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親愛なる櫻坂46さんへ

とっても自分の話

櫻坂にとって5本目となった今回のツアー(5th TOUR "Addiction")中、仕事の状況が滅茶苦茶で
身の丈に合わない役割、チームのキャパシティを超えたタスク量、削られた要望、「来月までの我慢だから」と言われ始まったはずが気づけば半年に延びた変則勤務
東京ドーム初日の日は、これ以上こんな状態が続いたら本当にやられてしまう人が出てきてしまうからと意を決して会議で訴えた日だった
でもまったく聞き入れられなくて
もう悲しいでも悔しいでもなく頭がぼんやりして、涙だけが止まらないまま東京ドームに向かった

ライブはもう始まった瞬間からメンバーのテンションがMAXで、嬉しそうな表情を見てるだけで嬉しくなって、仕事のことは忘れられた

ある曲の前、森田ひかるさんの演技パートがあった
通り過ぎる車によって突然降りかかった水しぶき(きっと泥水だろう)を被った彼女は、何も言わずに水を払って歩き出す
立ち止まったかと思うとそこにあったゴミ箱を蹴り飛ばした
苛立たしげに舌打ちする彼女の顔のアップから次曲「マンホールの蓋の上」が始まる

きっと全然泣くようなパートでも曲でもない、だけど涙が止まらなかった

あ、怒ってよかったんだって思った

グループでいちばん身長の小さい彼女、だけど私は一度もパフォーマンスを見ていて小さいと感じたことはない
彼女が真ん中に立ったときに見せる覇気、パフォーマンス、本当にかっこいい

今働いていて同じポジションにいる方は、みな歳上で知識も経験も年次ももちろん体格も上の男性たちで
東京ドームに行ったその頃は、会議室で顔を突き合わせるたびに恥ずかしくなっていた
なんで自分なんかがここにいるんだろうと

そのままの姿で喜びも怒りも表現する彼女を見たとき、文字にすると本当に単純で笑えちゃうけれど、本当に救われてしまった
東京ドームと比べればとてつもなく小さなあの会議室や執務室を重ねるなんて馬鹿げてる
アイドルとして5万人と対峙するその子と重ねるなんておこがましい
だけど、私もがんばれると思ってしまった

それはこの曲に限ったことでも、森田ひかるさんに限ったことでもない

東京ドーム3日目のほのちゃんのMCの言葉がすごく象徴的だなって思った

「今日、櫻坂、かっこよかった〜〜!!って人〜〜!!」
はーーい!!

「今日、櫻坂、かわいかった〜〜!!って人〜〜!!」
はーーい!!

彼女たちはパンツスーツ姿のまま「かわいい」も「かっこいい」もやってしまう
スカートだって履く、スカートでもかっこよくてかわいくて、
彼女たちはそのままでどんな彼女たちにもなれる
喜び、悲しみ、怒り、癒し、それらを彼女たちは彼女たちのままで表明する
そこにまた単純かもしれないけれど勇気づけられてしまう

あんなに疲弊していたはずなのに、東京ドームが終わってから信じられないくらい元気になった、し、ちょっと変わった
チーム員ともっと感情を分かち合うようになった、相談し合うようになった、みんなで怒った、改善に向けて筋道を立てて動くことを始めた
京セラの直前、ダメ元で上の上に相談を持ちかけた
そしたらきちんと現状が伝わって、改善に向けて動いてもらえることになった

そんな日から数日経ってやってきたのが京セラ公演
1日目に聴いた「死んだふり」、ありえないくらい泣いた

自分は諦めていないつもりで諦めていたんだな、今やっと息を吹き返したんだな、
そしてそのきっかけになったのは間違いなくあなたたち、櫻坂46のみんなだったな
それを確かめられた

最後に四期生のみんなが笑顔で手を差し出してくれるところ、本当に大好き
かわいいその笑顔、ずーっと失われずいてほしいな

何度も聴いて・見てきたはずのStart over!のパフォーマンスもまったく見え方が変わってしまった
あの曲、ほんとに一貫して「蘇生」「やり直し」を謳っているんだね
もうダメだと言わんばかりに仰向けに倒れ込んだ夏鈴ちゃんをメンバーが支えて再び起き上がらせるところから始まり、円のフォーメーション内を夏鈴ちゃんが反時計回りで舞い、ぎゅっとメンバーが集まったかと思うと心臓の拍動を模したフォーメーションと動きを見せる
特にこの曲でいちばん多くの回数繰り返される握った両手を前後に突き出すあの振付、もしかして心臓マッサージ?
その両手が突き出される先は客席で、何度も何度も「まだやり直せる!生き返れ!」って言ってくれてるみたいで、京セラ2日目に涙するようになってしまった

「承認欲求」のコール、改めて思ったけどこんなにスカッとするもんないね
日常生活でこんなでかい声で「不安!不安!不安!ふあーーん!!」とか「知らん知らん知らん知らーん!!」なんて叫ばんわ
会場とステージで一緒にボルテージMAXで作り上げるこの曲、ほんと大好き

こんなふうに怒りや不安に寄り添ってくれるだけじゃなくて、あーーーーーもう楽しい!!嬉しい!!大好き!!!!って思う瞬間も数えきれないほどあって

「UDAGAWA GENERATION」からの「何歳の頃に戻りたいのか?」とかさ、最高だったね
サーカス団とのコラボレーションと櫻坂自身のアクロバット、MVを再現したれなぁ砲……これでもかってエンタテインメントが詰め込まれたウダジェネでたのしーーーーー!!!!って実感した後の「今がいちばん楽しいよね!!」を確かめる曲・いくもど、それぞれの曲の意味が10000倍になって、楽しすぎて涙が出てきてしまった

2025年の私に櫻坂46がいてくれてよかった
このツアーがあってくれてよかった

まつりちゃんが何度も「櫻坂にはBuddiesがついてるし、Buddiesには櫻坂がついてます!」とか、
「みなさんが応援してくれたように私たちも応援したいんです!」とか、
このライブがみなさんの活力になれば、とか言ってくれたけれど、本当になってるよ  なったよ
3時間、ほぼぶっ通しで歌い踊り続けて、なんならただ立ってるだけのオタクの方がバテてインターバルで休憩取ったりして(笑)
そんなとてつもないライブをやり遂げたあなたたちのたくましさが眩しい  私もがんばろうって思えた
このライブを通して受け取ったもので私の心は生き延びられたよ

ほんとにありがとう、また今度もーっと元気な自分で会いに行くからね
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Mr.Children tour 2024 miss you arena tour @10/26 Kアリーナ横浜 ④




【アンコール】

明転したステージ上に登場したのはさくらいさんとさにやん。
お着替えしてきたさくらいさんは、黒シャツ→黒Vネックシャツ+白のノーカラージャケットにチェンジ。
めっっっちゃさくらいさんみたいな服装してるぅ!!!!(※さくらいさんです)
本編の黒シャツもSexyでmiss youっぽくてNiceだったけどさ、やっぱりさくらいさんみたいな格好のさくらいさん、いいわ……とても……いいわ……


ていうかアンコール1曲目で2人だけなのね?
そうだろうと思ってはいたけどもうプレと違うな……!?(プレのアンコールは1曲のみ、バンドでのSignだった)

あとなんかたはらさんとなかけのあたりにドラム缶みたいなのがある。
でも本人たちいないし、後から使う機材?それか水とか置く机?
謎が多い……。





■MC

「小編成になりますが、2000年に発売されたQというアルバムから、Hallelujahという曲をお届けしたいと思います。
『Hallelujah』というのは神を讃えよ、神を崇めよという意味の言葉だそうです。
僕はキリスト教徒ではないけれど、なんとなくはわかる気がして。」


すみません、気が動転してここから先完全に忘れました……。


え、まじでHallelujahなんだ、

あのネタバレセトリはほんとってこと???

じゃあこの後もしかして……

いや待ってその前にHallelujahを2人編成で???え????





■Hallelujah

というわけでのHallelujahなんですが!!!!
この曲だけなぜかピンポイントで3回ネタバレ食らってました!!
多くは語りませんが1回目は掲示板!!2回目はついった!!3回目は福井の弁当屋!!!!(弁当屋?????)

でもさぁ!!!!まさかバンドスタイルじゃないとは思ってなかった!!!!
やるかもって知ってても驚かされることあるんだねぇ……


さくらいさんがアコギ1本で歌い始める。
ほんとにHallelujah弾き語りしてる……おお……。
しかも今の声で……なんか不思議な感じ……。

2番?からさにやんキーボが入ってくる。

!!このっ!オルガンみたいなキーボ!!!!
Q時代とかに多用されてたこれ!!!!どっちかというと浦ちゃんがよく弾いてた神聖な感じの音のやつ!!!!(語彙)聴けるの嬉しい!!!!
あのMCとこのアレンジなら絶対これ!!!!
好き!!!!!!!!

2番からさくらいさんの声でのコーラスも入ってくる。
たぶん原曲2番に入ってるコーラス音源。
ちょっとびっくりした、さにやんコーラスじゃないんだ……。


曲が進む度に何かしらびっくりしてたこの曲、気を取り直して2番のサビは歌詞をじっくり聴こう、とか思ってたらまた思わぬことが起こる。
一生落ち着けないなこのHallelujah……

さくらいさんが歌ってる中、スポットライトの当たらない暗がりに、人が出てくる。
たはなかじぇ……え、小編成うそやん(笑)

歩いてくるたはらさん、手に棒2本持ってる?
で、あのドラム缶みたいな寸胴みたいなのの横にやってきて……あ、これドラム!?
なかけも気づいたら同じようになかけ側のドラム?のそばにいる。

え????
そゆこと??????
グロッケンいち(グロッケンではない)の再来????


翻弄されている間にふたりの姿が急に見やすくなったと思ったら、ステージが明るくなって、たは&なかがほんとにドラムを叩き出した。
「ハ・ハレ♪」のリズムに合わせて両手でドン♪ドッドン♪みたいな……
なにこれ!!なにこれ!!!!

しかもこのタイミングでさくらいさんが客席に手拍子と「ハ・ハレ♪」のコーラスを煽り始める。
あの!!それどころじゃないです!!!!wwww

気づいたら演奏はドラムだけになってて、そこにみんなの手拍子とハ・ハレ♪だけ重なる状態。
ゴスペル的な感じだとは思うんだけどね!?!!??
なんかさあ!!!!突然すぎて風邪のときに見る夢みたいなんだけど!!!!!!
なにこれ??!!?!!
なんで!?!!?!!wwwwww

よく見たらじぇんちゃんはドラムセットに鎮座してて、ハ・ハレ♪してる。
あ、普通のドラムセットだ……そりゃそうか(笑)
視線を動かすとなかけも叩きながら歌ってる。
たはらさんは?って思って見ると歌ってない。ねぇ!!!!笑 

さくらいさんは別パート歌い始めた。
私はとりあえず手拍子しつつハ・ハレ♪を歌ってみるけど正直ちゃんと叩けてないし歌えてない。
情報量多すぎて手と口に意識が回らん。なんだこれ!!!!!!

これ全国でやってるんだ…………
知らない人びっくりしただろうな……
私もびっくりしたけど……
現実逃避みたいになってきてごめん、処理能力超えてて……


まじでずっと混乱してて、何回繰り返したとかわからない間に終わって暗くなった。
やっと息がつけて(物理)(なにせ歌わされてた)「今のはどういう……」とか考え始めようとしたところで、思考はぶった切られた。



たぶんあの光、一生忘れない。


暗いステージの上、青い照明だけがついて。

もう何百回聴いたかわからない、もう何度恋焦がれたかわからない、原曲そのままのイントロが流れてきた。





■優しい歌

やっと出会えた。

本当にやっと。


開演前、今日こそ聴けるんじゃないか、って根拠もなくどきどきした日

落ちてしまったツアーのセトリにその曲の名前を見つけた日

全然平気なつもりでいたのに、ふとシャッフルで流れてきて、どうにも涙が出てきてしまった日

やっぱり私はこの曲なんだよ、って思った日


どれをどう繰り返したかわからない。


繰り返すうち、いつからか自分にとっていちばんの恐怖は「私はこのままこの曲を聴けないまま人生を終えるかもしれない」になっていた。


だから、今回のツアーの日々が本当に苦しかった。
プレに行って、今回こそ私がいちばん聴きたかった形でのその曲をやるんじゃないかって、勝手に確信してしまっていたから。

申し込める先行がひとつずつなくなって、リセールも終わって 、最終抽選券を申し込める公演もひとつずつ終わっていって
いやそれでも諦めるのは早い、アリーナツアーならいつもみたいにあるはず、と思っていた当日券も関東では出なくて
いやいや関東だからかも、広島なら、福岡なら、
毎回今日は出るかもと勝手に望みをかけては、何もなくその日を終えることを繰り返して

自分の人生が「優しい歌を聴けなかった人生」で確定されつつあるように思えて

このじわじわ締められているような日々を一秒でもはやく終わらせたい、逃げたい、でも申し込まないとゼロはゼロのまま
でも望まない結論なら見たくない、結論が出る前に終わりになりたい

どうして自分はこんなにこの曲を聴きたいんだろう。
どうしていつからどこを好きになったんだろう。
そもそも好きなのか?
「いつも自分が行けなかったライブでやられる曲」だからじゃないか?
好きだから聴きたいんじゃなくて、「聴けなかった自分」を脱したいだけなんじゃないか?
それって「好き」か?ただの「執着」じゃないか?

楽になりたいならホールで「聴けた」にカウントすればよかったのに

それでも4人で奏でるその歌を求めてやまないのはどうして?

会社からの帰り道、今流れてほしいって日に流れてきてくれるのはどうして?

諦めさせてくれないのはどうして?

諦められないのはどうして?


ぐるぐる考え続けてぐちゃぐちゃになった約2ヶ月の終わり、
追加公演のお知らせが来たとき、本当に救われた。

まだ発表されただけなのに。

「行けるかもしれない」からじゃない。
「まだ未来が確定していない」っていう、それだけで息ができるようになった気持ちだった。


でも人間って贅沢で、ひとつ晴れると他が心配になってくる。

ついに追加公演に当選させていただいて、今度は「ツアー本編と追加公演でセトリ変わりませんように!」と願う日々が始まった。

強欲!(笑)
そもそもツアー本編のセトリでほんとにやってるかも、それがバンドでの披露なのかも、なんにもわかんないのに!


そうやって勝手に苦しんで祈って、プレから4ヶ月。

虹ツアーから8年。

終コンから15年。

初めてのライブから17年。



やっと、本当にやっとだよ。


憧れ恋焦がれ続けた、その曲が始まった。


前振りあんまりに長くてごめんね、でも17年分って思ったらけっこう圧縮した方でしょ?(笑)

そんじゃここからようやくレポ!と行きたいところなんだけど、もうね、おもしろいくらいにレポ的な記憶がない(笑)
Aメロの低いところをオク上げしてたか原キーのままだったかとか、演奏が終コンみたいにアレンジバリバリだったか原曲準拠だったかとか、誰の演奏がどうだったとか、アコーディオンあったかとか、
後から聞いたら歌詞変えてたらしいとか、スニーカーの紐を結ぶジェスチャーをした公演もあったらしいとか……
いろいろあるはずなのに、そういうレポ的なこと、まったく覚えてない!

ずーっと自分が初めてライブで聴く瞬間を想像したり、絶対全部の記憶を持って帰るんだ、って思ったりしてきたはずなんだけど、
でもなんでかまったくこれで「もったいない」とか「悔しい」って気持ちがない。

覚えてないことだらけなのに、幸せだったことだけは強烈に残ってる。
書いている今も涙ぐんでるくらいに。



ドラムの音がして、ベースの音がして、ギターの音がして、それを味方に笑顔で歌うその人がいた。

それだけでもう本当に嬉しくて嬉しくて。

嬉しいで一色になってたらあっという間に1番のサビがやってきた。

ハンドマイクで、満面の笑みのその人が優しい歌ー!って歌って、

その瞬間スローモーションみたいに、あ、そっか、私初めて「ウォーオー」を言えるんだって思った。

Superfolkloreでもホールでも声は出さなかった。(ホールはそもそも弾き語りで声を出すようなアレンジじゃなかったけど)
これだけはとっておきたかったから。
ほんとに叶わないことが確定してしまったときに永遠に後悔することになるから、……実際そういうこともあったから、今はもうこういう「とっておこう」みたいなのはなるべくやらないようにしてるんだけど、これだけはどうしても。

でも、こればっかりはその判断をした自分に感謝したいよ。


口を開いたら、人生でこんなに震えたことないってくらい唇が震えてるのがわかった。

視界がどんどん潤んでいって。

自分の口からその音が出た瞬間、決壊した。

立ってられなくなって泣き崩れた。

実感が押し寄せて、嗚咽になって止まらない。

でもすぐに人生で最初で最後かもしれない優しい歌だぞ、って言い聞かせて無理やり立て直した。
アレンジのことは覚えてないのにこの時の床は覚えてる、変な記憶!(笑)


見なきゃ!って顔を上げたら、さくらいさんがステージをひらりひらり軽やかに駆け回ってた。
動きに合わせてひらひら、白いジャケットの裾も舞う。
うわーーーーこのめちゃくちゃさくらいさんな服装のさくらいさんで優しい歌を聴けてるの最高だぁ!!って思ったっけ。
また変なことばっか覚えてる!

