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FATHER&MOTHER Special Prelive 2024.6.23-24 TOKYO GARDEN THEATER @ 6.24 ②

■11.We have no time

!!!!「Party is over」が飛んだ!!!!!!!
たしかにホールっぽい曲(?)ではあるけど、このアルバムゾーンの流れを変えてくるとは思わなかった。
いや、プレだから削っただけ?
アリーナはどうなるんだろう……!!

という衝撃もありつつ、いやーーーーー「We have no time」!!
この曲をアリーナキャパで聴けるの嬉し〜〜〜〜!!!!
ホールで聴いたとき、あまりの盛り上げ力(?)に絶対これは大会場でも盛り上がるぞ〜〜映えるぞ〜〜!!って思ってたんだよ!!
ほんとアリーナキャパ似合ってる〜〜!!かっこい〜〜!!

この曲もまた1番Aメロでじぇんちゃんにクラップを煽られるところから始まる。
これは楽しむことに意識振っちゃって記憶が……あ、「ねぇねぇ」はホールと違ってオク上じゃなかった!
これは日によって気まぐれなやつなのかどうなのか!

リズム隊の演奏参加が途中からだからか、さく&たはは最初からスポットライトに照らされているのに対して、なか&じぇんはそれぞれ演奏で入ってくるところから照らされ始めてたと思う。
さらに間奏ではリズム隊が交互に映され続ける。モニターあるとこうなるんだ!!
サックスが音源(たくおさん不在)だからっていうのもあるだろうから、いらっしゃったらカメラ割り変わりそうだなぁ。


miss youは分数が短い曲が多いけれど、この曲は特に短く感じる。
嵐みたいな勢いとパワフルさと速さ!
そういえば昔まるで嵐のように……まるでハリケーンのようなすごいサクソフォーン……なんて口上もあったけどあれもサックス入ってたねぇ。
リグプロのあの紹介好き。
脱線。

あっという間に駆け抜けて、うわ〜〜もう終わっちゃうの!?
もっとブチ上がれるのに!!まだまだやれんのに!!もう1番増やそ!?

あー終わっちゃった!!でも楽しかったーーー!!





■12.ケモノミチ

そして、ホール同様であればアルバムゾーン最終曲であろうこの曲へ。

ホールではさくらいさんスタンドマイク?アコギ?どっちだったっけ?と曖昧な記憶だったけど、今回はちゃんと確認。スタンドマイク!
ホールと今日までの間に公開されたMVに印象を上書きされてて、身振り手振りのイメージがあったけど、ジェスチャーはほぼなし。
そりゃそうか、アコギと間違えたくらいだもんなぁ。
スタンドマイクを自分側に倒しながら、前傾で挑むように歌う。


ホールでステージ上空に吊るされていた枯れ枝のモチーフはなし、モニターへの枯れ枝の映像や本人たちのリアルタイムの映像の投影もなし。
彼らだけで表現するケモノミチ。

5階から肉眼で見ても、たはらさんがアコギを弾く腕のガシガシした動きがわかる。
とはいえやっぱり5階。1番や2番Bメロでじぇんちゃんがマヌケのポーズしてたかまでは見れなかった。
アリーナではモニターに本人たちを映すのかな、でもこのままを貫いてもめちゃくちゃかっこいいな……。
(半エンの1番モニター利用なしのTomorrow never knowsにかなり痺れた人)

演奏はMVで使われているホール音源のアレンジと同じだったと思う。
1番サビから始まる特徴的な「ダダダン」の音は同期で、2番サビ途中でじぇんちゃんの演奏が始まった。
2番入る前(Aメロ)からしばらくは右手でエアーで叩いてたと思う。


この曲はただただかっこいい。
ひりつく想いを歌全部バンド全部で叫んでいるみたいな歌。
感想や観察、考察そっちのけで、浴びることだけをしていたくなる。
こっちもちゃんとひりひりしたい。

だからこんなに感想薄いんだけど、でも本当にかっこいいのよ。

そんで、そんな叫んでいるだけの姿がかっこいいのが嬉しい。
ただのMr.Childrenが、最新のMr.Childrenが、こんなにかっこいいのが嬉しい。


ホールの音源使ったMVが公開されたとき、ラストの「叫ぶよ」のあと拍手→たはらさんアコギジャジャン!〆→会場から再度拍手、っていう流れが大宮公演で体験した流れと同じで「ほんとにライブ音源なんだ……!!」って感激したんだけど、今回もまた味わえてほんとに嬉しい……。
この〆が、もう自分にとっての「ライブのケモノミチ」の象徴になっちゃってるかもしれない。

ジャジャン!とともにまっくらになった会場で、これでもかと拍手しながら余韻を噛み締めた。





■MC3

8曲ぶっ続けだったこともあって、しばらくぶりのMC。
導入忘れちゃったんだけどけっこう突然始まって突然終わった気がする……


さく「見ました?映画(笑)

映画見ました?(2回目)
すっごくいい映画。
見た人は、ぜひ映画のことを思い出しながら聴いてください。」





■13.記憶の旅人

こんな前振りから始まるのはもちろんこの曲!

