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ap bank fes 2023 @つま恋 7/15-17 覚書き



とゆわけでもうニューアルバム発売されて1週間になりますけども今更ap感想覚え書きでございます!とにかく印象に残ったとこだけ!
初日ほどうるさい!後半ほど短め!
よろしくお願いします!!



【初日】
まだこれから先何が起こるのかなーーんも知らなかった初日!
1曲1曲が予想外で驚きと歓喜の声を上げたり笑い合ったり、かと思えば立て続けに繰り出される久しぶりの「俺たち世代の曲」(ド主観)に忘れてなかったんだ……(;;)とほろりときたり、曲に通底する「社会と暮らしと音楽と」のテーマをしみじみと噛み締めたり。



1曲目なんだと思う?え〜〜〜〜!!迷う!!なんて話しているうちに彼らが登場する。

たはらさんが黒い襟付きのシャツ
なかけが紺の襟付きシャツ
じぇんちゃんが英単語の書かれた黒いTシャツ
さくらいさんは黒地に青い流水?稲妻?みたいな柄が入ったシャツ

Bank Bandの糸でブルフラみたいな柄のおニューのギターを持っててびっくりしたけれど(ブルフラほんと好きねぇ!)、今出てきて首からかけたギターもおニューっぽい。
糸のギターもこのギターも、見た目が完全にエレキなんだけどどうやらアコスタというアコギの仲間だそうな。(あとから知った)
たしかに我々エレキ持って♡って言い続けてきたけど……まさかアコギをエレキっぽくする方向で応えるなんてそんなことある!?!!笑(自意識過剰)(たぶん普通にビジュアルが気に入って買っただけだよ!)

しかししょっぱなからニューギター!なんの曲かまったく予想つかない!



 
■CROSS ROAD
ワンツースリーフォー!のカウントから始まったイントロで思わず悲鳴ヽ(;▽;)ノ  うそ!?ほんとに!??!!?!

ルッキンフォーラブとか言ってる……まじでこれCROSS ROADじゃん……。
たはらさんも微笑みながらCROSS ROADのあのギター弾いてる……たしかに今この目で見ているはずなのに現実感が……。

日比谷の「良さがわからない」のコメントを聞いたばっかりで、まさかやるなんて思ってなかった。
あのコメントを聞いたとき「だからこんなにやらないしサンギビドームでやっても映像化してくれないの……?てことはきっとこれからも……??」ってショック受けたばかりだったのに、ねぇ(笑)私の涙(笑)

ほんとMr.Children、世界でいちばんわからない!!

そんなわけで衝撃受けてたら1番サビで前の通路をCROSS ROADにノリノリのアームカバー両手ぶん回しおばちゃんが通る。あまりに自由すぎて私ももっと気楽に楽しもうと思った(?)


「真冬のひまわりのように」「冷たい風に吹かれて」って歌詞に、今更ながらそういえば寒い時期の曲なんだったって思い出す。
それを夏の野外で聴いているのがなんだかふしぎ。
サンギビ日産とかホムスタで野外で聴いてるはずなんだけど、ここまで暑い中で聴くのは初めてだからかなぁ。

大ざっぱな感想だけど、聴きながらそっかー「Mr.ChildrenのCROSS ROAD」ってこうなんだー!とか思ったりした。
日比谷でのブラス増し増し豊潤CROSS ROAD、アコーディオンの入ったサンギビCROSS ROAD、ピアノ&ストリングスアレンジのホムスタCROSS ROAD……いろんなCROSS ROADを思い出して、自分が今まで聴かせてもらった中でいちばん「素のMr.ChildrenのCROSS ROAD」なんじゃないかって気がした。
ていうかさくらいさんがギター持ってるCROSS ROADを生で聴くのがもしかして初めてだ……??

「果たせぬままのDreaぃいいyeah!!!!」って叫ぶからそんな曲だったっけ!?とか思ってたら、間奏明け直前に
さく「どう?歌ってみるー?(いたずらっこ)」

!?!!?!!?!!wwwww

連番した人たちの間でざわざわ(笑)
CROSS ROADそんな曲だったっけ!?!!?!!?!笑(歌ったけど)

歌い終わって一言
さく「歌うまいじゃん(笑)」

なにこれ!??!?!!笑



■雨のち晴れ
とか笑ってたらこれだよ(笑)
なに???ちょっとまって理解が追いつかない

たはらさんがあのイントロを弾き始めたかと思ったらギター脱いだその人がめちゃくちゃ陽気に歌い出した。ほぼ踊ってる。るんるんすぎる。そりゃ社内でも浮くわ!!笑

「あれほど燃え上がってた二人が嘘ォみたァい(2の指)」

「男ってぇ、…こんなもんだろぉ!?!!(突然セリフ)(わるそーな笑顔)」ダン♪(オチみたいなドラム)

「僕一人が浮いてる♪」ッジャッジャ♪(ギター)

「2羽のインコを飼〜う〜Ah~♪(2の指再来)」

「生きてるうちに孫を抱きたいっ♪それもわかる気がす・る♪(謎にえろい腰つき)(危うすぎる手の位置)」

「も〜ちょっと♪も〜ちょっと♪ぼ〜くを信じて〜み〜て♪(左手でマイク持ってる右肘をゆるく叩いてアイドルクラップ)」

「頭を下げてい〜た〜Ah~♪(おじぎ♡)」


いいんですかいいですか♪
人生初の雨のち晴れがこんな特盛でいいんですか♪(バンド違)

実は2016年のウカスカツアーでさく&がくverを聴いてるんですけども、Mr.Childrenの雨のち晴れは人生初です……まさか見れるとは……。
ウカスカは孫ぶん投げたり「お前って暗〜いやつ!」ってがくさんから指されたりしてたけど、Mr.Childrenの雨のち晴れはこうなるんだ……。
ジェスチャー特盛で一挙一動にきゃっきゃしながら見てしまった。

んだけど、どこかすごく冷静にどぎまぎしていたのも覚えてる。
だってすんごい「社会と暮らしと音楽と」。
サラリーマンの悲哀を強調するようにスーツ姿で披露されたこともあれば、95年の大震災の直後のラジオで、彼が「明るい未来を信じて」という言葉とともにかけた曲でもある。ラップ調で謎にステップ踏みながら披露されたこともあるけれど……笑
この曲の中に生きる「僕」は間違いなく陽気ではあるけれど、それは彼を取り巻くままならぬ現実……社会と暮らしを生き抜くための武装としての陽気さなんだよなぁ、なんて思う。

今回のapはMr.Childrenとしてのようやくの声出し解禁ライブだから、innocent worldや彩りなど、apとゆかりがあってなおかつ声出しの思い出深い曲が中心に組まれるんじゃないかと思ってた。
けど、今日のセトリ、もしかしてめちゃくちゃ「社会と暮らしと音楽と」になる?
だとしたら何がくる?
曲が進むにつれて頭のどこかで「いつもと違う」って予感が大きくなっていった。


曲の〆はさくらいさんとじぇんちゃんが向き合って……なんだけどじぇんちゃんが謎にめちゃくちゃ焦らして、焦らして焦らして謎タイミングで〆(笑)

笑いながら前に戻ってきて一言、

さく「なんだそれ(笑)」

んもー仕方ないなぁ、みたいなこの笑顔、この声音!
Love!!



■MC1
ここから本日ようやくのMC!

さく「Mr.Childrenです!!
ap bank fes 2023!!楽しんでますかーー!!(わー!!)
今回のap bank fes、Mr.ChildrenのステージではBank Bandのメンバーをお招きしまして!ボーダーレスにお届けしております!」

この「ボーダーレス」の言い方が「ぼーーだーーれす!」みたいなちょっとふざけた感じというか、今どきの言葉使ってるぜ!って感じでかわいかった(笑)

たしかここでCROSS ROADでお招きした小倉さん、コーラスのODYさんイシイモモコさん紹介してた?
ギター3本のCROSS ROADだったってこと!?!!こっちも特盛すぎない!?


さく「紹介します、Bank Bandといえばこの人!こばやしたけーし!!」

たけぴ登場!「Bank Bandといえば」でBank Bandに代表っぽい人いた……!?って反射的に思ってしまったけど、そうか、「Mr.Childrenのプロデューサーといえば」じゃないんだ。

手を振りつつ着席したたけぴがイントロダクションみたいに鍵盤をポロポロ鳴らす。
ピアノの入る曲、当たり前だけどありすぎてわからない……!!
「社会と暮らしと音楽と」っぽくて??ピアノある曲??なんだ???


思い浮かぶより先に、鳴らされるピアノのメロディが、次第に懐かしいあの曲のメロディになっていく。



■横断歩道を渡る人たち
この日いちばん心を掴まれた曲だったと断言できる。

2017年にヒカリノアトリエツアーでさくらいさんの弾き語りの形でこの曲を聴いたけれど、全然違う。
二度と実現するはずがないからもはやまた聴きたいとすら思ったことがなかった、StD~センアリアレンジの横断歩道。
また「この」横断歩道を聴けるなんて。

信じられない気持ちでステージを眺めていたら、黄金色の光に照らされた彼が歌い出すんだけど、それがあまりに美しすぎてまたしても呆然とする。
人間じゃないんじゃないかって思った。

情景を想像するかのようにほぼ目をつぶりながら、歌われる感情の起伏をそのまま声色に・抑揚に落とし込んでいく。
ハープを取り出す。逆向きだったみたいでひっくり返した。
ずっと予知夢をなぞっていくような感覚だったけれど、ここで「今目の前で初めて起こっていることなんだ」「今、2023年に横断歩道を聴いてるんだ」って実感した。些細だけど大好きな仕草。

このアレンジをライブで聴いたのなんて12年前のたった1回だけなのに、全部わかる。勝手に身体が動く。
あーーーーーー私、こんなにこの横断歩道好きだったんだ。初めて映画館で聴いた日も、輪番停電で真っ暗になった部屋でも、この曲を聴いてた。
思い出した。大好きだった、一緒に過ごしてた!
(;;)

でも全部が同じじゃなくて!
ハープのフレーズもそうだし、ピアノも、ボーカルも、ジェスチャーも、バンドアレンジも、似てるけれどたしかに違う部分が随所にある。

「目の前を颯爽と歩くその女のスカートは〜」の歌い方は昔の少しおふざけ混じりな風合いがなくなっていて、驚くとともにどこか安心した。
ちゃんと2023年の価値観にアップデートしてくれている感じがする。
つづく「自分の為にしてるだけ~」のフレーズを聴きながら、このフレーズがなかったら今の時代でもニュートラルに聴くことは難しかったかもしれないなぁ、と改めて思う。
価値観の変わった世の中でも受け入れられる作品を書くのって、難しいよ。特にセクシャルハラスメントって、この15年ほどで特に大きく啓蒙が進んだ分野じゃないかな。
そのときは受け入れられていた(ことになっていた)物事が後の世でどのような扱いになっているかって、正直運もあると思う。
それでもやはり、その人のその時の感性のもとに書かれた詞が時代の変化に耐えるものであることには、感激と感謝を抱いてしまうよ。
すごいよ、さくらいさん。

「イライラした母親は〜」の下りでは昔よりもっと噛み締めるようにゆっくりと。
「その親子は愛し合って」でブレイク。初めて聴くアレンジ。(3日目はなくなってた!)

バンド演奏と渾然一体となってどんどん加速していく。
スピードとともにどんどん熱を増していくこの感じ!これ!そうだよこれが大好きだったんだよヽ(;▽;)ノ
「少年は仲間と楽しげに」のとこの♪ドゥーンドゥーンドゥドゥーンドゥーンなくなってたね!?(伝われ)その代わりドラムのダカダカになってる!


「僕だって何もかもを  もの分かりよく年老いたくはないんだ」

なぜだか涙が拭っても拭っても止まらなくなってしまう。

ティーンエイジャーで出会ってから、あなたたちは永遠に追いつけない憧れ。
それでもいつのまにか年を重ねて、自分もそちら側になった今聴けるのが、こんなにも情熱に満ち溢れた声と演奏で歌ってくれるのが、嬉しくてたまらない。


「昨日の僕が  明日の僕が  今目の前を通り過ぎていく」

「あの頃」と「今」を行ったり来たりしながら聴いた今日の横断歩道そのものみたいな歌詞。

今日のはじまりでこれまた涙が止まらなくなった緑の街を思い出す。
「届けこの想い  あの日の君に
届けこの想い  今の君に」

もしかすると自分にとっての今年のapのツボ?テーマ?はこれなのかもしれない。



曲の余韻が冷めやらぬ中、たけぴがドヤ顔でサムズアップする。
いやほんと最高!!!!
とか思った次の瞬間、ドヤ顔のままピアノが始まる。

叫んだ。



■HOWL
うそでしょ!?!!?!!!!!?!!!!?!!!!?!!

ずっと「やばい!!!!やばい!!!!!!!!」って言ってた、言ってるうちにさくらいさんに「一緒に!?」とか言われてすかさず\ほぉーーーーーーーーーーーー!!!!/(絶対ここはうるじゃなくてほうるって言ってるでしょ)
なんも考えなくても口から勝手に出てくる\ほぉーーーーーーーーーーーー!!!!/、でも終わってすぐ「やばい!!!!」に戻る。だってやばい!!!!!!!
あの横断歩道からのHOWL!?!?!ここどこ!?!??ほんとにつま恋?!!?!
センアリセンスタじゃん!!2011年じゃん!!!!
ずっっっっっと聴きたかったよぉーーーーーー!!!!;;;;;;;;

ライブのこの曲がだいっっすきで!!擬態とfanfareと同じアルバムじゃなかったらライブの盛り上げ曲枠で常連になってたんじゃないかって思ってるんだけど、どう!?!!この盛り上がりだよ?!!?!この楽しさだよ!?!?!!やっぱりそうなんだよこの曲のポテンシャル!!!!!!
でもそれだけじゃなくて!!こんなにテーマを大事にしたであろうセトリで選んでもらえたのが本当に嬉しい!!!!
そうなの、HOWLは歌詞もいいの!!!!盛り上げだけじゃないの!!!!私は誰!?!!!?!とにかくめっっっちゃくちゃ嬉しい!!!!!!!!


1番サビ「繰り返し叩き続ける扉」、お隣で同じく大歓喜してた某ちゃんがしっっっかり振りを人差し指→こぶし(叩き続ける!)に変えてて最高すぎた……完全に身体に入ってんじゃん……。愛……。(お隣レポ)

2番はジェスチャー祭り!
年2、3回!!バイク!!バタフラ……バタフライ!?!!?!!wwwwww
顔見合わせて笑った、なにこれwww3回くらいすごい顔でバタフライをwwwww

「開くまでどのくらい?あとどのくらい?」の裏の演奏、昔はシンバルチキチキだったのに今回ドッドッカッになってる!!くぅーーーーーーー!!!!
同じとこも違うとこもLove!!令和5年に令和5年のMr.ChildrenがやってくれてることがLove!!!!

最後の\ほぉーーーーーーー!!!!/は何度も繰り返し!!この感じもなつかしーーーーーーヽ(;▽;)ノ
私はなつかしーーーーーヽ(;▽;)ノで済んでるけどこれずっと聴きたかった人は号泣じゃない??想像だけでやばい、無理



■口がすべって
ここでバイオリンの沖さん参戦!!
じぇんちゃんのドラムカウントにピアノがポロポロ重なりつつのスタート。
こういう重ね方初めて聴いてちょっとびっくり、これは成功なの??でも3日間やってたからこういうものなのか(笑)(とはいえ初日はぐだってたような気がする……!!)
一緒に見てるメンバーもあるのかな、ここ3曲めっちゃ「自分たち世代」って感じしちゃう……リフレクの記憶……。
終コンでやってるって?行けなかったですからね!!(笑)

リフレクと違って「争い続ける 血が流れている」で「ばきゅん」のジェスチャーをしなくてはっとする。
そうか、あの頃はまだそのジェスチャーをファンタジーとしてできたんだな。
1番ではさくらいさんの笑顔につられてこちらもるんるんで聴いていたけれど、「争い続ける」を皮切りに2番に入ってから、歌詞に意識が向く。
そうだ、この歌ってそういう歌だった。日々の小さな言い争いから、一足飛びに命を奪い合う争いを憂い、また日常に戻ってくる。
この上なく「社会と暮らしと音楽と」。

「流れ星が消える、瞬く間に消える」
重なる沖さんの美しすぎるストリングス、からの「願い事をしよう」の祈りの手。
あまりにも美しい光景で、神聖すぎて、人間じゃないんじゃないかと思った(本日2回目)。

とか思ったのもつかの間、ニコッ!って音がしそうなくらいの親しげな笑顔になって、彼は歌い出す。

「でもいつの間にやらまた笑って暮らしてる」
「僕らは許し合う力も持って産まれてるよ」

さっきの神聖さとは打って変わって人間くさい表情に声色、それらを携えて「僕ら」の一人称で歌ってくれることにぐっときてしまう。


アウトロのらっららっららー、リフレクと違う!
リフレクは曲メロと別のフレーズ(ららっらっららーとか)(わかりにく)を歌ってたけど、今回は曲メロに沿ってる。
締めの「トゥットゥットゥー」まで再現してるの初めて聴いた、コーラス隊がいるからこそって感じ!



■祈り~涙の軌道
うそ……忘れてなかったんだ……;;

この時代の曲、30周年のベスト収録の年代にもかかわらず半エンで完全にすっ飛ばされてたもんだから、勝手にもう忘れちゃってるのかと……。
つい最近2010~2013年頃のMr.Childrenと自分たちのことを思い出していたからすごく嬉しい。たしかにあったんだよ、この時代。
1段ずつ階段を上がったり下がったりするようなメロディを聴きながら、「日本的な音階の曲にしようと思った」と言っていたこと、震災後(かぞえうたを除いて)はじめての曲だということを思い出したりもした。
社会と暮らしの中で、それでもと生み出された音楽。
そのことだけで今日選ばれたとは思わないけれど、意味を大事にしているであろうこのセトリで選ばれたってことがすっごく嬉しい……。

前曲の「願い事をしよう」から「祈り」に繋がるの、いいなぁ。重ねられてより確かになる、みたいな。
また繊細なようでいてがっちりと絡み合う楽器の音が、その「祈り」を力強く支えているのをイメージさせる。こんなに「バンド」の曲だったんだ、この曲。

風に吹かれながら傾きつつある陽に照らされながら歌うさくらいさんが本当にきれいで、この歌そのものみたいで、見とれてしまう。浄化されていく……。
ブラオレで最後にこの曲を見たときの景色を未だに覚えてる。
400レベル最後列から見下ろした真っ暗な会場の中で、さくらいさんただひとりに照明の光が差していたあの光景。
「忘れないで君に宿った光」で会場に差し出された手。

記憶の中にある「祈り」の光景が更新されるのが嬉しい。
暗闇に差し込む一筋の光、って印象だったけれど、こんなにも開放的な場所も日差しも似合う曲だったんだね。



曲が終わって、次の曲の本イントロに入る前に聴き覚えしかないシンセの音が流れてきてはっとする。
ステージ上には青のムービングライト!
この曲は!!



■幻聴
口がすべってでリフレク思い出したところに;;
でも本イントロ前のシンセがいつもの2、3倍くらいになってて最初「幻聴だ!!」→「???幻聴だよな???」になった(笑)ちゃんと幻聴だった(笑)

イントロ明けて「でももう一度走り出す」からのベース♪ドゥン!好き〜〜〜!!!!ちゃんとモニターに抜かれたやったーーーー!!!!

ほんとにだだっ広い場所で聴く「地平線のある景色」「果てなく広がる世界」、たまらん……。
ていうかapで幻聴聴けてるのすごい……信じられない……。apなし時代に生まれた曲が、そのときの準新曲とかでもなく選ばれてapで鳴らされるの、感慨深くなってしまうよ……。(忘れ得ぬ人は選曲の衝撃で思う暇がなかっ)(ごめ)

ジェスチャーetcは重力と呼吸寄り。
「なくない」のジェスチャーなし、「一歩また一歩」は大股でゆっくりめ(オーバーさでいうとリフレク未完<ap'23<重力と呼吸)、ラスサビは「みんなの微笑み」。
アウトロでエーオーのコールなし、CD音源のシャウトもなし、という感じ。

ところであの、サビはこれからも横振りで煽ってく感じですか……!!ライブフィルムで拍手と縦振りを刷り込まれた人間、またしてもマイノリティになってしまう……!!いやもうなってる!!(笑)
これからも好きな動きし続ける!ごめん!(笑)



■Your Song
重力と呼吸を思い出す「みんなへの歌です、Your Song!!」の口上から!
うわーーーー!!うそ!?ここで!?!!とか思ってるうちに「一緒に!」\ウォーオーーーーーーーーー!!!!ウォオオーーーーーー!!!!/

うわーーーーーーーーほんとにMr.Childrenの声出しライブだ;;;;;;

Your Songのここ、たぶん多くの人にとってコロナ禍前最後にMr.Childrenと一緒に声を出したフレーズじゃないかな。
私はずっと、AAGの最後に退場曲で一緒に歌った「ウォーオー!」が、Mr.Childrenとの最後の声出しだったと思ってた。その記憶を支えに半エンまで過ごしてこれたよ。

もちろんさっきCROSS ROADでもHOWLでも声出ししたし、去年Zepp Nagoyaやたまアリでもちょこちょこ声出ししてたんだけど。
でもここで聴くこれがいちばん「やっとみんなで声出せた」って感じがする。
会場一体となって湧き上がる声とステージ上のたまらなく嬉しそうな顔をその証明と思っちゃだめですか?

