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Traveling Ska JAMboree 2022-2023 @ 11/17 Zepp Nagoya 感想文②



■幕間トーク
興奮冷めやらぬ中、するするする〜とTraveling SKA JAMboreeの垂れ幕が上がって、スクリーンで幕間トークの映像が始まる。
机の前に加藤さん、茂木さん、谷中さんが登場。
どうやらステージ脇で生中継しているよう。……いや自分たちの出番の前に生中継ってサービス精神すごすぎませんか!?!!?!笑
 

以下、口調や詳細の記憶飛んでしまっているのでニュアンスで!

・ミスチルステージの話
もて「Mr.Childrenすごかった!!」「今この中継はステージ裏からお届けしてます、ミスチル今ちょうどここ(カメラ裏)通っていった!」

やな「歌を届けるライブだった」「ロックバンドだった」

もて「さくらいくんは集中力がすごい、命を削って歌を届けてる」

やな「だからあの集中力なんだろうね」

みたいな。
ほんとにたくさん感想言ってくれてたのに全然覚えてない助けて!!
とにかく「歌を届ける」というニュアンスの言葉が何度も登場して、Mr.Childrenというバンドのスタンスや歌を深くまっすぐ受けとめてくださっているのがひしひしと伝わってきました。


・なれそめ&思い出トーク
やな「ap bankに(スカパラを)呼んでくれたりもしましたが、最初にライブを見たのは2000何年のRISING SUN ROCK FESだったよね?その時もすごいライブで、夕焼けの時間帯でね」


やな「さくらいくんとじぇんと僕は仲良しなんだけど、じぇんとは圧倒的に飲み屋でしか会ってないから今日ステージの上で会ってるのが面白くて(笑)笑っちゃいました」

もて「僕もじぇんとは飲み屋でよく会うんだけど、愛にあふれた人だから会う度こう……(笑)(ハグのポーズ)」

やな「LINEしても1つ送ると5個くらい返してくれるよね(笑)
愛を零しながら歩いてる人というか」

もて「最初にスタンプも何個もつけてね、愛を伝えないと気がすまない人なんだよね(笑)」

もて「僕は同じドラマーですけど、じぇんのドラムって本当にすごい、的確!」


やな「さくらいくん見ると(会うと?)ドキドキするよね!!(??)
今日ずっと一緒にいたけどドキドキして(笑) (???)
(楽屋の)廊下とかですれ違ってもドキドキするし、リハとかもドキドキしてね……。オーラがすごいんだよね。さくらいくんはすごいリラックスして話しかけてくれるんだけどこっちはリラックスの仮面をかぶるしかない(笑)」
(突然の長尺ドキドキトーク動揺しかなかった笑笑)

もて「そしてたはらさまね!!(会場(笑))」←たはらさま1回目

~この間の話が思い出せないyo(何か褒めてくださってたはず)~

かと「名もなき詩なんてスカパラに入る前レコードショップでバイトしてたときに売ってましたからね!!
POS発注してました!!(ポップ書いてました?どっち?笑)」

かと「カバーするとすごさがよく分かるんですけど、前にJ ROCK ANTHEMSでカバーしたことあるんですよね。
ベースが亀田さんで……(中略)ボーカルはストレイテナーのホリエアツシくんだったんですけど、そこでギターを弾かせていただいて。
すごく緻密なんですよね。歌とのバランスが考えられていて……。」

もて「たはらさま本当にすごいよね!」←たはらさま2回目、会場(笑)

やな「たはらくんとはフィッシュマンズでも交流あったんだよね?」

もて「そうなんですよ、90年代にフィッシュマンズってバンドで活動していて、97年くらいにたはらくんがフィッシュマンズのライブに来てくれたことがあって。
あと91年に川崎のクラブチッタってライブハウスで一緒に出たこともあったかな。」

やな「すごいよね、クラブチッタってここより小さいよね!もうその時今やってる曲ってやってたの?(デビュー後の曲やってたの的なニュアンス……うろ覚え……)」

もて「まだデビュー前、デビュー直前くらいだったんじゃないかな?フィッシュマンズが91年デビューで、ミスチルはたしか92年組だったよね。
さくらいくんがアコギガーッと弾いてたイメージがあります(笑)」


