚から死者を出したことのない家から貰ってきなさい」と。
それで母親は一目散に町に行ってケシの花の種を探すんですが、探しても探してもそんな家はなくて。走り回って走り回って、疲れ果てた中で母親は、悟るんです。「そうか、人は誰でも死んでしまう、大切な人を亡くさない人なんていないんだ」、と。
そして母親は仏陀のところに戻ってケシの花の種が見つからなかったことを言うんですけど、……ここからが僕の好きな愛について触れられた話で、仏陀は母親にこう言うんです。
「生きている子供は、生きたまま愛すればいいじゃないですか。死んでしまった子供は、死んだままで愛すればいいじゃないですか。」と。
これを聞いた時、僕は頭を殴られたような衝撃を受けて、同時にすごく大きなあったかい優しさに包まれたような気がしました。
……で、ここで置いといた話を戻します(笑)(これ、言わなくてもいいんだよ(笑))(それでも言うあたりがかわいいよ……)
僕は哲学者でも宗教家でもないんですけど、「もしかして愛ってあれのことなんじゃないか?」って思ってることがひとつあって……それは、愛って、想像力のことなんじゃないかってことなんです。
でも、それを言葉でうまく説明することはできないので、音楽を通してそれを伝えられたら、と思います。たくさんの想像力をもって、聴いてください。」



11.and I love you
「愛とは想像力」、それを体現する歌がこの歌なんだなぁ……。驚いたような、でもすとんと納得がいって驚きはないような。
今ツアーの中でもかなり大きな変遷を経てきた曲の一つだと思います。

福岡~新潟:原曲キー
東京~札幌:キー下げ
名古屋初日:原曲キー
名古屋2日目:アコギイントロ追加
日産~京セラ:アコギイントロ消滅、代わりにたはらさんのe-bowから始まるイントロアレンジ追加、ファイナルまで固定

といった変遷を辿ってきたわけですが、いやー!ね!キー下げとかあとから人から聞いてへーそーなんだー!ってなった感じなので今ここに自分が書いていいのかだいぶ悩めますけど自分があとから見返す時のためにも書いちゃったよ!!!!なんかごめんよ!!!!さらにいえばe-bowとか今初めて使ったよ!!!!この文書くまで「あの弦にあててフワーーーーーーーーーーーーンみたいな音がするやつ」って認識だったよ!!!!名前あったんだね!!!!へー!!!!(無知)
そんなe-bowとやらを使った最後のイントロアレンジはたはらさんのフワーーーーーーーーーーーーンにじぇんのシャン、シャシャシャン……(シンバル)が入ってきてさにやんもなんかしててさくらいさんがいつものイントロアコギで弾きだす、ってな感じだったと思うんですがなかけが何してたか忘れてごめん……(このアレンジを「apのつもねばのイントロアレンジみたい」って言った人は天才だと思う)
名古屋の唯一のアコギアレンジ、全然覚えてないのが悔しいです……………………。

ツアー序盤の新潟までではどの公演でもアンコール最後の曲までの声のもちがギリギリだった(それどころか本編ラスト2曲で1度喉のスタミナが切れたように声がきちんと出なくなることもしばしばだった)印象があったので、キー下げのアレンジは「27曲をきちんと届くように歌い切る」ことに焦点を当てての決断だったように感じました。原曲そのままを優先して最後の曲まで100%の力を出せないリスクと闘うか、キーを下げてでも最後の曲まで十全な力で歌い切ることを選ぶか。想像でしかありませんが並々ならぬ葛藤があったんじゃないかな、と思います。そこで「届けること」を選ぶのがMr.Childrenだ、そして最終的にこのジレンマを克服して原キーに戻った上で全曲を歌い切ることを達成できたのも、本当にMr.Childrenらしいなぁと思いました。すごく主観的な感想になっちゃったけれど(笑)
一度は妥協したとしても「よりよい形」を最後まで諦めない、転んでもただでは起き上がらない(キー下げを転んだと悪く言っているんじゃないですよ、伝わってほしい)。これがMr.Childrenなんだなぁ。こういうところがたまらなく好きだし、やっぱりずっと憧れな所以なんだよ。

そんなわけで自分にとってのこの曲は今ツアーのセットリストの中でも特に声の調子が顕著に現れる曲の一つでもありました。むしろこの曲の歌い方でその日の調子を判断してたとも(笑)
一番それが出るのがCメロだったように思います。はなから調子が悪いという時は「どうしようもなく急に」から下げて歌ってて『やっぱり調子悪かったんだなぁ』なんて思ったり、はじめ「どうしようもなく急に」から上で歌い出してハラハラしていたらやっぱりどうにもきつくて「あっ今日無理に出すと危ない日だ」とでも判断したかのように「君に想いが強く向くほど」から下げて歌ったり、「どうしようもなく急に」から上で『おっ今日はいくのか……!!』『いけるのか……!!?!』なんて思ってたらもうものの見事に全て上でかんぺきに歌いきってもうここだけで拍手したくなったり!!!!!!!!
毎公演ドラマがありました、このパートは(笑)

(あとこれはすっごくどーでもいい話なんですがよく「でも君に僕が突き通してた」からじぇんが映ることが多くて、それはいいんだけどその時画面の端でずっとノリノリで弾いてるなかけの尻が揺れてて集中出来ないからやめろ                   ってなってたんだけどそんなの気にするこっちが悪いのはわかってるしいい尻に罪はないのだった)(完)(ごちそうさまでした)


蛇足だけれど、愛とは想像力というお話。自分はずっと愛は思いやりだと思ってきたので、とても自然に受け止められるお話でした。
その人が何に困ってるのかな、こうしたら嬉しいかな、悲しいかな。そうやって想像することが思いやりで、愛。ちょっと似てるような似てないような。


さらに話は変わりますが、
「飛べるよ君にも 羽を広げてごらんよ」「もう一人きりじゃ飛べない 君が僕を軽くしてるから」
「跳べ!イメージの羽ばたつかせて」「自分を縛ってる命綱そいつを離してみるんだ そして自由を掴み取るんだ 取るんだ」「そうだここが出発点そうだここが滑走路 羽を開き呪縛を解き」(跳べ)
「イメージの翼でこの空を大空を飛んでいく」(ハル)

ツアー中「愛とは想像力なんじゃないか」、「想像力をもってこの曲を聴いて欲しい」という言葉とともにand I love youを聴く度に「あれっ同じ例え他の曲にもあったよな」なんて思って歌詞を眺めたりしてたんですが、こうしてみるとさくらいさんにとっては想像力は翼とイコールで結べるものなのかな、なんて思いました。翼(想像力)があることで飛べる。飛ぶことは自由であり飛んでいく先はここではないどこか。
一枚の羽根は愛、想像力、自由、可能性(possibility)、希望(hope)、いくつものものを喚起するアイテムのように感じたしどうとでも取れるものとしてあるんじゃないかな。
こうして考えることもまたただの想像でしかないけれど、こうして想像力を巡らせさせること自体があちら側が図ってきたことかもしれませんね。



12.タガタメ
さにやんのキーボードが空気を途切れさせぬよう支えつつ、この曲へ。
これもまたほぼ冒頭はほぼアカペラ状態であるところにバンド演奏が加わっていくという構成の曲です。確か「この星を見てるのは」からモニターに文字が現れるようになり、歌いきったところでブレイク。
「この星を見てるのは」の日はモニターとセット全体を用いて星空が表現され、「この空を見てるのは」の日は野外がメインなのでカメラがぐるんと青空を映し出します。

福岡:星
長居~新潟:空
東京~京セラ:星

終盤の日産・宮城はスタジアムだったんですが天気&季節によりこの曲の頃はもう暗かったこともあり「星」の方の演出でした。特に宮城!「この星を見てるのは」で本物の星空が頭上に出ていた唯一の公演だったんじゃないかな。それだけで感激してならなかったし「Mr.Childrenの星と本物の星が出会った!!」なんて思って嬉しかったなぁ……!!
あと京セラ初日(注釈)よっしゃ見てやるぞーへへへと生娘の裸を見るような気持ち()でステージ裏を見てたんですけどサブモニターの裏?あたりの骨組みでも星が光ってて(つまりモニターの陰だから表から見えない)激しく何故と思ったのともに、その骨組みがどうも横だけじゃなく前後に広がりを持っていて星の奥行きを物理的に作り出しているっぽかったんですよね。確かに注釈やサイドスタンドから見た時はこの構造のおかげで正面からでなくとも星空の広がりと立体感を感じられたんですが、もしそこまで計算してのことだとしたらおっそろしい(ほどに細部まで気を抜かない)人たちだなと思いました……。そしてこのわかりにくい説明で理解してくれた人にはカメさんマークのよくできましたをあげます♡♡♡

この曲はずっと映像が流れてるんですがあんまり好きじゃないので割愛して(笑)
曲が進みシリアスさが増すにつれ、メンバーの表情も険しく、演奏する様も激しくなっていきます。いつの間にかモニターにはたんぽぽの綿毛が飛び交う中演奏をするメンバーが。ちょっと前後は忘れてしまったけれどこの後かな、間奏部分でステージよりも高い位置に設置された照明(Zeppやりふれくでも「未完」の時に使われていたような、四角い区画にライトが2列になって取りつけられてるやつ……説明力には目を瞑って……くれ…………)が会場中を真っ赤に染め上げます。この照明が照らした時が一番会場が明るくなることもあり一番強いんじゃないかなと思いました。安直!
タガタメは「赤」のイメージではあるけれどここまで目が痛いほどの「赤」を提示されるとは思ってもいなかった。
この曲は、張り上げる声とメンバーの必死の姿が全てだと思います。