初披露なのもあって、誰が何を持っていたのか記憶が……初披露こそ見るべきなのに……!!
たはアコギ?さくらいさんはスタンドマイクだったかアコギだったか……何か持ってたか……記憶が……なにも……

そうだ、モニターに本人映像が映ってたけれどセピア加工されてたんだよね。
それでわかりにくくて……(言い訳)


ホールではケモノミチからの立て続けで放たれるが披露されたけれど、MCを挟んでーの新曲披露にチェンジ。
ホールではアルバムゾーンと既存曲ゾーンがシームレスにひと続きの文脈になっているのを感じたけれど、今回は一度リセットしてエクストラステージに入ったような印象。

でも、同じようにMC挟んでから披露されたサンギビのhimawari(当時新曲)はそこまでエクストラ感なかったんだよなぁ……この感覚の違いはなんだろう?って考えてて、それまでのがっつり世界観作りこんだアルバムゾーンとMCのラフさ、フランクさのコントラストが大きいかもと思った。

というか、いきなり「missyouツアーからFCライブっぽくなった!」って思ったんだよね。

だって、MCの(たぶん)第一声が「見ました?映画」よ?
なんの映画とも言わないっていう。
ここにいるみんなが知ってるの前提の言い方じゃんこれ。

映画館で何度も何度も見てきたFCツアーのMCを思い出した。
あぁこれほんとにFCライブなんだ、目の前にいるのがFC会員だって認識してるんだ、って考えて、もう……

;;


そう言っててアリーナでも「見ました?映画」だったらどうしよう!(笑)
そもそもアリーナだとMCなしで続けての形になるのか、言い方が変わるのか?
どうだろう、気になる!


曲中ほぼずっと白照明が点き続けてたのが、「風を切り走る列車の窓から」かその後の間奏から、たは→なか側に水平に回転?する照明に切り替わる。
(つまり白ムービング→消灯→白ムービング→消灯、を繰り返すような形)
これ、車窓から過ぎていく雪景色みたい。
映像使わずにこんなふうに表現できちゃうんだ、すごい!!

そんな間奏が終わって大サビに入ったらまた点灯し続ける照明に戻るんだけど、
今度は暖色がかった白。

君を失ったモノクロの心がぬくもりを取り戻した・あたたかな思い出として思い出せるようになった、って感じがしてすごくよかったヽ(;▽;)ノ





■MC4

さっきまでの連発がうそのようにまたしてもMC!
この新曲挟んで前後でMCする感じもFCライブっぽい〜〜(FCライブの基準がFCツアーの人)


さく「見ました?映画(3回目)

僕も見に行きました、劇場に。泣きに(笑)
自分の曲を聴いて泣けるのか確認するために(笑)(会場笑)
泣けました(笑)(会場笑笑)

まだ見てない人は、なにかしらの方法で見てください(笑)
(なんか含みのある言い方でおもろい)(ネトフリとかですか?笑)

青春18×2、計算できますか?
(\36ー!/)

36ね、じゃあ×3は?
(ちらほら\54ー!/の声)

え?(笑)(聞き取れなかったっぽい、さらに\54ー!/の声)
そう54なんですよ!(喜)

僕らの年齢54!偶然!(会場拍手!!!!)(おおーーーーすごい!!)
青春3回分ってこと!!(笑顔!!)
(ここでモニターにたは映ってにこにこしてた気がする)


いやこれ2日前くらいに気づいて(笑)
ふと『これ×3だとどうなるんだ?』って思って、暗算できないので(笑)(ぽちぽちするジェスチャー)
電卓で出しました(笑)

54じゃーん!!偶然!!(会場わーー!)
すごいじゃん!(ガッツポーズ)(会場わーーー!!)


今日はFather&Mother(ファザーアンドマザー)スペシャルライブということで、ファザマザのみなさん、全国から駆けつけてくれてありがとうございます!(会場拍手)」


開演前アナウンスが「ファーザーアンドマーザー」って言ってたから勝手にここで発音に安心(笑)
あとここで5階のどこかから「中国からきましたー!」って言ってる方がいて客席がざわめきました。
これ急に開催決まって急に当落発表されたやつなのに!!すごい!!


さく「北海道から沖縄まで……(会場おお……!みたいな感じ)
月曜日なのに……有給も使って(笑)

で、今回1人か2人までの申し込みでしょ、(と言いながらさくらいさん腕組む)
1人の人は基本1人で、友だちとの人は友だちとで……だからまぁ開場中が静かなこと(笑)
モニターで見てましたから、みなさんの後ろ姿(笑)(!?!!)」


再びざわめき(笑)
え!?!!見れんの!?!!!見てたの?!!?!
でもわかる、めちゃくちゃ静かだったよねぇ!!!!!!


さく「でもここまできたら友だちみたいなもんでしょ!(笑)(会場笑)

次の曲、ファザマザのみんなの声を聴かせてほしいと思ってます。
最近は、誰かを叩いたりする声も溢れる世の中だけど……
そうじゃなくて、
お互いを讃えるような、おっきくて、優しくて、強い声を、聴かせてください!」


この「おっきくて優しくて強い声」って言う声がすごく晴れやかで「信じてる!」って感じの声で、それだけでぐっときてしまったヽ(;▽;)ノ





■14.The song of praise

再びホールの流れに戻るように披露されたのはこの曲。

もう最初っからファザマザのみんなの声と手拍子がおっきくてあったかくて泣いてしまった。
メンバーも嬉しそうヽ(;▽;)ノ

ホールではアンコール2曲目だったから本編に繰り上がったような形なんだけど、ホール本編終盤がコールアンドレスポンス曲ゾーンだったこともあって、単なる繰り上がりっていうよりはそのゾーンの曲とチェンジしたような趣きもある。


さくらいさんはホールと同じシングルカッタウェイの茶アコギ。
たはらさんは黒いエレキ。よく見えなかったけどNash黒かなぁ。
なかけはオレンジくん。


この曲、前回も今回も大がかりな演出はないんだけど、なんか全部にくらってしまう。
朗らかなようでいて実はそれだけじゃない歌詞とか、演奏の優しさとか、夕焼けみたいな穏やかな照明とか、みんなで一緒になって声を出してる感じとか。

全部が心に積もって、途中から涙で本当に全部がぼやけたままになって、逆に笑っちゃったよ。


間奏ではさくらいさんが\オーオ、オーオ/を完全にこっちに任せてくれて、ご本人様はCDどおりじゃないフレーズを自由に歌ってた。
気持ちよさそうで嬉しい!