かと「なかがわさまもね!~~(何か一言言ってくださってたんだけどなかがわさまで記憶飛んだ)~~」

もて「今日も見てて思ったけどリズム隊の絡みが本当にいいよね〜!」


・スカパラ35周年、ミスチル30周年
もて「ミスチルはこれから半世紀に向かうんですもんね。
スカパラは再来年にデビュー35周年なんですが、僕らもまだまだやっていこうと思いました!まさに「生きろ」!!だよね!!」

ここでもこの後のMCでももてぎさんは何度か「生きろ」を話題に出されていて、この歌・この歌のメッセージをすごく大事に受け取ってくださったことが感じられてじんと来ました(;;)
完全に思い出せないのが悔しい!!


最後「あと5分10分待っててくださ〜い!」のコメントで3人退場!




【スカパラタイム】
ここからはスカパラさんタイム!いつ曲が切り替わったかもほとんど意識しなかったくらいとにかく自然に踊らされっぱなしのステージだったので、曲ごとというより箇条書きの感想で失礼します!



■サウンドチェック
転換のサウンドチェックで普通のバンドのサウンドチェックでしない音がして楽しい!
民族楽器的な、ビヨ〜〜〜ンみたいな音とかしてました。



■ライブスタート
スカパラさん登場!!
オレンジのスーツだーーー!!もうリボンやるやん!!(それはそう)
ガーデンシアターでさくらいさんもおそろを作ってもらったやつだよね……やったねおそろになれるよ……今日もさくらいさんは中に水色着るのかな……。考えるの気が早いですね……。

お恥ずかしながらセトリは半分ほどは知らない曲。だけどそんなの関係ない。だってスカパラさんの音楽、聴くと自然に身体が動いちゃうんだもの。誇張もなにもなく、1曲目から最初のMCまで自然にノンストップで踊ってました。
これはスカパラさんのパワーなんだろうか、スカという音楽そのものの力なんだろうか。リズムに乗ってたら自然にそれが踊りになっちゃうし、初めて聴く曲でもどこで「キメ」がくるかわかってもう気持ちいい気持ちいい!かと思えばやっぱり間違えちゃったりもするんだけど、みんながみんな自由に踊ってるからか全然恥ずかしくないのです。間違いが「間違い」にならないっていうか。全然アウェイ感ない。なにこれすごすぎる。最高。

そう、アウェイ感ないといえば!
開演前は身につけてるグッズであそこにいる人たちミスチルファンだろうな、この人たちもミスチルファンだろうな、ってなんとなく分布がわかってたのに、スカパラさんの時間になった瞬間見失いました(笑)
見渡す限り踊ってて見分けつかないんです。あれっ全員スカパラファンだった!?!!(笑)
思わず2階も振り返って見たけれど、もちろん踊りまくり!会場全部が盛り上がっているのを感じて一層テンションあがった〜!

ド主観な感想だけど、ライブハウスのスカパラさん、全然違った。apやガーデンシアターで今まで見たライブだってすごく楽しかった、だけど段違い。
スカパラさんのホームはライブハウスなんだと直感的に思いました。すんごい手練感。掌握感。どうしたらお客さんがどうなるか全部わかってるんじゃないかみたいな感覚がありました。
そんなスカパラさんの手のひら……もといパフォーマンスで気持ちよ〜く踊らされて、楽しくて楽しくて。そんな中、ふと「音を楽しむと書いて音楽」という言葉が脳裏をよぎってはっとしたりもしました。まさしく「音楽」の名がふさわしい音楽!!

スカパラさんっていつからこうなんだろう。今があまりにすごくて発展途上の時期があったイメージがまったく湧かない。そしてこの調子で対バンしていったら全人類ファンになる。こわい。すごい。こんなスカパラさんが来週のSAI土曜公演1組目なのどゆこと??
とりとめない感想だらけだけど、とにかく対バンで対バン相手のライブに思いっきり魅了されるのちょー楽しい……。


ここからは実際のライブの流れに沿って箇条書きで感想をば!
視覚が限られているのでたは側(下手側)に来てくれた方の感想メインです!