13.蜘蛛の糸
リフレクツアーと同じあのSEの中ステージに戻るメンバーたち。ここからが  ス  ー  パ  ー  頭  お  か  し  く  な  り  そ  う  タ  イ  ム  (※個人の意見です)です、なんのことかってーとプリズムモニターちゃんですついに降りてくるんですやつが。゚(゚´ω`゚)゚。わけわかんなすぎるよびええ
このプリズムちゃんたち、出方がまた素晴らしく頭がおかしくて(※褒めてる)ですね!!メインモニター上部から黒インクが落とされ画面上部から黒く染まっていくのとタイミングを合わせて黒色に染まった状態で背景と同化する形で降りてくるんですよ。インクが晴れるとさながらプリズムちゃんたちが突如現れたような印象に。もう無理
しかも某武将さんも触れていましたがこのプリズムちゃん背景と同じ映像を映してるときた!!プリズムが客席側に頂点を向ける形で設置されていることもありこれ正面から見ても映像でこぼこするし勿論今言ったことからも別の新たな映像を映しているわけでもない!!!!しかもこのせいで「君という無二の糸」が「君というの糸」になっちゃってる!!!!!!!!(笑)(笑)(笑)(これは由々しき問題)(プリズムを垂れるこの二本目の糸はたはら側の面に映し出されます)一体なんなんだこの三角柱たち!!!!
というのが長らくの感想でございましたはら。ちなみに私の悪い癖なんですがこういう視覚的に頭おかしい(※褒めてる)演出されるともう見るのに夢中になっちゃって全然歌聴けなくなっちゃうんですよね!!いや聴いてるには聴いてるんですけどね!!お陰様で歌に関する記憶はほぼございません!!蛇足でございますがわたくし同じ原理でりふれくのきゃんめいきもバックでぱっかんぱっかん開閉するモニターに気をとられてほぼ曲の記憶がございません!!!!!!!!(泣)(泣)(泣)

で、で、ずっとそんな感じだったんですが、日産初日に初めてステージ対角のド真正面の席から見て&京セラ初日に注釈から見て最後の最後で見方が変わったんです。
まず日産初日正面。三角柱に映し出されている映像は後ろのメインモニターと同じものであるから、多少でこぼこするとはいえ映像で何が起こっているのかはわかるな、という感想を抱きました。それとともに、「このでこぼこの視界は平面にあのUSBのプリズムを置いたら出来るものと同じかもしれない」という想像も抱いたり。実際試してないのでわからないんですが(笑)
そして京セラ初日。ここで見たものが自分にとっては革命的な光景でした。注釈ステージほぼ真横という席のため当然メインモニターは見えないだろうな、とそのつもりで迎えたこの曲で完全に予想を裏切られました。どういうことかというと、サブモニター側からメインモニター側に向かって奥まっていく形で設置されているサイドモニター群とプリズムモニターによって、メインモニターで何が起こっているのかがきちんとわかるんです。確かにモニターが平面だと近距離かつ斜めの席から見た時映像が見えない一方、前後にずらして設置された&面が斜めについている三角柱型のプリズムモニターであれば正面だけでなく広範囲の席からメインモニターの映像を見ることが出来るんですよね。サイドモニター群も然り。
本当にそういう効果を狙っての設置方法だったのかはわかりませんが、もしそうなのだとしたら多くの人に同じように楽しんでもらえること、いやそれどころかはなからギリギリの席まで入れてそんな人たちまで取りこぼさず楽しませることを意図していたとも取れるわけで。
……言い方は悪いけれどこういうことって気を配りだしたらきりがないと思うんです。普通パフォーミングアーツの多くは「それが十全に伝わらないことを前提として提示される」といいます。本当に全員に同じ様に魅せることは殆ど不可能で、ある程度のところでラインを引いて妥協しなければならない。空間や距離が限られた場所で一度に多くの人の前でパフォーマンスする上では当然のことだと思います。
でも、今回のこのプリズムモニターや前述の星空の立体的な演出は、その妥協をなるべくなるべくしないようにと知恵を絞ったもののように感じられたんです。本当のことはわかりっこないけれどもしそうだとしたらこの人たち本当にとんでもない。とんでもないプロ根性だ。

またもう一つ蛇足で蛇足な予想もお話しますと、確か私りふれくツアーの頃にアンケートで「メインモニターがうねっている&奥まっているためサイドスタンドからだとメインモニターの映像が見にくかったのでこの公演から同じ映像をサブモニターでも多く流してくれるようになって嬉しかった」的なことを書いた気がするんですよね……覚えてないんだけどね……。で、これは私のアンケートが通った!!とかいうことを言いたくてしている話じゃないんですよ!(笑)
りふれくのモニターがサイドに寄るほど見づらくなるものだったのを受けて、サイドからでも同じ映像を見ることができるようにプリズムモニターを設けて、プリズムモニターの格納スペース確保によってモニターが奥まった分サイドモニター群を奥から手前にかけてずらして並べていく形をとることにしたんじゃないかな、という予想を示したくて出したお話でございましたとさ。
まぁいずれにせよどちらも想像です。愛だかは知りません(笑)

この蜘蛛の糸の映像、りふれくと違い冒頭に飛んでいく白い鳥と崩壊する横たわった骸骨が加わっていましたね。この骸骨が示すのは何だったんだろう、死のイメージ?
今もまだわかりません。

Mr.Children Stadium Tour 2015 未完2(4~9)

4.光の射す方へ
照明が消えるのと同時にじぇんがスティックを振り上げフィニッシュを決め、流れ出すお馴染みのイントロ。瞬き始める白い照明のフラッシュ!!!!ああああ~~~~この曲がくるんだ!!!!来ちゃうんだ!!!!光の射す方へ!!!!!!!!

たはギターとさくアコギが鳴り出したところからメインモニターの中央にはプリズムが。光を反射しつつ回転します。この頃くらいからじぇんのドラムセット台も上部LEDモニターと同じようにまだらに光り始めていたはず。福岡初日思わず口あんぐりさせちゃったよ、いやそこ、光るんか!!まじか!!そうか!!すげーな!!(金もc)(さすがミスチルさんですね)
アコギ弾きつつたはらさんをにこにこチラ見するさくらいさんがリズムに合わせて大波小波(前に身を倒したり後ろに仰け反ったり)するの見て思わず自分もやっちゃった人は握手してください

イントロ明けてからは手持ち無沙汰なじぇんが頭の上でクラップ煽ってはときどき頭ぐらぐらさせながらふざけて歌ってたりもしてたね、フェイクのAメロといいああいう風に会場煽るじぇんちゃん大好きです(笑)

「夏休みのあるしょうがっこーじーだいにっ帰りったァア~~~~~~~~~~~~~い!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(ファルセット)」を除けば基本的には原曲通りの歌い方の印象でした。いつかのように「思い知らされてら~↓」「つ~いてんだ↓」という上げない歌い方やサビの「さまよーっテッ!」「骨折ーっテッ!」って語尾を切り上げる歌い方ではなかったかなと思います。
サビでは
「リッハビリしてんだっこぉいっ!!」\ウウォ~~~ウウォ~~~ウウォ~~~~~~~~/
ってなお馴染みのコール&レスポンスもありましたがみんなよく3番サビでもウウォ~しちゃってて勝手にきゅんときてた♡
そんな3番サビが終わるとモニターの中で光が集まり出す、と呼応するようにさくらいさんを照らす白い照明がどんどん強くなっていくわけです。白いTシャツに白いジャケット、だったのはこのためだったんろうなぁ……。反射して眩く光るさくらいさんを見ながら内心「絶対熱いよあれ……だ、大丈夫なの(´;ω;`)」が1割、「知ってた……さくらいさんが光だよな……それ知ってた…………」が1割、そして「これ絶対本人が『光になりたい!!』って言ったんだろ」が8割でした。(よみがえる「蜜柑の粒になりたい!」「亡霊とワルツを踊りたい!」)序盤の炎天下の野外は正直心配12割だったけど叶ってよかったネ(願望かは知らない)
本筋とずれましたがそんな感じで白く光り輝くさくらい氏は「光の射す方へ」のフレーズを繰り返した後

「いけるか……?3  2  1!!」  \光の射す方へ~~!!/

なおもコール&レスポンスは続き、

白らい氏「いいぞ~~~~~!!!!(お客さん:ワ~!!)もう一度……腹の底から!!!!3  2  1!!!!」
\光の射す方hドーーーーーーーーーーーーーーン(客:ほぎゃあああああああ!!?!??!!?!

というわけで本日2回目の特効です。このヒカサスでの花火の特効はニシヒガと違ってほとんど野外でのみだったため青空にたなびく煙の印象が強いです。
ところがこれ、最後の京セラ公演2日間のみ屋内でもあったんですよね。前述の通りステージ真横注釈席だった私は目の前で火柱が上がったこと&ニシヒガと違ってないものと思ってたこともありもう心臓止まるどころか飛び出たかと思いました(ドーーーーーン─=≡♡スポーン)
あの席おばあちゃんとかおじいちゃん座っちゃダメだと思った♡完全に遊園地の「心臓の弱い方は~」の標識いるやつや♡

そんな心臓発作必至の特効からアウトロに突入するんですがこのアウトロバンドアンサンブルでのじぇんのプレイがね~~~!!!!ほんとかっこよくてね~~~~~~!!!!!!!!でもね~~~~~~~~ そ  れ  を  説  明  で  き  る  語  彙  が  無  い  ん  だ (泣)(泣)(泣)(泣)(泣)
なんだろうね……なんか、跳ねたリズムでシャッフル!!って感じでアレンジして叩いてるんです。ダンッダダ!ダンッダダンダン!ダンッダダ!ダンッダダダン!って繰り返してラストのたはギターのテレンテレ……♪に向けて両腕と脚で思い切りダダダダダダダ……!!とクレッシェンドして盛り上げてくんだよ、大好きなんだよあれ~~!!!!あ~~~~~っだめだ、DVD頼んだ(泣)(泣)(泣)
そして最後はさくアコギのちゃららん……♪でフィニッシュ!!!!綺麗に収まった!!!!(泣)



ひかさすが終わるや否や次のリズムを叩き始めるじぇん。さっきからこの書き方ばっかだけどほんと流れが途切れないんですよね。
そしてここからじぇんの  独  壇  場  が始まるのです………………………………

