Mr.Children Stadium Tour 2015 未完1(1~3) こんにちはまたはこんばんは、みにです。未完ツアーが終わってはや何日になるのでしょうか?この感想文が書き上がる時には何日経っているのか、考えたくもないです(笑)どこから話せば、どう話せばいいのか検討もつかない、でもどうしても形にしたい。そう思って今回この文章を書き始めるまでかなりの日数を要してしまいました。なにしろこれだけの公演数同じツアーに参加したことがない!これだけの感想を一つ一つのライブに、それらからなるツアーに抱いたことがない!だからまず私がこの感想文を書くにあたってやったことといえばツアーで感じたことの整理と感想文のプロットを練ることでした(笑)そんなわけでノートの1ページに1公演ずつ、1ページに1曲ずつ、そのほか表を書いたりテーマごとにページを設けたりという形でそれぞれ感想をまとめて、その間にいろんな方の書かれたレポを見ては皆さんどんな構成で書いているのかを勉強させて頂いたり、あとついでに昨年から今年までのMr.Childrenのメディア露出を振り返ったり(笑)(これは蛇足)そんなことをずっとやっていたので、この感想文を実際にスマートフォンで文字に起こし始めたのはほぼ10月となってしまいました。しかもこう書いている今現在曲の方の感想はノートにまとめ終わってないという………………(あまりに作業が遅くて恥ずかしいから何曲目かは言わない言えない)これがちゃんと「レポ」を書ける人間のものならまだしも「感想文」と謳って個人的な感想を書くつもりバリバリ人間のものなので過去最高に自分のどーでもいい考察やら感想やらが登場するかと思います。そしてそれらは全て私の個人的な想像や妄想、記憶違いなどが含まれている可能性があることをご承知おき頂ければ、と思います。誰かとこのツアーの記憶を共有したい、と思って感想文を書く一方で、やっぱり誰かの記憶や想像を否定したり狭めたりはしたくないという思いがあるので。よければ、これを読んで「私はこんな景色を見ました!」「こんな風に思いました!」「そこのさくらいさんこんな口調でこんな風に言ってました!」「そこのさくらいさんの転び方こんな感じだったから実演させてください」なんてつっこみ入れてもらえればこりゃ幸いでございます。特に最後一番大切だから頼んだそれと一応予防線を引いておきますがMCは「こういう単語言った」「こんな言い方した」っていうのを断片的に覚えていてライブ後に「さくらいさんの口調に当てはめるとこうかな」と再構築しているものなので大体ニュアンスだと思ってください、全部記憶するなんてできません(笑)あ、そうだそうだ!!頑張ってテンプレートいじったんだけど結局直せなかったのでスマホから見るとところどころ文字が枠突き抜けてると思います、申し訳ありませんがそこは「仲良く」よろしくお願いします♡♡♡(便利な言葉だね)以下・未完ツアー感想文(全曲通しVer)・未完ツアー感想文(会場別Ver)・未完ツアー考察あれこれ・蛇足といった感じで書いていこうと思います。もしよければお付き合いくださいな。とりあえずは、そうだなぁ、全く関係ない話からはじめよう。とある6月28日、東京のはずれのとあるライブハウスでライブイベントがありました。それはあるサッカー好きのミュージシャン2人が音頭を執って開催したものだったのだけれど、そのライブが終わったあと、その会場ではライブの打ち上げ的な意味合いも持たされたアフターパーティーが行われました。DJダイノジ仕切るそのステージはジャイアンナイト。流れる音楽は生演奏ではなくカラオケ。弾くはエアギター、踊るはフルオーディエンス!そんなステージに乱入者が約3名。1人は主催の1人のラッパーで会場を煽り、1人はゲストミュージシャンで代表曲を歌い場を盛り上げ、そして最後の1人は、彼のバンドの代表曲・「innocent world」をへべれけの中満面の笑みで披露しそれを浴びてはしゃぎすぎた誰かはリミッターぶっ飛んで数日間未完ツアーでもREFLECTIONツアーでもついぞ味わうことのなかった全身筋肉痛(※根っからの文系人間につき万年運動不足)&風邪悪化に苦しむことになるんですがそれはさておき、そう。やったんですよね。