■TONGUES OF FIRE~SKA ME CRAZY
・トランペットの人(NARGOさん)とギターの人(加藤さん)がめっちゃこっち来てくれた〜〜!!
・トランペットの先にマイクついてるからかトランペット逆向きにしてコーラスしてるの二度見したwwwwたしかにできるね!!!?!?!
・NARGOさんを見るとべっぴんさんというワードが思い浮かぶ
・トゥクシトゥクシみたいなボイパテンション上がる〜〜(文字表現の限界)
みんなできるのかいろんな人がやってる?
・気づいたらいろんな人がボーカル?合いの手?している気がする、オールマイティすぎる……
・北原さんの寄り目チャーーーーミング
・GAMOさんの声はこっちに来なくても(姿が見えなくても)わかります、渋くてかっこいい
・どれかの曲で谷中さんが目の前に来てお立ち台に片足かけてめちゃくちゃキメ顔見せてくれたんだけど、あまりにかっこよくて逆に笑っちゃった、さっきのドキドキ乙女トークしてた人と同じ方ですか??(ごめんなさい)
・ピアニカが光るの楽しい、ガーデンシアターでも見たと思うのに普通にびっくりしちゃった
・メンバーさんが沖さんにひたすら写真とかサインとか求める曲が謎すぎてめちゃくちゃ印象に残ってる……笑(が何の曲だったかは覚えていない……)



■ミッキーマウスマーチ
ミッキーの声真似上手くて本物かと思った……
ステージのメンバーを見ながらMICKEYのMとかKとかの振り付けを真似するんだけど全っっ然できなかった………(ダンス苦手)
でも楽しい♡



■君の瞳に恋してる
スカパラさん版君の瞳に恋してる!!
近年ジャージーボーイズ(「君の瞳に恋してる」を歌ったフランキー・ヴァリと彼の所属したバンド「フォーシーズンズ」を描いた舞台)で原典としての「君の瞳に恋してる」に触れて以降初めて聴くカバーだったからなんだか感慨深く……。
スカパラさんがスカパラさんらしくスカの形でこの曲を表現する一方、Mr.Childrenにもこの曲(のBoys Town Gangカバーの方)に触発されたエソラという楽曲があったりもして。今日のこれまでのライブの記憶も相まって、それぞれのバンドらしさや、別々の音楽性を持つふたつのバンドが今日舞台をともにしていることに改めて思いを馳せて、じんときたりしてました。
お客さんがけっこう手をハートにしてたのがかわいい!



■銀河と迷路
もて「ミスチルだと『ドラマ主題歌』って言うと『あの曲……?もしかしてこの曲……?(絞りこめない)』になりますよね、でも僕らは……(笑)(会場笑)
この感じ、共感いただいてありがとうございます(笑)
スカパラでドラマの主題歌といえばこの曲!!『銀河と迷路』!!」
のMCから!!
銀河と迷路はわかる曲、めっちゃ盛り上がったーーー!!
しかしドラムボーカルって何度見ても新鮮で……叩きながらのあの歌の安定感、本当に何度でも驚いてしまう……。



■紋白蝶
「最新曲をやります!」のMCからの紋白蝶。
ボーカルありでも出している新曲を代わりのボーカルを立てよう!とならずにインストのままやることに最初はびっくり。
でもそのびっくりはすぐに覆されました。
だってボーカルの代わりに楽器が歌ってる(ボーカルと思われるメロをなぞっている)!サビで「紋白蝶♪」って歌ってるのちゃんとわかる!!
……って思って終演後自信満々で聴いたら全然そこの歌詞「紋白蝶♪」じゃなくて笑った(笑)
でもライブで聴いた時に予想したとおり、楽器が歌メロをなぞったり、インスト版ならではのアレンジが加えられていました。
インスト版を「ボーカルなし版」じゃなくて「インスト版」としいう別個の完結したものとして披露するの、ほんとかっこいい。痺れました。