じぇ「いぇ~~~~~~~~~っ!!!!」 \いええええええ!!!!
じぇ「○○○○??(各県名や各地方名)」 \い、いぇえええe「○○○○~~~~~!!!!!!!!(めっちゃかぶせてくる)(超のりにくい)」\?? い、いええええええええ!!! ?
(長居両日だけ?ここで「いぇーって言えーーーーー!!!!!!!!」もあった)

ここからしばらくはツアー序盤とそれ以後で違ったりもしましたので分けて書きたいと思います。

――――――――――――
ツアー序盤(広島・新潟)
じぇ「水飲んだかー?(ツッチャッツッチャッツッチャッツッチャッ)
歯磨いたかー?(略)
風呂入ったかー?(略)
それではまた来週☆(ドコドン!)(オチ)」

ツアー中盤(東京あたりから?)(はっきりした記録なし)
「うしろー!!声を聞かせておくれ~!!いぇーーーー!!!!」
いぇーーーー!!!!
「まだまだまだ!!!!もっと出せるでしょ~!!もういっかい!いぇーーーー!!!!!!」 
いぇーーーーーーーーーっ!!!!!!!!
「(ドラム派手に叩いて盛り上げつつ)はぁいはいはいはいいいねぇいいねぇ!!お次はサイドー!!いぇーーーー!!!!!!!!」
いぇーーーーーーーーーっ!!!!!!!!/(これも2セットくらいやる)
「次アリーナーーーー!!!!あんたら一番多いのよ?負けちゃやーよ♡♡いぇーーーー!!!!」
いぇーーーーーーーーっ!!!!!!!!
「いいねぇいいねぇいいねぇ!!!!ワタクシもうハッピー!!!!!!!!」
(とりあえず迷ったらじぇんは全部オネエ口調で書いとけば間違いないと思いがちなのがぼっくの悪いとーこっ)(でも実際どっかで「なんでオネエ言葉なんだ(笑)」って自分で突っ込んでた……笑)

――――――――――――

で、こっからは福岡含め全国ほぼ共通!
「みんなもハッピーになりたいでしょ!!?!」\いぇh「ハッピーになりたいか~~~~!!!!」\いぇえええええええええe「なりたいか~~~~~~!!!!!!!!!!!!」いぇええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!wwww/(恐ろしい乗りにくさ)(仮にも  リ  ズ  ム  隊  と呼ばれるパートの人間の所業とは思えn)(そして仮じゃない)
「おーけーおーけー、じゃあ、(とさにやんにアイコンタクト)(ここでさにやん!って言ったり言わなかったりだったんだけど、この合図の目線が大好きだった)(この人の表情・目線って本当に雄弁だなぁと改めて思う)」
ちなみにだけどこのお客さんが\いぇ〜〜〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!!!!/してる時のたはら、見たことありますか?腕頭の上まで上げてガッツポーズしてるんですよ。目、疑ったよ。真似したよ。パンッパンッパンパンパンと同じくらい流行ったよ。(ライブ前後で)
終盤公演でやってて日産でやってたか覚えてないんだけどやってることを祈ります、全国のみなさんに見てほC

さてさて戻りましてアイコンタクトを受けて伴奏をつけ出すさにやん。……待ってこの文章にさにやん出てくるのもしかしてここが初か?ごめんなさニやん(さにやん最初から出てますどこかのたはらと違って一人だけ楽屋に戻ったりしてません)(ジュノンたはら)

と、ここでじぇんちゃんと入れ替わりにさくらいさんが喋り出すんですよ奥さん!!!!どうするよ!!!??!?!!?!!じ~~~~~~~~~っと見る!!!!そしてずぇ~~~~~~~~~~~~~~~ったい噛むのを逃さない!!!!!!!!(かわいそう)(でもね僕らは未来の担いt記憶にある限りではこのMCでさくらいさん噛んでない気がするんです、気のせいかなぁ(笑))

さくらいさんが言うにはこんな感じ!

さく「久しぶりの曲をやります!ツアーでこの曲をやるのは20年ぶりになります!
まだ僕らがアマチュア時代、ライブハウスで、(こんなふうにドームでやるようなでっかいバンドになるのを夢見て)歌っていた曲です!!(←括弧内は東京から度々言うように!)
無邪気で、好奇心旺盛な、子供たちの物語です!(手ぶり加えつつ)
ここにいるみんなの中にも!そして僕らの中にも、そんな無邪気で好奇心旺盛な子供たちがいることを願って、この歌をお届けします!」

と、言ってくるりと振り返りじぇんに合図!(アイコンタクト厨歓喜)
じぇん「わん……つー!わん!つー!」じぇんさく「「わんつー!!!!」」



5.CHILDREN''''''''''''''''S WORLD
テレレレテレレレテレレレッ↑テレレ♪♪

お前かあああああああああああああちるわああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

福岡初日じぇんのリズムさにやんの伴奏さくらいのMC聞きながら
さく「懐かしい曲をやります!!」
私「な、なんだこの爽やかな感じは!!?!星になれたらか!!?!?!(そこまで久しぶりじゃない)(的外れ)」
さく「無邪気で」
私「LOVEだな!!?!(久しぶりじゃない)(的外れ)」
さく「子どもたちの歌です!」
私「ティーンエイジドリームだな!?!?!!(20年ぶりか知らない)(名前にティーンってつくからというだけの全く胸を打たないし純粋さもない安直さ)」
たは「♪テレレレテレレレテレレレッ↑テレレ」
私(あれっちょっと待ってティーンエイジドリームこんなだっけとっさにメロディーが出)
さく「壊れた窓のっ隙間から♪」
私「ちるわーじゃねーーかあああああああああああああああああああwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(大ハズレ)」
という感じだったポンコツな私はもうこの曲について書く資格ない気がしますが許してごめんねアイムソーリー

こんなMCが添えられていただけに、演奏する彼らのアプローチもとても無邪気で人懐こくて少年的でさ~~!!
どうもAメロでさくらいさんの上半身が遊びまくりだったり(笑)(両手広げたり自分のこと指したりなんだり)、

「あいつは口がっ軽いから!!」で親指で背後のじぇんを指したり(新潟・日産2日目・宮城・京セラ両日)、それに応えるようにカメラに抜かれたじぇんちゃんは変顔したりわざと真面目な顔でおどけてみたり(このじぇんフィーチャーは新潟から)、

「ギター弾くのがっうまいんだっ!それはまるでチャックベーリーいーのーよにー!」でたはらを見るさくらい氏、カメラ意識してんのかしてないのかわかんないけどキメて弾き倒すたはら殿(しかしこれ実際の繋がった歌詞は「あいつは口が~」と「ギター弾くのが~」は同じ人だからジェン指したのにギターwwwwwwたはらwwwwwというつっこみもなくない)(まぁ仲間っていいな!だからいーんだよね)(一方その頃みに氏は聞きかじった程度しかない知識を頼りに空ツアーみたいに「たはらけんいちのように」って言わないかなーなどと待機していたが結局歌われることはなかった模様)、

たはらが抜かれた後はバトンタッチするようになかけが抜かれて、そのあとサビに突入するわけですが、ここでじぇんなかたは3人がコーラスをする!!!!と!!!!!!!!
今やブラオレを経てみすちる第二のボーカルの地位をも確立しつつあるたはらけんいち、すっかり慣れた様子で他二人をリードするかのように堂々と美声を響かせます。
なかけーは毎度口の開きがほんのりしすぎてるのに笑っててごめんね、あのなかけーの歌ってんのか歌ってないのかわかんないよーなコーラス(失礼)、合唱コンクールの練習で指揮者の学級委員長(女子)に「ちょっと男子!!!!もっと全力で歌いなさいよぉ!!!!」と言われそうななんともいえない男子中学生感があって好きで(笑)(何を言っているのかわからない)あの若干照れてる感がいいんだよなぁ、ってこれなかけの策略の気がしてきたからもうやめやめ!!!!!!!!
そんな中たはらに第二のボーカルの座を奪われつつある第二のボーカル氏はさすがただでも転ばないすずきひでや!!
さくらいボーカル「ウズウズしーてーいるーーーーーー!!!!」 じぇ\いぇーーーーーい!!!!!!/
なんて合いの手を編み出しておりました。さすがすずきひでや、やるときはやる男や!!!!!!!!(東京初日あたりからだったという朧げな記憶)(そして私はこのじぇんの掛け声に合わせて腕出すの大好きだった)
しかしちるわー前じぇんコーナーといいこの合いの手といい旅人を思い出してなりませんでした。というか長居で初めてあのじぇんの煽り聞いた時はセトリ変更で旅人……!!?!ってちょっっっとだけ思った……(笑)

サビのたはらさんのギターソロ、ライブ序盤は毎回違ってた気がしたんだけど気のせいだったのかな、それとも途中から同じになったのかな。わからない(笑)


そしてアウトロはみんな大好きちゅっちゅのお時間。(誤解を招く言い方)
序盤の公演ではまずさくらいさんがお手本的にちゅっちゅー!ちゅっちゅっちゅるーるー!!を披露してから「みんなも一緒に!!ちゅっちゅっちゅー!!!!」「この曲知らない人も大丈夫、ちゅって言うだけ!!!!」と煽るパターンが多かったのですが、中盤から最初のちゅから煽るパターンがメインになりさらにはちょくちょく「ちゅっちゅっちゅうううううう!!!!!!!!♡♡♡♡♡(訳:みんなで一緒に!!)…ちゅっちゅー!ちゅっちゅっちゅるーるー!!」という  ま  さ  か  の  日  本  語  の  放  棄  (笑)(笑)(笑)(笑)(笑)
いやー、さくらいかずとし、最高
この煽り、ただただちゅって言わせるだけのものなのに地味にバリエーションがあったので毎度楽しかった……(笑)