さくらいかずとしさんが、イノセントワールドを。確かにカラオケだしさくらいかずとし1人しかいないそれだったけれど、「みんなで共有するMr.Children」「みんなで共有するイノセントワールド」の破壊力たるや、興奮たるや!あのイノセントワールドを味わった後「やっぱりイノセントワールドはMr.Childrenそのものだ!!」「私たちが欲してたのはこれだったんだ!!」なんて話をちょっぴり真面目に、そして「これ次のツアー絶対やるでしょ!?!!?!笑」なんて話を冗談交じりにしていたような記憶があるんですが、そしたらどうですか。蓋を開けてみたらイノセントワールドやってるっていう!!!!Mr.Childrenの歴史と情熱を捧げてるっていう!!!!!!!!加えてこのMIFAのソロステージでさくらいさん擬態のアコースティックバージョンをやったんですよね。その時アコースティックの理由として「普段バンドでやってる曲だ」なんて挙げてたもんだからバンド愛……(´;ω;`)なんてうるっときつつふざけて「きっと今ツアーリハでやってるから!っていう伏線じゃない!??!」なんてふざけて言い合ってたら 未 完 で い き な り 2 曲 目 擬 態 っ て い うそんなわけで自分にとって、未完ツアーはMIFAからの流れの中にあるんです。REFLECTIONツアーが終わったあとのインターバルでMr.Childrenへの飢餓を煽りに煽られて、未完ツアーでやっと再会を果たすという美しい物語。もちろんアフターパーティーのイノセントワールドはダイノジ側の選曲だしさくらいさんの飛び入りはサプライズだったんだからそうなるべくして成った出来事じゃないんだけどね(笑)でもウカスカ活動時「Mr.Childrenとしての自分の声が流れる時のために自分の声をとっておきたい、代わりにナオトに歌ってもらうことも考えた(mi-chi)」と発言していた人がこのタイミングでMr.Childrenの楽曲(しかもこの頃既に確定していたかはわからないけれど結果的に次のツアーで披露することになる曲)を自らが歌うことやどんな形で披露するかについて何も考えないとは思えないし、この偶然が逆に運命なのだとも思えるのです。偶然のような必然のような奇跡的な僕らの出会いを祝してこの歌を贈りますうんめえ!!!!そーんな妄想のよーな話を前書きに替えて本文に入ろうかな、なんて思います。いやー全く実のない話でしたね(笑)初めて聴いた時の感想をベースに印象的だった公演のことも加えながら書いていこうと思います。ドームとスタジアムで印象演出等違う曲が多々あるのでそこらへんにも触れつつ、またライブが進むにつれて演奏や演出が変化した曲も多々ありますのでそこにも留意しつつ。そして何よりこれは感想文ですので主観で書いていきますよ!ともう一度頭に留めおいて頂ければと思います。ではでは、はじまりはじまり。Mr.Children Stadium Tour 2015 未完屋内と野外の混合ツアー、ツアー前は「セトリ変更はあるのか!!?!」なんて話題があがっていたのも今となっては懐かしいなぁ。福岡~広島くらいまでは地理(西)も時期(夏真っ盛り)もありどこも開演時間に至っても日が高かったのに対し、新潟~は会場が比較的東&真夏のピークが去ったとのこともあり開演時間には日が傾いていた印象です。とはいえ雨や曇りの会場を除けばどこも夏!!暑い!!って感じではあったんですけどね。ツアー半ばから塗っても塗っても焼けるわ汗で流れるわで日焼け止めを塗ることを放棄したわたしさんがいたことは秘密だよ。もはやさくらいさんとどっちの方が焼けてるか競いたい、互角に闘える自信あるんだけどこんな自信見たくもない要らないいらないライブ始まったらまとめて書くタイミングがないので突然ですがステージについて!書いていこうと思います。今回のステージはたしかこんな感じ(雑)(スケジュール帳に書いたのバレバレ)以下文章を書いていく上で真ん中の一番大きなモニターを「メインモニター」、左右の平面モニターを「サブモニター」メインモニターとサブモニターの間にある三角柱型のモニターを「サイドモニター群」や「三角柱モニター群」ライブ中上から降りてくる三角柱型のモニターを「プリズムモニター」(蜘蛛の糸の演出より)ステージ上部に取り付けられたLEDっぽい三角柱モニター「上部LEDモニター」といった感じで書いていくかと思うのでよろしくお願いしますっす!