忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

半世紀へのエントランス @4/23 福岡PayPayドーム 感想文③

■MC4
※初日の終演後はここのMCが存在ごと記憶からふっ飛んでて、そのまま2日目を迎えてしまったので、福岡2日目の感想文から引用……。
内容は福岡の2日間は同じ感じだったはず!

「この2年間、いつみなさんに聴いてもらえるんだろうと悶々としながら制作活動をしてきました。そうしてできた曲を、やっと今日聴いてもらえます!(拍手!)
これまでお届けした曲のように、これからみなさんの思い出や記憶を吸収して、もっとおおきいうたにしていけたらと思ってます。
聴いてください、『永遠』」



■永遠
原曲ではたけぴの弾いているあのピアノをさにやんが弾いて、曲が始まる。
ピアノの儚げなフレーズに呼応するように、ステージ上部には白い照明たちがまばらに点いて、五月雨式に上から下にムービングする。下までムービングし切ると、そのまま光が置き換わるようにモニターには大きな桜の木が出現する。
この一連の流れがほんっっとうに美しくて……「命の瞬き」の視覚化みたいで……毎回見とれるほど大好きでした。勝手に「命のかがやきくんライト」って呼んでました。(突然台無し)
この白のムービングライトのきらめき感、リフレクツアーの進化論のイントロみたい。そこから連想したこともあって、「命の瞬き」っていうワードが思い浮かんだのかもしれないなぁ。

そしてこの曲といえば桜!!!!
曲始めと終わりで全モニターをフルで使って表現する桜の大木と散りゆく花びらは、遠方の席から見ると本当にリアル。思わず本物の桜吹雪の中で演奏しているんじゃないかと錯覚しそうになる。
そして何より、今までに見てきた桜吹雪演出──Mr.Childrenではハル、ウカスカでは春の歌──とまったく印象が違う。今までに見た桜吹雪はどこか華やかさや解放感をまとっていたのに対して、今回の桜吹雪は圧倒的に儚くて切ない……。
曲そのものの違いはもちろんながら、今までの桜演出ではピンク色の花びらが風と共に舞い上がっていたのに対して、今回は真っ白な花びらが静かに散っていく映像だったというのもありそう。同じモチーフでもこんなに印象が変わるなんて。

Mステで見たときは全然そんなことなかったのに、スタンド席からモニターに映る4人を見ていたら、なぜだかものすごく「今自分はカメラのレンズ越しに映した彼らを見ているんだ」って意識が湧いてきてしまう。Mステだってカメラのレンズ越しだったのに、今目の前で繰り広げられているはずの「ライブ」という場でそう思ってるんだから不思議なもんです。
不思議なんだけど、一度そう思ってしまうともう歌詞の内容が全部今の状況とシンクロして聴こえてきてしまう(;;)
今この瞬間を強く強く焼きつけなきゃと思いながら、一人一人の歌う姿を、奏でる姿を、音を、表情を、必死に見ていました。



■others
永遠からのothers!!永遠からの!!others……!!(噛み締め)
「永遠が聞いて呆れる」……!?(違)

これもまたUNITEとの対比になるけれど、UNITEと違って今回赤と青の照明だったことに結構びっくり。
好みだけでいうとまたしてもUNITEのね、夕焼けみたいな間接照明みたいな橙色が好きだったんだよねぇ…………。
青は夜っぽい色だからわかるけれど、赤はなんの色だろう?
本当は混ざって紫になるはずだけど(ザ・夜色)混ざり合えないから赤と青?それとも僕の燃えている愛と君の冷えた愛?もしこれだったらつらすぎるな…………でも「others」をタイトルにするくらいだからやりかねん………………………。(ラキラクでの一言が未だに刺さってる)

みんな知ってるだろうから言わなくてもいいだろうけど……でもやっぱ言っちゃうんだけど……ほんっとこの歌Sexyだよね……。歌うその人の歌声や切なげな表情やマイクスタンド芸はもちろん、じぇんちゃん本人曰く「我慢の美学」な演奏もSexy……。
みなさんこの曲ではたはらさんもなかけも指弾きって知ってました??私京セラで初めて知りました(遅)
指弾きってもう伝家のSexy宝刀みたいなもんじゃないですか、どんだけSexy要素盛るんですか……たまらん……!!
あとラスサビの「君の指に触れくちびるに触れ……」あたりだったかな、マイクに唇を寄せるさくらいさんの横顔の影が床に落ちていて、それをモニターに抜いてたのいいですね、あざといね♡♡
サンギビhimawariのなかけの床の影といいAAGのSUNRISE
の「少年の日々を回想うとき」のさくらいさんの床の影といい、最近お気に入りな演出なんですかね、なんだか近頃は\ドヤ/を感じてちょっと微笑ましくなってしまう(笑)

アウトロではじぇんちゃんのドラムに呼応して照明が瞬くというUNITEと同様の演出からスタートして、途中で青白い?白い?レーザーがゆったりと会場に広がる演出に切り替わる。
UNITEの最初から最後までドラムと呼応しながら段々とスピードと激しさを増していく照明が心にドハマりしてたから、初日に見た時は途中の減速でめちゃくちゃ動揺した記憶が……(笑)
Dancing Shoesもそうだったけれど、このライブで図らずも自分のUNITEの刺さり具合を実感させられて、ちょっとおもしろい(笑)
動揺はしつつ(笑)、このレーザーはこれはこれとしてとても神秘的で美しいものでした。UNITE式照明演出がドラムとの呼応だったなら、このレーザー演出はストリングスと呼応していたんじゃないかな。

そんなわけで数々の演出を味わってきたこの曲で、私が何よりもどれよりも心奪われたのが、モニターに登場する「月」の演出でした。もうこれが最高すぎて!!えっっぐすぎて!!もーーーーーたまらん!!!!!!!!

ほとんどサブモニターでの本人映像がメインのこの曲だけど、間奏になるとメインモニターに夜のビル街、そしてラスサビの「硬い氷は溶け」になるとメインモニター上部に月が出てくる。
月は出てくる時には右下から満ちて満月になっていって、アウトロ入りにかけてまた右下から欠けていく。んですけど、あの、こちとら「君が好き」で英才教育受けてるから月はミスチル文脈で「好きの気持ち」のメタファーだと知ってるわけですよ。
それを踏まえてこの月を見ると、さっきまでの熱が嘘みたいに1人でタクシーに乗り込まされる「僕」の気持ちが、満ちてすぐに欠けていった月に重なって……もう……もんのすごく切ない……。
そりゃ「何が起こったの?」だよなこんなの……。

でもこれで終わりじゃない。
タクシーに揺られて肉体がどんどん「君」から遠ざかっていくように「僕」の気持ちは離れてしまった=月は消えてしまったのかと思いきや、アウトロのドラムラッシュを越えた先で、消えたはずの満月がもう一度モニターに現れるんですよ。煌々と輝きながら。

うわあああああああああああああああああ「僕」;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;

あのドラムラッシュはきっと葛藤ととれると思う。「好き」の気持ちを見失うくらい傷心して、物理的に距離も離れていく中で、あのドラムラッシュのように激しく何度も葛藤して……だけどその末に浮かび上がったのがこの満月なんですよ。
やっぱりどうしようもなく、とてつもなく好きなんですよ。
残酷で、切なくて……だけど美しい、たまらなく大好きな演出でした。
「僕」……頼むから幸せになって(;ω;)



othersが終わって暗転するも、モニターの夜空には月が残されたまま。次の曲に向かうSEが流れ始めてもまったく消える気配がない。
こんなところにもまた葛藤を乗り越えて確かめた「好き」という気持ちの強さを感じて切なくなってしまうう……;;;;

SEには聞き覚えがなかったから月をたよりに「次の曲は月繋がりの曲……!?ヒアカム?君が好き?まさかMr.Shining moonはないよね……!?」とか考えてた、ら!!



■Tomorrow never knows
月が消えて真っ暗なモニターのバックから最小限の照明が灯された瞬間、あのイントロが。うわーーーーーー月からのこの曲!?!!?!これは予想できん!!!!!!
イントロが鳴った瞬間、一斉にお客さんが声もなくどよめいたのを感じました。わかる、わかるよ!!

そこから恒例のパンパパンの手拍子。
今も自分はやらない(どっちかというとテーンテーン\カッ/の\カッ/の方でリズムとる)(これ伝わる???笑)し、以前のライブでは「なんでこうなるんだろうねぇ(笑)」ってちょっと苦笑しちゃうときすらあった。
でも、今回のツアーでどの会場で参加したときも、その日いちばん大きく鳴り響いてたのは、この曲の「パンパパン」だったんだよね。あまりに大きく揃った手拍子を浴びながら、「これだけ多くの人が声を出さずに待望していた気持ちを表現しようとした結果がこの手拍子なんだ」、って思ったら、すっごく愛しくて……こんなふうに思う日がくるなんて思ってなかったから、自分でもびっくりしました。
あー、こうして長年感じてきたことが何かの拍子でひっくり返るの、ライブだなぁ。

そう、Tomorrow never never knowsは今初めて聴く曲なんかじゃない。何度も何年もこうしてライブ会場で目の当たりにしてきた曲。
なのに初日、まるで初めて聴いたみたいにこの曲の大きさ、すごさに圧倒されてしまいました。

どうしてそう思ったのか、って、考えるほどうまく説明できない。何度もライブで聴いてきた曲だし、特別豪華に見せるアレンジがなされていたわけじゃない。
なんなら1番はほとんど照明も落として真っ暗で、モニターにも映像や本人たちを流すこともせず、音楽しかなかった。
あぁ、逆に何も纏わない丸裸の「Tomorrow never knows」を浴びたから、この曲の威力を改めて思い知ったのかもしれない。
だってドームだよ、ドームでこれができてしまう曲ってそうそうない。これができてしまう曲なのがすごい。この曲のままで本気で感動できてしまうから、すごい。

3年経ったって何年経ったって変わらず大サビ入りはいつものあのムービングライトが迎えてくれて、そこから入った大サビではThanksgivingやAAGと同じように大海原や空の映像が流れる。
ひっそりと暗い照明から始まったこの曲が、最後明るい照明と広大な景色とともにこの上なく解放感を持って会場に広がっていくのが大好き。
♪テンテンテンテンのメロディも(つ、伝われ!)イントロとアウトロで同じはずなのに、全然印象が違うんだよね。この曲1曲の間歌ってきた・奏でてきた過程が同じフレーズをまったく別のものに変えるこの感じもたまらなく好き。

この照明や映像もそうだけど、考えてみるとほんとにこの曲って目新しさよりも踏襲が大事にされている気がする。多く演奏されている曲ほどその時々のツアーに合わせていろんな演出やアレンジが加えられるけど(終わりなき旅や名もなき詩もそうだし、ニシエヒガシエがその極致という気がする)だから逆に今回のニシヒガが原曲のさくらいさんのほっぺ叩きパーカッションを使うくらい原曲寄りアレンジでびっくりしたんだよなぁ……(脱線))この曲が大きくアレンジされたのはHOMEスタジアムくらいな気が。
素のままでそれぞれのツアーの文脈の一ピースになってしまえる柔軟性と、30年近く素のままでの披露に耐えられるうた力、このふたつを兼ね備えたこの曲の強力さを改めて思い知ったのでした。



圧倒された1曲が終わると、久々に流れるあの電子音!「Printing」!
直近2ツアーでは次曲のイントロに混ぜられて魔改造されてたから素のままで流されるのはお久しぶり。おかえり♡♡
てなわけで次の曲はもちろん♡♡



■Dance Dance Dance
な  に  も  お  ぼ  え  て  い  な  い(ごめんなさい)
3年ぶりのDance Dance Danceが嬉しくて……記憶ぶっ飛びました……。
だってDance Dance Danceだよ、これまたスポーツ曲なんですわ……楽しんだもん勝ちなんですわ……。
ぎみっらっ♪ぎみっらっ♪したり、さくらいさんのくねくねやなかけのベースソロでうひょーーーーー!!!!ってなったりしてた記憶がかろうじて。
今回さくらいさんロンリープレイどうしてたっけ?たはらさん重力と呼吸やAAGみたいに踊ってたっけ?誰か〜〜〜〜〜!!

あ、モニター映像は覚えてる!
棒状のモニター1本1本に映った映像が曲中に何度も裏側にひっくり返るんだよね……。
(うまく説明できない……。モニターそのものはひっくり返らないものの、映像が物理的にひっくり返っているかのように見せかけてる。プロジェクションマッピング的な。)
近年のMr.Childrenといえばやたらに動いたり回ったり傾斜したりするモニターなわけですが、物理的に動かせなくてもど~~~しても動きを出したい!っていう気概を感じました……ミスチルのこのモニター動かすことに対する執念なに……(笑)



Danceが終わるといつも通り汗だく。運動不足でだいぶ体力も削られてる。でもこの流れ的には盛り上げ曲が連チャンで来るはず……!!さあなんだ!!こい!!
って思ってたらさ、聞き覚えのある……でも気づいたら久しく聴いてなかったアレンジイントロが流れてくるんですよ。
たぶんDanceの記憶がぶっ飛んだのはこのアレンジイントロのせいもあるなぁ!
だってまた聴けるなんて思わなかったんだから!!

ちゃっちゃちゃっちゃっちゃっちゃちゃー!!
ちゃっちゃっちゃちゃっちゃーーー!!

ヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ



■エソラ
たけしィーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!;;;;;;;;;;;;;;;;(※たけしはいないよ)(反射)

久々のポプザ2012的追加イントロからのエソラだよ~~~~~~ずるすぎるよぉ~~~~~!!!!
これいつぶり??って考えて気づいたんですがもしかしてブラオレぶり……?9年ぶり……??信じられない……
寸分の疑いもなくエソラの追加イントロはたけしプレゼンツだと思ってるんですが実際どうなんでしょう、でもたけしログアウトとともに消えたからその可能性高い気がしてる……そんな追加イントロが新曲で久々にコラボしたこのタイミングで復活っていうのがまたぐっときてしまう……。

イントロではポプザを思い出したけれど、映像はピンクメインでキラキラで、リフレクを思い出す。
福岡では「近年すっかり『フルボリュームのL-Rに』とか『君が話してたの~君はどんな顔して聞いてたの?』のジェスチャーをやらなくなっちゃったな〜」って思いながらこっちは勝手にやり続けてたんですけど(しつこいオタクあるある)、名古屋初日でなんと君が話してたの~君はどんな顔して聞いてたの?」が復活ヽ(;▽;)ノ
ありがと〜〜〜〜嬉しい!!!!大好きこのジェスチャー!!!!その日によって歌い方や表情などもそれぞれ違ってたので、それぞれの日の感想文でまた!

福岡初日は雨上がりだったこともあって2番の歌詞嬉しかったなぁ……。歌詞と現実の出来事がリンクするこの感じも久しぶり!

メンバーが左右ステージ端まで来て演奏してくれる感じも健在。たはらさんがDTRを主導するほどお喋りするようになった今でも変わらず「あのたはらさまがお手振りしてくだすった……!!」「たはらさまがお辞儀してくだすった……!!」の感情が湧いてくることに自分でウケました。たはらさんのレアリティはたはらさんの存在そのものに備わっているものだったのか……!?

