半世紀へのエントランス @6/19 長居スタジアム 感想文③ ■MC EN1 これまた記憶が曖昧で……ニュアンスです……。 ほんとはもっと長く喋ってた気がする……。 アンコール待ちが明けて、メンバー&さにやんが揃って登場する。 ドームはさくらいさん1人だったから、全員が最初から揃ってるアンコールってかなり久しぶりな気がする……ていうか野外でMCから始まるアンコール相当久しぶりな気がする……(笑)(近年だとスマホライトをOvertureのレーザーが蹴散らしてた記憶が略) メンバー勢揃いだからYour Songの弾き語りではないってことかな。 さく「アンコールに……あたたかな拍手のアンコールにお応えして、まだお届けしたいと思います!!(拍手!) 今回デビュー30周年ということで、少しでもみなさんの聴きたい曲をやりたいと思って、悩んで悩んで曲を選んできました。 もちろん52000人全員の聴きたい曲をやるのは難しいとわかってます、「あれっ?あの曲聴きたかったのにやってないんだけどぉ?」って人もいると思います(笑) そんな人が喜んでくれるのを願って、次の曲をお届けします。この曲です。」 ■HANABI MCを聞きながら30周年的な曲……??あの曲聴きたかったのにやってないんだけど的な曲……?? 君がいた夏か……?いや夜に君がいた夏!?!!珍しくないそれ!?!!そもそも25周年でやったしなぁ……!! とか思ってて流れてきたイントロであーーーーなるほどね?!!?!!?!ってなった(笑) MCのとき、さくらいさんのアコギは見えてたんだけどたはらさんのギターが見えてなくて……これたはらさん見てたらMC中にわかってたね……(笑) 一時期は金魚MCをぶっ込んできたり、「かっこいい曲をやります!」って前置きから披露したり、彼らから(ていうかさくらいさんから)見た「HANABI」とは??(笑)と思ったりもしていたんだけど、今はなんとなくわかる気がしてる。 AAG、ううん多分重力と呼吸の台湾から、明確にこの曲が彼らにとっての「みんなが喜んでくれる曲」「喜んでほしくてやる曲」になったような気がしている。 台湾で思いがけず巻き起こった「もう1回もう1回」の大合唱と、ステージ上の彼の、驚きながらもたまらなく嬉しそうな表情。 それからのAAGでHANABIの前に添えられるようになった自信と自負に満ち満ちた言葉や、「もう1回もう1回」の大合唱を待つあのわくわくが滲み出した表情。 それらの延長上に、この30周年のHANABIはあると思う。 HANABIをこんなHANABIにしたのは、彼らをこんな彼らにしたのは、きっとお客さんの反応だったって勝手に信じてる。 こんな愛しいことある? ないちゃう(;;) ライブが終わったあと、友人に夜に聴くHANABIがすごく新鮮だった!って言ったら「夜のHANABIって本当に“花火”だね!」って言われてはっとした。 もしかしてそんな意味も込めての夜の時間帯のHANABIでもあったのかなぁ……すっごく素敵……。 ■MC EN2 さく「ここで、メンバー紹介させてください! まずはキーボード、ボーカル……。 もう長い間ずーーっと僕らと一緒に音を奏でて鳴らしてくれていて、僕が歌うハーモニーパートを歌ってくれています。 僕が歌詞を間違えたときは瞬時に間違えた歌詞で歌い(笑)(後ろでじぇんちゃんも頷きながら笑う)、 僕の声が思うように出ないときは、いつもより大きな声で力強く歌って支えてくれて……この人がいてくれるから心強くて安心して歌うことができます。 キーボード、コーラス……ボーカル。サニー!!」 さにやんおじぎ、そしてコメント! さに「30周年おめでとうございます、そしてツアー完走おめでとうございます!」 ヽ(;▽;)ノ さく「ドラムス、すずきひでや!ジェーン!」 じぇ「やっっっと会えたね。よかったねぇ、よかったねぇ。 サニーさんも言ってくれましたが、僕ら無事30周年を迎えることができました。本当にありがとうございます。(拍手!) 30周年ということでね、普段言える機会もないもんですから、この場を借りて普段なかなか言えない感謝を伝えたいと思うので、みなさん付き合いくださいね。 僕ら今日もライブをやりましたけど、いつもライブ始まってステージ上がる前に、裏にスタッフさんたちがずーっと左右に並んでて、『がんばって!』とか声かけてくれるんですよ、(って言いながらどんどん涙声に;;) 日本一のスタッフです、みなさんがいないと僕らはここに立てません!本当にありがとうございます! あーーーもう歳とると涙脆くなっちゃって;;;; あとね、親、兄弟、そして友だち……それにデビュー前から関わってくれた人、今はもう会えなくなっちゃった人もいますけど……その誰一人欠けても今僕らはここにいないと思います。本当に、ありがとう。(拍手)」 (この、「今は会えなくなってしまった人」、今回はくるみのMCがなかったこと、ちょうどmemories session(特に最後のエンドロール)を見返した後だったことから、別の意味合いに聞こえてしまった……。 