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Mr.Children tour 2023/24 miss you @ 12/7 大宮ソニックシティ 大ホール 感想文②


■MC

「ここから何曲か、さらに新しいアルバム『miss you』からお届けしたいと思います。
ゆっくりゆったり聴いて、じっくりどっぷり浸ってもらえたらと思います。」

って言った直後本人が退場したからまじで笑った(笑)
たぶんUNITEの「others」みたいにお着替えして次の曲の歌始まる前に戻ってくるんでしょう!わかってはいるんだけど!(笑)

いくつかレポ見た感じ、会場によってはここでお客さんが座った会場もあったみたい。
そういえば大宮初日(1階)は座らなかったねぇ、他の方のレポ見るまで気づかなかった……。



さくらいさんが去るとともに、薄暗くなったステージでさにやんがピアノを奏で始める。
次の曲のイントロとも違うオリジナルのピアノ演奏から、満を持してアルバム4曲目のその曲へ。





■7.Are you sleeping well without me?

さにやんとじぇんがイントロを演奏し始めて、予想のとおり歌が始まる直前でさくらいさんが再登場。よかったよかった!
やっぱりお着替えしていて、大阪や熊本公演のインスタ写真の格好になってました。

マイクスタンドに向かい合って今歌い出す、というところではっきり息を吸う音が聴こえてびっくりした。
普通に演奏始まってて息継ぎ聴こえたのって初めてかもしれない。
ホールだ……。(ホールだからなのか??)

この曲の編成はさくさにじぇんのみ。
たしかに原曲で鳴ってる楽器考えたらそうなんだけどめずらしい……!!

で、その演奏ね。
最初「おお〜原曲に忠実にやるんだ〜」って普通に聴いてたんだけど、途中で「え……?待って……??これまじで忠実にやるの……????」って気づいて叫びそうになった。

あの、さにやんはAメロBメロサビでそれぞれフレーズ変わるけどさ、いやそれでもすごいんだけどさ、じぇんちゃんまっっっじでずーーーーーーーーーーーーーーーーーっと同じフレーズ繰り返してんの。
そりゃ原曲そうなってるんだから当たり前なんだけど、でも人間だよ??
ほんとにやる!?!!やってんのか今までも!!?!!!(今更の気づき)

改めてすごすぎる、人の手でできんのこれ!?!!できてる!!!!!!
大昔にVersusツアーあたりでリズムマシン使って「ジェンいらず2号」とかって言ってたけど「ジェンいらず2号いらず」じゃん!!!!!!!

「others」でも我慢の美学って言ってたけど、あれですらアウトロは爆発してたわけで……これってもう我慢の美学を超えた我慢の美学……。
全然そんなショッキングな曲じゃないはずなのに口あんぐりでした、いやーーードラマーさんってすげーーーーーーーーーーー(今更)

ちなみに手元は見えなかったんだけど上手側を向いてコンパクトな動きで鳴らしてたので電子ドラム使ってたのかな?って気がしてる。
暗いこともあってちゃんと見えてないのであしからず……。


CDよりもさらに絞ったような声で歌うさくらいさん。
特に印象的なのはサビで、英語的に言えば「ウィザゥミー」になる「without me」を毎回絶対に「ウィズ、ア〜ゥト、…ミー」って区切って歌ってた。ウィズとアウト絶対分ける。ト、絶対言う。
ほんとに漏れなくだったから、意味を強調するために敢えてやってるんじゃないかなって気がする。ウィズがアウトなんだって。
実際終演後のMちゃんとの会話や他の方の感想でもこの歌い方のことが挙がって、やっぱり気のせいじゃなかったよなぁって。


この曲ではずっとステージが薄暗いまま、バックスクリーンの中央に丸い窓?と枯れ木のシルエットが映されていた。
あとから別公演に参加したYさんに教えてもらったところ、この窓がだんだん拡がって最終的にはバックスクリーン全面に枯れ木が映ってたかも?とのこと。
13曲目より前に全面枯れ木になってた曲どれだっけ?って思い出せずにいたんだけど、お話からするとこの曲の後半の記憶だったのかも?

で、最初この窓の背景が真っ赤でけっこうびっくり。
寒色系とか黒系じゃなくて赤なんだ!?とか思ってたら途中から赤→青→紫……と変わっていって、けっきょくこの曲も固定じゃないんかーい!
今日2回目だよこれ!(笑)





■8.LOST

「Are you sleeping well without me?」からの「LOST」ときた。
もしかしてこのまま、完全にアルバム順でいく……??
よくよく考えたら間に「名もなき詩」や「口がすべって」を挟みつつも、ここまで新曲はすべてアルバム順で披露されてる。
既存曲がアルバムの余白を埋めるピースやアルバムを紐解くヒントの役割を担ってるセトリなのかな、もしかして。
と、脱線。

この曲でたはらさんが再登場、なんとアコギです!!
茶色っぽいものだったような!

これから先いくつもの曲で思うんだけど、たはらさんってこんなにアコギガシガシ弾くんだ……!!ってびっくりした。

今までに見たことのある「車の中で隠れてキスをしよう」(半エン)とか「ヒカリノアトリエ」(あれはウクレレ?ギタレレ?だけど)では爪弾くような印象が強かったから、すごく意外……。
とか思いながら「my life」(リグプロ)見返したらけっこうガシガシ弾いてた(笑)
そうそう、この手首で弾くっていうより腕ごと大きく振り下ろす感じ!!リグプロのこれのさらに大振りな感じ!!
今回のたはらさんのアコギプレイで初めて、さくらいさんはガシガシじゃないんだな〜手首でやわらか!って感じなんだな〜、人によってアコギプレイって違うんだな〜、っていう今更すぎることを思ったりしました。

さらにこの曲のたはらさんのアコギはガシガシに加えてなんというか一生懸命な感じがかわいい……。
って言ったらなんか失礼ですかねすみません、でもほんとに全力!!って感じだったのよ……!!
あと音めちゃくちゃでかくてちょっと笑っちゃった、絶対CDのバランスより大きく出力されてた(笑)

なかけは次の曲からかな……とか思ってたら曲途中から再登場&演奏参入。
途中からってパターンあるんだね!?