そんなわけでこの曲は本当に毎回毎回ただただ喜びと共に聞いていました。この曲での彼らの無邪気さを通してこの曲を通してあの頃の彼らと今の彼らが繋がる・再会する瞬間を見ているような。この曲を通して今の彼らが少年の日の彼らに夢(と仮にこの言葉を使うけれど)を叶えたことを喜びを持って報告しているのを見ているような。そんな微笑ましさいとしさ嬉しさ!!
そんな気持ちが爆発したのが京セラファイナルでした。
「今からやる曲は!!ツアーでは28年ぶりにやる曲です!!!!…………最終日だから打ち明けると、今回20年振りにやって、多分これからしばらくまたやらなくなるような曲だと思うんです。でも、この曲が今の僕らにぴったりだと思って。」
「仲間っていいな、って曲なんです。」
「この曲を作ってアマチュア時代ライブハウスでやってた頃、まだこの4人だけで。それから少しずつ増えて、増えて、増えて。今はこんなに仲間が!できました!!本当に嬉しいです!!!!」
そんないつもと違う前置きと共に奏でられたちるわー。仲間っていいな、なんてそんな言葉が愛しくて、会場にいる私たちに仲間だなんて言葉をくれたことが嬉しくて。もうこのMCでだけでぼろぼろに泣きながら、詞を聴いてさらに泣けてきてもう収拾つかなく(笑)
「あの頃のように笑えない時がいつか来るけれど心の中は数えきれない夢を抱えてドキドキしている」「今は思い通りにいかないこともいつかは叶えて」
……って……もう………………………………………………………………(´;ω;`)  この歌を作った当時と今の間に彼らが経てきた紆余曲折や乗り越えてきた物事、そして彼らが今大きくなって笑顔でこの歌を歌っているということに思いを馳せたらもう……もう…………(´;ω;`)
CHILDREN''''''''''''''''S WORLDってこんな曲だった?ツアー前の100億倍思い入れのある曲になっちゃったよ、まったくもう(笑)

……そして蛇足ながら何故この曲をやったかということを自分なりに考えてみたんですが、やっぱりセルフプロデュースと新体制からなるこばやしたけしからの親離れがあっての発想なんじゃないかな、と思いました。皆さんご存知かとは思いますが今年中旬のMUSICAにて久々の4人同時のインタビューが相成ったわけですが、その際たはらさんが「今の新しいバンド4人という体制は結成時まで遡るものだ」ということを言っていたのを思い出して。
その4人だけの頃、から思い出したものがLa.mama時代にやっていたこの曲だったのではないかなぁ、なんて思ったり。
……とはいえ今のこの曲って「彼らだけで作ったその当時のもの」じゃないんですよね。デビュー前にこばやしたけしと出会って、ブラッシュアップして今のCHILDREN''''''''''''''''S WORLDとほぼ同じ形になったものをデビュー前当時既にライブハウス(おそらくLa.mama?)(これ映像で見て想像して言ってることだからそのつもりで聞いててね)で披露している。
でもその変遷があるからこその選曲でもあるのかな、なんててきとーなことも思ったり思わなかったり。


MC1
さてさてここでMCが挟まれます。

さく「こんばんはー!orこんにちはー!!みすたーちるどれんです!!!!」(客喝采)
となるわけですがまずあの、こんな細かいとこからつっこんだら進まないのはわかってるんだけどでも言わせて、こんにちはだよ!!?!?!?!
果たして私はこれまでみすたーちるどれんのさくらいかずとしの「こんにちは」を聞いたことがあっただろうか……。CDTVは「カウントダウンてぃーびーをご覧の皆さんこんばんはー」「「「こんばんはー」」」だしSONGSは「「「「こんばんは、みすたーちるどれんです」」」」だし私はapなんてものには行ったことがないし!!!!(泣)(泣)(泣)
しょっぱなから新鮮でもう…………………………(´;ω;`)(ありがとう)

で、このままだと終わるレポも終わらないのでいい加減進めますが、ここではだいたい天気や会場のテンションの話、序盤戦では特にこの段階で「みんなはまだ知らないけど今日は長いから水分とってね、休みたくなったら座って休んでね!」というお話を。ドームメインの中盤戦からはこのMCはセンターステージ移動のタイミングや移動後にお引越ししてましたね。序盤の炎天下の野外でこのMCがここに来たのは必然だろうなぁ……。
そして続けて

さく「僕らはもう準備万端です!!今回、リハーサルのうちからこんな曲やったらみんなびっくりするんじゃないかな?こんな映像にしたらみんな感動してくれるんじゃないかな、なんて想像(や妄想、と終盤の公演ではよく言ってたね)を膨らませて今日まで準備してきました!
楽しかったら笑ってくれてもいいし、もし歌いたくなったら思いっきり歌ってくれてもかまいません!!ただし隣近所の人の顔色を伺いつつ……(笑)
そしてもし、曲を聴いてて悲しいことを思い出した時はどーぞ泣いてください!(演劇がかった口調で)そんな時のために 洗 い た て の ハ ン カ チ も用意してますので!(笑)(ドヤアアアアアアアアアア)(盛り上がる観客)
今日、○月○日!偶然のような、必然のような、奇跡的な僕らの出会いを祝してこの歌をお届けします、うんめえ!!!!」
ってなわけでお次の曲は!!!!



6.運命
や  っ  た  な  同  志  諸  君!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)(笑)(笑)
周りで運命ちゃんを求める声を頻繁に聞いてたこともあってなんかもう自分のことって感じじゃなく嬉しかったなぁ、この選曲は(笑)

ドキュメンタリーにもあったようにみんなでCLAP!CLAP!さくらいさんもCLAP!CLAP!  やっぱりNaked収録曲ということもあってかあの拍手を知らないお客さんも多かったけれど徐々に揃っていった印象。
ここからさくらいさんはギターなしスタンドマイクなのでジェスチャーも豊富です、と書いたけどリフレクファイクラの自由すぎた弾かなギターがある以上さくらいかずとしにとってギターの有無はさしたる問題ではないと気づく午前2時(お腹がすいた)

さてさて、いろんな人が既に言ってるように私もこの歌の映像ほんとかわいいな〜!!と思いました!!街にでかける少年のもとに雨を降らす雲と、はじめは困っていたものの次第に受け入れ雨を楽しむ少年の物語。映像の中で生き物のように生き生き動く雲も雲や街灯と遊びCLAP!する少年も本当に楽しそうでかわいらしい!!!!あのストーカーじみた歌詞が嘘みたい!!!!(※個人の意見です)

Is this my destiny?からのパートはモニターで花が開き。ここのさくらいさんの声が本当に甘くて優しいもので本当にストーカーの歌とは思えない!!!!!!!!(※あくまで個人の意見です)
そ・し・て  この曲一番のカワイイポイントはなんてったって歌詞モニターに座るさくらいさんの  運  転  じゃないでしょーかそーじゃないでしょーか!
基本体勢は左手でハンドル握って右脚伸ばして足先トントン、左脚はくっと曲げておひざ、というアクセル踏んでますよスタイルなんですがそれを踏まえた上で私たちは新潟で両脚浮かしてゆらゆら揺らしてた(※ビッグバンかわいい)さくらいかずとしをどう解釈すればいいんでしょうか、その謎を解明するため我々はアマゾンへ飛んだ

あと個人的にこの曲で見て欲しいのはさにやんの華麗なキーボ→CLAP!さばきでした( ˘ω˘ )(?)
具体的にどういうことかといいますと
イントロ弾き終わり→腕をはらって→その勢いのままに腰をひねり→振り子の原理でそのまま腕を振り上げ→CLAP!開始!
ってな感じなんですけど大変わかりにくいかと思いますので是非映像化してくださくらい。日産でやってなかったらごめーんね♡

(そして蛇足の蛇足の蛇足だけれども日産2日目「自分を慰めた後で」でさくらいかずとしの左手が不穏な上下運動をしたのを私は見逃さなかったぞ)(分かってたけどやっぱりその意味なのか)(※一方その頃フェイクはそれどころじゃなかった模様) 

絶対運命、そう思います♡♡



7.FIGHT CLUB
運命ちゃんが終わり照明が落ちる、とここでさくらいさんにピンスポがあたり、
「今の曲みたいにいつも無邪気で人懐っこくいたいけれど、時には敵が現れて闘わなくちゃいけない……闘ってる皆さんにこの歌を贈りますファイトクラああああああああああぶ!!!!!!!!!!!!!!!!」(京セラで「無邪気」でが「可愛く」になっちゃったのはなぜなの)

そしておなじみの♪ジャカジャーーーン!!(たはギター)と黄色と白の照明が!!!!席によってだいぶ楽器の音の聞こえが違ったのでこの曲のイントロツインギターが綺麗に聴こえると「今日楽器聴こえる席だ!!!!」とテンションがあがったものでした( ˘ω˘ )
そして自分の身近にこのイントロムービングライトが好きすぎてモノマネする鳩さんがいるためここの照明見るたびわりと思い出して笑っちゃってたんだけどライトのモノマネって何を言ってるかわからないって?大丈夫私もちょっとよくわからない

りふれく~未完ツアーと通して見てて一番面白いなぁと思ったのがAメロBメロのさくらいさん。毎回毎回、きちんとカッティングし続けたり要所要所(「戻らないぜっ」の「ぜっ」、「帰れないぜっ」の「ぜっ」のタイミング)だけぎゃんって鳴らしたり全く弾かなかったりそれどころかジェスチャー(ファイトクラブや色眼鏡)したりといろんなパターンがあったんだけど、こんなに本数やってるのに最後までパターンや規則性が固まることがないとは本当に思ってなかった。お陰様で最後の最後まで毎回「今日は弾くのか!?!!」「あっ今日はそっちなのね!?!?(笑)」なんて振り回されてどきどきさせられるすごく大好きなパートでした(笑)しかし未完ではりふれくの頃の面白ジェスチャーがすっかり飛び出さなくなっちゃってさみしかったのう……( ´ω`)