■水琴窟
ピアノがメインの、踊らせるというよりは聴かせるプレイから始まった曲。
初めて聴く曲だったけれど、終演後セトリを見てすぐに「きっとあの曲が水琴窟だ!!」ってわかりました。だって暗闇に美しく響くピアノがほんとに水琴窟みたいだったもの。これ大好きです!!
前半の沖さんにメンバーが絡む曲以降自然に沖さんをよく見るようになっていて、ライブが進むにつれて沖さんのプレイの緻密さにはっとさせられる瞬間が何度もありました。
それを1番実感し、味あわせていただけたのがこの曲でした。
それにしてもここまでずっと踊らされる曲が続いていたから、この曲の導入部分で久方ぶりに動かずに聴き入ったらいきなり疲労がどっと押し寄せてきて自分でびっくりした(笑)
ここまでずっと動き通し&アドレナリンドバドバだったのを実感……。



■MC
水琴窟が終わってひと息ついたのもつかの間、あの曲の正イントロに繋がる追加イントロが流れ始めて飛び上がりました(物理)(迷惑)
うわぁああああついに!!来る!来る!!と思いながら谷中さんの「スペシャルゲスト!さくらいかずとしーーーー!!」の呼び込みでさくらいさん登場!!
スカパラさんのオレンジスーツ姿から予想した通り、ガーデンシアターと同様にオレンジスーツに水色シャツ姿のさくらいさんが登場!!

入ってきてさっそくドキドキ乙女……じゃなくて谷中さんとさくらいさんのトーク!

やな「スーツですね〜」
※すみません私の記憶が薄すぎてここからしばらく語彙消失中敦さんでお届けします

さく「作っていただいたので!」

やな「ネクタイも~~(よく聞き取れなかったけど言いながら手伸ばして触ろうとしてた???)(!???!?!)
って服の話してどうするんだって感じですよね(照)(笑)」

やな「今日は出てくれて本当にありがとうございます!!」

さく「いえいえこちらこそありがとうございます……!!」

やな「Mr.Childrenのライブが本当によくて……」

さく「いえいえそんなことないです、反省してました(笑)
さっき上から見てたんですけど、僕らのときお客さんあんなに揺れてなかった……(笑)」

やな「いやいや、歌を届けてましたから!
お客さんの心を……しかもひとりひとりの心を掴んでて、何本手あるんだみたいな(笑)」

さく「……そう、なれたらいいなとは思ってます!(笑)」

エンドレスで褒めて謙遜してのキャッチボールを続ける2人にいつしか会場から笑いが(笑)
思わずおおもりさん「2人の会話おもしろいですね、楽屋みたいな(笑)(会場共感で笑)」

まだまだやりとりあった気もするけれど次の曲の記憶で吹っ飛んで覚えてない!(笑)
そんなキャッチボールを経て、いよいよお待ちかねの曲へ!



■リボン
1年としばらくぶりに聴く「リボン」。この対バンが決まった時から、きっとまた聴けるだろうと思っていたその曲。だけど自分でも驚くほど、1年前と聴こえ方が違っていました。

1年前ガーデンシアターで聴いた「リボン」が自分にとってのプロローグだったなら、この日聴けた「リボン」はきっとエピローグでした。
ガーデンシアターは、最後にその人の歌声を聴いてからおよそ2年ぶりのライブだった。いつライブができるともわからない世の中になってしまってから初めてのライブ、30周年ツアーを迎えられるか分からない不安もあった中で聴いた「リボン」は、楽しみだったはずなのに訳が分からなくなるくらい泣いてしまったのを覚えている。
漫然と続く暗がりの中に射した光のようだった。あれからずっと、あの日聴いた「リボン」と、あの時の救われた気持ちを反芻しながら30周年までの日々を過ごしていた。

あの日はイントロの瞬間にわっと涙が出てきてしまったけれど、今日は大丈夫そう。
そのまま歌い出しの「夜明けに空を譲るように君を慰めた美しい星たちが……」を迎えたとき、なんだか腑に落ちてしまいました。
あぁそっか、私にとってあの時の「リボン」は「慰めた星」だったんだ。
今日涙ではなく笑顔とともに聴けるのは、「尊い役目を終え」たのは、「太陽が現れたから」だ。
私、待ちに待った30周年を無事に過ごせたんだ。
太陽に会えたんだ。