とりあえず今回セットを見る上で面白かったのがドームと野外の違い。ドームだと暗くて骨組みやらなんやらがきちんと見えない一方、スタジアムの晴天の下ではもう丸裸。サブモニターの裏に張られた暗幕が風ではたはたしてるのも見えれば元々会場に設置されてる時計もセットの端から覗いていたりもして。自分が前にスタジアムの会場でライブを見たのはまだセットうんぬんのことを気にしていない頃だったこともありかなり新鮮に感じられました。そうそう、ドームではステージ上部の骨組み?がむき出しになっていたのに対しスタジアムでは白い屋根がとりつけられていたので印象が違ったりもしました。あとなんといってもはじめに目をひかれたのはステージ上部にとりつけられた三角柱型の大量のモニター。見てすぐにREFLECTIONツアーの上部ゲノムモニターを思い出しました。光ると平面モニターと違い点が連なって面を構成しているように見えたので、リフレクのゲノムと同じくLEDライトが大量にとりつけられたものなのかな……?(とはいえリフレクゲノムちゃんがLEDだというのも人様の予想なので私が考えたものは何一つないのですが)そんなわけで最初リフレクのゲノムを解体して取りつけてんのかな、なんて思ったんですけどどーなんでしょうね、ミスチルさんなら普通に新たに発注しますよねそうですよねきっと…………………………ちなみにこのLED、じえんのドラムセット台にも取りつけられているよう(ヒカサスの光り方が同じように感じた)だったんだけどドラム台にLEDってそれいるのkさすがミスチル三角柱型のプリズムモニター&照明が取りつけられている三角柱型の骨組みは普段ステージ上部に格納されていて該当曲で降りてくる仕組み。近い席で下から見上げる形で見た時どの三角柱も完全にはみ出すことなく格納されていたからステージ上部に見た目の印象以上にかなり広い縦のスペースがあること・奥行きも目に見えている以上に広いものなんだと感じました。というか今気づいたこと書いては落ち着こうとはしてますが改めてわけわかんないですなんなんだあのモニターは!!!!!!!!(笑)(笑)動くセットといえばぱっと思いつくのだとですかばの掘削機やポップザウルス2001の開くお花やホーム野外で降りてくるミラーボール、ポップザウルス2012の動くモニターや直近でのぱっかんぱっかんするメインモニター(あれも頭おかしくなるかと思った)もありましたけど、え、こんなにも大きなものがこんなに頻繁に出入りすることあった……??いや、ない(反語)本当にわけがわからない……………………。とりあえずこのわけのわからなさにめっちゃどきどきわくわくしまくるセット&ツアーだったことは間違いないのでそれが伝わればよしでございます( ˘ω˘ )スタジアムは2時間~2時間半、ドームは1時間~1時間半前から開場。1日目時間に余裕が無いと判明して2日目開場時間を早めるという感じだったのかなと思います。東京ドームの荷物に手を入れてのカメラチェック(これはびっくりした……)を除いてはどこもさくっとチェックしチラシを下さり中へ。会場内に入ると早い時間(5分前くらいまで?)だとライブ冒頭アニメーションやグッズの絵柄と同じようなシルエットを用いたアニメーションと共に場内マナーを呼びかけていたんですが、これは全会場あったのかな……?しょっぱなの福岡からギリギリに入ったからわからないや(笑)そのうちにスタッフさんがステージ中央にスタンドマイクを設置して(この時既にステージにブルーフラワーが出ている日があったりしたね)、5~10分ほど遅れてスタート。 客電が消えて、暗闇(会場によっては青空の下)に響く何かの音。REFLECTIONを思い出して電車の音かな、なんて思っていたらそれは鳥の羽ばたき。羽ばたきがフェードアウトするのと入れ替わりにオルゴールとストリングスからなるSEが流れ始め「言ってたのってこれのことか!」なんて思いつつ、語り始める老人の声に耳を傾ける。