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FATHER&MOTHER Special Prelive 2024.6.23-24 TOKYO GARDEN THEATER @ 6.24 ①


(さくっと情報だけ欲しい方には申し訳ないくらいにちょーーーーーー長くなってしまったので適宜とばしたりしてくださいね)


アリーナツアーへの落選に落選を重ねたある日、そのイベントは発表された。
2年ぶりとなるファンクラブ限定プレライブ、「FATHER&MOTHER Special Prelive 2024.6.23-24 TOKYO GARDEN THEATER」。

本当にありがたいことに、今回初めて参加させていただくことができました。

喜びもあれば驚きもあり、涙もあり笑いもあり!
プレライブってこんな感じなんだ、FCイベントってこんな感じなんだ!と実感させられつつ、これはプレ限定なのかな?ツアー本編はこうなるのかな?と妄想も膨らむ、そんなライブでした。

私はその後追加公演に参加させていただくことができたのですが(本当に本当にありがたい……)、今回は敢えて!追加公演やツアー本編の内容をまったく知らなかったあのときの感想をそのまま残してみました。
ツアーが終わった後から考えると的外れな妄想や想像力の限界(ミスチルの発想が斜め上すぎとも言う……)も多々あるんですが、笑ってもらえたら嬉しいです(笑)


そしてなにより、あの日参加できたいちファザマザ会員として、あの日のライブを通して彼らがくれたもの、あの日彼らがどれだけ幸せにしてくれたかを、少しでも残すことができれば幸いです。







【FATHER&MOTHER Special Prelive 2024.6.23-24 TOKYO GARDEN THEATER @ 6.24】






てなわけで、人生初のプレライブ&FCイベント参加!!
はぁーーー!!

自分のファザマザ人生(←初めて使った日本語)は2010年から始まってるんですが、Split the Difference(2010年 東京グローブ座)はFC入会が間に合わず……

その後のFCツアー(2014年Zepp)~エンエン(2022年東京ガーデンシアター)も一度も当たらずにきたため、今回は本当にびっくり……。
でもSNSを見た感じだと当選者の大半はその時点でのアリーナツアー落選者だったっぽい?
とにかく本当にありがたいことでございます……ヽ(;▽;)ノ



そんなこんなで参加当日となるプレライブ2日目。

ここで着なかったらいつ着る?とFCツアーのタオルとTシャツを着用。
やっとFCライブに連れて行けて嬉しいよ……。


しっかり本人確認して、エスカレーターを上へ上へ上がって、5階へ。
高さはあるけれど、サイドに近い席だから思った以上にステージが近くてこれまたびっくり。
これなら肉眼でも見えそう。

まだ暗くて見えにくいけれど、ステージの上にはホールで設置されていた木のセットやライティングはなし。
ドラムセットのカラーはホールツアーと一緒みたい。(あの黒と白とグレーのやつ)
ステージの左右にはモニターあり。


場内には、近年のツアー同様にメンバー選曲であろう洋楽が流れてる。
流れてる……んだけど、やたら響き渡ってるというか……お客さん静かすぎない??!
ミスチルのライブでこんなに開演前静かなの初めてかも、かなり新鮮。
今回は同行者までFC会員の必要があるから、単番の人が多い気がする。
私の周りのお客さん、本読んだりスマホゲームしたりしてたくらい……。

ほんとは自分もそんなふうに単番で申し込んだうちのひとりだったんだけど、今回とんでもない奇跡が起こりまして……

なんと偶然、前の席がお友達さん!!!!
これすごくない!?!!?!

前日ふざけて「席どこ〜〜??なにかの間違いで隣だったりしないかな〜〜」って言って席番見せ合ったら、まさかの列番号以外全部一緒。
こんなことあるんだ!?!??!!!?!!?!

そんなわけで、今回久しぶりにMr.Childrenのワンマンライブに(前後だけど)誰かと一緒に参加することができたのでした。
嬉しすぎる偶然だよ〜〜やった〜〜ヽ(;▽;)ノ



開演が近づくと、アナウンスが流れ始める。
「ファーザーアンドマーザー、スペシャルプレライブ、ろくてんにーさん、ろくてんにーよん……」

え、なんか読みが(笑)(笑)

私たちファザーアンドマザーだと思ってたんだけど実は正式名ファーザーアンドマーザーだった??笑



いったん洋楽SEが流れ終わったあと、少し大きめの音量で再度流れ始める。
なんとなくこの曲からこのままライブに入りそうな雰囲気もあって、会場はさらに静まりかえる。

自分はその場で曲名がわからなかったのだけど、どうやらサイモン&ガーファンクルの「Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋)」だったそう。
Tomorrow never knowsの仮タイトルが「明日への架け橋」だったことも思い出しつつ、調べてみるとベトナム戦争を受けての反戦の歌だったそうで……。
ライブ中は曲名すらわからなかったけれど、もしかするとそういった意味も込められていたのかな。


2番が終わったところで音量が大きくなるとともに照明が落ちた。


ステージ後方下部から青い照明が放たれる。
青からうす紫、白へ。
ホールでも同じようにステージ後方下部から光が放たれていたけれど、あのときの光はオレンジだった。
この時点でもう対極的。


逆光になったステージ上に、メンバーのシルエットが現れる。
じぇん、なかけ、たはらさん、さにやん……真ん中に立つであろうその人はまだ現れない。



しばらく待った最後の最後、ギターを持ったその人がステージに現れて、ついにライブが始まった。





■1.I MISS YOU

アコギの音から始まったのは、アルバムの1曲目でもあるこの曲。
勝手にホールツアーのときに1曲目は絶対これ!と予想してたんだけど、まさかの選外だったから。
ようやくここで、しかも1曲目として聴けて本当に嬉しい……。
この曲、本当に聴きたかった。アルバムでいちばん好きな曲。