「飛び込んでくる嫌なニュースに心痛めて」で、AAGで聴いた時にもその日その日の直近であったニュースを思い出していたなと思い返す。
時に波風立つ社会の中に「君」とともにいる暮らしがあって、そこに音楽が寄り添っている。そんな歌だと改めて思う。
「社会と暮らしと音楽と」、本当にそのままみたいな曲。

そういえばたはらさんのギターが半エンの「生きろ」で使ってたNashの黒のギターでびっくりしました。AAGでは青テレだったのに!
この1曲でしか使ってなかったから、わざわざこの曲のために持ってきたってこと?
なんとなく「生きろ」の魂を引き継いで鳴らされている感じがして、ちょっと嬉しいな。






【2日目】
さぁて迎えた2日目!!
昨日は曇りだったのに対して太陽ギラギラ、だけど風が気持ちよかった日!
この日のお天気そのまんまみたいに熱入りまくり、勢い余ってかミス多めの日。だけど大好き!!



■CROSS ROAD(その後配信)
今日は2番で「聴かせてー!歌えるっ?」←昨日より優しくなった
これ毎日歌わせるんだ(笑)

アウトロでばーんとたはらさん抜かれたと思ったら弾いてなくて頭混乱した(笑)
ここのギターおぐらさん担当だったんだ!



■雨のち晴れ
イントロギターミスったァ!!(笑)
なんだかサンギビ日産初日のfanfareを思い出しちゃうな……。

じぇんちゃん拍手煽ってた!(3日間)

「男ってぇそんなもんさ、そうだろぉー!!」←昨日よりエスカレート
全体的にエスカレートしてて踊りまくり、おふざけしまくり。
「僕一人が浮いてる」を体現してる(笑)
この「僕」はぜってー生き残るじゃん!!

2日目雨のち晴れのこのはっちゃけぶり、大好きだったんだけど、ミスがでかいから配信に選ばれなさそうだなぁ……!!悔しい……!!
(とか言ってたらそもそも「雨のち晴れ」自体配信されないなんてそんなことある????)



■MC1
昨日と同じ「Bank Bandの面々を招いてボーダーレスに」のMCから始まる。

さく「ほんとはもっと日が落ちて……心地よい風が吹いてる中で……(はっ!)ってもしかして今そうじゃない!?!!
ちょうどいいからこのままお届けしようと思います!!」
から即次曲へ(笑)

じぇんちゃんわたわたしてたしほんとに突然入ったんじゃないかって気がするんだけどこんなことある!?!!?!(笑)



■Simple
こんな入口ぐちゃっとしたSimple初めて聴くよ!!(笑)(笑)
最後に聴いたSimpleはサンギビの弾き語りスタイルだったから、4人揃ったSimpleを聴くのは久しぶり。
ていうかもしかしてスパファンぶり??えっ前すぎる……。
暑いけれど、風も相まって気持ちいい。

「ざあざあ降りの雨を~凛々と茂るあの草木のように」
ここをつま恋の大空と緑のもとで聴けるの、嬉しいなぁ。

ラスサビの「探してたもんはこんなシンプルなもんだったんだ」でオク下げだったのにびっくり。初めて聴いたかも!



■口がすべって(その後配信)
「人間の良いとこ」で左人差し指、昨日はやってなかったと思う。進化!

アウトロで指揮者みたいに腕スイングするのもこの日からだったと思う、かわいい……かわいい……!!



■pieces
あ"ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(泣)
昨日に引き続き;;;;ベストのコピーにまでなったのに華麗にスルーされていたpieces……!!ここで聴けるなんて誰が思うの!!;;;;
ありがとうありがとう……思い出してくれて、やってくれてありがとう……;;;;

「ここにいる」、こんなにも心強かったっけ。
この日のさくらいさんの射抜くような視線と力強い声、バンド全体の凛とした佇まいが忘れられない。
ほんとにずっとこの曲がここにいなかったことを想っていたところからの「ここにいる」だからってこともあるかもしれない。
完全にやられてしまった。

これもまた繊細なようで「バンド」の曲だって再確認する。楽器の音が力強く曲を編み上げてる。

昨日のセトリのことも思い返すと、祈りのポジションでもある。
自分の中でpiecesにはある解釈があるんだけど、祈りはそういう解釈をしていなかったからはっとした。制作の経緯も考えるとそうか、祈りもそういう歌として読めるのか……。(自分にしかわかんない感想ですみません)

あと、もしかして今日ここまでのセトリってリリース年代順だ……?
てことは次は2013年以降の曲?

とかいうのんきな思考は、しばらくして流れてきた音に打ち壊された。



遠くから近づいてくるかのような、ヘリコプターの音。



■ゆりかごのある丘から
この日、ここまでの曲の記憶が薄いのはこの曲を浴びたせいと言っても過言じゃない。
ヘリコプターの音が聴こえてきた瞬間、これから何が起こるのか想像して立ち尽くした。

人生で、聴ける日が来るなんて思ってなかった。
そして、まさかこんなふうにこの曲の意味を最大化した形で聴くことになるなんて思わなかった。

アマチュア時代の「ゆりかごのある丘から」は、「戦争」を描いた歌だった。それが深海に収録されるにあたって、「戦場」にリライトされた。
当時の彼は「“戦場”にすることでよりリアルに捉えてもらえるのでは(解釈の余地を拡げた)」というコメントを寄せていた。
でもその27年後に披露されたときに、拡げたはずの言葉の意味が原義に遡ることがあるなんて、誰が思う?

私たちの日々の暮らしの外にある(と思い込んでいる)「社会」を、彼らは音楽を通して見せようとしている。

「社会と暮らしと音楽と」。
そんなに生易しいものじゃなかった。
なんにもわかってなかった。


打ちのめされるような気持ちを助長するように、鐘のように響くギターの音が、サックスの音が、会場を支配していく。
初めて聴いたけれど、本当に「深海」の曲なんだな……。
今ここが野外だと信じられない。こんなにも開放的な場所なのに、とてつもない閉塞感を感じて、真っ暗なドームを思い浮かべる。
未完ツアーのMCで、さくらいさんが「太平洋ひとりぼっち」って言ってたっけな。
こんなにテンポが遅いのに、ゆったり穏やかな気持ちになんて微塵もならない。
苦悶するような彼の表情が、もどかしげに宙を彷徨う手が、切なさが哀しみが滲む声が、胸をぐしゃぐしゃにかき乱す。

この曲を、27~26年前には50回近く披露していたことが信じられない。

具体的なカットを覚えていないのが悔しいけれど、この曲はカメラワークもすごかった。
ここで誰をどの角度から抜く、どれだけズームアップする、どうフレームアウトさせる、っていった映像表現ががっちり曲とハマっていて、この曲の表現を何倍にも増幅させていた。
まったく場当たり的には感じない。ワンマン、しかもツアー数公演目?ってくらいに練り上げられた、気合いの入ったカメラワークだったと思う。

今ライブ後のメモ見たら「キス」って書いてたけどなにかジェスチャーしてたのかな、まったく思い出せない……!!

それまでは原曲準拠色が強かったけれど、アウトロでは即興のセッション混じりのような演奏へ。
歌詞で歌っていたどうしようもない哀しみとやるせなさを最後の最後に音に乗せて爆発させるかのよう。拓夫さんのサックスが、原曲を飛び越えてこれでもかと唸る。何度も炸裂するドラムに合わせて照明が明滅する。
次第にセッションは絡まりながら不協和音になっていき、そこに再びのヘリコプターの音が重なる。

会場から拍手が巻き起こる中、途切れることのないピアノに心臓がばくばくしてくる。

まだ終わってない。
このままたぶん次の曲がくる。


この曲からの次の曲って?

だって前の曲がこれで、ていうことは



■花の匂い
ピアノの旋律がこの曲のイントロになった瞬間、思わず柵に突っ伏した。
もうここが底だと思っていたら二段底だった。
この曲をこの並びでやるってことだけで、もう……。すごい。これをやってしまうんだ……。
1曲だけでも伝えすぎてしまうこの曲を、この順番で。

ただ、イントロ時点ではこの曲をやること自体の重さでやられてしまったけれど、曲が進むにつれて少しずつ心がほどかれていく。
そうだった、この歌ってつらさだけを歌う歌じゃなかった。こんなあたたかくて、愛おしさと祈りに満ちた歌だった。
それが伝わりすぎて苦しくなる、涙になって出てきてしまう。でも嫌な苦しさじゃない。

後から考えると、かたや生き残った先の喪失を歌った歌、かたや別離の先でもたしかに残るぬくもりを歌った歌。
まるで鏡合わせのような2曲。
今日のこの2曲はふたつでひとつ、表裏一体なのかもしれない。

前の曲とうって変わって柔らかい声色で歌うさくらいさんは、ほとんどずっと目をつぶっていた。
もしかすると涙を耐えていたのかもしれない。
胸をぎゅっとしていたのは「この胸に溢れてる」の歌詞だったかな。

「別の姿で 同じ微笑で」は、想いが先走ってしまったのか「同じ姿で 別の眼差しで」になってしまう。
半エン福岡初日や長居ファイナルのGIFTでもそうだったけれど、今回もまた熱が入りすぎた結果の歌詞間違いのように思える。
間違いなくミスではあるんだけど、でも、「伝えたい」って思いながら歌ってるの、ものすごく伝わってるよ……!



■Your Song
とはいえ切り替えがはえーーーーーーーんよ!!!!!!!!!(笑)
サンギビの沖縄→こんなふうに略でもまだ半分泣きながらMCして即曲入ってたけど!!!?!あの!?!!?!切り替え早すぎない!?!?!!!
前2曲で気力を使い果たしてずっと呆然としてた、なんも覚えてない(笑)

終わった後考えるとゆりかご→花の匂い→Your Songで「社会」から「暮らし」に戻ってくるっていうセトリで、いつも「1999年、夏、沖縄」や「HERO」「タガタメ」などで1曲の中でやってることを数曲かけてやったっていうことだと思うんだけど、このときはもう……そんなこと考える余裕も思考力も残ってなかった……。

終わったあと、何も言えなくて……一緒に見たメンバー同士でただただ向き合って正座してた……。
後にも先にもこんなライブはきっと無いでしょう……。
打ちのめされた……。






【3日目】
超絶太陽ギラギラ、しかも風もほとんど吹かなくて3日間でいちばんハードだったこの日!
前日の夜、ようやく言葉を取り戻してから「祈りとpiecesやったから明日はEnd of the dayじゃない!?」「esとかかなり社会と暮らしと音楽とじゃない?」「ALIVEも!」などなどセトリ予想に花を咲かせながら帰ったけれど、果たしてどうなるのか!
どきどきで迎えた3日目!



■CROSS ROAD
前述の通りここまで無風だった3日目。
にも関わらずこの曲が始まった瞬間風がサアーーーーーーーって吹いてきて冗談かと思った……なんてバンドなんだ……。

今日の3番は「聴かせてー!」みたいな感じ。
結局ほんとに3日間歌わせてる……!!



■雨のち晴れ
イントロミスらなかった!!(笑)(それはそう)

「お前って暗いやつ」で客席指さしたり、「なるべくいい娘探したいって思っちゃいるけど」で客席物色したり、「男ってそんなもんさァ、だろォ!?」になってたり、今日もやりたい放題!
「最近じゃグラマーな子に滅法弱い(胸ワシャアアア)」←それは自分がグラマーですけど!??!!?!wwwww

原曲の雨のち晴れってわりとダウナーでポーカーフェイスな歌声だったから、こんなにも情感たっぷりで歌われる雨のち晴れを聴ける日がくるなんて想像もしてなかった。
ほんとにくたくたになったみたいな声で「疲れ果てちまった」って歌われてからの、とびきりの笑顔と明るい声での「イメージはいつでも雨のち晴れ!」、毎日すっごく嬉しかった。
疲れちゃっても最後にはこんなふうに軽やかに無敵に乗り越えていきたいなぁ。
雨のち晴れがもーーーーっと好きになった3日間だった!



3日間共通の「ボーダーレスにお届けします!」のMCから「こばやしたけーし!」で呼び込み!
呼び込まれたたけぴはさくらいさん?ミスチル?をアピールするように両手で指さし(ビジュアルはほぼゲッツ)。



■横断歩道を渡る人たち(その後配信)
この横断歩道をまた聴けるなんて;;;;(1日ぶり2回目)
セトリ、変わったまま3パターン目に入るのかと思ってたけど、もしかして初日に戻る……?普通にまた聴けてめっちゃ嬉しい……!!

めちゃくちゃ細かい記憶だけど、この日はさくらいさんをアップで映すカメラのアングルが上手側から(ほっぺのほくろ側から)が多かった。
初日は逆側がメインだったなぁと思い出す。

初日よりもさらに丁寧に歌詞をなぞるように歌う。
「かばい続けてきた足」や「強い風でも吹かぬものかと」のジェスチャーは初日はやってなかったような……。全体的にジェスチャーも細かくなってたような気がする。
しかしめちゃくちゃいい顔で歌ってるけどスカートめちゃくちゃ大胆にめくれさすなぁ!!(笑)

初日の感想でも書いたけれど、「愛し合っているんだ」のブレイクはなしで、初日よりもちょっぴりStDやセンアリ寄り。

「それなら『いつか』仲間に入れてくれ」の歌詞は「それなら『僕も』仲間に入れてくれ」に。単なる歌詞間違いかもだけど、これはこれで別の意味を感じられて好き……。いつかなんて待たないぜ!って感じで!



■HOWL
うわーーーーーHOWLもまたやってくれるの!?!!?ありがとうございます!!!!ありがとうございます!!!!!
2回目なのに今日が初日みたいにイントロで大喜びした!!!!

この日はとにかくお隣の某ちゃんと遊びまくってめちゃくちゃ楽しかった……!!
「アルコールを胃袋へ」←本人やってないけど勝手にやる
「年2、3回」
「バイク」
バタフライは本人がいちばん面白いからやらない(笑)
なんか初日より顔がエスカレートしてたような……確認のため映像くださくらい

サビあたりで謎のえろい腰つきがあったのこの曲かな……全然歌詞と関係なくてなんで!?!!wwwってなったんだけどあまりに関係ないタイミングだったからどこか思い出せない(笑)



■口がすべって
ラストのトゥットゥットゥーでじぇんちゃんがカメラ?たけぴ?に向かって「しー!」!!かわいい!!
気づかなかったけど昨日は投げキッスしてたそうな(  ◜௰◝  )



■MC1
なかけが水飲んでんの初めて見た!!!!!(謎レポ)

さく「(暑いよねの話)
朝起きたらニュースで熱中症アラートが出てたのも見ました。
で、今日楽屋に行ったらすずきくんがね、今日暑いからセトリ変えない?って言ってね、」

す  ず  き  く  ん  !!!!
この呼び方を生で聴くの、2011年5月(センアリさいたま)ぶりじゃない!?また聴けて嬉しい……!!
とか思ってたら続きの記憶完全に抜けた(笑)

暑いからやる曲ってなに!?ラララとか?!!!



■HANABI
とか思ったら違った(笑)(笑)
ええーーー!!HANABIでベースfreedom青ってあるんだ!?!!(あとから確認したらap'21とかでもあったみたい)

一足先にSAIでも声出し解禁していた曲だったけれど、やっぱりap/つま恋というホームグラウンドの「もう一回もう一回」はすんごかった。
メンバーもほんっとうに嬉しそうヽ(;▽;)ノ

この曲と次の曲は、「社会と暮らしと音楽と」に寄り添った曲でありながらも、誰もが知るキラーチューンでもあって。
2日間参加してくれたbacknumberのファンを筆頭とした、みんなの知っている「Mr.Children」を期待してくれている人たちに応える意図もあったのかもなぁなんて思う。
いちファンの自分ですら2日目のあのセトリのあとのbacknumber&backnumberファンのみなさまにありがとうとごめんねとありがとうでいっぱいになったもんだから……。
よく2日目のあのセトリの後に出てくれたし、よくこのポピュラリティガン無視な「社会と暮らしと音楽と」超絶フィーチャー濃厚セトリに付き合ってくだすった……本当にありがとうございます……!!
知ってる!ってあがってくれてたり楽しんでくれてたりしたらいいなぁ……!!



■名もなき詩
実は転換時のサウンドチェックでこの日だけ「アコーディオンチェックしまーす」って言ってて……アコーディオンの曲っていったらもうこの曲とその曲とあの曲(参加者的には昨日の方が可能性高そうだけど)くらいしか思いつかなくて……いやどう考えてもいつも通りこの曲なんだろうけど……でも今回のapのMr.Childrenならその曲をやる可能性あるのでは……!?めっちゃ「社会と暮らしと音楽と」だし……!?って考えてライブ前勝手に緊張マックス心臓バクバクになってたんですが、
だよね!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)

むだにいろんな想像巡らせてたせいでイントロのジャカジャーンで緊張の糸が切れて急に脱力してしまった……(笑)
名もなき詩はなんも悪くない、お前(私)が悪い!!!!(笑)

私この日初めて知ったんだけど、たはらさんって普段から「真実を握りしめる」で真実握りしめポーズしてたのね……。まったく知らなかった……。
お隣の某さんが突然顔の横でガッツポーズキメたから何!?!!!!って思ってステージ見たらたはらさんもやってて……ライブ後「突然握りしめてるから何かと思ったらたはらさんがやってたんだねー!」って言ったら「(たはらさん)いつもやってるよ???」って言われて……え……?うそ……私今まで何回名もなき詩見て……??
いかに自分の目が中央の人に釘付けになっていたか思い知らされました……まじで知らなかった……。

曲の中盤あたりでなかけが頭ぶんって振って前髪しゅってなってんのめっちゃかっこよかったな……なんのことかまったく伝わんなさそうな感想だけど……。



■MC
さく「今日ここまで来たらみんなで残って花火見ようぜー!
なんのことかわかんない人はいいよ(笑)」
好き(好き)

さく「みんなの歌です、あなた方への歌です、みんなへの歌です」
最初に言っちゃった!!



■Your Song(その後配信)
涙を拭ってるのかなって思ったところがあったんだけど、汗だったのかなぁ。

手ぐるんぐるんしてシャウトを煽ってた。それに応えて思いっきり声を返すっていうこのステージと客席のキャッチボール!

3日間に渡ってトリを務めたYour Song。
この曲がこんなに大事な役目を任されていること、AAGの記憶を引き継ぐようにステージと客席との架け橋になっていること、嬉しくてたまらなかったよ。








【初日いろいろ】

<Bank Band>
・よく来たね、泣いてたのかもしれない

・とか思ってたら今度は緑の街でこっちがめちゃくちゃ泣いた



<宮本浩次>
・謎ポーズぜんぶフィギュアにした上でガチャにしてほしいよね。どれ出ても嬉しいやつ……。

・冬の花、サビのカースケさんのドラムの音圧で消し飛びそうになった

・「時のまにまに」(手ふりふり)←好き

・冬の花、転がる、詩。で聴いた時はリリース直後&高音キー連発でつらそうだったけど、数年経って歌えるようになってる……さすが……!!

・呼び込み(配信から書き起こし)
みやじ「今日は一人の男を呼び込まさしてもらうぜエビバデ!
この男ほんとに、会う度に人をポジティブな心にさせてくれる、ほんとに素敵なヤツです。素敵な男です。素敵なシンガーです。そして!気持ちのいい男だ!エビバデ!
ボーカリスト!さくらいかずとしーーーー!!」

愉快すぎる

・さくらいさんの衣装かわいすぎ

・東京協奏曲
「踊るように」踊った!!!!
みやじはここまでの曲で消耗しててちょっとつらそう、でも音を外すとか出ないとかはまったくなくてさすがですわ……
そして「さすがBank Band、水飲む暇も与えない!」←与えようよ!!笑
ハモもきれいだ〜〜

・「みやもとくん」なのいいよね



<小田和正>

・謎トーク
おだ「さくらいくん今年何歳?」
さく「53歳です!」
おだ「それではThe Flagという曲を聴いてください」

?????????!!!????????!!!!!!