じぇんちゃんもカモーン!とか煽ってくれて、さらに舞い上がる。声出しすぎる。
その結果見事に翌日喉ガサガサになりました。
いいんだ!これで!!笑


たぶんこの曲の歌い終わりだったと思うけど、さくらいさんが歌っているバックでじぇんちゃんが両手を広げてた。
ただでさえ包容力の権化みたいなこの曲(???)(ド主観)でまたさらに包容力を……ヽ(;▽;)ノ

これ正面から見た画の記憶が残ってるからこの曲モニター使ってたってことなのかな……(変な思い出し方)


これまたこの曲か自信ないんだけど、最後はたは&さくが向かい合ってアイコンタクトで終わった、はず!





■MC5

さく「最近久しぶりに聴いて、すごく大好きになった曲をやります(笑顔!)」


!?!!?!!!?!

え、なんだ!?!!どの曲?!!
えーーーーーと……(考えてみた)(でもぱっと出てこない)
どの曲!?!!?!!(この間1秒)


さく「End of the day!」




えっ


え"!?!!?!!!!!!?!





じぇ「ワントゥースリーフォー!」






■15.End of the day



♪テレレテーンテンテンテーン


どええええええええええええええ!?!!!?!!!!?!!

えんど!!!!おぶざ!!!!でい!??!?!???!!!


え!?!!まじで!?!!?!えんどおぶざでい!?!!?!!!
ほんとに!?!うそ!?!!!!?!


♪テーンテンテンテーン  テレレレー


「♪目指したものが、」



ええええええええええええんどおぶざいでいだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!


ほんとのほんとにEnd of the day!!!!
11年ぶりの!!ブラオレぶりの!!End of the day!!

ちなみに自分はびっくりしすぎて乗り遅れちゃったんだけど、実は曲始まりのじぇんちゃんのカウント時、会場からめちゃくちゃ揃ったパンパンパンパン(手拍子)が発生してました。
ねぇ11年ぶりとかうそじゃ〜〜んみんな大好きじゃ〜〜ん!!
愛しいヽ(;▽;)ノ


11年ぶりとは言ったけれど、実は個人的には去年のapでやるかもと思った曲でもありました。

去年のap、初日に祈り、2日目にpiecesやったでしょ。
だから2日目の夜に、3日目End of the dayくるかも、あの曲も社会と暮らしと音楽とだし!とか思ったりもしてたのでした。
3日目は急遽セトリ変えたって話だったし、もしかして元は入ってたんじゃ……?どうかなぁ。

なんにせよ、こうして祈りトリプルA面シングルの3曲が久しぶりに披露されたこと、本当に嬉しい……。
しつこく書いちゃうけど、ティーンエイジャーのときのリアタイ曲は思い入れがひとしおで……もう同級生みたいなもんで……
それなのにベストアルバム発売のタイミングでもまったく披露されなかったのがかなりの衝撃だったから……

だから披露されただけでこれでもかって感慨深いのに。
「大好きになった」なんて言葉とともに聴けるなんて。

最近っていつ?もしかして去年のapのタイミング?(最近とは)
前はどう思ってた?


わかんないけどもうなんでもいい!

わかる、いいよねEnd of the day!!
私も12年くらい前からいいなぁって思ってた!!!!!!!

(笑)



と、導入がだいぶ長くなりましたが、レポをば。
ブラオレ披露時はアコギ弾き語りからだったのに対して、今回は原曲通りのスタート。
うお〜〜〜さにやんがブラオレの曲を弾いてる……!!(すぐ脱線)


さくらいさんは前曲から続いての茶アコギか青リンゴアコギ、
たはらさんは青テレ、
なかけはたぶんオレンジくん?という感じ。

具体的に表現できず申し訳ないけど、この曲、ひとりひとりの楽器の音がすごくよく聴こえると思った。めっちゃバンド!

ハープは同期。
2番サビ前のハープがあんまり聞き覚えないフレーズ吹いてる気がして新録?って思ったんだけど誰も言ってなくて自信ない……!
原曲より音量が大きくて違うふうに感じたのかな……答え合わせやいかに……。

照明は黄色メイン。
ちょっと意外だったんだけど、後からブラオレ見返したらブラオレも黄色でした。
なぜか黄色どころか水色っぽいイメージ持ってたんだけどなんでだろ、当時の衣装?(笑)


\えーんどーぶざでーぇ!/とか\オーノー!オーイェース!/とかは客席の腕(声)の見せどころなわけだけど、もーーーみんなの声でっっかい!!
サビもこれでもかと手拍子!!
それを受けるさくらいさんももーーーーめっっちゃくちゃ嬉しそう!!!!
あーーーーこっちも嬉しいよ!!
後ろからで見えないけど絶対みんなもいい顔してるでしょ、だってみんな背中が楽しそうだもん!!