じぇんちゃんに促され、客席はCDでもあるクラップを担当。
もともと楽器のパート分けがわかりやすい曲なこともあって、かなり「演奏」「曲」に参加している感じがしてちょっと嬉しい。
内省的なアルバムだと思ってたけど、実は「miss you」にも私たちが入れるスペースあったんだ、みたいな。


この曲はライブでかなり印象が変わった。
CDで聴いているときはマイクスタンドにまっすぐ向き合って淡々と歌う光景をイメージしていたんだけど、意外にもマイクスタンドを傾けながら歌うところからスタート。
最初からこんなに情熱的に歌うんだ……!?!!と驚いていたところで、さらに2番ではハンドマイクになって歩き回りながら歌う。
極めつけは2番が終わってCメロ。
下手側に歩いていったかと思ったらすっとかがんで宙に手を差し出す。

!!!!イマジナリー「年老いた2匹の犬」!!!!

こんなにも演劇的な表現で歌われるなんて想像してなかった、いい……すごくいい……!!
気持ちよく予想裏切られた!

そしてこれらのエモーショナルな表現の積み重ねがあるからこそ、最後マイクスタンドを抱き込んで本当に立ち尽くしながら歌われる「立ち尽くしている」が一層刺さってしまう。
あぁ……さっきまであんなに愛おしそうに犬を撫でてたのに……立ち尽くさないで……。

「LOST」って……いや、「LOST」だけじゃなく「I MISS YOU」や「Are you sleeping well without me?」もそうだと思うけど。
「miss you」の一部の曲は、今までだったら最後に一筋でも光明を見つけるような歌詞で終わっていた曲だと思う。
今回はそうじゃないんだ、ってことをいちばん実感させられたのが、希望を見つけずに終わるってこういうことなんだ、って思い知らされたのが、この「立ち尽くしている」だった。
きっと咀嚼しきれていない部分があったり、これから先またこちらの感想やライブでの表現方法が変わっていったりもすると思うけれど、初めて見たこの日時点での感想として残しておきます。



歌い終わった瞬間照明も消えて真っ暗になった、と思う。
しばらくして視界を染めた色は、一面の赤。





■9.アート=神の見えざる手

ライブ後にこの曲について書いた感想の1文目、
「恐怖でしぬかと思った」

こわかった本当に。


暗転していた間にステージセットをあれこれしていたようで、気づくとドラムセットの後方に小高いステージが出来ていた。(ちょうどじぇんちゃんの頭より少し低いくらい)
自分はもともと設置してあったのをバックスクリーンで隠していたのかな?と思っていたけれど、別公演に参加した某友人の話によると昇降式になっていてステージそのものが下から上がってきたそう。
その上に椅子が置かれていて、さっきまで愛おしげに犬を撫でていたはずの人が座っている。
真っ赤に染まったスクリーンを背に座っているから、逆光で黒いシルエットと化している。

「先ずは弁護士を読んでください  そしたら全てをお話します」

スクリーンには彼と同じように椅子に座った4人の人物のシルエットが映されていて、さながらコメンテーターに囲まれてワイドショーでコメントしているかのよう。


ぞわっとした。
この曲、そもそもやるのか?できるのか?くらい思っていたけど、それどころじゃないらしい。

心臓がいやな感じにどきどきしてくる。
なんだこれ、今までにない。


曲が進むにつれてスクリーンに映されるイラストも変わっていく。

「望まれたことに応えたいだけ  刺激が足りないって君が言うから」
「酷いとか汚いとか卑怯とか  その通りそれも想定内です」

左右に行き交う人々のシルエットが現れて、その頭上でハサミを持った巨大な手が獲物を物色するようにそわそわと佇む。


「僕にはトラウマがあるんです  子供の頃の消せない記憶です」

「口がすべって」みたいにスクリーンの左右に向き合うように人の横顔が映し出される。
んだけど、黒いシルエットの中に赤で表現された脳がじわじわと欠けていく。
あまりに悪趣味なトラウマの表現。


「彼女は恋人でした  いや今も  彼女も分かってくれています」

上手側のスクリーンに、向かい合い寄り添う男女のシルエットが映し出される。木もあったかもしれない。
その直後、歌を歌うその人が下手側に歩いていったかと思うと容赦ない動きで空想の「彼女」を殴って蹴って蹴って痛めつける。


もうずっとこわかった。
表情が見えない分意識が声と動きに集中してしまうんだけど、そのどれもが本当にこわい。
いやでも顔が見えなくてよかったのかもしれない、もっと恐怖していたかもしれない。

声色がご機嫌に笑っていたと思ったらブチギレる、ブチギレていたかと思ったら次の瞬間にはまたご機嫌。
CDみたいな無機質さはまったくない。

言っている言葉とのギャップでぐらぐらする。
ものすごくかわいい声で「顔が歪みます」とか「セックスを匂わせて」とか言う。
まさかかわいさに恐怖をおぼえる日が来るなんて思わなかった。
手を広げて上を向いてくるくる回りながら、愛嬌たっぷりな声色で「中華人民共和国と北朝鮮」とか言ってて本当にいやになる。
かと思えば暴力性をあらわに人を殴りつけ蹴りつける。
「めんどくさいから割愛しますが」じゃなくて「めんどくせぇから割愛しますが」って本当に面倒くさそうに言う。

CDのとおりに歌おうという気持ちはまったくないかのように、譜割も音程も思うまま。
「歌」じゃなくて湧いてくる言葉を気持ち任せに吐き出しているかのよう。
詞、見ずに歌ってる?この詞が当たり前のように身体に入っている?
それがなによりこわい。
演技かそうじゃないのかわからなくなって。


そんなフロントマンに呼応するように、ドラムのその人もキレにキレてる。
叩いていない曲頭のうちから頭ブンブン振って踊りまくっていて、それが赤いスクリーンをバックにして否応なしに目に飛び込んでくる。

近くで表情が見えたらまた違ったかもしれないけれど、「この曲で」なのが本当にこわい。
だってとてもじゃないけどこっちはノれない。こわい。
前だったら盛り上げるために敢えてノッてる(演技)?って迷わず思ったけど、半エン長居ファイナルでさく&じぇんブチギレフェイクを見てしまった(と思ってる)からわからない。
今回はどうなのですか?あなたまで?