そう思った途端に、全部の歌詞がここまでの総括……「半世紀へのエントランス」までの総括のように聴こえてきてしまう。
祈るように待ち続けた日々のあとにようやく迎えることができた30周年ツアーは、力強く優しく、悲しみを塗り潰してくれた。
待ち続けた日々に『好きな背景を描き足し』ていいんだ、これからの『夢を描』こうよ、と言ってくれているようだった。
何があっても、強く、たくましく、優しく、楽しく。一緒に生きていこうと歌ってくれた。

ツアーが始まるまでだってそうだった、前回の25周年ツアー……Thanksgiving25と、初の海外単独公演……重力と呼吸台湾公演をYoutubeにフル公開してくれた。みんなで見ながらわーわー実況するのは、さながらフェスのようでほんとに楽しかった!
2020年、2021年と、クリスマスには新たなライブ映像を届けてくれた。こんなこと初めてだったから、ミスチルからのクリスマスプレゼントだ!ってはしゃいだりもして。
数年前の私には信じられないだろうけれど、なんと9年間放置していたファンクラブラジオを復活させて月1のペースで更新してくれもした。あのMr.Childrenが!(笑)(※愛をこめて)
たしかたはらさんが言っていた。30周年に向けてなにか出来ることがないかと思って復活させたって。

本当に、会えない間も手を繋いでくれていた。
この2年間、一度も離されることはなかった。

それを今この歌とともに実感できて、あの時とまったく別の気持ちで聴けている。
今度は涙は出ない、だけど涙腺が喉元が熱くなって、胸がぐしゃぐしゃになった。
この気持ちをなんて言ったらいいんだろう。


こちらはそんな言いようもない感情に揺さぶられていたものの、ステージ上はとにかく楽しそう。
さくらいさん、2番入りでギターのかとうさん(だったはず)と向き合って歌ってて、Aメロ終わりで腰振りの速度が2倍になりそうって思ってたらほんとに2倍になって嬉しかった(?)(どういう感想)
歌にも表情にも身体にも「楽しい!嬉しい!」が溢れてる!

2番サビの「キズを忘れさせるキスを」の歌詞はちょうど目の前に来ていてやたらとどきどきしてしまった。
もし歌詞に合わせて投げキッスでもしたらどうしようと思ったらやらなかったから安心した、生き延びた……。

ラスサビでもまた歌詞が紐づいて聴こえてしまう。
「僕が出来るプレゼントは
君の未来を包む大きな愛を贈ること」

今年もらった「GIFT」、本当にこのとおりだった。
30周年ツアー、本当に本当にこのとおりだった。

欲しかった未来がほんとになっちゃったこと、そしてもらったものがこれほどに大きく大切なものだったことを、今もう一度教わった。
そしてその30周年が終わるんだということも。
ここからまた次の未来に進んでいくことを、本当に自然に受け入れて実感することができた気がする。

30周年の終わりに「リボン」を聴くことができて、この歌が在ってくれて、本当によかった。
何度言っても足りないけれど、本当に感謝しかないです。スカパラさん、本当にありがとうございました!



■Paradise Has NO BORDER
再びスカパラさんだけになったステージで迎えた本編ラストはこちら!
apで炎天下の中朝っぱらから踊らされまくって死屍累々になったParadice Has NO BORDERじゃ〜〜〜ん!!絶対間違いな〜〜〜い!!!!

グッズ一覧見た時謎だった「GAMOさんこっちこっち」タオル、この曲のためなのね!なるほどね!「一体どこが1番盛り上がってるんだ〜〜〜!!」って言いながら練り歩くGAMOさんを見てやっと理解!
1階だけじゃなく2階のお客さんたちもアピールしてる様子を楽しく見上げていたら、やたら近くで聴こえた「ここか〜〜〜!!」の声。
ステージを振り返ったら目の前に集まってきているスカパラのみなさん。

え?

うそ!?!!

ここで!!?!いいんですか!!!?!!

いいんですか!??!!?!!?!!?!!!?!!