駆け回るもんだからサビをどこで歌うか若干ガチャ感があった中、2番サビはこちら側(たは側)で歌ってくれる。
「後悔の歌」、今の、missyouアリーナのさくらいさんはどんな表情で歌うだろう?
お客さんの挙げる手の間から見えたのは曇りひとつない笑顔で、その表情もお客さんの後ろ姿も全部が胸に飛び込んできて、またわけもわからず涙が出てきてしまう。

虹ツアーでは拳を握ってぐっと突き出していた「復讐を誓う」もジェスチャーなし。
わかる、この優しい歌だとないのすごくわかる。

ケモノミチの「仕返し」を思い出したりもする。
ケモノミチのあと、本編終盤のあの晴れやかな曲たちを経た「復讐」がこれなの、すごくわかる、すっごく嬉しい……。


「群衆の中に立って空を見れば」はなかけ側で。
お客さんの向こう側に、群衆の中にさくらいさんが見えるこの位置関係でこの歌詞が来た偶然に、またやられてしまう。
そのまんますぎる。本物すぎる。

あぁ、この曲ってほんとにあっという間に過ぎちゃう。
あんなに望んでた時間なのにもう終わっちゃう。

もうここまできたらきっと最後まで辿り着けるだろうけれど、なんでか無事を祈るような気持ちになって。
ただただ自分の胸の前で手を握る。

最後。

「愛する喜びに満ち溢れた歌」。

胸に手を当てて、満面の笑顔で歌ってくれた。
それを見届けたら急に胸がいっぱいになって、力が抜けて、全部がほどけていくようだった。


自然と、「大好き」って思った。

どこが好きとか、これは好きなのかとかなんとか考えてたけど、こんな歌好きに決まってる。
執着するに決まってる、人生かけて聴きたかったに決まってる。


ずるさも後悔も自己嫌悪も迷いも引き連れて、それでも誰かとともにありたい、寄り添いたい、そうあれる自分でいたい、
そう言い切ってくれるMr.Childrenが本当にかっこよくて、いちばん大好きで、救いで、憧れで、

私にとって、私が好きになったMr.Childrenそのものみたいな歌だった。


ずっと聴きたいと願うこと、聴けなかったらと怯えることばかりに夢中で、聴いたあとどんな気持ちになるかなんて想像したことすらなかった。
いや、正直チケボが始まった時に「もし今後ツアーのセトリで聴けたとしても何回もは聴けないんだろうな……」と思ったことはあった(強欲part2)、完全に取らぬ狸の略だけど!

曲中も、このたった1回を絶対に忘れない、見逃さないって思ったばかりだった。


でも、ようやく終わりを迎えてぽかりと浮かんできたものは、自分でも意外だった。
 
私、たぶん、これからもう一生大丈夫だ。

強がりでもなんでもなく、これが最初で最後でも大丈夫。

いつか今日見た音も景色も鮮明に思い出せなくなったとしても、たぶん全然問題ない。

忘れても、「あぁ私、あの日優しい歌を聴けて幸せだったなぁ」っていうこの感触だけは絶対消えないって言い切れる。

だって今日ここで優しい歌が鳴らされたこと、聴けたことは、今後なにがあっても覆らない。

人生がオセロだったら、今、四隅のひとつにこの記憶がいるんだと思う。
これひとつで今までの全部をひっくり返してくれた、今後も絶対にひっくり返されない、絶対的な幸せの記憶。
これがあれば、ほんとにずっと生きていける。

大袈裟じゃなく、本当にそう思ってしまった。


あぁでも。
忘れてもとは言ったけれど、いやそれくらいの気持ちではあるんだけど、でもやっぱ忘れたくないなぁ。

この記憶をすり減らさないように守りたいし、守り続けることで、自分が大丈夫であり続けることで、この記憶がどれだけ大きなものだったか証明したい。

人生の最後、この曲があったから大丈夫でした!って言い張りたい!!
なんせ今の私はもう「優しい歌」を聴いた私だぞ!!

たった一曲、たった数分。
だけど一生一緒に生きたい宝物をもらいました。

ずーーーーーーーっと、人生かけて大事にします。
本当に本当にありがとう。
あのとき私は、本当に幸せでした。





⬛︎MC

前曲で気力を使い尽くした感じもあったからここでMC……助かった……
いやMCもちゃんと聞きたいけど!!


さく「メンバー紹介させてください!」

って言ったらたはらさんがさにやんにかぶらないようさにやんの横に移動!


さく「キーボード、コーラス、そしてボーカル!サニー!」

お客さん、たはらさんの位置に気づいた?感じで会場から笑いが(笑)


さく「フルート、サックス、そしてブルースハープ!
やまもとたくおーー!!
なんでもできます!!(笑)」

ほんとになぁ!!!!
吹くものなんでも吹いてくれてたなぁ!!!!


さく「ドラムス!すずきひでや!じぇーん!」


紹介されたじぇんちゃん、パントマイム(手を┏  ┓←こうしてちょっとずつ上げていって)で1階でしょ?3階でしょ?5階でしょ?7階!お辞儀!を3方向にやる。
この間1回も喋んないのにちゃんと伝わんのすごい(笑)

終わったらもっかい「すずきひでや!じぇーん!」!


さく「ベース!なかがわけーすけ!なかけー!」

なかけ、なんか物言いたげに笑ってるように見えた。
なんて言いたかったん……
 
てかなかけーって紹介するの珍しくない!?!!?!


さく「ギター、たはらけんいち!」


紹介されたたはらさん。

たは「そしてボーカルアンドギター、さくらいかずとし」

近年のバトンタッチスタイルだねぇ……とか思ってたら、このたはらさんの声があんまりに美少女(概念)すぎてびっくりした。
すんごい!!透明感あったの!!うそじゃないんですほんとなんです!!でも文字じゃ説明できん!!

そんで美少女にびっくりしてる間に次の曲へ……





■Sign

始まったのはプレで唯一のアンコール曲として披露されたこの曲。
なんだけど、今日はおもしろいくらいに聴こえ方が違う。

あのときは本編と別枠みたいに、「miss youツアーのプレライブの〆」じゃなくて「FCライブの〆」の1曲みたいに聴こえた。
それに対して今日の「Sign」は、本編とちゃんと繋がって聴こえる。

たぶん自分は勝手に「Sign」は私小説、「未完」(プレにはなかった「終わりなき旅」も)はバンドの宣誓=大きな物語、みたいな印象を持ってて、そこにちょっとした断絶を感じてたんだと思う。
特にプレの「Sign」では、プレの感想文に書いたとおり「Sign」という曲が生まれたときのエピソード(さくらいさんの病気、休止からのシフクノオトの再開)を思い出したのもある。

だけど今回はアンコール1、2曲目があった。

「Hallelujah」は1曲の中に小編成とバンド(といっても全員ドラムという謎編成だけど)が共存するアレンジ。
「優しい歌」はホールでは小編成(生まれたときのエピソードを話してくれてたのも含めてかなり私小説感)、アリーナではバンドという段階を踏んで、ホールとのコントラストあるいは文脈も含めて披露された。

この私小説と大きな物語を行き来するような、兼ね備えているような2曲だったから、本編とのグラデーションになってくれていたような気がする。
その場ではなんとなくでしか考えてなかったけど。


だからかな、今日はなんでか「届いてくれるといいな 君の分かんないところで 僕も今奏でてるよ」にはっとした。
そうか、またお互いが見えないところに戻ってくんだ、日常に戻ってくんだ。

でも、今日ここまで、これでもかって愛を伝えてくれた。一緒に声を出し合った。
日常に戻っても羽として残ってくれますように、またここで待ってるね、って言ってくれた。
これから戻る日常はライブが始まる前の「君の分かんないところ」とは違うんだ。
そんなことを言ってくれてるような気がした。

プレの感想でも書いたけれど、自分にとって「Sign」はずっと「ヒット曲」としての印象が強かったと思う。

こんなに「Sign」の歌詞がライブそのものとリンクして聴こえるの、初めてかも。
知ってたはずの歌詞、歌の聴こえ方がまだ変わる。
しかもプレと追加公演という2公演の間ですら違う。

ほんと、ライブってこれだよ。「何の曲をやるか」だけじゃない。


演奏はアレンジなしのスタンダードな「Sign」だったと思う。
というか「Sign」ってアレンジされてるの聴いたことほぼない気がする……この披露頻度でこれは逆に珍しいような……。

ジェスチャー的な部分でいうと、「二つ重ねて」の二本指はなし。


ハンドマイクで歌うさくらいさんは、大サビ前で「血の管」のときみたいにステージギリギリまで出てくる。

「緑道の木漏れ日が君に当たって揺れる」

「血の管」同様、客席に正対するさくらいさんを横から見る形になる。
歌詞そのまんまみたいな柔らかい光を受ける背中のラインはなだらかで、きれいで、横顔も言うまでもなくて、続いて歌われる言葉がそのまんまナレーションみたいだと思った。
忘れたくないな、この光景……。


歌い終わった後も目をつぶったままのさくらいさん。
アウトロの演奏は続いていく中、ほんとに最後の最後で目をつぶったまま小さくにこっ。
これを見るために待ってる時間が好き、本当に。
これまた、ついさっき歌い終わったばかりの歌詞と重なってしまうよ。



プレでは「Sign」がアンコールの最初で最後の曲だったけど、今日の公演ではアンコール3曲目。
近年のアンコールの曲数を考えたらもう終わってもおかしくない。

けど、けど!!
まだ聴きたい曲があるのよ!!
プレでやるかと思ったけれどやらなかったあの曲!!
今のMr.Childrenのいちばん新しい曲!!!!

たのむ!!!!

って念じてたらメンバーが楽器を交換しているのが見えて

!!!!これは!!!!!!





■MC


さく「次で、最後の、最後の、曲です。
(じぇが最後の(おっ!)、最後の(おおっ!!)、最後の……じゃないんかーい!みたいな動きしててお客さん笑)」


!!!!


「僕らのいちばん新しい曲です!」


!!!!!!;;;;



「明日からまた新しいあなたが!(客席指さしてくれたと思う)始まる旅立ちの歌になることを願って!
お届けします、『in the pocket』」


ヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ


ポケットのポがちゃんと破裂音ヽ(;▽;)ノ(変な視点)





■in the pocket

うわーーーーーーん来てくれたーーーーー!!!!
プレでは退場曲ですら流れなかったからおあずけだったこの曲!!
この歌をやってるMr.Childrenが見たかったんだよ、本当にヽ(;▽;)ノ
やっと会えたーーーーーーーヽ(;▽;)ノ

始まりは原曲どおりの鐘の音から!
この音どうするんだろうって思ってたけどそのまま流すんだ!!
うわーーーほんとに「in the pocket」聴けるんだって感じがするヽ(;▽;)ノ(全部この顔になる)

原曲聴いてるとき、牛尾さんプロデュースのサウンドをライブでどうやるんだろ?
さすがにライブだと「いつものMr.Children」って音の印象になるのかな?とか思ってたんだけど、なんのその。
鐘の音だけじゃなく、演奏そのものも始まった瞬間から原曲みたいな音でびっくり。
音楽詳しくない人間の感想なので信憑性以下略だけど!

楽器を見ると、なかけは見たことない黄色っぽいベース(珍しいカラーリング!)、たはらさんは白のジャズマス、真ん中のさくらいさんは青リンゴギター。
なんか、色合い明るいね!?
「きみの色」のあの淡くて明るい色彩に合わせてだったりするのかなぁ、だったら勝手に嬉しいなぁ……。


サビになると4分割でモニターに4人全員が映る。
初めて見た人ですか!?みたいな感想でごめんだけどさぁ!!4分割ってすごいね!?!!
左から好きな人好きな人好きな人好きな人なんだけど!!!!
好きな人がすんごいでっかく一度に4人も映ってるんだけど!?!!
久々に見ると新鮮に感激しちゃう、いいぞもっとやろう!!

それにしても、サビの照明がちょっと意外だった。
勝手に七色になりそうって思ってたんだけど、そうじゃなくて緑?エメラルドグリーン?だったかな。
でも爽やかなイメージあるからチョイスわかる……。


2番のサビでは「絡まった靴紐は解くのを諦めて」の歌詞に今日って靴紐曲が3曲も集まってたんだなって気づかされた。

靴ひも、優しい歌、in the pocket。

Mr.Childrenの楽曲における大事なモチーフのひとつだよなぁって改めて思わされる。

欠席の足音ちゃんもそろそろやってくれていいのよ、今回未完を聴けたことでより恋しくなっちゃった……(脱線)


「誰の心にも不透明で濁った景色がある」では少し暗めのライティングの中、365日でも出てきた鳥が出てくる。
鳥の羽がうろこみたいにぽろぽろ取れていって、そのタイミングで歌が「自由」というワードに差し掛かる。

未完の「自由自由自由!」を思い出す。ここでちゃんと繋がるんだ……。
新曲だから披露するというのも一面としてあるだろうけれど、でもそれだけじゃないんだな、in the pocketもこのセトリのテーマを構成するピースのひとつなんだな……。

試写会で聴いたときから大好きだった「六弦」のフレーズ、ここずっと生で聴きたかった!!
ライブで絶対「六弦」アピールするでしょ!!どっちなの!?自分なの!?それとも!?!!
って思ってたらさっと右手を離してたはらさんを指さし!!
いただきました〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!

そして大サビに突入するタイミングで、365日の映像のときから鳥が連れていた紐が、弾けてカラフルなリボンになる。
照明もいちばん明るくなって、モニターを淡くもカラフルなリボンが駆け巡って彩る。

照明七色じゃないんだ?って思ってたけどうわ〜〜〜〜〜〜こう来るんだ〜〜〜〜〜ヽ(;▽;)ノ
1番2番サビはこのための焦らしだったの?またmiss youしてるぅ……。

映画とリンクしてるのはもちろんながら、Mr.Childrenおよびさくらいさん×リボンってもう「贈り物」「届けたい」「包みたい」じゃん……
(Cf.いつぞやのモニターにリボン出してきた「GIFT」、ド直球スカパラさんの「リボン」)


今日のこのライブのダメ押し!
もうわかったって、わかった!!想いで溺れる!!
ありがとう、ちゃんと持って帰りますヽ(;▽;)ノ





■Ending

退場曲は「in the pocket」。
プレは「記憶の旅人」でこんなに退場曲でしっとりすることある……!?ツアー本編はたぶん「in the pocket」だよね!?!!
じゃあ逆にこれはレアか!?とか思ってたんだけど、やっぱ本編は「in the pocket」だったのかぁ。


さく「今日はありがとーーーー!!ばいばい!!気をつけて帰ってください!!

これからもよろしく!!
Mr.Childrenでした!!」



ヽ(;▽;)ノシ(ブンブン)





■どこか忘れたいろんなところ
(久々に近距離で見れたことによる謎感想多々あり)

・さくらいさんがなかけと向き合って弾いてた曲もあったけどどの曲のどこだっけ……

・顎のラインがきれい(下から見上げる感じだからよく見えた)

・鼻高い

・笑顔がかわいい

・髪の毛が汗で乱れてるのうれしい、生きてる

・なんかの曲で人差し指と中指の間でマイクスタンド挟む
 
・逆行してる前髪ひと房いとおかし

・どの曲かの「ルール」で膝蹴り
→Fifty's mapかケモノミチ
 
・何かの曲の終わりで車の映像がうつる
→Party is over?

・青ピック咥えるなかけモニター大写し
→たぶんMCで他のメンバー紹介してるとき?

・アウトロでさくらいさんがアコギ高音でチャーンって鳴らした曲なんだっけ、未完?
→たぶんWe have no time

・2曲くらいじぇんちゃん視点エンド
2回目のさくらいさんの笑顔すごかった
→うち1回はThe song of praise

・閉じていた目がうっすら開いた瞬間が肉眼でわかったときがあってやばかった

・最後の挨拶で間近で見たとき私の方が日焼け度勝ってるかもしれんとか思った(どうでもよすぎ)





■あとがき的なもの

プレで垣間見たあのライブはどんなふうに完成されたのか?
ずっと入ることができず恋焦がれてきたアリーナツアーはどんなものだったのか?
そして個人的ではあるけれど、「ついに私は待ち望んだあの曲を聴けるのか?」
そんな想いとともに参加した今回のライブ。

最後の3つ目はもう散々書いたから置いといて(笑)
最初2つの話を。


プレの感想文で書いたけれど、ホールが既存曲も含めて「miss you」というアルバムを伝えることに主眼を置いたライブだったとしたら、プレは「miss you」を経たその先に向かうライブだったんじゃないか。

それはアリーナも同じだったと思う。

でも、「まったく同じ」ではなかった。

プレで既に見た同じ曲、同じ照明プランでも、流れる映像や舞台演出、それらを含めたパフォーマンスの違いによって、全然届き方が違った。

たったひとつの映像でこうもあたたかみが増す?
たったひとつの舞台装置でこんなに寂寥感が増す?希望が増す?
動きはほぼ変わらないはずなのに顔が見えるだけでこんなに恐怖が増す?(それは私だけでは)

演出の力ってこんなにも大きいんだって驚いた、し、それをBefore/Afterで体験できるってなんて楽しいことか!
ライブであっても舞台であっても「演出」というものを切り出して意味や効果を味わうのが大好きな人間にとって、本当にご褒美みたいな経験でした。


そしてもちろん、もっとも大きいのは、プレでは披露されなかった10曲の曲たちの存在。
プレで「こことここの間飛躍してる感じあるなぁ」と思ったところにはそこを埋める曲が加わり、逆に「ここに入る余地あるの!?」と思った曲も、聴いているうちにここにあるのは必然なんだと実感させられた。

足されたもの、何ひとつ無駄じゃなかった。
すべて意味を持って、役割を果たしてそこに置かれてるんだと感じた。
そう思わされるものを組めるのがすごい。

正解なんてないはずなのに、なんで「こうしたらもっと伝わるはず」って正解を選べるんだろう。
より深く伝えることに成功できるんだろう。
願って、それを叶えられるんだろう。
本当にすごい。
本当に、未だにびっくりする。この人たちなんなんだろうって。


願って、叶える。
それって簡単じゃない。

信じればきっとこの願いは叶いますか?
願うだけで、祈るだけで叶いますか?届きますか?

わからない。

だから奏でる。歌う。叫ぶ。アクションする。

届けるために。叶えるために。

これが私の思った「miss you」アリーナと、そこで繰り広げられた「叫び」「祈り」。


「miss you」は「祈り」かもしれない。
例えば、内に秘めた「会えない/会いたい」。

叶わないから苦悩し寂寥感に苛まれる。
何度も飛び越えたと思ってもその川は流れ続ける。

そのまま立ち尽くしたままでも、何かの拍子に叶うかもしれない。
あるいは克服できるかもしれない。
逆に、行動を起こせば、声に出せば必ず叶う、っていう確証もない。

でも光に手を伸ばしてしまいたくなる。
自分でも過去に留まるのも今を御座成るのも愚かだとわかってる。

だからついに想いを声にして、叫ぶんだ。
しかも一緒にと誘って!