とはいえ老人が喋るのは英語のため、内容を把握するのはアニメーション下部の字幕からですが(笑) 私たちは何かを知っているようで何も知らない、だが、知らないからといってその存在を無視することはできないそう前置きをして、老人はある一枚の羽根を例に謎掛けをする。ここにある1枚の羽根からは何が想像できるだろうか?まず老人が提示するのは羽根は鳥が撃たれた時に落ちたものだという可能性。途端に銃声と共に飛び散る羽根、瓶に落下する薬莢、急転直下する視界。自分から話してはみたものの老人は哀しげに肩を落とす。と入れ替わりに画面には煙を上げる鳥籠の中に囚われた、REFLECTIONのfantasyで7人の敵を撃ち殺して逃げたあの少年が。(さてさてこのあたりでもうグッズの絵柄がどれもライブコンセプト及び映像モチーフを体現したものなのではと思い至ってそのあとグッズと同じモチーフが出てくる度に鳥肌が止まりませんでした。もしかしてグッズはヒントだったんじゃないか、ライブ前にグッズの絵柄を見て考えてくればもっと楽しい・面白いなんていう仕掛けだったんじゃないかと思ってなかなか後悔しました……がそれよりもひたすらグッズをライブの内容と連動させちゃうっていう試みに大 興 奮!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!だってこれ、入場時グッズのラインナップ配られるしだいたいの人が開演までに一度はグッズデザインを目にしているわけで、人によっては「あれっこれどこかで見たことある……!」なんてデジャヴ覚えたり「これ知ってる!グッズの絵柄だ!」なんて親近感覚えたりいやもっといえばミスチル側からの ち ょ っ か い (SENSEパンフ参照)と受け止めてにやにやすることだってできちゃうわけでしょ?すごくこちらとあちらのコミュニケーションを図ろうとするデザインなんだと思った。というかライブのグッズでこんなにライブ自体の世界観を体現すること今まであったっけ!!それにライブの前にあっちからそれとなくネタバレしちゃうって!!なにそれ新しい!!知ってるぅ新しいヤツです!!!!!!!!とにかく、デジャヴとちょっかいを雑にまとめちゃうけどこの運命感煽る仕掛け最高ですありがとうございました)( 大 脱 線 )話は続く。いや、鳥はまだ生きているとしたら?空を飛ぶ時に抜け落ちた羽根だとも言える。老人の声と同時に力強い羽音と共に鳥は大空に真っ直ぐ昇ってゆく。続け様に老人は木にとまっている鳥が大半の中で1羽だけが羽ばたいているようにも/多くの鳥が群れを成し今まさに飛んでいるようにも見えるトリックアートを示し、目にうつるものが実は別の可能性や意味合いを秘めていることを示唆する。と、木にとまっているようにも見えていた鳥たちが一斉に飛び立ち視界を覆う。その羽ばたきにかぶせるように響くノイズ、フラッシュバックのような映像の奔流。(ここで少年の瞳やしいたけぶd進化論のいきものが歩く様子が瞬く間に通り過ぎていっていた気がす)(あれ、待ってこれりふれくツアーの記憶と混ざってる?)そして、視界が明けるとREFLECTIONツアーで登場したあの少年と少女、その奥に青い翼と赤と白の羽毛を持つ鳥が。(この鳥、「自由の象徴」と呼ばれる鳥・ケツァールかなと思った)大きく羽ばたき飛び立つ鳥を追いかけ少年少女も椅子から立ち上がり走り出す。少女はなんとか鳥に掴まることが出来たのに対し、少年は少女の伸ばす手に掴まろうとした刹那、落下してきた鳥籠に捕らえられてしまう。引き離された少女はそのまま鳥に連れられ数々の扉をくぐり抜けモノトーンの荒廃した世界やpeaceと掲げられた明るい世界などを旅してゆき、切り替わって少年は鳥籠から脱出し光に手を伸ばす。と、ストリングスの高まりと共に画面がホワイトアウト。気づけばあの、REFLECTIONツアーのオープニングと同じあの曲をBGMに暗闇を飛んでゆく鳥と色とりどりの線。この時間、永遠にも感じられました。ついに始まる、そう痛いほど実感しながら聴いていた懐かしく恋しかったBGMが終わりに近づき。暗闇を抜けた白い空間に、ツアーサイトのロゴとは違いカラフルな文字でMr.Children Stadium Tour 2015未完1.