予想通りの1曲目……ではあるものの、照明がかなり意外だった。
これまた勝手に薄暗い中始まるのをイメージしてたんだけど、ホールの1曲目だったBirthdayと同じく、さくらいさんが背後から強い白の照明で照らされて、逆光に包まれる中スタート。
んでこの白照明がちょーーーど角度的に5Fたは側(自席)を直撃してとんでもなく眩しい!!
まじの直撃だったから1番の間残像でほんとになんも見えなかった、思わぬ刺客(笑)
かなりシンプルなスタートだけに、この照明演出がアリーナで踏襲されるのか気になるところ。


ようやく視界が戻ってきた2番で見てみたところ、さくらいさんが鳴らすのは濃い茶色でシングルカッタウェイのアコギ。(←用語忘れてて「アコギ  下が欠けてる」で検索した)
ホールで使っていたものと同じに見えるから、おそらくサンバーストのアコギじゃないかな。
衣装……黒の半袖なのはわかったけど光の残像でまだよく見えんな……。

たはらさんは青テレだったか別ギターだったか記憶が曖昧。
なぜならギターよりもなによりも先に  き  み  ど  り  い  ろ  のお召し物に目を奪われたから。
え!?!!!!?!たはらさんに!?!!?色がある!!!!!!!!!!!!
黄緑!?!!?!黄緑だ!!!!!!!!!!!
これなんだ、カーディガン?ジャンパー??(ジャンパーって今も言う?)
ちょっとこれ肉眼判断無理だ、モニターはやく点いて!!

なかけは白のベース、おそらくジャズベ。
服は黒っぽいんだけど俯き気味に弾くから何を着てるかはわからない……これもモニター頼みになりそう。

じぇんはこの時点では目視無理でした!笑
強烈な白の照明が終わったあとに暗くて奥まった場所は見えない!(笑)


そんなわけで歌い出し以降は基本暗めの照明、モニター利用はなし。
サビではさくらいさんのみにピンスポが当たる。
歌詞に滲む孤独感を視覚化するよう。

ホールで聴いたアルバム曲には大幅にアレンジが加えられるものも多かった中、この曲は演奏・歌ともにほぼ原曲準拠だった印象。
まるで今目の前でCDに真空パックされたものが再現されているような、不思議な気持ちになる。

CDで聴いていたときから楽しみだったのが、「誰に聴いて欲しくてこんな歌歌ってる?  歌ってる」から入る間奏。
歌に応えるように始まる力強いバンド演奏が大好きで、実際にライブで聴けて感無量でした。
あとここ、CD聴いてるときは間奏に入った瞬間照明が明るくなって全員の顔が見えるようになりそう&さくらいさんが動き回りそうって予想してたんだけど、実際にはぼんやり逆光が放たれて全員シルエットになるっていう演出で意外だった。
ピンスポもなくなってサビよりも暗いし、さくらいさんもそこに留まったままの感じ。
でも、この方が「全員でひとつ」「ひとりじゃない」って表現になってるのかも。
そもそも地上から見たら照明の印象も違いそうだし、ここ、アリーナでも見てみたいなぁ……。

間奏最後のエレキのテレンテレン?かラスサビの歌い出し?からは再び歌い出しと同じ強い白の逆光照明。(そしてまたやられる目)
ピアノと歌だけが力強く響き渡る。

そこから再開したバンド演奏とともにラスサビを駆け抜けて、暗転。





予想していた1曲目が終わって、さて次は何なのか!
とかドキドキする中明転。


やってきたのはまさかの1曲。





■2.アンダーシャツ

えっこれラヴコn……!?!!?(←全然違うのになぜか最初勘違いした)
いや違う!!!!wwww

え!?!!もっとありえなくない!!??!!?!!

アンダーシャツ!!!!

アンダーシャツ!!!!!!!!!!!!


誰か予想できた人いる!?!!!?!?無理でしょこれは!!!!
やばい!!!!一生聴けないと思ってた!!!!!!やばい!!!!!

ねぇギターカッティングしてる!!!!
たはらさんがギターカッティングしてる!!!!!!
ねぇ!!!!めっちゃアンダーシャツ!!!!!!

てか待ってさくらいさんエレキ持ってんな!?!!
え!?!!これあのギターソロ聴けるやつ!!!?!
スパファンドーム前の特番で「これまでのライブでいちばんよかったのはDISCOVERYツアーのアンダーシャツのギターソロ」とか答えて「歌じゃないんかいwwwwwwwwwwww」って総ツッコミだった(←好きすぎて一生言う)あのギターソロ聴ける!?!!?!!まじで?!!?!

てか緑ででかいこのギターってもしかしてリフレク未完ツアースタオバのクルーズ!?!!?!
もしそうだったら2015年ぶりで激アツなんだけど!?!!!!!
緑のギターって他なくない!?!!
Firebirdだったらさすがにこの距離でもわかるよね!?!!
新しいギターだったら知らん!わからん!
てか私ライブ前「ホールではエレキ1本しか持たなかったし今回どうなのかな〜」とか言ってたばっかだったんだけど2曲目でもう見れたじゃん!?!!!?!!
なにこれ!!!!!!



↑まじでイントロの間ずっとこれ



いや  これは  冷静になるの  むり



そんな訳でさくらいさんはパッと見スタオバで使ってたクルーズ、
たはらさんは青テレ、
なかけは白ジャズベ続投、だったはず。
青テレだった気がするんだけどレスポールだったかなぁ……たはらさんどっかで1回レスポール使ってたんだけどこれかあれかそれか自信がない〜〜……。


始まってすぐ曲がわかんなかったから、StD同様に追加ドラムから始まってた……気……がするけど確証なし……!!
でも全体的なアレンジは確実にStDじゃなくてDISCOVERYツアー(原曲)準拠!!
ザ・バンドサウンドって感じ!!