そんなたはらさん、そしてなかけはいつもどおり間奏で各ステージサイド→ステージセンター→花道先端と移動するんですが、今回のツアー、途中から花道先端でのたは&なかの向き合い演奏タイムが追加されていましたね。向き合うだけじゃなく微笑み合ったりしてて……なんだこの尊すぎる時間……!!誰が考えたんだありがとう!!!
配信映像見たら東京ドームでもやってましたが、自分が会場で気づけたのは京セラでした。
京セラは花道先端を真横(たはら側)から見る角度の席で、花道先端は背中合わせだから自分の方からはなかけの顔が見えるな〜とか思ってたら、なかけはこっちを向かずなかけの背中越しにたはらさんからなかけへの微笑みを見る形になって、わかりますか?しにました

その状態から大サビで銀テばーーーん!!!!
福岡では無かったけれど、名古屋から追加になりましたね。名古屋の自分の終演後メモを見ると名古屋初日だけイントロで銀テ飛んでたっぽい……?私の記憶違いかほんとなのか……!!
これまでにもツアー途中でバルーン追加された時もあったし(サンギビえびばでとか)、福岡2公演やってみた後から「やっぱり銀テやりたーい!」ってなったのかな、それとも「この情勢で様子見してたけどできそうだぞ!よしやろう!」ってなったのかな……。
銀テが飛ぶあの光景、そしてその後お客さんが取った銀テを振って客席がキラキラするあの光景、大好きです。エソラという曲のきらめきそのまんまの景色。innocent worldの段でも書いたとおり今回のツアーはほとんどがスタンド席だったこともあって、この景色がいちばん記憶に焼きついています。

いろいろ書いたけれど、ここに書いたことは大体ライブ中の精神的ゆとりが出てきた名古屋以降で思ったこと。なぜなら福岡2daysはひたすら深刻な体力不足を実感させられていたから!!!!(笑)
昔は跳べてたのに……5年ぶりのエソラ……大サビ最後まで飛び続けられなかった……衝撃……。
ありがたいことに何公演か重ねるうちに最初から最後まで飛べるようになってきて、あぁこうして鈍っていた身体が順応していく感じ、これもツアーだったなぁ……と思い出しました。



■MC5
ここもあったんだけど初日はこの後の曲の記憶が大きすぎて記憶から飛んだヽ(;▽;)ノ
なので福岡2日目のMCをベースにこんな感じだろうという感じで書いてます。

「次で最後の曲です!
最後の1曲を何にするか、すごく迷いましたが、この曲なら一番みなさんへの感謝と愛情を伝えられるだろうと思った曲を選びました。
みなさんへの感謝を込めて、GIFTをお届けします。(曲名言ってなかったかも……?)」



■GIFT
POPSAURUS2012、Thanksgivingを経て、確実に「周年ツアーの祝祭感、ライブでの交歓」を象徴するようになったこの曲。
だから今回のツアーでこの曲をやること自体には驚きはなかった……はずなんだけど、別の意味で驚いた。
だって今回のGIFT、これまで見てきた「周年ツアーのGIFT」とはまったく違っていたから!
勝手に「愛しいグジャグジャ」って呼んでるくらいにぐちゃぐちゃで、愛しくて!まぎれもなく「やっと開催できた3年ぶりのツアー初日のGIFT」だったから!

Thanksgivingを彷彿とさせるようにほぼアカペラから始まった歌い出し。直前のMCで本編最後の曲ってことも、彼らが強い想いを持ってこの曲を選んだこともわかってるから、会場も一段と意識して目を向け耳を傾けている。
そんな曲の歌い出しで、

「い〜ちばんひkきれ……ごめんもっかいやらして!!!!

えええええええええ?!!??!!?!!?!wwwwwwwww

声も出せないけどさすがにざわざわした空気になりつつ、「大丈夫だよー!」と声を上げることも盛り上げる感じの歓声を上げることもできず……でも「大丈夫だよー!」の気持ちをめいっぱい届けようとするように、客席からは拍手が起こる。
そんな拍手を浴びるさくらいさんは「うわーやっちゃったぁ……!!」って言うかのように両手で顔を覆う。ちらりと見える顔は赤くなっていて、はるか昔のSENSEツアーたまアリ初日のかぞえうた前MC(これも大事なMCだったんだよね……笑)で、言い間違えた時のことを思い出したりもする。

気を取り直して歌い出すさくらいさん。今度は歌詞を間違えなかったけれど、歌ってるうちにどんどんどんどん涙声になっていく。
さっき顔を覆ったばかりで前髪もぐちゃぐちゃになってて、涙を耐えるように顔も歪めてて……そんな横顔を見ていたら、今のこの状況があまりにこのあとやってくる歌詞そのまんまで、こちらも込み上げてくるものを止められなくなった。

周年ツアー初日の本編最後の歌い出しでこうなるなんて、 「お世辞にもきれいとは言えない」のかもしれない。
でもなんとなくわかった気がするんだよ、どうしてこんなにグジャグジャになっちゃったか。

3年ぶりの、待ちに待ったツアー。その初日まで握りしめてきた掌が、今ここで、この瞬間に、山ほどの緊張と気負いと一緒にほどけたんじゃないかって思うんだよ。
「長い間君に渡したくて強く握りしめていた」から、だからこそのグジャグジャなんじゃないかって思ったんだよ。

歌詞を正しく歌う歌わないとか、歌がうまいとかどうとか、そういったことを全部飛び越えた。どれだけ大事にここまで握り締めてきてくれたのか、これでもかって伝わった。

こんなに愛しいグジャグジャなんてない。
本当に、ほんとに大好きです。


ちなみにこのグジャグジャタイムではもうひとつ愛しい出来事が……!
さくらいさんの涙声に気づいたさにやんが「僕の両手が」だったと思う)でハモの音量を上げたんだけど、その後すぐに大丈夫だと思ったのかすっと音量を戻して、その直後からほんとにさくらいさんが持ち直す、っていうスーパーアシストがあったの。
ちょうど5年前のThanksgiving福岡の「君が好き」でも同じようなことがあった(さくらいさんがいつもファルセットで歌ってるところを出すのが辛そうでアドリブ的にオクターブ下げで歌ったら、さにやんが自然に低音ハモから切り替えて代わりにいつものさくらいさんパートを歌ってくれた)んだけど、本当にさにやんは偉大……(;;)

サビの「白と黒のその間に無限の色が広がってる」の歌詞を聴いていると、Anyの「また12色の心で好きな背景を描きたして行く」を思い出す。
この日の時点ではもしかすると繋がってるのかもしれないな、と思いつつまだぼんやりとした感覚。この2曲の繋がりをいちばん強く認識したのは京セラ初日だったので、また京セラ初日の感想文できちんと書きたいな……。

2番ではUNITEでやっていた「もうやめにしようか?」で一旦演奏を抑えてからの「自分ーの胸ーにきーくとぉ!」ドラムダッダッダッダッ……!)のアレンジ。
歌詞の内容を具現化するこのアレンジ、ずるすぎるぅ……。

そしてUNITEのとき、メンバーみんなが思いっきり歌ってくれた「今君に贈るよ、気に入るかなぁ?受け取ってよ」「君とだから探せたよ、僕の方こそありがとう」~ラララのコーラスパートへ。
今回も歌ってくれるのかな、と思って少しは心の準備をしていたつもりが、今回は

4人「今きーみにおーくーるよ、気に入るかなぁ?受け取ってよ」
じぇたはなか「君とーだかーら、」
さく「君とーだーから、」
じぇたはなか「探せたよ」
さく「探せたよ」
じぇたはなか「僕の方こそありがとう」
さく「ありがとーーーーー!!!!


;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(むり)


今までさくらいさんがメインで歌ってそのバックで3人が歌うのなら見たことがあるし、なんなら今日も見た(ゆすふるの「あいごっばっくゆーすふるでーいず♪」)けれど、こんなのは見たことない。3人がメインボーカルで、さくらいさんが華を添えるGIFTなんて!
3人の声を聴いてほしくてパートをずらしたの?3人が言葉を届けたくてメインで歌ってくれたの?
正確なことなんてわからないけれど、3人から直接歌われた言葉、それを彩るように支えるように後押しする歌声、どれも本当に愛しい(;;)

そしてそこからの「ありがとーーーーー!!!!」のシャウト!!
福岡2日間はまだメロディに乗せて歌詞として歌ってたような気もするけれど(やってたらごめん!!)、名古屋初日からは明確にシャウトになってた記憶があります。
心の準備もないままに想いの塊をそのまんまぶつけられたときの雷に打たれたような衝撃と、涙腺が熱を持ってぶわっと涙が溢れ出すあの感覚、未だに忘れられない……。
名古屋初日以降、ここで毎回こっちもグジャグジャになってました。

それがあってからの「ラララーララーラ……」のコーラスタイムだったから、もう今まで以上に感慨が……。
さくらいさんが「心の中で!」と呼びかけたとおり、もちろん声は出せない。出せないんだけど、彼らの笑顔が、見回す視線が、そこにないはずの声を「在るもの」にしてくれた。それが嬉しすぎて、優しすぎて。

曲が終わって、「Mr.Childrenでした!」と晴れやかな笑顔で去っていく5人。
その姿に自然と「僕の方こそありがとうだよ」って言葉が湧き上がらずにいられなかった。

PR

半世紀へのエントランス @4/23 福岡PayPayドーム 感想文②

■MC2
「拍手あったかい……。気持ちいい……。
たまんねぇ(ぼそっ)(←これ嬉しすぎたヽ(;▽;)ノ)

声は出せないけれど、声以上に伝わってくるものがあります、ほんとにありがとうございます!
今歌ったAnyにも『今僕のいる場所が探してたものと違っても』って歌詞がありましたけど……声の出せないライブ、マスクをしてのライブはたしかに探してたものとは違うかもしれないけれど、間違いなんかじゃないって本当に思います。
で、そんなみなさんのもっと近くで、拍手の真ん中で歌いたいので、ここからの何曲は真ん中に移動して歌いたいと思います!」

ここで花道移動。
いつもどおり移動しながらじぇんちゃんふざける(笑)

移動してきてセッティングを待ちながら、さくらいさんが再び話し始める。このあたりいつもどおりマイクスタンド左手でいじいじしてました、Love……。

「今日は近代的なテクノロジーを駆使してライブしてますけども、ここだけは人力で、楽器を移動させるという……(笑)
僕らがデビューして30年になるってことは、スタッフも同じように歳を重ねてるってことで、最近ではまた真ん中のとこでやるんですか……?』的な目線も感じるんです、が!やります!!(笑)」

このスタッフさんいじりのMCは福岡2日間のみ。
福岡2日目からアンコールでのじぇんちゃんからの感謝のMCが始まったからじゃないかなぁって気がしてるんだけどどうなんでしょう?(笑)

「デビューした当時は、30周年を迎えられるなんて、しかもドームでできているなんて、夢にも思ってませんでした。
この30年は楽しい嬉しい思い出もたくさんありますが、振り返ってみると、後悔の方が多い気がしています。
……どうしてあんなこと言っちゃったんだろう、どうしてあんなことしちゃったんだろう……、今でも後悔してることがたくさんあります。嫌な思いをさせてしまった人、もう会えなくなってしまった人、それでも今なお周りにいてくれる人、を思って……。
この曲をお届けします。」

初日のこのMC中、もう涙声だった気がする。
30周年ツアーとしては意外ともいえるMCから始まったのはあの曲。



■くるみ
暗い会場の中さくらいさん1人だけが照らし出されて、アコギで初めて聴くアルペジオを奏でる。
最初なぜだか【es】かと思ったけれど違っていて。

ギターの音が途切れて、
「ねぇ……。くるみ、」

POPSAURUS2012と同じようにタメた「ねぇ」からの入りだった。でも全然違う。
POPSAURUS2012のときはさくらいさんのいたずらっぽい「ねぇ」に歓声が上がったものだけど、もし今日が歓声を上げていいライブだったとしても、きっとみんな今日みたいに固唾を飲んで聴いただろうなって思う。
それくらい、その直前のMCの気持ちが乗っかっているのがありありとわかる「ねぇ」。
ひと声で聴き入らされた。

1番はさくらいさんがひとりでアコギを奏でながら歌って、終わるとハープを吹く中バンド演奏が始まり、一緒に2番へ。

聴きながら、私はやっと今初めてくるみを聴いているのかもしれない、って思った。さくらいさんにとって大事な気持ちが言葉として散りばめられた曲ってことも、本当にいい曲ってことももちろん知っていたつもりだったけれど、今初めてちゃんと意味が胸に迫ってきた気がする。POPSAURUS2012とか、今までに聴いたいろんなくるみを思い出しもしたけれど、今までのどのくるみとも違ってた。

今までは自分がこの曲との間に距離をつくっていた気がする。
出会った時にはもう「名曲」みたいな感じだったからかな、「いい曲なんだよね、この曲みんな好きなんだよね」、みたいな。斜に構えているまでは言わないけれど、あまり深く考えたり自分に引き寄せて聴いたりすることはなかったかもしれない。けれど、この日のくるみは「私にとっても大事な曲」だった。
だってさくらいさんがMCで語った後悔はものすごく自分にも覚えのあるものだったから。そして、まさにこの日、このライブが始まるまで、「それでも今なお一緒にいてくれる」人たちへの感謝と幸せを噛み締めたばかりだったから。
MCの言葉で胸を抉られて、そのあと歌われる気持ちを歌を聴きながら、ずっと泣いていた。

さくらいさんの気持ちがわかるなんて言わないけれど、さくらいさんはそうやって思ってきたんだ、ってことがすごく伝わってきた。それだけの後悔があって、それでもこうして逃げ隠れもできない場所に立って、誰かへのごめんなさいや罪の意識や後ろめたさも抱えながらも、愛や、誰かを救いたいという気持ちや、前に進みたいという気持ちを歌うことを選びつづけてきたこと、そしてそんな彼が今ひとりじゃなくてバンドの演奏に乗せて気持ちを歌っているってことが、全部胸に迫ってきて、ものすごく心が震えた。
この曲が「バンド」の曲であることがすごくすごく嬉しい。ひとりじゃないのが嬉しい。バンド演奏が始まった2番に入ってからずっと思ってた。この曲が「Mr.Childrenの曲」であることが、もうこれだけで大きな大きなメッセージだよ。

本当にありがとう。私も、こうありたいよ。強く強く思いました。

ラスサビに入るところで演奏がやみ、逆光に5人分のシルエットが浮かぶ。
「今以上をいつも欲しがる癖に…」
さくらいさんが再びひとりでギターを爪弾きながら歌う。
「そうして歯車は回る、この必要以上の負担に、ギシギシ鈍い音を立てながら」
再びバンド演奏とともに歌われる歌詞は演奏も相まって一層胸を叩く、耳に痛さが増す。

「引き返しちゃいけないよな」「進もう君のいない道の上」
「君のいない道の上」でまたバンド演奏が抜ける。
周りの人に後押しされながら最後にひとりで決めた選択、って気がする。
最近「いけない『よな』」って歌うね。ただ1音の違いだけど、「よね」は相手(過去の自分)に呼びかけている感じがして、「よな」は歌っている今の自分、これから進んでいく今の自分に言い聞かせている感じがする。ド主観だけど。

初日の1番ではおそらくさくらいさん自身も泣いていて、時々声が出なくなることがあった。それからの公演でも、似た様子を何度か見かけた。
その度に思った。どうして今回のツアーでこのMCとともにこの歌を歌うことにしたんだろう、どうしてこの気持ちを歌うことにしたんだろうって。
10年前の周年ツアーでのこの曲を思い出すと、同じように「周年を祝う」ことに主眼を置いたツアーであればきっと今回のような歌われ方はしなかったんじゃないかって思う。30周年を越えて半世紀に向かおうとするツアーだからこそ、向かう上でなかったことにできない/したくない過去や後悔に向き合おうとしたんじゃないかって、そんな気がする。
本当のことなんてわからない。だけど、今回のこの曲で受けとったもの、この曲のときに思ったこと、どれも絶対に大事にし続けたいと強く強く思ったよ。
どうかあなたにとっても、ここで口にしたことや歌ったことが、なにかの力や踏ん切りになりますように。
そしてこの歌が、これからもずっと「今もなお一緒にいてくれる」その人たちと一緒に歌われますように。心から願ってます。



■MC3
「次にやる曲は『僕らの音』って曲なんですが……この『僕 ら』には、ここにいるみなさんも含まれていると思っています。
そう思って聴いてください。」



■僕らの音
この今日もまた、さくらいさんひとりのアコギから始まる。
……まさかのレポ的な記憶これしかないっていう……すみません……(笑)

オープニングで「今までのライブも思い出に数えてくれてるんだ、Mr.Childrenの歴史としてちゃんと数えてくれてるんだ」って思ったばかりだったからか、「前に僕らの音を聴いたのっていつだっけ」って考えてFCツアー・虹ツアーのことを思い出してめちゃくちゃに泣いてしまった……。どうして聴けなかったセトリに入ってた記憶の方を思い出してしまうんだろうね。
あの「9月」の朝に吹き荒れた通り雨に振られたかったし、虹を見たかったし、あの頃ずっと「会いたい 会えない 会いたい」って思ってた。
きっとステージ側としてはこの数年を指した「会いたい 会えない 会いたい」なんだろうってこともわかってる。だけど、だから、あの頃何度も歌詞の言葉を繰り返していた自分の気持ちと、今の会えなかった期間を経て彼らの方からこう歌ってくれているんだっていう嬉しさの両方で、もうぐちゃぐちゃに涙が(笑)

最後の「虹を見たんだそこで世界は変わった」では、ステージから虹色の照明が放たれる。
ほんとにずるすぎる……。でもそれ以上にほんとに虹を見せようとしてくれたことが嬉しいよ

それにしてもこの2曲の涙でマスクべしゃべしゃになっちゃったからライブが終わるのがこわい!(笑)



曲が終わってSEが流れるとともに、左右モニターに映像が。
空とか様々な風景が流れて、AAGのハル~and I love you間的な雰囲気。最初なんも考えず「ここで映像なんだぁ……」って思って見てたけど、よく考えるとここで花道撤収するからかぁ、また重力と呼吸のハルのヴェール回収見落としと同じようなことになってた(笑)