2番サビ頃から原曲に入ってないドラム、サックスの演奏が始まった。
客観的に聴いたらかっこいい演奏なんだけど、これがまた曲の暴力性を強調するような破壊的なプレイで、もうこれまでの蓄積もあってただただこわい……。音でも暴力ふるってる……。
こわいしか言ってないけれど本当に頭がそれ一色だったからしょうがない……。

と言いつつピーのところはちょっと笑ってしまった、ピー音かぶせて流してるのに単語まったく隠れてなかった(笑)
あとずっと椅子座ってたのによりによって「固くなってました」で立ち上がったのってまさかそんなダブルミーニングないよな???????
この曲ろくな感想ないよ、助けてよ!!!!(笑)(逆ギレ)


それまでは「僕のアートは完成に近づく」で手を広げてキメていたのに、最後の最後の「僕のアートは完成致します」だけ棒立ちになるの、どういう表現なの?
わからないけれど逆にぞわっとした。

そのまま曲が終わって、会場から拍手が湧き上がる。
あまりに疲弊して拍手のひとつもできなかった。棒立ちがやっと。

これライブだよ?ライブなはずだよ?
こんなに生々しい恐怖を突きつけられることがあるなんて。

凄かった。本当に。





暗い中呆然としていると、大音量の環境音みたいなSEが流れてくる。ババババ……みたいなザーーーみたいな。
最初ヘリの音に聴こえてapのゆりかごの再来思って割と本気でおびえた、だってアートからのゆりかごってどんな感情で聴けばいい????
違いました、よかった(笑)

そのうちにSEが雨の音に聴こえてきて、え……?雨?「Rain」??
てことは次「雨のち晴れ」??
ドドドーンの「prologue」→「Everything(It's you)」ぶりのSE→アルバム次曲セットキメる感じ??
社会風刺曲連チャンだしたしかにありえる、でもapであんなにご機嫌だった「雨のち晴れ」がアートみたいな雰囲気で披露されたらまじでトラウマになる……とか思ってどぎまぎしてたら、





■10.雨の日のパレード

違った〜〜〜〜〜!!!!よかった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!(笑)
そうだよね、そうだよね!!これまで通りアルバム順かつ雨のSE挟んだらこの曲だよね!!完全に考えすぎだった!!(笑)

イントロに入るとともにステージが明るくなって、後方の小高いステージセットがすっかり無くなっていた。
明るめの照明だからいつものマイクスタンド前に戻ってきて歌うさくらいさんの姿もよく見える。
間違いなくさくらいさん。

さっきまで後方のステージの上にいた人は違う人なのかもしれない、だって顔見てないし??とか思おうとするんだけど声がどっちも疑いようもなくさくらいさんなんだよな〜〜〜〜〜〜あああ!!!!
今のこのあまりに穏やかで柔和な声で逆に狂いそう、あの、ほんとに1曲前と同じ方ですか?????
なんでそんな普通な感じで歌えるん????いやでも今更か?????(サンギビドームで沖縄のあとこんなふうに略を毎公演歌っていた人)
まじでこの人の切替の速さ一生ついていける気がしねぇ……二面性選手権優勝だよ……。

そんなわけでさくらいさんはマイクスタンドでノーギター、たはらさんはまたしてもアコギ。
アコギいっぱい弾いてくれるねぇ!

CDだとボーカルが完全に上パートと下パートに分かれているこの曲。
歌い出してすぐ意外だったんだけど、さくらいさんライブでは下パートの方歌うんだ!?
たしかによく考えれば同じような構成の「ヒカリノアトリエ」でもライブは下パートだったっけ。
「ヒカリノアトリエ」は上パートを小春ちゃんが歌っていたけど、今回はCD準拠でさくらいさんの声の音源流してました。

相変わらず表情ははっきり見えないけれど、なんとなく微笑んでるのはわかる。
あとうっとりしているような身体の揺らし方してるのがもはやかわいくてこわい(2回目)
口を開けてるか閉じてるかはよくわかるから、じぇんちゃんが歌ってるのもよくわかる。あの、あなたたち前曲とのギャップまじでなんなん……。

原曲でもちょっとおもしろい「遠慮はいらねぇぞ~ミゾオチに決まって体を屈める」。
「かかってこい」でちゃんと両手広げて、その後みぞおちを押さえてくれる。(押さえてくれる?)(謎日本語)
みぞおち押さえる手と歌い上げる声がやたら綺麗で笑った(笑)

バックスクリーンには最初傘とビルと雨が合体したイラストが映されてて、途中からなくなったような。
このイラスト、ちょっとKANさんの「よければ一緒に」のジャケットを思い出した。ジャケットで傘とコーヒーカップが合体してるんだよね。
「よければ一緒に」のジャケットは森本さんが手がけていて、今回のツアーにも何度か参加されているから、もしかすると「雨の日のパレード」のイラストは森本さん作だったりしないかなぁ。どうでしょう。

照明はベースが水色っぽくて、サビになると会場中に大きな水玉の照明が広がる感じだったと思う。雨粒のメタファーなのかな。
2番の「見上げればRainbow」の転調で水玉がステージに集まってきて、歌詞のとおりステージ上方から虹色の照明が放たれる。
ただ虹を出すんじゃなくて水玉が集まって虹が出る、っていうのがなんか好き。


「雨の日のパレード ずぶ濡れで でも心は踊る」
「雨の日のパレード どんな場面だって 素敵な笑い話」
「僕らが一緒なら」

最後に繰り返される「雨の日のパレード」、同じ言葉のリフレインなんだけど、1回目と2回目で温度感?が違っていて、「うわ、いいなぁ……!」って思った。
毎回本当に噛み締めてる感じ。

前曲であれだけ恐れを抱いたのも、それが次の1曲を聴いているうちにいつのまにか溶かされているのも、どちらもこの人の歌が「本当みたい」だからだと思う。
気づいたらすっかり落ち着いて聴き入っていた。
とんでもない人だと改めて思う……。





■MC

「次の曲は、シンプルにアコースティックギター2本でお届けしたいと思います。」

ああいう曲(アート)をああいうふうにやったあとのMCってなんかどぎまぎする、普通に喋ってる……!!