・so far so good
さくらいさんに任された「たとえ選んだその道が間違っていても無駄な時間が流れるわけじゃない」の部分にはっとする
ずっとこの人が歌ってきた歌詞とも大いにリンクする内容。
そのことをずっと歌い続けてきてくれた人にこの部分を任せてくれて、歌うのを聴くことができて、ほんとうに嬉しい

・たしかなこと、本当にすばらしかった……。今日来てよかったと思わずにおれなかった1曲。

・生まれ来る子供たちのために
さくらいさんが(歌で)祈るのに弱いのでこれもやられる、
「勇気を与え給え」←好き……

・反省会
さく「さっきおださんに聞かれて53歳です、って答えましたけど、会話って、そこで終わりじゃないんですよね。
『おださんは何歳ですか』って聞けばよかったって思ってました……笑」



<退場時>
・「Mr.Children、SUNNY!!」の呼び込みにおっ!!

・漫才
さく「気をつけて帰ってくださーい!
ちょっと!小林さん戻って!小林さんなんか一言!」
(たけぴ1回スルーしてそのまま退場して会場笑)
こば「(出てきて)すみません段取り悪くて(笑)」
さく「一言!」
こば「気をつけてー!」(会場笑)(ほんとに一言笑)
こば「せめてBank Bandのメンバーは呼ぼうよ!来れるBank Bandの人間来てください!」
さく「Bank Bandのみなさん、小林さんが来いって言ってます!」(捏造)



【2日目いろいろ】
・たけぴ「参戦してくれてありがとう!
apってスマブラだったんだ

・アイナさんめ〜〜っちゃよかった……「私は音楽で小林武史さんに教えてもらいました」の言葉泣いちゃったな……
Swallowtail ButterflyでBank Bandのメンバーひとりひとりにいたずらみたいに絡みに行くのも、泣くような場面じゃないはずなのに笑いながら泣いちゃった
音楽の精みたいだった



【3日目いろいろ】
<Bank Band>
・奏逢
飲み込む、怒りぃ!(逆昇竜拳)現地で気づかなかったんだけどwwwwww今度からやるね
転調教えてくれるやつだーーーーーいすき!!!!!

・「朝早くから前の方陣取ってたんでしょ」←わろた

・MC(配信から書き起こし)
さく「そーとー大変だったでしょ?今も大変?暑いよね?
 その暑さ、どうでもよくなるぐらい、心のこもった、伝わる、歌を、演奏を、心込めてお届けしていくつもりではありますが!
 それでもどうにもならない場合、どうか無理しないで思いっきり休んでね!休んでる場所にも届くようにこちら側は演奏します!

とにかくみんなが最後まで笑顔でいることを願ってます。
この後も素晴らしいアーティストがこのステージに立って音楽を奏で、皆さんと繋がって、色んなことを重ねて、想いを重ねて、それで最高のap bank fes 2023を織り成していきたいなと思ってます。 
どうか最後までよろしくね、楽しんでって!」

・退場時
さく「さっきトイレでKREVAに会ったんだけどね、紙ナプキンを2枚取ってくれました。優しい男です(笑)」←なにこのMC

さく「時間がかかっちゃうかもしれないけれど」
↑こういう誠実さが本当に好きです  信じられる人……


初日の退場時の好きすぎたやつ↓





思い返すほど、「社会と暮らしと音楽と」にこれでもかって向き合ったセトリだったなぁと思います。
ひたすらに翻弄されて心揺さぶられた3日間は、たった3日のはずなのに「社会と暮らしと音楽と」ツアーと思うほどの濃厚さだった。
加えて、勝手に俺たち世代の曲!なんて思ってしまう懐かしのあの曲この曲をやってくれたこと、たまらなく嬉しかった。
しかもそれを偶然や必然で久しぶりにあの人この人と一緒に見れたりして、帰り道でわいわい話したり、「また明日ー!」とか「おはよー!」とか言ったりしながら毎日を過ごして……。

これだけでこれから先何年でも生きていけるほど、本当に幸せな時間でした。

次のapは何年後だろう?また5年後とかになっちゃうのかな。
今回も「もう5年も経って大人になったしゆったり見よ♪」なんて言いながら結局ゆったりの中の前を攻めてしまったんだけど、5年後はどうだろう。さすがにほんとにゆったりするのかな……それとも気づいたらあっという間に5年経っててなんも変わんないのかな……。
ていうか5年後の夏って気候どうなってるんだろうね……!?

たとえ5年後でも何年後でも、会場に行ったら約束してなくてもばったり誰かと会えて、一緒にライブ見たりわーわーしたりして、そしてそのステージには彼らがいる、そんな3日間があってくれたらいいな。

その日まで、どうかみなさまお元気で。
また、みんなでMr.Childrenに会える日がきますように。

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Koshi Inaba LIVE 2023 〜en3.5〜 @ 2/1,2 横浜アリーナ 感想文



en3.5にじぇんちゃんがサポメン参加するということでおじゃまさせていただきました横浜アリーナ!

参加前に駆け込みでいなばさんのソロ曲全曲(サブスク配信分)予習、B'zさんもまだ全曲聴けていない(ライブは2回参加させていただきました)、というレベルのいなばさん知識。
じぇんちゃんや曲・演出についての感想をメインに、ライブ&配信の感想をまとめました。ミスチルファンということもあり、ミスチルに思考が飛躍することもしばしばです。
自分の感想を真空パックする目的の記事ではありますが、もし少しでも楽しんでくださる方がいれば幸いです。

ではでは以下どん!




【Koshi Inaba LIVE 2023 〜en3.5〜 @ 2/1,2 横浜アリーナ】



■オープニング
円形ステージの上空の円柱型のモニターにオープニング映像が流れる。
映像中ではいろんなモチーフで「3.5」を表現。
みかんとか犬とかチューリップとかかわいい〜〜!この柄のグッズほしい……(オタクすぐグッズにしてもらいたがる)
最後にライブロゴのエンジンメーターの映像になって、ステージに繋がる花道の縁が光り出す。

花道の奥から数人分の人影が歩いてくる。
モニター越しでも暗すぎて顔は全く見えないんだけど、先頭の人のシルエットの腕を広げる角度(?)に見覚えしかない。
何度も見てきた、花道を練り歩く時のそれ!じぇんだ;;;;;;;;

遅れていなばさんも登場。羽織っているコート?の感じもあってプロレスの入場みたい!
全員が揃うと前触れなくセッションがスタート。
いなばさんのハープ!初めてお目にかかります!
このセッションから始まる感じにオトナな雰囲気のライブだな〜と思ったんだけど、オトナ判定雑!(笑)


■1. 愛なき道
あまりに聞き馴染みのあるスティックを鳴らす音と「ワントゥースリーフォー!」から始まり。
か、カウントしてるヽ(;▽;)ノ(そりゃそう)

じぇんちゃんは黒Tシャツに黒リストバンドに黒シャツを羽織った姿。シャツはスパンコール的なものできらきらしていて珍しい感じ。いなばさんインスパイアかな……!?
実際いなばさんのパンツ毎秒軽くフラッシュたいてるレベルでキランキランしてたんだけど一体なんの素材だとあんなに強力にキランキランするの???(笑)

始まってしばらく経ってから気づいたけどバスドラのヘッドen3.5柄ッッッ……!!!!そういうことするッ!!細やかな男ッ!!(きゅん)
脱線するけれど過去のバスドラのヘッドってどうしてるんだろう、いつか展示とかどうですか!!
(※後日、B'zファンの方のツイートでいなばさんのおかあさまのお店に飾られているとの情報が。そのまま手元保管になるかと思ったらプレゼントしたのね!!)


■2. The Morning Call
これは事前に聴いて好きだと思ってた曲!!オシャピアノ曲だいたい好きかもしれない、わかりやす人間……。
デデデデデッ♪デ↓♪  デデデデデッ♪デ↑♪  ←めっちゃ好き

初日はセトリ予習的なことはしないで参加して、2日目はライブ後に作ったプレイリストを1日聴いてから参加したんだけど、2日目のライブは曲が身体に入った状態で初日よりもっと楽しかったなぁ。
初日は手拍子しかしなかったけれど、2日目は自然と他のお客さんと同じようにサビで縦振りしちゃった。したくなるのわかる!!

曲の終盤でドラムが静かにチキチキ→ワンツースリーフォー!!(シャンシャンシャンシャン!!!!)するのめっっちゃ興奮した!!静と動のコントラストたまらん!!
このあたりからえっ待ってすずきひでやさんドラムうまくない……???になってました(失礼)


■3. Stay Free
イントロのじぇんドラムパートで頭振るたび前髪がもふぁっもふぁっ!と……今の毛量の多さがわかる……。

いなばさんマラカス!!これが噂の!!!!
客席向いて振るのかと思ったらドラム向いたままなのですか!?(笑)

この曲も2日目は自然に縦振りしちゃったな〜。
ベースが楽しい曲。
ドラムのだんだんだん!(←謎のメモ)

三日月のようにとんがるいなばさん!!!!(よき)

「自由ってどんなもんでしょう」で演奏抑え目になるとこのチキチキ→大サビダイナミックドラムのギャップ〜〜〜〜〜〜〜!!好き!!(※前曲と同じこと言ってる)
好きなもんは何度でも好き!

初日は左手側からちょーかっこいいじぇんちゃんモニターに抜いてたのこの曲かな?2日目は右肩甲骨側からが多かった気がする!


■MC
近くのお客さんの

いな「こんばんはー!」
近くのお客さん「こんばんはー!」
いな「元気ですかー!」
近くのお客さん「元気ー!」

にほっこり(  ◜௰◝  )
これは絶叫的な音量じゃないです(笑)

いなばさんのアイドル的マイク両手持ち、毎回きゃ♡ってなってしまう……かわいらしい……


■4. Golden Road
「何度も語り歩いたまっすぐなこの道」で花道からいなばさんを映す演出、好きです。
じぇんちゃんオーイェー!って言ってましたね〜!


■MC
いな「向こうのお客さん見えて興奮するんじゃないですか?ゾクゾクするんじゃないですか?」(笑)


■5. I AM YOUR BABY
いなばさんアコギ!!
オレンジと緑の照明この曲かな?この2色の組み合わせめちゃ好き!
じぇんちゃん\カンカンカンカン/

初日2日目と「ぷわぷわの愛って聴こえるな〜かわい〜!」って思ってて翌日検索したらほんとにぷわぷわの愛って歌ってるんだ!?!!?!(笑)
ふわふわでもぷかぷかでもなくぷわぷわの愛ってなに!?!!(笑)


■6. Salvation
2日目、曲始まりの4カウントとお客さんの拍手がぴったり合って気持ちよかった〜!!
この曲のドラムはかなり普段のじぇんちゃんドラム感ある気がする(根拠なし)

「僕じゃダメでしょうか」じゃないんよ、いいでしょ絶対……。


■MC
このMCで羽織ってる革ジャンの背中の柄初めて気づいたんですけどかわいいですね!?!!星とか雪の結晶的な……。
じぇんちゃんMCに合いの手入れてる……他の方に入れてるの新鮮だ……。

2日目のいなばさんがドラム台のこと「ケーキの一番上のところ」って表現してたの心掴まれました……じぇんちゃんがそんなところにいるって思うと心ほこほこ……。
ところで初日も2日目もだけどなんでドラム台回ると毎回うさちゃんになっちゃうの??卯年だから??(笑)(もう2月)

初日はここで初めてはっきり発声OKと言われたこともあって、「ウォオオオーオ」のコーレスはおそるおそるという感じ。
だんだん会場の声が大きくなっていく様子、そしてそれを噛み締めるようないなばさんの表情にじんときましたヽ(;▽;)ノ

……ところで初日はMCでのコーレスがなんの曲のどの部分かわからなかったんですが(なんなら次コーレスするようなポップな曲がくるのかと思ってた)、2日目は「あの曲のあの部分のコーレスやってたの!?」ってびっくりしました(笑)
あれほどシリアスな曲で楽しくコーレスしてたの、後から考えるとけっこうシュールな……じわじわきました……(笑)


■7. 念書
これ好きなやつ!!!!!!!!!!!!このために別料金11000円払っていいです!!!!払わせて!!!!

初日のライブ後「かっこよ照明曲」ってツイートしたのはこの曲のことでした。
円形ステージとドラム台の外周に白い光の柱が垂直に立ち並び、2重の光の籠が現れる。その光の籠が曲に合わせて展開する……どころか曲に操られているかのように曲展開と呼応して動くんです。最高……。
この光の籠、わざわざ2重にしてくれてるのもなんだか嬉しいです。じぇんちゃんにもパワー宿ってる感あってかっこいいです……眼福です……。

この光の演出で特に好きだったのがサビ前とCメロ?の2箇所。
サビ前では、ピアノだけになった演奏に合わせてゆっくりと回りながら光の籠がひらいて、また閉じていく。これが曲が光を操っているみたいでめちゃくちゃかっこいい……!!

Cメロではウォオオオーオのコーラスをバックに、白と赤の照明がゆっくり回転し始め、曲が進むにつれて加速していく。ここのパート、コーラスや演奏の不気味さも相まってゾクッゾクする。大好き。
ちなみに最初に回転し始めたとき毎回脳内アスカが「エヴァシリーズ……!?完成していたの……!?」って言ってたんですが私だけですか??(伝わる人を選ぶ例え)


■8. 正面衝突
これも好きーーーーー!!!!盛り上がったーーーー!!!!
うまく言えないけれどBメロとサビがちょっと懐かしい感じのメロディ?そこも好き!
いなばさんの早口パートもテンション上がる!!

DURANさんのギターソロパート、ミスチルのライブでは絶対聴かない破壊的な音でめちゃくちゃ楽しかったです。同じことたはらさんのギターでやったら壊れそう!(先入観)
最後の方猛スピードで走る車みたいな音だな〜と思ったんだけど、もしかしてこれ「正面衝突」ってことだったりする……!?

終盤ではいなばさんの煽りに合わせて会場全体が両手を上げてうにゃうにゃ。会場全員の振りが揃うのは見たことあるけど、逆にここまで会場全体が不規則に動いてるのは初めて見たよ……壮観……。
あまりに見事な不規則さで集合体恐怖症の人はやばいかもしれない……(笑)

初日はやってなかった気がするんだけど、2日目は何度か突然「Show me the way」の部分を振ってくれましたね。
急に振られてもちゃんと反射で会場が歌えちゃうっていうライブあるある、すんごく懐かしくて恋しくてたまらなかったです……。
そうだよね、ライブってこういうのあったよね。発声ありライブなんだなぁと実感……(;ω;)


■MC
2日目はなかったけれど、初日はここのMCで「全員で向き合ってやります」との一言があったはず!


■9. BLEED
オシャピアノ曲が好きの法則にきっちり則りましてこれもすんごい好きな曲!!!!

念書と同じく、垂直の白い照明が2重の光の檻を作るという演出。
これだけでもテンションが上がるのに、MCのとおりこの曲ではいなばさん&サポメン3名がじぇんを向いて囲んで歌う。初めて見る画に興奮しました、ありがとうございます……!バンド感もあっていいですね!
これちょっと今度円形ステージでやってみてくれないかな……きっと照れちゃうね……(?)

「さらば強くあれ」ってフレーズ、好きです。潔さ力強さにぐっときてしまう。

ところで曲ラストの「さらば強くあれ」でじぇんちゃんが後ろから映された時、首筋がきらっと光って……それがネックレスの留め金だと気づいた瞬間ときめきで胸を撃ち抜かれてしまいました……。
なんかほんとに生きている人なんだなぁ感がとてもいいです……。何言ってんだ……。


■MC
いなばさんが「雨降ってませんか??」とすっとぼける。
初日は本気で信じてどうしよ今日傘持ってないんだけど!?って焦ったんだけど、心配無用でした(笑)
次の曲で「あーーーーーーなるほどね!!!!」(笑)


■10. 静かな雨
これも事前に聴いて好きって思ってた曲!!!!
しっとり心地よく聴き入りました。こういう穏やかな歌、歌い方のいなばさんもすてきですね。

雨垂れみたいな青の照明演出も綺麗でした。垂直な照明演出大好きだからこのへんの照明演出刺さりまくり……。


■11.
なんとなく深海を思い出す雰囲気だなと思ったら「波」って曲なのね、通じるものがあるのわかる気がする。
雰囲気から入ったものの、2日間聴いて歌詞がすっごく好きになってしまった……!!今更だけど、歌詞に惹かれる歌が多いかも。

2種類の照明がメインで、ひとつはスタンド上段の壁を1周する三日月を散りばめたような照明。もうひとつはステージ上をたゆたう波のように照らす照明。どちらも夜の海を思わせるこの曲にぴったりで見惚れました。
初日はちょうど自分の真横から前者の照明が放たれていて、照明器具のレンズみたいな部分に三日月柄が映ってるのを見て感激しました。学芸会の照明くらいしか近くで見たことなかったけど、実際のライブで使われてる照明ってこんな仕組みなんだ〜!って。楽しい!
その一方でうっかり突飛な動きをして遮っちゃったらどうしようと緊張もしたけど(笑)

この曲はほぼドラムがおやすみなこともあってか、今回のライブ中いちばんじぇんちゃんが聴き入って浸っている曲だったように思います。さくらいさんの後ろで聴き入って一緒に口ずさんでいる時と同じ動きをしていました。たぶん口ずさんではいないはず?
動きを見ながら勝手に「うわ〜〜〜〜〜〜わかる!!この曲好きそう!!!!」って思ったけれど根拠なし(ピース)


にわかだからこの曲のあとのセッションが独立した曲なのかライブのみの繋ぎなのかわからなかった!!(笑)(ついったで見たところ「波」のアウトロのアレンジなのかな?)
最後の方でドラムに呼応して照明変わるの好き!!!!ありがとうございます!!!!
すごい今更だけど他の人は口あんなにぱっかん開けて演奏してないね!?!!


■12. Little Flower
引き続きの聴かせる曲ゾーン。
歌い出してすぐ、初めて聴くいなばさんの吐息多めの歌い方にめちゃくちゃテンション上がりました。
こんな歌い方もするんだーーーーー!!!!これもめちゃくちゃ素敵!!!!
そんなささやかな歌声と演奏が、ドラムのダダン!!ダダン!!の号砲からドラマティックに展開していく。
このダダン!!ダダン!!、会場で聴いたとき突然の大音量とインパクトに心撃ち抜かれて胸を押さえました……。

今回のライブ中いちばんドラムが好きだと思った曲。すずきひでやさんの真骨頂!!とか勝手に思ってしまいました。
歌に寄り添うドラムを叩き続けてきた人だからこその「静」のドラム(前半)と、ロックンローラー(!)としてのダイナミックさと引き出しを顕にした「動」のドラム(終盤~アウトロ)が1曲の中で味わえるなんて、至福以外のなにものでもない!
そうそう、曲始まりの満月の映像や、穏やかな本編→激しいアウトロっていう構成に、Othersを思い出したりもしました。Othersも本編とアウトロのギャップが好きなのよ……。ごめんね、すぐに好きなもの並べて共通点ににこにこしてしまう……。

アウトロとかもうずっと胸押さえて見てました。感激が止まらなくて。あんなに長い間かっこいいすずきひでやさんを目で耳で味わわせていただけたこと、本当に感謝しかないです。ありがとうございましたヽ(;▽;)ノ


■13. NOW
モニターに最近よく見るいなばさんのお写真が!モニターの中に走る赤いラインと呼応するようにステージには赤い光の檻が現れる。どうやら新曲だったそう!

毎回Little Flowerにはしゃぎすぎて記憶が……すみません……。かっこいい曲、かっこいいパフォーマンスだった記憶のみ……。
配信見た時はマイクスタンドを連れ回してるお姿にマイクスタンドお散歩きゃーー!!ってなりました(?)

しかし新曲……2/12現在まだ配信等されていませんが……まさか配信されないなんてことが……??よくあることなのですか……??
気になりすぎます……。


■MC
いな「すごい静かに聞くから!!(笑)」←ほんとに前曲と同じ人ですか?  ←かわいい

ここからサポメン紹介。反時計回りにDURANさん→サムさん→徳永さん→じぇんちゃん、の順番。

2日目のサムさんの紹介のとき
いな「コツコツコツコツと!」
じぇ(チキチキチキチキ)
こゆとこ!こゆとこ!!