あるいは「miss you」は「相反するけれど表裏一体のもの」かもしれない。
愛しいから会いたいし会えなくて苦しい。
「ひとりきりの方が気楽でいいや」なんて言えるなら孤独なんてない。
愛情の表裏。

例えばライブ中何度も繰り返された水(水/川/血/波)のモチーフからは、もうひとつ不可分なものが示されていた気がした。
いつかの彼の言葉を借りたら、水は流れていれば生を、滞れば死を意味する。
血が流れることは死の予感でもあり生の実感でもある。
波は育むものでもあり奪うものでもあると言っていいかもしれない。

たしかにそうだと思う。

それを示して終わり?

それを受けとめた上でじゃあどうする?のアンサーが、本編最後から2曲目のMCであり、そこから先の曲たちなんだと思った。

生きているからいつか終わりがある、終わりがあるからこそ今を楽しみたい、愛する喜びを歌いたい、今をあなたを見落とさないで生きたい。


そしてもうひとつ。
「祈り」と「叫び」は、セトリの描くテーマであると同時に、現実とも相似形だと思った。
彼らがプライベートスタジオで4人で大事に楽曲を生み出したことと、それをライブという場で歌い奏で届けてくれるということ。
アルバムとツアーの関係。
これもひとつの「祈り」と「叫び」と取れるんじゃないかな。

これに寄って立つとライブという場が「叶える」場ということになるんだよね。
そんなつもりかどうかとかわかんないけど、こう捉えられるということ自体をしみじみ噛み締めてしまう……。



思いついたことをいろいろ書いてみたけれど、結局のとこ答えはわからない。

事前のメディア露出、ご本人さまから語られる言葉はなし。
公式サイトの「優しい驚き」という謎のワードやトレーラー、アルバムそのもの、そしてこの間に開催されたホールツアー、アリーナツアーのみが手がかりだったこのアルバム。このツアーたち。

わからないことだらけだった。
こんなに長い間ひとつのアルバム、ひとつのライブのことを考え続けたのは初めてだったかもしれない。

でも、彼の人がそのための余白だって言ってくれたから。
「恋文的な」「誤解や矛盾すら楽しんで」って言ってくれたから。
もう存分に乗っからせてもらいました。

アリーナツアー参加から2年、アルバムリリースおよびホールツアー参加から3年!
「miss you」と向き合い続けた足掛け3年!
あーーーーー苦しかった!!楽しかった!!満喫し切った!!!!

んで「miss you」と遊んでたら次のアルバムの足音が聴こえてきちゃったよ。
なんてスケジューリングが上手なんでしょうか。


次のアルバム「産声」がまさにmiss youアリーナから見た「その先」のMr.Childrenになるわけだけど、現時点でもう「miss you」とのコントラストが眩しい。
わちゃわちゃしてる、色が多い。
あのモノクロで独りで霧の向こうに消えちゃいそうなアルバムの次がこれになるなんて、想像できないって!!(笑)

「miss you」は「相反するけれど表裏一体のもの」かもとか言ったけど、それってそのままMr.Childrenの性質でもあるかもしれない。

また光と影を連れて進むのがMr.Childrenだもんなぁ。
どっちかだけじゃないんだよなぁ。
だから「miss you」の次に「産声」が来たりもするし、ほぼノンプロモーションアルバムの次にはテレビ出演もタイアップもLINE告知もする。
そしてずっと翻弄される我々!

2月某日現在まだ全貌はわからないけれど、これからも何度でもこれを繰り返していけたらいいな。
何が来てもまずは向き合いたいし、いくらでも翻弄されたい。
翻弄し続けてください、これからも!



最後におまけ↓

Mr.Children tour 2024 miss you arena tour @10/26 Kアリーナ横浜 ③







■365日

「聞こえてくる  流れてくる
君を巡る抑えようのない想いがここにあんだ」

「耳を塞いでも 鳴り響いてる」


光を絞ったステージの上から、耳を澄ましてほしい、ただこの声だけを受けとってほしいと言わんばかりに、その声が届けられる。

たぶんキーを下げてるんだけど、アカペラだからか途中原キーに戻っちゃったりしてて……正直に言うと結構めちゃくちゃな状態だった(笑)

けど、けど!

「鳴り響いてる」まで歌い終わった瞬間バックスクリーンに紐(靴ひもで出てきたもの)が走って、それが「miss you」の文字になるのを見て、もうどうでもよくなってしまった。


「365日」って、どう考えても愛する人への歌で。
それこそ初めて出会ったときなんて「人々が1年間で愛し合える日数」だよ、♡だよ、ザ・ラブソングって思って聴いたことしかなかった。

だから、「君」に自分たちを代入するなんて聴き方、今まで思いつきさえしなかった。

でも、さすがにこれは。


こんなこと、前にもあった。
サンギビドームの「君が好き」。
あれもザ・ラブソングとしか思えない「君が好き」が「大切な皆さんへのメッセージ」なんてMCから披露されて、度肝を抜かれたっけ。
モニターに夜空バックでどでかく映し出されて情感たっぷりに歌ってくれるさくらいさんを見上げながら、逆に「ほ、ほんとにこれを我々に??」「いいんですか??」って戸惑いと恐縮だらけだった気がする。
だってあの頃は彼らにそんなこと言ってもらえるの、ほんとに慣れてなかった!笑

あれから7年。

あのMr.Childrenが、この7年の間に、何度「私たち宛」に歌ってくれただろう。
「あなたたちの歌」とも訳せるタイトルの歌さえ生まれて。
何度も歌ってくれるうちに、聴くうちに、こちらも変わっていたのかもしれない。


おこがましいとか思えないくらい、受けとんなきゃ失礼だって思うくらい、まっすぐに「私たち」に向けられていると思った。

まっすぐ届いて、まっすぐ刺さった。

こんな「365日」があるなんて。


ガンと殴られたかのような衝撃に、すかさず続きの「君が好き」(これは歌詞!)と、始まったバンド演奏が追いうちをかけてきて、わけもわからず涙が出てきてしまう。

この衝撃を表すなら稲妻だろうとか思ったらちゃんと歌詞にそれっぽいものが入ってて、なんてうまくできてる歌なんだろ。
バックスクリーンにはさっき「miss you」の文字を作った紐が光りながら漂っていて、「君が放つ稲光」みたい。

でもそこがピークなんかじゃなくて。
曲が進むごとに歌詞が、想いが降り積もっていくようで、まったく泣きやめる気がしない。
伝わりすぎてもうわかった!わかったから勘弁して!ってくらいの気持ちになってたらスクリーンの中で雪が降ってくるもんだからも〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(泣)
この全部心読まれてるみたいな365日なに????やめて(怒)(泣)  神がかってる(泣)
それにしても今まで「遠い空の綿菓子」が雪って明言したことあったっけ、ちゃんと表現したの初めてじゃない??とか思ってたら普通にスパファンで雪降らせてた(泣)(これは書いてる今確認した)

これはこじつけみたいになるけど、「渇き」や「雪」も水関連って感じする……。


「君に、触れたい  心にーキスしたぁい……」はsuper folkloreを踏襲して溜めながら歌う。
さすがにミスチルではさくらいさんサックス吹かないか……(それはそう)(たくおさんいるよ)


ひとつ前のケモノミチでは「君にlove songを送ろう 月に爪弾いた孤独のメロディ」「その耳にだけ残るように声もなく歌う」。

続く365日では「365日の心に綴るラブレター 情熱に身を委ねて書き連ねる」「耳を塞いでも鳴り響いてる」。

こうして並ぶまで、この2曲に共通点があるかもなんて思いもしなかった。

そっか、どちらも声もなく愛を謳ってる歌なんだ。
誰に伝えるでも、君に届けるでもなく、心の中で。

だけど、歌の中では「届くはずない」ことになっている想いを、歌を、私は今ここで聴いてる。

「miss you」なんてこの上ない宛名つきで。
あるいは本物の楽器とマイクを手にする姿とともに。


ライブってすごい。
すべて飛び越えて「本当」にしてしまう。

や、ライブがすごいのか、ライブを奇跡の場に仕立ててしまう彼らがすごいのか。
ライブをなんて使い方すんだろう、この人たちは。


 
ラストでは、バックスクリーンの中で紐を連れて白い鳥が飛んでいく。
ズームアップになると、実は葉っぱだったり色んなものでできた鳥だとわかる。
きっとモチーフにも意味があるんだと思うけど、この場ではわからず……。
鳥を見ると未完ツアーを思い出しちゃうな。

映像の中でどこまでも飛んでいくような鳥が、最後の一音まで想いを届けようとするような音と、歌声と重なる。

結局ほとんどずっと泣いてしまっていた。
泣きすぎて、曲が終わっても拍手もできずに呆然と立ち尽くしていた気がする。





■記憶の旅人

真っ白な照明とともに始まったのはこの曲。
プレライブでも映画の中の雪原を思い出させられたけれど、今日は加えてひとつ前の曲で雪が降るのを見たばかり。

「365日」の雪が積もって「記憶の旅人」になったみたいじゃん、すてき!!

ちなみに配信だとこの曲が始まった途端画面真っ白になってたけど、現地ではあんなには白くなかったwwwww


それにしても、「ケモノミチ」→「365日」→「記憶の旅人」か。
プレでは「ケモノミチ」→MC(ファンクラブライブの話、青春18×2の話)→「記憶の旅人」の流れだった。
プレではアルバムゾーンからの流れがぶつんと途切れた感覚があって、ここはツアーでは変わる部分なんじゃないかな、どんな流れになるんだろう、って気になってた。
まさかMCの代わりに「365日」が挟まるとは思わなかったけれど、この1曲があるだけで見事にシームレスになった。
過去曲なのにね、すごい。


冒頭とかぶるけれど、プレで披露されたときからこの曲で好きだったのが、前半白照明→「風を切り走る列車の窓から」あたりから白ムービング(車窓を流れる雪景色感)→ラスサビ暖色照明、っていう照明の移り変わり。

ラスサビの照明が最初より暖色がかった白になっていることで、君を失った悲しみを脱してあたたかな思い出として思い返せるようになったことが示唆されている気がしてた。

今回もラスサビでは暖色になっていたけれど、プレよりも黄色みが強い。
そしてバックスクリーンには、プレでは無かった暗闇に光るランタンの映像!

あーーーーなるほど!!照明の暖色はランタンの色だったのか!!
アート→雨パレの繋ぎで血の赤を照明だけで表現してたのと同じ!!

でもプレの照明だけの状態でもちゃんとあったかさ伝わってたよ!それがすごい!


この時はまだ経験がなかったけれど、このライブの数ヶ月後に、実際にランタン飛ばしを体験した。
台湾じゃなくて日本だけれど、映画の現代パートみたいに雪国で。

映画で観て知ってたはずだけど、やってみて改めて実感した。
これって「祈り」の行為なんだね。

願いを書いたランタンに火を灯して、ちゃんと飛ぶかな?なんてどきどきしながら火をつけて、合図を待って一斉に手を離す。
そこかしこから空に昇っていったランタンは、いつしか遠く小さくなって、星に紛れる。
それをずっと見上げていたら、勝手に確信してしまった。


この曲でランタンの映像を出すの、きっとただ「映画に出てきたから」ってだけじゃない。
この曲を「祈り」の文脈にある曲だって示すためだったんじゃないかって思った。

わかんないけどね。でもわかった気になってしまった。

ちなみに私がランタンに書いたのは「健康一番」です✌️



「祈り」を「叫び」と対極に置くなら、「祈り」は声に出さないものとも取れるかもしれない。

奇しくも「ケモノミチ」「365日」も声に出さず心のうちで想う歌。

でも、「ケモノミチ」→「記憶の旅人」→「365日」でもいいかっていうと、どうしても「ケモノミチ」→「365日」→「記憶の旅人」じゃないといけないような気がする。


「どうしてあの時伝えなかったの?」
「どうしてあの時行かせてしまったの?」


「記憶の旅人」の纏っている後悔こそが、「祈り」が「叫び」に転じる契機だって気がして。

プレと同じ流れなら、きっと次の曲は。





■MC

さく「Kアリーナー!!楽しんでますか!!(わーー!!)

次の曲は、みなさんと一緒に、みなさんの声で!完成させたいと思います!(笑顔!)

(アコギ弾きながら)ウォーオ、ウォーオ……こんな感じ(笑)

『声』と言っても、今は誰かを貶めたり、傷つけるような声もあるけれど……
そうじゃなくて、誰かを讃えるような、あったかくて、優しくて、でっかいでっかい声を聴かせてください!!」





■The song of praise

プレと同じくMCから始まったのはこの曲。
でも、なんか全然違う。

ホールもプレも、この曲を聴いてるときって楽しい!だけじゃなかった。

今までこの曲を聴くとき、どうしてもコロナ禍のことを思い出してしまっていた。
その頃の自分が抱えていたネガティブな気持ち、その頃見た景色、どこか寂しくて、でもどうにか奮い立たせていたあの頃の気持ち。

それをやっと癒してもらえるような、解放させてもらえるような、それで感極まってしまうような、そんな気持ちが大きかった気がする。


だけど、この日は全然違った。

なんか、さくらいさんの笑顔がすごくて。すんごい楽しそうで。
それを見てたらこっちもめちゃくちゃ元気に聴けちゃった。

すっかり書きそびれていたけれど、この日ここまでの曲でも何度か「こんなに笑顔見たの初めてかもしれない」って思うことがあった。
でもこの曲はその中でも格別。
すっっっごい笑顔。こっちがネガを思い出す隙もない笑顔。

あーもう、そんな笑顔でこんな歌詞を歌っちゃうの!
ぜーーーーんぶ吹き飛んじゃうじゃん!


そんなわけで「楽しーーー!!!!」一色で聴いてたら曲の終盤で突然バックスクリーンになにかが飛び出してくる。

ん????

顔??

4人???

4人の顔が出てきて歌い始めた?????

なにこれ!?!!wwwwwwwwwwww


いやちょっとまって、このビジュアル見覚えある気がする、

暑中見舞いこれかぁ!!!!(笑)

あーーーーだからツアー参加した人は含みのある反応だったんだ、そりゃそうだ、そういうことかぁ(笑)


びっくりの笑いと、暑中見舞いってわかっての笑い、それにプラスできっとみんなに喜んでほしい!楽しんでほしい!って思ってやってくれたんだろうなぁって、愛しさで笑えてきちゃう。

20周年のMr.Childrenに見せたげたいなぁ、
「Mr.Childrenの音楽を聴くときに自分たちの顔を思い浮かべないでほしい」なんて言ってたのはだぁれ?
こんな物理的に浮かべてくる日すら来るなんて!笑

前が嫌だったとかじゃなくって、こんなMr.Childrenにしたのってもう絶対愛しかないと思うからさぁ

あーーーーー楽しいな、愛しいな、もーーー。

大好きしかないなーーーー


それぞれの顔の横に♪ウォーオのタイミングで吹き出しが現れて、その度顔も歌ってる顔になる。
さくらいさんとたはらさんはちゃんと「Wow」の吹き出し。
なかけは「Oh」で、じぇんは「Oh」と「☆♯※♪」(これは放送禁止用語的な意味なのか?笑)みたいな。

顔差分も個性出ててかわいい…… たはらさん差分もほぼ歌ってないけど……てか近年のたはらさん普通に喋るし歌うしこれどっちかというと往年の「無口イメージタハラ」じゃん?
自分たちでネタにしてません??(笑)


画面の彼らと一緒になって♪ウォーオ、ウォーオを繰り返していたら、さくらいさんは「そのまま続けて!」の言葉から「♪誰もひとりじゃない きっとどっかで繋がって」を歌い始める。

なんかほんとそのまんまだよ。
今ここでほんとになってる。

この、歌の別パートをこちらに任せてくれて、一緒に歌うことで完成させるみたいなやつも大好き。
特にこの曲だと意味がありすぎる。
小さな歯車にしてくれてありがとうね。

最後は、じぇん視点客席バックで、4人が向き合って締めるのがスクリーンに映し出されてエンド。
当たり前に大好きなやつ。最高。





■MC

 「次の曲は、最近久しぶりに聴いて、すごく大好きで大切になった曲です!
お届けします、『End of the day』」





■End of the day

プレから4ヶ月経っても最近久しぶりに聴いて〜の話してくれてるぅ!!
ずっと全国で大好きって言ってたのぉ!!嬉しい!!
よかったねぇEnd of the dayちゃん!!(誰)

そんなわけでプレと同じく、The song of praiseからのEnd of the day!!
ホールでの(幻聴→)声→Your Songゾーンと同様の、「声」を出してステージと客席で愛を交換し合うゾーンって気がする。
似た役割のゾーンを別の曲で組めちゃうんだよなぁ。


ブラオレツアーぶり=11年ぶりの披露となる曲だけど、開演前ちょうど近くの席のお客さんが「今回ブラオレぶりに当たったよー!!」って言ってたのを思い出して、その方にとっては2回連続のEnd of the dayになるんだな……とか思った……(謎感想)
ていうか、関東公演の倍率の高さ…………


今回楽しみにしてたのがブルースハープ。

プレで聴いたときは「なんか聴いたことないフレーズ吹いてる気がするな、新録?」とか思ってたこともあって、本ツアーでもっかい聴いて確かめたいな〜って思ってたのでした。
やっとまた聴けた、しかも生演奏で!!

生演奏で??

さくらいさん歌ってるのに???

待ってたくおさん吹いてるわ(二度見)


たくおさんがハープ吹いてるのたぶん初めて見たんだけど!!
たくおさんって吹く楽器全部やってくれんだ?!?!!