■11.Party is over

喋ってることに気を取られて内容に意識が向いたのは一拍あと。
アコギ2本だけ?ん?てことは??

他メンバーが退場して、薄暗い中、たはらさんとさくらいさんが向き合ってわわわわわーーーーーーー?!!!?!!!!!!

向かい合った2人はさくらいさんのカウントと指パッチンでタイミングを合わせて演奏スタート……しようとするんだけどなんかカウントの難易度が高すぎる。
ワントゥースリーフォー……ワントゥースリーフォー……(早口&パッチンパッチン)みたいな……それ入れる?????(笑)
終演後あれは正解なのか?って話になったんですがどうなのですか、ミュージシャン的には普通なんですか??

そう、オフマイクのカウントだけじゃなく指パッチンも生音で聴こえました。びっくり。
指パッチンって素で20列台にも届く音量なんだ……(謎感動)

歌い出しからはふたりともマイクに向き直る。
このふたりだけしかいないステージを見るのってブラオレのSurrenderぶりかな。まさか2回目でたはらさんがアコギになるとは。
アコギ2本しかないから失敗したら即わかっちゃうこともあって、見てるこっちもなんだか緊張してしまう……。(ってちょい失礼でごめん)

演奏はCDよりも分厚い印象。
出力の音量が大きかったこともあるかな。
パート分け把握したかったけどよくわかんなかった……!!残念!!

ギターのこと全然わかってないけれど、ずーーーーっとさくらいさんの手の動きを見てました。
当たり前だけど右手、ずっと動いてる。
しかもアルペジオの多い曲だから、ただ振り下ろすんじゃなくてこう……この弦を弾いてその弦を弾いてみたいな……全然動きが一定じゃない。
今更すぎるけど、こんな複雑な手の動きしながら歌えんのすごくない??
手元全然見ないし……歌の譜割と弦弾くタイミング全然違うし……。ちょっとした脳トレ感……。
近い距離だから今まで以上に「人が弾きながら歌っている」のを実感させられたのかな。なんかひたすら感心してしまった。


初披露のツアーなのに意外ともうアレンジが加わってて、2番のサビ終わり?ではさくらいさんが1回アコギをテテン、で締めるアレンジになってた。(伝われ)

「僕の知らない誰かと」のあとラスサビに入る前には、さくらいさんがたっぷり時間をかけてカポをつけてて、ラスサビ入りを遅らせてた。
いつもならちゃんと転調後の入りに間に合うようにカポつけるのに……!!演者が2人だけだとこんなこともできるんだ(あるんだ)……!?新鮮……!!
いやたはらさん待たせてるけどね!!でもなんかいいね!!(笑)

それにしても……うーん……2人だけが並んでるのを見てずっと思ってたけど、やっぱりたはらさんの方が背高くない??
公式身長だとさくらいさん>たはらさんだけど絶対嘘じゃない??と思い続けて早何年、この距離で見てもやっぱりそうとしか思えない……。
姿勢……?姿勢の問題なのか……??(脱線)


ジャーンと演奏〆。
2人だけの演奏を見守っていた客席からは拍手!拍手!





■12.We have no time.

他メンバーも入ってきてこっからまた全員!!
さにやんはもちろん、たくおさんも!!
さくらいさんはアコギからハンドマイク、たはらさんはアコギからエレキに。
なんやかんやでこれがやっぱり安心感ある(笑)


もーーーーーこの曲は印象完全に変わった!!!!
超かっこいーーーーーーーーーーー!!!!!!超ライブ曲!!!!
CDではどこか淡々とした調子を崩さないけれど、ライブは全然違う。情熱的!!
演奏も歌もメンバーのパフォーマンスもどんどん盛り上がってく!!!!

前曲まで2曲連続でマイクスタンドだったこともあってか、さくらいさんは軽やかに動き回り、声も同じように自由に跳ね回る。
「ねぇねぇ」がまさかのオク上!!!!!高いのかわっ……かわい……!!

ドラムは原曲にAメロから入ってる打ち込みっぽい音のパートを叩くのかなと思ってたんだけど、意外にも最初はスルー。
ドラムが入ってきたのはたぶんサビ頭orサビ途中からだった。
そこまで参入なしだったこともあって入った瞬間わっ!と曲全体のボリュームが増す感じがした。この最終兵器的な使い方、好き!!
叩いてなかった打ち込みの「ダダダダダッダ!!」みたいな音に合わせて細かく照明が瞬くのもかっこいい。

それともうおひとり、大活躍だったのがサックス。
Aメロでぽつぽつとアクセント的な音を鳴らすのに始まり、ついに間奏でサックスソロを炸裂させる!
さくらいさんの「サックス、やまもとたくおー!!」のフィーチャーやじぇんちゃんのたくおさん見て見て!(ドラムスティック指さし)のアピールもあり、もともと音としても盛り上がるポイントなのがさらに大盛り上がり。
しかしこのじぇんちゃんのポーズがソーラン節っぽい(笑)
ライブ後レポ検索したらここのポーズをいろんな人が千差万別の表現してるのもまたおもしろい……ぜひ検索していただきたい……!!

と、ここまでいろんなメンバーに触れてきましたが、この曲で誰よりも静かに、そして誰よりもノリまくっていた男がひとり!なかけでございます!

気づいたときにはもう腰でノッてた。
あの……半エンの「Lovdはじめました」とかでやってたリズムに合わせて横にゆらゆらするやつ、脚の長さめちゃくちゃ強調されるエッ……なやつ。あれ。
それだけでもきゃ♡ってなってたのに、ついには顎(首ごと前後する前後させるやつ、首と言うべきか?)でノリまくる。

顎!?顎まで来た!?めっっちゃノリノリじゃん!!!!ひゅー!!
今日披露した「miss you」の曲の中でいちばんノリノリだったかも、見てるこっちも嬉しい!!