会場が暗くなり、真っ暗なモニター全面に光が散らされる。
こんな星空の演出を私は知ってる。



■タガタメ
未完ツアーを彷彿とさせる星空演出からのこの曲。
……未だに未完ツアーの呪いにかかってて「この星を見てんのは(ブレイク)」\はーい/の幻聴が聴こえたのは私だけじゃないよね……はーいおばさん、元気ですか……(はーいおばさんを好きだったわけではまったくない(笑))
なんだかんだでライブの思い出になっちゃってて悔しい(笑)

未完と違ってモニターに歌詞は出さず、映像ももう少し抽象的だった。
メインモニターいっぱいに立ち上がる家々のタワー、左右に切り離されていたけれど次第にくっついていく風景、抱きしめ合う人々、握手する手、コマ送りのように映し出され続けるたくさんの目、燃え上がる炎、日本の象徴であろう山をバックに広がる瓦礫の街、などなど……。
……こうして書き出すとそんなに抽象的でもないか(笑) でも、いつかと違って解釈はかなりこちらに委ねられている気がした。

とはいえ否応なしに今現在進行形で行われている戦争を思い浮かべてしまうし、「明日もし晴れたら広い公園へ行こう、そしてぶらぶら歩こう」で流れたロックダウンされた街とアルコール消毒の映像にも胸を抉られた。
この歌詞でこの映像を流すのって、考えようによっては「今はもうこの映像とは違って歌詞のとおりの日常が戻りつつあるよ」、というメッセージにも捉えられるのかもしれないけれど……その方が心を楽にして聞けるのかもしれないけれど……。でもやっぱり「この曲」で流されている以上、痛みの方を感じてしまう。それでよかった気がする。
この曲は耳に痛いもの目に痛いものをちゃんと痛みとともに差し出す曲だと思う。

「この世界に潜む怒りや苦しみにあと何度出会うだろう  それを許せるかな」
顔をぐしゃぐしゃにして、怒鳴るように歌う。耳にも胸にもビリビリ響く。

何度も痛みを感じながら、「本当にMr.Childrenらしい」って思ってた。
喋る言葉でじゃなくて、音楽で伝えようとしてくれること。
日常が愛おしいからこそそれを打ち壊す不条理に悲しみ怒るということ。
くるみの段でも思ったことだけど、「楽しいだけの30周年ツアー」にもできるはずなのに、決してそうはしないこと。
遠い国遠い時間の出来事が、今目の前の人たちの切実な叫び・姿を通して、それだけの切迫感を持ったものなのだと改めて感じさせられる。
他人事とせずに歌うことはきっと痛みを伴う、だけど彼らは誠実に真摯に、痛みに身を投じながら表現することを選ぶ。
ここに惹かれてしまうのは不純なのかもしれない。でも、どうしたってこれなんだよ、自分が信じてきたMr.Childrenは。

ラストは未完ツアーと同様に……いやそれ以上に激しく、全員が叫び奏でる。いつの間にかモニターから映像演出はなくなっていて、全身全霊で音楽を届ける4人の姿が大写しになっていて、照明も赤と白で激しく点滅していて。目に見えるもの耳に届くものすべてが、訴えてくる。
最後はどんどん激しくなる演奏と明滅がピークに達してEND。

言葉よりも雄弁で、この上なく力強くて、圧巻でした。



曲終わりと同時にモニターがまた真っ暗になって、画面には愛し合う人々の日常風景を切り取った写真が敷き詰められる。
その写真たちが徐々に集まって、モニター上部で1点の光になる。



■Documentary film
歌い出しの瞬間、モニターの1点に集まった光からピンスポがさして、さくらいかずとしひとりを照らす。

その瞬間、反射的に「パンドラの匣だ……」って思って呆然としてしまった。

前曲で混沌、厄災をこれでもかと目の前に展開した後のこの演出、もう「パンドラの匣を開いて最後に残った『光』はさくらいかずとし」じゃん……匣の底に残った希望じゃん……。
今までも「人の形した光」でピンスポに抜かれたり、「心に光ってる星を頼りに進もうか」で花道を進むところを1人だけ照らし出されたり、光の射す方へで白い衣装に照明反射させて発光したりと、何度もその人が「光」になるところを見てきたけれど、それと比にならない……。今までよりも一層重い意味を背負った「光」化だったと思います。
とんでもない……本当にとんでもない演出だと思う……。これを人の身で背負うというのですか……。

だけどそんな大きすぎる意味を光を背負いながら歌いはじめる言葉は、驚くほど「日常」に根ざしている。

「今日は何もなかった、特別なことは何も」

世界と日常とをセトリの前後で一足飛びに行き来しても、違和感がない。むしろここで日常に戻ってくるのは必然だよなぁ、こういうところも本当にMr.Childrenらしいな……と思っていました。
すべてが感情で繋がる。日常を慈しめばDocumentaly filmに、慈しんだ日常を打ち壊す悲劇に怒るならばタガタメになる。
コインの裏表。

歌い出しはほぼアカペラに神秘的なシンセの音だけがついていて、「昨日少し笑った」からバンド演奏。演奏面でも世界から日常へ、という切り替わりが表されている気がする。

左右モニターとメインのモニターの隙間を埋めるように歯車が回る映像が流れていて、2番頃に入るとメインモニターの縁どりが時計みたいになる。モニターにはずっと演奏するメンバーが映されているから、時計の真ん中にMr.Childrenがいる感じ。しかもどんどん時計に埋もれて遠くなってくよォ……切ねぇ……。
この曲の間はモニターに流すリアルタイム映像には陰影を濃くする加工がかけられていたから、より一層モニターの中のメンバーには「フィルム」感がある。
間奏からはモニターの中の時計の隙間を縫って枝葉が伸び始めて、最後にはSOUNDTRACKSのジャケットやこの曲のMVを彷彿とさせる大きな木のシルエットが登場する。
この「木」はきっとメタファーなんだと思う。「君」や「僕」が過ごした時間が育んだもの、「君」や「僕」がいなくなっても残り続けるもの、悲劇も喜劇も等しく見守り続けるもの、あるいは永続性?
ジャケットやMVを見ている時には思い出さなかったけれど、ライブのこの木にはイミテーションの木を思い出したりもしました。セトリや演出もあってより一層「日常」を思わされたからかな。



曲が終わりモニターが暗くなると、リフレク未完のWALTZ前的な軋むような音のするSE(説明下手)が流れる中、オレンジの光の集合体によって形作られた大蛇が画面を這う。この大蛇のうねりがリフレクのステージ上部のゲノムトラスみたいだったこともあって、わわわWALTZくる!?!??と思っていたら、画面上部に心臓出現。
脈打つ心臓に向かって四方八方からじわじわ鎖が伸びてきて、これはこれでスパファンオープニング映像の鎖と惑星を思い出す。

鎖が刺さった瞬間始まった曲は、始まってみればそれしかありえない曲だった。



■DANCING SHOES
WALTZじゃなかったけれど納得!!!!たしかに同じ枠だぁ……!!
イントロでは、あの特徴的なギターフレーズを弾くたはらさんがピンスポで照らし出される。
ピンスポがピンクなの、妖しくていいわぁ……清廉さの化身ことたはらさんがピンクの照明、いいわぁ…………(噛み締め)

……と思ってたらまさかの1曲まるまる照明ピンク!!モニターの色加工もピンク!!お色直ししてきたさくらいさんのお召し物もピン…ク……!?(照明の色もピンクでぱっと見わからん)
こんなステルスピンクがあっていいのか!!(笑)
この曲の間はずっと「ピン…ク…だよな……!?(疑念)」だったんだけど、次の曲になった時やっと照明がピンクじゃなくなって「ピンクだった!!(答え合わせ)」になりました(笑)

歌い方はUNITEよりも掠れやファルセットを駆使した歌い方で、全体的によりダウナーな印象。
UNITEと同じようにDo it!Do it!は全てを言わず時々省略。

メインモニターではアニメーションを流し、左右サブモニターでメンバーを映す。
アニメーション内では、手足に枷をはめられた女性が自由を得ようともがいたり、枷をものともせずステップを踏んだり、列からはぐれた蟻が人の手に捕まったり……かなり歌詞の内容を具体化する内容。未完ツアーのStarting OverやThanksgivingの日産初日のhimawariで流れたアニメーション(MV)を彷彿とさせられる……。

すんごい個人的に言うとね、UNITEのあの音楽と照明と演奏する姿でこの曲の妖しさとカタルシスを伝えきったDancing Shoesが理想中の理想すぎてね、アニメーション全面推しの演出がちょっっと自分と合わなかった……!!
いや、正確に言うとアニメーションはさておいても「サブモニターでもっと演奏する姿を映してほしかった」、だなぁ。
エフェクトでサブモニターの映像見えにくかったのと、この曲のときのサブモニターの使用面積ちっちゃかったのと、なにより顔のドアップが多かったのが、うーん!
顔ファン目線でいうとお顔見れるのは嬉しいんだけど、いやそれでもドアップが多い!顔ファンでももうちょいお顔以外も見たい!(笑)
あの妖しい音楽を紡ぎ出す手元とか、濃い影を纏ったメンバーの姿とか、そしてなによりも歌詞でさくらいさんがジェスチャーするとこ……あるじゃないですか2箇所くらい……あれを見たいのよこの曲……!!(結局顔ファン的な観点)
でも気持ちはわかるのよ、ドームのスケールで届けようと思ったらそりゃいつものみすちゅるならアニメーションを全面に押し出すさ……。たぶん消えてしまったアルバムツアー(アリーナツアー)はUNITEみたいにアニメーションなしの本人映像バージョンだったんだと思うんだ……。
でも!!ご自分たちの演奏する姿から伝わる曲の魅力というものもめちゃくちゃめちゃくちゃありますので!!このツアー中にサブモニターのカメラワークが引きになるか使用面積が拡がるかを切に祈ります……たのむ……!!
……とか言ってたらその後ツアー終盤で引きのカメラワークが増えたよ!やったねありがとう!!(笑)

そんなわけで初日はステージ上の米粒サイズの人のジェスチャーを凝視するのに全力を注いでたんですが、結局ジェスチャーらしいジェスチャーはしてくれなかったっていう……。UNITEじゃあんなに動いてたじゃないかぁ!!今回アニメーション見てほしいから!?あれはメインで撮られてたからのファンサ的なことだったんですか!?(笑)(ファンサが下ネタジェスチャーってのもどうなん)
それで2日目からモニターのアニメーションも注意して見るようになったんですが、よくよく見たら2番で過去のツアーやMVのキャラっぽいデザインがいくつか出てきていてびっっくりしました。セルフパロディだーーーー!!!!

まずは2番に入った瞬間、メインモニター上方から青い鳥が出てきてモニター下方の苦悶する女性の周りを飛び回る。
この青い鳥は未完ツアーのオープニング映像の青い鳥じゃないかな

参考:あの青い鳥(引用元:未完ツアーDVD)



苦悶する女性が被っている仮面は次々に変わっていくんだけど、この仮面がどうやら過去のツアーで登場したキャラクターたちっぽい。
確証が持てないものもあるんだけど、たぶん

・SENSEの仮面の少年
・HOMEのロボット(and I love youのMVのロボットと迷った、自信ない)
・終コンと花の匂いMVのうさぎ
・花の匂いMVの鹿
・himawari MVのメガネ&帽子の男性(最初HERO MVのクレイアニメの男性かと思ったけどメガネじゃないんだよね……)
・未完ニシエヒガシエの鳥のお面(色白かったから同じく未完のオープニングで出てくる白いハトと悩んだ)
・未完Starting Overの王冠かぶったモンスター
・エントランスマン(石像の方)

じゃないかなぁ。
雑にまとめてみたらこんな感じ。

参考:仮面の元ネタあれこれ(引用元:各ツアーDVDや公式YoutubeのCM)



結果的に半崎さんの手がけた映像に出てきたキャラクターが多い印象。もしかしてこの映像自体も半崎さんだったりするんだろうか……。
近年のキャラクターが多いな〜って思ったけどそもそも昔のキャラクターらしいキャラクターってesくんくらいか!(笑)



Dancing Shoesが終わって、次の曲が気になってそわそわ。
こういう曲1曲やったら経験上何曲か立て続けにかましてくる(「闇ゾーン」「混沌ゾーン」的な)けど今回はどうなのか……!?ニシエヒガシエ?Dance??とか思ってたら、まさかのあの曲!!



■LOVEはじめました
「ラーブハジーメマーシター♪」の音声が抜かれたイントロが繰り返される中、この曲が始まる。
ええーーーーー30周年で!?!!意外!!すごい!!選出おめでとう!!!!!!!(笑)(謎に曲に対してよかったねの気持ちになる)

さくらいさんは前曲から引き続きでアコギを持っている。
直近だと去年のワンバイワンプラスでも披露している曲だけど、前にワンマンで見たのはブラオレ。ブラオレらぶはじといえば黒フードハンドマイク、てことはらぶはじアコギらいさんけっこう久しぶりじゃない!?!!これはテンション上がるに決まってる!

イントロの間はメインモニターが赤い文字(おそらく世界中の「Love」を指す言葉)でいっぱいになる。
福岡初日はモニターを正面から見ると文字が集まってハートの形に見えたりするのかな?今日は斜めの席だからなんの形にも見えないな~……とか思ってたんだけど、あとから席が正面寄りの公演で見てもなんの形にも見えなかった……(笑)
歌い始めると、モニターは都会の夜の街に。

かなり鬼気迫った歌い方、演奏、照明で、全然違うけれどなんでかワンダのらぶはじを思い出す。「ほおーーばるぅう!!」とか、かなり感情任せの歌い方。
そんな歌い方で突入した毎度おなじみ&お楽しみの「〇〇のインタビュー」コーナー。
そろそろ長谷部来るか……!?(勝手に毎回ライブ来るorDVD見るであろう長谷部のことを考えてしまうあるある)とか思ってたら、福岡初日は

メ↑ッシのインタビュー」(※超超超ハイトーン早口)

???え!?!?!なんつった???!?wwwwwwwwww

ライブ後検索してもけっこう「あれなんて言ってた??メッシ??」っていう疑問形のレポが多かったのがまた笑えた(笑)
ちなみに長谷部はついに京セラで来ました!!おめでとう長谷部!ちょうどニュースで長谷部の活躍が報じられた数日後だったからめちゃくちゃお祝いじゃんって思ったよ長谷部!!よかったね長谷部!!

曲が進むにつれて上がっていくステージのボルテージ。それに呼応するように、間奏あたり?になるとなんとステージからボンボンボンボン炎が上がり始める。
昔も炎の演出あったけどこのタイミングはもうB’zさんからのインスパイアかしら、それにしてもあんまりにボンボン出てるから「LOVEはじめましたで炎wwwwww下からも上からも出てるぅwwwwww」ってツボに入っちゃった(笑)やりすぎでおもしろい(笑)(笑)
ちょうど初日はアリーナ超前方で参加している友人もいたんだよね。ライブの最中からこの炎前方だと熱来るのかな〜〜って気になってたんだけど、終演後聞いたらやっぱり炙られて熱かったそうな(笑)

最後は強力な白の照明が延々点滅する。これはワンバイワンの地獄のような(※褒め言葉)カメラフラッシュ演出の再来だと思った。ワンバイワンの照明ほんと大好きだったからこの本家逆輸入は嬉しいなぁ……!!
とはいえ初日の席は真正面じゃないのでフラッシュというよりは点滅する光線という趣き。逆に、ちょっと横に逸れたこの席から見ると、照明が明滅しながら少しずつ上に上がっていくのがわかってそれはそれで不気味でよかったです。(不気味でよかったとは)

こんな風にドーム公演中はパフォーマンスや演出の方に意識が行ってしまっていたんだけど、スタジアムでこの曲を聴いたとき、見え方が大きく変わった。

「この街の中で押し合いへし合い僕らは歩いてく
多少の摩擦があっても擦れずに心を磨いて行くなんて出来るかなぁ

長居2日目、胸の前で両手を拳にして握り、もどかしげに・自問するように歌うさくらいさんを見て、ここをいちばん言いたいのかもしれないと思いました。
例えばI♡Uツアーではそのツアータイトル・引っ提げたアルバムに惹かれるように愛へのクエスチョンを投げかける曲として演奏されたけれど、きっと今回は違う。
ステージと客席を3年もの間隔てさせたもの、ニュースで毎日のように目にするもの……それらの存在を否応なしに感じながら生きている今の世の中にあって開催されたツアーだし、実際に序盤のMCやタガタメの選曲にもそれらが影響しているのを目のあたりにしている。きっと、それらと呼応するのがこの歌詞なんじゃないか。
そう思ったのはツアーのいちばん最後、つまり長居ファイナルだったけれど、こうしてその日その日で歌の見え方や意味合いが変わるのも、ライブやツアーの醍醐味ですよね。



■フェイク
前曲が終わった……と思ったら不意打ちみたいに即始まったのがこの曲。
イントロなしでたはギターぎゅーーーーん!!からいきなり入ってびっくりしたぁーーー!!