いなばさんの「おれ」!!(初)

ぐるっと1周しましてじぇんちゃんの紹介へ。無駄に2日間こっちが緊張して気をつけしてしまった……。
うそみたいなほんとの話なんですが、初日じぇんちゃん何言ってるかほぼ聴き取れなかったしフォロワーさんに聞こうと思ってたらフォロワーさんも聴き取れなかったから誰か~~って言っててさらに笑った(笑)  じぇん好きでライブ行っといて誰も聴き取れてないの何!?!!?!(笑)
そんなわけで2日目の感想メイン!

2日目のじぇんちゃんの一言目は「こんばんは!」
こ  ん  ば  ん  は  ;;;;
これだけでめっちゃ嬉しい……こんばんはって言われてこんばんはって返せるの久しぶりすぎて……こんなに嬉しいんだ……。
と言いつつ実際は「こ、こん;;;;」くらいの声しか出なかったけど!

いなばさんよりお誘いの経緯のお話。スタッフさんから「じぇんさんどうですか?」という声があがって「やんないでしょ?」と思いつつ声をかけてみたとのこと。

それに対してじぇんちゃん「初めてです!」と……初めて……!!こっち的にはお久しぶりの!って感じだったけれどご本人的には初めてなのね!?レコーディングのみとかテレビとか1回きりとかゲストとか別バンドじゃなくて「正式なライブサポートメンバー」ってことなのかな!


今回ノーカンだったけど記憶を頼りに振り返ってみると

【ライブ】
林英男(ボーカル山中さわお、サポートではなくバンドメンバー)
ラプソディーズ(ボーカルトータス松本、サポートではなくバンドメンバー)
Golden Circle(ボーカル奥田民生、飛び入りゲスト的なサポート)
奇跡の地球(ボーカル桑田佳祐&桜井和寿、Mr.Childrenのメンバーとして参加)
apのto U(ボーカルたくさん!、Mr.Childrenのステージの直後そのまま演奏)

【テレビ】
ウカスカジー(Mステの勝利の笑みを君と初披露でサポートドラム)
My Little Lover(活動休止中になかけと一緒にサポートドラムで出演)

【レコーディング】
theウラシマ'S(ボーカル草野マサムネ、椎名林檎トリビュートアルバムにて)
他多数

という感じでしょうか。
こうして見るといろんな人の後ろで叩いているんだねぇ。
しかしながらわたくしが生で他の人の後ろで叩いているところを見るのは初!こんな貴重な機会をいただけたこと、感謝しかありませんヽ(;▽;)ノ


サポメンお誘いの経緯のお話が終わったと思うと、じぇんちゃんがいなばさんを引き止める。これは初日にはなかった流れ。
「じぇん“さん”じゃなくて“じぇん”とか、せめて“じぇんくん”って呼んでほし……」

じ  ぇ  ん
せ  め  て  じ  ぇ  ん  く  ん(二度見)

突然のお願いびっくりしました(笑)
他のサポメンさんの呼び方(DURAN・サム・とくちゃんとお呼び?)や自分の方が年下なのに……!!(謙遜)というところでしょうか?
しかし今日最終日!もう後半!!(笑)

じぇん呼びおねだりも無事叶って、ここからは初日と同じ流れでドラムセット回転のお時間。ここでもうさぴょん。
あまりにナチュラルだったからか、ついったではうさぴょんが十八番だと思われているいなばさんファンの方もちらほら……。いえ、こちらも初めて見ました(笑)
なんならドラムセット回転も初めて見てます(笑)

いな「ジェンさん準備いいですか!?」
じぇ「オゥケ~イ!!」

このやりとりが伏線となってお次の曲へ!


■14. Okay
ワンツースリーフォー!のカウントから始まったのはこの曲。オゥケイからOkay!!なるほどね!!
この曲以外でもう1曲でもあったんだけど、4カウントのテンポと声にあまりに聴き覚えありすぎてinnocent world始まるかと思ってしまった(笑)

UNITEの頃に既に聴いていたこともあって、いなばさんのソロ曲の中では個人的にいちばん馴染みのある曲。
そのはずなんだけど、今日初めて歌詞を意識して聴いた結果、この日聴いた曲の中でいちばんイメージがひっくり返されました。
あんなに明るいアレンジなのにサビ「いつかくるボクのいない世界」って歌ってるなんて思ってなくて、「こんなこと歌ってたのーーーーー?!!?!!?!」って度肝抜かれてしまった(笑)

この内容の歌のタイトルが「Okay」であること、すごい。
こんなに明るくOkayと言えてしまう強さに胸を打たれた。し、会場に「Okay」を言わせてくれることでひとりひとりも「Okay」になる感じにも。「Okay」になる、日本語で言うと「大丈夫」になる感じ。

いちばん「ライブで聴く」ということの意味を感じた曲だったかもしれないです。すごく心に刺さりました。


■15. YELLOW
前曲が終わったと思ったらじぇんちゃんDURANさんの掛け合いが始まって「アア〜〜〜〜♡♡♡」になりました(突然のIQ急降下)

サビでほとんどのお客さんが表拍で腕振ってたと思うんだけど、毎回逆(裏拍)でゆらゆらしてて申し訳なかった……いつもの癖で身体の動きドラムに合わせてしまうんや……。


■16.
イントロ1音目の瞬間会場がわっと盛り上がったのがわかった!!ほんっと楽しかった~~~!!!!

2日目は一瞬だったような気がするんだけど、初日のイントロではじぇんちゃんといなばさんが背中合わせで拍手を煽ってました。正直に言っていい???良すぎてメッッッッチャクチャ嫉妬した(笑)
これは円形ステージじゃないとできない!!!!!!さくらいさん!!!!!!!やろうよ!!!!!!!!!!!(笑)

2番ではマッスルポーズでウッ!ハッ!みたいなリズムでお客さんにアピール。もう完全に曲が身体に入ってるんだな~~~ステージ側もテンション上がっているんだなぁ~~~と実感しました。

終盤で演奏がブレイク。いなばさんの「ヨコハマーーーー!!!!」のシャウトに被せてシンバルのシャンシャンシャンシャン!!で曲再開。
これもかっこよすぎました……そして悔しい……良すぎて悔しい……!!(笑)
どうですか??これはハートに火がつくんじゃないですか??触発されちゃったりしませんか??(笑)


■17. 遠くまで
美ピアノから始まったのはこの曲。これまた事前に聴いてて好きだった曲!!

緊張感をも伴いながら丁寧に積み重ねられてきた曲が、最後には白いムービングライトが会場に広がるのとともに開放される。
その果てに、いなばさんの「遠くまで」のロングトーンが響き渡る。
視覚と聴覚と込められた意義が一緒くたになって開放を謳うというこのカタルシス。1曲を通して本当に「遠くまで」連れ出したかのよう。
とんでもないライブ体験をさせていただきました。


■18. ハズムセカイ
前曲の聴かせるモードから一転、またしても盛り上がり曲のターン。本編最後っぽく会場中にバルーンが登場!
「ハズムセカイ  ハズムココロ」(物理)ってことですか?(笑)
2日目はバルーンとお戯れになるいなばさんも見れましたね!

2日間物議を醸したのが曲終盤。
歌詞に乗っかって客席に「一緒がいいよね!!(客席:いぇーい!)」なんて呼びかけていたいなばさんが、突然くるりと後ろを向いたかと思うとじぇんちゃんに向かって

いな「一緒にいてよぉお〜♪♪(手差し出し)」

What??!!!???!??!?!!???wwwwww

初日のじぇんちゃんはびっくりした後軽くどうしようはわわ(>///<)になってるように見えましたがどうなんでしょう!もしかしてアドリブだったとか……??
2日目は満面の笑みで両手広げてウェルカムポーズ!!

これはイナソロ恒例なんですか!?!!いなばさんの突発的おちゃめなんですか!?!どうなんですか!?!!?ほんとにこれで終わるので正解なんですか?!?!!??(笑)

突然のミステリーゾーン、楽しかったです(笑)(笑)




【ENCORE
■19. あの命この命
いなばさん1人の弾き語りでスタート。
ちょうど初日の朝に聴いていて、すごく心に残っていた曲でした。
軽々しく聴きたいとは言えないけれどもし聴けたら、と思いを巡らせていた曲。まさか本当に聴けるとは。

曲の内容を思うと嬉しいって言うのは違うかもしれない、でも聴けてすごくありがたかったです。
声、ギターの響き、そして歌詞。噛み締めました。


■20. BANTAM
前曲ではしっかり見れてなかったんだけど、この曲に入ってやっといなばさんのアンコール衣装をまじまじと見れました。白いTシャツに黒のズボン……なんだけどロングスカートみたいになってる??
思わずさくらいさんのサマソニやAAGの衣装を思い出すなどしてしまった……かたやスケバン的ロングスカート(いなばさん)、かたやミニスカ(さくらいさん)である……。それぞれひとつずつのOne(スカート)ってコト……??(掌の濫用)

真面目でかわいらしい人のやんちゃ衣装すんごいいいですよねぇ……またBANTAMたくさん動き回るから一層ひらひらして……。もともと盛り上がるタイプの曲だと思いますがひらひらで一層楽しくなりました(?)
靴がおっきいのもかわいい……。

ヘソチラ??2日目のヘソチラはこの曲???シンプルに羨ましい(?)


■21. CHAIN
この曲のいなばさんのはっちゃけ方とかメンバーへの絡み方、アンコールっぽくてほっこりした~〜!!
「魅せよう」よりも「楽しい!!」が勝ってる感じがして!!


■MC
いなばさんですらソロのステージに「チャレンジ」「不安」って思うとのこと、びっくりした……。
これまで何度もビッグなミュージシャンの方の謙虚な姿勢を目の当たりにしてきたけれど、未だに毎回「これほどの方でも……!?」と驚いてしまう。
そんな姿勢こそ、妥協のないステージに繋がるのだろうと頭ではわかっているんだけども。

そんなMCの果てに飛び込んできた「愛しかなかった!!」の言葉!痺れましたヽ(;▽;)ノ


■22. oh my love
ライブ後セトリで1曲目と22曲目のタイトルを確認した瞬間、雷に打たれたような気分になりました。
「愛なき道」という曲で始まったライブが、「愛しかない!」って言葉とともに「oh my love」に帰結するって、すごすぎる。
あまりに美しすぎるセトリで、「愛しかない!」の言葉そのまんますぎて、しばらく呆然としました。
すごい、すごすぎる……。

ライブ中の話に戻りまして。
前のMCも相まって、いなばさんとファンの方たちの愛の交歓をひしひしと感じた1曲。別のバンドのファンとしてひょっこり覗きにきた身だけれど……いやだからこそなのかな、「いなばさんもファンのみなさんも本当によかったね;;;;」と思わずにいられませんでした。あんた誰!って感じだけど!(笑)

きっと大切であろうこの時間、この幸せな場所に立ち会わせていただいたこと、しかも幸せのおすそ分けまでもらってしまったこと、本当に感謝しかありません。
本当にありがとうございました!

ところで原曲聴いた時から思ってたんですけど、アウトロの「ホーッホー」みたいなコール、めっちゃこれ↓のイントロのコール思い出してしまうんですよね……(笑)

Mr.Children「ニシエヒガシエ」MR.CHILDREN DOME TOUR 2005 " I ♡ U " ~ FINAL IN TOKYO DOME ~

声のよく出るボーカルさんはみな動物になってしまうものなんでしょうか!(笑)
そして客はこんな声そう簡単に出ません!コーレスがやたらハイレベル、これもまた声のよく出るボーカルさんあるあるでしょうか!!(笑)


■最後の挨拶
みなさん清々しいお顔ヽ(;▽;)ノ
そして仲いい〜〜!!わちゃわちゃしながらの挨拶回りかわい〜〜!!

2日目の最後は謎のサポメンポイポイタイム(笑) 
じぇんちゃんは最後。自ら投げられるのを要求。
ぽ〜いって投げられて嬉しそうに花道に駆け出す姿かんわいかった~~!!
そして舞い上がる前髪!!おでこ!!おでこ!!ありがとうございます!!

サポメンズにいなばさんも合流して円陣ワイワイで〆。
男子高生ですか……??こんな楽屋みたいな風景をステージで見せてくだすってありがとうございます……かわよ……。




■あとがき
ドにわかチケット購入後全曲予習&ミスチルファンながらの参加でしたが、2日間ほんとーーーーーーーに楽しかったです!!
この短期間で過去曲を聴けたのは本当にサブスクさまさまです、サブスクにある曲は全曲聴いてから参加することができました……ありがたや……。

初日はじぇんちゃんサポメン参加の発端となったen-eXのセトリも確認せず、まったくセトリ予習なしでの参加。2日目は初日のセトリでプレイリストを作って、たった1日ではありますが聴き込んでからの参加。
初見のドキドキわくわくを楽しむ参加方法と、曲が分かるようになってからの細部や演出を楽しむ参加方法。両方味わわせていただいて僥倖以外の何物でもありませんでした……なんて贅沢な楽しみ方しちゃったんでしょうか……。

UNITEの頃から今に至るまで、何度かB'zファンの方より「いなばさんのソロとミスチルの世界観は通じるものがある」とのコメントをいただくことがあったんですが、今回すごーーくわかった気がします。
内省的な色合いの濃い歌詞、演出やセトリの組み方などなど……似た匂いを感じることが幾度もありました。
もちろん、それぞれ異なった魅力があるのは前提。
いなばさんならではのあんな曲こんな演出そんなパフォーマンスに、たっくさん驚いたり感激したりかっこいーーーー!!!!って痺れたり悔しがったりしました(笑)
あともう書き始めたら全曲そうなっちゃうんで割愛しましたが、大大大前提で、いなばさんの歌声すご。
上り下りの激しいパート、早口パート、獣のようなシャウト、囁くような声を潜めた歌い方、変幻自在なんでもござれ。まったく歌に振り回される様子は見受けられずぶんぶん歌振り回しまくりで、聴いていて本当に気持ちよかったです。
「ボーカリスト」という単語が本当に似合う方だな、と改めて思いました。

そして、今回そんないなばさんの後ろでパフォーマンスしていたすずきひでやさん。シンプルに、すっっっごくかっこよかった……。
初日、マスクの下で100回くらい「かっっこよ……!!!!」と「やーん♡(突然IQ3)」って言ったと思います。本当に本当にかっこよかった……。
真剣なお顔や表情はもちろん!(笑)  ドラマーとしての安定感、表現力、ダイナミックさ、かと思えば歌に寄り添う繊細さ……さまざまな面に魅せられました。
きっとそれらはMr.Childrenとして叩く中で培われてきたものでもあるのだと思う。
だけど、こうして存分に目のあたりにすることができたのは、間違いなくこのステージが素のすずきひでやさんがサポートメンバーとして立ったステージだったからだと思います。
こうしていつもと違った形ですずきひでやさんのパフォーマンスを目の当たりにできたこと、魅力を知ることができたこと、本当にありがたすぎますヽ(;▽;)ノ

それに、いつもさくらいさんが他の方のステージに参加したりウカスカやBank Bandで活動したりしたあともそうだけど、絶対にこのステージもまたMr.Childrenでの活動やステージングに影響すると思うのです。
これからの大きなわくわくまでいただいてしまった!

本当に貴重で大きな機会を、ありがとうございました!!

ありがとうございますといえばもう1つ!!今回、サポメンのニュースが流れてすぐ販売中のチケットを案内してくださったり、おすすめのソロ曲を教えてくださったり……とにかくずーーーーっとB'zファンのフォロワーさま方がウェルカムなスタンスで迎えてくださりました。
おかげさまでライブ前からライブ後まで楽しく過ごせましたよ~~本当に感謝しかありません!ありがとうございました!!


せっかく「じぇん」呼びデビューされたので、またサポメンでもUNITE的な形でも両者の道が交錯する日がくること、密かに楽しみにしてます!
今回やらなかった曲でも好きなソロ曲たくさんできてしまったので、もしよかったら端っこにおじゃまさせてください……!その前に今回のライブは円盤化されますか……!?
UNITEやるときは絶対に日産スタジアム2daysにしようね!!!!


最後におまけでじぇんちゃん特化らくがきです!



ではでは!!

Traveling Ska JAMboree 2022-2023 @ 11/17 Zepp Nagoya 感想文②



■幕間トーク
興奮冷めやらぬ中、するするする〜とTraveling SKA JAMboreeの垂れ幕が上がって、スクリーンで幕間トークの映像が始まる。
机の前に加藤さん、茂木さん、谷中さんが登場。
どうやらステージ脇で生中継しているよう。……いや自分たちの出番の前に生中継ってサービス精神すごすぎませんか!?!!?!笑
 

以下、口調や詳細の記憶飛んでしまっているのでニュアンスで!

・ミスチルステージの話
もて「Mr.Childrenすごかった!!」「今この中継はステージ裏からお届けしてます、ミスチル今ちょうどここ(カメラ裏)通っていった!」

やな「歌を届けるライブだった」「ロックバンドだった」

もて「さくらいくんは集中力がすごい、命を削って歌を届けてる」

やな「だからあの集中力なんだろうね」

みたいな。
ほんとにたくさん感想言ってくれてたのに全然覚えてない助けて!!
とにかく「歌を届ける」というニュアンスの言葉が何度も登場して、Mr.Childrenというバンドのスタンスや歌を深くまっすぐ受けとめてくださっているのがひしひしと伝わってきました。


・なれそめ&思い出トーク
やな「ap bankに(スカパラを)呼んでくれたりもしましたが、最初にライブを見たのは2000何年のRISING SUN ROCK FESだったよね?その時もすごいライブで、夕焼けの時間帯でね」


やな「さくらいくんとじぇんと僕は仲良しなんだけど、じぇんとは圧倒的に飲み屋でしか会ってないから今日ステージの上で会ってるのが面白くて(笑)笑っちゃいました」

もて「僕もじぇんとは飲み屋でよく会うんだけど、愛にあふれた人だから会う度こう……(笑)(ハグのポーズ)」

やな「LINEしても1つ送ると5個くらい返してくれるよね(笑)
愛を零しながら歩いてる人というか」

もて「最初にスタンプも何個もつけてね、愛を伝えないと気がすまない人なんだよね(笑)」

もて「僕は同じドラマーですけど、じぇんのドラムって本当にすごい、的確!」


やな「さくらいくん見ると(会うと?)ドキドキするよね!!(??)
今日ずっと一緒にいたけどドキドキして(笑) (???)
(楽屋の)廊下とかですれ違ってもドキドキするし、リハとかもドキドキしてね……。オーラがすごいんだよね。さくらいくんはすごいリラックスして話しかけてくれるんだけどこっちはリラックスの仮面をかぶるしかない(笑)」
(突然の長尺ドキドキトーク動揺しかなかった笑笑)

もて「そしてたはらさまね!!(会場(笑))」←たはらさま1回目

~この間の話が思い出せないyo(何か褒めてくださってたはず)~

かと「名もなき詩なんてスカパラに入る前レコードショップでバイトしてたときに売ってましたからね!!
POS発注してました!!(ポップ書いてました?どっち?笑)」

かと「カバーするとすごさがよく分かるんですけど、前にJ ROCK ANTHEMSでカバーしたことあるんですよね。
ベースが亀田さんで……(中略)ボーカルはストレイテナーのホリエアツシくんだったんですけど、そこでギターを弾かせていただいて。
すごく緻密なんですよね。歌とのバランスが考えられていて……。」

もて「たはらさま本当にすごいよね!」←たはらさま2回目、会場(笑)

やな「たはらくんとはフィッシュマンズでも交流あったんだよね?」

もて「そうなんですよ、90年代にフィッシュマンズってバンドで活動していて、97年くらいにたはらくんがフィッシュマンズのライブに来てくれたことがあって。
あと91年に川崎のクラブチッタってライブハウスで一緒に出たこともあったかな。」

やな「すごいよね、クラブチッタってここより小さいよね!もうその時今やってる曲ってやってたの?(デビュー後の曲やってたの的なニュアンス……うろ覚え……)」

もて「まだデビュー前、デビュー直前くらいだったんじゃないかな?フィッシュマンズが91年デビューで、ミスチルはたしか92年組だったよね。
さくらいくんがアコギガーッと弾いてたイメージがあります(笑)」


かと「なかがわさまもね!~~(何か一言言ってくださってたんだけどなかがわさまで記憶飛んだ)~~」

もて「今日も見てて思ったけどリズム隊の絡みが本当にいいよね〜!」


・スカパラ35周年、ミスチル30周年
もて「ミスチルはこれから半世紀に向かうんですもんね。
スカパラは再来年にデビュー35周年なんですが、僕らもまだまだやっていこうと思いました!まさに「生きろ」!!だよね!!」

ここでもこの後のMCでももてぎさんは何度か「生きろ」を話題に出されていて、この歌・この歌のメッセージをすごく大事に受け取ってくださったことが感じられてじんと来ました(;;)
完全に思い出せないのが悔しい!!