ただでさえパニクってるのになんとこの曲でモニターも稼働開始。
嬉しいけど情報量!!多い!!助けて!!!!

モニター稼働のおかげでようやくメンバーの衣装もまともに確認できる。
1曲目で目を疑ったたはらさんはやはりアウター黄緑!!
これなんて言うの、襟とか袖が別素材でキュッとなってて……スタジャンみたいだけどスタジャンよりシンプルな……ブルゾン??(圧倒的ファッション語彙不足)
インナーは紺色の丸首シャツ、ここにも色があって意外!
靴は全体が黒でソールだけ白だったはず。

さくらいさんは黒い半袖シャツを羽織っててインナーはいつも通り白Vネック。
黒い半袖シャツにはペンキを散らしたように赤や黄色の色が入っていて、かなりカラフルな印象。
たはらさんといい、意外と全然miss youカラーじゃないな!?(笑)
中の白Vネックはおそらく半袖なのか、黒いシャツの袖口から白い袖が覗いてる。
靴は全体が黒いんだけど白い柄が入ってるように見えた。
前髪は分け目なしだけど向かって右に(さくらいさんからすると左に)流してて、ちょっとふわっとした感じ。

リズム隊はしっかりmissyouカラー!
じぇんは白っぽい四角いプリントの入った黒いTシャツ、黒リストバンド。
髭ありで、さくらいさんと同じく向かって右に流した分け目なしの前髪。

なかけはこれまたほぼずっと俯いてて影で確認難しかった……。
たぶん黒?紺?のえり付きの長袖シャツ。
私は見えなかったんだけど、今回珍しくズボンがワイドでゆったりしてたそう。なにそれ見たかった〜〜!!


と、ビジュアル確認をしつつももちろん演奏に首ったけ。
もうAメロ、Bメロ、サビ……と展開する度全部悲鳴上げてた、全部かっこよすぎて。
半音くらいキー下げてる気がするんだけど誰も言ってないから不安になる……久々の披露で下げないか……??
いやでもBメロは絶対低いと思うんだよな……(※下がってるなら全部低いです)


しかもこの曲、照明が演奏とリンクしてるのがまた最高なのよ。
基本は丸いスポットライトが複数ステージに散りばめられてるんだけど、演奏の決め(イーンポートワァ〜ィン♪\ダン!/とかサビのサックスとか)に合わせて一瞬でステージ前面に整列したり散らばったりする。
サビがいちばん切り替わり激しくてかっこよくて興奮したんだけど興奮しすぎて記憶しきれてない〜〜悔しい!!
特にサビ途中でそれまで激しく動いてたピンスポが一瞬ゆっくりスイングするとこがあって、それがまじでえっろくていいのよ!!見てほしい!!緩急がめちゃくちゃセクシー!!
照明がセクシーってどゆこと????


「平和でいいな戦争の無い国」を「平和でいいなお花畑な国」に歌詞変更。
今の時勢を反映するような変更に、一瞬水をかけられたようにはっとする。
意外と盛り上げ枠ってだけで選ばれた曲ではないのかも。

ホールの口がすべっての2番を思い出した。
曲調は全く違うけれど、どちらもるんるん気分で曲に気持ちよく乗ってたら突然鋭い言葉に刺される、ってところが似ているかもしれない。

あるいはFCツアー2曲目、リフレクツアー3曲目の旅人。
あの曲もまた久しぶりに披露されたと思ったら「隣人」が「愛人」になるという歌詞変更があったりして。
ライブはじまった直後にかまされる久しぶりの曲、ってあたりも彷彿とさせられたところかも。


さて、曲は進みまして間奏へ。
もう入った瞬間からこの後に控えているはずのギターソロへの期待でおかしくなりそう。

ギターソロ、やるよね?やるよね???
あんなこと(スパファン特番)言ってたくらいだし??

さくらいさんがひ、

ひ!!


弾いたーーーーーー!!!!!!!


うわあああああああきたああああああああああああ!!!!!!!!!!!!


うんわもうめっっっちゃくちゃかっこいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!これ〜〜〜〜〜〜〜これ見たかった〜〜〜〜!!!!!!
さすがに文字で表現むり!!ぎゅいんぎゅいん!!(限界)

弾ききった〜〜〜!!って思ったらDISCOVERYと同じで2小節?伸ばすっぽいな???
DISCOVERYと同じで引き続き指弾きに入るかな?とか思ったら突然ガッとアーム掴んでぐいんぐいん音うわんうわんうわん!!!!
ひいーーーーーーーーーーーー!!!!!!

そこから息つく間もなく指弾きーーーーーーーーーー!!!!!!
ひーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

しかも!DISCOVERYは左手での指弾きだったのに対して今回は左手は弦押さえてて右手でネックあたりで指弾き!!!!!!!!!!!!!(※後から調べて知ったけどタッピングというらしい)
ちょっと!!!!なにこのサプライズに次ぐサプライズ!!!!!!!!やばい!!!!やばい!!!!!!!!


ピック→アーム(New!)→右手タッピング(Ver UP!!!!!!!!
こんな三段活用があんの!?!!?!すごい!!!!
まだこんなにすごくなれちゃうの!!!!!!!!!!!!!!
そしてこの一連の流れを逃さずズームアップで映してくれたカメラさん&スイッチャーさん!!!!最高!!!!本当にありがとうございます!!!!!!


原曲同様、間奏とは打って変わって抑え目の演奏と声音でもって歌が再開する。
だんだんと声に熱が戻り。

「いつかは誰もがやがては誰もが
死にゆく自分を愛せるだろう 」

最後を原曲と違って「愛せるだろォーーーーーーーーーー!!!!!」と思いっきり伸ばすのに合わせて、白い照明が上下からぐわーーーーーーーーっっとダイナミックにスイング!!!!