モニターにはピンクと水色のパネルが敷き詰められていて、時々独りでにひっくり返る(ような映像が流れる)。
ピンクと水色といったらSENSEカラー。未完ツアーの擬態やフェイクのモニター映像でも使われていたのを思い出して、やっぱりこのカラーリングはMr.Childrenにとっては五感を司るものなのかもしれないなぁそしてたしかにこの2曲って五感の描き方としては意外と通じるところがあるんだよなぁなんて改めて思う。……ちょっと脱線。
今回の映像でピンクと水色のパネルがひっくり返るのも、今目の前にある現実(「飛び込んでくる音目に入る映像」)に対して、考え方や視点次第で自分の見え方や感じ方を変えられること……ひっくり返せることを示唆している気がする。
ライブ中には考えつかなかったけれど、この曲の時点で次に来る曲が逆転の1曲になることを示唆していたのかもしれない。

肝心のライブの最中についてはあんまり記憶が無いんだよなぁ……(笑)ほぼスポーツみたいな参加の仕方してる曲なもんだから……
ジェスチャーについていうと、3年振りでも「ホック外して」はフロントホック(けっこう激しく外したね♡)、腰を振り続けるよ」は前後じゃなくてくねらせる系でした!

あぁそうだ、Dancing Shoes~この曲(フェイク)まではさくらいさんがピンクのジャケットを着ていたはず。
永遠&フェイク披露のMステでピンクジャケットらいさんを見たときに勝手に「フェイクのピンクだ!!」って言って喜んでたんだけど、まさか同じ曲×同じ衣装カラーをツアーで見れるなんてなぁ……!それどころかもしかしてMステで着ていたジャケットそのまんまだったりする?
こういうの初めてかもしれない。これまた嬉しいサプライズ!



■Worlds end
この曲もイントロの追加ドラムなしで即始まる。いきなりガンと頭殴られたくらいのインパクト。

初日はもうとにかく「このセットリストのこの場所でWorlds endをやること」のメッセージの大きさに心奪われてしまった。

混沌とした世の中や不条理を晒け出すような数曲のゾーンの後に、浄化・昇華の役割を担うかのように披露されたこと。
今のこの世の中で、「何に縛られるでもなく僕らはどこへでも行ける」と力強く言い切り、「いま僕が放つ明かりが君の足下を照らすよ」と歌ってくれること。
全部が心強くて、光として大きすぎて。

そしてもうひとつ心奪われたのが、演出の一部に過去のライブ演出を交えてくれたこと。
福岡初日で気づいたのは2つ。
1つは、アウトロで流れる映像の中に、AAGと同じ赤バックで街を飛び回る映像と、懐かしの文字演出……「Worlds end」とか「世界」とかの文字でモニターが埋まるあの映像演出があったこと。
そして2つ目は、その映像をバックに歌うさくらいさんの「オーオオーオオー」のシャウトの音程が、AAGでやっていた「オーオオーオオー→、オーオオーオオー→」じゃなくて昔ながらの「オーオオーオオー→、オーオオーオオオー↓」に戻っていたこと。
自分が初めて行ったライブでやっていたのが・自分にとって最も「Worlds endといえば」の演出がこの文字演出やこのオーオオーオオーだったから、もうこの日は感慨で涙がぶわっと‪(;;)
何気に恋しかったんだよ昔のオーオオーオオー……。
ただ、この「オーオオーオオー」はツアーを通してまたAAGとも違う新たなバージョンに進化していきました。
原点回帰、そして新たな旅立ちのオーオオーオオーだったのね……(;;)(てきとう)

そんな初日を踏まえた福岡2日目ではもっとモニターを意識して見るようになって、他にも見覚えがあるモチーフがいくつか登場していると気づきました。下にまとめるとこんな感じ。
矢印の先が、過去にその演出をやっていたツアーなど。★をつけているものが今回の映像演出と特に似ているツアーや、直接的なオマージュ元かなと思ったツアーです。

大型の旅客機→スパファン、ポプザ2012★(、I♡U)
ビル群→スパファン、ブラオレ、重力と呼吸★、AAG★
赤いトンネル→スパファン★
赤い砂みたいなの→重力と呼吸★、AAG★
ドア→MV?★
文字→スパファン★、ポプザ2012★(、ホムスタ)
六角形の窓→ブラオレ★
空→I♡U、ホムスタ★、ポプザ2012
海→スパファン、ポプザ2012★

参考:ポプザ2012の映像演出(bloomotionより)
http://bloomotion.jp/works/works/stage-visual/worlds-end.html


アウトロでは、AAGの赤バックのビルの映像が流れたあと、ドア」を通ってから文字演出が始まる。
この「ドア」は過去のツアーで登場しないんだけど、World s endのドアっていったらやっぱりMVにいくつも登場するあの「ドア」なんじゃないかな……。実際「ドア」を通ってから過去の映像演出の再演が本格的に始まるから……。

そしてもうひとつ過去のツアーで実際に流れていないものの今回登場した映像として、「六角形の窓」がある。
文字演出が怒涛の勢いで流れた後、映像の中で「六角形の窓」をくぐり抜けると、その先に穏やかな空と海が広がっている。そんなモニター映像をバックにしてさくらいさんは「Uh Uh~……Uh~~uuh~…」と清らかなファルセットを響かせる。
今までのWorlds endで、直接映像の中に「六角形の窓」が登場したことはきっとない。でも六角形の窓っていったらもうあれしかないじゃん、ブラオレツアーの象徴じゃん。
その窓をくぐり抜けた先の海と空がこんなにも穏やかで、かなしいくらいに美しくて、そこに添えられる彼の声が本当に優しくて美しくて救いみたいで…勝手に点と点を結んで意味を見出してぼろぼろに泣いてしまいました。
そこからの公演はほとんど毎回この「六角形の窓」→「海」と「空」、そしてファルセットにやられていた気がします。

その他の演出やパフォーマンスについていうと、ラスサビ?でピアノのポロロン♪の音に合わせてモニターが赤く点灯するのにものすごくときめきました。
他の曲でも主にドラムで発生していたけれど、今回の楽器と演出がシンクロするシリーズ大好き!

おなじみの「結局腐らせて捨てる」は、福岡~名古屋初日では肩から背中側にノールック投げ、東京初日は久しぶりの横投げ、京セラは記憶なし、長居2日目は投げ捨てなし!
「分かってる期限付きなんだろう」はいつもどおり腕時計をしている体で左腕を身体の正面に持ってきてチェック。名古屋初日までは「分かってる期限付きなんだろう」のタイミングで時計チェックしてたけど、東京初日では「永遠が聞いて呆れる」のタイミングまで後ろ倒し。京セラ初日と長居2日目はジェスチャー自体なし!
やらなかったのがどっちも大阪だったんだけど、間の日産とかどうしてたんだろう……気になる……。

ものすごく主観的だけど今回のWorlds endって……なんていうんだろう、今までのWorlds endの歴史に今の気持ちを乗っけたみたいな、今までの全部のWorlds endをものすごくでっかい「今のWorlds end」で包んで差し出されているみたいな……今までのWorlds endでもありその全てを越えているみたいな、最強のWorlds endだと思った。
昔と同じ映像演出、「オーオオーオオー」から、大海原をバックにして全てを昇華するようなファルセット、そしてAAGのような最後のロングトーンへと展開していく。
そのどこまでも伸びていくようなロングトーンに、ああこの人たちは本気で「どんな世界の果てへもこの確かな思いを連れて」いくつもりなんだ、って、わかったような気がしました。

半世紀へのエントランス @4/23 福岡PayPayドーム 感想文①

遅筆でおなじみこんにちは!全部書き終わってから前書きを書いているんですがいつのまにか8月よ!ウソでしょ!
ツアーが終わってもう2ヶ月ほどになってしまいますが、30周年ツアー最初の日、そして3年振りのツアー最初の日である福岡初日公演の感想文をお送りします!

どう書くか悩んだんですが、今回の福岡初日の感想文はドーム分総括ということで福岡初日の感想+その後の他公演のこともちょこちょこ言及するにして、他ドーム公演は各公演独自の感想を書いていくようなスタイルにしようと思います。
毎度のことながら「レポ」<<<<<<「感想文」、つまり主観だらけなのでご承知おきください!
でも少しでも楽しんでいただけるものがあれば幸いです……!!


ではではスタート!





【Mr.Children 30th Anniversary Tour 半世紀へのエントランス
@4/23 福岡PayPayドーム】





3年振りのツアー、そのはじまりの日。
どれだけこの日が待ち遠しかったことか!どれだけ楽しみだったことか!
もう言うまでもないよね、みんなそうだったでしょ?
だって会場に着いたらそこかしこで「わーーー久しぶり!!」「元気だったー!?」って声が聞こえてくるんだもの。
道行く人みんなに「わかるよ(;;)」って言いたくなるくらい、この日のライブ前の会場は再会の喜びに満ち溢れてた。

かく言う私もそのひとり。この3年間ずっと願っていた再会に、開演前から何度涙目になったことだろう。時々ほんとに涙も出ちゃってたなぁ(笑)

この3年間のこと、道行くお客さんのツアーグッズの着こなし(さっき白のミスチルくんTシャツでペアルックのお客さんがいてー!えーかわいい!!)、お互いの買ったグッズや会場のこと(ところでいつヤフオクドームからPayPayドームに改名したんすか??)、今日のライブへのどきどきわくわくを分かちあっては会話に花を咲かせる。

嬉しすぎて楽しすぎて、開演前から幸せすぎて。

あぁ、私これが好きだった。ツアーってこんなだった。

Mr.Childrenに会いに来たら、Mr.Childrenを好きな人がいっぱいいて、そしてMr.Childrenを好きな大好きな人たち・大切な人たちに会える、それがツアーだった。

私今、「Mr.Childrenのツアー」に来てるんだ。

そう思って、開演前から何度も胸がいっぱいになった。

改めてだけど、この日、そしてこのツアーで会ってくれた人たちに、心から感謝をお伝えしたいです。
大げさじゃなく、自分にとってはこの再会や出会いがあったからこそのこのツアーでした。
本当に本当にありがとうね。


楽しい時間はあっという間で、開場時間を過ぎたと思ったら、あっという間に開演時間も近づいてくる。
ギリギリまで会場内外で再会の喜びを噛み締めて、いよいよライブへ。

この日の席はたはら側の少し高めのスタンド席。ステージより対面側に近い席ということもあり、ステージの全貌が見渡せる。
AAGの福岡は注釈席(ステージサイドなおかつかなり上空)だったから2日間見てもなおステージやモニターの全貌がわからなかったっけ……なんなら次の札幌で初めてさくらいさんの顔を見た記憶があるぞ……(笑)

それにしても福岡ってツアーの初日が多い気がするなぁ、自分が行った中だと未完、AAG、そして今回。
開演前に噛み締めた懐かしさには、ちょうど前回のツアー(AAG)が福岡はじまりだったこともかなり影響してる気がする。

話をステージに戻しましょ。
前回の周年ツアーことThanksgiving25はどデカい1枚のモニターのみというかなりイレギュラーなスタイルだったのに対して、今回は従来に近い布陣。
左右に小さめのモニターが1枚ずつ、中央に縦長(ほぼ棒)のモニターが13面ある状態。重力と呼吸のすのこモニターの再来って感じ!
この中央のすのこのことをこれから「メインモニター」って呼ぶのでよろしく!左右モニターのことは「サブモニター」って言うよ!

今回ちょっと違うのは、左右モニターの下にも空きスペースを埋めるようにすのこモニターが設置されていたこと、ドラムセットの上空にも屋根みたいに短いすのこモニターが設置されていたこと。
サブモニター下のすのこは左右でそれぞれ6本ずつ、屋根すのこは7本。こうしてみると今回すのこだらけのステージです。(すのこだらけとは)

花道はまっすぐ伸びて先端に正方形のステージが設けられているという従来の形態。
また、AAGみたいにメインステージ含めて床がモニターになっているという様子もなさそう。

トータルで見ると、過去の周年ツアーよりもシンプルかもしれない。でも彼らのことだしステージをシンプルにしても十二分に届くって判断のもとの選択だろうからなぁ……逆に「小道具なんていらない」と判断させたそのセトリ・ライブがどんなものなのかそわそわしてしまう…………。

……と、当時の私は書いてるけど後の公演でモニターの動きを知った今となってはシンプルなんてとんでもねぇっす。
なんであれがそうなってこうなる????意味わからん……………………(※褒め言葉)(詳しくはのちほど……)

開演前SEはおそらくまたメンバーセレクトであろう洋楽たち。
毎度のことながらほとんどの曲がわからない中、唯一キャッチできたのはOverでおなじみ(?)の「Alone Again(Naturally)」!!
ねぇこれまさかOverが来る伏線じゃないよね??これで来たら笑っちゃうんだけど!!(笑)
※まさかの翌日の伏線になる

開演時間の直前で開演前アナウンスが流れ、開演時間を過ぎてしばらく経ってまたアナウンス。
2日目以降はほぼ開演時間のとおりに始まったけれど、初日はけっこう遅れたんじゃないかな……15分くらいは遅れてそうな気がする。
洋楽SEが何度か流れて途切れてを繰り返した後、途切れてそのまま、Mr.Childrenのある曲が流れ出した。



■SE1:

ごめんなさい、この曲のタイトルは書かないことにしているので、曲名の記載なしにさせてもらいます……。

びっくりでした。会場が明るいまま流れてきたのは、弦楽四重奏にアレンジされた、私が世界で一番好きな、ずっとずっとMr.Childrenのライブで聴きたいと願ってきた曲だったから。

でも、でも!!!!(笑)
ごめん!!!!めちゃくちゃ正直に書くよ!!!!
なぜにインスト弦楽四重奏!!!!!!(笑)(笑)(笑)

なんでかこの曲、自分がライブに行くようになったこの15年間、自分が落選したライブでだけ演奏されてて、一度もライブで聴けたことがないんです。

何度聴けなかったことを思って泣いたかな、何度聴ける日を思い浮かべて泣いたかな、ほんとにもう数え切れない。
ほんとにずーーーーーーーーーっっとずっと願い続けてきて、その果てに30周年で初めて聴けたかと思ったら!!インスト弦楽四重奏って!!歌わんどころか本人の演奏でもないって!!!!ねぇこんなことある!?!!?!?!(笑)(笑)

しかもちょうどタイムリーなことに、開演前にお友達さんとの会話で「ずっと聴きたいと願ってきた曲だけどもしこれから一生聴けることがなかったとしても受け入れる」って言ってたんだよ。

言ったけど!!!!でもさぁ!?!?!!なんか……ねぇ!?!!?!(笑)普通このパターンは想定してないって!!!!(笑)(笑)
あまりのフラグ&フラグ回収っぷりに終演後お友達さんと合流したとき「逆に持ってる!!!!(笑)(笑)」って言われて笑っちゃったよ!!ほんとにねぇ!!(笑)
そんなわけで嬉しいよりも別の感情が勝ってしまった初日でした…15年の蓄積に免じてたのむからこんな感想だけど見逃してください……(笑)
でもね、初日の終演後にお友達さんの感想を聞いたおかげで2日目以降はだんだんと素直に聴けるようになっていきました。ほんとにありがたいや……。

うーんでも、100歩譲って歌わなくてもいいからメンバーの演奏聴いてみたかったな……いやでもその場合はその場合で歌って!?!?!!ってなってたんだろうな……。
結局ね……口では物分かりよく色々言ってたけどね……自分は全然諦めてなかったんだなと実感しました……。そう思うといい経験だったと言えるのではないでしょうか……。(まだオープニングなのにまとめにかかっちゃったよ)

話は戻るけれど、今回の弦楽四重奏は1番+アウトロという構成。
1番だけ流れるならインスト→ほんとに歌う、という展開もあるかもしれない……!!とちょっと期待してたんだけど、アウトロに入った時点で「あ、これはインストで終わるやつや……」と気づいてしまった……勘のいいガキは嫌いだよ……(笑)(ガキって年齢でもないっていう)
ちなみにこの後懲りずに「本編最後とかアンコール最後で歌ってくれないかな……?」→何も起こらずライブ終了→退場曲で流れて「ワンフレーズだけでも歌ってくれないかな……?」→撃沈、のコンボまでキメました。(無駄に何度も期待して失意を繰り返してる人)
数時間前に一生聴けなくても受け入れるって言った人誰……。

福岡初日はお客さんの手拍子の音量がかなり大きくてちょっと聴こえにくかったけれど、2日目以降は曲が始まってからお客さんがちょっと手拍子ゆるめるようになったおかげで聴きとりやすくなった……気がする。ありがとうお客さん……。

そのまま曲が流れ終わると、照明が落ちる。
いよいよ始まる!!!!