未完ま、まじか〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!ま、ま、まじかあああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!(※初日の率直な感想)いや、まぁね、開演前はそんな気がしてました!!!!開演前はね!!!!でもあのツアーロゴ出るまでのあのBGMが完全にもうりふれくfantasyに繋がっちゃうあれだったから完全にもうfantasyのつもりでいたところにフィードバックノイズが聴こえてきて……いやーびっくりしたよ……びっくりした……。そんな訳でフィードバックノイズと白く眩い光の中マイクスタンドのピックに手を伸ばすさくらいさんの手元のアップ、じぇんのカウント、からスタート。初日からこのアングル(手元をなかけ側から映した画)だったかは覚えてないや、何しろすっかり気が動転して(笑)服装はさくらい:白ジャケット、白Tシャツ、白地に銀色のラインの入ったリストバンドなかけ:青いシャツじぇん:白地に両肩からお腹にかけて黒い羽根のような柄が入ったTシャツ(※新潟から左半身側の羽根の上に青い羽根が多数貼り付けられるようになる)たはら:黒地に細かい白水玉のシャツ(長袖)てな感じでしたね。数ある未完の始まり方の中でも1番私の印象に残っているのは京セラファイナル、ド真正面バルコニー席からの景色です。バルコニー席からの眺めがどんなもんか全く想像つかずに迎えた1曲目、暗闇の中に突然白い光が閃いて、その中心にはさくらいさんがいて。バルコニー席は階数にして8階(と9階だっけ、7階だっけ)なので一般的な席と違いライト塔やセットはおろか、照射される光すら見下ろす形で見ることとなるのですが、そうすると客席側に向かって放射状に照明が放たれた時、照射される光でアリーナが覆われてお客さんがいるのも客席があるのも見えなくなるんです。そんな席で目に飛び込んできた、暗闇と光しかない空間の中心でブルーフラワーをかき鳴らし歌声を響かせるさくらいさん。思わず「世界にさくらいさんしかいない」と呟いてしまったのは致し方ないと思う。今でも目に焼きついている。と、共に自分にあの光景を写し取れるだけの画力がないことを心から悔しく思った。今ツアーの中で、一番残したかった景色。話を戻してきいてくれみきゃん!ですが、この1曲目の「未完」、同じ曲でありながらREFLECTIONツアーとは違った趣のものに感じました。REFLECTIONツアーの未完といえば画面四分割(大画面でヘドバンするなかけかっこよかったよね)かつ間奏で四人が向き合っての演奏、というシーンがあったようにバンドとしてのMr.ChildrenやMr.ChildrenがMr.Childrenと向き合う様を見せつけるものだったと思うんです。悪い意味ではなく、バンドや四人の関係を魅せるがための内側に「閉じた『未完』」。まだアルバムが発売していないという状況で最新のMr.Childrenを見せるツアーのその〆にあたる曲(それどころかLIVE FILMにもあったように今のMr.Childrenそのものを象徴する曲でもある)だったのだから、これもまた悪い意味じゃなく気負った・シリアスなモードの「未完」だったのは当然だと思います。実際私はあの、ライブの最後の最後に聴くその日の持てる力全てをぶつけた「未完」に痺れっぱなしでした。それでは今ツアーの「未完」は?この曲をライブの1曲目として観客との邂逅を果たすということもあり、「この曲で〆」ではなく「この曲からはじまる」だったということもあり、人懐っこい「開けた『未完』」だなぁと感じました。その対比はフロントマンたるさくらいさんが終始観客と向き合って演奏していたこと(私の記憶の中ではじぇんなかたはが向き合って演奏していた印象もあんまりないんだけど自信がない、「開けた『未完』」っていう先入観かも)やメンバーのにこやかな表情にも出ていたんじゃないでしょうか。……とか真面目なことも言いつつ一番はさぁ、あのさ、出てきた時のなかけーとかみんな見た!!?!日によってはベース持ってきたスタッフさんににこにこ顔で「よー!元気かーい!」