そのままの勢いでなだれ込んだラスサビは当然テンションMAX、さいこーーー!!!!
この曲いつも曲のかっこよさにばっかり意識向いちゃってたけど、歌詞もいいよなぁ!!( 今更)
短い動詞の羅列だけど真理だなって。
よくアンダーシャツってアイテムからこの歌詞が出てくるよなぁ。
こんなかっこいー曲で叫んでる言葉が「アンダーシャツ」なの、冷静になるとちょっとおもしろい(笑)

とか思いつつ「真っ白なアンダーシャツ」のシャウトを聴いて、あ、今回インナーちゃんと真っ白じゃん!とか思ったり。
(※参考:
Superfolkloreの「白いくーつー!!」ではモニターに黒い靴バーーーン!!)

これでアリーナのインナーカラフルとか黒だったらちょっとおもしろい、もしやるんだったら絶対確認したい……(笑)


とか余計なことを考えつつも大盛り上がりのうちにエンド。

この曲から繋ぐならもう1曲盛り上げ曲?それとも?





考えてるうちに、暗転したステージからあの印象的なドラムのフレーズが聴こえてくる。





■3.Everything (It's you)

タタタタン、のドラムに続くギターのギュンで一気に明転。
その瞬間、今まで座ってたお客さんも一気に立ち上がった。
(そう、ちょうど自分のいるブロック、前曲までほとんどのお客さんが座ってた……意外……!)

イベント(ドドドーンやUNITE)では披露していたものの、ワンマンでは2015年のREFLECTIONツアーぶり。
2014年FCツアーの1曲目でもあったこの曲。
10年前に思いを馳せながら過ごした今日、この曲が聴けるなんて。


さくらいさんは足音MVで使ってたK&Tっぽく見える。
ねぇ、3曲目にしてもうエレキギター2本目!ホールの本数もう抜いた!笑
なかけはここでベースチェンジしてオレンジくん。

たはらさんは残念ながらどのギターだったかの記憶なし……なんだけど、その代わり1番Aメロで弾いてない間、ずっと握った右手を胸の高さ辺りまで上げて、歌に合わせて揺らしてたのを覚えてる。
それがまるで一緒に歌っているみたいで……こんな遠くからで表情が見えなくてもその人が歌に心を寄せてるのがわかることってあるんだ、って、すごくぐっときました。


前回聴けたUNITEはコラボということもあって歌声や演奏の違いに意識が向いていたんだけど、今回はなぜだか歌詞ひとつひとつに意識が向いて、響いて、泣けてきてしまう。
前にワンマンで聴いた時はこんなんじゃなかったはずなのに。
あの頃と違って社会人になったから、あの頃よりもさすがに「大人」になったからなのかな。
今はこんなにも刺さってしまう冒頭の歌詞だって、あの頃はあんまりわかってなかったかもしれない。
2番の歌詞は、自分がもう追い越してしまった27歳のさくらいさんのある言葉を思い出してまた切なくなる。

ギターソロは従来通りたは→さくのリレー。
UNITEでは後に続く松本さんのギターを考慮してかたはらさんのギターのフレーズがスペシャルバージョンだったのに対し、今回は原曲準拠に戻ってた。


歌の背中を押すようなあのドラムから、ラスサビへ。
聴き入っていたら、なんとラスサビ途中でさくらいさんが左手を振り上げて会場に歌を振る!

!!!?!!いっつゆーで合唱!?!!
こんなことが!!!!!

しかも

さく「手にしたいもーのが、あーるーと!(腕ブン!)

会場
「!?  してーーーーーーぇ〜〜ええ〜〜〜!!!!
それを僕と思うのなら〜!!もう君の好きなように」

さく
「してーーーーーーぇ〜〜ええ〜〜〜!!!!」


みたいな感じでそこからそこ!?!!?っていう(笑)
ちょっとびっくりしたけど、なんとなく振る前の様子からも感極まって突発的に振ったのかなって感じがして、むしろぐっときてしまう。

その気持ちの延長線上なのかな、演奏が終わったあとは、ステージ際まで出てきてギターを掲げてアピールしてくれてました。
嬉しそうなのが伝わってきてこっちも嬉しい!!





■MC1

さく「Mr.Childrenです!
はじまったぞーー!(みたいな)

一瞬でも一秒でも早くこの日が来てほしくて、そんな気持ちをこめて久しぶりの曲をやります。
靴ひも。」










■4.靴ひも

MC聞きながら
「一瞬?一秒??それって……!?
いやでもギターが青いリンゴで使ってたやつだし序盤だし青いリンゴだよね??」

って思い込んでたら!!靴ひも!!
ブラオレドーム逃して一生羨ましがってた靴ひも!!

そしてなにより!!

今日席が前後のお友だちさんが!!やるんじゃない!?やるよ!!って予想してたのが!!!!

何を隠そう!!!!

靴ひも!!!!!!!!!


こんなことあるの!!???!!!?!!!!wwww


さすがにこれは我慢できなくて前後で手繋いでブンブン振りながら歓喜しちゃったよ〜〜〜〜(人生初体験)ねぇ最高!!!!(笑)
笑顔と「やばい靴ひも!!靴ひも!!靴ひも!!!!」が止まらない!!!!