最後「あと5分10分待っててくださ〜い!」のコメントで3人退場!




【スカパラタイム】
ここからはスカパラさんタイム!いつ曲が切り替わったかもほとんど意識しなかったくらいとにかく自然に踊らされっぱなしのステージだったので、曲ごとというより箇条書きの感想で失礼します!



■サウンドチェック
転換のサウンドチェックで普通のバンドのサウンドチェックでしない音がして楽しい!
民族楽器的な、ビヨ〜〜〜ンみたいな音とかしてました。



■ライブスタート
スカパラさん登場!!
オレンジのスーツだーーー!!もうリボンやるやん!!(それはそう)
ガーデンシアターでさくらいさんもおそろを作ってもらったやつだよね……やったねおそろになれるよ……今日もさくらいさんは中に水色着るのかな……。考えるの気が早いですね……。

お恥ずかしながらセトリは半分ほどは知らない曲。だけどそんなの関係ない。だってスカパラさんの音楽、聴くと自然に身体が動いちゃうんだもの。誇張もなにもなく、1曲目から最初のMCまで自然にノンストップで踊ってました。
これはスカパラさんのパワーなんだろうか、スカという音楽そのものの力なんだろうか。リズムに乗ってたら自然にそれが踊りになっちゃうし、初めて聴く曲でもどこで「キメ」がくるかわかってもう気持ちいい気持ちいい!かと思えばやっぱり間違えちゃったりもするんだけど、みんながみんな自由に踊ってるからか全然恥ずかしくないのです。間違いが「間違い」にならないっていうか。全然アウェイ感ない。なにこれすごすぎる。最高。

そう、アウェイ感ないといえば!
開演前は身につけてるグッズであそこにいる人たちミスチルファンだろうな、この人たちもミスチルファンだろうな、ってなんとなく分布がわかってたのに、スカパラさんの時間になった瞬間見失いました(笑)
見渡す限り踊ってて見分けつかないんです。あれっ全員スカパラファンだった!?!!(笑)
思わず2階も振り返って見たけれど、もちろん踊りまくり!会場全部が盛り上がっているのを感じて一層テンションあがった〜!

ド主観な感想だけど、ライブハウスのスカパラさん、全然違った。apやガーデンシアターで今まで見たライブだってすごく楽しかった、だけど段違い。
スカパラさんのホームはライブハウスなんだと直感的に思いました。すんごい手練感。掌握感。どうしたらお客さんがどうなるか全部わかってるんじゃないかみたいな感覚がありました。
そんなスカパラさんの手のひら……もといパフォーマンスで気持ちよ〜く踊らされて、楽しくて楽しくて。そんな中、ふと「音を楽しむと書いて音楽」という言葉が脳裏をよぎってはっとしたりもしました。まさしく「音楽」の名がふさわしい音楽!!

スカパラさんっていつからこうなんだろう。今があまりにすごくて発展途上の時期があったイメージがまったく湧かない。そしてこの調子で対バンしていったら全人類ファンになる。こわい。すごい。こんなスカパラさんが来週のSAI土曜公演1組目なのどゆこと??
とりとめない感想だらけだけど、とにかく対バンで対バン相手のライブに思いっきり魅了されるのちょー楽しい……。


ここからは実際のライブの流れに沿って箇条書きで感想をば!
視覚が限られているのでたは側(下手側)に来てくれた方の感想メインです!


■TONGUES OF FIRE~SKA ME CRAZY
・トランペットの人(NARGOさん)とギターの人(加藤さん)がめっちゃこっち来てくれた〜〜!!
・トランペットの先にマイクついてるからかトランペット逆向きにしてコーラスしてるの二度見したwwwwたしかにできるね!!!?!?!
・NARGOさんを見るとべっぴんさんというワードが思い浮かぶ
・トゥクシトゥクシみたいなボイパテンション上がる〜〜(文字表現の限界)
みんなできるのかいろんな人がやってる?
・気づいたらいろんな人がボーカル?合いの手?している気がする、オールマイティすぎる……
・北原さんの寄り目チャーーーーミング
・GAMOさんの声はこっちに来なくても(姿が見えなくても)わかります、渋くてかっこいい
・どれかの曲で谷中さんが目の前に来てお立ち台に片足かけてめちゃくちゃキメ顔見せてくれたんだけど、あまりにかっこよくて逆に笑っちゃった、さっきのドキドキ乙女トークしてた人と同じ方ですか??(ごめんなさい)
・ピアニカが光るの楽しい、ガーデンシアターでも見たと思うのに普通にびっくりしちゃった
・メンバーさんが沖さんにひたすら写真とかサインとか求める曲が謎すぎてめちゃくちゃ印象に残ってる……笑(が何の曲だったかは覚えていない……)



■ミッキーマウスマーチ
ミッキーの声真似上手くて本物かと思った……
ステージのメンバーを見ながらMICKEYのMとかKとかの振り付けを真似するんだけど全っっ然できなかった………(ダンス苦手)
でも楽しい♡



■君の瞳に恋してる
スカパラさん版君の瞳に恋してる!!
近年ジャージーボーイズ(「君の瞳に恋してる」を歌ったフランキー・ヴァリと彼の所属したバンド「フォーシーズンズ」を描いた舞台)で原典としての「君の瞳に恋してる」に触れて以降初めて聴くカバーだったからなんだか感慨深く……。
スカパラさんがスカパラさんらしくスカの形でこの曲を表現する一方、Mr.Childrenにもこの曲(のBoys Town Gangカバーの方)に触発されたエソラという楽曲があったりもして。今日のこれまでのライブの記憶も相まって、それぞれのバンドらしさや、別々の音楽性を持つふたつのバンドが今日舞台をともにしていることに改めて思いを馳せて、じんときたりしてました。
お客さんがけっこう手をハートにしてたのがかわいい!



■銀河と迷路
もて「ミスチルだと『ドラマ主題歌』って言うと『あの曲……?もしかしてこの曲……?(絞りこめない)』になりますよね、でも僕らは……(笑)(会場笑)
この感じ、共感いただいてありがとうございます(笑)
スカパラでドラマの主題歌といえばこの曲!!『銀河と迷路』!!」
のMCから!!
銀河と迷路はわかる曲、めっちゃ盛り上がったーーー!!
しかしドラムボーカルって何度見ても新鮮で……叩きながらのあの歌の安定感、本当に何度でも驚いてしまう……。



■紋白蝶
「最新曲をやります!」のMCからの紋白蝶。
ボーカルありでも出している新曲を代わりのボーカルを立てよう!とならずにインストのままやることに最初はびっくり。
でもそのびっくりはすぐに覆されました。
だってボーカルの代わりに楽器が歌ってる(ボーカルと思われるメロをなぞっている)!サビで「紋白蝶♪」って歌ってるのちゃんとわかる!!
……って思って終演後自信満々で聴いたら全然そこの歌詞「紋白蝶♪」じゃなくて笑った(笑)
でもライブで聴いた時に予想したとおり、楽器が歌メロをなぞったり、インスト版ならではのアレンジが加えられていました。
インスト版を「ボーカルなし版」じゃなくて「インスト版」としいう別個の完結したものとして披露するの、ほんとかっこいい。痺れました。



■水琴窟
ピアノがメインの、踊らせるというよりは聴かせるプレイから始まった曲。
初めて聴く曲だったけれど、終演後セトリを見てすぐに「きっとあの曲が水琴窟だ!!」ってわかりました。だって暗闇に美しく響くピアノがほんとに水琴窟みたいだったもの。これ大好きです!!
前半の沖さんにメンバーが絡む曲以降自然に沖さんをよく見るようになっていて、ライブが進むにつれて沖さんのプレイの緻密さにはっとさせられる瞬間が何度もありました。
それを1番実感し、味あわせていただけたのがこの曲でした。
それにしてもここまでずっと踊らされる曲が続いていたから、この曲の導入部分で久方ぶりに動かずに聴き入ったらいきなり疲労がどっと押し寄せてきて自分でびっくりした(笑)
ここまでずっと動き通し&アドレナリンドバドバだったのを実感……。



■MC
水琴窟が終わってひと息ついたのもつかの間、あの曲の正イントロに繋がる追加イントロが流れ始めて飛び上がりました(物理)(迷惑)
うわぁああああついに!!来る!来る!!と思いながら谷中さんの「スペシャルゲスト!さくらいかずとしーーーー!!」の呼び込みでさくらいさん登場!!
スカパラさんのオレンジスーツ姿から予想した通り、ガーデンシアターと同様にオレンジスーツに水色シャツ姿のさくらいさんが登場!!

入ってきてさっそくドキドキ乙女……じゃなくて谷中さんとさくらいさんのトーク!

やな「スーツですね〜」
※すみません私の記憶が薄すぎてここからしばらく語彙消失中敦さんでお届けします

さく「作っていただいたので!」

やな「ネクタイも~~(よく聞き取れなかったけど言いながら手伸ばして触ろうとしてた???)(!???!?!)
って服の話してどうするんだって感じですよね(照)(笑)」

やな「今日は出てくれて本当にありがとうございます!!」

さく「いえいえこちらこそありがとうございます……!!」

やな「Mr.Childrenのライブが本当によくて……」

さく「いえいえそんなことないです、反省してました(笑)
さっき上から見てたんですけど、僕らのときお客さんあんなに揺れてなかった……(笑)」

やな「いやいや、歌を届けてましたから!
お客さんの心を……しかもひとりひとりの心を掴んでて、何本手あるんだみたいな(笑)」

さく「……そう、なれたらいいなとは思ってます!(笑)」

エンドレスで褒めて謙遜してのキャッチボールを続ける2人にいつしか会場から笑いが(笑)
思わずおおもりさん「2人の会話おもしろいですね、楽屋みたいな(笑)(会場共感で笑)」

まだまだやりとりあった気もするけれど次の曲の記憶で吹っ飛んで覚えてない!(笑)
そんなキャッチボールを経て、いよいよお待ちかねの曲へ!



■リボン
1年としばらくぶりに聴く「リボン」。この対バンが決まった時から、きっとまた聴けるだろうと思っていたその曲。だけど自分でも驚くほど、1年前と聴こえ方が違っていました。

1年前ガーデンシアターで聴いた「リボン」が自分にとってのプロローグだったなら、この日聴けた「リボン」はきっとエピローグでした。
ガーデンシアターは、最後にその人の歌声を聴いてからおよそ2年ぶりのライブだった。いつライブができるともわからない世の中になってしまってから初めてのライブ、30周年ツアーを迎えられるか分からない不安もあった中で聴いた「リボン」は、楽しみだったはずなのに訳が分からなくなるくらい泣いてしまったのを覚えている。
漫然と続く暗がりの中に射した光のようだった。あれからずっと、あの日聴いた「リボン」と、あの時の救われた気持ちを反芻しながら30周年までの日々を過ごしていた。

あの日はイントロの瞬間にわっと涙が出てきてしまったけれど、今日は大丈夫そう。
そのまま歌い出しの「夜明けに空を譲るように君を慰めた美しい星たちが……」を迎えたとき、なんだか腑に落ちてしまいました。
あぁそっか、私にとってあの時の「リボン」は「慰めた星」だったんだ。
今日涙ではなく笑顔とともに聴けるのは、「尊い役目を終え」たのは、「太陽が現れたから」だ。
私、待ちに待った30周年を無事に過ごせたんだ。
太陽に会えたんだ。

そう思った途端に、全部の歌詞がここまでの総括……「半世紀へのエントランス」までの総括のように聴こえてきてしまう。
祈るように待ち続けた日々のあとにようやく迎えることができた30周年ツアーは、力強く優しく、悲しみを塗り潰してくれた。
待ち続けた日々に『好きな背景を描き足し』ていいんだ、これからの『夢を描』こうよ、と言ってくれているようだった。
何があっても、強く、たくましく、優しく、楽しく。一緒に生きていこうと歌ってくれた。

ツアーが始まるまでだってそうだった、前回の25周年ツアー……Thanksgiving25と、初の海外単独公演……重力と呼吸台湾公演をYoutubeにフル公開してくれた。みんなで見ながらわーわー実況するのは、さながらフェスのようでほんとに楽しかった!
2020年、2021年と、クリスマスには新たなライブ映像を届けてくれた。こんなこと初めてだったから、ミスチルからのクリスマスプレゼントだ!ってはしゃいだりもして。
数年前の私には信じられないだろうけれど、なんと9年間放置していたファンクラブラジオを復活させて月1のペースで更新してくれもした。あのMr.Childrenが!(笑)(※愛をこめて)
たしかたはらさんが言っていた。30周年に向けてなにか出来ることがないかと思って復活させたって。

本当に、会えない間も手を繋いでくれていた。
この2年間、一度も離されることはなかった。

それを今この歌とともに実感できて、あの時とまったく別の気持ちで聴けている。
今度は涙は出ない、だけど涙腺が喉元が熱くなって、胸がぐしゃぐしゃになった。
この気持ちをなんて言ったらいいんだろう。


こちらはそんな言いようもない感情に揺さぶられていたものの、ステージ上はとにかく楽しそう。
さくらいさん、2番入りでギターのかとうさん(だったはず)と向き合って歌ってて、Aメロ終わりで腰振りの速度が2倍になりそうって思ってたらほんとに2倍になって嬉しかった(?)(どういう感想)
歌にも表情にも身体にも「楽しい!嬉しい!」が溢れてる!

2番サビの「キズを忘れさせるキスを」の歌詞はちょうど目の前に来ていてやたらとどきどきしてしまった。
もし歌詞に合わせて投げキッスでもしたらどうしようと思ったらやらなかったから安心した、生き延びた……。

ラスサビでもまた歌詞が紐づいて聴こえてしまう。
「僕が出来るプレゼントは
君の未来を包む大きな愛を贈ること」

今年もらった「GIFT」、本当にこのとおりだった。
30周年ツアー、本当に本当にこのとおりだった。

欲しかった未来がほんとになっちゃったこと、そしてもらったものがこれほどに大きく大切なものだったことを、今もう一度教わった。
そしてその30周年が終わるんだということも。
ここからまた次の未来に進んでいくことを、本当に自然に受け入れて実感することができた気がする。

30周年の終わりに「リボン」を聴くことができて、この歌が在ってくれて、本当によかった。
何度言っても足りないけれど、本当に感謝しかないです。スカパラさん、本当にありがとうございました!



■Paradise Has NO BORDER
再びスカパラさんだけになったステージで迎えた本編ラストはこちら!
apで炎天下の中朝っぱらから踊らされまくって死屍累々になったParadice Has NO BORDERじゃ〜〜〜ん!!絶対間違いな〜〜〜い!!!!

グッズ一覧見た時謎だった「GAMOさんこっちこっち」タオル、この曲のためなのね!なるほどね!「一体どこが1番盛り上がってるんだ〜〜〜!!」って言いながら練り歩くGAMOさんを見てやっと理解!
1階だけじゃなく2階のお客さんたちもアピールしてる様子を楽しく見上げていたら、やたら近くで聴こえた「ここか〜〜〜!!」の声。
ステージを振り返ったら目の前に集まってきているスカパラのみなさん。

え?

うそ!?!!

ここで!!?!いいんですか!!!?!!

いいんですか!??!!?!!?!!?!!!?!!


軽いパニックとともに心臓バクバク内心ギャーギャーになっていたのもつかの間、ついにキメのタイミングが来て


♪パパパーパパパパ   パーパパーパパパパ


あのね、私の視界カメラ映像になったんじゃないかと思った。
鳴らされた瞬間スカパラのみなさんが各々の楽器を構えて、目の前に完璧としか言いようがない光景が広がって、興奮で鳥肌が!!ぞわっぞわ!!
視覚聴覚全部がかっこよすぎました……超絶ご褒美タイムありがとうございました……。
あまりの興奮で曲どう終わったか記憶がない(笑)



■En MC1
前曲のインパクトで放心する中本編が終わり、アンコールへ。
全身にグッズをまとった大森さんが出てきて、グッズ告知タイムがスタートです。
トラベリングポーチやナップザック、パーカーを紹介して、最後着ていたパーカーを開くとミスチル矢印T!
「これは売ってないね!!」のコメントでオチでした(笑)

アンコール1曲目に入る前に、メンバーのみなさんから一言ずつコメント。
全員のコメントをはっきり覚えていなくて申し訳ないんですか、いきなり谷中さんの「感無量大数億千万です(※涙目で言葉に詰まりながら)」がちょっとおもしろくて笑ってしまった(笑)
谷中さん、今回ですごく天然でロマンチストで真面目で熱い方なんだとわかった気がします……。
他には、

なご「ここがパワースポットになったよね!」

もて「どんな言葉も陳腐になってしまう」「今日のこの夜のこと絶対に忘れません!!」「『生きろ』!!」

という感じだったはず。
茂木さんほんとに何度も生きろに触れてくれるヽ(;▽;)ノ
一息ついたところで、ガーデンシアターと同様に再びあの人の呼び込み。

やな「もう一度お呼びしたいと思います、さくらいかずとしーー!!」

さくらいさん再登場!
「何度もすみません(笑)」と恐縮していたけれど……対バンイベントやGCで何度も出てくる時いつもそう言うけれど……いやいやまじでこちらこそ何度もすみません(ありがとう)ですよ……
谷中さんも以前「存在自体が大きなプレゼント」的なことをおっしゃっていたけれど、あまりにこちらの気持ちとジャストフィットすぎて横断幕にして掲げてぇっす。谷中パイセンに間違いはねぇっす。

出てきてから谷中さんと袖でメンバー(たはらさんだったような)が見てる話とかしてたと思うけど記憶が〜〜!!



■Innocent World
再びのコラボは、ガーデンシアターと同じくスカバージョンにアレンジされたこの曲!

それまでスカパラさんタイムでは思い思いの動きをしてたのが嘘のように、客席からは大音量のパンパパンの手拍子。
消えたと思ったミスチルファン、おるやん!そこにもそこにもそこにも!!
こんなに突然擬態が解けるみたいな光景初めて見たよ!(笑)

それにしてもこのinnocent world、スカアレンジ(スカ=2拍目と4拍目強調)だからパンパパンがしぬっっほど合わないんですよね……(笑)(悪口じゃなく!笑)
でも今日のライブを見たあとだと、それすらも愛おしい。
だって、さっきまでのスカパラさんのライブではみんなほんとに音に合わせて踊っていたんだよ。そんな客席が今音に合わないはずの「パンパパン」で揃ってるって、逆にどんだけ「innocent world=パンパパン」が深く刻まれてるかって話よ。
形状記憶合金の強力さ、この曲とファンが過ごしてきた時間の長さを思って、むしろ微笑ましくなってしまいました。

前のガーデンシアターの時はボイトレによる新生innocent worldの歌い方を意識して聴けなくて悔しかったから、今回は意識して聴いてみました。
が、いつのまにかツアー通していつもの歌い方に戻ってるような……(笑)
ガーデンシアターのときはどこ変わったかわかんなかったけど、今聴くと「たしかにあの時は違ったな」ってわかる気がする……。全然具体的に言えなくて申し訳ない!(笑)

間奏では原曲よろしく加藤さんのギターが炸裂。
このギターがまたもんのすごくたはらさんの再現度高い!!
幕間でのトークを聴いた後だったから、一層リスペクトを感じてグッッッときました。ありがとうございます加藤さん!!

ラスサビではさくらいさんが「いーつーの日も、このー、(胸にーながーれてるメーロディー)」で歌を切る場面も。
いつかのめちゃくちゃ細かく歌を振るinnocent worldを思い出したりして。対バンでやるな!(笑)
と言いつつツアーではここを心の中だけで歌ったのを思い出して感慨深くもなりましたとも。
今日は悩んで歌えなかったけれど、次に振られた時はきっと歌うよ。またよろしくね。

最後は楽しくてたまらなさそうなさくらいさんが、ドラムを振り向いて音頭を取って〆。
この時オレンジスーツに包まれたおしりさまを楽しそうにぷりぷりなさっていた光景が瞼の裏に今も……(笑)(もはやしっぽ)
笑顔はもちろん、全身で「楽しい!!」を体現している気がして、こっちまで一層楽しくなりました。ほんとよかったねさくらいさん!!!!