てかやっぱりプレで新録かもって思ったのまじで気のせいじゃなかったかも、冴えてる(自賛)


あーもうこの曲も楽しい。
このどんどん上がってくボルテージ!
サビで交互に光る黄色い照明!かわいいね!
落ちる心配なく床踏みしめて飛べるアリーナ席!サイコー!!スタンド時々落ちそうになるからね!!(体幹△)

転調に煽られてラスサビももっとテンション上がっちゃう。
んでここまでずーーーーっと飛びながら歌わされてるからもう体力が。やばい。
途中から自分が言ってるのが「Oh No! Oh Yes!」なのか「もっともっと」なのかもわからん。
とりあえず叫ぶ!飛ぶ!腕ももっとー!で振っちゃう!!
もう限界!むり!早く終わって!でも楽しいから終わんないで!!どっち!!?!
このぐっちゃぐちゃにも笑えてきちゃう、あーーーー楽しい!!!!


曲が終わったら息が……もう……はあ……出し切った……
擬態とかinnocent worldの後とか毎回思うけどまじでスポーツだわ、健康診断の紙の「運動の頻度」の欄とかライブの頻度で書いちゃうもんな……
いつも健康にしてくれてありがとう……運動これしかしてないからさ…………

でもここで終わりじゃないのは知ってる。
たぶんね、ここはプレと変わんないと思う。
どうにか息を整えようとしつつ次の曲を待つ。





■未完

前曲から引き続きでアコギを持ったさくらいさんが、前に出てきてジャカジャカとかき鳴らす。
プレのときもわかんなかったけど、このフレーズ、原曲にないフレーズな気がする。
コードがわかったら同じコードとかわかるのかなぁ。

割と長くジャカジャカし続ける中あまりに心当たりのあるフレーズがなくて、あれっ、次の曲違う?って自信なくなりかけたところで、あのフィードバック音が流れてきて、「未完」が始まった。

プレが終わったあとギター茶色アコギと青リンゴアコギどっちだったっけ??ってなってたんだけどやっと答え合わせ。
青リンゴアコギだったかーーーー!!!!
わかる!!!!この曲は青だよね!!!!(?)

イントロから歌に入る前のじぇんちゃんシャンシャンシャンシャン!(未完ツアーからやってるやつ)は継続。
やっぱりこれ好き!


こうしてセトリの終盤で「未完」を聴くと、リフレクツアーを思い出す。
あの時の「未完」の彼らの射抜くような視線、「これからこの未完成な4人でやっていくんだ」という決意を叩きつけるようにがむしゃらに鳴らしていた姿を思い浮かべると、今日のこの「未完」はなんて朗らかで軽やかなんだろう。

もうプレに参加させてもらったから、この歌の中でまたあの頃とは違う決意が語られるのも知っているけど、これから語られる決意だって重いはずなのに。
だけどこんなに彼らがにこやかで外向的に見えるのは、未完ツアーで祝祭に満ちた空気の中の1曲目を体験したからか、10年を経た彼らがより強かになったのか。
End of the dayの後だからもあるのかな、だったらちょっと嬉しい。
それこそこれから羽根の話をしようとしてるくらいだもんな、そりゃ軽やかになるかもしれない。
ひとつに絞ろうとか特定しようなんて野暮だね。
ボイトレも経て前よりこの曲の高音も気持ちよーく出てるし……ってそれはちょっと物理的すぎる(笑)

今と昔に思いを馳せながら、間奏にさしかかる。

プレで聴いてめっちゃいいじゃーーん!!って思ってたのが間奏やアウトロで鳴らされるブラス。
これ、めでたい感じの音でいいよね!!(?)
プレは同期だったけど、たくおさんの生演奏で聴けるの嬉しい!

間奏は元の長さの2倍繰り返された後、キーボメインの抑えめの演奏に切り替わって、ラスサビに入らないままMCが始まる。
サンギビ沖縄や半エンスタジアムの終わりなきでもやっていたスタイル。



「Kアリーナ、楽しんでますか。

2年前、僕らは半世紀へのエントランスという、僕らの30周年を記念したツアーをおこなうことができました。

それから2年。
半世紀、つまり50周年に向けて、僕らは進み始めています。

もしかしたら辿り着けない、途中で力尽きてしまうこともあるかもしれない、
それでも今はただ前を向いて、楽しみながら進んでいます。(笑顔!)(拍手)

いつもこうしてみなさんの前で、みなさんと音を鳴らしていると、まるで心に背中におっきいおっきい羽根が生えたみたいに、
どこまでも、どこまでも飛んでいけるんじゃないかって思います。

今日のみなさんにとってもそうであってほしい、
それが1日経っても2日経っても続いてくれたらいい、
1週間、1年、何年も続いてくれたらもっといい。

そんなふうにみなさんが羽根を広げる手伝いをしたい、
それが僕らの希望で、生きがいです。

ライブが終わって、日常に戻って、
みなさんの羽根が消えてしまうこともあるかもしれない。

そんなときは、またここに、この場所に、遊びに来てください。

待ってます。
(もう一度強く)待ってます。」



プレとはまた違う、やっとの想いでここに来れた今だから
ごめん、ちょっといいすか


謙遜が過ぎますって

遊びに来るなんて、もんじゃない


あなたたちのライブは、遊びなんて、もんじゃない


行けなくてこんなに憔悴する遊びがあってたまるか!!!!!!!(笑)


むしろ人生の大抵のことは見方を変えれば乗り切れる中で唯一覆せない何年経っても色褪せない絶対的な絶望が!!!!これだよ!!!!

そして人生の大抵のことを乗り越えさせてくれるのも!!!!どれだけ年月が経ってもふとした時に胸によみがえっては輝き続ける幸福を与えてくれるのも!!!!これなんですけど!!!!
まぁつまり羽だ!!!!!!たしかにな!!!!!もらってます!!!!!!実感してます!!!!!!ありがとうございます!!!!!!たまにブッチブチにもぎ取られるけど!!!!!!!
もぎ取られの回数が少なくなると嬉しいけど!!!!!!笑

でもほんと、どんなに絶望しても諦められないのは、諦めなかった先にあるであろうこの時間がどれほどのものかって知っているからで。
他のどんなものでも埋められないって知ってるからで。

今この感想文清書してるの2026年だけど(突然メタ)、全然色褪せてない。
2年経っても簡単にこの日に戻れる。

あれからの2年、身の丈に合わない役割とともにままならない日々を過ごすことになって、この感想文も完全に止まってしまってた。
だけど今、誰が読むんだよって月日が経ってでも書いてるのも、やっと書けるようになったのも、書きたいのも、全部おんなじだよ。


この日もらったこれ、ちゃんと残ってるよ。

むしろ消えたら遊びに来てって言われたのに、反芻して反芻して残しちゃった。

残ったままでも遊んでくれますか?


こちらこそ待ってます、これからも。



MCの語り口の延長みたいな、1オクターブ下で抑えめの「いっそ飛べない鳥の羽なんかもがれちまえばいい」から歌が再開して、
プレと同じように3回繰り返される「自由自由自由!」で歌が爆発する。

The song of praise、End of the dayで一緒に声を重ねてきたけれど、いや重ねてきたからこそかな、満を持してこの人たったひとりで発する「叫び」の強さ、伸びやかさをこれでもかって思い知らされる。
ほんとにどこまでも飛んでいけそうだよ。
アリーナからステージを見上げながら、歌詞そのまんまに声の描く放物線なんてイメージしてみたりして。


ラストのラストでまた高らかなブラスの音が重なった。
この音、旅立ちの餞って感じで本当に大好き。

こんな音に祝福されての前途なんて、明るいに決まってる。

万感の想いで、暗転した会場でもずっとずっと拍手してた。



けど、



待って、暗闇の中にメンバー残ったままだな?

ギター持ち替えてる……


え、「未完」が本編最後じゃない?

ここが最高地点としか思えないのに

ここにさらに持ってこれる曲って??


真ん中のその人がエレキギターを構えて、鳴らし始めた。 





■終わりなき旅

うわーーーーーありそうでなかった2連曲!!!!ここで!!!!!!

プレライブで見た本編「未完」終わりのセトリがあまりに完成されてて、ここが変わるなんてまったく思いもしなかった。

今回のこの「未完」を受けて本編を締めるって、相当強い曲じゃん。
持ってこれる曲って限られるじゃん。
一体どんな曲なら担えるんだ!?って思ったところに「終わりなき旅」って。
王者の風格……。  

ツアーによってはイントロで照明がムービングして開いていくパターンもあるけれど、今回は閉じたままの(ステージ背面からステージ下方を斜めに照らしてその中にミスチルがいる)照明。

さくらいさんが持っているのはもちろんブルーフラワー。
プレでは一度も使われなかったギターだけど、実はツアー中に「開演前にステージにブルフラがあるの見えた!」的なツイートを見かけてて、セトリのどこかにブルフラ曲増えるのかな、それとも「未完」がアコギ→ブルフラに変更になる?と想像を巡らせてた。(と同時に公式以外のギター情報も自分的にはネタバレ判定なのでやめてくれぇの心!!!!!!!笑)
前者だったかぁ。


今日の終わりなきはザ・スタンダード終わりなき旅って感じ。
直近の半エンみたいな終盤のMC投入アレンジはなくて、近年よくある「『あなた』を必要としてる人がいる⤴︎」になったり、「憂鬱な恋に」~でちょっと演奏抑えめにしたりするやつ。
大仰な映像演出もなく、ただ歌と演奏だけがライブ終盤に放たれるやつ。

だから今日演奏された曲たちの中でいうといちばんシンプルで、目新しいものじゃなかったと思うんだけど。

いや、今日演奏された曲たちが初めましてや久しぶりの曲ばかりだったからこそかな。

「私今Mr.Childrenのライブにいるんだ」って強烈に実感した。

あぁこれ、ずっと見てきた終わりなき旅だ、
この新しいMr.Childrenも、今まで見てきたMr.Childrenの延長線にいるんだ。

それをじわじわと実感して、涙が込み上げてしまった。


ほんとーーーーに正直なことを言うとね、最初「終わりなき旅」が始まったとき、ちょっと拍子抜けな気持ちもあった。
プレのとき、本編ラストを任された「未完」を聴けたのが本当に嬉しかったから。
「終わりなき旅」に持ってかれちゃうのか、ってちょっと思っちゃった。

だけどこの掌返しだよ(笑)

薄暗い中、どこか淡々と1番2番と歌と演奏を積み重ねて、それがこちらの心にもあちらの心にもきっと蓄積されて、気づいたら突き動かされるように熱くなってる。
あーーーーこれだった、これだよ。

気づかされた。

私、この終わりなき旅が恋しかった!
たぶん半エンからずっとmissyouしてた!

この、「最後に披露される終わりなき旅」に!


おなじみ、さくらいさんひとりで歌い奏でるラスサビ前のラストゾーン。
腕で招くような動きをしてから「息を切らしてさ」を歌い始めて、おや?と思ってたらさらに腕をブン!と振られる。
そういうことか、ってわかって「振り返りはしないのさ」くらいから客席も歌う。
今日の一緒に「叫ぶ」ことを大事にしてきたライブで振られたらヽ(;▽;)ノあああ


そのまま一緒に
「ただ未来へと夢を乗せて」までいって、

そこから突き放すようなただ一人でのシャウト!!!!ああああ;;;;

バンド一丸でラスサビになだれ込む。

何度聴いてもこの転調もうやめてくれえ!!ってなる、涙がぁ(;;)

最後はもう自分がぐちゃぐちゃで覚えてない、サンギビみたいなラストのジャーンを何回も繰り返すのあったっけ、ラストのさくらいさんのギターもあったっけ、何も覚えてない。

ラスサビが始まったらもう途切れることはなく、ただひたすらに上り詰めていく。
久しぶりに真っ向から浴びて、完全にやられてしまった。


音楽だけを置いて、気づいたら暗転したステージから彼らはいなくなっていた。




Mr.Children tour 2024 miss you arena tour @10/26 Kアリーナ横浜 ②





前曲つよがりが終わって、またモニターがウィーーーーーンとあがってく中、さくらいさんが退場し、さにやんのおしゃインストピアノがスタートする。
このモニター、まじで照明のためだけに降りてきてたんだ……。

このおしゃピアノということは、プレと同じでここからアルバムの流れに入るのかな。
たぶんプレと同じあの曲から……とか思ってたらバックスクリーンにマンションの壁面?が映し出される。
壁面にはドアがたくさんあるんだけど、ドアが木っぽくて日本のマンションというより海外のマンションっぽい。
ドアは綺麗に階数で分かれていなくて(水平に整列していなくて)、ランダムに配置されていた気がするんだけど、ちょっと記憶あやふや……。

なにせここからちょっと思わぬことが起こる。

突然スタッフさんがわさわさ出てきたかと思うと、目の前に間接照明や椅子(物理)が運び込まれてきた。
自分には見えなかったんだけど、この時絨毯まで敷かれてたそうな。

!?!!!?!!


動揺していたら、鍵を開ける「ガチャ」みたいなSEが流れて、まだ薄暗いステージにさくらいさんが再登場する。
このタイミングで着替えてくるのかなって予想してたんだけど、意外にも着替えてない。


……え、待って
これ椅子座る????

椅子さ、



        桜
            ↘

                   間接照明

               椅子                 真ん中

========================================

                me


ここなんだけど。


察した周辺民のどよめきといったらもうね


下手後方から登場したさくらいさんは、まずは間接照明の横に回り込んで灯りを点ける。
瞬間、横顔がオレンジに照らされる。

美しすぎて声が出た。

すみません。
いや無理だわ。(開き直り)


そのままゆったりとした歩調で椅子へ向かい、前に回り、椅子に腰掛けた。


つまり、


                   間接照明

                桜                真ん中

========================================

                me





ワァ(IQ3)





■Are you sleeping well without me?

抑圧的なピアノから始まったのはこの曲。
プレと同じく、ここからアルバムゾーンに入ってく模様。

さくらいさんが捌けたタイミングでたは&なかも捌けていたようで、薄暗いステージ上には、さにやん、じぇん、さくらいさんのみ。
※配信映像ではさくらいさん1人だけのようになっていたけれどあれはおそらく別撮り、ほんとはさに&じぇいたのよー!


目の前にやってきたさくらいさんは、椅子に腰掛けたままハンドマイクで歌う。

座って歌うさくらいさんを見るのはいつぶりだろう、ワン・バイ・ワン・プラスぶり?
光景としては、同じくホールだったヒカリノアトリエツアーや、ウカスカを思い出したりもする。
それでもここまでの距離感ではなかったな。
細かくリズムを踏む右足の動きすら見えて、周りのお客さんと一緒に息を潜めて見つめる。
ほんと下手に息できない。

この曲も本当に声がよかった、特に低音の声。
音響が良いから「低音」の中での細かい声色や温度感の違いがよくよく聴こえてきて、ときめき♡みたいな曲じゃないのに謎にドキドキしてしまう。
どっちかというと傷心ソングだぞ!!


さくらいさんの左斜め後ろ(さくらいさん本人からすると右斜め後ろ)には、「叫び 祈り」や「I MISS YOU」で登場したメッシュスクリーンが1枚設置されていて、そこには雨空の見える窓の映像が映し出されている。

少しずつ水滴の増えていく窓の映像はリアルで、カメラがさくらいさん越しにスクリーンを映り込ませるような画角で撮ると、本当に雨夜に部屋で歌っているかのよう。
こんな演劇的なライブをするの、かなり珍しい気がする。

……いや、リグプロのぶらんにゅとか?シフクのニシエヒガシエとか?ブラオレの過去と未来と交信する男とか?まぁあるけど??(最後は演劇ってかイリュージョンでは??)
バラードで、ってのがかなり珍しい気がする。
それこそ1曲前の「つよがり」みたいに、各々の想像に委ねながら、シンプルに歌うだけでも掴めてしまう人なのに。
それを敢えてシチュエーション固定でやる、ってことは絶対に意味があるんだと思う。
まだはっきりこれ!という理由にたどり着けてはいないけれど。

実際のところ、この最小限の舞台装置でこんなにも「孤独感」「やるせなさ」を増幅できることにびっくりした。

たった一つの間接照明が際立たせる、誰もいない部屋に帰ってきて自分で灯りをつける侘しさ。
メッシュスクリーンの窓に思い知らされる、どこにも行けない、ここにいるしかない雨の小部屋の閉塞感。


サビ前では、原曲同様の巻き戻すみたいな音に合わせて、換気扇みたいな白い照明がぐるぐる回る。

サビでは全体を暗めの青が照らす中、細い青照明とオレンジ照明がムービングする。
この細い青照明&オレンジ照明、色は違うけど白い細い照明が印象的だったホールの常套句を彷彿とさせられた。
でも、今回オレンジ(暖色)が使われてたのはかなり意外かも。
青はわかるんだけどね、寂しさは寒色って感じがするから。

ライブが終わってから考えてみたら、愛の二面性を表象している気もしてきた。
暖色と寒色、愛しさと孤独感、愛しいから会いたいし会えないから寂しい。
共存する二律背反、すんごいmissyou……。

ホールのときから気になっている「without me」のフレーズは、変わらず「ウィザウトミー」ではなく「ウィズ」と「アウト」を分ける歌い方。
今回は「ウィズ、ア〜ァゥト、…………ミー」って感じで、ためがどんどん長くなってるような。
やっぱり敢えて区切っている気がする……。
(この歌い方についての解釈はよかったらホールの感想文を見ていただけると幸いですっす)





■LOST

バックスクリーンで電球が左右に揺れる中、アルバムの曲順どおりこの曲が始まる。

さっきまで椅子に座っていたさくらいさんは中央に戻り、スタンドマイクで歌い始める。
ホール同様、アコギをかき鳴らすのは、この曲からステージに戻ってきたたはらさん。


歌い出しの「『くたびれた顔してるな』って顔洗う度思うんだ」では、サイドスクリーンにさくらいさんの表情が大写しになる。
ホールはもちろん、プレでも(たぶん)なかった演出。

伏し目がちで、それゆえに目に光はない、歌詞そのままみたいな表情。

一瞬で心臓を握られた。

続く「もう見たくない」では左手を顔にかざして、顔が影と手に遮られる。
だけどその隙間から見える瞳に、釘付けにされてしまう。
なんて表情を……。


間奏ではサイドスクリーンにステージの床が映り込んで、プレと同じく三日月ライトが床を照らしていたのに気づいた。
プレではあんなに印象的だったのに、アリーナ席の今日は今の今まで気づかなかったなぁ。
アリーナの高さじゃ当然なんだけど、改めてスタンドとアリーナじゃ見えるもの全然違うねぇ。
あと今回は回ってたけどプレでは三日月ライト回ってなかった気がする、気のせい?