みたいな感じで手ーあげてからそのままベース受け取っててさ〜〜〜〜〜……も〜〜〜……………………かわいいと思います(結論)ていうか久しぶりに会った友達感醸し出してたけどいやいや何時間ぶりだっていうほかにもなかけはりふれくツアーみたいに頭を振っていた印象よりも弾きながらノリノリで左右に腰揺らしてた印象の方が大きいかも。あとこの「未完」で一番大好きなのが、曲が始まって初っ端さくらいさんが「どの道いつか骨になっちまう」を歌い終わって次の「思い通りにいかないことがほとんどで」から曲が演奏が本格的にはじまるタイミングでじぇんがシャンシャンシャンシャン!!!!って4回鳴らすっていうアレンジだったんですか、これCD未完にもZepp未完にもりふれく未完にもなかったんだよね……1曲目だぜはじまるぜ盛り上がってくぜシャンシャンシャンシャン!!!!ってことだってのかな、まんまと乗せられて毎公演飛んでたわばかやろう(最高です)(カラオケで入れたらタンバリンシャンシャンシャンシャンやる気しかないからよろしく)そうそう、こういうアレンジからもストイックさより開放感を感じたんじゃないかな。最後のシャウトはどんなに声の調子がいい日でもわざとなのか絶叫するような絞り出すような出し方をしていました、ので毎公演どきどきしながら聞いていました……。2.擬態ブルーフラワーを脱ぎ捨てて(いや捨ててはいない笑)さくらいさんはハンドマイクに。颯爽と花道まで出てきては観客を煽りつつ歌います。前述した通りの「バンドの曲」としての擬態!!!!さくらいさんがなんとのびのびとしていることか!縦横無尽に駆け回っていることか!!こっちも負けじと跳ねるわ!!!!飛ぶわ!!!!!!!!(同じ)長居初日の「こびりついてる真っ赤な血」、新潟の「ムキになって洗った手」のジェスチャーを除いては特に他公演ではジェスチャーをしていなかったような印象。それまでメンバーしか映してなかったモニターが、二番サビに入ると白をバックにサプリメントや吹き出し?といったモチーフの並ぶアニメーションに切り替わります。モチーフの線の色は青系だったような緑系だったような……わ、忘れた……。いつしか画面には無数に浮かぶ立方体。見えている3面の色が水色・黄色・ピンクだったのでこれは丹下さんかマバタキ製作所系の人の映像なのかな、と思わなくもなかったり。今ツアーのTシャツの色やセンスタBD・DVDのパッケージの色と同じなので。(と思ったらこれ半崎さんの作品なんですねbyインターネット 作風が全然違ってびっくり)立方体は波打つように次々現れいつしか大きなクジラの姿を形作る。擬態→SENSE→象徴としてのクジラ、なのかなとも思いつつこのあたりのことは歌詞も含めてまた後で触れますね。そんなことはさておきこの歌で一番好きなシーンが大サビ前、サイドスタンド側に身を乗り出しての「今にも手を差し出しそうに優しげな笑顔を見せて」、なんですけどある日のステージ「優しげな笑顔を見せて」(じ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと見る!!!!の顔)(スカパーを見てみよう)またある日のステージ「優しげな笑顔を見せて」(半沢直樹の顔)(会報を見てみよう) 全 然 優 し く ね ぇ 長居初日にみんなで「優しくねぇwwwwwwwwwwww」って爆笑して以来この歌詞でさくらいさんが優しい顔してた記憶がないor印象的すぎてその記憶に常に上書きされている恐れがあるのでもし優しい笑顔見せてる日あったらごめんなさくらい(でもある気がしない)煽りまくりのおーおおおー!!!!のコール&レスポンスや「いい感じだ〜〜〜!!!!」「はじまるぞ〜〜〜〜〜!!!!○○〜〜〜〜〜!!!!(県や地方名)」とのさくらいさんの言葉でボルテージも上がったところで、お次は!!3.ニシエヒガシエ擬態の後奏が終わるや否や間髪入れずに低く響き出すドンッドンッという大砲のような音。それに乗せて叩き始めるじぇん、映像の中で手を叩きながら行進する人ならざる頭を持った群集。大砲のようなと表現したけれど行進だから足音なのかもしれない。と、ここで映像と同じくさくらいさんが頭の上での拍手を煽ります。