そんなわけでさくらいさんはホールの青いリンゴで使ってた青アコギ、
なかけはオレンジくん。

ここで初めて柄っぽい照明が登場。細長い長方形が組み合わさった照明がメンバーの足元をくるくる。
なんとなくこの歌の駆け出すようなイメージそのままって感じ。
ステージ全体を照らしてる照明も爽やかな色味だった気がする。


靴ひもといえばI♡Uの頃のインタビューでじぇんちゃんが好きと言ってたこともあって、ついじぇんちゃんを見たくなっちゃう!
たのしそ〜!あと心なしかモニターにいっぱい映る!
さくらいさんとじぇんちゃんは本人のアップがメインだったのに対し、たはらさんとなかけは演奏する手元のアップも。

初めてライブで聴く曲っていざ始まると実感が飛んでっちゃったりもして、序盤はなんだかずっとふわふわした感覚だった。
幽体離脱して斜め上から靴ひもやってる会場を見下ろしてるみたいな、そんな現実感のなさ。

でもサビで一気に引き戻された。


「あぁ!一!秒!でも早く!」

うわーーここの音のハマり方!!なんて気持ちいい!!
今ほんとに本物の靴ひも聴いてるんだ……。


間奏~間奏明け(「渋滞で停車した」~)では、原曲同様に効果音が同期で流される。
改めて考えるとこのネジを巻くみたいな音ってどんな意味があるんだろう。
ライブでもわざわざ流すくらいだし、当たり前だけどきっとちゃんと意図があって入ってる音なんだろうなぁ。


ラスト、「愛しくて 切なくて」からの歌声が忘れられない。
どんどんボルテージの上がってく演奏を追い風にするみたいに、「今一番好きな色 僕の色」に向かうにつれて声の纏う感情がどんどん濃くなってく。
もともと「君」への愛しさが爆発してるようなこの歌詞でこんな歌われ方されちゃあさぁ!!もう!!
聴いてるだけでたまらない!!

いやーーーー知らなかった、ライブの靴ひもってこんななんだ!!愛しさ増し増し!!
めちゃくちゃいいからもっとやった方がいいよ!!(誰)


それにしてもここまででもう初めて聴く曲3曲あるんだけど!?!!
なにこのセトリ!!!!(笑)





■MC2

「今やった曲は20年前の曲でした。
次にやる曲は、今の僕らの歌です。
聴いてください、Fifty’s map。」

!!
そっか、I♡U(2005年発売)ってもうそんなに前になるのか……!!





■5.Fifty’s map〜おとなの地図

はいさくらいさんエレキギター3本目!!(笑)
いっつゆーと同じくK&Tに見えたけどホールがFロゴの入ったテレキャスシンラインだったそうだからそっちなのかなぁ。

なかけはオレンジくん!
誰も得しない情報ですが、ここまでなぜたはらさんを記憶できてないのになかけは記憶できてるかというと、ベースは交換回数が少なくて比較的ひとつのベースを連続で使ってくれてた(1~2曲目がホワイトくん、3~5曲目がオレンジくん、6曲目から別ベース……)からです(笑)


ホールでは名もなき詩→Fifty's mapの流れだったのが、靴ひも→Fifty's mapの流れにチェンジ。
曲が生まれた推定年でいうと、95年→20年から05年→20年。
名もなき詩の10年後の曲である靴ひもも、Fifty's mapと並ぶと圧倒的に「若者」側の歌なんだな、って感じがする。
Fifty's mapと比べるとやはりフレッシュ。
それと逆に、Fifty's mapの方もよりいぶし銀が際立つ。

自分にとっての靴ひもは、「うちの母がミスチルでいちばん好きな曲」でもある。
母いわく「この歌はバス移動なのがポイント。
今となっては古い考え方だろうけれど、自家用車がステータスとされていた時代を生きてきて、自家用車の出てくる曲を何曲も書いてきた人が、この曲の主人公が乗る乗り物を『バス』としている。
甲斐性やイニシアチブはないかもしれない、だけどどこか健気な主人公の人物像が、『自家用車ではなくバス』という絶妙なアイテムチョイスによって強化されていると思う」。

この解釈がけっこう好きなんだけど、そう考えると靴ひも→Fifty's mapの流れって「バス」→「バイク」で、「あの頃はバス移動だったのが自分で運転できるようになったよ」「歳をとるのも悪いことばっかじゃないじゃん」って感じもしてくる。かも。

※ライブ後考えたこと補足
実際のところFifty's mapの歌詞は「バイクで闇蹴散らし~昂る鼓動を感じれたなら」で本当にバイクに乗ってるかわからないんだけど、
ホールでスクリーンに高速道路を走る一人称視点の映像が流れたことから勝手に自家用車かバイクに乗ってるイメージがついちゃってました。

ライブ後の今考えると、「感じれたなら」を素直に受け取って「僕」は実際には「バイク」には乗っておらず憧れていると捉える方が自然かも。
そうなるとホールの高速道路一人称視点映像は憧れの想像の景色で、靴ひも→Fifty's mapは対比というより類似、みたいな。
そういえばFifty's mapのMVでくるみのMV見てる男性も自家用車じゃなくて「電車」(「バス」同様に公共交通機関)移動だから、憧れるって構造の方がやっぱり合ってそうな気がする……。


脱線!


そんなわけでホールではラスサビでバックスクリーンに映像が流れてたんだけど、今回は全曲通してバックスクリーン利用自体がなし。
ラスサビ映像演出、アリーナでは復活するのかなぁ?気になる……。


「どこにも逃げれない」でドラムとボーカルだけになるところはやっぱり聴き入ってしまう。
声、演奏ともにエフェクトがホールよりもCD寄りに感じた。
ホールのこのパートはけっこう開放的な音響と感じたのに対し、今日はちゃんとCDっぽくデッドな音響になってるというか。


最後の「似てる仲間がここにいるよ」の声色に、この距離からじゃ見えないはずの笑顔が見える気がして嬉しくなる。


どの曲だったか記憶曖昧だけど、たぶんこの曲のアウトロでたはらさんとさくらいさんが向かい合ってギターを弾いてたと思う。





暗転。
無音だったか、少しピアノ演奏があったか……記憶が曖昧だけど、はっきり覚えてるのはしばらく経ってから爆音で


ピアノ「ジャーーンッッ」
ドラム「ダン!!!!!」



!?!!!?!!