軽いパニックとともに心臓バクバク内心ギャーギャーになっていたのもつかの間、ついにキメのタイミングが来て


♪パパパーパパパパ   パーパパーパパパパ


あのね、私の視界カメラ映像になったんじゃないかと思った。
鳴らされた瞬間スカパラのみなさんが各々の楽器を構えて、目の前に完璧としか言いようがない光景が広がって、興奮で鳥肌が!!ぞわっぞわ!!
視覚聴覚全部がかっこよすぎました……超絶ご褒美タイムありがとうございました……。
あまりの興奮で曲どう終わったか記憶がない(笑)



■En MC1
前曲のインパクトで放心する中本編が終わり、アンコールへ。
全身にグッズをまとった大森さんが出てきて、グッズ告知タイムがスタートです。
トラベリングポーチやナップザック、パーカーを紹介して、最後着ていたパーカーを開くとミスチル矢印T!
「これは売ってないね!!」のコメントでオチでした(笑)

アンコール1曲目に入る前に、メンバーのみなさんから一言ずつコメント。
全員のコメントをはっきり覚えていなくて申し訳ないんですか、いきなり谷中さんの「感無量大数億千万です(※涙目で言葉に詰まりながら)」がちょっとおもしろくて笑ってしまった(笑)
谷中さん、今回ですごく天然でロマンチストで真面目で熱い方なんだとわかった気がします……。
他には、

なご「ここがパワースポットになったよね!」

もて「どんな言葉も陳腐になってしまう」「今日のこの夜のこと絶対に忘れません!!」「『生きろ』!!」

という感じだったはず。
茂木さんほんとに何度も生きろに触れてくれるヽ(;▽;)ノ
一息ついたところで、ガーデンシアターと同様に再びあの人の呼び込み。

やな「もう一度お呼びしたいと思います、さくらいかずとしーー!!」

さくらいさん再登場!
「何度もすみません(笑)」と恐縮していたけれど……対バンイベントやGCで何度も出てくる時いつもそう言うけれど……いやいやまじでこちらこそ何度もすみません(ありがとう)ですよ……
谷中さんも以前「存在自体が大きなプレゼント」的なことをおっしゃっていたけれど、あまりにこちらの気持ちとジャストフィットすぎて横断幕にして掲げてぇっす。谷中パイセンに間違いはねぇっす。

出てきてから谷中さんと袖でメンバー(たはらさんだったような)が見てる話とかしてたと思うけど記憶が〜〜!!



■Innocent World
再びのコラボは、ガーデンシアターと同じくスカバージョンにアレンジされたこの曲!

それまでスカパラさんタイムでは思い思いの動きをしてたのが嘘のように、客席からは大音量のパンパパンの手拍子。
消えたと思ったミスチルファン、おるやん!そこにもそこにもそこにも!!
こんなに突然擬態が解けるみたいな光景初めて見たよ!(笑)

それにしてもこのinnocent world、スカアレンジ(スカ=2拍目と4拍目強調)だからパンパパンがしぬっっほど合わないんですよね……(笑)(悪口じゃなく!笑)
でも今日のライブを見たあとだと、それすらも愛おしい。
だって、さっきまでのスカパラさんのライブではみんなほんとに音に合わせて踊っていたんだよ。そんな客席が今音に合わないはずの「パンパパン」で揃ってるって、逆にどんだけ「innocent world=パンパパン」が深く刻まれてるかって話よ。
形状記憶合金の強力さ、この曲とファンが過ごしてきた時間の長さを思って、むしろ微笑ましくなってしまいました。

前のガーデンシアターの時はボイトレによる新生innocent worldの歌い方を意識して聴けなくて悔しかったから、今回は意識して聴いてみました。
が、いつのまにかツアー通していつもの歌い方に戻ってるような……(笑)
ガーデンシアターのときはどこ変わったかわかんなかったけど、今聴くと「たしかにあの時は違ったな」ってわかる気がする……。全然具体的に言えなくて申し訳ない!(笑)

間奏では原曲よろしく加藤さんのギターが炸裂。
このギターがまたもんのすごくたはらさんの再現度高い!!
幕間でのトークを聴いた後だったから、一層リスペクトを感じてグッッッときました。ありがとうございます加藤さん!!