■13.ケモノミチ

バックスクリーン上部に枯れ木のシルエットが投影されるとともに、ステージ上部からリアルな枯れ木の模型が降りてきて、バックスクリーンのイラストの手前に設置される。(ように見えた)
枯れ木……と言っても枝のみが浮いているような状態。そして一部の枝が白くペイントされてる?

これまでの曲でも枯れ木のモチーフが出てきたけれど、明らかにこの曲が枯れ木度MAXって感じ。
「そうだよな、そもそも枯れ木ってこの曲のリリックビデオ発だもんな」って納得しかけたけど、よく考えたらリリックビデオも白黒の印象が強いだけで枯れ木じゃない。むしろ葉っぱもりもり。
じゃあ今回リフレインされる枯れ木のモチーフってどこからだろう?
「ALIVE」のMVは本当に枯れ木だけど、もちろんアルバムが違うからなぁ……うーん……。
などと考えているうちに曲が始まる。

さくらいさんはアコギまたはスタンドマイクオンリー、たはらさんは再びのエレキ→アコギ。
またしてもたはらさんのアコギの音量めっっちゃでかい!!(笑)

うす暗い中、曲と歌は進んでいく。
CDとライブでABメロの印象が全然違った。
CDではゆったり流れるストリングスの印象からか、壮大さ、ミステリアスさの方を強く感じていたのだけど、ライブでは前述のとおりアコギの音が大きい。
アコギパートはストリングスよりもジャンジャカ細かく休みなく鳴らされていて、その上たはらさんのあのガシガシした大振りのプレイでしょ?
だからどうしても切迫感、焦燥感の方を強く感じさせられた。

そのまま2番に突入すると、ドラムが「ダダダン」「ダダダン」の印象的なフレーズを鳴らし始める。照明も合わせて明滅してたと思う。
この音、CDで聴きながら銃声みたいだと思っていたんだけど、今この生の「ケモノミチ」を聴いているとあながち間違いでもなかった気がする。
この「ダダダン」によってまたひとつ切迫感が増すのを、歌詞で歌われている痛みが増すのを感じて。
「ダダダン」は腕を高く掲げては「ダダダン」、また掲げては「ダダダン」、という感じの叩き方で、「生きろ」の叩き方を思い出した。
この曲と「生きろ」がちょっと繋がる感じ、わかるなぁ。

ちなみに2番ではやってなかったけど1番の「マヌケが通る」ではじぇんちゃんがマヌケの動き(?)してました。
1番は叩いてなくて手持ち無沙汰だったからかな、ちょっとおもしろいけどいいの!?(笑)

終盤では、垂直にそびえ立つ光の柱が明滅しながらステージの中央に向かって移動していく。
明滅する光の柱の圧、重ねられてきた演奏の圧、それらを突き抜けて届く歌声に圧倒されて、呆然とした。

思い返してみると、この曲はどの歌詞をどう歌っていたとか、どの歌詞がどういう意味だとか、そういうことを考えながら聴くことがまったくできなかった。
歌詞ひとつひとつじゃなくて、照明と演奏と歌声全部で感情をそのまま叫んでいるみたいで、それを浴びるだけで手いっぱいだった。
今までにない経験だったかもしれない。


最後のフレーズを歌い終わって演奏が続く中、一足先に会場から拍手が巻き起こった。
自分はまだ半ば呆然としていて立ち尽くしていたんだけど、直後にたはらさんがギターをジャンッて鳴らして演奏を締めて、そこではっと正気を取り戻せた。(たぶんこの曲だったはず)

うわーこの〆かっこいい……!!
そしてなにより「ケモノミチ」、本当にかっこよかった……すごくすごくよかった……!!

それまで呆然としていた心に湧き上がるようにいろんな感情が広がって、棒立ちだった分まで全部取り返すようにひたすら拍手しました。
他の曲に比べて特別長い感想でもないから伝わらないかもしれない、でも本当に、本当によかったの!!!!





■14.pieces

立て続けに奏でられた「miss you」パートを抜けた次の曲がこの曲になるなんて。
「常套句」に続いて2曲目となるブラオレからの選出曲、ap '23に引き続きの披露となる「pieces」。

そう、今年の夏、ap2日目で聴いたはずだった。
だけど、この日の「pieces」はあの時聴いたものときっと違うものだった。

apの覚え書き(こちら
でも書いたけれど、自分がap '23の「pieces」からいちばん強く感じたメッセージは「ここにいる」だった。
ずっとここにいなかった「pieces」が今奏でられていること、数々の困難が巻き起こった・起こり続けている5年を経て、今つま恋という場所にいるということ……そしてなにより、その言葉が発されたときのその人の強く射抜くような目線とバンドの佇まいに、この上なく「ここにいる」を噛み締めさせられた。

この日の「pieces」もその印象を持ったまま聴いていたんだけど、あの時と違って「ここにいる」がさらりと歌われるのを聴いて、「あれ、今回は違うかも」「強調したいのは別のメッセージなのかも」って思った。

そこから1番サビ、2番と進んでいくにつれて、その思いは確信に近くなっていった。

「僕らはひとつ でもひとつひとつ きっとすべてを分かち合えはしない」
「失くしたピースは見つからないけどそれでもパズルを続けよう」

あぁ、そうだった。この曲も“miss you”を謳った歌だった。
さっき「常套句」でも思ったけれど、ブラオレ収録の2曲にそう思ったというのもなんだか縁を感じてしまう。

あとから考えると、自分が「ここにいる」の方を強く感じたapの「pieces」も、今回と同じように“miss you”的な披露だったかもしれない。
なにせ「pieces」→「ゆりかごのある丘から」→「花の匂い」っていう3曲並びの披露だったんだから。
後の2曲がこの上なく“miss you”だもの。
あの場では「pieces」が先だったのと、「ゆりかごのある丘から」→「花の匂い」がひとつながりで披露されて2曲でワンセットという印象だったから、繋げて考えるに至らなかったんだよね……。

演奏に意識を戻すと、apと同じくさくらいさんがアコギなものの、アコスタではない普通のアコギだった記憶。
ここまでもほぼ書けてないけど、今日はほんとに照明が薄暗い曲が多くてアコギかエレキかくらいまでしかわかんなかったな……。
たはらさんは青テレ、なかけはオレンジくんというapと同じ布陣だったと思う。
apで感じたのと同じように、原曲のザ・たけぴ☆なシンセ音がほぼないアレンジで、バンド感が増してたような。
音量抑えてただけで普通に原曲バージョンだったらごめん!