何が起こったかと思ったら!!





■6.つよがり

つよがりだ?!!!?!!
の前にもっかい言わせて、

爆音まじでびっくりした、ちょっと飛び上がりそうになった(笑)


6曲目にして4曲目のはじめましての曲!!もう今日そういう感じね!?(笑)
虹ツアー!?!!StD!?!?終コン!!!!
しつこいけど行けなかったからぁ!!!!
店長からのおすすめの逸品です♡♡♡♡(一生このイメージ)


アレンジはヒカリノアトリエシングル収録の虹ツアーバージョンではなく、原曲準拠。
終盤のドラムは終コンみたいに手数増やしてた記憶。
歌い方もあんまりアレンジなかった気がする。

照明もシンプルで、ちっちゃい四角がまるく集まった照明がメンバーそれぞれの足元を照らしてる。
つまりかき揚げみたいな感じ。
勝手にこういうライトのこと全部かき揚げライトって呼んでるんだけど、結局こういう例えがいちばん伝わる気がする(開き直り)


さくらいさんはずっとスタンドマイク。
終コンでは途中からハンドマイクだったからちょっと意外。
ツアーが進んでいくともしかして変わっていったりするかなぁ。

なかけはここで茶色いベースにチェンジ!
過去の実績(終コン)からするとプレベかも。

たはらさんはレスポールだったと思う。それか青テレ。
終コンでも使ってたからレスポールの可能性の方が高そう。


やっぱりスタンドマイクで歌われるバラードは絶品。
手が所在なさげに彷徨っていたかと思えば強く握りしめられたり……歌で歌われる感情が可視化され増幅させられるようでたまらん。大好き。

いっつも原曲聴いてるとき2番の「話す相手も」を「花咲いても」って脳内変換しちゃうんだけど、実際ライブで聴いたらちゃんと「話す相手も」って聞き取れて謎に感動してしまった……。
今流れてるのはCDじゃないんだな、今ここでほんとに歌ってるんだな……。(それはそう)

ちょっと意外でびっくりしたのが、たはらさんのギター。
ボーカルに対してかなり音量が大きい上、ひずませてるような。
ミスチルのバラード曲の音量バランス、ギターサウンドとしてはかなり珍しい気がした。
ツアー本編ではどうなるのか気になるところ!


この曲、歌詞そのものが“missyou”という言葉に通じるのはもちろんだけど、なんとなく曲の制作の経緯も通じるものがある気がする。

「つよがり」はQに収録されているけれど、もともとDISCOVERYのレコーディング中には生まれていた曲。

さくらいさんがこの曲はバンドに合わないんじゃないか、バンドとしてやる曲ではないんじゃないかとDISCOVERYのタイミングでは出さずにいたところ、今ならできるんじゃないか、バンドに遠慮する必要ないんじゃないかと、Qのタイミングでレコーディングの場に提出された。
最初はさくらいさん、たけぴ、じぇんの三者のみで制作されていたそう。(気になる方はBREaTH 00.11などチェケラ)

発売当初の「miss you」は、歌詞の内容やバンド色の薄さからさくらいさんのソロ的な匂いを感じたという声も少なくなかったように思うんだけど、なんとなくそういったあたりにも彷彿とさせられました。





曲が終わり暗転。
暗い中だけど、さくたはなかが退場するのが見えた。
さにやんによるどの曲のものとも違うピアノ演奏が始まる。
ホールと同じ流れが始まるのを予感しながら、次の曲へ。





■7.Are you sleeping well without me?

そんなわけで、ピアノとドラムから始まったのはこの曲。
おそらくホール同様にここからアルバム曲披露ゾーンに突入するんじゃないかな。

歌い出しのタイミングでさくらいさんが戻ってくる。
ホールではここで戻ってきたさくらいさんはお着替え済みだったけど、今回は同じ衣装のまま。
これはプレライブならではって気がする。
ツアーではここで変わらずお着替えしそうな……。

スタンドマイクで歌い始めるさくらいさん。
サビではやっぱり「without me」を「ウィズ  ア〜ァウト、ミー(ウィザゥじゃない、ウィズとアウトを区切ってはっきり発音)」って歌ってた。
自分が聴けた大宮公演(12月)からもう半年経つけれど、半年経ってもなおこの歌い方のままってことは、やっぱり意味が込められた歌い方な気がしてしまう。

ホールではバックスクリーンに木の枝のシルエットが映し出されて、曲が進むにつれて背景色が移り変わっていったけれど、今回はなし。
代わり(?)につよがりで使われていたかき揚げライトが続投されていたものの、基本的には会場全体が薄暗く、モニターに本人たちの映像が映し出されることもない。
つまりすごくシンプル。
シンプルだったはずのホールよりも、さらにシンプル。

ツアー本体と比べたチケ代でわかっていたはずだったけど、改めてプレライブの「プレ」ってこういうことなんだ、演出最小限で素に近いセトリを味わえる場なんだ、って実感する。
すごくおもしろい、こういう感じなんだ……みんなエンエンとかでこんなのを味わってたんだ……。


これだけドシンプルなだけに、今回の「Are you~」ではより一層聴覚に意識が向く。
ホールではどちらかというと視覚……じぇんちゃんが1曲を通してずーーーーーーーっっっと同じフレーズ(同じ動き)を繰り返していることに衝撃を受けたんだけど、今回はピアノ・歌とドラムパートのコントラストとその効果に意識が向いた。
ピアノや歌は音程や抑揚が変遷していくのに対し、ドラムは一定のリズム、フレーズを刻み続ける。
前者が感情の起伏、哀しみの波を体現しているのならば、後者は感情がどれだけうねっても何も変わらない世の中、流れ続ける時間を体現していて、このコントラストによってより悲壮感が強調されるんじゃないか、なんて。






■8.LOST

やはりアルバム曲ゾーンに入った模様。
ホールと同じくたはらさん登場、なかけ不在から始まったのはLOST。
たはらさんはホールとおなじく黄色っぽいアコギ。
さくらいさんはこれまたホールと同じくスタンドマイク、2番途中からハンドマイク。

ホール同様、じぇんちゃんから促されて手拍子。
5階でもちゃんと見えるよー!!