ラスサビではさくらいさんが「いーつーの日も、このー、(胸にーながーれてるメーロディー)」で歌を切る場面も。
いつかのめちゃくちゃ細かく歌を振るinnocent worldを思い出したりして。対バンでやるな!(笑)
と言いつつツアーではここを心の中だけで歌ったのを思い出して感慨深くもなりましたとも。
今日は悩んで歌えなかったけれど、次に振られた時はきっと歌うよ。またよろしくね。

最後は楽しくてたまらなさそうなさくらいさんが、ドラムを振り向いて音頭を取って〆。
この時オレンジスーツに包まれたおしりさまを楽しそうにぷりぷりなさっていた光景が瞼の裏に今も……(笑)(もはやしっぽ)
笑顔はもちろん、全身で「楽しい!!」を体現している気がして、こっちまで一層楽しくなりました。ほんとよかったねさくらいさん!!!!



■EN MC2 & ラストソング
さくらいさんが去って、ステージ上は再びスカパラさんの独壇場。
メンバーのどなたが言っていたかな、「紹介します!奇跡のバンド!東京スカパラダイスオーケストラ!!」の口上からのメンバー紹介、本当にかっこよくて痺れました。

スカパラさんのステージを見ている時、あまりの完成度の高さに発展途上や紆余曲折があったイメージがまったく湧かないと思ってしまったけれど、「奇跡のバンド」という言葉にはっとさせられる。
今年私は彼らの言葉から、ライブから、世の中の情勢から思い知ったじゃないか。バンドがバンドとして続いていくこと、その果てに何十周年を迎えること、迎えてなおお客さんが集まり、最高のステージが繰り広げられること。このどれもが当たり前じゃないって。
当然私はスカパラさんの歴史を詳しくは知らないし、発展途上の時期や紆余曲折をイメージできないくらいに今夜のステージが素晴らしかったことは間違いない。
だけど、彼らにもきっと彼らの歴史が存在しているのだと改めて思いを馳せる。
30周年を迎えたMr.Childrenの道程にも、たくさんの紆余曲折があったように。
……ちょっと先の話だけど、SAIで初めて「ミスチル」を見たお客さんも、もしかしたら同じように感じたのかなぁ。
ミスチルも今の「ミスチル」になるまで、本当にいろんなことがあったんだよ。
なんて、簡単に知った口叩けないけれど。

どのバンドもそれぞれの奇跡の積み重ねの上に今がある。
どんなバンドだって「奇跡のバンド」。
そんなバンド同士が集まって、そんなバンドを好きな人たち同士が集まって、一夜限りのライブが行われる。
道と道のクロスオーバー。
対バンってなんて素敵なんだろう!!


最後、大森さんの「9人の個性豊かなメンバーがいます!よかったら沼ってください(笑)
最後の曲です!We are 東京スカパラダイスオーケストラ!!」
の言葉からのラストナンバー、「Pride Of Lions」。
まるで今日の夜に贈るエンドロールのようで、またここからそれぞれの道を歩いていく狼煙のようでもあった。
楽しくて笑っちゃうのに、どっか泣きたくなるような、今日の夜の素晴らしさと名残惜しさを思い切り噛み締めさせられる1曲でした。
「Share a dream with us」、こんな言葉で終われるライブ最高に決まってる!!



■どこで言ってたっけシリーズ

やな「この日が本当に楽しみだったけど始まったら終わっちゃうから来てほしくなかった」
↑これ、重くて最高でした(笑)(前のガーデンでの「さくらいくんを夢に見た」話もあってなんか重いイメージが……笑)

やな「オーラでひりひりするんだよね、日焼けみたいな」
↑ひりひりは2回言ってたような。
「太陽が現れたから」の歌詞と繋がって勝手にめちゃくちゃ共感しました……(笑)



■あとがき
あったりまえだけど、ほんとーーーーーーーに楽しかった!!!!
久方ぶりに観れた「ライブハウスのMr.Children」に魅了されたのはもちろんのこと、会場出て人と会ってまず第一声で言い合ったのが「スカパラさんのライブめちゃくちゃ楽しかった!!」でした!!
ライブハウスのスカパラさんこんなにパワー増し増しになるなんて知らなかったーー!!ほんと心も身体も踊らされっぱなしで楽しかったーーーー!!!!
だからさくらいさんの言ってた「僕らのライブの時より揺れてた」、ほんとにわかる。さくらいさんなら反省しちゃうのもわかる。
でもねさくらいさん、Mr.Childrenがそれを反省する必要はぜんっぜんないって声を大にして言いたいです。
Mr.Childrenにも踊らせる音楽はある。けれど、そこで比べるべきものじゃないと思うのです。