間奏に入ると、バックスクリーンに風景写真が流れ始める。
写真が投影されるのは全面でもなくスクリーンの1/6くらいのサイズ、被写体は花だったり川だったりとささやかなものではあるのだけど、すごくインパクトがあった。
だってこれまで見てきた舞台演出は枯れ木だった。ほとんど黒ともう1色のツートンカラーだった。

そこからの花や川であり、カラー写真。
活力を取り戻すのか?色彩を取り戻すのか?
はっきりとはわからないけれど、あぁきっとここからライブが開けていくんだ、って予感した。

「さぁ次の余白に続きを描こう」
「いつか描いたやつより本物にしよう」

やっぱり“miss you”……喪失から踏み出すターニングポイントとなるのがこの曲なんだ。
それをこの曲が、ブラオレの曲が担ったことが嬉しくて嬉しくてたまらない。





■15.放たれる

白いムービングライトが会場を浄化するように広がって、続くピアノのイントロに入った瞬間もう声と涙が出た。
なんでかわからないけれど今回すごく聴きたい、聴けるんじゃないかって思っていた曲のひとつでした。
2015年ぶり、アルバムツアー(リフレクツアー)ぶりの「放たれる」。

なんやかんやで今回初めて原曲バージョン聴けたかも。
LIVE FILMもリフレクも歌い出し半アカペラ&大サビ前タメ追加バージョンだったけど、今回は歌い出しにピアノあり&大サビ前タメなしだったような。ちょっと自信ないけど……!

リフレクよりもLIVE FILMで見た記憶&回数の方が多いから反射的に思い出しちゃうのはLIVE FILMの方だったりして、「誰もが生きる奇跡」でじぇんちゃんをじっ……と見たけれどもちろんバックスクリーンには何も映されなくて何も起こらなかった(笑)
LIVE FILMのここでじぇんちゃんが抜かれて「生きる奇跡」みたいになるやつ好きだったんだよねぇ……。

リフレクはハンドマイクだったけど、この日のさくらいさんはスタンドマイクだった、と思う。
動き回らない分、歌詞と歌に意識が向く。

「放たれる」もまた“miss you”な歌。
だけど「pieces」と同様に、君を失った後の世界でまた夢や愛を思い出す歌……“miss you”の先を生きる歌でもあると思う。
セトリの序盤ではなく今ここで歌われるの、きっと必然だよなぁ。
ブラオレ曲に対してもそう思ったけど、アルバムツアーでしか披露されていなかった曲が、後のツアーで意味や役割を背負って披露されるのって、ほんと言い表せないくらい感慨深い……。

喉温存のためか、アレンジなのか、終盤で「それで『強くな』れる」とあともう1箇所を下げて歌ってた。
そうだ、この曲ここがとんでもなく高くてライブの鬼門だったよなぁ……!!
それでもあの頃よりも格段に好調な声。本当によかった。

あたたかくも強い声に、本当にこの歌を通して「払い落としても消えない愛」「いつまでも消えない愛」を示そうとしてくれているんだって勝手に思えてくる。
うまく言えないんだけど、このあたりになって、なんでか「Fifty's map」の前のMCがじわじわと染み渡っていくのを感じてた。

あのMCで、「僕ら」って言ってくれてた。

「pieces」の歌詞にも「これから僕等が夢を描くための余白」「今日まで僕等が共に夢を追った軌跡」ってあった。

その積み重ねがあったからかな、「放たれる」も、なんだか歌の主人公だけじゃなくて、「僕ら」に向けられている気がしたんです。
ちょっとおこがましいような感想だけど、続く3曲のことを思うと、「いや、ほんとに思い過ごしじゃなかったかも」って気がしてる。





■16.幻聴

いつものあの青い照明がムービングする中、あのシンセみたいな音が流れてきても〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(;;)
リフレク曲2連続、しかも「幻聴」!!!!!!!!!!!!!!!

イントロのバンド演奏とともにクラップを始めて、クラップしながらもう嬉しくて嬉しくて、なんで嬉しいのかわかんないけどほんと嬉しくて。
あ〜〜〜〜〜「幻聴」大好き、ほんとに好き、私こんなに「幻聴」大好きだったんだヽ(;▽;)ノ


apではバンド演奏が入る前のシンセっぽいイントロの長さが2倍になってたけど、今回は従来の長さに戻ってた。
その代わり青ムービングライトの奥で「雨の日のパレード」よろしく虹色の照明が放たれていてかなりびっくり。
今まで一度も見たことない!
これも「pieces」のカラー写真的なことなの?どうなの?

さくらいさんはハンドマイク、たはらさんはFirebird!
この曲のエレキはちゃんと見たから覚えてる!(笑)
apではFirebirdじゃなかったらしいんだけど(ap初日モニター見にくくてわかんなかった)、やっぱり「幻聴」といえばFirebirdだよねぇ……。

「なくない」の手のジェスチャー、「一歩また一歩」の大股歩きはなし。
地平線はちょっとだけやってた気がする。

サビ、お客さん全員縦振り!!!!えーーーーーー最高愛した;;;;;;;;
近年何故か(というか重力と呼吸でさくらいさんが煽ったからだけど)横振りが優勢だったから縦振り復活ちょーーーーーーーーーー嬉しい!!!!
誰も煽ってないのにほんとに最初から縦振りだった!!
みんなリフレクのたまアリ公演いた????埼玉最高!!!!