■SE2:Memories
メインモニターが点いて、画面にはベストアルバムのCMの「エントランス」(回転扉)と男女が現れる。オープニングでCDのCM使うのって珍しい!!今までってリフレクくらいだよね……!?
BGMは神秘的な新SE→Memoriesのイントロの繰り返し。
流れ始めた時「え、まさかのMemoriesが本編1曲目……!?!?!!」って衝撃的だったんだけど、歌が始まるかと思いきやイントロ部分の繰り返しだったからまたしても勘のいいガキになってしまった……。まさかオープニングまでの時点で2曲も本人ノー演奏&ノー歌唱曲が出てくるとは……(笑)

映像では男女がそれぞれ森の中を走っていて、回転扉にたどり着く。ふたりが回転扉に乗ると扉が回り始める。
回転する間、ふたりの背景は次々に変わっていく。都会(街)、宇宙、水中(水族館の水槽)……。このチョイスはどんな意味があるんだろう。

扉の中でふたりはお互いを求めるけれどガラスに阻まれて、さらには回転の遠心力?によって引き離される。
するとこれまたベストアルバムのCMで登場するエントランスタワーがメインモニターに現れて、CMみたいに上からスクロールするようにカメラの目線が降りていく。
石像、垂れ幕、エントランスマンの電灯……。
初日は気づかず2日目で気づいたんだけど、石像、よく見ると口パクでなにか喋ってる。
結局最終公演まで何言ってるかわからなかったんだけどなんて言ってたのかなぁ……口の動き的に私は「行くぞ」??って予想してました。

一番下にカメラが降りてくると最初に登場したあの回転扉が回っていて、回転扉を残してメインモニター(上部)が真っ暗になり、これまでのCDジャケットやMV映像がモニター上部から次々に飛び出してくる。

ここから音楽がMemoriesじゃなくて新規のものに切り替わる。弦とか金管とか木琴?の音が聴こえて、オーケストラっぽかったと思う…。木琴かわいかった。
全部のCDが飛び出し終わると、君がいた夏のMV、イノワーかアトハツアーの映像、シーソーのMVに空ツアーの特効(歌ってる映像じゃなくて特効の映像なのちょっと笑った(笑)空っていっつもこの扱いじゃない?(笑))、いっつゆーMV、終わりなき旅のMV、DISCOVERYツアーの映像、口笛MV、……みたいな感じで過去の映像が順番に流れてくる。

これ、流れてる途中であれっと思ったんだけど、全部ライブ映像か本人の姿が映ってるMVを選んでるんだ。アニメーションのMVや役者さんのみが出てるMVはひとつも選ばれていない。

ねぇ、こんな日が来るなんて想像できた?

かつて「覆面バンドになりたい」「ライブは好きじゃない、レコーディングが本業」とすら言っていた彼らが。10周年を越えて、20周年を過ぎて、30周年ツアーのオープニングで彼ら自身の映像を、ライブの歴史を流してくれてるなんて。
生身の彼らを流して、肯定してくれるなんて。

こんな「Mr.Children」になってもう8年も経つのに、未だに慣れないよ。何度でも嬉しくなってしまうよ。

映像がSENSE、ポプザ2012、ブラオレ……と来ると、込み上げるものが大きくなって嗚咽が止まらなくなった。
このあたりになるともうどれも思い出が、思い入れがあるライブたち。
参加できたものも、参加したくてしたくてたまらなかったけれど、できなかったものも。

今回のベストアルバムの収録曲を見た時にも思ったんだけど、今回のベストアルバムが初めて、全ての収録曲が自分がファンになってから出た曲なんだよね。
ずっとMr.Childrenのことを「追って」きたつもりだったけれど、いつの間にか一緒に過ごした時間も長くなってきて、一緒に過ごしてきた時間も「歴史」の一部になって、それは彼らの歴史の一部が自分と彼らとの歴史でもあるってことで。そのすべてが本当に嬉しい……。
見てるとき、こんなに難しくは考えてなかったけれど、流れてくるあのツアーこのツアーの映像を見ながら、本当に万感の想いでした。

モニター上部の映像が流れ終わると、真っ暗なステージには回転するエントランスだけが残されている。
エントランスの映像リアルすぎでほんとにそこにあるみたいだった……。
それもふっと消えて、暗い会場に照明が瞬いて。
ワンツースリーフォー!のカウントが響いて。



■Brand new planet
暗い中に突然広がる宇宙みたいな色彩の照明、宇宙みたいに浮遊感のあるあのギターの音色。からのこの曲。
もーーーーーーーーー嬉しすぎて目から涙が吹き出したんじゃないかって思ったヽ(;▽;)ノ

開演前に1曲目予想の話をしてて、「この2年間ファンにとってすごく大事な曲だったと思うから、1曲目にやってほしいなぁ」って言ってたの。何度「新しい欲しいまでもうすぐ」って言い聞かせてきた?ほんとに今日までを支えてくれた曲、約束の曲だったと思ってたから。
だからこの曲を1曲目に選んでくれたのが、「約束覚えてるよ、わかってるよ!!『もうすぐ』は今ここだよ!!」って言ってくれてるみたいでもぉーーーーーーー;;;;;;;;
ずっと泣いてたまじで……せっかくコンタクト両目入れて即効ブルーベリーも飲んだのにさ……もうぼやけるぼやける……しょうがないよ(笑)

ぼやけつつもびっくりしたんだけどさくらいさんの衣装なんかめっちゃカラフルだったな……。中が黄色をベースにしつつところどころペンキついたみたいなカットソー+青のシャツ+紫にペンキついたようなジャケット?
じぇんちゃん白のTシャツ?カットソー?に白ジャケット!!珍しい!!
なかけは黒のTシャツにジャケット!!
たはらさんは首元ぴらぴらした黄色っぽいシャツに赤紫っぽいジャケット。素材がなんかよさそう。厚そう。暑そう。いつも通り最後までその格好だったけどほんと暑くないの!?!!???!(笑)

冒頭のとおりこの日は「暗い中に突然現れた」という印象だったんですが、よく考えるとこれってけっこう珍しい。
だっていつもならステージにメンバーが上がってきた時点で、前方席のお客さんが拍手するから登場がわかるんですよ。
でも今回はそれがなかった。
そりゃそうだよな。

だって今回モニターがステージに降りてきてMr.Children隠してたんだもん(笑)(笑)(笑)(笑)(笑)

いやモニターがメンバー隠すって何???ほんとにわけわからん…今までのモニターが回転するとか傾斜するとかとはわけが違うじゃん、ついにモニターもステージに着地するとか誰が思うよ???????そんでモニターがオンステージしてる間にメンバーもオンステージしてるとか誰が思うよ?????
でもいちばん信じられないのはこのモニターの動きに気づいたのがドーム最終地・京セラ初日だったということです……。
京セラだけアリーナ席で、そこで初めて気づいたんですよね……遅い……。
気づくのが遅かったからこそ、ドームの最後の最後で気づいた瞬間の衝撃はとんでもなかったです……。どうして気づいたかも含めてこのあたりはまた京セラの感想文で書きますね。

いろいろ仕組みまわりのことを言ったけれど、この「暗い中に突然現れる」演出、すごく好きでした。
あの、聖書じゃんって思いました。
神が「光あれ」と言われた、そしてさくらいかずとしがあった……って感じ……私何言ってんの??
いやでも本当に光だと思った、人の形した光。だってずっと欲しかった希望を今ここで差し出してくれたんだから

あとこの曲を「みんな」が聴けたことがとてつもなく嬉しかったなぁ……。
UNITEで聴いたときからずっと、早く早く「みんな」に聴いてほしいって願い続けてきたんだよ。ようやく叶った(;ω;)

ほぼレポ的な話がなく1曲目が終わりますが(笑)
曲の終わりにさくらいさんがなかけ側で自分のジャケットを開きながら客席に叫んでいて、それが「もっと心解放してーー!!さらけ出してーーー!!」って言ってるみたいでものすごく胸にぐっときた……ただジャケット脱いでる途中でシャウトしてただけの可能性もあるけど(笑)

ていうか待て、ジャケット脱ぐの早すぎない???史上最速じゃないか????まだ1曲目ですよ????(笑)



さて、ジャケット脱いだ青シャツらいさんはアコギを携えて前に向き直って、ドラムのリズムに乗せて叫ぶ!!

「覚えてる!?!!
この感じ覚えてる?!?!!
Mr.Childrenです!!!!」

この時叩き始めたドラムの感じでもう「ゆすふるだ!!!!あああああ;;;;覚えてる;;;;覚えてるよぉ;;;;;;;;」って泣きながら飛んでたヽ(;▽;)ノ
わん、つー!わんつー!なくてそのまま!!



■youthful days
あーーーーーーーーー;;;;;;;;(ずっと泣いてる)
泣くような曲じゃないのに!!嬉しすぎて涙が!!止まらん!!
ゆすふるを選んでくれたことが嬉しい、通じあってる……ゆすふるが好きって察されてる……ゆすふるで重ねてきた時間を信頼されてる……この楽しそうな俺たちを見てほしい……。

この曲はなかけがオレンジくん、たはは青テレ……?たはの方に自信がない……!!
照明が黄緑だったくらいしか覚えてない!!でもけっこうモニターで色が弾ける的な演出は凝ってたような。だからまさかここが日替わり曲枠だと思わなかったんだよなぁ〜〜!!

アコギを持ちながらも「急いでっおいで!」とか「かんぱーい!」とかいった懐かしのジェスチャーをやってくれるのが嬉しいのなんの。こっちも負けじとかんぱーい!
ついでにこっちはとっくに本人やってない「ほうようとー!キースでー!!」(byシフク)もやります。またいつでもやってくれていいんだよ♡

「あいごっとばっくゆーすふるでーいず♪」のコーラスは今まで披露した中でいちばんメンバーの声がしっかり聴こえた気がします。
モニターにも一人ずつ抜いてくれてカメラさんありがとう!!!!メンバーが歌ってるところもなんぼ抜いたっていいですからね!!


次の曲勝手に雰囲気で擬態か!!?擬態か!?!!?!(めちゃくちゃ来てほしい)って思ってたら!!



■海にて、心は裸になりたがる
そっちかーーーー!!!!でもこれ正解ってことでいいんじゃない?どっちも海ソングじゃんね!!!!(雑)

始まってすぐ気になったのが、この曲のたはらさんのギター。
今までライブで見たことのないボディが黄色いテレキャス(っぽいギター)。
その色と見た目に、まさかラママチルワーの黄色テレキャス……!?と内心大盛り上がりしてました。
だってもしそうだったらやばくないですか??結成当時を思わせると本人たちも言っていた楽曲で、アマチュア時代に使っていたギターを、って!!ずるすぎる!!まんまとエモい!!
結局その後機材に詳しい方の見解を見たところ、ラママチルワーのとは違うNewギターとのことだったんだけど、でもこの曲で黄色いギターっていうのはやっぱり敢えてだったと思うんだよなぁ……。だってたはらさんだもの。
Thanksgivingの開演前SEに94年のスペシャルコンサートのオープニングSE(Baby Elephant Walk)を選んだこともあれば、今回のツアーの開演前SEにもアローンアゲインを選んだりもしている。
過去を踏まえたアプローチをしてくれる人だという気がしてます。

イントロから曲本体に入るとじぇんちゃんがにこにこで手拍子を煽る。
隙あらば手拍子を煽ってくれるこの感じ、あー懐かしい!!愛しい!!3年経っても変わらない見慣れたじぇん仕草!!(※今名前考えた)
それに応えて即座に会場に広がるお客さんの手拍子にも、この曲が重力と呼吸・AAGの2ツアーを経て定番曲への道を歩み始めてることを実感したなぁ。

「3年経っても変わらない」がある一方、3年経って謎の進化を遂げたのがさくらいさんのパフォーマンス。……謎の、って失礼だけど、しょうがない……ほんとに謎だから……(笑)
今回の海にてでは1番2番でそれぞれたは側・なか側のステージサイドまで行ってパフォーマンスするさくらいさん。歌ってる間、随所で今まで見かけなかったパフォーマンスが展開されます。
まずは「画面の表層に軽く触れて」で人差し指で画面をなぞるジェスチャー。これはわかる!歌詞のとおりだし!
他の会場では人差し指つつ……って感じだったけれど、福岡初日はたは側のステージサイドで画面スクロールするように人差し指すいすいしてました。かわいい!!

で、そこから特になんも考えず楽しく1番聴いてるじゃないですか。
そろそろサビだな!ってわくわくしながらBメロ終わりに差し掛かるじゃないですか。
さくらいさん「僕の影が砂浜で踊ってるぅ」って歌うじゃないですか。
したら突然さくらいさんとんでもない動きで(失礼)両手&片足上げダンス披露するじゃないですか。

いやっ……え!?!!  えええええ?!!?!!?!!?!wwwwwwwwwww

えっ!?何その動き!?!!?!!いや……え?!!?!
3年前やってなかったじゃん!?!!?!どうしたの急に!?!?!3年の間に何が!?!?!!?(笑)

このツアー期間中最も物議を醸したワンシーンだったと思います……。今までのツアーでこんなに謎の話題性をかっさらったダンスがあっただろうか……つまりこれが半世紀へのエントランスってこと……??(どういうこと?)
それとこのおもしろダンス、福岡初日でだけ披露されませんでした。それもなんで????(笑)

と言いつつ個人的には福岡初日の「僕の影が砂浜で踊ってるぅ」の控えめなダンス&演出もすんっっっごく好きでした!!
福岡初日の「僕の影が略」はたは側のステージ先端だったんだけど、場所がステージ先端だからバックのアリーナの壁に丸いスポットライトとその中でるんるんかわいく踊るさくらいさんの影が映ってたんです。つまりほんとに歌詞のとおり影が踊ってる!!
こういう歌詞とリンクした演出大好きなのでほんとに感激でした。あれ映像で残してほしいなぁ……残るのどう考えてもおもしろダンスの方だけど……(笑)

おもしろダンスからサビになだれ込むタイミングで、じぇんちゃんがダカダカダカダカドラムを畳み掛ける。
このダカダカの音に合わせてメンバー頭上の屋根すのこモニターが青と白に点滅するのも好きな演出のひとつでした。楽器の音に合わせた照明とか映像の変化大好き!!
そうして入ったサビでは、さくらいさんが腰を左右にフリフリしながら歌う。それも3年前やっていなかったですよね……??本当にこの3年間で何が……(笑)

記憶が曖昧なんだけど、初日は「全部把握したつもりでいても」のあとのテーレーレーレー♪(ギター)に合わせてたはらさんがギター左右に振ってた気がする……。うーん自信ない……別の曲かな……??
実際別の公演ではinnocent worldでやってたから記憶違いの可能性あるんだけど、この日だけ海にてフリフリの可能性もあるからここに残しておきます!
いずれにしてもすんごいかわいかったからこれからもずっとやっててほしいなぁ〜〜!!

みんな大好き&おまちかねのスーパーナカケータイムは嫌なやつだと考えていても実はちょっぴり気になっているよ(略)のにじり寄りから、

さく「なかけー!」(マイク差し出し)
なか「おーー→おーーーー→!!!!」(超必死顔)

全力で音外したwwwwwwwwwww
でも外したのは参加した限り福岡初日だけでした、えらい(◜௰◝)

全公演はっきり見たわけじゃないけれど、さくらいさんがなかけの肩に手を回してる日も何度かあったはず。あと「今心は裸にー!!なりーたーがってーいるよーー!!」のとき2人のバックのモニターで下から上に湧き上がるような映像が流れてたのが地味にツボでした(笑)
こ、心が裸になりたがってるエフェクトじゃん……!!(笑)

初日は気づかなかったけど、今ツアーでは一貫して「実は前から』気になっているよ」に歌詞変更してたっぽい。
なんだこのさりげなくもいじらしい歌詞変更は!!ちょっぴりじゃ足りないんか!!かわいいな!?!!(笑)

アウトロの\オイ!オイ!/は3年前と違って声を出さずにエアーで。
声が出せなくてもこんなに熱く&暑くなれるよーーーー!!ステージに伝わってるかなぁ!!



前曲から引き続きドラムがリズムを刻むまま、さくらいさんが次の曲に向けて声をかける。
全然途切れさせないね!?怒涛だね!?!!