ラストはさくたはアイコンタクトで。……と言いたいところですが皆さんご存知京セラファイナルはちょっっとだけ毛色が違いまして(笑)
あくまでこれは  私  に  は  そ  う  見  え  た  って話なんですが、珍しくさくらいさんがアウトロで前後に揺れてたはら煽ったりもせず(リフレクの頃からよくたはらの顔覗いたり身体揺らしたりしてた印象)、完全に2人向き合って手以外微動だにせずずーーーーーーーっと見つめあってて→最後のジャーンで腕はね上げた後そのまま勢いでたはらさんの頭ぽんってしてたように見えたので、私は見つめ合いに照れて照れ隠しにぽんっしたんじゃないじゃないかな、と思いました。あと指伸びて見えたからグーでこつんじゃなくて手のひら置く感じのぽんだったかなって……ってこれ全部妄想の可能性あるから間に受けないでね、あくまで可能性はなくないの話だからね!!!!(リフレク長野初日に幻覚&幻聴見てるので以来基本的に自分を信用してはいけないことを学んだかなしき人間)

「せんきゅーまいふれええええええん!!!!」というさくらいさんからの声ももらって、フィニッシュ。りふれくの頃の「せんきゅーまいふれええええええん、あいらーびゅー!!!!」が恋しかったのは内緒ですよ( ˘ω˘ )



8.斜陽
じぇんのシンバルシャンシャンシャン!!ダカダカッとリフレクを踏襲するようになだれ込むのはこの曲。
ここで印象的だったのはメインモニターとサブモニターの間にある三角柱型のサイドモニター群。これらの一つ一つがビルの映像と一体化して街並みを作り上げるんです。「そのモニターそんな使い方しちゃうんだー!!」と感激したなぁ。そしてこれは曖昧な記憶なんですが、りふれくでは1番の間メインモニターでメンバーたち本人を映してサブモニターで街並みを映し、2番からメインモニターで苗木を映し始める、という方法をとっていたんですが、
このサイドモニター群があるから今ツアーでは街並みの描写をサイドモニターたちに任せてサブモニターで本人たちを映し、メインモニターでは1番の時点からこれから苗木が生えてくる地面を映すということができるようになっていました。そんなわけで斜陽の映像使い回しじゃないと思うよ、いや回転するだけだから使い回しとは言えるかもしれないけれど使い方使い出すところ全然違うから!!!!(笑)
今ツアーの方が「街の中の樹」を印象づけやすい映像演出だったんじゃないかな、なんて思います。

そうそう、それにしてもいろんな人が既に考えられたことだとは思いますが結局この花どういうお花だったのかな……。
花自体はユリ科っぽいのにどう見ても単子葉類の葉じゃない(ていうか生えてくる時点で双葉じゃねーか……)ししかも成長してそのまま樹になるという……。思わず「ユリ 樹」とかで調べたけれど出てきたユリノキはどう見ても花も葉っぱも違うし…………。………………………………。
よし、次の曲に行こう(放棄)(他の人がもっと有意義な考察してくれてるしね!)



9.I Can Make It
前の2曲から予想できていたこの曲。ファイクラで言ったような楽器の音がよく聴こえる席ではベースラインを追って聴くのが好きでした、本当に気持ちいい!
そしてこの曲は今回やったREFLECTION収録曲の中で中最もさくらいさんが譜割を変えて崩して歌っていた曲のように感じました。何かに焦れるように急かされるように歌詞を前倒しにして歌ったり、気分に任せて前のフレーズを間延びして歌って次のフレーズの頭を歌いそびれたり。それが何ってわけじゃないんだけどね(笑)

ステージ上のメンバーは基本的に左右の一方向からのみ照らされ、その照らされる方向が右左右と変わるんだけど、その度にサブモニターには左右左とアングルを切り替えてメンバーが映される。つまり、常に逆光になる側からのメンバーが映し出されるんです。わかりにくいので図見てもらえるとましかもしれない(笑)(超アナログ)



また題材として使われている映画は今ツアーで増えた「戦場よさらば」が加わった他はりふれくと同じく「カサブランカ」と「みにくいアヒルの子」なのですが、使われているシーンや尺がそれぞれ違いましたね。使い回さないんだなぁ……。
こんな感じでここまで話した映像演出はやはりどれもネガティブな感情の具象化としての色合いが強いように感じられた反面、私が特に惹かれたのはメインモニターにおけるある映像演出でした。
りふれく福岡の感想文でも書いたんですが、自分は上記のような本人たちの映像や映画の映像よりも、1番で主に流れる白い火花やフラッシュが弾けたり砂嵐が流れるあの映像が大好きで……今回もやはり好きだなぁと思いながら見てたんですが、りふれくでは黒バックだった画面が赤みがかっているのが気になっていて。どうしてだろう、単にりふれくとの差別化?(笑)なんててきとーなことを考えていた初日。そのまま2番の映画の映像も何の気なしに見ていて迎えた間奏明け直前。

2本のフィルムが赤く光りながら螺旋のように回転する。

もう鳥肌が立ちました、すべてに合点がいったしなんで気づかなかったんだろうと思った。つまりあの白い火花やフラッシュはフィルムについた傷で、りふれくの時も今ツアーも流れてるのは同じフィルムで。でも一つ違うのは黒でなく赤く見えるということ。すなわち光に透けていること、光があるということ!
と、同時にこれを踏まえて前述のメンバーカメラワークの捉え方も自分の中で変わりました。確かにモニターを見るとメンバーは暗く映し出されている。けれど逆光であるということ・影があるということは同時にその向こうに光があるということでもあるんじゃないかな。降り注ぐ日差しがあってだからこそ日陰もあって、とはよく言ったものだなぁと(笑)

そうそう、ラスサビ終盤の"I can make it, make it, make it"のあたりで画面がピンクに光るんですが(スカパー映像見たところこれはりふれくでもあったかも?)、このときステージ上部LEDたちは水色に光るんですよね。この色の組み合わせ、これからも何度か出てくるのでのちのち考察パートで回収しますね。

そして最後はりふれくツアーよろしく様々なモノクロ映画の「The End」が映し出されfin.なわけですがこの〆のアレンジが名古屋2日目から変わりましたね。♪ちゃららーん……ちゃーん……(ギター)シャンシャンシャンドコドコドコドコ……(盛り上げるドラム)ジャーンジャーンジャーン、みたいな。(説明力を求めるなかれ)それ以前のアレンジはりふれくと違った気もするんだけど記憶が…………………………


Mr.Children Stadium Tour 2015 未完1(1~3)

こんにちはまたはこんばんは、みにです。未完ツアーが終わってはや何日になるのでしょうか?この感想文が書き上がる時には何日経っているのか、考えたくもないです(笑)

どこから話せば、どう話せばいいのか検討もつかない、でもどうしても形にしたい。そう思って今回この文章を書き始めるまでかなりの日数を要してしまいました。
なにしろこれだけの公演数同じツアーに参加したことがない!これだけの感想を一つ一つのライブに、それらからなるツアーに抱いたことがない!だからまず私がこの感想文を書くにあたってやったことといえばツアーで感じたことの整理と感想文のプロットを練ることでした(笑)
そんなわけでノートの1ページに1公演ずつ、1ページに1曲ずつ、そのほか表を書いたりテーマごとにページを設けたりという形でそれぞれ感想をまとめて、その間にいろんな方の書かれたレポを見ては皆さんどんな構成で書いているのかを勉強させて頂いたり、あとついでに昨年から今年までのMr.Childrenのメディア露出を振り返ったり(笑)(これは蛇足)
そんなことをずっとやっていたので、この感想文を実際にスマートフォンで文字に起こし始めたのはほぼ10月となってしまいました。しかもこう書いている今現在曲の方の感想はノートにまとめ終わってないという………………(あまりに作業が遅くて恥ずかしいから何曲目かは言わない言えない)

これがちゃんと「レポ」を書ける人間のものならまだしも「感想文」と謳って個人的な感想を書くつもりバリバリ人間のものなので過去最高に自分のどーでもいい考察やら感想やらが登場するかと思います。そしてそれらは全て私の個人的な想像や妄想、記憶違いなどが含まれている可能性があることをご承知おき頂ければ、と思います。
誰かとこのツアーの記憶を共有したい、と思って感想文を書く一方で、やっぱり誰かの記憶や想像を否定したり狭めたりはしたくないという思いがあるので。
よければ、これを読んで「私はこんな景色を見ました!」「こんな風に思いました!」「そこのさくらいさんこんな口調でこんな風に言ってました!」「そこのさくらいさんの転び方こんな感じだったから実演させてください」なんてつっこみ入れてもらえればこりゃ幸いでございます。特に最後一番大切だから頼んだ
それと一応予防線を引いておきますがMCは「こういう単語言った」「こんな言い方した」っていうのを断片的に覚えていてライブ後に「さくらいさんの口調に当てはめるとこうかな」と再構築しているものなので大体ニュアンスだと思ってください、全部記憶するなんてできません(笑)

あ、そうだそうだ!!頑張ってテンプレートいじったんだけど結局直せなかったのでスマホから見るとところどころ文字が枠突き抜けてると思います、申し訳ありませんがそこは「仲良く」よろしくお願いします♡♡♡(便利な言葉だね)


以下
・未完ツアー感想文(全曲通しVer)
・未完ツアー感想文(会場別Ver)
・未完ツアー考察あれこれ
・蛇足
といった感じで書いていこうと思います。もしよければお付き合いくださいな。





とりあえずは、そうだなぁ、全く関係ない話からはじめよう。


とある6月28日、東京のはずれのとあるライブハウスでライブイベントがありました。
それはあるサッカー好きのミュージシャン2人が音頭を執って開催したものだったのだけれど、そのライブが終わったあと、その会場ではライブの打ち上げ的な意味合いも持たされたアフターパーティーが行われました。
DJダイノジ仕切るそのステージはジャイアンナイト。流れる音楽は生演奏ではなくカラオケ。弾くはエアギター、踊るはフルオーディエンス!