最後の方(京セラあたり)の公演では拍手しつつ足を交互に前にはね出すステップ(いわゆるランニングマンの逆的な)をやっててかわいかったし面白かったんですけど、そうさくらいさんもよく見てたんですけど、でもね、ここはね、やっぱりたはらでしょあ の た は ら が 頭 上 ク ラ ッ プ で 客 を 煽 っ て い るってもうそれだけで釘付けなのになんでかたはらときたら東京2日目あたりから会場でただ1人パンッパンッじゃなくパンッパンッパンパンパンのリズムで叩いてるんですよ一体なぜ何がたはらにそうさせたの誰か教えて(多分じぇんちゃんがタンッタタンタン、ンッタンタンって叩いてるからだと思うんだけど映像パンパンしてるしあなたのバンドのボーカルさんもパンパンしてるしやはり謎は謎のまま)(ちなみにたはクラップ自体は長居から)(なかけ?叩かないに決まってるでしょ誰だと思ってんだぱんつの赤いなかがわけーすけだぞ)(関係ない)ひとしきりパンッパンッパンパンパンしたのち素知らぬ顔でギター持ち直して準備に入るから幻覚かと疑いたいところだったけどさくらんぼさんこと某たはらー氏も見てたことだし確かに拍手するたはらはイルヨだったみたいです。ちなみに左手前だそうですねさすがたはら手つきも自己流!!!!!!!!!!!!さてそんなクラップタイムのイントロもテンションが上がっていき。最高潮に達したところでお馴染みのジャージャンジャジャン ジャージャジャンジャジャン(たはギター)!!!!!!!!加わる爆発音のようなドラム!!!!!!!!歌詞モニターを飛び越え疾風の如く花道に駆け出すさくらいかずとしのテンションMAXな巻き舌!!!!!!!!(毎度「今日はるるるるあったね!!」とかって話しててごめん)そして打ち上がる 特 効 !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!バカになる瞬間です、リミッター全部ぶっ飛ばしてくれる特効大好きこのニシヒガ特効は福岡:なし長居以降:ありという感じでした。しかし京セラの特効はそれまでのどぱーん!みたいなちょっとしょb可愛らしいものではなく ほ ぼ 火 柱 でした。京セラ初日注釈ステージ真横だったんだけど目の前で火柱立って心臓止まるかと思ったゾ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!それにしても昨年からのインタビューの中でさくらいさんは一体何回ニシエヒガシエという単語を出したことでしょう。おそらくさくらいさんの中では明確にMr.Childrenのあるリスナーを「ニシエヒガシエみたいな曲が好きな人たち」と捉えているんだろうな、と思ってはきましたがその「ニシエヒガシエ」です。さくらいさん及びMr.Children側にとって、Mr.Childrenのあるレパートリーの筆頭・代名詞となるほどに意識されていたであろう「ニシエヒガシエ」。REFLECTIONを「自分たちの全レパートリーを網羅した作品だ」と言っていたこと、その筆頭とも言える作品をも組み込んでいることからこのライブでやろうとしていることが薄ら見えたような気がしました。これもまた、後ほど。ニシヒガ聴く度に頭の中のツインギターのニシヒガという名の亡霊が出てくるのはさておき(笑)、終始黄色い照明がビカビカ会場を照らし、ステージも観客もテンションが高く興奮の坩堝状態。さくらいさんなんてなかけ側/たはら側の柵に登って立ち上がっては煽ってるくらいですが長居初日に柵から降りる時後ろにすってんころりんしてからはしばらく大人しめでした(笑)(笑)(笑)私?身長の関係で4連番のうちの3人が「転んだーーーーーー!!!!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」って言ってるので知りましたよ瞬間見てねぇよくやしいよ!!!!!!!!!!!!!!!!いつでも実演レポ待ってるからみんなよろしくね!!!!!!!!!!!!!!!!あとこの曲のさくらいさんの下半身が四次元だったこと(めっちゃ元気だったね!!!!)や大サビ前の声が日産あたりで完全に湿った吐息だったり大体の公演で喘ぎ声だったりしたこと(ごちそうさまでしたはら!!!!)のせいでよく何の曲か忘れかけましたがやっぱりこの曲はアニメーションが印象的でした。