そんなわけで、ひょんなところからリフレクファイナルで見た「幻聴」のことを思い出した。

この数年、「幻聴」と言われて思い出すのはいつも2015年の9月20日、未完ツアー京セラファイナルの「幻聴」だった。

FCツアーに行けなかった自分にとってはLIVE FILMが救いで、そこで歌われた「暖かなみんなの微笑み」が憧れだった。
続くリフレク・未完ツアーはずっと「誰かの微笑み」で、ようやくライブで聴けた喜びを噛み締めながらも、どこかでやっぱり忘れられずにいた。
だから、迎えた最後の最後、京セラファイナルの「みんなの微笑み」の「幻聴」がどうしても特別になってしまった。

んだけど。

それでもリフレクファイナルの「幻聴」、すっごく幸せだったよな、って見ながら思い出してた。
ちょっと今この場の光景や空気とも似ているかもしれない。
リフレクファイナルに参加したのはステージサイドの低めの注釈席だったから、花道先端ステージに行ったさくらいさんがお客さんの伸ばす手に囲まれているのがよく見えて、お客さんもさくらいさんも嬉しそうなのがよくわかって、すっごく幸せだった。
ホールのこのぎゅっとした感じ、ステージを囲うような扇形の客席、どこか近しいかも。

それから数珠繋ぎみたいに、今までのさいたまスーパーアリーナでのライブの記憶が頭をよぎった。

初めて自分でチケットをとったSENSEも、ブラオレも、リフレクも、重力と呼吸も、全部さいたまスーパーアリーナで参加した。
自分にとってのアリーナツアー、アルバムツアーはいつもさいたまスーパーアリーナだった。
そうだよ、今日聴いた既存曲だってほとんどさいたまスーパーアリーナで聴いた曲じゃん!!

埼玉でのMr.Childrenのライブの思い出、いっぱいあったんだ。
いっぱい会わせてもらってたんだ。


からのLIVE FILMの「ありがとうファザマザ!!」のとこで
「ありがとう、埼玉ーー!!」

からのからの
「人懐っこくて優しくてあたたかな、埼玉!
埼玉のみんなの微笑み!!」


あーーーーーーーーーーーーー;;;;;;;;;;;;;;;;


うっうっうっ;;;;;;;;

 

もうこれ自分のライブ人生のご褒美?フィナーレ?
埼玉公演とともに歩んできた人生の。

これまでだって何度も「埼玉ーーーー!!」って聴いたことあるのになぁ、どの会場でもその土地の名前を呼んでくれてるって知ってるのになぁ。
今、ここで、しかも「幻聴」という曲で「埼玉」って呼びかけてもらえたことが、今の自分にとってはとてつもなく大きな宝物だよ。
クラップしながら笑顔なのに涙が止まんない!!

Mr.Childrenさん、埼玉に来てくれて本当にありがとう。
参加させてくれて本当にありがとう。
私はここで参加できて、また「幻聴」を聴けて、本当に幸せでした!!





■17.声

からのこの黄昏みたいなギターのイントローーーーーーーー;;;;;;;;(謎のイメージ)
泣くってむりだって;;;;;;;;;;;;

今回12/7の参加ってことで、前に12月にツアーに参加したのっていつだっけ?あれ?もしかして2009年のスパファンファイナルぶり……??14年ぶり……!?とか思ってたんだけど。
その日ぶりだよ、「声」。
14年て。14年て!!


たはらさんを見たらギターチェンジしていて、Firebirdではなくなっていた。(ちゃんと何のギターかまで見たはずなんだけど記憶消えた……!!悔しい!)
それまではステージだけが明るかったんだけど、客電まではつかないものの客席も同じくらい明るくなる。

明るくなった客席を前に、ステージ際を歩き回りながら歌うさくらいさん。
きっといっぱいお客さんの顔を見ていたんじゃないかな。 
原曲と違う思い任せみたいな譜割りと、おもいっきり喜びと親愛が滲み出ているような笑っている声色で届けられる歌。
歩き回っているのも相まって、今この場でほんとにそう言われているみたいな、想いを配り歩いてくれてるみたいな気がしてくる。

あぁ、なんてセトリだこれ!!「幻聴」からの「声」!!
一日の幸福摂取上限超えてるでしょ、日常生活に戻れなくなるでしょ;;;;

とかもうこれでもかって幸せになってたところでサビ!!
お手本なしの「こい!!」からの「いぇーーーっえ!!!!」の大合唱!!
14年ぶりなのに最初っから特大。
なにこれ!!みんなミスチルファンじゃん!!!!

それを受けるステージのその人たちの嬉しそうなこと!!
うぉーーーーーんもらった分ここで全力で返すしか!!ってなってるだけなのにそんな喜んでくれるの!!こっちも嬉しいよ!!!!;;;;


ふと、もしかして冒頭のあの言葉は、本当にお世辞でもなんでもないのかもしれないって思ってしまった。

「この近い距離で!
みなさんの笑顔を見れる!みなさんの声を聴けるこの日を!
本当に楽しみにしてきました!!」

ひとつ前の曲で、「人懐っこくて優しくて暖かな埼玉のみんなの微笑み」って歌いかけてくれた。
今この歌で、こんなにも嬉しそうに私たちの声を聴いてくれてる。


「たまらなく君に逢いたかった」


もしかすると。本当にそうなのかもしれない。
“miss you”ってもしかして。

いや、そんなことが?
そんな、そんなふうに言ってもらえるなんてことが??

だとしたら私たち、めちゃくちゃ愛されてる……。
なにこのツアーーーーーーーーーーーーーーーーー(;;)



ラスト、さくらいさんと客席で「いぇーーーーっえ!!!!」 のコールを投げかけ合う。
ただ声を受けて声を返してるだけなのになんであんなに幸せになるんだろう。
脳内麻薬出てたかもしれない。永遠にできる。

繰り返すうちに、……ん?さくらいさんのマイクを持つ手がなんか……胸くらいに……。
次は腰、ついには背中に回る!!(かわいい)

生声で響き渡る「いぇーーーーーーーーーっっっえ!!!!」
大歓声!!拍手拍手!!
ごめんみんな拍手するのちょっと早くない!?!!まだ生声聴いてたい!!!!でもわかる!!!!!!!!(笑)

そのまま直接届けられた「ありがとう!!!!」

こちらこそなんですが〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ



とかなってた!!ら!!!!