■EN MC2 & ラストソング
さくらいさんが去って、ステージ上は再びスカパラさんの独壇場。
メンバーのどなたが言っていたかな、「紹介します!奇跡のバンド!東京スカパラダイスオーケストラ!!」の口上からのメンバー紹介、本当にかっこよくて痺れました。

スカパラさんのステージを見ている時、あまりの完成度の高さに発展途上や紆余曲折があったイメージがまったく湧かないと思ってしまったけれど、「奇跡のバンド」という言葉にはっとさせられる。
今年私は彼らの言葉から、ライブから、世の中の情勢から思い知ったじゃないか。バンドがバンドとして続いていくこと、その果てに何十周年を迎えること、迎えてなおお客さんが集まり、最高のステージが繰り広げられること。このどれもが当たり前じゃないって。
当然私はスカパラさんの歴史を詳しくは知らないし、発展途上の時期や紆余曲折をイメージできないくらいに今夜のステージが素晴らしかったことは間違いない。
だけど、彼らにもきっと彼らの歴史が存在しているのだと改めて思いを馳せる。
30周年を迎えたMr.Childrenの道程にも、たくさんの紆余曲折があったように。
……ちょっと先の話だけど、SAIで初めて「ミスチル」を見たお客さんも、もしかしたら同じように感じたのかなぁ。
ミスチルも今の「ミスチル」になるまで、本当にいろんなことがあったんだよ。
なんて、簡単に知った口叩けないけれど。

どのバンドもそれぞれの奇跡の積み重ねの上に今がある。
どんなバンドだって「奇跡のバンド」。
そんなバンド同士が集まって、そんなバンドを好きな人たち同士が集まって、一夜限りのライブが行われる。
道と道のクロスオーバー。
対バンってなんて素敵なんだろう!!


最後、大森さんの「9人の個性豊かなメンバーがいます!よかったら沼ってください(笑)
最後の曲です!We are 東京スカパラダイスオーケストラ!!」
の言葉からのラストナンバー、「Pride Of Lions」。
まるで今日の夜に贈るエンドロールのようで、またここからそれぞれの道を歩いていく狼煙のようでもあった。
楽しくて笑っちゃうのに、どっか泣きたくなるような、今日の夜の素晴らしさと名残惜しさを思い切り噛み締めさせられる1曲でした。
「Share a dream with us」、こんな言葉で終われるライブ最高に決まってる!!



■どこで言ってたっけシリーズ

やな「この日が本当に楽しみだったけど始まったら終わっちゃうから来てほしくなかった」
↑これ、重くて最高でした(笑)(前のガーデンでの「さくらいくんを夢に見た」話もあってなんか重いイメージが……笑)

やな「オーラでひりひりするんだよね、日焼けみたいな」
↑ひりひりは2回言ってたような。
「太陽が現れたから」の歌詞と繋がって勝手にめちゃくちゃ共感しました……(笑)



■あとがき
あったりまえだけど、ほんとーーーーーーーに楽しかった!!!!
久方ぶりに観れた「ライブハウスのMr.Children」に魅了されたのはもちろんのこと、会場出て人と会ってまず第一声で言い合ったのが「スカパラさんのライブめちゃくちゃ楽しかった!!」でした!!
ライブハウスのスカパラさんこんなにパワー増し増しになるなんて知らなかったーー!!ほんと心も身体も踊らされっぱなしで楽しかったーーーー!!!!
だからさくらいさんの言ってた「僕らのライブの時より揺れてた」、ほんとにわかる。さくらいさんなら反省しちゃうのもわかる。
でもねさくらいさん、Mr.Childrenがそれを反省する必要はぜんっぜんないって声を大にして言いたいです。
Mr.Childrenにも踊らせる音楽はある。けれど、そこで比べるべきものじゃないと思うのです。

だって今ここにいるあなたたちは、「歌を届ける」を第一にしてきたバンドだった。
アマチュア時代、あなたたちは縦ノリ全盛のバンドブームにありながら、自らの意志でビートパンクから方向転換して歌モノに行った。
その結果、ライブハウスの支配人や声をかけていたレコード会社の人々の多くから「前の方がよかった」との声があがることとなった。その中で唯一「今の方がいい」と声をかけてくれたのが、現在に至るまで所属することとなるトイズファクトリーの現社長・稲葉さんだった。
デビュー後にもアマチュア時代の曲を数曲リリースすることはあったけれど、ビートパンクの人気曲はことごとく封印した。
「踊らせる」から「聴かせる」へ。この選択が今のMr.Childrenの在り方を決定づけたと言っても過言ではないと思う。
その道の上に今のMr.Childrenが在ると思う。

スカパラさんも何度も言ってくれていた。
Mr.Childrenは「歌」を届け続けてきた。
その歌たちは本当にたくさんの人たちの心に、人生に寄り添い続けている。マスクで半分しか顔見えなかったかもしれないけれど、30周年ツアーの私たち、楽しそうだったでしょう?泣いてたでしょう?
ステージから放たれた歌の大きさに、全身全霊でかき鳴らす姿に、身体を揺らすこともできないくらいに心打たれることもあるんだよ。
息を詰めて、手を握りしめて、どうかステージから放たれるもの全てを受けとめたいと願いながら聴くことだってあるんだよ。
きっと向上心の塊みたいな方だから、どうあっても「反省」するし「吸収」したい、もっと良くなりたい!と思うのでしょう。

だけどそれでも言いたい!あなたたちはあなたたちのままで絶対に間違いない。
このままのあなたたちで、大好きなんです。

でも1ファンがこんなこと、考えるまでもなかったのかも。
だって翌週に見たSAIのステージ、30年もの間「歌」を届け続けてきたMr.Childrenの矜恃と誇りがそのまんま顕現したような、威風堂々としか形容しようがないライブだったんだもの。
多くのバンドがロックバンド然として会場を盛り上げ踊らせる中で、「終わりなき旅」から始まって「生きろ」で終わるというこのセットリストを披露したこと。
スカパラさんとの対バンで披露した楽曲たちを取り下げず、SAIのステージでも披露してくれたこと。
たった5曲ながら、ACIDMANさんや、この日ステージをともにした数々のバンド、そして会場で相対したお客さんへの祝福を肯定を鼓舞をぎゅっと詰め込み届けてくれたこと。
そしてライブ後にスマホを開いてみたら、驚くほどたくさんの「届いた」という反響が目に飛び込んできたこと。
このどれもが嬉しくてたまりませんでした。

勝手に本人に自慢したくなっちゃう。
これでわかったでしょ?「生きろ」はねぇ、踊らなくてもかっこいいんです!!届くんです!!
こっちはずっとわかってましたから!(笑)(無駄にえらそう)


こうして改めて「Mr.Childrenらしさ」に思いを馳せていとおしむことが出来たのは、間違いなくスカパラさんとの対バンのステージで観ることができたからでした。
真逆とまでは言わないけれど、やはり別々の音楽性を持つ別々のバンド。
そんな2つのバンドの、それぞれのバンドらしさ・それぞれのバンドが重ねてきた年月が交錯し、誰がどちらのファンかわからないくらいに一体になって楽しむことができた一晩。
その時間に居合わせることができて、本当に幸せでした。

改めて、このような機会をくださったスカパラさん、ファンのみなさん、本当にありがとうございました!
ほんっっっっっとうに楽しくて楽しくてたまらなかったので、またぜひぜひスカパラさんのLIVE、足を運ばせてください!!
そしてよかったらMr.Childrenのライブにも!!きっと今までミスチルのライブ参加したことない方なら謎の力が働いて当選するので大丈夫!!逆にミスチルファンのはずの我々は……。(…………)

apかな、それともまた別のフェスかな、対バンかな。
また遠からずどこかのステージをともにする日が来るはず。
再びそんなハッピーな日が来ること、楽しみにしています!


ではでは!

Traveling Ska JAMboree 2022-2023 @ 11/17 Zepp Nagoya 感想文①



11/17、Mr.Childrenの30周年ツアーから約5ヶ月。
大変ありがたいことに、スカパラさん主催の対バン公演に参加させていただきました。
東京スカパラダイスオーケストラとMr.Children、それぞれの歩んできた道が交差したその夜のことを、少しでもお伝えできれば幸いです。

ちなみに!!今回ポジショニングで若干失敗してステージ上が見えない部分も多かったので、神のようなフォロワーさんから教えていただいた視覚情報を盛り込ませていただいてます。なんならMCの添削まで!
ほんっっっとうに感謝しかないです、ありがとうございました〜〜ヽ(;▽;)ノ



ではでははじまり!





【Traveling Ska JAMboree 2022-2023 @ 11/17 Zepp Nagoya
東京スカパラダイスオーケストラ × Mr.Children】





当方、ライブハウス経験はほぼ夏の豊洲PIT(ウカスカ)のみ。
Zeppでスタンディング、しかも冬に差し掛かった季節ということで、今日まで毎日どこにポジションとるか、何をどう着るかなどなど延々と悩んでいたんだけど、結局決めきれずに当日まで来てしまった……。
そもそもZeppだもの。Mr.Childrenにおいて、かつてファンクラブツアーや対バンツアーの舞台となったキャパ/会場。行けなかったライブ、行きたかったライブ、やっと行けたライブ、その思い出と思い入れがいちばんといいほど詰まっているのが、ミスチルファンの自分にとっての「Zepp」でした。
だからこそ不慣れで、緊張して、悩みまくってしまったんだろうなぁ。
いつか「Zepp」に慣れる日が来たりするのかなぁ、想像つかない。

入場して、後段と悩みつつたはら側前方へ。
開演前の音楽を聴く限り音響は大丈夫そう。視界は今は大丈夫だけど賭けだな……。
ステージには「Traveling SKA JAMboree」の垂れ幕がかかっている。

最初ずっと洋楽のSEが流れるのみだったけど、途中からベースだけちょっとの間サウンドチェック。5分もなかったかな。
確認してたのはホワイトくんだったっぽい。

他も今見れるものあるかな、と暗闇に目を凝らす。
じぇんちゃんのドラムはいつものLUDWIGのもの。オリーブオイスター柄、そしてバスドラのヘッドのエントランスマンが見えて嬉しくなる〜まだ30周年だ〜ヽ(;▽;)ノ

途中でくりはらさんがたはらさんのスライドバーを置きに来た?確認しに来た?
スライドバーが肉眼ではっきり見えるの初めてかもしれない。
他にもスタッフさん出たり入ってたりしてたけど、みなさん半エン仕様スタッフTだったはず。これまた嬉しくなっちゃう。


開演前アナウンスが終わり暗くなった!と思ったらリボンの追加イントロ(大好き)が流れはじめる。
え!?!!?!!!1曲目!?!!?!!いきなりか気持ちの準備が!?!!???!?!!!と思ったらスカパラさんのみ登場!!
いきなり1曲目はないか、そりゃそうだ(笑)

スカパラさんスーツじゃないんだ〜……ってよく見たらめちゃくちゃ見覚えあるTシャツ。みなさん半エンのTシャツ着てる!!
今まで何度か対バンやコラボイベントを見てきたけれど、主催バンドがゲスト側のTシャツ着てくれてるの初めて見た、やだー嬉しい!!!!
さすがに誰がどのTシャツか覚えてないけれど、エントランスマンTとか矢印T、色もバラバラでした。
それにしても人が多い、ステージに男性がたくさんいる……(変な感想)

ここからスカパラさんによる前説……なんですが、
「ミスチルと対バンだよ!?すごいよね!!」
「近い近い!!」
(後ろ振り向いてドラム見て)「本物だーー!!」
「たはらさんのギターだ!!」
「さくらいさんのギターもある!!(きゃっきゃ)」

我々ですか??(笑)
スカパラさんもめちゃくちゃ楽しみにしてるのが伝わってきて嬉しかったです!

そしてついにトップバッターの彼らのライブへ。



■オープニングSE
天頂バスのイントロをアレンジしたみたいな、アコギメインのかっこいいSEが流れてくる。
オープニングSEでアコギってめちゃくちゃ珍しい気がする……そして1曲目もしかして天頂バス!?Traveling SKA JAMboreeだから!?!!!粋すぎない!?!!?!って思ったら全然違ってた(笑)

照明でステージが真っ赤になり、真っ青になり、白くなり、カウントなしで始まったのはあのギターの音。



■終わりなき旅
スタジアムと同様に1曲目として選ばれたのはこの曲。
たはらさんはスタジアムのこの曲でも使っていた赤いセミアコギター、さくらいさんはブルーフラワー、なかけはホワイトくん(だと思われる、色しか見えなかった)
そう、始まった瞬間目の前に人がどどっと増えて視界が頭頭頭になってしまったのです。あとメンバー出てきて5秒で気づいたけど失敗した、たはら側のこの位置ってじぇんちゃんの顔にシンバルモロかぶりで表情永遠に見えない!!(笑)
うわーーーほんとにZepp不慣れだなぁ!!でもこの不慣れなZeppにやっとまた来れてるのが本当に嬉しい(;;)

事前にもしかして今回スーツ揃い踏みとかありえる……!?ってちょっと期待していたんだけど、まず視界に入ってきたのは鮮やかなサクライブルーのシャツ!!いきなりスーツ揃い踏み消えた!!ですよねーーーーーーー!!(笑)
衣装は
さく:白Vネック+黒Vネック+青いシャツ
じぇ:黒Tシャツ
なか:黒Tシャツ+ノーカラージャケット

そして
たは:黒のハイネック+黒のジャケット

た  は   ら  さ  ん  の  ハ  イ  ネ  ッ  ク  !!!!!!!!
誰が考えたの!?!!(A.スタイリストさん)
最高!!!!!!
そして前髪!!!!ダイアリーで見て知ってたけどオン眉!!思った以上にオン眉!!でこが肉眼でわかる!!すごい!!


という煩悩(?)は置いておきまして、曲の話に戻ります。
冒頭で言ったとおりスタジアムと同じ1曲目……なんだけど、この曲は7年前の2015年11月28日、自分が最後に見た「ライブハウスのMr.Children」の曲でもあって。
まるであの日の続きみたいに錯覚してしまう。

だからなのかな、スタジアムと同じアレンジのはずなのに直感的に「いつもの終わりなき旅に戻った」って思った。
スタジアムの終わりなき旅は「どんなものにも終わりはあるんだと……」の言葉が挟まれていたことで「終わり」の匂いが強く感じられたのに対して、今回は「終わり」よりもいつもみたいに「またここから」の方を強く強く感じた。
その「またここから」は、誰もが待っていたこの対バンの夜がはじまることでもあり、30周年ツアーを終えたMr.Childrenの歩みが「またここから」はじまるということでもあるんじゃないかな。
そう思ったら、もう1曲目からいきなり痺れてしまった。


アレンジとしては、「自分を必要としてる人がいる」で「『あなた』を必要としてる人がいるーーう!!↑↑」の歌い方をしたり、サンギビ頃からやっている「憂鬱な恋に~」で演奏を抑えるアレンジをしていたはず。
「あぁほんとに今のMr.Childrenが終わりなき旅をやっているんだ」って実感した。

サビが来るたびさくらいさんが満開の笑顔を見せてくれていたのがすごく印象に残ってる。終わりなき旅ってメッセージを背負って披露されることが多いからかこんなに笑顔だらけなのって珍しい気がして。それだけ今日の日が楽しみだった・楽しくてならないんだって感じられてこっちも嬉しくなる(;;)
で、そんなさくらいさんなんだけど、たしか1番?のサビの「おわーりなーきたーび」をなんの前触れもなく突然客席に振ってきてびっくりした……(笑)
え!?歌っていいの!?!!
たしかに開演前のアナウンスでもスカパラさんの前説でも声出しNG言ってなかったけど!?チケット申し込み画面とかZeppの公式サイトどうだっけ!?(ライブ後確認したらどちらもマスク着用必須は書いてあったけれど発声NGは書いてなかった)

その後の曲でも何度も振られて毎回びっくりして「いいのか……!?」って思っている間に振られたパートは終わってたんですが、セトリ後半のある曲の振り方に、「あぁこれ本当に歌ってほしいんだ」と思いました。(それでもZeppのルールが気になって私は歌わなかったけど……笑)

発声禁止のライブだったのに……と言っている方がいたけれど、「禁止」というアナウンスはなかったはず、ということとステージ側からのアプローチがあったはず、という一個人の記憶を残しておきたいと思います。(もし自分に見落としがあって実は壁に禁止事項貼られていたとかだったら教えていただけるとありがたい……!)


間奏明けての「息を切らしてさ、駆け抜けた道を……」では照明が逆光になって、白い光の中で静かに歌声とブルーフラワーの音色が響く。
映像もない、ド派手な演出もない。
だけど会場全体が息を詰めて見つめる緊張感のようなものをひしひしと感じる。

「ただ、未来へと、(ジャ、ジャーン……)
未来へと、夢を乗ーせてー……っ(ジャーーーーーン……)」
ジャーーーーーン……の余韻の拡がり方がいつも好きなんだけど(あれなんて言うの?フィードバック音で合ってる?)、今回の拡がり方にすごく「ライブハウス」を感じて胸を掴まれてしまう。……「ライブハウス」ってなに!?主観でしかない!!(笑)
そんなことを思ったのもつかの間、大サビになだれ込むあのドラムがいつも以上に力強くビリビリと響いて、もう感極まってわけがわからなくなる。

大サビの順光の白い照明の中、「終わーりなーきたーび!!」でジャーーン!!とストロークをキメたさくらいさんはそのままギターを掲げて、会場からは拍手が湧き上がる。
重力と呼吸以前ならここからアウトロセッションに入るところだけれど、半エンスタジアムを踏襲してここからMCが始まる。
抑えめの演奏に乗せてさくらいさんは語る。

「東京!スカ!パラダイス!オーケストラーーー!!お招きいただき本当にありがとうございます!」

拍手!!(そしてスカ/パラダイスで切るんだ……笑)

「今日、みなさんも楽しみにして来たと思いますが、今日ここにいる誰よりも、このバンドが!この日を楽しみにして来ました!!
僕らのライブを初めて見る人もいると思いますが、最後までよろしくお願いします!
僕らが!Mr.Childrenです!」

こんなにも気合いと自負の篭もった1曲目を聴いたらもう納得しかないよ、その言葉!!

またしても湧き上がる拍手、そこからの「終わーりなーきたーび、終わーりなーき、たーーーび」で〆!!

拍手の中、後ろに下がったさくらいさんは一瞬でギターを脱いで、次の瞬間にはドラムの爆音が一気に会場に広がった。



■Worlds end
音量?勢い?で一瞬で「盛り上がる曲来た!!!!!!!」とはわかったんだけどなんでか始まった瞬間「擬態だ!?!!!?!!?!!?!」って思ったら全然違った(笑)(勝手にライブハウスでの擬態の妄想をしすぎてた)

ライブハウスでWorlds endアツいーーーーーーーー!!!!
自分がこの曲を聴く時はいつもアリーナ以上、メインはドーム・スタジアムクラスで、「ライブハウスでのWorlds end」って全然想像つかなかったから!!2006年のピロウズとの対バンツアーのセトリを知って以来ずっと憧れだった!!
むしろ重力と呼吸で久しぶりにアリーナクラスで聴いた時に「今のWorlds endのスケール感だとアリーナが狭そうにすら見える……!!」って思ってしまったこともあって、一層未知の領域に入っていたんだけど。ぜんっっぜん違和感なくてびっくりしました。
映像なし、花道なしの素のWorlds endは、Mr.Childrenの演奏やさくらいかずとしの肉体性を顕にしていた気がします。さくらいさんの表情も挑むような感じだったような。
生身のMr.Childrenムッキムキ。(?)

楽器はたはらさんが青テレ、なかけはホワイトくん。
毎回言ってる気がするけど赤照明の曲で青テレってなんかきゅんとしてしまう〜〜

ライブハウスならではのお客さんの様子を感じながら聴くのもほんとに楽しい。曲が始まって初っ端でそこかしこから上がる手、手、手!
からの「まるで流れ星にするように僕らは見上げてた」でさくらいさんが天井を見上げるのにつられて、お客さんも一緒に見上げてたあの感じ。なんともたまらない……!!