そんなステージに乱入者が約3名。1人は主催の1人のラッパーで会場を煽り、1人はゲストミュージシャンで代表曲を歌い場を盛り上げ、そして最後の1人は、彼のバンドの代表曲・「innocent world」をへべれけの中満面の笑みで披露しそれを浴びてはしゃぎすぎた誰かはリミッターぶっ飛んで数日間未完ツアーでもREFLECTIONツアーでもついぞ味わうことのなかった全身筋肉痛(※根っからの文系人間につき万年運動不足)&風邪悪化に苦しむことになるんですがそれはさておき、そう。やったんですよね。さくらいかずとしさんが、イノセントワールドを。確かにカラオケだしさくらいかずとし1人しかいないそれだったけれど、「みんなで共有するMr.Children」「みんなで共有するイノセントワールド」の破壊力たるや、興奮たるや!
あのイノセントワールドを味わった後「やっぱりイノセントワールドはMr.Childrenそのものだ!!」「私たちが欲してたのはこれだったんだ!!」なんて話をちょっぴり真面目に、そして「これ次のツアー絶対やるでしょ!?!!?!笑」なんて話を冗談交じりにしていたような記憶があるんですが、そしたらどうですか。蓋を開けてみたらイノセントワールドやってるっていう!!!!Mr.Childrenの歴史と情熱を捧げてるっていう!!!!!!!!
加えてこのMIFAのソロステージでさくらいさん擬態のアコースティックバージョンをやったんですよね。その時アコースティックの理由として「普段バンドでやってる曲だ」なんて挙げてたもんだからバンド愛……(´;ω;`)なんてうるっときつつふざけて「きっと今ツアーリハでやってるから!っていう伏線じゃない!??!」なんてふざけて言い合ってたら 未  完 で  い  き  な  り  2  曲  目  擬  態  っ  て  い  う

そんなわけで自分にとって、未完ツアーはMIFAからの流れの中にあるんです。REFLECTIONツアーが終わったあとのインターバルでMr.Childrenへの飢餓を煽りに煽られて、未完ツアーでやっと再会を果たすという美しい物語。もちろんアフターパーティーのイノセントワールドはダイノジ側の選曲だしさくらいさんの飛び入りはサプライズだったんだからそうなるべくして成った出来事じゃないんだけどね(笑)
でもウカスカ活動時「Mr.Childrenとしての自分の声が流れる時のために自分の声をとっておきたい、代わりにナオトに歌ってもらうことも考えた(mi-chi)」と発言していた人がこのタイミングでMr.Childrenの楽曲(しかもこの頃既に確定していたかはわからないけれど結果的に次のツアーで披露することになる曲)を自らが歌うことやどんな形で披露するかについて何も考えないとは思えないし、この偶然が逆に運命なのだとも思えるのです。偶然のような必然のような奇跡的な僕らの出会いを祝してこの歌を贈りますうんめえ!!!!
そーんな妄想のよーな話を前書きに替えて本文に入ろうかな、なんて思います。
いやー全く実のない話でしたね(笑)


初めて聴いた時の感想をベースに印象的だった公演のことも加えながら書いていこうと思います。
ドームとスタジアムで印象演出等違う曲が多々あるのでそこらへんにも触れつつ、またライブが進むにつれて演奏や演出が変化した曲も多々ありますのでそこにも留意しつつ。そして何よりこれは感想文ですので主観で書いていきますよ!ともう一度頭に留めおいて頂ければと思います。

ではでは、はじまりはじまり。





Mr.Children Stadium Tour 2015 未完


屋内と野外の混合ツアー、ツアー前は「セトリ変更はあるのか!!?!」なんて話題があがっていたのも今となっては懐かしいなぁ。
福岡~広島くらいまでは地理(西)も時期(夏真っ盛り)もありどこも開演時間に至っても日が高かったのに対し、新潟~は会場が比較的東&真夏のピークが去ったとのこともあり開演時間には日が傾いていた印象です。とはいえ雨や曇りの会場を除けばどこも夏!!暑い!!って感じではあったんですけどね。ツアー半ばから塗っても塗っても焼けるわ汗で流れるわで日焼け止めを塗ることを放棄したわたしさんがいたことは秘密だよ。もはやさくらいさんとどっちの方が焼けてるか競いたい、互角に闘える自信あるんだけどこんな自信見たくもない要らないいらない


ライブ始まったらまとめて書くタイミングがないので突然ですがステージについて!書いていこうと思います。今回のステージはたしかこんな感じ(雑)(スケジュール帳に書いたのバレバレ)



以下文章を書いていく上で
真ん中の一番大きなモニターを「メインモニター」、
左右の平面モニターを「サブモニター
メインモニターとサブモニターの間にある三角柱型のモニターを「サイドモニター群」や「三角柱モニター群
ライブ中上から降りてくる三角柱型のモニターを「プリズムモニター」(蜘蛛の糸の演出より)
ステージ上部に取り付けられたLEDっぽい三角柱モニター「上部LEDモニター
といった感じで書いていくかと思うのでよろしくお願いしますっす!

とりあえず今回セットを見る上で面白かったのがドームと野外の違い。ドームだと暗くて骨組みやらなんやらがきちんと見えない一方、スタジアムの晴天の下ではもう丸裸。サブモニターの裏に張られた暗幕が風ではたはたしてるのも見えれば元々会場に設置されてる時計もセットの端から覗いていたりもして。自分が前にスタジアムの会場でライブを見たのはまだセットうんぬんのことを気にしていない頃だったこともありかなり新鮮に感じられました。
そうそう、ドームではステージ上部の骨組み?が
むき出しになっていたのに対しスタジアムでは白い屋根がとりつけられていたので印象が違ったりもしました。

あとなんといってもはじめに目をひかれたのはステージ上部にとりつけられた三角柱型の大量のモニター。見てすぐにREFLECTIONツアーの上部ゲノムモニターを思い出しました。光ると平面モニターと違い点が連なって面を構成しているように見えたので、リフレクのゲノムと同じくLEDライトが大量にとりつけられたものなのかな……?(とはいえリフレクゲノムちゃんがLEDだというのも人様の予想なので私が考えたものは何一つないのですが)
そんなわけで最初リフレクのゲノムを解体して取りつけてんのかな、なんて思ったんですけどどーなんでしょうね、ミスチルさんなら普通に新たに発注しますよねそうですよねきっと…………………………
ちなみにこのLED、じえんのドラムセット台にも取りつけられているよう(ヒカサスの光り方が同じように感じた)だったんだけどドラム台にLEDってそれいるのkさすがミスチル

三角柱型のプリズムモニター&照明が取りつけられている三角柱型の骨組みは普段ステージ上部に格納されていて該当曲で降りてくる仕組み。近い席で下から見上げる形で見た時どの三角柱も完全にはみ出すことなく格納されていたからステージ上部に見た目の印象以上にかなり広い縦のスペースがあること・奥行きも目に見えている以上に広いものなんだと感じました。というか今気づいたこと書いては落ち着こうとはしてますが改めてわけわかんないですなんなんだあのモニターは!!!!!!!!(笑)(笑)
動くセットといえばぱっと思いつくのだとですかばの掘削機やポップザウルス2001の開くお花やホーム野外で降りてくるミラーボール、ポップザウルス2012の動くモニターや直近でのぱっかんぱっかんするメインモニター(あれも頭おかしくなるかと思った)もありましたけど、え、こんなにも大きなものがこんなに頻繁に出入りすることあった……??いや、ない(反語)本当にわけがわからない……………………。
とりあえずこのわけのわからなさにめっちゃどきどきわくわくしまくるセット&ツアーだったことは間違いないのでそれが伝わればよしでございます( ˘ω˘ )



スタジアムは2時間~2時間半、ドームは1時間~1時間半前から開場。1日目時間に余裕が無いと判明して2日目開場時間を早めるという感じだったのかなと思います。東京ドームの荷物に手を入れてのカメラチェック(これはびっくりした……)を除いてはどこもさくっとチェックしチラシを下さり中へ。会場内に入ると早い時間(5分前くらいまで?)だとライブ冒頭アニメーションやグッズの絵柄と同じようなシルエットを用いたアニメーションと共に場内マナーを呼びかけていたんですが、これは全会場あったのかな……?しょっぱなの福岡からギリギリに入ったからわからないや(笑)
そのうちにスタッフさんがステージ中央にスタンドマイクを設置して(この時既にステージにブルーフラワーが出ている日があったりしたね)、5~10分ほど遅れてスタート。 




客電が消えて、暗闇(会場によっては青空の下)に響く何かの音。REFLECTIONを思い出して電車の音かな、なんて思っていたらそれは鳥の羽ばたき。
羽ばたきがフェードアウトするのと入れ替わりにオルゴールとストリングスからなるSEが流れ始め「言ってたのってこれのことか!」なんて思いつつ、語り始める老人の声に耳を傾ける。とはいえ老人が喋るのは英語のため、内容を把握するのはアニメーション下部の字幕からですが(笑)

 私たちは何かを知っているようで何も知らない、だが、知らないからといってその存在を無視することはできない

そう前置きをして、老人はある一枚の羽根を例に謎掛けをする。ここにある1枚の羽根からは何が想像できるだろうか?