5階から見下ろしたステージには三日月みたいな照明が散らばっててきれい!曲の雰囲気にも合ってる!
ホールはこんな照明じゃなかった気がするなぁ、プレ限定なのかアリーナも続投するのかどっちだろう。
(※その後届いた会報のリハ写真にこの三日月ライトが映ってたのでアリーナも続投っぽい)

歌い方はけっこう崩してる。
「尖った分その痛みが〜」はかなりセリフっぽく、
「仕事終わりに飲むビールと~」は歌詞をそのまま再現するようなあったかい声。

お待ちかねのスーパー犬タイム!!(※ホールでやってた年老いた2匹の犬でイマジナリー犬を愛でるやつのこと)
ホール同様に犬愛でジェスチャーあり!!

なんだけど、モニター使用ありのこの曲、なんとカメラが犬目線!!!!!!!!

こちら(カメラ)に手を差し伸べるさくらいかずとし!!!!

おれたちが犬!!!!!!!!!!wwwwww

これアリーナでも続投するかなぁ!?
数十万人が犬になるの楽しみすぎる〜〜〜〜!!!!


ちなみに間奏終わった時点で「あれ〜?なかけ登場って2番に入るタイミングじゃなかったっけ?」「これから登場かぁ、ちゃんと逃さず見よ!!」って思ってたんだけど、
犬で下手に来てたさくらいさんが真ん中に戻っていった時に視線真ん中に移したらもうなかけがいて演奏しててびっくりしました、まじで気づかんかった……犬トラップ……


ホールではラスサビの「立ち尽くしている」でほんとに立ち尽くして歌っていたのに対して、今回のラスサビは「真っ直ぐな想いだって」あたりで手を広げて上の方を向いて歌っていて、はっとした。
歌詞には変わらず諦念が満ちているのに、なんだか声まで明るく聴こえて……ホールよりも希望を持った「LOST」だった気がしてる。





……で、ホールの曲順踏襲するなら次の曲ってあれですよね????
やっぱりやるんですか!?!!!やりますよねたぶん!!!!

こわい!!!!こわい!!!!!!!!!





■9.アート=神の見えざる手

ギャアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(失礼)

まぁやるよね!!ですよね!!こわ!!!!まだこわい!!!!


そんなわけでアートですが、この曲でどうしても確認したかったのがなかけの楽器!!
噂のアップライトベーーーーーーース!!!!!
やっと見れた!!

いろんな方の感想を総合するとホールでは東京公演から使ってたっぽいんだけど、自分が行った大宮ではほんとに使ってなかったのか、自分が気づかなかっただけなのか……
でも今回初めてアップライトベース使うなかけ見て、使ってたらさすがに気づいたんじゃ!?って思いました。
だってシルエットが違いすぎる!!(笑)
いつものこう(棒が横に出てる)じゃなくてこう(シルエット縦細長〜)!!

これは気づくって!!気づいてなかったらショック!!笑
でも肝心の音の違いはよくわからん!!歌に気を取られすぎて!!無念!!

ホールの収録は大阪(東京より前の公演)だったみたいだけど、果たして答え合わせ&聴き比べは叶うのか……!!


ホールでは真っ赤に染まったバックスクリーンと影絵のようなアニメーション、逆光で黒いシルエットと化したその人が演劇のように動き回る姿が印象的だったこの曲だけど、プレライブはかなりシンプル。

バックスクリーンなしのため真っ赤な背景、アニメーションの演出はなし。
モニターへの本人映像投影もなし。
解釈一致です!!
だってこの曲表情なくても声と動きと演奏だけで十分こわいから(伝わるから)!!!!!!!!!!!!!!!(笑)

その代わりなのか、照明演出がかなり特徴的。
文字で伝わるかな……すごいぴっしり照らし分けられてて……ステージの前面1/3が照らされて明るくて、残り2/3が暗がりになってるの。
さくらいさんは明るい1/3の中を動き回って、他メンバーは2/3の暗がり部分で演奏してる。
さらにそんなステージの四隅からは垂直に4本の光の柱が立っていて、上から見ると箱?檻?のよう。

こんな照明演出初めて見た。
ひとつひとつはシンプルなんだけど、組み合わせや使い方次第でこんなふうにまだ見たことない景色生み出せちゃうんだ……。

しかしこの1/3と2/3の照らし分け、なんとなくホールのアートの上方ステージ(さくらいさんが動き回ってたとこ、赤バックでシルエットくっきり)と既存ステージ(メンバーが演奏してたとこ、高さがないので赤バック面積が小さくシルエット埋もれる)の使い分けが彷彿とさせられる。

明るいところが表舞台・ショーのステージ、暗いところが舞台裏・裏方的な。

もしかして今回、照明でステージの使い分け?役割分け?を再現してたのかな。
だとしたらこの照明はプレ限定になる気がする……アリーナならホール同様に上方ステージ作れそうだし……
そもそもアリーナだとアニメーション復活するのかな?
それともなんかもっとすごい何かが出てくる??
答え合わせやいかに!!