「最高だ福岡ー!!
次にやる曲は僕らの曲でもあるけれどみんなの曲、みんなの胸に流れてるメロディー!」的な……。
(記憶飛びもうした)(翌日ちゃんと覚えようと思ったのにMCどころか曲ごとぶっ飛んで笑った)



■innocent world
さくらいさんのトークとバックの音で「うわ!!え!?!!もうここで!!!!来るの!!!!!!」ってドキドキドキドキ胸が高鳴ってからのこの曲ヽ(;▽;)ノ
ここでくるんかーーーーーーーー出し惜しみしねぇヽ(;▽;)ノ
DTR聴いてた時には「次のinnocent worldは入りのギターと歌い方の変化ちゃんと聴こう……!」って思ってたのにね、だめですね。楽しすぎてなんもわかりませんでしたね(笑)

「さくらいさんが全部歌ってるinnocent world」なのにあんまりそう感じなかった、全然1人で歌ってる感じしなかった。なんて愛しいんだろうこの会場の一体感……。
福岡初日も含めほとんどの公演でスタンド席からの参加だったんだけど、スタンド席から見たこの曲のサビの光景が本当に大好き。
センターステージで客席を見回しながら歌うさくらいさんと、その周りを埋め尽くしながら左右に振られる手、手、手!
この光景が見たかった。この3年、ずっとまたこの光景が成ってほしいと思ってた。早く彼らにこの光景をあげたかった。
これが「愛に満ちた季節」じゃなかったら何がそうなんだろうって思うくらい、愛のキャッチボールが可視化された光景。声が出せなくても関係ない、通じあってるんだと確信できる時間。

ラスサビでは「いつの日もこの胸に」を心の中でー!って振ってくれたねえ。またしても歌詞と状況が一致していて、ほんとにずるい。まんまとぐっときてしまう。

初日の間奏ではさくらいさんがリズミカルに横歩きならぬ横走り(カニ歩き的な)してたはらさんに駆け寄ってた気がする……。
曲違ったらごめんね、とてもゴキゲンでよかったです(笑)



■MC1
怒涛の曲ラッシュが終わって、ようやく初めてのMC!

「改めましてMr.Childrenです!(拍手!)
知ってます!声、出せないんですよね?マスクしてるんですよね?
みなさんの声を出したい、一緒に歌いたいって気持ち、わかってます!今日はみなさんの分までステージ側の僕らが声を出すので!!最後までゆっくり楽しんでってくださーい!!(拍手!!)」

さて、ここからが問題。

「Mr.Childrenがこれまでに発表した曲は、219曲あるそうです。(うんうん)

今回その中から1曲でも多くやりたいと思って選んできました。(うんう……)

なので、今日しかやらない曲もあります。」

はい??????

えっ……はい????????(二度見)
今日しかやらない??つまり日替わり???

ここでめちゃくちゃ動揺してその後どう繋いだかまったく記憶ない…………………………………………。
ちなみに福岡初日は総曲数「219曲」って言ってたけれど、本当は「241曲」だったそうな。初日からそんな間違いある??(笑)
福岡2日目のMCで241曲って聞いたときは逆に2日目の方が間違いかと思ったよ!!(笑)

「次にやる曲は、デビュー間もない頃に書いた曲です。その頃考えていたことといったら、音楽のことと、ほぼ、異性のことでいっぱいでした(笑)
次の曲は、初々しくて、痛々しくて、そして図々しい恋の歌です。当時の気持ちを思い出しながらお届けするので、みなさんも当時の恋を……や、今現在進行形で恋してるという方は今の恋を思い浮かべながら(笑)聴いていただけたらと思います。
この曲です。」



■Replay
初期の初々しくて痛々しい恋の歌!?!!LOVEか!?my lifeか!?!!って思ってたら!!ちょっと!!うーらんらんじゃん!!!!!!!!!!!(センスタのたけぴコーラスが未だにツボな人間)
……って思ったのに参加した全公演でうーらんらんのコーラス聴くの忘れた……(笑)
ついでに原曲サビのタンバリンどうするのかな!?とも考えてたはずなのにこちらも見事に聴きそびれ……。なんで曲が始まった時は聴こうと思ってたところ、曲の間に忘れてしまうの……永遠のミステリー……

歌い出しの「はぐれた時間の隙間ならきっとすぐ埋まるよ」3年振りのツアーの初日にぴったりすぎて……ほんとにずるいです……。
「離れていても変わらぬ想いを」「時が流れてもdon't change your heart/And keep loving you」とかも、まさに今このライブを通して確認している想いそのまんま。
Replayってこんなにしみじみと喜びを噛み締めるような曲だったっけ、センスタで聴いた時はきっとこうじゃなかった。
「今」聴いているからこそ、「今」歌われたからこそ心に引っかかった言葉たちだったんだと思う。

声のことでいうと、やけに「この曲こんなにキー低かったんだ……!?」ってびっくりした記憶があります。
昔の声の方が声質的にハスキーだったのに対して今の声がかなりクリアだからか、より一層キーそのものの低さが強く感じられたというか。近年こんなに低音ばかりの明るい曲を聴くことも少なかった気もする。
あとこれは本当にド主観なんだけど、今のさくらいさんが歌うのを見てたら3年目のカップルの倦怠期っていうよりやっぱり30年目感というか、you make me happy的な成熟した恋愛って感じがして、この感覚の違いが面白い(笑)
どこからそう思ったんだろ、歌声に危うさがないっていうのが大きいかもしれない……。
とにかく随所に今と昔のコントラストを感じた1曲でした。



■Any
びっっっっくりした、ここでこう来るとは……。
Any、本当に好きな曲で、今回のツアーでもすごく聴きたいと思っていた曲のひとつでした。
……なんだけど、いざ来るとびっくりしてなかなか実感が(笑)なんてもったいなァい!(曲違)

現実味がないままモニターを眺めていたんだけど、今回の1番Aメロのカメラがずーーーーーっと長回しで、スタンドマイクで歌うさくらいさんを上手側から少しずつズームアップしていくカメラワークだったのが印象的でした。
カメラがその歌に・歌う人に釘付けになっているのが可視化されているような、心象風景そのまんまみたいなカメラワークで、すんごく好きでした。自分が参加したドーム公演では全てこのカメラワークをやってたので、大切にされていた演出のひとつだった気がしてる。
演出でいうと、2番のフラッシュのように瞬く照明もすごく好きでした。真実を明るみにするかのような、告発するかのようなあの光が、痛い真実を差し出す2番の歌詞と相まって、強く強く心に焼きついています。

たはらさんは黒シンライン、なかけはリッケンといういつものAnyの布陣。リハ写真で黒シンラインとリッケンの組み合わせを見た時にもしかして……!!と思っていたのが的中した形でちょっと嬉しい!
サンギビのときは交差点信号機……の前に4小節か8小節演奏を追加していたけれど、今回はすぐ入ってた。かなり原曲そのままに近いAnyだったと思う。

Anyを歌っている時のさくらいさんって不思議で、曲の最後、笑顔ではなく険しい顔をしているときが多々ある。Thanksgivingのときもその1つ前のヒカリノアトリエツアーと違って険しい顔だったから、どんな気持ちなんだろうって思ってた。
今回も険しい顔で終わって、そのことを思い出した。
でも今になって思うと、次の曲に込める気持ちをもうこの曲の時から抱いていたのかもしれないね。2番の頭とか……。




←つづきます!

UNITE #01@大阪城ホール9/18(B'z感想文&ミスチルクイック感想文)②



・アンコールMC
さて、ここからアンコールです!

再登場した稲葉さんが本編でのお客さんの拍手に「拍手で色んな感情表現できるんですね〜」とお褒めくださりました(笑)
このときマイク両手持ちでちょっと首傾げてたのがめっっっちゃくちゃかわいい!!!!配信で残してほしい!!!!みんなに見てほしい!!!!2日間やっててください!!!!!!!!頼む!!!!!!!!
稲葉さん、このMCに限らずライブ中何度かマイク両手持ちされてました。普段からこの持ち方されてるのかな?
たいへんかわいらしいので、末永く続けてください♡

あと、ここでメンバー紹介してましたかね?
サポートメンバーのみなさん、松本さん、と来て噂どおりほんとに稲葉さんの紹介がなかったので「ほんとにないんだーーー!!」って謎に嬉しくなりました(笑)



一緒にUNITEに参加したMr.Childrenへの感謝の言葉の後、「さくらいかずとしーーーー!!!!」の呼び声で稲葉さんが桜井さんを呼び込んでくれました。
桜井さんはUNITEのコラボTシャツ着て登場!!
嬉しそうすぎてなんか駆け込んできた瞬間「柴犬!!」って感じ……(笑)


桜井「B'zさん、初めてなんですよね!?!!?(←一瞬文脈わからなかった)(勢いがすごい)」

よく見たら桜井さん、姿勢も物理的に前のめりになってる(笑)

稲葉「!?  そうですね、B'zの曲を誰かとやるのは初めてです!」

桜井「やっったぁ!!!!!」(声デカ)(嬉しそう)(かわいい)

稲葉「だから『桜井の前に道はない、後に道ができる』!ですよ!!」

桜井「そして後にTERUが続くんですね!?!!」

稲葉「……いや、わかんないですけど!(笑)」

桜井「(笑)(笑)  やんなくていいよやんなくていいよ!!(笑)」

ちょっと!!!!!!!(笑)

稲葉「(笑)(コラボ曲は)選んでくださったんですよね?」

桜井「はい!選 ば せ て い た だ き ま し た っ!!!!
さまよえるっ!!蒼い!!だんがぁーーーーん!!!!



・さまよえる蒼い弾丸 with 桜井和寿
お恥ずかしながらはじめましての曲だったんですが、稲葉さんも桜井さんも本当に楽しそうで、それぞれの歌声も相性も素晴らしくて、本当に圧巻の1曲でした!

とにかく桜井さんのテンションがほんっっとうに高い!
イントロ始まる前からフライングでちょこっとぴょんっとしたと思ったら、イントロですんごい謎のダンスしてました(笑)
両腕突き出して腰と逆側に捻るダンス……だったんだけど、これ説明してもわけわかんないな(笑)
(具体的にはThanksgiving25のドーム編のランニングハイのイントロの動きを早くした感じ。これも映像化してないから伝わらない!!ドーム編映像化してくれよぉ〜〜!!)
その他にもエネルギーがありあまっている!という様子でそこらじゅう駆け回ったりぴょんぴょんしたりしてました。見てるだけで嬉しいの伝わってくるよ〜〜!!駆け回る蒼い柴犬〜!!

あと、久しぶりに感情のおもむくまま遠慮なしに誰かと歌う桜井さんを見た気がして、それも嬉しかったです。
コラボによってはコーラスで支える側に回ったり相手を立てるために制御したりもする桜井さんが、こんなにも思いきり声をぶつけてるのを見られたのは、相手が稲葉さんっていうこの上なく「強い」ボーカリストだったからじゃないかな。
実際稲葉さんと桜井さんの声、お互いまったく打ち消されずガンガン響いてた!!

極めつけはラスサビで、ふたりがそれぞれプロンプターに上がって一緒に歌う!!
聴覚に加えて視覚で「日本のツートップ」が具現化された感じで、思わず心の中で「すげ〜〜〜〜〜!!!!」って言っちゃいました。
すごいよなにこれ、ほんとに日本のツートップがツーでトップに立って歌ってる!!!!!!!!ほんとのツートップじゃん!!!!!!
(↑現地ではめちゃくちゃ興奮したけど今文字にするとめちゃくちゃバカっぽい感想)

最後は桜井さんがプロンプターから飛び降りて〆!!
このとき桜井さんが稲葉さんにぶつかりかけて稲葉さんがとっさによけてた気がする(笑)
(桜井さん興奮するとよくぶつかり未遂やるね……ウカスカ春の歌とか……(笑))

桜井さんは片手片足あげてゴキゲンなポーズで「ありがとうございましたーーーーー!!!!」と言ってから去っていきました。
あまりにゴキゲンでかわいかったのであのポーズでアクスタ作ってほしい……。



・ultra soul
ぜっっっったい聴きたかったちょーーー嬉しいやったーーーーーーーーーーーーーーーヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ
桜井さんがライブでカバーしたことがあったので、コラボするんじゃないかと予想してた曲その2!!
でももうイントロ流れてきた瞬間全部ぶっ飛んだ!!!!

音がいっぱいあって楽しーーーーー!!!!!!!!
曲かっこいーーー!!!!楽しーーーーー!!!!!!!!
歌気持ちーーー!!!!楽しーーーーー!!!!!!!!!
……って感じのIQ3くらいの感想で頭が埋め尽くされちゃいました。
とにかくほんとにほんとに楽しかったです!!!!

イントロで稲葉さんが何度も「あそこはジャンプ!あそこはジャンプ!」って言ってました!!
初心者でももちろん分かりました、「あそこ」!!いちばん楽しいところ!!
ステージから出る「ハイ!!」の声に合わせて思いっきり腕突き上げながら跳びました。たぶんこの曲のジャンプがこの日いちばん高かった(笑)

最後の繰り返しのジャンプでは自然と周りの客席に目がいってました。
当たり前だけど、隣のおじさんも前の席のおにいさんもみんな思いっきり跳んでる。そんな光景が嬉しくてたまらない。
周りのお客さんも含めてライブ、みんなで参加するのがライブだよね。

こんな光景みんなに見てほしい。こんな想いみんなに味わってほしい。

どんなグループでもどんなライブでも、またこんな光景が以前のように見れるようになりますように、誰でもみんなこの光景を見れますように。
たまらなく楽しい曲の終わりに、改めて思わずにいられませんでした。



最後の曲が終わると、Mr.Childrenも呼び込んで記念撮影タイム。
あっ桜井さんコラボTシャツ着て出てきた!!ジェンも!!ナカケーも!!そして田原さん……は……やっぱり着てない〜〜!!!!ブレない!!!!(笑)
いつも通り、そして久しぶりのこの感じが本当に懐かしくて愛しくてたまりませんでした。
ちなみに2日目は田原さんもコラボTシャツ着ていたそうですね??奇跡?????

2日目はバックスタンド側を背にして撮影したそうですが、初日はアリーナ席を背にして記念撮影!
ステージ上のみなさんがどこに立とうどこに座ろうとわちゃわちゃしている間、さっとプロンプター2つの間に入ったジェンが客席を振り返って表情とジェスチャーだけで「あらみなさんどうも♡お尻向けちゃってごめんなさいね♡(口に手あてておほほ)でもこのお尻かわいいでしょ♡(ぷりっ)」みたいなことしてました。あ〜〜〜〜〜〜もうこういうとこほんとに鈴木英哉さん……人一倍周りを見ていつでも楽しませようとする……ほんっと鈴木英哉さん……好きです…………。


B'zチーム&Mr.Children、B'zのおふたり&Mr.Childrenで何回か撮ってから、ステージにはB'zチームだけが残る。
ここで稲葉さんが音頭をとって「せーの、(バンザーイ)!!」みたいなことをしたんですが、どうすればいいのかわからなくてとりあえず隣の人チラ見して両手わーーっと上げました(笑)
終わってからTwitter見たらここはいつも「オツカレー!!」ってやってたんですね。予習が足りん!不覚!!(笑)


最後はサポメンさんもステージを後にされて、稲葉さんと松本さんの挨拶。
稲葉さんが松本さんにマイクを向けて、その状態で話されてたのにほっこりしました(笑)
松本さんの声、渋いのかなと思ってたら意外と高くてかわいらしい……。
ただ、マイクがちょい遠かったのか音が小さくて聞き取れなかった……すみません!!配信では正座して聞きます!!(笑)

「UNITE」の音源が流れる中、おふたりは退場。
曲に合わせて自然に生まれた手拍子がまたあったかくて、こうやって終わるライブが本当に懐かしくて嬉しくて……最後の最後まで心動かされっぱなしでした。


楽しい時間はあっという間。
でもこの楽しくてあっという間の時間を守るために、どれだけの時間、労力、心が尽くされたかは計り知れない。
参加した私たち以上に気を張ってこの日に臨み、そして最高の夜をプレゼントしてくださったであろうステージのみなさんに、会場で言えなかった分ここで言うよ!

オツカレー!!ヽ(;▽;)ノ

B'zさん、サポートメンバーのみなさん、スタッフのみなさん、まずは1日目、本当にお疲れさまでした!!
本当に本当にありがとうございました!!!!





■Mr.Children
そしてそしてここからはお久しぶりのMr.Children!!
こちらはクイック感想文ということで、全体の所感という形で残したいと思います。
1曲ごとのレポ(感想文)はまた今度別記事に!