2番からのさくらいさんはハンドマイクになって、歩き回りながら歌う。

「尖った分その痛みが〜」はプレと同じくちょっとセリフ調 。
ちょうどこの歌詞のところで、退場していたなかけが出てきて位置について待機する。

プレでは出てくるのまっっったく気づかなくて大サビあたりで「!?!!?!いつ出てきた!?!!」ってなったんだよね。
やっと気づけたー!!やったー!!
でもこんだけ静かじゃ見逃すわ、気づかなかったのも自分で納得した(笑)

「願いや祈り」の歌詞には、また今日の1曲目を思い出したりする。
やっぱり「叫び 祈り」がテーマのひとつなのかな。


歌は進んで、そろそろお待ちかねの(?)犬パート。

2番は上手側行ったしこれ犬のとこで下手側(自分側)くるんじゃ??きちゃう??どうなの??って心臓バクバクしてたらほんとにきたあ!!!!!!!

立ったまま犬を示して、それからしゃがみこんで犬をあやす。
いただきましたありがとうございます
(しゃがみ具合はあんまり深くなかった気がする)

ちなみにここのカメラワーク、プレでは犬目線だったんだけど、今回は真横からでした。
えーーーープレのあれ「俺たちが犬!!!!」でめっっっっちゃよかったのに!!なくなっちゃったのかぁ!!
でもたしかにほっこり以外の感情混ざっちゃうもんなぁ!!じゃあしょうがないか!!(完)


ラスサビでは中央に戻り、スタンドマイクにマイクを戻して歌う。
あれ、プレと違うな??ハンドからスタンドに戻るの珍しいな??とか思ってたら、最後の最後、「立ち尽くしている」を歌い切った瞬間にさくらいさんの頭上に電球が降りてきて、それに手を伸ばしたところでfin。


最初にアルバムで曲を聴いたとき、Mr.Childrenの中で絶望のままで終わる曲って珍しいなって思った。

今日だって、これまでの「LOST」の中で最も強く打ちのめされたところから始まったと思ったのに。

それなのにだよ。

ホールは立ち尽くし(物理)て、プレでは見上げて、そしてアリーナツアーでは手を伸ばして終わった。

Mr.Childrenってさ、絶望したままでなんていられないんだね。
どうしても希望に向かってしまう。

なんて愛しい習性だろう。


最初にこの曲を聴いたとき、こんな気持ちでこの曲を受けとめることになる日がくるなんて思わなかったな。
これがライブだよね。これが大好きなんだよ。


そんな愛しさを噛み締めてるところに、容赦なくあの曲がやってくるわけです。

伝わりますか、この感情のジェットコースターっぷりが!!笑





■アート=神の見えざる手

前曲が終わって暗くなったステージにスクリーンが点いて、そこにさくらいさんの全身が映し出されて叫びそうになった。

なんでかって?
顔が見えるから。
ついに!この曲で!顔が出たから!!

ここまでホール、プレと見させてもらってきたけれど、自分にとっては何より先に「こわい」が先立ってしまう曲。
歌そのものはもちろんながら、無邪気な声と踊るシルエットだけでも、本当にこわくてたまらない。
なんなら私、勝手にこの曲は顔を見せないからこそここまでふりきってできるのかもしれないとか思ってたよ。
顔を見せないのがこの曲の鉄則なのか、って。

違った。
顔を見せながらできるんだ、やるんだ。

ついに私たち、アートを歌っているさくらいかずとしの顔を見てしまう。
アートを歌ってるのがほんとに「さくらいかずとし」だと思い知らされてしまう。

ヒィ


スクリーンの中で、彼は椅子に座っている。
「Are you~?」では目の前に座っていたけれど、今回はなかけ側に用意された椅子に座っていて、それが映し出されているよう。

まずは歌い出し、睨みつけるような表情から出てきたのは、表情と同じくかなり硬くて低めの声。
ホールの声がかわいい系だったから意外に思いつつ、ホールではそのギャップで余計に恐怖が増したことを思うと、ちょっと安心……。

とか真面目に考えながら見始めたはずが、だんだん思考が予想外の方向にズレていく。

あの、なんか動きがえ、えろいな……?
同じ椅子に座ってた「Are you~?」でも、なんならホールのアートでも全然そんなふうに思わなかったのに、あの、なんだろ、ふいに前傾したり、椅子にだらんと身体を預けて思いきり仰け反ったり……こんなギョロ目なのにどうして……なんか……なんか…………
これカメラも悪い(イイ)、正面じゃなくてちょっと下からアオリの構図で撮ってる……
これがもしかして「安直にセッ(略)を匂わせて倫理道徳に波風を立てて」ってヤツ?(違うよ)
私策略にハマってます??
ヤダァ………………

「ピー」は相変わらず貫通してるんだけど、今回はスクリーンのさくらいさんにモザイクがかかる。見せられないよ!!
「固くなってました」では、ホールと同様に椅子から立ち上がる。
これやっぱ固定アクションなんだ、じゃあやっぱり確信犯じゃんん!!!!


ホールやプレと同様に、最初原曲準拠で大人しかった演奏は、途中からライブアレンジが入り派手になる。
映像演出も派手になり、赤背景で目玉とかが出てくるアニメーションが流れ始めてたと思うんだけど、目が足りなくて見れてない。

これまで棒立ちで演奏を待機していたなかけも、アップライトベースを手に演奏を始める。
さっきまでのさくらいさんのアクションはすべてなかけの目の前で展開されてたわけですが、一体どんな感情で待ってたん……。


荒れ狂うバンド演奏とサックスをバックに、さくらいさんは動く動く。
遠目でうわああ……とか思ってたらついにこっちに来た。

ほんとに歌ってる、ほんとにさくらいさんなんだ……

「殴ったり」はガッツポーズ、「蹴ったり」は足が綺麗に上がったと思ったら首元のリボンタイ?もふわっと浮き上がって、その全部が美しくて頭抱えたくなった。
行為そのものとのギャップでおかしくなりそう。


おもしろいもんで、これまでのライブではあんなにこわいこわい言いながらやたらに歌詞ごとの声色を覚えてたこの曲、今回は聴覚記憶がとんでもなく薄い。
視覚情報が増えた結果記憶が視覚優位になったみたい、おもしろい。


「ちゅーーーかじんみんきょうわこくと」はこれまでのライブ同様軽やかに踊るように歌う。そこ固定なんだ……。
「何とかしなきゃいけませんね 早急な対応が待たれます」ではぴたりと止まって客席を見据えて指差し。
インスタの指差し写真アートかよ!!インスタにあげんな!!!!!wwwwww


ラスサビではたぶん何回か目が合ってしまった。
怖すぎて3、4回身体に震えが走ったのを覚えてる。
ライブで震えが来たのとか初めてだよ……。

たぶん自分毎回やばい顔してた。
普段近い席になったときはもうちょっと表情取り繕ったり、いっそ顔逸らしたり(泣きすぎてぐちゃぐちゃになったときとか……)するんだけど、今回そんな余裕まったくなくて。
だけど何度合っても得意げそうに見えたから、もしかするとこの反応はアート的に正解だったのかもなんて気もする……
てかそゆとこが怖いんだよお!!


サックスが唸りを上げたあと、真っ暗になって終わり。

終わった瞬間、客席ざわっざわ(笑)
そこかしこから「今の何……?」みたいな不安そうな声があがる。

プレ(や配信映像)では終わった瞬間大喝采だったから自分一人だけ取り残されたような感覚だったけど、この日はこのおかげで一気に緊張がほぐれた。

ひとりじゃなかった〜〜よかった〜〜!!(笑)

それにしても会場によってこんなに反応の違いある曲ってある??(笑)





■雨の日のパレード

プレと同様に、スピーカーから環境音→ポツポツ水滴音→雨サーーーーーが流れてこの曲へ。

プレと違うのは、ここで映像演出があること。

アート序盤のように、サイドスクリーンには椅子に座ったさくらいさんのシルエットが映し出される。
そこに、傘を持ったさくらいさんのシルエットがフレームインしてきて、アートらいさんが濡れないよう傘を差す。
雨パレらいさんの横顔、鼻筋綺麗や……(絶対そこじゃない)

ちょうど傘を差したところでポツポツ音が流れて、傘に真っ赤な水滴(血にしか見えない)が飛び散る。
黒かった傘は真っ赤に染まる。
雨パレらいさん傘で守ってくれたの?優し〜〜ヽ(;▽;)ノ

プレではここ、水色の照明の真ん中から赤い照明が放たれる演出になっててどういうこと?って思ってたんだけど、なるほどね!
ツアーのこの血が飛び散る映像を照明だけで表現しようとしてたのね!


明るくなるとステージにはいつものMr.Children、いつものさくらいさん。
ステージから醸し出される「1曲前もバラードですよ〜?」みたいな空気、もはやおもろい。
なんかこっちも普通に聴けてしまう。
プレやホールはこんなにすぐ切り替えできなかったな、映像演出の効果ってすげ〜〜〜

さくらいさんはホール・プレと同じくハンドマイク。
上下分かれたボーカルパートでは下を歌う。
たはらさんもホール・プレと同じアコギ。
なかけは……あれ?  なかけ雨パレもアップライトなんだ??
プレは違ってた(エレキベースだった)と思うんだけどなぁ、見落としてた??
心なしかこっちの方がくっきりしてて一音一音聴き取りやすいような、いやたぶん楽器が違うのを認識した結果耳が音に集中できてるだけだな……。


バックスクリーンには傘を差して歩く人たちのシルエット。
未完の運命ちゃんだったりALIVEを思い出さなくもない。
よく見るとさっきの赤傘を差した雨パレらいさんもいる。
その赤い傘はずっと持ってて大丈夫なやつなんだろうか……アートの血って考えるとあんまり安心できなくてちょっとどぎまぎする……。(アートの印象略)
途中で上を見上げて雨やんだ?とかしてたのかわいい。


本物のさくらいさんはホール、プレと同様に飛び蹴りのくだりでジェスチャー。
左手、両手軽くぐ、両手太もも、前傾で左手みぞおち。
きれいだ……


ホール、プレでは大サビで虹色の照明が放たれてたけれど、今回は虹色照明なし。
と思いきやバックスクリーンのアニメーション内の傘がカラフルに!!(虹色に!!)
そうきたか~~!!!!
「ALIVEみたい〜」って思ったのあながち間違いじゃなかったんじゃない!?笑

みんなに色がつくと、赤い傘もカラフルな傘たちのひとつになる。
この「視点を変えれば」「発想を変えれば」という感じ、すごくMr.Childrenだな。
ていうかそっか、「きっと後になって素敵な笑い話」とか「美談色に染まるさ」とか、思いっきり「視点を変えれば(今を過去として見たら、未来から今を見たら)」って話か。
あ、「雨の日のパレード」ってそういう歌!?
そうか、そうだな!?気づくの今さら!!

それを思いっきりひねた視点を謳った「アート」の後にかまして、しかも「アート」の視点=赤を「たくさんある色(視点)のひとつ」にしてしまう。
雨パレ、ただ雨で洗い流して浄化♪どころじゃない。
再定義までしてる。すごすぎる。


曲が終わって全員で長いお辞儀してたの、この曲だったかな。
いやいやそんな、こちらこそすぎる…………





アルバム順&ホールと同じ順なら次はParty is over、なんだけどプレではスキップされちゃったんだよなぁ。
たしかにホールっぽい曲ではあるんだけど!!
でもでもまたさく&たはふたりのアコギデュオ聴きたいよぉ!!

とか思いながら次の曲を待っていたら、雨音のようなSEが流れ始める。

スクリーンに波紋が広がって、次第に心臓の拍動のような音も重なり始める。


???????

Party is overじゃないよね???
じゃあWe have no time??


最初は水色だった波紋はオレンジ色に変わっていく。


いや、これ違う

え、うわ
まじか、ここでやるのか



CDでは何度も聴いた、あのピアノのイントロが流れ始める。

ステージ上空から2枚のメッシュスクリーンが降りてきて、その前にただひとりその人が現れる。

オレンジの波紋が広がる巨大なスクリーンをバックに、俯き気味のシルエットが静かに佇む。
こちらも思わず息を詰めて見つめてしまう。


ついにその瞬間がきて、その人は歌い始めた。





■血の管

ほんっっとうにびっくりした。
これ、予想できないって。できた人いないでしょ。

まさかここでやるとは、「血の管」。

実はこの曲、ひょんなことからやることを聞いていた曲。


~ライブ2か月前~
私「自衛してるもののSNSやらなんやらでネタバレっぽいのに被弾するのつらい、だからといってSNSはやめたくないし自分からネタバレ見に行くのも当たるの諦めたみたいでやだ、
ごめんだけどプレから何曲くらい増えたかだけ教えて(わがまま)」

妹「こんなセトリなんだ〜……え??待ってこれやるの?!??
いいなーー!!これ聴きたい!!これやるライブ行きたい!!!!
これなら知ってもダメージないと思う、言っていい!?!!(?)」

私「どんな曲!?!!ほんとに?!!?!! 」

妹「たぶんあんまりやってないと思う、(セトリサイト見ながら)前やったのは虹ツアーだって」

私「え、じゃあたぶん私聴いたことないわ……これほんとにダメージない??笑
その前は?」

妹「シフクノオト」

私「wwwwwwww(わかった)
うそでしょ、え??血の管???wwwwww
血の管そんな聴きたいって言ってたの??????wwwwww(失礼)」

妹「血の管だよ?!?!!
みんな聴きたいでしょ?!!!?!!?!!」

私「wwwwwwwwwwww(爆笑)(失礼)
てか血の管やるの!?!!
ガセでしょ、どこに入んの!?!!」


ここかよ!!!!
わかるかよ!!!!!!(笑)


知っててもちょっと信じてなかったよ、
なんなら今聴きながらも信じられてないよ。

アルバムゾーン真っ只中って。
「血の管」もたぶんびっくりしてるわ。


原曲同様にピアノとボーカルで披露されるこの歌、なんだけど、巨大スクリーンでさにやんの姿は隠されて、まるでさくらいさんひとりきりのよう。

「血の管」はさくらいさんがたけぴがピアノを弾くにあたって「お葬式のイメージで」とオーダーして作られた曲。
死の匂いの強いセトリ(だったと勝手に思ってる)の虹ツアーでも披露されたのを思い出す。

でも今回、あまりに「生」を、「今」を感じる。

今、巨大スクリーンを背にするためにさくらいさんがめちゃくちゃステージ際に立ってるんだけどさ、それを見ようとする自分、ほぼ真横向いてるんだよね。
この体勢で見てる感じ、ちょっとあまりに「今ライブでこの席にいる」自分すぎる。

横向いてるから自分からさくらいさんまでの間にいるお客さんの顔もよく見える、さくらいさんも生々しく人のサイズで見える。
(配信ではモノクロっぽく加工されてたけれど実際はフルカラー&けっこう明るいのもある、さくらいさんの健康的な肌色もわかる)

息づかい、声色、強弱、語尾の切り方、CDと違う。

どう見ても今ここで歌ってて、聴いてて、みんな生きてて。
全然「死」を感じる隙がなくてびっくりする。

今までにライブで披露された「血の管」ももしかしてそうだったのかな、どうなんだろう。
あぁでも、今回は明らかに「生」の方面に誘導されてる気もする。


イントロの間は拍動のような音と波紋の映像が流れていた巨大スクリーン。
歌が始まってからは、「I MISS YOU」で流れていたみたいな、粒子のような川のような映像になって、ゆったり流れる。
モノクロではあるけれど、この曲のこれは血潮なんじゃないか。
流れてる。生きている。

いつの間にかメンバー頭上のモニターも降りてきていて、こちらは川面のキラキラっぽい映像。
これは「青いリンゴ」の映像を思い出す。

「Are you~」でも窓を垂れる水滴で雨が示唆されたり、「アート」では血が雨となって注いだり。
「雨の日のパレード」は言わずもがな。


繰り返される水のモチーフ。

それがなんのメタファーなのか、ついに「血の管」が教えてくれた気がする。

そして同じモチーフが、止まれば死を、流れれば生を意味する。

「水も流れなければ死んでしまう」なんて言葉から「HANABI」を披露したのは誰だったろう。

いつかの会報で、終わっていくいのちと新たないのちと、それを運ぶ川の流れについて語っていたのは誰だったろう。
(あの会報、本当に大好き)


表裏一体、二律背反、不可分。
それってすごく「miss you」だ。
「(出逢えた)喜び」と「(別離の)哀しみ」、愛情の表裏。


あ、そっか、「血の管」もそういう曲だ。

水と血、生と死以前に「血の管」ってめちゃくちゃ「miss you」じゃん。

全然突飛じゃなかった。
むしろこんなに揃ってるのって「血の管」しかないんじゃないか。
うわーーーすごい。


全部そうだけどさ、こっちはここに「血の管」が出てきてからどんなメッセージか考え始めるけどさ、
Mr.Childrenは300曲くらいある曲の中から自分たちでここに「血の管」を置くんだよね。
すごくない?

私がセトリ作って言われたとしてここに「血の管」を置くの、絶対思いつかない。
ていうか「血の管」のこと、そんなに理解できてなかった。
今教えてもらった。

いつも思うけど、Mr.Childrenの曲のこと世界でいちばん分かってるの、Mr.Childrenなんだなぁ。
どの曲がどんな歌なのか、どう響き合えるのか、きっと誰よりも分かってる。
それを改めて思い知らされた気がする。





曲が終わって暗転して、しばらく経ってピンスポがふたつ。

照らされているのは向かい合っている人ふたり。

これってつまり!!!!