そんなわけでホールとは違ってさくらいさん、ステージ前方で軽やかに動き回りながら歌うわけです。
まじで軽やか。
ひらりひらりって音がしそう。
軽やか余って最前客にちょっかい出してる。ひいいいいい!!!!
こんな動いてたら絶対プロンプター常時見れないじゃん、歌詞全部覚えてんだ……(それはそう)
こんな歌詞でちょろちょろ動き回る人を前にたはらさんがどんな顔で弾いてんのかめちゃくちゃ見たい、今ばかりは5階がもどかしい……!!


前回はけっこう声色がかわいい方面だったんだけど、今回はどちらかというと悪そう方面(?)。がなりも多め。
歌い方自体はホール同様に全体的にセリフっぽい。自由、こわい。

「僕にはトラウマ〜」は自己憐憫に浸っているような声。
CDと同じくだけど「告白いたします」のやたらはきはきした言い方好き。
「人間の血が〜」は最初から圧がすごい。
「って言いながら〜」って急に脱力する。

ピー音は相変わらず仕事しねぇ〜〜〜〜〜!!!!笑
ほんで「硬くなってました」で突然センターでぴたりと止まって棒立ちになるのやめてください、ホールで椅子から立ち上がってたのといいやっぱり敢えてなん!?!!

「大衆を安い刺激で釣って」、楽しそうな声  こわい!!
しかもお客さん煽る、こわい!!こわい!!!!
みんなそれで喜んだら釣られてるからね!?!!?!!喜んでいいの!?!!?!!(笑)


間奏に突入すると舞台セット的照明はそのままに丸いスポットライトがパパパとステージ上に散らされ始める。
さくらいさんはドラムの前に踊り(?)に行ってたような……

なだれ込んだ2番ではホール同様にドラムとブラス参入!!
たくおさんは不在のためブラスは音源みたい。
アリーナでは参加されるのか、音源のみになるのかどっちだろう。
演奏が激しくなるとともに照明もより激しくなってく。
こわーーーーーーーーい!!!!!!!!!


「めんどくさいから」はホール同様「めんどくせぇから」。
「殴ったり蹴ったり」、より演劇がかって「殴ったりっ蹴ったり」みたいにセリフみたいな歌い方。
ホールでは殴って蹴って蹴ってのジェスチャー付きだったけど、今回は殴らないで蹴って踏みつける。
CDではちょっと息が辛そうな「どこか常識で測れない」までちゃんと息続いてんのえらいけど歌が馴染んでんのがわかってひえ〜〜
中華人民共和国くるくる健在。
歌い方は「ちゅーーーかじんみんきょうわこく」、原曲より高め。
「なんとかしなきゃいけませんね」、ドヤ感。


なんかいちばん歌声の記憶が鮮明かも、悔しい(笑)なんで(笑)


ホールと違って歌い切った最後は脱力しない。
ショーの最後まで仮面をつけたまま踊りきった、みたいな。


曲が終わると直後に湧き上がる拍手と歓声。
たぶんこの日でいちばんの喝采だった。

いやほんとにすごかった、すごくわかる。
だってほんとにこわかった。

シンプルだったホールより演出はさらにシンプル……照明と本人たちだけなのに。
普通ライブでこんなにこわいって思わされることないよ。
こっちが本気で怖くなるくらいに歌を降ろして体現できるって何よ、とんでもないよ。

しかしここで大歓声があがるのファンクラブライブ、ファザマザって感じする〜〜〜(笑)





ホールを踏襲するように雨の音から次の曲へと繋がっていく。
ホールのときになんでか次の曲ゆりかご……!?と思ってびっくりしたものの、なんでそう思ったのかはっきり思い出せずにいたんだけど、今回でわかった。

ホールと同様に今回もアートが終わったあと環境音みたいなゴーーーーーって音が流れて、照明で会場が真っ赤に染まった。
音がヘリの音にも聴こえるのと、不穏な赤の色からそう思ったんだろうな。

そこから徐々に雨が弾ける音が入ってきたかと思うと、ステージ中央から白の照明が放たれて、会場の赤が薄まっていく。

そっか、曲が終わって切り離しちゃってたけど、この赤はアートの赤だったのか。
そしてそれを雨が浄化する……そういう演出だったのかもしれない。

5階から見渡したこの照明の移り変わり、すごくきれいだった。





■10.雨の日のパレード

アルバム、ホール同様にアートのカオスを洗い流すのはこの曲。

いつの間にか用意されていたスタンドマイクを前に、さっきまで過激な詞を歌い舞っていた人がやわらかく歌い始める。
このギャップがありすぎるセトリも、2回目だから前よりは落ち着いて聴ける!(笑)
さくらいさんがオク下、さにやんがオク上で、同期でオク上のさくらいさんコーラスも流してた。

照明演出はホールと同様に水玉模様が散らばったところから始まるんだけど、サビで水玉が集合する演出はなしに。
同じく、バックスクリーンに出されていた傘とビルと雨が合体したイラストの投影もなし。


5階ということもあって表情は見えないので、声から表情を想像しながら聴いてた。
「遠慮は要らねぇぞ」からのジェスチャーは健在で、

左手ちょい広げ(遠慮は要らねぇぞ)
両手グッ(思いきり掛かってこいと息巻いて)
みぞおち両手おさえ
みたいな感じ。ちょっと煽るとこから始まった(笑)

「子供の飛び蹴りが」の「と」がめちゃくちゃ破裂音で、ちょっと吹き出してる感じすらあった。
どんな顔で歌ってるの!!もしかしてほんとに吹き出してるの(笑ってるの)!!
気になる、見たい!見たい!!


ラスサビの転調後からは、ホール同様に虹色の照明が放たれる。
5階から見るとステージが染まっててきれい!

やっぱり最後の「雨の日のパレード」のリフレインの声の温度感が好きだなぁ、と思いながらfin。



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