そんなキャッチボールを何度も繰り返しながら曲は進み、どんどん会場のボルテージが上がっていく。

もうなんかすごかった。

「どこまでもいける!なんも心配ない!」

この歌のキラッキラな音、歌詞、弾むさくらいさんの声、みんなの声、この空間全部がそう言ってるみたいで。

楽しすぎて、ほんとにこのままどこまでも行けるんじゃ!?って気持ちになって、あまりの楽しさで泣けてきて。

すごい時間だった。
みんなが無敵キラキラ状態になっちゃうようなそんな時間。


なに言ってるのよさくらいさん、あなたこんなに素敵な歌を書いてたのよ
知らなかった?
私たち知ってたよ!!

曲が始まった直後はそれくらい言えそうな気持ちだったけど、私も全然知らなかったかもしれない。
End of the day、記憶の中よりももっともっとすごかった。





興奮さめやらぬまま見守っていると、さくらいさんがひとりでアコギをジャカジャカ鳴らし始める。
何の曲かはわからない。

歌が始まって気づいたのか、元のイントロが始まって気づいたのか、記憶は定かじゃないけれど。
何の曲かわかった瞬間息をのんだ。





■16.未完

「miss you」を引っ提げたセトリでこの曲を聴けるなんて思いもよらなかった。
2016年の夏イベント(GBGB)以来、8年ぶりの未完。

さくらいさんは前述のとおりアコギ。
前曲と同じ茶アコギだったか青リンゴアコギだったかはちょっと記憶が曖昧。
今までずっとブルフラで披露してきたこの曲、アコギは初めてじゃないかな。
さらに曖昧だけどたはらさんはレスポール?なかけはオレンジくん?

初っ端の「骨になっちまう」のあと、ドラムのシャンシャンシャンシャン!が入ってきて嬉しくなる。
未完ツアーから加わったこのアレンジ!!懐かしい!!これが大好きだった!!


自分にとっては、今日披露された曲の中で間違いなくいちばん多くの回数、ライブで聴いてきた曲。
思い出がありすぎる曲。

そしてそんな未完がEnd of the dayと並んでいるっていうのが、とてつもなく感慨深い。

なんとなく、ブラオレツアーのあった2013年とFCツアーのあった2014年って、たった1年しか空いていないのに断絶しているような感覚があって。

ブラオレツアーが終わって、サマソニがあって、ウカスカの活動が始まり、「放たれる」の配信はあったけれどほぼ1年ミスチルとしての活動は音沙汰がなくて……。
ようやく1年後動き始めたと思ったら突然の新曲発表FCツアー開始、しかもサポートがたけぴじゃなくてさにやん。

どういうことだ??  もしかして????

11月にリリースされた足音のクレジットにはたけぴの名前がなくて、2月に公開されたFCツアーのLIVE FILMのエンドロールは「Produced by Mr.Children」になっていて、そこでセルフプロデュースの開始をはっきり認識した。

つい2012年には「Mr.Childrenの音楽を聴いたときに僕らの顔が思い浮かぶんじゃなくて自分の音楽として聴いてほしい」と言っていた人が、
「聴いてほしい、聴こえてほしい、これが僕らの新しい足音」「何かにトライして失敗して、発展途中のバンドでありたいなと、それこそMr.Childrenの名前の通り」「“未完成”の未完です」
なんて言葉とともにバンドを前面に出した活動を始めた。

たった1年の空白を境にすべてが変わった。

結果的にデビューから続いたこばやしたけしプロデュースの終着点となったブラオレの曲たちは、セルフプロデュース開始以降はほとんど奏でられることがなかった。
End of the dayの項で言ったように、ブラオレツアーが最後の曲ばかり。

それが、こうして並んで奏でられる日が来るなんて。

(;;)


しかもただ並んでるだけじゃなくてさ、並ぶことで曲の類似性というか、どちらの曲も「もっともっとどこまでも行けるはず」って意志を持った曲であることが可視化されるというか。

近いはずなのにいちばん遠いと思っていた時期の曲たちが、こんな風に呼応し合う形で披露される日が来るなんて思わなかったよ。
もうなんだこれ、もーーーーーー(;;)(;;)

 
そんな感慨深さと曲そのものに煽られる興奮のままに1番2番を駆け抜けて、間奏へ。
間奏は元の長さを2回?繰り返して、おや?と思っていたら演奏がトーンダウンして、さくらいさんが語り始める。
つまりサンギビ沖縄や半エン終わりなき旅方式の曲中MC。
まさか未完でこれが発動するとは。



「ファザマザ、楽しんでますか(会場拍手)

2年前、僕らは半世紀へのエントランスという、デビュー30周年のライブをやりました。
半世紀、つまり50周年に向けて、僕らはもう動き出しています。
本当に50周年まで辿り着けるのかわからないけど……途中で力尽きてしまうかもしれないけど、
でも今は前だけを向いて、楽しみながら進んでます。(笑顔)

こうしていつもライブで音を鳴らしていると、自分の背中に大きな羽が生えて、どこまでも飛んで行けるような気がしてきます。

みなさんにとっても、今日のこの時間がそうであってくれたらいい。
明日も続いてたらもっといい。
1週間後まで続いてたらもっともっといい。
1年後まで続いてたらもっともっともっといい。