■Party is over
うおーーーー復活したーーーーーーーヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ
プレでやらなかったからセトリから抜かれちゃったかと思ってた!!
よかった!!勝手にこれまだ聴けてないタハラーさんに聴いてほしいって思ってた!!!!(謎願望)

ホール同様、ふたりだけで向き合って息を合わせてアコギを重ねるところからスタート。
始まり方ホールと変えないのすごいな、こんな何倍も広い会場で。
これをずっと、全国でやってきたんだ……

広いからなのか、ホールより席が近いはずなのにカウントの声や指パッチンの音は聴こえなかった。
ほんとにしてなかったのか聴こえなかっただけかどっちだろ。


イントロが終わるとふたりは正面に向き直る。
横浜で聴くからか、なんかゆず感……
そういえば今日の開演前、ゆずのファンの方いっぱい見かけたな、ゆずもライブだったのかな(脱線)

さくらいさんが歌い始めるとたはらさんは一度おやすみで、次に弾き始めるのは2番から。
距離が近いこともあって、暗がりで待ってるたはらさんが肉眼で見える。思わず見ちゃう。
練習するでも、口ずさむでもなく、静かに佇んでる。

手元に目をやると、赤いランプが点滅してた。
なんだろう、e-bow?いやアコギだしな?
マイクかな?いやあんな手元でセルフでマイク持ってることないよな?
……知ってる人ならきっとわかるだろうに……知識がなさすぎて……せっかくのこの席なのに……もったいない…………
でも点滅見れたのはなんか嬉しかったです……

まだ掴みかねてるんだよね、この歌。
歌詞がわかるようなわからないような……うーんまだわかってない方が大きいかも気がする。
声を手がかりに、と思っても、歌声もそんなに悲しそうでもなく、楽観的すぎでもなく、フラットな印象。

ホールと同じ入り方をしたこの曲だけど、2番?に入ってから左右のスクリーンに車窓から眺める海の映像が流れ始める。
「ファインダー越しの景色を焼き付けながら海へと」か。
映像なしからありへ、アリーナっぽい演出の変化だねぇ。

「バーボンソーダ」とか「ピンナップのロックスター」とか、「ロンTとデニム」とか「シャンパン」とか。
この歌、やたらアイテム選び?言葉選び?が限定的で、そっちを使った方が特徴的な映像にできそうなのに。

だけど、海なんだ。

なんかそれが、無性に刺さってしまう。

そういえばこの歌、初めて聴いたときからなんでかずっとウカスカの「PLEASE SUMMER BREEZE」を思い浮かべることが多くて、我ながらなぞだなーって思ってたんだけど、勝手に海で繋がった気がする。
いや判定広すぎるけどね。

2番になってたはらさんのギターが始まると、ふたつのギターのコントラストに耳と目が行く。
たはらさんのガシガシ刻む感じとさくらいさんのしなやかなアルペジオ、このふたつが絡み合うのがね、いいよねぇ。

ラスサビで転調するため、ラスサビ直前でさくらいさんがカポを移動させる。
終演後の自分のメモに「たはカポ→さくカポ」って書いてあったんだけどこれどういう意味だっけ……たはらさんが先にカポ動かして→さくらいさんも動かしてってバトンタッチ制……?
早く感想書かないからぁ……。

ホールのときはさくらいさんがカポを移動させる間は無音(たはらさんも演奏せず待ち)だったのが、たはらさんがその前のフレーズを繰り返して待つ仕様に変わってた。
進化してる!!!!
どのタイミングで変わったのかなぁ、こういうのツアーっぽいなぁ。
配信では挿入映像で演奏もライブ映像も上書きされちゃってたけど、ほんとはこんなことしてたのよ〜





■We have no time

ステージにはしばらくぶりにメンバーが勢揃い。
たはらさんはアコギ、なかけはホワイトくん(だったはず)とプレと同じ布陣なものの、あれ?さくらいさんアコギ持ってる。
プレではハンドマイクで歩き回ってた気がするんだけど気のせい??

そしてプレでは音源だったサックスがたくおさんの生演奏。
やっぱこの曲はサックスだよねぇ!!
これをまたホールぶりに生で聴けてうれし〜〜〜!!!!

もうひとつプレ、ホールと大きく違うのが演出。
これまでは映像なしだったのに対して、今回はバックスクリーンにアニメーションが投影される。
赤バックに粗くクレヨンみたいなタッチでモチーフが描かれていて、それが演奏に合わせて動物、サックス……ってな感じに移り変わっていく。
配信ではリアタイで人物をアニメ化した映像も差し込まれてたけれど、実際のライブでは人物は実写のまましかなかった……はず。

こういうアート(芸術の方ね)(こんな注釈が必要に……笑)っぽい映像、なんか「往年のミスチル」っぽい。
往年のミスチルって??って聞かれたら説明できんけど。好き。
全然違うけどPIANO MANとか思い出すかも、あれもブラス大活躍曲だったねぇ。
この演出が似合うあたり、やっぱ私のアリーナが似合う曲!!って見込みは間違ってなかったんよ(勝手にドヤ)


プレと同様に序盤は演奏お休みなじぇんちゃんによって手拍子を煽られる。
最初は普通のクラップだったのが、途中からぐるんぐるんになったりうにゃうにゃになったり。
え、こっちはクラップのままでいいんだよね??www
翻弄されるぅ、でも楽しい!!!!


お待ちかねの「ねぇねぇ」!!
ホールはオク上、プレは原キー、さて今日は?

ちょい高めで「ねぇねぇねぇ」3回!!!!!!!!
こんなパターンもあるの!!!!かわい!!!!!!!


プレでこんな楽しいのにあっという間に終わってさびし〜〜〜〜!!!!って思ってたのが通じたのか(?)アウトロはサックス無双タイムが追加されてロングに。
さくらいさんも嬉しそうにたくおさんにアコギで絡みに行って、最後はサックスのロングトーンをアコギ高音チャーン♪で〆。
これ好きーーーーーーー!!!!
ホールのさにやんキーボ&じぇんドラムのセッションみたいなのは聴いたことあったけど、たくおサックス&さくアコギセッションみたいなのは初めて聴いた気がする、気だったらごめん!!
いいよもっとやろ♡





暗転した会場で、バックスクリーンだけが点く。

流れるのは再びの草原をかき分け進んでいく映像。
オープニングと違うのは、横からのショットもあったこと。
かき分けるその人の左手がちらりと映り、薬指が光った。

やっぱりこれさくらいさんなんだ。
指輪が光って誰かわかるってドラマみたいだね、こんなことあるんだ。すげぇ。
って全然関係ないこと考えてごめん(笑)


道無き道、まさに獣道を進むこの映像から披露されるのはもちろん。





■ケモノミチ

※配信見たら曲が始まる前に↑で書いた草原の映像一切なかったんだけど、え??記憶違い???こんな勘違いある????笑
逆に配信の中で流れてたバックの映像の記憶ぜんっぜんない……こわい!!なにがほんとなの!!

曲に戻りまして(笑)

たはらさんのかき鳴らすアコギとともに始まったのはこの曲。
あぁ、アコギほんとに持ってる……なんて思うのはMVを思い出したからかな。

ケモノミチ。
このツアーが始まる前、唯一ライブ音源を用いて新規のMVが制作された曲。
MV内でメンバーが楽器やマイクを持っていないのは、まだ会えていないから(=miss you)、本当に会うのはライブで、って意味なのかなって思ってた。
どこまで恋しさ煽るんだ!って。

もちろんプレでも聴いてはいたけれど。
でも、あれからさらに何度も「miss you」を募らせた果てにやっと会えた「ケモノミチ」だよ。
どうにも感慨深くなってしまう。

そう思ったのは、この日のさくらいさんの歌う様もあるかもしれない。

プレと同じくスタンドマイクで歌い始めたさくらいさんだけれど、しょっぱな「風上に立つなよ」で指を立てる。
プレは全編通してジェスチャーなしだったけれど、いきなり!
これもツアーを通しての変化かなぁ、いつからやってたんだろう。

Fifty's mapで膝蹴りしたって書いたけど膝蹴りこの曲(「法律(ルール)も物の価値も」)だったかも……。

スタンドマイクにかぶりつきスタイルだったプレと比べて、随所で声だけでなく身振り手振りによる感情表現が加えられていた気がする。
解釈する暇もなく、ただ圧倒されながら浴びた。

極めつけに、ラスサビではスタンドマイクからハンドマイクになる。

マイクスタンドから自由になって歌うさくらいさんは、まるであのMVから3Dになって飛び出してきたかのよう。

ついに現実になっちゃった。
繰り返した「miss you」の果てに。


ニューアルバム出た!と思ったらノーメディア出演ノー顔出し(横顔オンリー)アー写だったり、アルバム聴いたらバンド全員参加してる??って構成だったり、MV出たと思ったらエア楽器エアマイクだったり、ライブが始まったのに檻で囲って顔見せてくれなかったり、「miss you」期間、なんかもうずーーーーっと「miss you」させられてたような気がする。
「miss you」からの会えた!を最高に味わってもらいたいがためのスパイスってのはわかってるよ、だからってどんだけ焦らすんよ!(笑)  って何度思ったことか。

でも、こうしてその瞬間がくるとちゃーんとひっくり返されちゃう。
今ここにいることを噛み締めるだけになってしまう。


ずるいなぁ、ほんと。

一生こうして掌で転がされ続けんだろうなぁ。

私の一生それでいいよ、もう


(笑)



ホール、プレ同様に、さくらいさんが歌い終わって拍手が響く中、たはらさんのアコギ♪ジャジャン!でエンド。
これ、かっこよくて本当に大好き。





♪ジャジャンの余韻が終わるとともに暗転。

プレでは「ケモノミチ」のあと、MCを挟んで「記憶の旅人」だったけれど、しばらく待っても明るくなる様子はない。

きっとここはプレと変わる部分、さてどうなる?と思っていたら、アカペラで歌声が響き始める。



Mr.Children tour 2024 miss you arena tour @10/26 Kアリーナ横浜 ①







プレライブから4ヶ月。
missyouアリーナツアーの本公演全公演が終わって、ツアー終了……かと思いきや、アリーナツアーとしては珍しく追加公演が開催された今回。

その追加公演1公演目・Kアリーナ初日に、念願叶って参加させていただけました。


22公演4ヶ月、その中に入れることはなかったけれど、会場には足を運び続けてきてしまった今ツアー。
途中から意味がないとわかってきても、そうせずにいられなかった。

あの日友だちを見送ったあの会場で、
外から眺めるしかできなかったこの会場で、
ほんとはどんなライブが繰り広げられていたんだろう?

22公演4ヶ月の間、Mr.Childrenはどんなライブをしてきたんだろう?

ずっと焦がれ続けてきたmissyouアリーナツアーは、どんなツアーなんだろう?


やっとそれを知ることができる。
言葉で言い尽くせない。


私にとって最初で最後のmissyouアリーナツアー。

先に行ったプレライブのことを振り返ったり、その前のホールにまで思いを馳せたり、はたまた未来の視点で5/2にYoutubeで公開されたmissyouアリーナ@大阪ファイナルの映像の記憶と照らし合わせたり。
あっちこっちにいきながらになりますが、ようやく叶ったその日のことを、少しでも多く残せたら幸いです。




【Mr.Children tour 2024 miss you arena tour @10/26 Kアリーナ横浜】






そんなわけでやってきましたKアリーナ初日!!
はぁ!!!!はあああ!!!!(緊張)

Kアリーナは2023年9月に開業したできたてほやほやの会場。
Mr.Childrenがライブをするのが初めてなのはもちろんのことながら、自分にとっても初めての会場。

Kアリって最上階にバーあるんだってね!覗いてみよー!なんてみんなでわちゃわちゃしていたうちは実感がなかったけれど、フロアごとにひとりふたりと別れていって、ついに自分の入場するフロアにやってきたら、実感が。


この入口の向こうにずっと見たかったステージがあるんだ。
やっと私、ここにこれたんだ。


急に涙が込み上げてきて、いやでもまだ早いぞ、って我慢しながら扉をくぐったら。
思いもよらない事態が。

まず入って最初に目に入ったのはアリーナの最後列だったんだけど、この列番が49列とか(忘れた)。
公式サイトの座席表では最後列が34列だったから、席いっぱい増やしてくれたんだ……と勝手にぐっと噛み締める。
ここまではよかった。

今回の自分の席はアリーナの2n列目。
おそらくアリーナの真ん中くらいだろう、ちょうどブロックの切れ目で通路前1列目だったりしたらラッキー!たのむ!とか思いながら歩く。(低身長民あるある)

真ん中くらいまできた。まだ30列代。
ん?

まだ歩く。

歩いてく。

着いた。


前から一桁列目。


ん????


チケボの画面を見る。
椅子に書かれた列を見る。
おんなじだな??

1列目の椅子の列番号を見る。
「15列目」。


…………。



さすがに涙引っ込んだ。


そんなわけで、たはら側前方がその日の私の席でした。
いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……アリーナでこんなに列番号詰まることあるんだ…………いや…………いきなりか!気持ちの準備が!(死語疑惑)

ちなみに後から近隣の席に来た方全員自分とおんなじようなリアクションしてました、だよね!!!!!!!!!!(笑)


とりあえず開演前にできることをやろう!!と、ステージを眺めてみる。

今回のステージは珍しく花道なし。
アリーナツアーとしてはブラオレぶり……11年ぶりかな。
ステージにはパッと見セットらしいセットはなくて、かなりすっきりした印象。
事前にSNSで演出がすごい!的な感想が飛び交っていたのからすると意外……
てことはこれ絶対重力と呼吸みたいにどっかからなんかでてくるやつじゃん……こわあ(わくわく)

たはギターの音出しでは、見慣れない茶色いエレキが登場。
や、私が覚えてないだけで使ったことあるやつかもだけど、少なくともプレライブとホールでは使われていないもの。
じゃあもう1曲目から違うじゃん〜〜〜〜〜〜〜!!!!こわあ!!!!!!(これはほんとにこわいやつ)

え、写ってたっけって公式インスタ見返してみる。
写ってねぇわ。
ていうかこの背景大変なことになってる曲なんなん。(静岡エコパ公演のやつ)
今から答え合わせできるんか……。(どぎまぎ)


そうこうしているうちに、会場に流れていた洋楽SEが「Bridge Over Troubled Water」になる。

プレライブでは半ばオープニングのような役割を担ってて、この曲の間に会場が暗くなってメンバーが入ってきた。
ライブ後に作ったセトリのプレイリストでも1曲目にしていて、いつのまにかすっかり大好きになってしまった曲。
またこの曲を会場で聴けるの、嬉しいな……。

それまでの洋楽SEではステージ上部の照明はランダムな色・向きでムービングしていたけれど、この曲からは一列に並んだ照明がすべて真下のステージを向いて、左端→右端、左端→右端、と流れるように消灯点灯を繰り返し、青白い光を放つ。
うーん!!説明難しい!!(笑)


プレと同じようにこの曲がまたオープニングに……?と思いながら聴いているうちに1番が終わり、2番で開演前のアナウンスが入り、まだ会場は明るいまま曲が終了。

!!オープニングじゃない!!!!


続けて流れてきたのは知らない女性ボーカルの曲。

「Bridge Over Troubled Water」の先があったんだ……。

知らなかったけれど前からあった未来に今出会っているような、ifの世界を見ているような、不思議な感じ。
自分と同じようにプレのあとに本編に参加できた人たちもこんな気分になったのかな。

なんて最初は浸ってたんだけど、途中から歌の中で繰り返されている単語が「ハレルヤ」だと気づいて気が気じゃなくなる。

なにせ、自分がこの日に至るまでに目にしてしまっていたネタバレらしき曲のひとつが、「Hallelujah」。

え、これもう確定演出やん。

ていうことは同時に目に飛び込んできたあの曲もこの曲もやる??(後述)


…………………………………………。


なし!!もう考えんのなし!!うん!!
目の前のことに集中しよう!!!!!!!


ライブ後に知ったところ、この曲はSílvia Pérez Cruzさんの「Hallelujah」という曲だったそう。(タイトルまんまや……)
「Bridge Over Troubled Water」と照明のパターンは同じものの、色が白から淡い虹色に変わってた。
教会のステンドグラスのイメージだろうか。



曲が終わり、照明が落ちる。

ステージ背面のモニターがついた。


プレと違う!オープニング映像あるんだ!!そりゃそうか!!



モニターに流れるのはアニメーションやCGではなく実写の映像。

背の高い草原を、草をかき分けながら駆け抜ける誰かの一人称視点の映像。
走っている人の息遣いも聴こえる。さくらいさんではない……と思ったけどどうだろう。

次第に見覚えのある映像が差し込まれ始める。
森、水面、月の浮かぶ空、雲海……ケモノミチMVやアルバムトレーラーで見てきた景色。


アルバムのアートワークもこれまで公開された映像も色が少ないイメージが強かったから、いきなり視界全面に現れた草の緑にはかなりびっくりした。
※のちに配信された映像ではモノクロだったけれど、実際にはカラーだった
(こっから配信および円盤化された大阪ファイナルのことは「配信」って呼びます、いちばん見たのが配信でなので)

息遣いも動きも圧倒的に「生きてる」って感じだし、森の中・霧の中で静かに佇んでいたアルバムトレーラーとは対照的。

とか思った瞬間に今までのプロモーションで出てきた映像も挟んでくるんだ!
うわ!おもしろい!全然解釈追いつかないけど!(笑)


そこからどう切り替わったか曖昧だけど、今度はアリーナツアーのトレーラーが流れ始める。
ららアリでも、たまアリでも、今日この会場でも外で流されていたけれど、まさか会場内でも流れていたとは思わなかった。
メンバーが一人一人歩いてくる映像とシンクロするように、まだ薄暗いステージに人影が入ってくる。
なかけ、たはらさん、じぇん、さにやん。

最後、トレーラー映像はさくらいさんのアップで終わる。
だけどステージ上にはまだその人はいない。



え??