だって今ここにいるあなたたちは、「歌を届ける」を第一にしてきたバンドだった。
アマチュア時代、あなたたちは縦ノリ全盛のバンドブームにありながら、自らの意志でビートパンクから方向転換して歌モノに行った。
その結果、ライブハウスの支配人や声をかけていたレコード会社の人々の多くから「前の方がよかった」との声があがることとなった。その中で唯一「今の方がいい」と声をかけてくれたのが、現在に至るまで所属することとなるトイズファクトリーの現社長・稲葉さんだった。
デビュー後にもアマチュア時代の曲を数曲リリースすることはあったけれど、ビートパンクの人気曲はことごとく封印した。
「踊らせる」から「聴かせる」へ。この選択が今のMr.Childrenの在り方を決定づけたと言っても過言ではないと思う。
その道の上に今のMr.Childrenが在ると思う。

スカパラさんも何度も言ってくれていた。
Mr.Childrenは「歌」を届け続けてきた。
その歌たちは本当にたくさんの人たちの心に、人生に寄り添い続けている。マスクで半分しか顔見えなかったかもしれないけれど、30周年ツアーの私たち、楽しそうだったでしょう?泣いてたでしょう?
ステージから放たれた歌の大きさに、全身全霊でかき鳴らす姿に、身体を揺らすこともできないくらいに心打たれることもあるんだよ。
息を詰めて、手を握りしめて、どうかステージから放たれるもの全てを受けとめたいと願いながら聴くことだってあるんだよ。
きっと向上心の塊みたいな方だから、どうあっても「反省」するし「吸収」したい、もっと良くなりたい!と思うのでしょう。

だけどそれでも言いたい!あなたたちはあなたたちのままで絶対に間違いない。
このままのあなたたちで、大好きなんです。

でも1ファンがこんなこと、考えるまでもなかったのかも。
だって翌週に見たSAIのステージ、30年もの間「歌」を届け続けてきたMr.Childrenの矜恃と誇りがそのまんま顕現したような、威風堂々としか形容しようがないライブだったんだもの。
多くのバンドがロックバンド然として会場を盛り上げ踊らせる中で、「終わりなき旅」から始まって「生きろ」で終わるというこのセットリストを披露したこと。
スカパラさんとの対バンで披露した楽曲たちを取り下げず、SAIのステージでも披露してくれたこと。
たった5曲ながら、ACIDMANさんや、この日ステージをともにした数々のバンド、そして会場で相対したお客さんへの祝福を肯定を鼓舞をぎゅっと詰め込み届けてくれたこと。
そしてライブ後にスマホを開いてみたら、驚くほどたくさんの「届いた」という反響が目に飛び込んできたこと。
このどれもが嬉しくてたまりませんでした。

勝手に本人に自慢したくなっちゃう。
これでわかったでしょ?「生きろ」はねぇ、踊らなくてもかっこいいんです!!届くんです!!
こっちはずっとわかってましたから!(笑)(無駄にえらそう)


こうして改めて「Mr.Childrenらしさ」に思いを馳せていとおしむことが出来たのは、間違いなくスカパラさんとの対バンのステージで観ることができたからでした。
真逆とまでは言わないけれど、やはり別々の音楽性を持つ別々のバンド。
そんな2つのバンドの、それぞれのバンドらしさ・それぞれのバンドが重ねてきた年月が交錯し、誰がどちらのファンかわからないくらいに一体になって楽しむことができた一晩。
その時間に居合わせることができて、本当に幸せでした。

改めて、このような機会をくださったスカパラさん、ファンのみなさん、本当にありがとうございました!
ほんっっっっっとうに楽しくて楽しくてたまらなかったので、またぜひぜひスカパラさんのLIVE、足を運ばせてください!!
そしてよかったらMr.Childrenのライブにも!!きっと今までミスチルのライブ参加したことない方なら謎の力が働いて当選するので大丈夫!!逆にミスチルファンのはずの我々は……。(…………)

apかな、それともまた別のフェスかな、対バンかな。
また遠からずどこかのステージをともにする日が来るはず。
再びそんなハッピーな日が来ること、楽しみにしています!


ではでは!
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