サビの「雲の合間一筋の光が差し込んでくる映像と」ではステージ上に6本くらい白い照明の柱が立ってたんですが、そのうちの1本が角度的にさくらいさんを照らしつつこっちを向いてて情緒やられてしまった……。ほんとに一筋の光;;;;;;あんたが光;;;;;;;;

2番は毎度おなじみジェスチャー大会なので、人波の隙間から動き回るさくらいさんの腕を見るためめちゃくちゃがんばりました。
「腐らせて捨てる」は今回投げずに横に置いとく感じ。「期限付きなんだろう」の腕時計チェックもなし。

「多分そうだよ」って多分なのになんでこんなに心強いんだろっていつも思うんだけど、この歌詞が来た時に自分がステージに手を差し出すこと、そこかしこで同じようにステージに差し出される手があることが、その時々の「そうだよ」を裏付けてる気がする。
「信じてる」って表明することで強さが増すというか。何言ってんだ!笑

間奏ではさくらいさん、なぜか下がってしっっかりじぇんちゃんと目線合わせながら水を飲む。この曲の間奏で水飲むの珍しい気がしてけっこうびっくりしたんだけどなに!?!!(笑)
ライブハウスで最初から飛ばしたからかな?たしかにもう暑い!!!!

アウトロのシャウトは半エンの変遷を経たハイトーンメインのシャウトでした。
今更だけど声の調子、めちゃくちゃいい!!



■MC1
さくらいさんアコギ持……ウカスカ広島で突然出てきた黒アコギじゃないですか!?!!!
ミスチルデビューだ!!!!

「改めましてMr.Childrenです!
今2曲やりましたけど、もういい感じです!(笑)(会場笑)
さぁいこう!(最高)(会場拍手)

今年上半期!僕ら……(間)(30周年だったねほっこりの空気)
よく働きました……(笑) (パチパチパチ)
30周年のツアーで……。

で、下半期は表立った活動をしてなかったので、今日は溜まったものを全部出して、気持ちよく年を越したいと思います!(笑)
さぁいこう!!」

余談だけど、さくらいさんの「最高」と「さぁ行こう」の発音がおんなじ感じになるやつ、大好きです。最高とさぁ行こうはきっと根っこで繋がってるんだよね……(そうですか)

さぁ次の曲がはじまる!黒アコギで初めてやるミスチル曲なんだろ……!?と思っていて始まったのは。



■HANABI
wwwwwwこれたはらさんのギター見えてたら何の曲かMC中にわかってたねwwwwww(見えなかった)
というわけでたはらさんはお馴染みのアイスブルーギター、さくらいさん黒アコギ、なかけオレンジくんでのHANABI!

これはみんなが知ってる曲だったらいいなぁ!知ってるはず!ってチョイスな気がする。きっとスカパラファンの方も知っていると思いたい……!

自分が曲に合わせて気持ちよくゆらゆらしまくった結果レポ的な記憶がほぼないんだけど、そこかしこに笑顔があった印象があります。
さくらいさんがサビのもう一回で嬉しそうにしているのはもちろん、たはらさんも微笑みながら口ずさんだり。
いちばん印象的だったのはなかけで、2番のAメロあたりでふと目線を向けたらめちゃくちゃ笑顔でさくらいさんを見てました。
そこでそんな笑顔!?ていうかHANABIでこんな笑顔見たの初めてな気がする!!スタジアムでもそうだったのかな?DVDカモン!(どさくさ)

あとさにやんのコーラスの声がすごくよく聴こえました。他の曲でもそうだったけれど、耳がいつもと違う音をキャッチできるのもライブハウスの醍醐味な気がします。いや普段の耳悪い説もあるけど(笑)



■MC2
ひと息ついたかと思うと、うきうきを隠しきれない表情と声色でさくらいさんが話し出す。もうその感じでバレてる!バレてるよ!(笑)

「今からすごいことが起きるよ?
今日は対バンなので、対バンじゃないとできないすごいことやります!お届けします!見せます!!
お呼びします、東京!スカ!パラダイス!オーケストラーーー!!!!(客席拍手)
谷中さん!GAMOさん!北原さん!NARGOさん!」

スカパラさん登場!
ところで「今からすごいことが起きるよ?」、「今から晴れるよ?(天気の子)」っぽくてテンション爆上がりした(?)

こんなセトリど真ん中でももうコラボしてくれるの!?って思ったけどよく考えたらUNITEもそうだったね!!
一体なんの曲をやるのか……ついにロリロリをやって伝説になってしまうのか!?!!(ない)

ステージのメンバーも歓迎ムードで迎え入れる中、特にじぇんちゃんがうぉーーーっと盛り上がって、さくらいさんが「見てくださいこの気合い!!(笑)」とアピール。
続けて次の曲の紹介へ。

「この日のこの曲のために、ホーンアレンジしてくれました!!すげぇぞーー!!
踊ってーーー!!」

踊って!?!!?!!WALTZが来て伝説になっちゃうか!?!!?!!



■ランニング ハイ
うわーーーーーーーーーーーーーなるほどね!!!!なるほどね!!!!こりゃホーン隊が映える大正解チョイス!!!!でもこれ「踊ってーーー!!」で来る曲!?!?!(笑)

個人的な謎曲認識列伝として今まで
「涼しい風みたいな曲やります!」→しるし
「かっこいい曲やります!」→HANABI
を挙げてきたんだけど、

「踊ってーーー!!!!」→ランニングハイ
が加わりました(笑)
踊りかわからないけどめちゃくちゃ跳んで楽しかったよ〜〜!!

さて、Thanksgivingぶりのランニングハイですが!
たはらさんはボディがオレンジっぽくて縦縞が入ったレスポール。(たぶん過去のランハイでも使っていたやつ?)
なかけはホワイトくん。

今回のランニングハイ、もうとにかくかっこいい。まずバンドの素の演奏からしてかっこいい。(初めて聴いた人ですか??)
サンギビのランハイを「ポップ」と呼ぶなら今回は完全に「ゴリゴリ」の印象。ライブハウス効果かとにかくリズム隊の低音が効きまくりなのと、サンギビでポップさを担っていたアコーディオンが無いのが大きいのかも。
そこに極めつけのホーン隊!!これまたサンギビのブラス隊は原曲踏襲で軽快さをプラスしていたのに対して、今回のホーン隊は完全オリジナルなフレーズをバリバリ低音でキメてくるのです。ダンディ!!かっこいい!!特に間奏のスーーパーースカパラタイム最高だった!!!!ライブ中にもう「このバージョンの音源くれ!!」って内心叫んだ(笑)

そんな演奏に乗って歌うさくらいさんはというと、コラボなのに歌への入り込み方、パフォーマンスが完全にワンマンの時のそれでした。
ステージを所狭しと動き回りながら、挑むような表情を見せ声を荒らげたかと思えば、歌詞に合わせて脱力もする。理性的というよりは圧倒的に何か「降ろしている」感じで、コラボのステージでこんなパフォーマンスを見れるとは思っていなくて度肝を抜かれました。あとコラボ曲で「バカタレ!」とか「黙ってろ」とか歌う人初めて見るよ(笑)
今更だけどどっちが提案した選曲なんだろう、どこかで話してくれたら嬉しいねぇ。

ここからはひたすら動きや歌い方etcのメモです!
「向こう側にいる内面とドッヂボール」は強い目線で見据えながら手で「向こう側」を示す感じ。
1番サビの「胸に纏う玉虫色の衣装」と2番の同じ箇所は照明が緑=玉虫色になってテンション爆上がりしました。
これ今までもやってたっけ?粋すぎる!!

人波をかいくぐって死ぬ気で見た「前倣え右へ倣え」の動きは、右手でマイク持っているが故におなじみの前倣え&左倣え。これが見たかった……満足……Love……。
そこからまたじわじわ盛り上がりが蓄積されていって、「まだ間に合うかなクーリングオォ〜〜フ!!!!」で爆発したまま2番のサビになだれ込み。頭のどこかで「クーリングオフ」とか「お屋敷」って単語でこんなに盛り上がってることが笑えてきてさらにテンション上がっちゃう。こんな単語で盛り上がる歌ないよ!!(笑)

「まぁそれもそうだなぁ」はセリフ的な歌い方。目の前で過去ライブみたいにしゃがみこんじゃう……!?とどきまぎしたけどしゃがみこまず、そのままなかけ側へ。
間奏が明けて、なりを潜めた演奏をバックに「時代とか、社会とか」の歌詞が強い語気で届けられる。強まる語気に応えるように演奏もじわじわと音数を増し、来るか……!?来るか……!?!!と待ちわびていたところに「愉快に暮らせないよ」のギター&ベースのユニゾンでのドゥーンドゥンドゥン♪がばっちりきまって軽く  発  狂  
この!!階段みたいに上がってくライブオリジナルのドゥーンドゥンドゥン♪が大大大好きなの!!!!サンギビぶり!!あーーーー嬉しいヽ(;▽;)ノ

そこからのラスサビとかもう爆発しないはずがなーい!!
さくらいさんもあからさまにテンション高そうに見えて、「まだ走れんだ」でいつもみたいに走ったらどうしよう……!?(心配と見せかけて若干期待)って思ってたらさすがに走りませんでした(笑)
が、有識者によるとその場で駆け足してたそう。やっぱ走りたくなるよね〜!!

アウトロもホーン隊の低音ゴージャスなアレンジが冴えて、テンション最高潮のままにフィニッシュ。
曲終わりのさくらいさんも「すごいでしょーーー!!」のシャウト。
うん!!!!ほんとに最高!!!!ほんとにすごかったーーーーー!!!!!!



■MC3
改めてホーンの4人の名前を紹介したのち、スカパラさんは退場。
さくらいさんの言葉や様子の端々から前曲の楽しさと名残惜しさが伝わってきてほっこりしてしまう……。

「やばい興奮した〜(かわいい)
寂しい……(じぇんちゃん後ろで「終わっちゃったねぇ」)
終わっちゃった…………(かわいい)
残念ですがいつものMr.Childrenに戻ります……。」

まじで残念そう(笑)自分のステージですよ!!(笑)

「あと少し、ここからまた情熱と魂を込めてお届けしていきます!
次はこの曲。」

「次はこの曲。」がさっきまでの興奮どこいった??ってくらいに突然そっけなくて会場からは思わず笑いが(笑)
でもそんな笑いもあのイントロが始まった瞬間ぶっ飛ばされました。



■名もなき詩
おなじみのギターフレーズから始まったのはこの曲!
AAGのセンターステージで「4人」を強調しながら披露されたこともあれば、FCツアーでは「(今までのMr.Childrenの)最後の曲です」との言葉とともに披露されたこともある曲。
「いつものMr.Children」、素のMr.Childrenに戻る1発目としてこれ以上にぴったりの曲ってある!?!!?!

布陣はたはらさん青テレ、さくらいさんHANABIのNew黒アコギ、なかけオレンジくん。そこになんと今回さにやんがアコーーーーーーディオン参戦です!!まじか〜〜〜〜〜!!!!
実は開演前にフォロワーさんの「ステージにアコーディオンがある」のツイートを見てアコーディオン曲があることは分かってたんだけど、別のある曲をやるんじゃないかと思っておびえてました、違ってよかった!!(?)(※好きな曲です)(好きな曲と思えない反応でごめん)
スタジアム号泣会見でまともに見れなかったんだけど、今年のスタジアムのときはアコーディオン使ってないよね……??名もなき詩でさにアコーディオン、もしかしてそれこそ前回のFCツアーぶり……?ほんでここはFCツアーのハコでもあるわけで……感慨深くならずにいられない……。2番ABメロは自然とずーっとさにやんを見てました。

そこから一瞬で意識をボーカルに引き戻されたのが2番サビ前。
「会う度に聴かせーーーてくれーーー!!」を歌ったさくらいさんは、1拍置いて右手を耳にかざして「聴かせて」のポーズでにこっとした。
あーーーーーーーーもーーーーーーーーーーーーヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ
ずるい!!!!ずるい!!!!ずるい!!!!!!!!
そこからの「愛はきっと~気がつけばそこにあるもの」だから、なおさら刺さってしまう。
自然に湧き上がったお客さんの歌声にも、相乗効果で一層「気がつけば“ここ”にあるもの」感を味わう。
私は歌わなかったけれど、あの「聴かせて」は本当に「聴かせて」だったんじゃないかな。

歌い方はほぼ従来準拠で、スタジアムでやっていた「突き刺さる」を下げる歌い方ではなかったはず。
ていうか言うの何度目?って感じだけどほんっっっとうに声の調子いい!!

最後はAAGみたいにちゃーん♪で締めた気がする……この表現で伝わる?(笑)
アットホームな雰囲気を残したまま終わった曲と裏腹に、次の曲はお久しぶりの鋭い1曲。



■himawari
暗闇でたはらさんが黒シンラインを肩にかけるのが見えて、Any……?それとも……?と思ったら!!
たはらさん黒シンライン、なかけ白Foderaで1年ぶりのhimawari!!

コラボ曲のランニングハイを除いては全て今年のツアーで披露した曲だったから、全曲今年のセトリからのチョイスになるかと思ったのに。まさかの。
思えばhimawariは昨年B'zさんにお呼ばれしたUNITEでも披露されていたよね。改めて、彼らからこの曲へのなにがしかの認識や信頼があることを思わされる。

ワンマン同様の赤白フラッシュの照明の中、さくらいさんのイントロのダンスが始まる。
とはいえ今回のイントロダンスはそこまで激しくなくて、最初何度かじぇんちゃんの方を向きながら身を翻したのち、ほぼ客席を向いていたはず。
客席を見ている感じも2018年のるんるんバージョンや激情バージョンでもなくて、どこか冷静に客席に狙いを澄ませているような感じ。対バンの意識かな。

イントロ、そして歌が始まってからも思ったけれど、演奏の音が重い。そして今まで以上によく聴こえる。そんな環境でのhimawariだからもう気持ちよすぎて楽しすぎて……ほぼずっとヘドバンしてた気がします……。
サビのなかけの下がっていくベースラインとか正直初めて聴こえたんだけど、なにあれ……かっこよすぎてサビが来る度毎回耳でなぞってました……。こんなかっこいい音なんで今まで聴き逃してたの??(笑)

角砂糖舐めの表情は今回は笑顔でもそこまで険しい顔でもなくて、中庸な感じ。(全部根拠なしだからしょうがないんだけどこの曲気を抜くと全部感想が「~~な感じ」になるね!!ごめんね!!)
自分の位置からは手元見えなかったんだけど、有識者によると今回は舐めてなかったそうな!

「邪にただ生きてる」はプロンプターに足かけて顔上げて睨みつけるやつじゃなくて、マイク両手で持って下向きながら絞り出す感じ。怒り<苦悩感。

間奏ダンスは全然見えなかったんだけど、今回珍しくじぇん前ダンスじゃなくてなかけ側→たはら側に移動しながらだったそうな。移動のステップもスキップっぽい感じだったらしい……なにそれめちゃくちゃ見たかった!!!!
あと高速マイク抜きもあったって!!!!ねぇ見てないとこ多すぎるよ!!!!でもヘドバンの後悔はしてない!!!!(笑)

最後はさくらいさん、じぇんちゃんと目線合わせて終わり。
ちなみに今日これまでも何曲かこういう終わり方をしている曲があったんですが、けっこうな曲でやってるので逆にどの曲でやっててどの曲でやってないかわからない(笑)



■MC4
「次の曲で最後になります。
今日物足りなかったという人は来年……再来年……(お客さん「!!!!(期待)」)
(慌てて)来年かな?まだ決定してないけど!(笑)(じぇんちゃんチーン)僕たちのライブにも遊びに来てください!!!!(お客さん拍手!)
……じゃあメンバー紹介しよっかな。」

急!!!!(笑)
じぇんちゃんのフォローの優しさもしみます……
ちなみにこの時たはらさんも眉きりっとしてムンって口した物足りなフェイスでうんうん頷いててかわいかった(  ◜௰◝  )

「キーボード&ボーカル、サニー!」

「ドラムス、すずきひでや!ジェーン!
3日前に53歳の誕生日になりました。(??)」

謎の誕生日情報、そして不思議な言い方(笑)
じぇんちゃん立ちあがって両サイドにご挨拶、最後に投げキッス!

「ベースなかがわけーすけ!」

「ギターたはらけんいち!」

「ボーカルさくらいかずとしでした!
最後いちばん新しい曲やります『生きろ』。」

流れるような曲紹介に驚いている間に、最後の曲が始まる。



■生きろ
たはらさんはnashの黒エレキ、なかけはオレンジくん。
MCの間にギターチェンジで分かってはいたはずなのに、始まった瞬間の空気の変わり方で息を呑んでしまった。

ピアノの音と「生きろ」のシャウトの音源の後に、ステージが逆光になり、さくらいさんただ1人が照らし出される。
ピアノの余韻がこだまする中、その人が歌い始める。
暗がりの中のメンバーのシルエットは微動だにしない。私の位置からは手前で光を浴びながら歌うさくらいさんと、奥で顎をあげたシルエットで佇むなかけの姿がずっと見えていて、その光景に胸を掴まれた。
メンバーのさくらいさんの歌への信頼が可視化されているよう。
そしてここまで披露された曲の中で今が1番静かなはずなのに、静寂すら圧に感じる。
立ち振る舞い、光、歌い出し、全てが、この歌が今日1番届けたい歌なのだと物語っているようだった。

「眩い軌道を描き」でギターが入ってくるのだけど、音を聴いた瞬間に「うわぁ……!」って声が出そうになった。あの宙に星を浮かべるような、揺蕩うようなギターの音が本当にクリアに聴こえる。CDよりも、今までのどんなライブよりも、ちゃんと「ギター」で出した音として聴こえる。
その上、1ストローク1ストロークそれぞれが別の色合いに聴こえて、頭に「音色(おんしょく)博覧会」って言葉が浮かびました。綺麗すぎて全部ショーケースに飾りたい……眺めたい……。
今日1日ずっとライブハウスの音が〜って言い続けてきたけれど、私にとっては間違いなくこの音が1番ライブハウスという場で輝いていました。

そこからのサビでは、今度はドラムとベースの音が胸に飛び込んでくる。
グシャッとした演奏にこちらの胸もグシャッとなる。

ドームスタジアムであれだけのビッグスケールで披露されたのが嘘みたいに、ライブハウスの「生きろ」は、バンドの曲として存在していた気がする。
巨大な4面のモニターで一人一人を映さなくても、この狭い空間を満たす音が声が、一人一人の存在感を強く浮き上がらせる。この曲がライブハウスで何の違和感もなく奏でられていることに時々はっと驚くような気持ちになりながら聴いていました。
これまた途中ではっとしたけれど、ツアー中には何度かはらはらすることもあった高音部分について、今日はまったく気になることがなかった。はらはらしたことを忘れるくらいに絶好調な声!

2番が終わると間奏。ラストに向かって着実に歩を進めていく。
間奏が終わった瞬間、ダンダン!のタイミングでじぇんとなかけが同時に腕を振り上げたのがあんまりにかっこよくて呆然とした。
ツアーでもあったのかもしれないけれど、自分としては初めて見る光景。驚くとともに、鳥肌が立った。
(追記:映画で確認したところ、長居ファイナルではじぇんだけ腕上げ。もしかするとなかけの「生きろ」腕上げはこの日が初だったのかも。
ツアーで終わりじゃなくてツアーが始まり、まだまだこれからがあるって感じがしてぐっときてしまう;;)

終わりが近づくにつれて、どうやって締めるんだろう?とドキドキしてくる。ワンマンと同じことを対バンでもやる?まさか!いやでも見たい……!!生きろのあの締め、人生で1回でも多く見たい……!!それもここで!!

迎えた最後。さくらいさんが右手を掲げた瞬間、照明が真っ赤に染まる。

!?!!?赤!?!!なにこれ!?!!?ツアーじゃ暗転だったよね……!?さらに進化するなんて!!!!
(※追記:映画で確認したらツアーでも赤照明やってた!!(笑)
ただ、ツアーではステージセットの裏で赤照明光らせてたから現地であんまり「赤」って実感がなかったんだなぁと自分で納得……(笑))

曲が始まった時と同じように微動だにしないメンバー。そこにさにやんのピアノが優しく響いて、じわじわと照明が白に変わっていく。
加わったドラム、拍手の音に乗せるように最後の「生きろーーーーーーーーーーー!!!!」のシャウトが響いて、最高潮に達したタイミングでまた右手を振り上げてばつんと暗転する。
うわーーーーーもう。もう。

「どうもありがとう、Mr.Childrenでしたーーーーー!!!!
東京スカパラダイスオーケストラ、楽しんでーーー!!!!」

さっきまでの圧が嘘みたいに、人懐こく呼びかけて彼らは去っていった。

呆然としながら、湧き上がるような喜びを感じていた。
30周年も終わるこのタイミングで、また更新された。
いちばんかっこいいMr.Childrenだった。最新曲の、最新の、いちばんかっこいいMr.Childrenを見てもらえた。見せてくれた。

あーーーーーーーーーー!!!!言葉にならない!!!!
まぎれもなくMr.Childrenだった!!
私たちの好きなバンド、最高にかっこよかった!!!!
 