それが僕らの生きがいで、原動力です。

いつか、音楽の魔法が解けて。
みなさんが背中の、心の羽を忘れそうになったら、
ここに、この場所に、遊びに来てください。待ってます。」



語り終わったさくらいさんは、そのままオク下げで歌い始める。
演奏はさくらいさんのアコギだけで、語気も語尾も下げて。

「いっそ飛べない鳥の羽なんかもがれちまえばいい」
「そうほざいてみたって試練は手を緩めちゃくれない」


そこから一気に1オクターブ上がった原キーに戻って、バンド演奏とともにシャウトする。


「だからもうユニフォームを脱いで脱いで、」
「自由 自由 自由!!!!」

「自由自由自由」、3回繰り返した。
最後の3回目の自由自由自由の叫び、音が上がっていったか伸びがすごかったか……どうなってたか覚えてないんだけど、気迫に圧倒されたのを覚えてる。


もう途中から泣きすぎておかしくなりそうだった。
ラスサビの歌詞全部がこれまでのこと、今この場で起こっていること、これからに向かう彼らそのまんますぎて。
いろんなことを思い出して、いろんなことを思って。


あの頃が嘘みたいな、たどり着けないんじゃないかって不安になる隙もないくらいの歌声でなぞられる歌詞が「時に下りまた昇る」で。
「また昇る」が嬉しくて、「繰り返しながら」も「いつか辿り着く」も全部嬉しくて。
「胸の中の約束の場所」が、MCの言葉と繋がって。


「さぁ行こう常識という壁を越え」
「描くイメージは果てなく伸びる放物線」

「未来へ続く扉  相変わらず僕はノックし続ける」


ほんとに全部そのまんま。
「相変わらず僕ら」、10年経ってさらに本物になっちゃった。


あの頃自分が映画館で、ライブ会場で聴いていた未完は、まさに今から新しい挑戦を始めるMr.Childrenそのものの歌だった。

これからMr.Childrenはどうなっていくんだろう、この挑戦の先で何を見せてくれるんだろう?
なにがどうなったら“成功”かなんてわからないけれど、でもこの挑戦が彼らにとっての“成功”に終わってほしい、どうか進む先が明るくあってほしい、いやそうなるはずだ、なんて考えてた。
そうだった、思い出した。


あれからおよそ10年。

今私たち、あの頃想像してた「未来」にいるんだ。

あの頃ノックしてた扉の先に、こんな未来があるなんて想像できた?

あの頃だって全身全霊で挑んでいた彼らが未来でもっと頼もしく力強くなっているなんて、
10年経った今、さらに新たな目標を掲げて進んでいるなんて、予想できた?


変わっていくMr.Childrenは相変わらずかっこよくて、そんな彼らがこっちだって相変わらず好きで。
そんな「相変わらず」を繰り返しながら半世紀まで歩んでいけたら、もうどんなに幸せだろう。

そんなことを考えながら聴いてたら、ぐちゃぐちゃに泣きながら笑ってた。


何度も聴いてきたはずの未完だけど、この日はとびきり忘れられない。
FCライブという10年前にこれでもかと思いを馳せずにいられない日に聴けた、過去と現在が交錯して未来を指し示してくれるような、絶対に忘れたくない未完だった。



と、そんなわけでほぼ歌声と感情に意識を持っていかれてた未完だけど、ラスサビあたりで原曲にないブラスが鳴ってたのは覚えてる。
明らかに新録だと思うんだけど、リハ音源とかなのかな……それならやっぱりアリーナ本編にはたくおさんアリーナ帯同しそう……。
いや、普通に考えてWe have~とかアートとかあるから帯同しないわけがないか……。



曲が終わると暗転。
勝手に脳内ではリフレクツアーの未完(今回と同じくライブ終盤で披露)でおなじみだった「どうもありがとうMr.Childrenでした」の言葉が流れたけれど、今回は曲終わりの言葉はなし。
そのまま明転することなく暗い中、彼らは去っていった。





■アンコールMC

さく&さにだけ出てきたホールとは違い、今回は全員登場。
鳴り止まない拍手に会場を見回すメンバー。嬉しそう!!

この日はじぇんちゃんとさにやん以外お着替えなかったと思うんだけど、初日のアンコールではさくらいさんがツアTになってたそうな。
なんでたった2日間のライブで変えてくるん!?!!?!wwwwww



さく「メンバー紹介させてください!
キーボード、ボーカル、コーラス、SUNNY!」

さにやんTシャツになってる!
グッズの木の柄のTシャツ(miss you Tシャツ グレーブラックってやつ)っぽく見える!


さく「ドラムス、すずきひでや!ジェン!」


じぇんちゃんも胸元にツーポイントくらい入ったTシャツにチェンジ。
3文くらい喋るんだけど見事にオフマイクでなにもわからん(笑)


さく「ベース、なかがわけーすけ!」

さく「ギターたはらけんいち!」

と続いたかと思うとさっとたはらさんがマイクに近づいて

たは「そしてボーカル、さくらいかずとし」

こっちが歓声差し込む隙がない!!笑


たぶんここだったと思うんだけど、さくらいさん、照れたように肩上げ下げ、後ろのじぇんも真似して肩上げ下げ
なにこれかわいい!!!!!!!!!!