と思った瞬間に始まったのはまさかの曲。





■叫び 祈り

もう何回聴いたかわからない、人生で間違いなく1番聴いているアルバムの1曲目。
人生で1番聴いたであろう曲の、あのイントロが始まる。
まさかライブで聴ける日がくるなんて。

ギターの1音目からあまりに破壊的な音でびっくりした。
音と照明がシンクロしてて、1音1音に合わせて逆光になった白い照明が瞬いていたのも大きいかもしれない。
CDよりもっと凶悪、もっと強い。
音が尖って刺さるような。

そんなたはらさんのギターはさっき音出ししていた茶色のやつ。
そりゃ見覚えないわ!!
「叫び 祈り」のギターなんて見たことあるわけない!!(笑)

……とそのときは思ったんだけど、実はこれ普通に今までも使ってるそうで。
ライブだと「ポケットカスタネット」なんかで使ってるジャズマスだって情報を見て勝手に納得。
「叫び 祈り」は「ポケットカスタネット」の間奏が独立して生まれた曲。
それならレコーディング時からこのギターだったのかもしれない。
なかけはホワイトくん、これも直近の「ポケットカスタネット」で使ってたベースかぁ。


ボーカル不在のまま、楽器と照明だけが「叫び」を上げて、曲は進んでいく。
不在……なんだけど声は音源で流れていたと思う。
たぶん。自信はない。

なにせ、ここからステージ上でスクリーンが展開し始める。

たはらさんとなかけ、それぞれの背後からステージ際(客席)に対して垂直(縦)にメッシュ状のスクリーンが出てきたかと思うと、さらにもう1枚ステージ上空からも降りてきて、計3枚のスクリーンがステージにコの字型の壁を作る。
※配信見たら枚数全然違ったけれどここは記憶のままにしとく

メッシュ状だからシルエットは透けて見えるものの、メンバーを隠すような形。
ステージ上の動きを他所に、メンバーは平然と演奏を続け、強烈な音と光は鳴り続ける。

ステージが完成するとともに曲が終わりに差し掛かり、ついにその人が入ってきた。


って待って、あの、情報量!!!!笑
見るとこ多すぎ!!笑
おかげさまで「叫び 祈り」、体感一瞬だった。

終演後「今回の『叫び 祈り』短縮版だった??」って人に聞いたよ。
元々短いとはいえ普通にフルだったらしい。
時間感覚がバグった(笑)

せっかくの「叫び 祈り」、もっとちゃんと聴きたかった!!くうう!!


と今となっては思うけれど、そのときはどうにか混乱を収めようと自分に言い聞かせつつ、もう次に意識が引っぱられてるような状況だった。
「叫び 祈り」がインストだった以上、次が実質的な1曲目。
頭の中ではもうアルバム順通りに「Wake me up!」の幻聴が流れてるけど、それはないない!(笑)
かき消しつつ、次の曲を待つ。





■I MISS YOU

たはらさんのギターのアルペジオから始まったのは、プレの1曲目だったこの曲。
実際の1曲目は「叫び 祈り」だったものの、アリーナツアーがこの曲を頭に掲げたセトリなの、嬉しいな……。
アルバムを初めて聴いたときから、この曲から始まるアルバムツアーを見たいと思ってた。
この曲から始まる物語がどこに行き着くのか見たかった。


ようやくステージにはメンバーが揃ったけれど、1曲目終盤から引き続き、メンバーと客席の間にはスクリーンが立ちはだかる。
おそらくプレと同じギターやベースなんだろうけれど、さくらいさんがアコギ、たはらさんエレキ、なかけエレキベースというところまでしかわからなかった。(今までならただ「ベース」って書いてたけどアップライトベースという選択肢が出てきちゃったからね!)
ステージの後ろから射す光でスクリーンにメンバーの影が大きく映って、リフレクのfantasyを思い出す。
あと、つい最近ロッキンでAdoさんのライブを見たばっかりだからAdoさんを囲んでたあの檻を思い出す(笑)

顔は影になってはっきり見えないけれど、距離が近いこともあって真ん中のその人の耳と顎のラインが照らされて光っているのが見えた。
きれい……。
そこにいるんだ、ほんとに。

それにしてもこの会いたいのに会えないもどかしい演出、明らかに「miss you」を煽ってる。
にくい!  I MISS YOUで「I MISS YOU」!


どこからだったかな、たしか途中から左右の縦長のスクリーンが稼働して、歌ってるさくらいさんを横から映した映像が投影された。
モノクロ風の色調。
檻にも途中からモノクロながら水面のキラキラ?粒子?みたいな映像が流れる。

歌詞に倣うなら「淀んだ川」?でもこのきらめきは「淀んだ」って感じじゃないよな。
とはいえ「Bridge Over Troubled Water」もあったし、川ではある気がする……。


プレライブでは間奏の照明がサビよりも薄暗くて、かなり意外に感じたんだよね。
ツアー本編ではどうなるだろう?
明るくなってメンバーの顔が見えるようになる?
それともプレと同じくメンバーの顔を見せない感じになる?
と気になっていたんだけど、本編はさらに予想を超えてきた。

なんと間奏に入った途端、檻&左右スクリーンすべてにオレンジ色の粒子?火花?が弾ける映像が投影される。
彼らが出てきてから今日初めての、色らしい色!!

最初びっくりしたけれど、演出方針としてはプレと一貫しているような気がする。
そっか、ここは表情よりも音を届けたいのか、音に全部詰まってるのか。

間奏のあいだ、さくらいさんはファルセットでCDにない「ハアーアーー」みたいなフレーズを繰り返し歌う。
CDでも小さい音で声は流れてるんだけど、それとは全然違う。
ハイトーンの、祈りみたいな声。

さくらいさんの生声が入ったライブバージョンの間奏、メッセージ性を感じてさらに刺さってしまった。
もともと「I MISS YOU」の間奏って、直前の「誰に聴いて欲しくてこんな歌歌ってる?」の歌詞に対してバンドの音で「ひとりじゃないよ」って応えてるみたいですごく好きで。
そう感じるのは、この間奏がアルバム全体の中でも特に「バンド」らしいというか……どれかの楽器が欠けている曲も多いアルバムにありながら、エレキギター、ベース、ドラムのそれぞれの音が明確に鳴っているからだと思う。

その間奏に、さくらいさんの声がもうひとつの楽器みたいに重なるの、すごくいい。
そんな間奏で初めて色が、オレンジの光が弾けるのが、本当に嬉しい。
何重にも噛み締めてしまう……。


祈りみたい……って思ってから、そうだ、今日の1曲目は「叫び 祈り」だったとも思い出した。
もしかして「叫び 祈り」がこのセトリを通底するテーマなのかもしれない、てのは早計かな。まだ2曲目だし。
でも「miss you」というアルバムを引っさげたツアーのテーマに「叫び 祈り」、すごく合う気がする……。
なにせホールはステージと客席でともに声を投げかけ合う≒叫ぶ曲があったくらいだもの。


間奏が明けたラスサビでも、さくらいさんは歌の大筋を音源に任せて、
「I miss you……(I miss you, I miss you)……繰り返したフレーズ、
(庇って叱って祈って)Uhh……歯向かって」みたいに歌う。
()を歌わない。

歌に流れるやりきれなさや葛藤を、言葉にできないものとして、呻きが漏れたような声、かき鳴らすギターの方に託すかのよう。
「言葉にしない」という表現方法でより雄弁に感情を語れてしまうことがあるのか。
これもまた「叫び 祈り」のひとつという気がした。



さて、プレではこの次はまさかのアンダーシャツだったけれど、果たして!





■REM

ご  め  ん  な  さ  い  声  出  た

うそでしょ!?!!?!!!?!!!!!?!!!
れむちゃん!!!!!おれたちのれむちゃん!!!!!!!!(誰だよ)

会場から湧き上がる手拍子!!はっとして自分も手拍子!!
ああ!!この感じ!!懐かしい!!
れむちゃん!!会いたかったよれむちゃん!!!!
2015年11月28日、RADWIMPSの胎盤ぶりのれむちゃん!!!!

あの不穏でかっこいいイントロが鳴り響く中、明るくなったステージ上にメンバーの姿がはっきり見える。
あれ、いつメッシュスクリーン無くなった??全然見てなかった!!笑


煽るようにステージ前方に出てきたさくらいさん、エレキをぶら下げてる。
ボディが水色でピックガードにお花柄の、半エンYahoo!ニュースで持ってたギター。
ん?てことはインスタ(静岡公演)の背景映像グジャアアってなってる写真これかぁwwwwww
れむちゃんであの映像、納得!!!!

これまでのライブでもREMは青くてピックガードが花柄のギター(ES-330)だったけど、さくらいさんの中でREMは青&お花柄なのかなぁ……
どっちかというと赤い曲な気がする(ド主観)からなんか意外だ……


肉眼でやっと捉えられたメンバーの格好は静岡エコパのインスタ写真のとおり。
さくらいさんは黒いシャツに黒いジャケット、黒のパンツ。
プレはペンキぶちまけたみたいな衣装だったからmissyouなのにめっちゃカラフルじゃん!?!!とか思ってたけど、ツアー本編はちゃんとモノクロだったのね。

たはらさんは丸首のシャツにジャケット、どちらも紺っぽい。
プレでは衝撃の黄緑ブルゾンだったけど、さすがに続投なしかぁ!!
パンツはベージュだと思ったんだけど後から写真見たらグレーだったみたい。

なかけはいつものように英字や柄のあるTシャツに黒っぽいジャケット。

そしてじぇんちゃん!!
黒っぽいTシャツとはわかるんだけど!!
ちょうどシンバルが頭部にかかってて顔永遠に見えなぁいwwwwww
近い席あるあるだけど!!!!なんてこった!!!!wwwww
いやまぁアリーナで最後尾とかでも肉眼で顔見えないし!?手は見えるし!?!!スクリーンあるし!?!!(ポジティブ)

とか思ってたらこの曲からバックスクリーンが稼働して、公式インスタに上がってた映像はもちろん、メンバーがバストアップで映り始める。
あぁ、助かった……(笑)

メンバー映像の方は、REMのおなじみで(?)リアルタイムの映像に白黒で輪郭が分裂したり数字の集合体に変換されるような加工がかけられてる。
これによりやっとじぇんちゃんの頭部を確認できたんだけど、!!!!短髪からリフレクくらいのもふもふに戻ってるぅ!!!!!!久々!!
リフレクイヤーぶりのREMをこの髪型で見るっていうのも、なんだか今なのか昔なのかわかんない感じがして楽しい。


さて、肝心の曲とパフォーマンス。
今回は「シャングリラっを、探してっ」「もしかして君のいるばしょーがそう!?」みたいに譜割りを変えてるところが度々あった。
「ダンディドン」では両手を胸の前でぎゅっ。(いわゆるぶりっ子ポーズの手を下げた版)
ビジュアルが!!かわいい!!そんな曲かい!?!!笑

イントロや間奏など、歌わない場面でのさくらいさんはステージを練り歩き、客席を煽って回る。
そういえばリフレク&未完では動き回らなかったけれど、胎盤のREMはこんな感じで歩き回ってたねぇ。
約10年の時を越えて胎盤のREMと今のREMが繋がった気がして、勝手に嬉しさも増しちゃう。

リフレクや未完のREMがゲノムトラスや三角柱トラスや照明カラフルバチバチだったのに対して、今回はサマソニみたいに白がメインの(比較的)シンプルな照明。

リフレク未完が視覚でやったる!!ってREMだったとしたら、今回はどっちかというと音でやったる!!ってREMだった気がしてる。

だって今回のREM、たくおさんがいる!!!!

ブラスありのREMなんてこの世に存在してたんですか!?!!
しかも曲中でフルートとサックス持ち替えてる!!
まさかの二刀流でREM!!こんな贅沢いいんですか?!!?!!?!


ところで余談。
プレライブ観たとき、たくおさんがいないのに明らかに新録のブラスが鳴ってる曲があったから「プレではいないけどきっとツアー本編はたくおさんが帯同してるんだろうなぁ、いいなぁ」って思ってて。
REMでたくおさんを見たとき「やっぱりツアー本編はいたんだ!」って思ってたんですが。

終演後、ツアー本編参加済みの某人との会話。

私「そういえば追加公演って本編となに変わってた?」
「たくおさん」
私「え?」
「たくおさんが追加になった」
私「え?」
「追加公演の追加はたくおさん」
私「うそだよね??」
「(笑顔)」
私「うそでしょ???????」


そんなことある???????????????

え、じゃあこの生ブラス入りREMが披露されたのって今日が初めてだったの?(同期音源では鳴っていたとはいえ)

ミスチルこわぁ


そんなブラスが加わった間奏は凶悪なのに芳醇!!
うわぁめちゃくちゃいい!!と感激しているうちに、間奏が明けて大人しくなった演奏と一緒にモニター映像も静かになる。
「AとBにXYZも交差するよ」「この絡まる三次元が現実」ではさくらいさんの頭上で白い照明がくるくる。
なにこれ三次元ライト!?!!初めて見た!!
こういう歌詞再現演出大好き!!三次元なのに4本だけど!!!!(笑)

ラスサビが近づくにつれて曲のボリュームもテンションも高まっていく。
否応なしにこちらのテンションも煽られて、さっきまで見とれるように静かだった客席からまた手拍子が湧き上がってくる。
ああこれ、これこれ!!めちゃくちゃれむちゃん!!ヽ(;▽;)ノ


テンションが最高潮に達したところでなだれ込むラスサビ!!
この日は~2015年頃で声が好調なときにやってたラスサビ直前のアーイッ↑のシャウトはなし。
※後から聞いたところさいたまではやってたそう。聞いたとき普通に悔しがった(笑)
だけどこの場じゃなんのその!

さくらいさんもブチ上がって荒々しくシャウト!ギターは完全放置!
あーんこの思いっきり下向きにぶら下がったギターからしか得られない栄養があるんですぅ!ありがとうございますぅ!!


そのまま終わりまで駆け抜けて。
会場から上がる歓声を浴びながら、なんだか感慨深くもあった。

こんな序盤にREMを入れてきてるの、すごくない?
声の調子が悪い時には鬼門になってたあのREMを普通に歌ってた!!
最後まで余裕だった!!ほんとにすごい!!!!
(※お時間ある方はリフレク横アリの感想文を読んでもらえるとこの感激が伝わるかもしれない……)

あの頃と同じあれこれを懐かしんだりもしたけれど、確実に進化していて、それが嬉しい。
これが「今のREM」、「今のMr.Children」!!





熱冷めやらぬ中、さくらいさんが会場に呼びかける。

「Kアリーナーー!!!!
さぁ始まったぞーーー!!!!(わーーー!!!!)

最高かっっ!!(わーーーーーー!!!!!!)

最後までよろしく!!
僕らがMr.Childrenです!!」



湧き上がる歓声の中すかさず始まったのは!!





■アンダーシャツ

ああーーーーこのギターのカッティング♡♡♡♡♡♡
アンダーシャツ♡♡♡♡♡♡♡♡

プレライブでも大大大興奮だったこの曲をまた聴けるなんて!!!!
あのギターソロを聴けるなんて!!!!!
はあああ!!嬉しい!!気が早い!!笑

REMからのアンダーシャツってのもいいね!!
セトリの混沌パートが分厚くなった!!(?)


さくらいさんは、ツアーとしては未完ツアースタオバぶりのクルーズの緑ギター。
プレのときは遠目ってこともあって自信がなかったから、やっと肉眼で確認できて嬉しい……ほんとに久しぶりにクルーズでやってたんだ……。

プレもだったけれど、今回のアンダーシャツはやっぱり原曲よりキー下げてる気がする。
でも終演後検索しても誰も言ってない、自信もない(笑)


盛り上げ曲と思いきやしっかり刺してくる今回のアンダーシャツ。
「戦争のない国」→「お花畑の国」の歌詞変更はプレから続投。
「お花畑の」で頭の横で両手くるくる、お花畑ポーズ。
このポーズはプレではなかったような。

前方席なこともあってちょっと見にくかったけれど、Bメロ~サビの音に合わせたドセクシー照明(私しか呼んでない)(スポット⇔ゆっくりムービングを切り替えるやつね)が健在なことも確認。
プレから照明変えちゃうかな?良かったから変えないでそのまま見たい……!!って思ってたから嬉しい!

そんな感じでプレでも味わったおいしいポイントの数々を噛み締めていたアンダーシャツだったのですが、やはり踏襲で終わらないのがMr.Children……
なんと今回、さくらいさんが1番「Cheers」、2番「他人行儀」のあたりでア  ー  ミ  ン  グ  をぶっ込んでくる。
(※アーミング:ギターのアームをうわんうわん動かして音をうわんうわんさせるやつ(表現力))

プレのときここじゃやってなかったじゃん!!!!
ギターソロ三段活用の二段目でしかやってなかったじゃん!!!!!
ツアーじゃギターソロ以外でもやってたの!?いつからやってたの!?!!
またちょっとアドリブっぽいのがいい!!!!最高!!最高!!!!

……とか現地で思ってたら後日配信で大阪ではこの日と比にならない回数やってたことを知り  大  嫉  妬  (大阪あるある)


さてさてさらに期待が高まったところでお待ちかねのギターソロ!!

プレでは正面(マイクスタンド)を向いて弾いていたギターソロ。
そろそろだ……!!って思ってたら、さくらいさん、なんでかマイクスタンドを離れて歩いていく。

お??たはらさんの横にきた。



向かい合っ……

!!!!
まさか!!!!


おわーーーーー対面ギターソローーーーーーーーーー!!!!!!!!


「最高」の天井って知ってます!?
知らないか!!
でしょうね!!!!!!!!
ありがとう!!!!!!!!!!!!

ここ、もともとたはらさんの淡々としたカッティングとさくらいさんの変態ギターソロのコントラストがたまんねーって思ってたんだけどさぁ!!
向き合っちゃったらさぁ!!もっとコントラスト際立っちゃうじゃん!?!!際立っちゃった!!!!
えろい!!!!アツい!!!!天才!!!!!!!!

そんな激アツスタイルで披露されたさくらいさんのギターソロは、プレ同様にピック→アーミングうわんうわん→右手タッピングの三段活用。
これを見に来ました!!最高です本望ですありがとう!!!!!

アーミングくらいからさくらいさんは正面へ戻る。

ギターソロが終わって再び歌い出して、ラスサビ前では「愛せるだろぉーーーーーー!!!!!!」のロングシャウト。
どこまでも伸びていくようなシャウトに呼応するように、白照明がグワーーーーーっっ!!!!と会場を下から上に照らし上げる。
あーーーー気持ちいい!!