■18.Your song

もうやめろぉ!!!!やめろぉ!!!!!!!だめでしょこれは!!!!!!!(もう泣いてる)

「幻聴」→「声」→「Your Song」、なに?すごい。
すごすぎる。愛が。愛がすごすぎる。反則でしょこれは。
泣いてる(噛み締め)

そしてわたくし、この曲もさいたまスーパーアリーナで出会ったのです……埼玉総集編すぎる……。

もちろんこの曲もお手本なしの「ウォーオー!ウォオオー!」のコーレスからスタート。
ミスチルファンしかいないじゃん……(n回目)

今回は「(君と僕が)重ねてきた」のジェスチャーはなし。
珍しいなぁとか思ってたら嬉しくてたまらない!みたいな笑顔で本邦初公開(※自参戦史上)の「歩んできた」がぶっこまれて叫ぶかと思った。
その場で肩ゆさゆさして動きだけで歩いてるの表現すんの、めっっっっちゃかわいい!!!!!!!!!!
初めて見た!!!!!!!!!!!!なにそれ!!なにそれ!!!!!!!!
そんな……そんな笑顔で君と僕が歩んできたたくさんの日々があるんですか……最高だ……一生その笑顔で歩んでくれ…………;;;;
あといつの間にか目が慣れてきてちょっと表情見えるようになってきた、ここで見えてよかった;;;;


聴きながら、もう全部の歌詞がプレゼントみたい。

「そう君じゃなきゃ 君じゃなきゃ」

こんなのもらっていいの?
でもさすがにこの3連セトリを受けたら、もう思い過ごしや勘違いって考えるのも失礼な気がしてくる。
ちゃんと受けとめてちゃんと返したい、こちらこそ「君じゃなきゃ」です
!!って思いながらステージに腕を振ってた。

たぶんこの曲だったと思うんだけど、アウトロでさくらいさんがドラムの音に合わせてエアドラムしてた。
そのドラム自体が今まで(apでも)なかったアレンジで、例えるなら未完ツアーからの「未完」の歌い出しのシャンシャンシャンシャンとか、DTR特別版の箒星のサビのクラッシュクラッシュ!みたいな、もっと盛り上げたい!って感じのアレンジでした。

リハやツアーによって進化したのかな、そして公演を重ねる中でさくらいさんの身体にも染みついたのかな、って想いを馳せた。
的外れかもしれないけれど、ツアーの積み重ねを垣間見れたのかもって思って嬉しくなってしまう。
なにより、「Your Song」が変わっていくほどたくさんのステージで奏でられてきた、彼らと客席が何度もこの曲で愛を分かち合ってきたことの証拠とも思えて、感慨深くすらなってしまった。

「Your Song」、すっごく好きなんだよ!
この曲で過ごす時間もほんとに大好きなんだよ!


さくらいさんがプロンプターに乗っかって、最後に一緒にウォーオー!!
あぁーーーー名残惜しい!!でも出し切った!!
最後までほんっとに楽しかった!!!!





■MC
鳴り止まない拍手!拍手!
わかる〜〜わかるよ〜〜〜〜〜ヽ(;▽;)ノ

止まない拍手に嬉しそうに会場を見回してお辞儀するメンバー。
しばらくして、さくらいさんが話し始める。

「今日のライブが終わって、家に帰って、寝て、また明日起きた時に、今日のライブの余韻が、あったかい気持ちが残ってくれているようにと願いを込めて、歌います。」





■19.おはよう

まじであっという間すぎる……一瞬……。
もう最後の曲……!?

この曲はさくらいさんアコギ、たはらさんアコギだった……?記憶が……。
絶対この曲叩いてるじぇんちゃんも見たかったのに視界が滲んでなにもわかりませんでした。(理由:好きそうだから)
ただただ記憶に残っているのは声と演奏のあたたかな温度感だけ。

この曲、レポ的な記憶がほぼない……。
だって「おはよう」、CDで聴いてるときどう考えても一緒に暮らし始める恋人に向けた愛を謳っている歌だと思ってたのに……それを私たちに……!?
うそ……いいん…………??

こういうの前にもあったな……そうだ、サンギビドームの「君が好き」……。
あれもさ、「次の曲もみなさんへの大事なメッセージ」とか言われてからやってさ……「え……!?お、俺たちに『君が好き 僕が生きる上でそれ以上の意味はなくたっていい』まで言ってくれるんすか!?!?!!?」ってめちゃくちゃ動揺したっけな……。
あれからもう6年だけど、未だに慣れてないな……。
俺たち、どうやらまじでめちゃくちゃめちゃくちゃ愛されてるらしい…………。(n回目)

「ありがとうね、おやすみ」のフレーズから間奏に入ると、ステージが暗くなって、上空に小さな白い照明がぽつぽつ現れる。
夜だ!夜空だ!!きれい……!!

「おはよう これからはいつだって君がいる」で間奏が明けると、上手上方から光が射して朝になる。
上手下方には1曲目の「Birthday」など数曲で登場した木の舞台セットがあって、ほんとにこのライブの間に時間がひと回りしたような気がしてくる。


「おはよう おはよう
おはよう おはよう
今日もきっと良い日だ」

あの3連曲だけでも十分すぎるほどなのに、最後にもう一度念を押してくれるみたいに。
ほんとにあったかい。

CDと同様に口笛で〆。
ちょっとアレンジ加えつつで、いつもながらうんまい……!!




「Mr.Childrenでした、ありがとうございました!!」

手を振って出てきたのと同じ下手側に履けていくメンバー。
3人は普通に履けていったけれど、やはりただでは退場しないのがじぇんちゃん。
エスカレーターみたいに徐々に降りていくようなパントマイムで機材の陰に消えていき、シーーーーーン……ほんとにいなくなった??と思ったら機材からぴょこっ!!
普通にパントマイムとしてうまいwwww

客席も盛り上がって、楽しくばいばーい!し合って退場でした。


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