ちょっと間があってから、


さく「次の曲で、最後の曲です。
(\えーー!/)
ありがとう(笑)

今日のことを見逃さないように、見落とさないように持って帰ってもらえるよう(もらうために?)、この曲をお届けします」





■En.1 Sign

この言葉から始まるのはこの曲一択!
なんだけど、始まった瞬間は「Signだ〜〜!!」という感想より先に「in the pocketはやらないんだ!?」という衝撃が勝ってしまった……(笑)

in the pocket、やらないんだ!?!!?
でも実際のとこ、今のところのこのセトリにin the pocket入ってるの想像できないんだよなぁ……
ツアー本編でもやらないと言われても違和感はない、けど、最新曲だし……!!
どうなるんだ……!?


Signに意識を戻しまして!
アレンジや歌い方はスタンダード、派手な照明演出もなくずっとステージは明るい感じ。

これもまた何度も聴いてきた曲のはずなんだけど、なにげにこんなに終盤で聴くのって初めてかもしれない。
アンコールの最後ということでいうとI♡Uぶりになる?
自分の参加歴からしてSign=中盤ってイメージがついていたから、なんだか不思議な気分。

ケモノミチと記憶の旅人の間に断層を感じたように、この「1曲だけのアンコール」としてのSignも、それまでのセトリからぽかりと浮いているような感覚がある。
でも、曲前のMCや、「残された時間」「大切にしなきゃ」の歌詞を語りかけるように愛おしげに歌う姿を見ていると、今本当にそう思いながら歌ってくれてるのが伝わってきて……自然と今日のここまでの曲たち、見た景色、感情が走馬灯のように頭を流れて……
だからこれもまた、この日の私には「miss youツアーのセトリの1曲」というより「FCライブの〆の1曲」のように聴こえたのでした。

このSign、ツアー本編でもやるのかなぁ。
プレライブだけ、FCライブだけと言われてもなんとなく納得しちゃう。
ここにどんな曲が加わって、どんな文脈になって、どんな聴こえ方になるんだろう。


……と、ここまではライブ中に思っていたこと。
ここからはライブから随分経って追加公演が目前に迫った頃に思ったこと。

追加公演に参加できることになって、ようやくプレライブのことを落ち着いて思い返せるようになって、プレイリストを聴き返したある日突然に思ったんです。


いや、Signが生まれた経緯もだいぶmissyouじゃね??


Signは、シフクノオトのアルバムレコーディングが終わって打ち上げをした翌日に生まれた曲。

二日酔いが醒めないまま対談の仕事に向かう車でメロディが流れ始めたかと思ったら対談中も止まらず対談どころじゃなかった……というツッコミどころ満載なエピソードが好きなんだけど(そしてその対談がどの対談なのかもめちゃくちゃ気になるんだけど)(大丈夫だったのかそれは)、それはさておき。

そんなエピソードを語るさくらいさんから出た「シフクノオトを総括するような歌」「シフクノオトを作りながら感じていたことを閉じ込めた曲」という言葉が印象的で、大好きで。

言わずもがな、シフクノオトはさくらいさんの病気(やじぇんの抵抗)もあって活動が途切れたあと、紆余曲折を経て生まれたアルバム。
アルバムのインタビューでも、何度も4人で音を奏でられる喜びを噛み締めたことが語られていた。(ここまでのエピソードは当時のラジオ(ミュージックスクエア)、JAPAN、CDでーた、WHAT'S IN?あたりをチェケラ)


「届いてくれるといいな 君の分かんないところで僕も今奏でてるよ」
「ありふれた時間が愛しく思えたら それは“愛の仕業”と小さく笑った」


そうだった。
この歌も再会、再開の喜びの中から生まれてきた歌だった。
しかも彼ら自身の!

そんな歌を「miss you」の文脈で贈ってくれるなんて、バンドへのmissyouを噛み締め愛おしんだ歌をこちら(客席)に向けてくれるなんて、
もう、とんでもなくないか?
私たちとんでもないものもらってたんじゃないか?
って、ライブ後3ヶ月くらい経ってから思いました……(笑)(遅)


とはいえ、生まれた経緯=その歌の絶対的な本質と言いたいわけではまったくなくて。
このエピソードから生まれた曲だからSignはもともとバンドのための曲!この解釈だけ!って思ってほしくはない!人の解釈を狭めたくはない!
ので、そこはご理解いただきたく!

むしろ私としてはずっとSignの印象は逆だったかもしれない。
周年ライブで聴くことが多かったこともあるかな、なんか「あの大ヒット曲『Sign』!」みたいな、「みんなが好きな歌!みんなが知ってる歌!」みたいな印象を持ち続けてきた気がする。
そしてもちろん、彼らもポップザウルス的にその期待や思い入れに応えるという一面もあってセトリに入れていたこともあるんじゃないかなとは思う。

だけどSignってそれだけじゃなかったよな、この曲だって一個の「Mr.Childrenの歌」だったよな、
っていうことを今回思い出させられた気がする。



何度も聴いてきた歌のはず、だけどまだまだ見え方が変わったり増えたりする。
なんならライブが終わったあとにも!

これがあるからライブが大好き。
ライブで新しいMr.Childrenに、曲の新しい一面に出会うのが大好き。
何ひとつ見落とさない、なんてとてつもなく難しいけれど、ひとつでも多く受けとったり見出したりできたらいいなぁって改めて思う。



曲のラストはじぇん&さくらいさんのアイコンタクトで〆!
見落とさなかった!!笑





■最後の挨拶

曲が終わってさくらいさん、口パクでどうもありがとう!
続いての「キーボード、SUNNY!」で立ち上がったさにやんがそのまま次のじぇんを指したら、なぜかじぇんがその手を取って2人で手繋いで前に出てくる(笑)
なかよし(笑)

「ドラムス、すずきひでや!じぇん!」(じぇん手離してお手振り)

じぇん、さくらいさんの後ろを小走りで通って前へ。
さくらいさんが手でちょっかい出したように見えたけど気のせい?(笑)

「ベース、なかがわけーすけ!
ギターたはらけんいち!
ボーカルさくらいかずとしでした!」


たはさにさくじぇなかの順で並んでお辞儀、ちょっとレアな並び!