プレでも大好きだったこの照明演出、今回は前回と別アングルで……上(スタンド)から見下ろすんじゃなくて下(アリーナ)から見上げる形で味わえたのがまた嬉しい!
ちなみに配信の映像でさくらいさんが急に真っ白になってるのはこの照明のせいです。
引きの映像ないと何起こってるかわかんなくてちょっとおもしろくなるね(笑)


アウトロでは「アンダーシャツ……シャ〜ァァツ……シャアア〜ツ……」みたいな感じでフレーズをリフレイン。

……今更だけどさくらいさん、黒衣装だ??
全然「真っ白なアンダーシャツ」じゃないっていう(笑)

Super folkloreの「しーろーいくーつー」でモニターに黒い靴がバーン!!とかもだけど、こういうの好き(  ◜௰◝  )



この日の前半はばつんと真っ暗になって終わる曲が多かった。
おそらくこの曲もだったと思う。
暗がりの中、ギターを替えるのが見える。

プレと同じなら次の曲はきっと。





■Everything (It's you)

明るくなって、ドラムのタタタタンの音からスタート。
何度聴いてもこれひとつで空気変わることにはっとさせられる。
きっと前曲までの混乱を浄化する役目を担っているであろう1曲。


リフレクで何度も聴いたこの曲、でもこんな距離感で見るのは本当に初めて。
そんなこともあって、この日は音よりも視覚の記憶の方が濃いいっつゆーだった。

最初に目に飛び込んできたのは、ナチュラルな色味の照明で浮かび上がった、それぞれの楽器の色の鮮やかさ。
さくらいさんはK&T Teagur、たはらさんは青テレ。

肉眼で見るTeagurは、思ってた以上に黄色い。
青テレもめちゃくちゃ青い。
その色彩の力強さにわけもわからず胸を掴まれた。
モニター越しだと薄まっていたけれど、本当はこんな色だったんだって。

でもそんなTeagurだってモニターで大写しになると、肉眼では見えない木目まで見えたりして。
肉眼とか席の近さがすべてじゃないよな、モニターも見えないものを見せてくれてるんだよなぁ。
何の話だろうって感じ(笑)
でもなにか核心を差し出すようなこの曲だからこそ、全部に意味を見出してしまうのかもなんて。


この曲でもうひとつ目に飛び込んできたのが、演奏するなかけの姿。
ちょうど自分の席はたはらさんとさくらいさんの間くらいの場所だったから、さくらいさんの方を見ると必然的にさくらいさん越しのなかけも見る形になるんだけど、
なんでだろ、いつの間にかなかけの姿の方に目を奪われてた。

お前いっつゆー見るの何回目だよって感じだけどさ、私、この曲でなかけがこんなに情熱的に弾いてるの、知らなかった!
拳振り上げたりとかガンガン頭を振ったりとかしているわけじゃない。
だけど姿勢や身体の揺れ、肩や指先への力のこもり方、そんな些細なはずの部分全部に、「今」ほんとに心を動かして奏でているのが表れていた気がした。

もうきっと何年も何十回も演奏している曲なのに、こんなに熱を込めているんだと、改めて。

演奏する姿を見ると、その人が鳴らす音が耳に飛び込んでくるようになるってことも知らなかった。
私はたぶん低音を聴き取るのが苦手で、ライブでもベースの音をうまく聴き取れないことがよくあるのね。
でも、この曲でなかけひとりに着目してるときはおもしろいくらいに音が入ってきた。
目でキャッチした身体の動きが音と連動してるから、一緒に音もキャッチできるようになるんだと思う。
そりゃ当たり前だろって感じなんだけど、初めていっつゆーのベースを余すことなく追えて、ちょっと感激だった。
私でも追えるんだ、こんなフレーズ鳴らしてたんだ!しかもこんなに熱を込めて!
うわかっこいいじゃん!うわーーー……!!


あと、なかけがこんなにさくらいさんのこと見てるのも知らなかった。
もうね、めっちゃくちゃ見てる!!目を離したと思ったら見る!すごい回数見てる!
で、基本さくらいさんの方が前に出てるし振り返ることもないんだけど、たまーにさくらいさんがなかけ見て目が合うとやったねーーーーー!!!!ってこっちも嬉しくなる、なにこれ(笑)
なんか今日のいっつゆーは変な楽しみ方しかしてない気がする!


ギターソロはまたしてもたは&さく向き合い!!!!!!
2曲連続向き合いなんてそんなことが!?!!?
フレーズや担当割はUNITEではなくプレやリフレクと同じで、原曲準拠フレーズでたは→さくと受け渡す感じ。

ラスサビはプレと同じように「あーるーと、『してーーーーーーー!!!!』」のところで客席に歌を振る。
プレのうずうずしてからええいやっちゃえ!!って感じの振り方よりも慣れている気がして、きっとプレ以降もずっとやってたんだろうなぁ、ツアーを経たあとのいっつゆーなんだなぁ、と感じられて感慨深い……。

なかけはいつも通りラスサビの「えーびっしんいっつゅー!」のコーラスをするんだけど、 今日はいつも以上にぐっときてしまう。
ずっと音と姿で情熱を伝えてきた人がついに!!感ヽ(;▽;)ノ(※今までもやってます)


ラストもすごく印象的だった。
歌い終わったさくらいさん、なにを言うでもなく、すっごく嬉しそうに客席をゆっっくり見渡してた。
その笑顔があまりに雄弁で、焼きついて離れない。

こんないっつゆー、見たことなかった気がする。
ただただ、そんなあなたの笑顔の先にある景色の一部になれたことを嬉しく思います。心から。



〆はたはらさんがラストフレーズ足してたか、たは&さくの向き合いで終わったか。

なんだか今日のいっつゆー、幾重にも新鮮だった。
何度も見てきて知ったつもりになっていた曲の、曲を演奏する人たちの、まだ知らなかった顔を見ることができて。
あぁ、ライブってこうだったよな、こんな瞬間が全国で繰り広げられていたんだな、きっと。





■MC

アンダーシャツ前のMCは間髪入れずだったこともあって、ここでようやく最初のMCらしいMC!


さく「改めましてMr.Childrenです!
Kアリーナーーー!!!!(わーー!!!!)

Kアリーナ、僕らにとっても始めての会場なんですけど、この一体感!!
後ろもこんなに高くて……(高いけれど一体感ある的なニュアンス)」

後ろでじぇんちゃんも客席嬉しそうに見上げてる!


さく「次の曲は20年前の曲です。

一瞬でも1秒でも早くみなさんに会いたくて選んだ曲です。
お届けします、『靴ひも』。」
 




■靴ひも

プレでは曲の後だった「20年前の曲です」の言葉を前振りにして始まったのはこの曲。

「一瞬でも1秒でも早く会いたい」、こっちの言葉だよ、何度思ってたかわかんないよ。
会いたいと願い続けた日々の気持ちが一瞬で蘇って、視界が潤んでしまう。

でも、たった1回のライブ!ちゃんと見たい!
まばたきして、涙無理やり出し切って(笑)  ステージに目を向ける。

プレではシンプルにメンバーの演奏する姿を映すのみだったのに対して、今回はエフェクトが加えられてる。
バックスクリーンにメンバーが2人ずつバストアップくらいのサイズで映されるんだけど、輪郭に緑や赤のストライプ?が重ねられてる。
いわゆる漫画における疾走感やスピードの表現みたいな。
まさに会いたい気持ちのままに駆け出すこの曲っぽい!

この曲も前曲に引き続きなかけの姿と音を追いながら聴いてた。
職人みたいな演奏スタイルと音、ほんとかっこいいよ……。


この曲のさくらいさんはサビでファルセットを多用していた気がする。
「き『み』の待つ場所へ」とか。
目もほぼずっとつぶっていた。
青臭い情熱が弾けているような曲だからちょっと意外で印象に残ってる。
プレでは違った気がするけどどうだろう?

序盤からぶっぱなしなセトリだし、喉を守りつつなのかなぁ。
他の公演はどうだったのか気になる……。


曲が終わると、バックスクリーンの緑や赤の線が紐のように伸びて、そのまま画面を縦横無尽に走って様々なモチーフを形作っていく。

バス停や樹形図?、教室の机、黒板などなど……。

そして最後に緑と赤の線で描かれたのは「Fifty's map」の文字。





■Fifty's map〜おとなの地図

プレは靴ひも→MC→Fifty's mapの流れだったけれど、今回はMC→靴ひも→Fifty's mapという流れに。
シームレス!!

でもバス停は靴ひもの世界観だからわかるとして、なんで教室?黒板??
靴ひもの主人公もFifty's mapの主人公もとっくに学校を卒業しているはずだし、どうしてなんだろう……気になる……。
とか現地で思ってたんだけど、後からよくよく考えたら、ホールではFifty's map前のMCで学生時代の尾崎への憧れの話をしてたんだった。
ホールのMCの内容を映像で再現してたのかな。

そこから思考を断ち切ったのはじぇんちゃんの「わーんとぅーすりーふぉ!」のカウント!!

これ、スティックが「カッ・カッ・カッ・カッ」じゃなくて「カッ・カッ・カカカ・カカカ」って鳴らされるんだけど、後半の「カカカ」でうひょーーーーーー!!!!かっこいーーーーーーーー!!!!になった。
一瞬で塗り替えられた、ちょろ


プレではさくらいさんのギターTeagur?ホールと同じFロゴテレキャスシンライン?と自信がなかったけれど、今回はちゃんと肉眼で見れました。
さくらいさんTeagur!いっつゆーと同じ!

ホールではバックスクリーン映像あり(高速を車で走るような映像)、プレではバックスクリーン映像なしだったこの曲。
ツアー本編ではまたホールみたいに映像流れるのかな?と思ってたんだけど、プレと同様に映像演出なし。
まさかのアリーナの方がホールよりシンプルというパターン!こんなことあるんか!

そんな演出の違いもあって、この日のFifty's mapはメンバーが演奏する姿がなにより印象に残ってる。

2番の入り、「ジャーン!!」でなかけとさくらいさんの腕の振り抜きが完全にシンクロしてたまらなかった!!
ほとんどの時間細かいストロークで弾いてる曲での大振りなんてただでさえはっとさせられるのに。
シンクロで、しかも「独りのようでいて独りじゃないよ」と謳うこの曲でってところがずるいよ。やられちゃうよ。


この曲もなかけばかり見てたかも。
なかけはさくらいさんを見たり、背中向けたりを繰り返してた。
それもまた心に素直になれそうでなれない歌詞と頭の中でリンクしちゃったりもする。
ふたりが向き合って弾いてたのはこの曲の間奏だったかな?


プレではなかったけれど、今回のさくらいさんは「つまらぬルールを破壊しながら」で膝蹴り。たぶんこの曲。

こういうのをツアーのいつからやってたか知りたいのがオタクだけど今のシステムでは略
いつか窓ガラス割るジェスチャーも始めたらどうしよう(ないない)

おなじみの「どこにも逃げれない」~では、白のピンスポで真ん中のその人ただひとりが照らし出される。
プレはCDみたいにデッドな音響になっていた(と思う)けれど、今回はデッドじゃない。
これは会場の特性の違いか、席の違いか、はたまた私の勘違いなのか。
これだけ近い距離で見ている今日は、ライブ感ある音響がハマって聴こえる。
 

ラストの「似てる仲間がここにもいるよ」では、ずっとストロークし続けていた手をほんとに一瞬だけ離して、客席を指す。
隙がないはずのストロークの合間で弾きながらでも指してくれるの、嬉しすぎるよ。
そうまでして言ってくれるのヽ(;▽;)ノ



さて、プレではお次は「つよがり」だったけど!
なんか暗闇でアコギ受け取ってる!?

え!?じゃあ違う曲だ!?なに?!!!





■青いリンゴ

ヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ

プレでやんなくてそんな〜〜〜ヽ(;▽;)ノってなってたんだけどツアーではやってたんだ!!
復活うれしーーーーー!!!!!!


爆・笑顔←これライブ後のメモなんだけどさくらいさんのことなのか私のことなのかわからないのでそのまま残す


ホールではBirthday→青いリンゴ→名もなき詩→Fifty's mapという曲順で、Fifty's mapより前に披露されていたこの曲。
今回はI MISS YOU→REM→アンダーシャツ→いっつゆー→靴ひも→Fifty's map→青いリンゴ。
アルバムはI MISS YOU→Fifty's map→青いリンゴ。

アリーナではI MISS YOU追加、青いリンゴがFifty's mapの後に変更ということで、ついにアルバムの曲順が再現された形。
アツいことしてくれるじゃないですか……。

前曲と打って変わってこの曲ではバックスクリーンで映像演出が展開される。
大きなバックスクリーンの左右半分ずつに正方形のウィンドウが現れて、左側には泡?、右側にはリアルタイムのメンバーが映し出される。
ホールではバックスクリーンの半分が原色1色で塗られてて、青→黄緑→赤……と変わってく、って感じだったのを考えると、こんな風に具体的なモチーフが登場するのはなんだか意外。
しかもリンゴじゃなくて泡なんだ?
でもこの曲の爽やかな感じと泡のイメージが合うのはわかる気がする。
シードル?(たぶん違う)

この左側の泡は、1番の間はずっと静止画。
2番Aメロでバックスクリーンが1回全消灯になるんだけど、2番Bメロで再投影されてからは下からゆっくり湧き上がるような動きになる。

じゃあこの2番Aメロってどんな歌詞?というと「ナイフを持った〜」なわけですが……ここで消灯するってのはちょっとなんか……どういうことなんだ……!!
しかもここだけ消えたバックスクリーンの代わりにメンバーの頭上のモニターが稼働してぽこぽこした柄が投影される。
たぶん最初投影されてたのよりもっと細かい泡……?

……今日なんかやたら粒子?川?泡?とか、水っぽいモチーフが繰り返されてるけど、たぶんなんか意味あるよね??
なんなんだ……気になる……!!

この時はただ疑問でしかなかったけれど、後から勝手に点と点が繋がって思ったことがあるので、後ほど書きますね。


さて、ここまで視覚の話ばっかりしてきたけれど、この曲は演奏がほんとに大好き。
ひとりひとりの音が聴こえるのと、その音がまた軽快でかわいいのと。
聴いてるだけで自然に身体が乗っちゃう、楽しい!

歌メロとシンクロしたAメロのベースとか、サビ前の♪デーデーデデッとか、大好きなフレーズもいっぱい。
特に前者はホールでは聴き逃しちゃったからやっと生で意識して聴けて嬉しかったー!
ほんとにこの曲のベース、歌と一緒に歌ってる!


間奏ではたくおさんのサックス&さにやんの太めのキーボの音でツインソロ!!
音が気持ちいーーーーーーーー!!!!
どこまでも飛んでいく、曲の中に吹く風そのまんまみたいな音色!!

改めてだけどたくおさんのいるライブ、耳福が倍増する……。
プレでの同期音源でのご参加もありがたいけれど、やっぱり生音は格別です……。



CDよろしく小気味よく曲が終わり、暗転。
プレだとこの次はつよがりだけ……ど……???


ウィーーーーーーン……


???なんの音??

ん?
メンバーの頭上モニター(さっき2番Aメロでぽこぽこした映像が投影されてたやつ)のうち、右半分が斜めに傾いて降りてきて……る……?

止まった、んで、モニターにくっついてる照明3個だけが点いた。


???????(?????????)





■つよがり

てなわけでさにやんのピアノのイントロから始まったのはこの曲、なんだけどごめんモニターすごいな!?!!

降りてきたから何か投影されるのかと思ったら、まじでモニターにくっついてる照明3個しか稼働しない。
(※配信映像見たら実際は6個くらいついてたけど当時の感想そのままでいきます)

しかもこのモニター、この後もうこの角度で降りてこない。

わざわざ1曲の照明演出のためにモニターをも動かす、あまりにもMr.Children…………。
(類例:1曲のためだけに回転するモニター、1曲のために登場するベルトコンベアー)

そんで実際、この斜めの照明がすごくいい。
メンバーをはっきり照らし出してしまうというより、明暗をつけるまでというか、差し込むまでに留まる光というか。
つよがりという歌やボーカルの儚さと強さをより引き出しているようで、すごく好きな照明演出でした。

やっぱりさくらいさん×スタンドマイク×バラードは真骨頂だなと何度でも思ってしまう。
今回はスタンドマイク芸控えめだったと思うけれど、その分歌声に没頭しながら聴いてた。
あと、ちょっとだけ風が吹いてた?  服の裾がたまに揺れてた気がする。
なんてことはないんだけど、屋内×バラードで珍しいな、と思ってなんだか印象的だった。
歌の中の感情の揺らめきが可視化されたみたいで、なんか刺さってしまう……。

そういえばこの曲、プレで聴いた時はさにやんのピアノとじぇんドラムが突然爆音で鳴って若干飛び上がりそうになった記憶があったんだけど、今日全然そんなことなかったな。
普通に今日、さにやんがピンスポで正イントロ弾いて原曲どおりじぇんのドラム加わって始まったじゃん。
プレの私の記憶なんだったん……。

もうひとつ音の話でいうと、プレではたはらさんのギターの音がボーカルに対して大きすぎるかも?って感じてたんだけど、この日は大きすぎずちょうどよかった気がする。
おかげさまで歌の雰囲気にこれでもかと浸ることができた! 


今更だけど、Kアリーナって噂通りものすごく音がいい気がする。
ド素人なのでまじで主観の感想だけど。

普通ライブ会場って前方列の真ん中近くだとボーカルの音がぼやけたり音のバランスが悪かったりすると思うんだけど、この日は前方にもかかわらず全部のパートがクリアに聴こえてた。と思う。
「前方は近いけど音が悪い、後方(PA卓近く)は遠いけど音がいい」がアリーナ会場のスタンダードだと思ってたから、目から鱗。
前方で音がいいとか、もう無敵じゃん。

そんな音響下でのボーカルをいちばん満喫できたのがこの曲だった気がする。

そしてこうして感想書いてみて実感したけど、この曲を会場で聴いてたとき、1ミリも歌詞やセトリの流れに意識向かなかったんだなぁ。
声のことばっかり!