まず老人が提示するのは羽根は鳥が撃たれた時に落ちたものだという可能性。途端に銃声と共に飛び散る羽根、瓶に落下する薬莢、急転直下する視界。
自分から話してはみたものの老人は哀しげに肩を落とす。と入れ替わりに画面には煙を上げる鳥籠の中に囚われた、REFLECTIONのfantasyで7人の敵を撃ち殺して逃げたあの少年が。


(さてさてこのあたりでもうグッズの絵柄がどれもライブコンセプト及び映像モチーフを体現したものなのではと思い至ってそのあとグッズと同じモチーフが出てくる度に鳥肌が止まりませんでした。もしかしてグッズはヒントだったんじゃないか、ライブ前にグッズの絵柄を見て考えてくればもっと楽しい・面白いなんていう仕掛けだったんじゃないかと思ってなかなか後悔しました……がそれよりもひたすらグッズをライブの内容と連動させちゃうっていう試みに大  興  奮!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
だってこれ、入場時グッズのラインナップ配られるしだいたいの人が開演までに一度はグッズデザインを目にしているわけで、人によっては「あれっこれどこかで見たことある……!」なんてデジャヴ覚えたり「これ知ってる!グッズの絵柄だ!」なんて親近感覚えたりいやもっといえばミスチル側からの ち ょ っ か い (SENSEパンフ参照)と受け止めてにやにやすることだってできちゃうわけでしょ?すごくこちらとあちらのコミュニケーションを図ろうとするデザインなんだと思った。というかライブのグッズでこんなにライブ自体の世界観を体現すること今まであったっけ!!それにライブの前にあっちからそれとなくネタバレしちゃうって!!なにそれ新しい!!知ってるぅ新しいヤツです!!!!!!!!
とにかく、デジャヴとちょっかいを雑にまとめちゃうけどこの運命感煽る仕掛け最高ですありがとうございました)( 大 脱 線 )


話は続く。
いや、鳥はまだ生きているとしたら?空を飛ぶ時に抜け落ちた羽根だとも言える。
老人の声と同時に力強い羽音と共に鳥は大空に真っ直ぐ昇ってゆく。

続け様に老人は木にとまっている鳥が大半の中で1羽だけが羽ばたいているようにも/多くの鳥が群れを成し今まさに飛んでいるようにも見えるトリックアートを示し、目にうつるものが実は別の可能性や意味合いを秘めていることを示唆する。と、木にとまっているようにも見えていた鳥たちが一斉に飛び立ち視界を覆う。その羽ばたきにかぶせるように響くノイズ、フラッシュバックのような映像の奔流。(ここで少年の瞳やしいたけぶd進化論のいきものが歩く様子が瞬く間に通り過ぎていっていた気がす)(あれ、待ってこれりふれくツアーの記憶と混ざってる?)
そして、視界が明けるとREFLECTIONツアーで登場したあの少年と少女、その奥に青い翼と赤と白の羽毛を持つ鳥が。(この鳥、「自由の象徴」と呼ばれる鳥・ケツァールかなと思った)

大きく羽ばたき飛び立つ鳥を追いかけ少年少女も椅子から立ち上がり走り出す。
少女はなんとか鳥に掴まることが出来たのに対し、少年は少女の伸ばす手に掴まろうとした刹那、落下してきた鳥籠に捕らえられてしまう。引き離された少女はそのまま鳥に連れられ数々の扉をくぐり抜けモノトーンの荒廃した世界やpeaceと掲げられた明るい世界などを旅してゆき、切り替わって少年は鳥籠から脱出し光に手を伸ばす。と、ストリングスの高まりと共に画面がホワイトアウト。
気づけばあの、REFLECTIONツアーのオープニングと同じあの曲をBGMに暗闇を飛んでゆく鳥と色とりどりの線。この時間、永遠にも感じられました。
ついに始まる、そう痛いほど実感しながら聴いていた懐かしく恋しかったBGMが終わりに近づき。
暗闇を抜けた白い空間に、ツアーサイトのロゴとは違いカラフルな文字で
Mr.Children 
Stadium Tour 2015
未完






1.未完
ま、まじか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!ま、ま、まじかあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!(※初日の率直な感想)
いや、まぁね、開演前はそんな気がしてました!!!!開演前はね!!!!でもあのツアーロゴ出るまでのあのBGMが完全にもうりふれくfantasyに繋がっちゃうあれだったから完全にもうfantasyのつもりでいたところにフィードバックノイズが聴こえてきて……いやーびっくりしたよ……びっくりした……。
そんな訳でフィードバックノイズと白く眩い光の中マイクスタンドのピックに手を伸ばすさくらいさんの手元のアップ、じぇんのカウント、からスタート。初日からこのアングル(手元をなかけ側から映した画)だったかは覚えてないや、何しろすっかり気が動転して(笑)

服装は
さくらい:白ジャケット、白Tシャツ、白地に銀色のラインの入ったリストバンド
なかけ:青いシャツ
じぇん:白地に両肩からお腹にかけて黒い羽根のような柄が入ったTシャツ(※新潟から左半身側の羽根の上に青い羽根が多数貼り付けられるようになる)
たはら:黒地に細かい白水玉のシャツ(長袖)
てな感じでしたね。


数ある未完の始まり方の中でも1番私の印象に残っているのは京セラファイナル、ド真正面バルコニー席からの景色です。
バルコニー席からの眺めがどんなもんか全く想像つかずに迎えた1曲目、暗闇の中に突然白い光が閃いて、その中心にはさくらいさんがいて。バルコニー席は階数にして8階(と9階だっけ、7階だっけ)なので一般的な席と違いライト塔やセットはおろか、照射される光すら見下ろす形で見ることとなるのですが、そうすると客席側に向かって放射状に照明が放たれた時、照射される光でアリーナが覆われてお客さんがいるのも客席があるのも見えなくなるんです。
そんな席で目に飛び込んできた、暗闇と光しかない空間の中心でブルーフラワーをかき鳴らし歌声を響かせるさくらいさん。思わず「世界にさくらいさんしかいない」と呟いてしまったのは致し方ないと思う。
今でも目に焼きついている。と、共に自分にあの光景を写し取れるだけの画力がないことを心から悔しく思った。今ツアーの中で、一番残したかった景色。


話を戻してきいてくれみきゃん!ですが、この1曲目の「未完」、同じ曲でありながらREFLECTIONツアーとは違った趣のものに感じました。REFLECTIONツアーの未完といえば画面四分割(大画面でヘドバンするなかけかっこよかったよね)かつ間奏で四人が向き合っての演奏、というシーンがあったようにバンドとしてのMr.ChildrenやMr.ChildrenがMr.Childrenと向き合う様を見せつけるものだったと思うんです。悪い意味ではなく、バンドや四人の関係を魅せるがための内側に「閉じた『未完』」。まだアルバムが発売していないという状況で最新のMr.Childrenを見せるツアーのその〆にあたる曲(それどころかLIVE FILMにもあったように今のMr.Childrenそのものを象徴する曲でもある)だったのだから、これもまた悪い意味じゃなく気負った・シリアスなモードの「未完」だったのは当然だと思います。実際私はあの、ライブの最後の最後に聴くその日の持てる力全てをぶつけた「未完」に痺れっぱなしでした。

それでは今ツアーの「未完」は?
この曲をライブの1曲目として観客との邂逅を果たすということもあり、「この曲で〆」ではなく「この曲からはじまる」だったということもあり、人懐っこい「開けた『未完』」だなぁと感じました。その対比はフロントマンたるさくらいさんが終始観客と向き合って演奏していたこと(私の記憶の中ではじぇんなかたはが向き合って演奏していた印象もあんまりないんだけど自信がない、「開けた『未完』」っていう先入観かも)やメンバーのにこやかな表情にも出ていたんじゃないでしょうか。……とか真面目なことも言いつつ一番はさぁ、あのさ、出てきた時のなかけーとかみんな見た!!?!日によってはベース持ってきたスタッフさんににこにこ顔で「よー!元気かーい!」みたいな感じで手ーあげてからそのままベース受け取っててさ〜〜〜〜〜……も〜〜〜……………………かわいいと思います(結論)ていうか久しぶりに会った友達感醸し出してたけどいやいや何時間ぶりだっていう
ほかにもなかけはりふれくツアーみたいに頭を振っていた印象よりも弾きながらノリノリで左右に腰揺らしてた印象の方が大きいかも。
あとこの「未完」で一番大好きなのが、曲が始まって初っ端さくらいさんが「どの道いつか骨になっちまう」を歌い終わって次の「思い通りにいかないことがほとんどで」から曲が演奏が本格的にはじまるタイミングでじぇんがシャンシャンシャンシャン!!!!って4回鳴らすっていうアレンジだったんですか、これCD未完にもZepp未完にもりふれく未完にもなかったんだよね……1曲目だぜはじまるぜ盛り上がってくぜシャンシャンシャンシャン!!!!ってことだってのかな、まんまと乗せられて毎公演飛んでたわばかやろう(最高です)(カラオケで入れたらタンバリンシャンシャンシャンシャンやる気しかないからよろしく)
そうそう、こういうアレンジからもストイックさより開放感を感じたんじゃないかな。

最後のシャウトはどんなに声の調子がいい日でもわざとなのか絶叫するような絞り出すような出し方をしていました、ので毎公演どきどきしながら聞いていました……。


2.擬態
ブルーフラワーを脱ぎ捨てて(いや捨ててはいない笑)さくらいさんはハンドマイクに。颯爽と花道まで出てきては観客を煽りつつ歌います。
前述した通りの「バンドの曲」としての擬態!!!!さくらいさんがなんとのびのびとしていることか!縦横無尽に駆け回っていることか!!こっちも負けじと跳ねるわ!!!!飛ぶわ!!!!!!!!(同じ)
長居初日の「こびりついてる真っ赤な血」、新潟の「ムキになって洗った手」のジェスチャーを除いては特に他公演ではジェスチャーをしていなかったような印象。

それまでメンバーしか映してなかったモニターが、二番サビに入ると白をバックにサプリメントや吹き出し?といったモチーフの並ぶアニメーションに切り替わります。モチーフの線の色は青系だったような緑系だったような……わ、忘れた……。
いつしか画面には無数に浮かぶ立方体。見えている3面の色が水色・黄色・ピンクだったのでこれは丹下さんかマバタキ製作所系の人の映像なのかな、と思わなくもなかったり。今ツアーのTシャツの色やセンスタBD・DVDのパッケージの色と同じなので。(と思ったらこれ半崎さんの作品なんですねbyインターネット  作風が全然違ってびっくり)
立方体は波打つように次々現れいつしか大きなクジラの姿を形作る。擬態→SENSE→象徴としてのクジラ、なのかなとも思いつつこのあたりのことは歌詞も含めてまた後で触れますね。

そんなことはさておきこの歌で一番好きなシーンが大サビ前、サイドスタンド側に身を乗り出しての「今にも手を差し出しそうに優しげな笑顔を見せて」、なんですけど

ある日のステージ
「優しげな笑顔を見せて」
じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと見る!!!!の顔)(スカパーを見てみよう)

またある日のステージ
「優しげな笑顔を見せて」
(半沢直樹の顔)(会報を見てみよう)


 全     然     優     し     く     ね     ぇ 


長居初日にみんなで「優しくねぇwwwwwwwwwwww」って爆笑して以来この歌詞でさくらいさんが優しい顔してた記憶がないor印象的すぎてその記憶に常に上書きされている恐れがあるのでもし優しい笑顔見せてる日あったらごめんなさくらい(でもある気がしない)

煽りまくりのおーおおおー!!!!のコール&レスポンスや「いい感じだ〜〜〜!!!!」「はじまるぞ〜〜〜〜〜!!!!○○〜〜〜〜〜!!!!(県や地方名)」とのさくらいさんの言葉でボルテージも上がったところで、お次は!!