さにやんが退場してメンバー4人で上手~下手お手振り。
退場曲は記憶の旅人。
なんかこの曲が退場曲なの、おもしろくない?? 退場曲ぽくなさすぎる(笑)

ちょうど上手→下手側に戻るところで歌い始めのとこだったのでじぇんがふざけてマイクスタンドで歌うふり!
さくらいさん振り返ってこら!(笑)だかいいぞいいぞー!みたいな感じで笑っててほっこり!


そんなさくらいさんからの最後の言葉。

「ありがとうファザマザ!
月曜日なのに全国から駆けつけてくれて!
これからもよろしくね!

ばいばい!気をつけて帰ってください!
またどこかで会いましょう!ばいばい!」


つい今まで笑顔で拍手できていたのに、突然涙が込み上げて止まらなくなってしまった。


「ありがとうファザマザ!」だって。
「ファザマザ」だって。

「これからもよろしくね」だって。


今日ここまででも何度か聞いたはずなのにな。
突然LIVE FILMがフラッシュバックして、うわ、「ありがとうファザマザ!」じゃんって思って。

あぁ私、今日初めて「ファザマザ」って言ってもらえたんだ、やっとFCライブに参加できたんだ、って実感が湧いてきて。
初めてのFCライブがこれか、ほんと最高だった、終わっちゃうんだ、って思って。

感情がぐちゃぐちゃになって、ライブが終わったあとも全然泣きやめなかった。
泣きながら帰りたくない〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!;;;;って言ってた(笑)

そんでこの日の自分にはそんな気持ちに付き合って分かちあってくれる人がいてくれたのもさらに幸せだった。
これもMr.Childrenがくれた大切なものヽ(;▽;)ノ


結局10年持ち続けてしまった憧れは全く薄れなくて、それがやっと叶って、しかも形だけ叶ったとかじゃなくて、今の彼らの今のライブにこれでもかって魅せられて。
そんなんさいこーじゃん!!
本当に最高の夜だった!!

今日この場所で「ファザマザ」のひとりになれたこと、このライブに参加させてもらえたこと、本当に幸せでした!!
本当にありがとう!!!!





■あとがき的な

そんなわけで初めて参加させていただいたプレライブ。
追加公演にも参加させていただけた今の自分にとっても、特別で大切なライブです。

初めてのFCライブとして感慨深かったことはもう↑で散々言ってるので割愛して(笑)
それ以外で思ったところを。

プレライブ、これまで参加した友人知人の言葉からアリーナツアーと比べてシンプルなものになるだろうとは思ってたけれど、まさかホールツアーよりもシンプルだとは思ってなくてびっくりした。
これはプレが想定よりシンプルだったっていうより、ミスチルのホールツアーがホールツアーにしては演出作り込みまくりってところが影響してる(笑)(ホールなのに可動式ステージ使ってたもんなぁ……)


そんな「シンプル」に展開されたライブはどうだったかというと、ほんっっとうに楽しかった!

彼らの歌い奏でる音・姿と照明のみによって届けられる曲たちは、ほとんど「曲そのもの」といった趣き。
私はUNITEで照明とご本人様の演奏する姿と音だけで披露されたDancing Shoesが未だにめちゃくちゃ好きで、さわやかのハンバーグはオニオンソースより塩と胡椒で食べる方が好きなタイプの人間なんだけど、そんな人間にとっちゃもうご褒美!!ボーナスタイム!!
構成する要素が少ないからこそ、仕草や音、照明などをいつもよりひとつひとつ丁寧に味わわせてもらえた気がする。


セトリはホールツアーと同じくアルバムゾーンを設けつつ、前後の既存曲ゾーンはほぼ全とっかえ。
でも、割と同意異曲(造語)的な組み方な気がする。

アルバムゾーン前の「靴ひも」、「つよがり」はまさに“missyou”(君に会いたい)な曲。
ホールツアーで「常套句」を聴いた時点でも「うわーーーー常套句めっちゃmissyouじゃん!!なんで気づかなかったんだ!!」って思ってたけど、まだあったわ!!
しかも「靴ひも」とかちゃんと“missyou”なのにアリーナっぽいし!!(「つよがり」はどっちもいけるイメージ、虹でもやってたし)
あるメッセージを伝えようとしたときに規模に合わせた曲のチョイスができるの、強い。
これが30年超の積み重ねってやつですよ。(誰?)