B'zさんも2年振りの有観客ライブだったそうだけど、彼らもまた2年振りのライブ。
それだからか、ライブが始まって真っ先に感じたのが「本っっっ当に嬉しそう!!」、でした。

会場に入ってきてすぐ両手を広げて天井を見上げて拍手を浴びていた桜井さん、その後ろで同じく噛み締めるようにスティックを掲げていたジェン、ライブ中何度も客席に目をやってははにかんでいたナカケー、目を細めて会場を見回していた田原さん……。
もうね、メンバー全員の表情やふるまい、そこかしこから「お客さんに会えて嬉しい!お客さんの前でライブが出来て嬉しい!」が滲み出てた。
だから見てるこっちもそれを感じ取る度に、「あ、今、Mr.Childrenがお客さんの前でライブしてるんだ」って何度でも実感したり、「本当によかったね、嬉しいね、」って心の中で勝手に話しかけてしまったり……最終的にはモニターに映る桜井さんの肩越しに客席が映り込むだけで泣いたりしてました、訳わかんない(笑)
でもきっとB'zファン方もB'zファンの方で、稲葉さんや松本さんの様子に同じような感情を見つけたりしていたんじゃないかな、って気がしてます。


今回のステージはバックスタンドまで開放してステージをぐるっと囲むようにお客さんを入れるというものだったんだけど、それもまた桜井さん嬉しかったんじゃないかなぁ。
バックスタンドはB'zさんでは珍しくないみたいなんだけど、Mr.Childrenのワンマンではほとんどやらないし、近年では桜井さんがソロでイベント参加するGolden Circleくらいだものね。
桜井さん、何度もバックスタンド側の通路を楽しそうに駆け上がったり、お客さんを指さしたりしてました。
……と言いながら、単に花道ない会場でもここなら走り回れる!!っていう喜びの可能性もある気がしてきた(笑)(※いつものミスチルワンマンだとだいたい会場中央に花道がある)


Mr.Childrenのライブそのものの感想っていったら、まずはもうセトリですよ。
セトリさぁ、後半私会場で頭抱えちゃったよ!(笑)

少し脱線するけれど、私はこのライブが始まる前にずっと2012年のMステスーパーライブのことを思い返してました。

2012年のMステスーパーライブ、ご存知ですか?
B'zさんもミスチルも出た、ミスチルにとっては20周年記念イヤー最後のMステ出演です。
そのときの両者の選曲があまりに対照的で、未だに「B'zとMr.Children」と聞いたときに真っ先に思い出してしまうんです。

ミスチル、「常套句」1曲だけやったんです。
年末最大の民放の音楽番組だよ?20周年最後だよ?でもニューアルバムのシングルじゃないバラード曲を1曲だけやったんです。
他のミュージシャンの方はだいたい大ヒット曲(+最新曲)とか盛り上がる曲をやっていて、B'zさんも「愛のバクダン」と「イチブトゼンブ」を披露していた。
(だから今回このどちらかの曲が来ないかなぁと気になってたのでした。結果「イチブトゼンブ」を大阪、「愛のバクダン」を横浜で披露!「愛のバクダン」をこのMステぶりに配信で見れるの、楽しみにしてます!!)

今でも覚えてるけど、テレビ越しにB'zさんのステージと盛り上がる客席を見た私は、「普通ぜっったい『これ』だよなぁ!!!!」「なんでミスチル新曲のバラード1曲で勝負したの……??ミスチルだって往年の盛り上げ曲あるのに……そしたら絶対盛り上がったのに……」という疑問と謎の悔しさでいっぱいになってました(笑)

今ならわかる気がしてます。
Mr.Childrenはなによりも最新曲を届けたいバンドで、最新曲への自負ゆえの選択なんだと。

ちょうど2020年末に最新アルバム「SOUNDTRACKS」をリリースしたときのテレビ出演も、まさにその姿勢が顕れていたんじゃないかな。
2020年末の彼らは音楽番組に出る度ほぼ毎回別の最新アルバム曲を演奏し、極めつけには12年振り2回目の紅白歌合戦でノンタイアップのアルバム曲「Documentary film」を披露した。

だから、最新曲連発のセトリになる可能性もあるだろうなぁと思ってはいました。

でも……でも!!やっぱり対バンだとお相手のグループのファンの方の盛り上がりとか気になっちゃう!!
やっぱり喜んでほしい!盛り上がってほしい!……ぽかんとさせてしまうのは申し訳ない!もちょっとある(笑)
それに今のMr.Childrenの「新曲」ってそれまじのまじで1度もライブでやってない曲たちだから、初めてはやっぱりワンマンにしてほしいな……みんなが行けるライブがいいな……とかも思ってたし。


そんなこんなでドキドキも抱えながら参加したこのライブ。セトリの前半は、桜井さんの序盤のMCのとおり。
今ここでライブを出来ることへの喜びや感謝、隔てられていても心は繋がっているよというメッセージ、きっと会場の多くの人が知ってくれているであろう新旧のシングル曲たちで喜んでほしいという想いが込められたセトリ、パフォーマンスだったと思います。
人懐こい表情や語りかけるような歌い方にも、そんな想いが表れていたんじゃないかな。

ファン目線でいうと、今まで何度もライブでお客さんとコールアンドレスポンスしてきた「Tomorrow never knows」、大サビでお客さんに歌を任せて別パートを歌ってきた「GIFT」、多数決とって歌いたいお客さんが多かったら1番まるまるお客さん歌唱担当にしたことがある「口笛」、この3曲を選んだのはもうずるい。
あまりにコミュニケーションの記憶が濃い3曲を、「声が出せなくてもここまで通じ合えるよね」って確かめるように敢えて披露するって、どんな涙腺耐久レースですか(笑)
以前の幸せすぎたキャッチボールをめちゃくちゃ思い出したし、声を出せなくてもちゃんとキャッチボールできているのが伝わってきたし、単純に恋しかったしで、も〜〜〜〜〜……本当にやめてほしい……好きです……。


セトリ前半の最後には、B'zさんとコラボして「Everything(It's you)」を披露。
90年代っていういちばんB'zとMr.Childrenが「別々のトーナメントで闘ってきた」と言えるであろう時代の、ギターソロのあるロックバラードというこの上ない選曲!!
ずるい!!こんなの「正解」以外のなにものでもない!!(笑)

色んな方が言われてましたが、ほんとに冗談みたいに稲葉さんが歌うとそこだけ完全に稲葉さんの歌になってたし、松本さんが弾くと完全に松本さんのギターになってました。
主演奏はMr.Childrenだしコラボなはずなのにもはやカバー!!B'z色が覆ってる!!アクリルガッシュ!!って感じ!!(Mr.Childrenは透明水彩)(?)

きちんとした感想はまた別の記事で書こうと思いますが、稲葉さんが歌い始めた瞬間1人挟んでお隣の女性の方(おそらくB'zファンの方、そのあとのB'zさんで踊りまくってた!)が身体を折り顔を覆って何度も嗚咽するように肩を震わせるのが目に入って、それが何より胸に熱かったです。
この曲が発売されて24年、ついにB'zとMr.Childrenが同じステージに立ってるんだ、同じ歌を一緒に歌って奏でてるんだ、って、いちばん実感させられました。
曲が終わった時もその方はめいっぱい強く拍手されてました。それがまたさらに嬉しかった!
一緒に喜びを分かち合える喜び!!


そしてコラボの次の曲からが後半戦。
冒頭で言ったとおりも〜〜〜頭抱えた(笑)
「あああああ〜〜〜やりやがった〜〜〜〜!!!!wwww」「ね〜〜うそでしよ後半入ってから何曲やってもシングルが来ないwwwww」「ロックなセトリって言ってたけどこういう意味のロックじゃないでしょwwwwww」とかもう脳内でめちゃくちゃ喋ってたよ、お客さんの反応もやっぱりめちゃくちゃ気になったよ(笑)
でもね、たしかにそんな思考もあるはずなのに、いざそんなMr.Childrenを目の当たりにすると嬉しくてたまらなかった。

だって、やっぱりMr.ChildrenはMr.Childrenだった!

恐れ知らずでチャレンジ大好きで、仲良くしたいって言いながらやっぱりどこか負けず嫌いで、最新の自分たちの音楽を信じていて自負していて、変なところでサービス精神があるんだかないんだかわかんない、だけど絶対に音楽を伝えるんだっていう情熱と愛情に満ち満ちた、あのMr.Childrenだった!
それがもう、どうしても嬉しかったよ。

B'zファンの方たちにはやっぱり正直親切なセトリではなかったと思います。たぶんヒット曲や盛り上げ曲ドッカンドッカンのセトリを期待した方もいたと思います。
ここの文章書いてる今はまだ配信前だからコラボ曲以外の感想をあまり見かけないこともあって、新曲パートの感想どうだったかな……!?とどきどきし続けてます(笑)

でもね、いちファンの主観だけど、Mr.Childrenは間違いなくUNITEというステージをものすごく大事にして、とてつもなく本気で挑んでいました。本気だからこそこのセトリ、この演出だったと思います。

Mr.Childrenがセトリ後半で演奏した曲は、ほとんどが最新アルバム・1つ前のアルバムからの選曲でした。
先ほど書いたとおり最新アルバムがリリースされたのは昨年(2020年末)で、このライブは彼らにとって約2年半振りのライブ。
つまり、最新アルバムから選ばれた曲たちは、“生まれて初めて”お客さんの前で鳴らされた。
紛うことない「最新のMr.Children」でのライブだったんです。

今までにやったことのない曲を対バンで、しかもこの情勢下でやるのって、そう簡単ではないと思うんです。
アルバムレコーディング以来初めての演奏、既存曲とは違って照明を含めた演出の型も今から初めて考えなければならない。きっと実戦的なリハーサルもそうたくさんは行えないとわかっていたはず。
なによりも、既存曲のように会場を盛り上げられる確証はない。ほとんどのお客さんが知らない可能性だってある。

でもそんなリスクに腰が引けてる様子なんて微塵も感じなかった。

普通さ、対バンで完全新規のSE2曲作る?
1曲ごとにワンマンレベルに作りこんだ照明演出する?その上ドラムのアタックと完全同期した照明演出なんて組み込む?
対バンゲストが途中で「ここからワンマンだぞ」とギア切り替えるように衣装着替えてきたりする?
MCなし説明なしでぶっ続けで新曲ぶち込む?

いや、たしかにこれらもすごいんだけど、こんなロジック的なところから伝わったんじゃないんだよ。
ステージから放たれるすべてが物語っていた。

それは、演奏、歌、ダンス、演出、全部に情熱を注いで、今できる最高のMr.Childrenで魅せようとするライブだった。
音楽ですべてを伝えようとするライブだった。
音楽の力を信じ、音楽を愛する人たち──Mr.Childrenのファン、B'zさんのファン、そして何よりも同じく音楽を信じる仲間として認め呼んでくれたB'zさん──を最大限に信じ、リスペクトして行われたライブだった、と、思います。

前半のMCを翻すようにロックで最新のMr.Childrenを見せつけた後半パートだったけれど、立て続けに披露した新曲たちの最後の1曲がUNITEに臨んだMr.Childrenのすべてだったと思います。

新しい『欲しい』までもうすぐ」。

そしてダメ押しのラストソングでこう歌ったんだ、「また何処かで会えるといいな、そのときは笑って」!!



ヽ(;▽;)ノ



あるはずの未来を先取りして見せてくれようとした、きっとあるはずと力強く指切りしてくれた、そんなライブだったと思います。
ファンクラブのラジオでは久々のライブでやっと連続で演奏できるようになってきた〜とかリハビリ中〜とか不安も口にしていたけれど、蓋を開けてみればとんでもない。
優しくて力強くて心強い、本当に「いつものMr.Children」だった!
思いっきり希望の光を魅せつけられてしまった!!あー!!もう!!胸がいっぱいすぎる!!

こんなにも力強く光を見せてくれたMr.Children、そしてMr.Childrenを音楽界の苦境に共に光を示せるバンドだと信じて呼んでくださったB'zさん、本当にありがとう。

どちらのグループも、心から音楽を信じ、自分たちを信じ、お客さんを信じてくれているのが伝わってきました。
ただ「楽しい」だけじゃ終わらない、大切なライブになりました。

どうかどちらのグループにも、ここで示してくれた未来が1日でも早く訪れますように。
本当に、強く強く祈ってます。
信じています!



最後にらくがきなど!

コラボ部分のらくがき。
それぞれのライブ部分もあとで描きた……描きた……い……(んだけど配信予定が渋滞してる…………)


家に帰ってからB'zさんのベスト引っ張り出してきてびっくりしたんですが、

ほぼやっとるやんけ!!!!!!!!
サービス精神神がかりすぎ……
配信渋滞期間終わったらいっぱい聴きます!!

ちなみにMr.Childrenさんのセトリは最新アルバム「SOUNDTRACKS」とその1枚前のアルバム「重力と呼吸」から多めでした。ご参考までに!



ワクチン接種証・陰性証明の任意提示でいただいたステッカーと、B'zさんベストと、背景ミスチルポスター(HOME)
ステッカー、バックステージパス的素材なのがまた嬉しかったです!


本当に!!ありがとうございましたーーーーーーー!!

UNITE #01@大阪城ホール9/18(B'z感想文&ミスチルクイック感想文)①

両ファン、両グループにとってとてつもなく大事なライブに参加させていただいたということの意味の大きさをめいっぱい胸に刻みながら、いちミスチルファンが見た「B’z presents UNITE #01」の感想文を書き残したいと思います!
いち個人の感想でしかありませんが、もし読んで少しでも楽しんだり喜んだりしていただけたら、本当に本当に嬉しいです。

今回はB'zファンの方にも読んでいただけたら……というつもりで、B'zさんのステージの通し感想文→ミスチルのステージのクイック感想文、という構成です。
ミスチルパートについてはやはりMr.Childrenファンとしての目線の感想が重い・長い・細かい、というところで、あとで別に1曲1曲について書いた感想文をあげようと思ってます!
(2022/9/18追記:ようやくミスチルフル感想文書き終わりました!こちら!


【注】
・曲のネタバレがあります!
・書かれている内容はいち個人の主観に基づく感想です。また、記憶違いや勘違いが含まれる可能性もあります。
・実際のライブの内容と入れ替えてB'z→Mr.Childrenの順で記事を構成しています。
・(最後にどうでもいい注)
今回はB'zのファンの方の目にも触れることを考えて、メンバー名の表記や曲についての書きっぷりをいつもの独自表記から一般的な表記にしてます(笑)







【B’z presents UNITE #01@大阪城ホール9/18】





■B'z
当方Mr.Childrenファン!!
B'zさんのライブははじめまして!!
これまでMステやB'zファンの方に教えていただいた動画でライブをちらちら見させていただいたくらいの初心者です!!
人生で1番縁の深いB'zさんの曲は「OCEAN」です!!(※運動会の組体操の曲だった)
よろしくお願いします!!!!


Mr.Childrenのライブが終わって薄暗い中、ステージ上では慌ただしく転換がスタート。
次々大型機材が運び込まれてくるのを見ては「Mステで見たやつだーー!!」と興奮してたんです、が、あの、途中からオフマイクでひかえめに聞こえてきた「ガガガガガ」的な音、なんの音ですか??
電動ドライバー……??もしかしてドライバーでセット固定してる???
転換で工事するライブ初めて見た気がするんだけど!!?!?
ライブどころか転換から驚くことになるなんて(笑)



そんなこんなの転換も終わり、モニターにUNITEロゴのムービーが流れ、ついにB'zさんのステージがスタート!


・UNITE
1曲目はこのライブイベントの看板曲であるこの曲から!

ステージを囲むように火が灯ってから、B'zチームのみなさんが入場。
火が灯った瞬間会場から「おお……!」という感じの反応が起こって、それだけで空気がB'zの世界観、B'zのライブに塗り替えられた気がします。
ちなみに登場してしょっぱな稲葉さんの貴族っぽい衣装と火の灯ったステージの印象から「古城みたい!!テーマパークB'zランド開園!!!!」とか思ってたんですが、配信見たら全然貴族っぽくなかった(笑)
現地で遠目から見るとスカーフが貴族っぽいと思えたんですけど……おかしいな……??