(とはいえ今言った通りのシーンで集中して見れたことなんて1度たりともなかったのだが)拍手と行進を繰り返す群集、サーカスの映像とおもちゃのような壊れた動きを見せる動物(のようなものたち)、アダムとイブの物語を模すように蛇に唆され林檎(禁断の果実)を貪る鳥の頭を持った「男女」、間奏にてクラップを煽る水色とピンクの(そうセンスカラーの)腕、年齢性別を問わずキスをする人間たち、EDENを追われる獣頭人たち。その果てで「男女」はそれぞれ能面と化す。スーツに身を包んだ「男」もショーウィンドウに収められた「女」も見覚えがある。REFLECTIONツアーのWALTZでも登場した彼らです。以下しばらくこの映像について思ったことを書こうと思うのですが、これは映像のキャプが公開される前に書いていたものなのでそれを踏まえて読んで頂ければ、と思います。安直な発想ではありますがこの映像をアダムとイブの楽園追放の物語になぞらえられたもので、映像中で描かれている林檎が聖書にある知恵の実(これは「善悪の知識の木」になっている)なのだとすれば、未だ林檎を食べる前の獣人たちは善悪の判断が出来ず未だ人間ではない、だからこそ付和雷同・自己判断をせず周りに迎合する形で群れをなし行進をするのだと捉えられるのではないかと思いました。(でもこれだとなんにも考えず煽られるまま拍手してる私たちお客さんって何なの!!!!ってなっちゃうね(笑))(とはいえそれが策略かもと思わなくもなかったり)その獣人が知恵の実を食べ映像中で「人間」になるわけですが、この対比からするとここで描かれる「人間」は善悪の判断がつく・自己選択をする存在なのではないか。同性間や年齢の隔てなくキスする様を映したのは生物学(動物)的な・生殖目的の性的行為ではなく自己判断に基づく選択をする存在であるを示唆するためなんじゃないかな。(動物でも生殖行為と別にそういう関係に至ることはあるけれど、あくまで「動物的」という意味なのでご承知おきを)という風に見ていったところでそんなやっと知性と自己判断力を得た「人間」が最終的にショーウィンドウで品定めされスーツに身を包んだ画一的な存在に成り果ててしまうのは「悲劇」的だなぁと思ったりもしました。……書きながら思ったけれど本当にこれってどうとでもとれる話なんだなぁ。ひとつ今思いついた話をするけれど、近代以降専制君主制や世襲制の殆どが廃され民主主義及び資本主義が世を席巻するわけですが、民主主義や資本主義は自由と可能性を掲げる一方で本質的に競争や少数派の切り捨てと不可分なんですよね。誰かが自分の利益や自由を拡大しようとすれば誰かの利益や自由と抵触する。争いが起こる。個人レベルの話で言えば、世襲制や土地制度、身分制度から解放された人々は選択の自由や可能性を得た代わりに人生の保障を失い自分の力でこの選択と向き合わねばならないこととなるのです。いくつもの選択肢と可能性に囲まrなんか聞いたことある話かもしれないや自由(「人間」)になったからこその不自由(スーツ、ショーウィンドウ)。「アダムとイブ」の変化からはこういったことを読み取ることもできる気がしました。「自由」「可能性」「争い」、そんな単語をぼんやり思い浮かべたところで解釈じみた話はひとまず置いてライブの話に戻りましょう。そうそうそういえばこの曲ではさくらいさんが林檎蹴ったり(長居2日目だっけ)(なんせ見てない)投げたり(札幌)(これも見てない)と林檎ちゃん散々な目に遭っていたらしいんですが結局私は1度もさくらいさんと林檎のコラボは目撃できませんでした……(笑)広島はたはら側モニター前のかなり近い席だったので唯一スタッフが水筒と一緒に柵の近くに用意した林檎を肉眼で見ることができたんですがついぞ触られることはありませんでした(笑)あの林檎、結構長い間あそこに置きっぱなしになってたけどさくらいさんが林檎使うか否かはその日のさくらいさんの気分に委ねられていたのかなぁ……。テンションMAXの中アウトロのシャウト(エッエッエーエッみたいなやつ)をもってフィニッシュ。大抵このあたりでじぇんとさくらいさんはびしょびしょです!!!!!!!!(特に二人とも衣装が白いこともあって大事なところが透)(これは長居新潟以降衣装の関係でなくなりました、これもまた後ほど 笑) PR