半世紀へのエントランス @6/19 長居スタジアム 感想文③

■MC EN1

これまた記憶が曖昧で……ニュアンスです……。
ほんとはもっと長く喋ってた気がする……。

アンコール待ちが明けて、メンバー&さにやんが揃って登場する。
ドームはさくらいさん1人だったから、全員が最初から揃ってるアンコールってかなり久しぶりな気がする……ていうか野外でMCから始まるアンコール相当久しぶりな気がする……(笑)(近年だとスマホライトをOvertureのレーザーが蹴散らしてた記憶が略)
メンバー勢揃いだからYour Songの弾き語りではないってことかな。

さく「アンコールに……あたたかな拍手のアンコールにお応えして、まだお届けしたいと思います!!(拍手!)
今回デビュー30周年ということで、少しでもみなさんの聴きたい曲をやりたいと思って、悩んで悩んで曲を選んできました。
もちろん52000人全員の聴きたい曲をやるのは難しいとわかってます、「あれっ?あの曲聴きたかったのにやってないんだけどぉ?」って人もいると思います(笑)

そんな人が喜んでくれるのを願って、次の曲をお届けします。この曲です。」





■HANABI

MCを聞きながら30周年的な曲……??あの曲聴きたかったのにやってないんだけど的な曲……??
君がいた夏か……?いや夜に君がいた夏!?!!珍しくないそれ!?!!そもそも25周年でやったしなぁ……!!
とか思ってて流れてきたイントロであーーーーなるほどね?!!?!!?!ってなった(笑)
MCのとき、さくらいさんのアコギは見えてたんだけどたはらさんのギターが見えてなくて……これたはらさん見てたらMC中にわかってたね……(笑)

一時期は金魚MCをぶっ込んできたり、「かっこいい曲をやります!」って前置きから披露したり、彼らから(ていうかさくらいさんから)見た「HANABI」とは??(笑)と思ったりもしていたんだけど、今はなんとなくわかる気がしてる。

AAG、ううん多分重力と呼吸の台湾から、明確にこの曲が彼らにとっての「みんなが喜んでくれる曲」「喜んでほしくてやる曲」になったような気がしている。
台湾で思いがけず巻き起こった「もう1回もう1回」の大合唱と、ステージ上の彼の、驚きながらもたまらなく嬉しそうな表情。
それからのAAGでHANABIの前に添えられるようになった自信と自負に満ち満ちた言葉や、「もう1回もう1回」の大合唱を待つあのわくわくが滲み出した表情。
それらの延長上に、この30周年のHANABIはあると思う。

HANABIをこんなHANABIにしたのは、彼らをこんな彼らにしたのは、きっとお客さんの反応だったって勝手に信じてる。
こんな愛しいことある?

ないちゃう(;;)


ライブが終わったあと、友人に夜に聴くHANABIがすごく新鮮だった!って言ったら「夜のHANABIって本当に“花火”だね!」って言われてはっとした。
もしかしてそんな意味も込めての夜の時間帯のHANABIでもあったのかなぁ……すっごく素敵……。





■MC EN2

さく「ここで、メンバー紹介させてください!

まずはキーボード、ボーカル……。
もう長い間ずーーっと僕らと一緒に音を奏でて鳴らしてくれていて、僕が歌うハーモニーパートを歌ってくれています。
僕が歌詞を間違えたときは瞬時に間違えた歌詞で歌い(笑)(後ろでじぇんちゃんも頷きながら笑う)、
僕の声が思うように出ないときは、いつもより大きな声で力強く歌って支えてくれて……この人がいてくれるから心強くて安心して歌うことができます。
キーボード、コーラス……ボーカル。サニー!!」

さにやんおじぎ、そしてコメント!
さに「30周年おめでとうございます、そしてツアー完走おめでとうございます!」

ヽ(;▽;)ノ


さく「ドラムス、すずきひでや!ジェーン!」

じぇ「やっっっと会えたね。よかったねぇ、よかったねぇ。
サニーさんも言ってくれましたが、僕ら無事30周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。(拍手!)

30周年ということでね、普段言える機会もないもんですから、この場を借りて普段なかなか言えない感謝を伝えたいと思うので、みなさん付き合いくださいね。
僕ら今日もライブをやりましたけど、いつもライブ始まってステージ上がる前に、裏にスタッフさんたちがずーっと左右に並んでて、『がんばって!』とか声かけてくれるんですよ、(って言いながらどんどん涙声に;;)
日本一のスタッフです、みなさんがいないと僕らはここに立てません!本当にありがとうございます!
あーーーもう歳とると涙脆くなっちゃって;;;;

あとね、親、兄弟、そして友だち……それにデビュー前から関わってくれた人、今はもう会えなくなっちゃった人もいますけど……その誰一人欠けても今僕らはここにいないと思います。本当に、ありがとう。(拍手)」

(この、「今は会えなくなってしまった人」、今回はくるみのMCがなかったこと、ちょうどmemories session(特に最後のエンドロール)を見返した後だったことから、別の意味合いに聞こえてしまった……。
自分が気づかなかっただけで、ドームの時からじぇんちゃんの言ってた「会えなくなってしまった人」はずっとそういう人だったのかもしれない)


じぇ「そぉしぃてぇ!(シャンシャンシャン!)
そぉしぃてぇ!!(シャンシャンシャン!)
あ!な!た!が!た!(ドンドコドン)
あなたがたが!(ドコドン!)いないと!(ドコドン!)
僕らは!始まらないんでございます!(ドンドコドコドコシャーン!)」

このいつも以上に過剰な演出は絶対涙のごまかし、しんみりしちゃった空気を盛り上げるためだと思ったり。
あーーーーーー本当にすずきひでやさんヽ(;▽;)ノ


じぇ「いつもありがとうございます、これからもよろしくお願いします!(拍手!)」

この後もなんかふざけ続けてたけどさくらいさん拾わずになかけへ(笑)


さく「ベース!なかがわけーすけ!」

なか「こんばんは。(拍手!)

僕らは長い間たくさんのライブをしてきました、ライブをする度お客さんから後押ししてもらったり、エネルギーをもらったりしている気がします。
今日もまた、エネルギーをもらえた気がします。ありがとう。

また信じた音、届けたい歌を持って、みなさんの前に立ちたいと思います。これからもよろしくお願いします。」

この「信じた音、届けたい歌」って言葉が本当に大好き……。
全部は覚えられなくてもこの言葉だけは絶対持って帰るんだ、って思って聞いてた。


さく「ギター、たはらけんいち!」

たは「こんばんはー。(拍手!)

同じことを言うね。
なぜなら、今日も同じことを思ったから。

今日もたくさんの曲を演奏しました。
それらの曲は、みなさんが大切にしてくれた曲、とてもとても愛してくれた曲、すごくすごく応援してくれた曲です。
そんな曲を演奏してるとね、まるで皆さんの想いが湖面に……いや、海洋にキラキラキラキラ光ってて、とても美しかったです。

僕ら30周年を迎えることをできたんですが、これから何年できるかわかりませんが、これからもみなさんの生活に近づける……1歩でも近づける音を鳴らしていきたいと思ってます。

どうもありがとう。これからもよろしく。」

「同じことを言うね、なぜなら……」の誠実さに度肝抜かれた。
本当にたはらさんらしい……!
みんなドームに参加するか、配信見てくれてるよね、って思って言ってくれたんだと思う。
本当にたはらけんいちさん。

そしてここで終わると思ったら!


たは「たまには紹介させてください。
(左手を掲げ)ボーカル、ギター、その他すべて。さくらいかずとし。」


「その他すべて」、深すぎて呆然とした……。

あのヒカリノアトリエの「さくらいが歌えなくなってしまったらMr.Childrenは終わってしまうから」の言葉を思い出しもした。
あの時その言葉を言ったのもあなただったね。

彼らの奏でる歌を……そのメロディを言葉を生み出し、歌う人。
歌を届けることがMr.Childrenのやりたいことの総てであるならば、当然だけれど、改めてその存在の大きさを思わずにいられない。

スタジアムではやらなかった曲だけど、「君とはつまりそう小さな点、そしてあらゆる総て」を思い出したりもする。
また涙腺が(;;)


紹介されたさくらいさんは最後のMCへ。
涙で記憶が断片的に……。
順番など違ってそうですがご容赦ください(;;)


さく「半世紀へのエントランス。
僕らもまだまだレベルアップして、まだまだいい音楽を届けていきたいと思っています。

まだ予定は決まってないけれど、次会うときはマスクなしで、みなさんの声を聞かせてください!
……かっこいーとか(笑)(会場笑)

そしてみなさんもまたここから、強く優しくたくましく楽しく!生きていってくれたら……そう願って、タイトルそのまんまに込めて、お届けしたいと思います。
『生きろ』。」


かっこいーとか、って言うあなたがいちばんかわいい!!(笑)
照れ隠し、しちゃうんだよなぁ。
でもぽつりと言った「半世紀へのエントランス。」の一言はとてつもなくかっこよかった。痺れた。
ツアータイトルとしての言葉じゃなくて、今彼らが立っている場所を指し示しているんだと思った。

「強く優しくたくましく楽しく」、ドームは1つずつ区切って言ってたけれど、この日はひと息で。
これにもまた心掴まれてしまう……。
「生きろ。」は、最後のこの日も笑顔じゃなくて決意の表情だった。





■生きろ

直前のMCがあったからかな。
2022年、待ちに待った30周年ツアーの最後の曲、最後の「生きろ」なんだ、って考えながら光が最小限に落とされたステージを眺めていた。

「触れ合うぬくもり 優しさ」の歌詞で、再びツアーのさきざきで会えた人たちのことを思い出した。
久しぶりにMr.ChildrenとMr.Childrenを大好きな人たちに会える喜びを目いっぱい噛み締めた福岡から始まって、全国で久しぶり!元気だった?を繰り返して、そうしてたどり着いた今日が最後の日。

あぁ、ほんとにこの曲、この言葉とともに過ごしたツアーだったな。

この歌詞だって何度も聴いてきたはずなのにな。
一度最終日だと意識すると、全部聴こえ方が変わる。
やっぱり同じライブなんてないなって改めて思う。


公演によっては歌うのが苦しそうだった高音部分が来るたび、手をこれでもかと握ってしまった。
最後だからなんの心残りもなく気持ちよく終えてほしい、彼らが最高到達点だったと思える「生きろ」を残してほしい、なんて祈りながら。

でもそんなの全部杞憂だった!全部出た!!

ひとつまたひとつと軽やかに乗り越えていくたび、だんだんと握ってた手がほどけていった。
代わりに視界が潤んでいった。


ラスサビ、今ツアー最後のモニター4分割。
考えてみるとスタジアム公演は「終わりなき旅」の4分割から始まって、最後にまた「生きろ」の4分割があって……4人で始まって4人で終わるんだ。
それってすごく今のMr.Childrenらしい。

今ツアーでいつも思ってたけれど、最後のこの日もやっぱり思ってしまう。

今日この曲に至るまで、多くの曲で作り込まれたモニター演出が繰り広げられていた。
時にはアニメーションが流され、時には曲の雰囲気に合わせて色味の加工やモーションを加えたリアルタイム映像が流された。
メンバーを映すにしても、様々なアングルやポジションからの撮影が試みられていて。

そんなライブの最後の最後にこれだよ?これ!!!!

4分割!!正面固定!!
加工なしの真っ向勝負!!
いちばんシンプル、ド直球!逃げも隠れもしない!

突然どんと素材そのまんまで出されてえ!?とか戸惑う暇もなくもうかっこいいの。
ただのMr.Childrenなのにめちゃくちゃかっこいいの。
これが本当に大好き。

この曲がかっこいいのが、この曲のMr.Childrenがいちばんかっこいいのが、嬉しい。
いちばん新しい曲がいちばんかっこいいのが、本当に嬉しい。


最後の暗転。
から徐々に明るくなっていくなか、スタジアム中から拍手が湧き上がる。

こんな気持ちで30周年ツアー最後の曲を終えられる幸せを噛み締めながら、自分もただひたすらに手を叩いた。





■ラスト

前曲の全身全霊の様子とは一転して、朗らかで晴れやかな表情のメンバーたち。

5人で並んで、手を繋いで、お辞儀。
あぁ本当に終わるんだ……。

さにやんが一足先にステージから去って、4人で上手側、下手側、真ん中と挨拶して回ってく。

ストリングスバージョンのあの曲に合わせたオーオー!は、最初は確実にじぇんちゃんだけ。
2回目か3回目はさくらいさんも一緒にやってたはず。
3回目のときはオーオー!やったあとそのままじぇんちゃんが踊り始めて3人がめちゃくちゃ呆れてて、あーこれもまたMr.Children(;ω;)

踊りを収めてやっと4人でお辞儀。これでもかと拍手!
センターステージに戻って、ひとりひとりを紹介して、ひとりひとりお辞儀。
今日、「すずきひでや、じぇーん!」じゃなくて「すずきひでや!」だった、はず!





■最後の挨拶

思いがけない涙声からの、思いがけない言葉だった。

さく「Mr.Childrenがこの4人でほんとによかった、キーボード&ボーカルがサニーさんでほんとによかった。
じぇんも言ってたように、Mr.Childrenを支えてくれるスタッフが、このスタッフでほんとによかった。またまわってよ、(涙声に笑い混じりで)

そして、Mr.Childrenのリスナーが、ファンが、みなさんであったことを、本当に誇りに思います。(大拍手!!!!)

どうもありがとう!!Mr.Childrenでした!!
次に会う時はマスクもとって、みんなの声を聞かせてください!

気をつけてー!がんばってー!
また会いましょう!!」


(;;)(;;)(;;)


退場時、じぇんちゃんがスタッフさんにハグ!
見ているこちらもおつかれさまとありがとうの気持ちが湧き上がってくる光景でした(;;)





■あとがき的な

同じ「半世紀へのエントランス」というツアーにもかかわらず、こんなにも印象が違うライブになるなんて。

まずひとつは、やっぱりここがスタジアムであったということ。

空の見える物理的に開放的な会場は、日中はステージと客席がお互いに丸見えで、それが心理的な開放感にも親近感にも繋がる。
声の出せない今ツアーではあったけれど、野外で披露される「innocent world」や「シーソーゲーム」、「海にて〜」での会場の雰囲気は、声が出せた頃のライブを思い出させられたなぁ。(そして目から涙が略)



もうひとつは、これでもかとしつこく書き連ねてきてしまったけれど、自分の感情。

最後にしてようやく参加できて聴けるんだ、
ツアーを通してこの曲こんなに変わってきたんだな、
ツアー中こんなことがあったな、
そっかこのツアー今日で終わっちゃうんだ、
などなど。
自分の心ひとつでこんなにも曲の聴こえ方響き方が変わるんだなと改めて実感した。



そして最後は、ドームとスタジアムのセトリそのものの違い。

セトリの大部分は同じ曲目だったはずなのにおもしろいね、ほんとに全然ライブ全体の印象が違った。

向いてるベクトルが逆だと思いました。
ドームが過去から現在ならば、スタジアムは現在から未来なんじゃないかって。


ドームの1曲目はBrand new planet、コロナ禍に発売されたアルバム「SOUNDTRACKS」の1曲。
勝手ながらこの曲は、あの頃の自分たちのアンセムのように思ってしまってる。
だってあの頃、「新しい『欲しい』までもうすぐ」って、何度唱えた?
何度唱えられてるのを見た?

この歌を聴くと、きっと来てくれるはずと言い聞かせながら30周年を待ちわびていたその頃のことを思い出してしまう。
そんな曲から始まるライブなもんだから、しょっぱなで「このライブがあの頃待ちわびた「新しい『欲しい』」だよ!」って宣言されたように感じたのでした。

他にも、Anyの「また12色の心で好きな背景を描きたして行く」だったり、福岡初日で涙声になってしまったGIFTの「長い間君に渡したくて強く握りしめていたから」だったり。
挙げ始めたらきりがないけれど、空白の3年間があったことを振り返りながら(過去)、「今ここで塗り替えるんだ」という意志を示す(現在)ライブだったように思ってる。

あぁ、それでいうとくるみ前のMCや510公演……「デビュー日」というこれ以上ない原点当日のライブがあったのも、ドーム公演の「過去」の印象に大きく影響しているかもしれない。


スタジアム1曲目は、終わりなき旅。
ライブのド頭から、曲中MCの「永遠に続いていくものなんてない」の言葉でいつかくる終わりに目が向けさせられることに度肝を抜かれた。
未来、いや未来どころか。

光の射す方へでは「限りあるまたとない永遠を探して」の「永遠を探して」がリフレインされた。

1曲目が違うだけで、ドームと同じ曲でも心にひっかかる歌詞が変わったり、曲と曲の間に別の相関関係を感じたりもした。

「もう会えなくても君は僕の永遠」(永遠)
「心のまま僕はゆくのさ 誰も知る事のない明日へ」(Tomorrow never knows)
「それでもまた走っていく 走っていくよ」(GIFT)

とかとか。
未来どころか死の匂いすら感じさせられた1曲目から始まって、それでもと「未来」への希望を少しずつ積み重ねて。
その果てに辿り着いた曲がなにかって?
「生きろ」なのよ。
とんでもない。


終わりを見据えながらもまた走っていく、まさにここが現在から未来へのスタート地点……「半世紀へのエントランス」なんだと示すようなセトリだったと思った。

いっつゆーとか深海とかで言ってたことを思い出したりもする。
  「僕が落ちぶれたなら~は絶対に落ちぶれないっていう決意表明だ」とか、「愛とか夢とかない、って歌っているのを聴いてそうは言ってもなんかあるんじゃないの?って思ってもらえたら大正解」、だとか。

「永遠なんてない」って言ったときにいちばん言いたいのは「永遠なんてない」の方じゃないんだよね。
5秒後に続く言葉でもう言っていたけれど。
それを手を変えて品を変えて、深く深く届けようとしてくれたセトリだと思う。


あと、これはふんわりした印象ベースなんだけど、私はサンギビでは既存曲が過去の振り返りを担っていた(アンコールラストの終わりなき旅だけが未来を向いていた)と思ってて。
それに対して、今回は既存曲も未来に向いていたように聴こえて。
この感じ方の違いがすごくおもしろい。同じ曲もあるのに!

周年セトリ?
ヒット曲と最新曲を並べただけのアラカルト?
とんでもない!!
こんなにも大事に、願いを込めて編まれただろうライブに、そんなこと誰にも言わせたくない。


もちろん全部の曲を全部この解釈にストレートに当てはめられるわけじゃないし、あの曲はこうかな、この曲はこうかな、エソラはめちゃくちゃ「今!」とか、他にもいろいろ思ったことがあるんですが書き始めると収集つかなくなるので割!愛!




そして。
なんやかんや言ったけれど、最後にいちばんひねりもなんもない、いちばん残しておきたいことをひとつ。

Mr.Children、本当に嬉しそうで幸せそうだった。

ライブを大好きって言ってくれた。
愛しい愛しいこの光景って言ってくれた。
「1曲歌い終わるごとに『あぁこの歌、またしばらく皆さんの前で歌えないんだ』って思って」って言ってた。
これって今日のこの公演だけがあってのことじゃないって思った。


待ちに待った30周年が始まって、駆け抜けて、終わって。
1公演も欠けずに終わることすら簡単じゃない情勢。
それなのに、無事に終われるどころか、こんなにも幸せな終わりを迎えられたなんて。

こんなに嬉しいことがあるかな。

この気持ち、ずっと忘れないようにしたいな。
ライブができること、ライブに行けること。
当たり前って思っちゃ絶対いけない。ずっと肝に銘じ続けていきたい。



「Mr.Childrenのリスナーが、ファンが、みなさんであったことを、本当に誇りに思います」

思いがけず大それた言葉をくれたけれど、言葉を借りてもいいなら。
それはあなたたちがあなたたちの音楽を信じ、愛し、より深く届けたい、どうしたら届けられるだろう、と手を尽くし心を尽くしながら奏で続けてきたからこそだと思うよ。

だから私たちはここにいるし、いたいんだよ。






今このあとがきを書いてるのはあれから2年が経った2024年6月。
次のアルバムが出て次の次のツアーすら始まろうとしているのです。
わざわざこちらが祈らなくたってMr.Childrenは進み続ける!それでも!


どうかこれからもお元気に!
あなたたちが信じた音、届けたいと思う歌を、響かせ続けてね。