「ケモノミチ」でアルバムゾーンが終了してからの「The song of praise」と「End of the day」は、ホールツアーで同ポジションだった「声」「Your Song」を彷彿とさせられる。
どちらもステージと客席で“声”を交換し合う曲たち。
この「声もなく叫ぶよ」(ケモノミチ)→“声”を出す、という流れ、ホールとアリーナのどちらでもすごく大事にされている気がする。


「アンダーシャツ」はホールの「口がすべって」と戦争、紛争というキーワードで繋がるんじゃないかな、と言いつつ、別の役割もありそうな気もしている……。

ホールの感想文で言ったけど、私は「miss you」を引っ提げたツアーは絶対に「I MISS YOU」から始まってほしい!始まるはずだ!と思ってたんですね。
(ホールでは外れたけど!そしてアリーナもこのままかわからんけど!笑)
で、「I MISS YOU」から始まるなら、セトリの方向性としてはネガから始まってポジに向かう形になるかなと思ってた。
近しいセトリだと重力と呼吸みたいな……「SINGLES」→「Monster」→「himawari」と傷心と混沌を重ねるところからセトリが始まるみたいな。

だから、「I MISS YOU」→「アンダーシャツ」はかなりわかる!!って思った。
し、あともう1曲くらい前後どっちかにこの傾向の曲が来そうな気がする……。
それこそ「アンダーシャツ」のイントロ流れてきたときになんでか勘違いした「ラヴ コネクション」とかどうですか?
え?聴きたいだけだろって?是非もございません!!笑


そんなふうにホールとアリーナ(仮)の共通点も多々見出しつつ、ひとつ明確に違ったと思うのが、Mr.Childrenとしてのステートメントの有無。
つまり、アリーナにおける「未完」という曲の存在。

ホールのセットリストはかなりお手紙的というか……バンド単位で何かの主張を強く投げかけるというよりは、お客さんと個対個で分かち合おう、寄り添おうとするものだった気がしてる。
曲やMCの端々から伝えられる「会いたかった!」のメッセージ、
本編が「おはよう」・アンコールが「祈り」で終わる日常に寄り添うようなセトリ、
Mr.Childrenとしての決意表明を背負って世の中に送り出された「優しい歌」という楽曲が、生まれたときの悩みのエピソードとともに弾き語り・パーソナルなものとして披露されたこと、
「ホールツアー」というお客さんの地元にお届けしに行くようなツアーのスタイル、など……。
これらは「miss you」というアルバムの性質そのものでもあると思う。
つまり、ホールは「まずはmiss youというアルバムを伝える」ことに主眼を置いたライブだったんじゃないか。

もちろんプレのセトリでもその性質は引き続き見受けられるし、0か100かとは思ってない。
けれどこの日披露された「未完」は、絶対それだけではなかったと思う。

「さぁ行こう常識という壁を越え」、
「未来へ続く扉 相変わらず僕らノックし続ける」。

確実に、半世紀に向かうMr.Childrenとしての決意表明の歌でもあったと思う。
「miss you」のその先へ。

それを、「End of the day」→「未完」というセルフプロデュースに乗り出した時系列に沿って披露したっていうのもまた意義深く感じてしまう。
時系列と相似形になることで、「決意表明としての『未完』」が強化されるような。


また、【アルバムの流れをセトリ内にがっつり再現しつつ、現在のMr.Childrenの決意表明に繋げていく】っていう展開には、POPSAURUS2001を彷彿とさせられもした。

そういえば、ホールの「優しい歌」前で語られた「どんな曲を作ればいいのかわからなくなった」の悩みって、そのままPOPSAURUS2001の特大パンフで語られていたものだったな、
個人の悩みから生まれた「優しい歌」だけど、その後バンドのPOPSAURUSとしての決意表明を担うようになったんだよな、
パーソナルで日常的、オーガニック気質なホールツアー→バンドイズム前面に決意表明まで至るアリーナツアーへの変遷って、まんま「優しい歌」の辿った道筋みたいだな……


うん…………

………………………………


……だからプレが終わってからの私がいちばん恐れていたのは、
「もしかしてアリーナで決意表明としての・バンドスタイルのあの曲をやるんじゃないか?」
「このまま当たらなかったら、」
「もしこれが人生最後のチャンスだったら、」ということで……


しかもプレが終わったあと事故的にツアー本編と思しきセトリを目撃してしまって……その中にその曲があって……
なんか位置的に明らかに弾き語りじゃないだろって感じで……


……………………


……………………………………………………



そのあたりはまた追加公演でヽ(;▽;)ノ



いろいろと書いたけれど、「それらの曲が足りてないからプレは不完全、不満足」とか言いたいわけじゃまっっったくない!

もちろん客観的に見て、ツアー本編よりも曲数や演出は少ない。
それゆえにチケ代もほぼ半額。

けれど、あの日感じた初めての曲が連発される驚き、再びmiss youの曲たちを聴ける嬉しさ、そして久しぶりに聴けた曲たちへの感激は、間違いなく本物で。

むしろプレだからこそ味わえるそのままの曲たち・そのままのMr.Children、
断片をヒントに「どんなツアーなのか?」を考察し「何が加わるのか?変わるのか?」を想像できる謎解き的楽しさ、
ファザマザとしての客席に示してくれた親愛……

どれもこれも欠けたピースを埋めて余りあるものでした。
逆にチケ代安すぎるわ!!(笑)

ほんとーーーーーに参加させてもらえて幸せだった!!!!
ありがとうございましたヽ(;▽;)ノ


最後におまけでレポ絵的なものですっす










そんなこんなのプレ参加でしたが、ありがたいことに、自分は追加公演でプレでの想像を答え合わせする機会をいただくことができ……。
お次は追加公演感想文をあげられたらなぁと思ってます。

プレでの想像は当たったのか外れたのか?はたまたどう飛び越えられたのか?
プレからどんなところが継承されてどんなところが変わったのか?
記憶の限り残して伝えられたら幸いです。

ではでは!




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