3.ニシエヒガシエ
擬態の後奏が終わるや否や間髪入れずに低く響き出すドンッドンッという大砲のような音。それに乗せて叩き始めるじぇん、映像の中で手を叩きながら行進する人ならざる頭を持った群集。大砲のようなと表現したけれど行進だから足音なのかもしれない。
と、ここで映像と同じくさくらいさんが頭の上での拍手を煽ります。最後の方(京セラあたり)の公演では拍手しつつ足を交互に前にはね出すステップ(いわゆるランニングマンの逆的な)をやっててかわいかったし面白かったんですけど、そうさくらいさんもよく見てたんですけど、でもね、ここはね、やっぱりたはらでしょ

あ  の  た  は  ら  が  頭  上  ク  ラ  ッ  プ  で  客  を  煽  っ  て  い  る

ってもうそれだけで釘付けなのになんでかたはらときたら東京2日目あたりから会場でただ1人パンッパンッじゃなくパンッパンッパンパンパンのリズムで叩いてるんですよ一体なぜ何がたはらにそうさせたの誰か教えて
(多分じぇんちゃんがタンッタタンタン、ンッタンタンって叩いてるからだと思うんだけど映像パンパンしてるしあなたのバンドのボーカルさんもパンパンしてるしやはり謎は謎のまま)(ちなみにたはクラップ自体は長居から)(なかけ?叩かないに決まってるでしょ誰だと思ってんだぱんつの赤いなかがわけーすけだぞ)(関係ない)
ひとしきりパンッパンッパンパンパンしたのち素知らぬ顔でギター持ち直して準備に入るから幻覚かと疑いたいところだったけどさくらんぼさんこと某たはらー氏も見てたことだし確かに拍手するたはらはイルヨだったみたいです。ちなみに左手前だそうですねさすがたはら手つきも自己流!!!!!!!!!!!!
さてそんなクラップタイムのイントロもテンションが上がっていき。最高潮に達したところでお馴染みのジャージャンジャジャン ジャージャジャンジャジャン(たはギター)!!!!!!!!加わる爆発音のようなドラム!!!!!!!!歌詞モニターを飛び越え疾風の如く花道に駆け出すさくらいかずとしのテンションMAXな巻き舌!!!!!!!!(毎度「今日はるるるるあったね!!」とかって話しててごめん)そして打ち上がる   特   効   !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!バカになる瞬間です、リミッター全部ぶっ飛ばしてくれる特効大好

このニシヒガ特効は
福岡:なし
長居以降:あり
という感じでした。しかし京セラの特効はそれまでのどぱーん!みたいなちょっとしょb可愛らしいものではなく  ほ  ぼ  火  柱  でした。京セラ初日注釈ステージ真横だったんだけど目の前で火柱立って心臓止まるかと思ったゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


それにしても昨年からのインタビューの中でさくらいさんは一体何回ニシエヒガシエという単語を出したことでしょう。おそらくさくらいさんの中では明確にMr.Childrenのあるリスナーを「ニシエヒガシエみたいな曲が好きな人たち」と捉えているんだろうな、と思ってはきましたがその「ニシエヒガシエ」です。さくらいさん及びMr.Children側にとって、Mr.Childrenのあるレパートリーの筆頭・代名詞となるほどに意識されていたであろう「ニシエヒガシエ」。REFLECTIONを「自分たちの全レパートリーを網羅した作品だ」と言っていたこと、その筆頭とも言える作品をも組み込んでいることからこのライブでやろうとしていることが薄ら見えたような気がしました。これもまた、後ほど。

ニシヒガ聴く度に頭の中のツインギターのニシヒガという名の亡霊が出てくるのはさておき(笑)、終始黄色い照明がビカビカ会場を照らし、ステージも観客もテンションが高く興奮の坩堝状態。さくらいさんなんてなかけ側/たはら側の柵に登って立ち上がっては煽ってるくらいですが長居初日に柵から降りる時後ろにすってんころりんしてからはしばらく大人しめでした(笑)(笑)(笑)私?身長の関係で4連番のうちの3人が「転んだーーーーーー!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」って言ってるので知りましたよ瞬間見てねぇよくやしいよ!!!!!!!!!!!!!!!!いつでも実演レポ待ってるからみんなよろしくね!!!!!!!!!!!!!!!!

あとこの曲のさくらいさんの下半身が四次元だったこと(めっちゃ元気だったね!!!!)や大サビ前の声が日産あたりで完全に湿った吐息だったり大体の公演で喘ぎ声だったりしたこと(ごちそうさまでしたはら!!!!)のせいでよく何の曲か忘れかけましたがやっぱりこの曲はアニメーションが印象的でした。(とはいえ今言った通りのシーンで集中して見れたことなんて1度たりともなかったのだが)
拍手と行進を繰り返す群集、サーカスの映像とおもちゃのような壊れた動きを見せる動物(のようなものたち)、アダムとイブの物語を模すように蛇に唆され林檎(禁断の果実)を貪る鳥の頭を持った「男女」、間奏にてクラップを煽る水色とピンクの(そうセンスカラーの)腕、年齢性別を問わずキスをする人間たち、EDENを追われる獣頭人たち。
その果てで「男女」はそれぞれ能面と化す。スーツに身を包んだ「男」もショーウィンドウに収められた「女」も見覚えがある。REFLECTIONツアーのWALTZでも登場した彼らです。


以下しばらくこの映像について思ったことを書こうと思うのですが、これは映像のキャプが公開される前に書いていたものなのでそれを踏まえて読んで頂ければ、と思います。

安直な発想ではありますがこの映像をアダムとイブの楽園追放の物語になぞらえられたもので、映像中で描かれている林檎が聖書にある知恵の実(これは「善悪の知識の木」になっている)なのだとすれば、未だ林檎を食べる前の獣人たちは善悪の判断が出来ず未だ人間ではない、だからこそ付和雷同・自己判断をせず周りに迎合する形で群れをなし行進をするのだと捉えられるのではないかと思いました。(でもこれだとなんにも考えず煽られるまま拍手してる私たちお客さんって何なの!!!!ってなっちゃうね(笑))(とはいえそれが策略かもと思わなくもなかったり)
その獣人が知恵の実を食べ映像中で「人間」になるわけですが、この対比からするとここで描かれる「人間」は善悪の判断がつく・自己選択をする存在なのではないか。同性間や年齢の隔てなくキスする様を映したのは生物学(動物)的な・生殖目的の性的行為ではなく自己判断に基づく選択をする存在であるを示唆するためなんじゃないかな。(動物でも生殖行為と別にそういう関係に至ることはあるけれど、あくまで「動物的」という意味なのでご承知おきを)という風に見ていったところでそんなやっと知性と自己判断力を得た「人間」が最終的にショーウィンドウで品定めされスーツに身を包んだ画一的な存在に成り果ててしまうのは「悲劇」的だなぁと思ったりもしました。

……書きながら思ったけれど本当にこれってどうとでもとれる話なんだなぁ。ひとつ今思いついた話をするけれど、近代以降専制君主制や世襲制の殆どが廃され民主主義及び資本主義が世を席巻するわけですが、民主主義や資本主義は自由と可能性を掲げる一方で本質的に競争や少数派の切り捨てと不可分なんですよね。誰かが自分の利益や自由を拡大しようとすれば誰かの利益や自由と抵触する。争いが起こる。
個人レベルの話で言えば、世襲制や土地制度、身分制度から解放された人々は選択の自由や可能性を得た代わりに人生の保障を失い自分の力でこの選択と向き合わねばならないこととなるのです。いくつもの選択肢と可能性に囲まrなんか聞いたことある話かもしれないや
自由(「人間」)になったからこその不自由(スーツ、ショーウィンドウ)。「アダムとイブ」の変化からはこういったことを読み取ることもできる気がしました。
「自由」「可能性」「争い」、そんな単語をぼんやり思い浮かべたところで解釈じみた話はひとまず置いてライブの話に戻りましょう。



そうそうそういえばこの曲ではさくらいさんが林檎蹴ったり(長居2日目だっけ)(なんせ見てない)投げたり(札幌)(これも見てない)と林檎ちゃん散々な目に遭っていたらしいんですが結局私は1度もさくらいさんと林檎のコラボは目撃できませんでした……(笑)
広島はたはら側モニター前のかなり近い席だったので唯一スタッフが水筒と一緒に柵の近くに用意した林檎を肉眼で見ることができたんですがついぞ触られることはありませんでした(笑)
あの林檎、結構長い間あそこに置きっぱなしになってたけどさくらいさんが林檎使うか否かはその日のさくらいさんの気分に委ねられていたのかなぁ……。

テンションMAXの中アウトロのシャウト(エッエッエーエッみたいなやつ)をもってフィニッシュ。大抵このあたりでじぇんとさくらいさんはびしょびしょです!!!!!!!!(特に二人とも衣装が白いこともあって大事なところが)(これは長居新潟以降衣装の関係でなくなりました、これもまた後ほど 笑)