先程Mr.Childrenのステージにコラボで登場されたときも思ったけど、稲葉さん、身体締まってる〜〜〜〜!!57歳はウソ!!!!プロンプターに足掛けてすらっとした脚が強調される度に脳内で「太ももが細もも!!!!」って言わずにいられなかったわ!!
いつも見ているボーカルさんが質量!!!!!!!!肉厚!!!!!!!!!!!!って感じだからなおさら(笑)

細身ながらもしなやかで力強いお身体から発される声は声量安定感威力抜群で、「聴く」とか「響く」というよりも気持ちよく「撃ち抜かれる」って感覚でした。
CDやテレビ越しに聴いてそうなんだろうなと想像してはいたけれど、本当に声が「強い」。
そしてもちろん松本さん、サポートのみなさんの演奏も「強い」。それをビシバシ感じながら、「今本物のB'zを見てるんだ……」と実感しました。

このときは事前にちゃんと聴けてなかったのではじめましての曲でしたが、リリースされた今は毎日口ずさんでます。
でそんで混ぜちゃお♪  ←声かっこよすぎてこんなかわいいこと歌ってるって気づかないって!!



・イチブトゼンブ
聞いたことあるこのイントロのピコピコ音!!!!
イチブトゼンブだーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!

この曲が初めての「知ってるB'z」。
(後でMr.Childrenのパートに書くけれど、)ライブ前に昔見たテレビ出演を思い出して聴きたいなぁと思っていた曲だったから、聴けてすんごく嬉しかった!!
聴いたことある曲だから改めて思うけれど、ほんとに喉からCD音源すぎませんか……まんまやん……。

歌いながら水色のマイクスタンド担いで持ち歩いてたのこの曲かな??ていうかマイクスタンドって担ぐものでしたっけ??????????(笑)
すんごい気になったんですがライブ後の感想で全く見かけなくてさらに混乱しました(笑)
担いでましたよね!?!!幻覚じゃないですよね!?!!!

気になって今Googleで「稲葉  マイクスタンド  担ぐ」で検索したら過去ライブの画像出てきたからB'zでは当たり前すぎて感想なかったんでしょうか、マイクスタンド担ぎが当たり前って何???



全然関係ないけど「画力」ってサジェスト気になる……


ちなみにマイクスタンド水色でかわいかったです(笑)
桜井さんは真似したら振り返るときに田原さんの頭ぶん殴りそうなので絶対真似しないでね。



・MC
ここで初めてのMC!
「このライブが開催できて感無量」「賛同してくれたMr.Childrenに感謝」といったお話のあと、

稲葉「今日は発声禁止です!ただリハーサルしていて思ったんですが、B'zの曲は発声を煽るような流れの曲が多くてですね(笑)
こちらは煽ったりしますが!歌わないでください!!(鬼畜ですね!?!!笑)
代わりに拍手したり(手ぽむぽむ)、頭を振ったり(ゆらゆら)、腰を振ったり(クイクイ)……席も広いですからね、身体で自由に表現してください!」

といった感じでお話してたと思います。
ジェスチャーかっっわいい。

たぶん対バンとして立て続けに見たから余計に感じたんだと思うんですが、稲葉さんめちゃくちゃすらすら喋る〜〜!!そして今まで意識してなかったけど桜井さんって喋るのゆっくりだね……!?
桜井さんは「~と思って……。……でもね、~」みたいな感じで文と文の間で溜めることが多いのに対して、稲葉さんは流れる水がごとくにほとんど滞らずに、でもとても丁寧な言葉でお話されてた印象でした。
私はいつも自然に溜め部分でMCを反芻して記憶していたようで、今回初めてライブで「やばい記憶速度追いつかない!!!!」ってパンクするのを体験しました(笑)
それと稲葉さんの言葉選び頭がよさそう!!!!それで余計に記憶が難しかった!!!!(←この感想が既に頭悪い感)

B'zさんのMCレポる人すごいですね、その人の言葉を大切に聞き続けたからできることですよ、愛ですよ!!!!(笑)

(ちなみに後日桜井さん(櫻井さん)のやっている別バンドのアルバムの特典映像で櫻井さんと小林武史の対談を見て、「あ〜私この人たちの喋るライブで育ったからこの速度じゃないと記憶できないんだな……」と納得しました……どっちもめちゃくちゃ溜めてた…………)

それにしても稲葉さん、一人称「私(わたし)」って言っててびっくりしました。「俺」って言いそうな曲ばかりなのに、さっきまでガンガンシャウトしてマイクスタンド担いでたのに、一人称「私」?!!?!
後からB'zファンの方から教えていただいたところ、基本ライブMCは「わたし」や「わたくし」に「ぼく」、ライブ以外だと「ぼく」、そしてごく稀〜に「おれ」が登場するという感じなんだそうですね。
UNITEでかしこまってだと思ったら普段からMC「私」なんだ……でもたしかにMC聞いたら納得です……。
他の方のUNITE感想でも見かけましたが、なるほど校長先生(笑)



・love me, I love you
はじめましての曲!
タイトルもわからないながら「ロマンチックな感じの曲だな〜」と思ってて、ライブ後曲を確認してI love youな曲なのね!と納得しました。

この曲は途中で稲葉さんが松本さんの目の前に来て松本さんを見つめながら歌うパートがあったのが印象的でした。こっち(客席)稲葉さんのお尻しか見えない!!(笑)
でもとにかく稲葉さんが松本さんを見る横顔が嬉しそう楽しそうで、松本さんも楽しそうで……。こっちまでにこにこしちゃいました。
どのグループのライブでもそうですが、メンバーの仲良しシーンってやっぱいいですね〜〜〜大好き!!
しかし思った以上に長くて途中で笑っちゃったよ(笑)

♪love me〜♪I love you~で周りのB'zファンの方を真似して腕を出すのも楽しかったです。
1回目で「えっここなんか振りあるんだ!?」と気づいて2回目から周りのお客さんでお手本になる方探して見よう見まねでやってみる感じ、すんごく懐かしくて嬉しい。ライブ!対バン!って感じ!!
きっと周りの方には「あっ……(察し)」と思われていたことでしょう……(笑)



・有頂天
この曲も知ってるーーーー!!!!私でも知ってる有名曲だらけだーーーー!!!!……とテンションが上がる一方、ここでMr.Childrenのセトリを思い出して「B'zさんはこんな大ヒット曲連発セトリを披露してくれてるのにMr.Childrenは………………………………………………………(………………)」と考えずにはいられませんでした……(笑)
(詳しくはMr.Childrenパート参照)

モニターに普段コールしているであろう「YEAH!」の文字と「✕」が出てきて「今日は声出しちゃダメよ!!」と教えてくれます。
代わりにステージ側が出してくれる「YEAH!」の声に乗せて腕出すの、楽しかったです。

モニターの使い方で思い出したけれど、Mr.Childrenはモニター全面にその場で撮った映像をそのまま出していたのに対し、B'zさんは曲によって2分割3分割したり、YEAH!✕の文字演出やモニターに枠?を追加したりもしていました。
横浜公演に出たGLAYさんはモニターにタイトル・発売年・歌詞を出していたそうですね。
おそらくモニターの使い方も各グループの要望に合わせてたんじゃないかな。グループの個性が出てそうで、配信で見比べるのが楽しみ!



・今夜月の見える丘に
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やったーーーーーー本物の今夜月の見える丘にだーーーーーーーーーー!!!!!!!!
めっちゃくちゃ嬉しい!!心の中で叫んだヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ

ミスチルファンとしては桑田佳祐さんの「音楽寅さん」という番組のカラオケ対決で桜井さんがカラオケした曲だったので、B'zさんの曲の中でもダントツに聴いた曲です。曲も歌も大好き!!
UNITEの開催発表時に真っ先にコラボを期待した曲の1つでもありました。
コラボではなかったけどやってくれてほんとに嬉しい!!もしかして意識して選んでくださったのかな……どうでしょう……!?

CDで聴いたあのギター、あのピアノ、あのドラム、ベース、あの歌!!!!
でもCDじゃない!!本物!!CDよりも強くリアルに鮮明に身体に響いてくる!!!!
何度も繰り返してしまうけれど、聴けて本当に本当に嬉しかったです!!!!
この1曲で満たされすぎてもう帰ってもいいヽ(;▽;)ノ(帰らない)

そうそう、この曲ではモニターに歌う稲葉さんと大きな満月の映像が映し出されてたんですが、Mr.Childrenでも月をテーマにした曲で同じ演出をしたことがあったので、シンパシー感じました(笑)
(Thanksgiving25ツアーのドーム編の「君が好き」、残念ながら映像化されてない……。ドーム編の映像化今でも諦められん……。)
オタクはみんな推しと月が好きだから間違いないよ……。(てきとう)



「今夜月の見える丘に」が終わって余韻に浸っていると、稲葉さんがマイクをスタンドに残したままステージの前面まで出てくる。
どうしたんだろう?と思っている間に両手を口元にかざして、次の歌の一節を思い切りシャウトする。

マイクなしのアカペラの歌声。
2階スタンドの自分にもはっきり届いて、そしてその瞬間痺れるような衝撃とともに、涙がぼろぼろ溢れてしまった。



・Calling
初めて聴いた曲でここまで刺さってこんなに泣いたの、本当に初めてでした。
マイクなしで歌い上げる、ってだけで何が言いたいのかわかったような気がしてしまって、曲が始まってすぐの「この声が聴こえるかい」から続いていく歌詞でさらにそれが確信めいてしまって、きっとこれまでのライブでは客席と声を交換していた曲なんだろうな、とかも伝わってきて、もう聴けば聴くほど涙が止まらなくなって……。
特に「この声が〜」から始まるAメロ?サビ?、本当にダメです……。
途中のバラードパートよりもこちらの方が演奏も激しいはずなのに、なんだろう……メロディと歌とギターに本能的に琴線がやられてしまうというか、感情を呼び起こされるみたいな感じで、バラード部分の終盤で落ち着いてきてもこのパートが始まってしまうとまたぶわっと涙が込み上げてきてしまう感じでした。
すごい、すごい体験だった。
今思い出しても涙ぐんでしまう……。

あまりに歌詞が今にぴったりすぎて、今書かれたのかなとか、過去の大きな出来事があって書かれたのかなとか思ったんですが、そうじゃないんですね。
どのミュージシャンの曲を聴いても思うことですが、生まれてから時が経ってもそのときそのときの世の中や感情とリンクできる曲って、やっぱり特別だな、宝物だな、と思います。

……とかいろいろ書いている今、あれ?もしかして??と思って調べたら、実は自分がライブよりもずっと昔にこの曲に出会っていたと判明しました(笑)
この曲、ガラスの仮面のドラマで流れてたんだ!!うわーーー初めてじゃないじゃん!!聴いてんじゃん!!(笑)
おそらく見た頃の年齢的に音楽は意識してなかったと思うんですが(再放送だったので何歳で見たかもあやふや)、劇中で何度もあの「この声が〜」の部分が原曲やピアノアレンジやストリングスアレンジで流れていたみたいなので、刷り込み的に意識の奥底に残ってたんじゃないかな……。
「感情を呼び起こされる~」とか言いましたが、ほんとに呼び起こされてた(笑)
でも個人の経験上、こういう再会をする曲がそのミュージシャンの楽曲でいちばん好きな曲になることが多いので、すごく嬉しい偶然です。

この日聴いて、本当に本当に大好きで大切な曲になりました。本当に聴けてよかった。
これからこの曲を聴き返す度に、このライブで届けてくれたメッセージや感情を思い出すと思います。きっと。



・LOVE PHANTOM
ちょこっとMC挟んで→稲葉さんの「ケン坊ーーーーーーー!!!!」の呼び声→ケン坊さんのキーボタイム→LOVE PHANTOM!!だった気がします。
前曲で泣きすぎて記憶が……!!

ミスチルのセトリがアヴァンギャルドすぎたために、ケン坊さんのキーボがけっこうアヴァンギャルドで安心しました(笑)
キーボは元のLOVE PHANTOMのイントロとは違うものだったんですが、なんとなく次LOVE PHANTOMかな!?という気配がしてて、最後の\ジャーーーーーーン!!!!/(キーボ自体持ち上げて落として弾く!!!!)の直後正イントロが始まって超超超ブチ上がりました。生のLOVE PHANTOMだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
事前にB'zファンの方から「LOVE PHANTOMはダイブ演出のために作った曲なんですよ〜」と教えていただいてたので即上空に稲葉さんを探しましたが、地上にいました(笑)残念\(^o^)/

とにかくめ〜〜〜〜〜っっちゃ楽しかったです!!!!
こんなに楽しい曲なのに爆速で1番2番が終わったもんだから「え!?うそでしょもう終わるの!?!!ゆずみたいにおかわりないの?!!?!まだまだ楽しみたいんだけど!!!!」って頭の中で喚いてました……え……「楽しい時間はあっという間」ってこの曲のこと……??(※実際問題テンポが速い)
夏色みたいにもう1回!もう1回!制度採り入れるのありじゃないですか?絶対何回やっても楽しいよこの曲……。



・BANZAI
稲葉さん直々に「パンパンパパパン!パパパパ\バンザイ/」の振り付けをご指導をいただいてからのこの曲!
私でもすぐ覚えられる!!嬉しい楽しい!!
しかし序盤のMCのとおりほんとに普通にコーレスある曲やりますね(笑)(笑)(もちろん拍手とバンザイポーズしかしないんだけど!)

振り付けありでライブ向きの曲ということで選ばれた曲でもあると思うんだけど、歌詞の端々から「今この場所に集まれたことを讃え合い、これから先を祝福する」というようなニュアンスを感じました。
それに、バンザイっていうジェスチャーを「今」「みんなで」するってことにもすごく大きな意味がある気がします。
今はそうそう集まってバンザイもできない。ライブという場が、それを今できるようにしてくれた・させてくれた。
ライブによって肯定するとともに、ライブそのものを肯定する意味合いもあるような気がして、最初は「楽しい!!」だけだった気持ちに、じわじわと感慨も広がっていきました。
曲が終わったあと、なんだか清々しい気分!!



・ミエナイチカラ
ステージ中を歩き回って会場中に届けるように歌っていたのが印象的な曲!
それまでバックスタンドまで歩いて行くことのなかった松本さんもこの曲では稲葉さんと一緒にバックスタンド側に向かってて、二人連れ立って行く感じになんだかほっこりしました。
ただ行った先のバックスタンド前真ん中で結構な時間歌ってたから真ん前の席の方が生きて帰ってこられたか心配です(笑)

なんとなくパフォーマンスからも人懐こさを感じてたんですが、今歌詞見てみたらすごくUNITE的だなぁと思いました。
B'zのおふたりやチームの絆、同じUNITEの舞台に立つMr.Childrenとの絆、音楽を放つ側と受け取る側の絆……どれも「ミエナイチカラ」と呼べるんじゃないかな。



・兵、走る
UNITE決定時の広告で流れてたからやってくれるだろうな〜〜とは思ってたけど、いざ聴けるとやっぱり嬉し〜〜〜〜〜!!!!
あの……ずっと「へいはしる」だと思ってたんだけど「つわものはしる」なんですね???
この感想文書くまで知らなかった……(笑)

歌は相変わらず喉からCD音源!でありつつ、稲葉さんの「ヘイヘイヘイホー↑ヘイヘイホー→」(原曲だとこう)の歌い方が「ヘイ⤵︎ ︎ヘイ⤵︎ ︎ヘイ⤵︎ ︎ホー↑ヘイ⤵︎ ︎ヘイ⤵︎ ︎ホー↑」で、あーライブっぽい!!お客さんを煽るのが染みついた歌い方だー!!ってなりました。そしてもちろん声出せないんですが!(笑)
※10/9夜追記:
すみません、勘違いして「ヘイヘイホー」だと思ってしまっていたのですが、B'zファンの方から「ヘイヘイホー」ではなく勝ち鬨の「エイエイオー」なのだと教えていただきました!
兵だからヘイだと思ったという安直すぎる思い込みでした……(笑)(しかもへいじゃなくてつわものだし……へいから離れましょう……)
教えてくださった方、本当にありがとうございました!



このライブ中何度も思ったけれど、声を出せるほんとのB'zさんのライブにもいつか行ってみたいです。「ほんとはこうなるんだ!!」って実感したい……。きっとB'zさんのファンの方たちも煽られる度恋しかったですよね。
逆に、声を出せるMr.Childrenのライブにもぜひ来てみてほしいです。
ほんとはあの曲もあの曲もめちゃくちゃお客さんが歌わされるんですよ!桜井さんがハモってくれるよ!(笑)

本編最後の曲で「ゴールはここじゃない まだ終わりじゃない」って歌ってくれるのが、「ライブは終わりだけどこれが終わりじゃない、ここから始まるんだ!!」というメッセージに聞こえて、まさに今日のUNITEにぴったりだと思いました。

ちなみにこの感想文を書くときに検索して見た映像。
自分も行ったことのある全国のいろんな会場、向かう人々の姿に、たまらなく懐かしく恋しくなりました。
こうやって各地の映像少しずつでも残してくれるの、すてきですね。

B'z / 兵、走る -Tour Digest-
https://youtu.be/XrGU09_eHxo



次のページからアンコール!