自分が気づかなかっただけで、ドームの時からじぇんちゃんの言ってた「会えなくなってしまった人」はずっとそういう人だったのかもしれない) じぇ「そぉしぃてぇ!(シャンシャンシャン!) そぉしぃてぇ!!(シャンシャンシャン!) あ!な!た!が!た!(ドンドコドン) あなたがたが!(ドコドン!)いないと!(ドコドン!) 僕らは!始まらないんでございます!(ドンドコドコドコシャーン!)」 このいつも以上に過剰な演出は絶対涙のごまかし、しんみりしちゃった空気を盛り上げるためだと思ったり。 あーーーーーー本当にすずきひでやさんヽ(;▽;)ノ じぇ「いつもありがとうございます、これからもよろしくお願いします!(拍手!)」 この後もなんかふざけ続けてたけどさくらいさん拾わずになかけへ(笑) さく「ベース!なかがわけーすけ!」 なか「こんばんは。(拍手!) 僕らは長い間たくさんのライブをしてきました、ライブをする度お客さんから後押ししてもらったり、エネルギーをもらったりしている気がします。 今日もまた、エネルギーをもらえた気がします。ありがとう。 また信じた音、届けたい歌を持って、みなさんの前に立ちたいと思います。これからもよろしくお願いします。」 この「信じた音、届けたい歌」って言葉が本当に大好き……。 全部は覚えられなくてもこの言葉だけは絶対持って帰るんだ、って思って聞いてた。 さく「ギター、たはらけんいち!」 たは「こんばんはー。(拍手!) 同じことを言うね。 なぜなら、今日も同じことを思ったから。 今日もたくさんの曲を演奏しました。 それらの曲は、みなさんが大切にしてくれた曲、とてもとても愛してくれた曲、すごくすごく応援してくれた曲です。 そんな曲を演奏してるとね、まるで皆さんの想いが湖面に……いや、海洋にキラキラキラキラ光ってて、とても美しかったです。 僕ら30周年を迎えることをできたんですが、これから何年できるかわかりませんが、これからもみなさんの生活に近づける……1歩でも近づける音を鳴らしていきたいと思ってます。 どうもありがとう。これからもよろしく。」 「同じことを言うね、なぜなら……」の誠実さに度肝抜かれた。 本当にたはらさんらしい……! みんなドームに参加するか、配信見てくれてるよね、って思って言ってくれたんだと思う。 本当にたはらけんいちさん。 そしてここで終わると思ったら! たは「たまには紹介させてください。 (左手を掲げ)ボーカル、ギター、その他すべて。さくらいかずとし。」 「その他すべて」、深すぎて呆然とした……。 あのヒカリノアトリエの「さくらいが歌えなくなってしまったらMr.Childrenは終わってしまうから」の言葉を思い出しもした。 あの時その言葉を言ったのもあなただったね。 彼らの奏でる歌を……そのメロディを言葉を生み出し、歌う人。 歌を届けることがMr.Childrenのやりたいことの総てであるならば、当然だけれど、改めてその存在の大きさを思わずにいられない。 スタジアムではやらなかった曲だけど、「君とはつまりそう小さな点、そしてあらゆる総て」を思い出したりもする。 また涙腺が(;;) 紹介されたさくらいさんは最後のMCへ。 涙で記憶が断片的に……。 順番など違ってそうですがご容赦ください(;;) さく「半世紀へのエントランス。 僕らもまだまだレベルアップして、まだまだいい音楽を届けていきたいと思っています。 まだ予定は決まってないけれど、次会うときはマスクなしで、みなさんの声を聞かせてください! ……かっこいーとか(笑)(会場笑) そしてみなさんもまたここから、強く優しくたくましく楽しく!生きていってくれたら……そう願って、タイトルそのまんまに込めて、お届けしたいと思います。 『生きろ』。」 かっこいーとか、って言うあなたがいちばんかわいい!!(笑) 照れ隠し、しちゃうんだよなぁ。 でもぽつりと言った「半世紀へのエントランス。」の一言はとてつもなくかっこよかった。痺れた。 ツアータイトルとしての言葉じゃなくて、今彼らが立っている場所を指し示しているんだと思った。 「強く優しくたくましく楽しく」、ドームは1つずつ区切って言ってたけれど、この日はひと息で。 これにもまた心掴まれてしまう……。 「生きろ。」は、最後のこの日も笑顔じゃなくて決意の表情だった。 ■生きろ 直前のMCがあったからかな。 2022年、待ちに待った30周年ツアーの最後の曲、最後の「生きろ」なんだ、って考えながら光が最小限に落とされたステージを眺めていた。 「触れ合うぬくもり 優しさ」の歌詞で、再びツアーのさきざきで会えた人たちのことを思い出した。 久しぶりにMr.ChildrenとMr.Childrenを大好きな人たちに会える喜びを目いっぱい噛み締めた福岡から始まって、全国で久しぶり!元気だった?を繰り返して、そうしてたどり着いた今日が最後の日。 あぁ、ほんとにこの曲、この言葉とともに過ごしたツアーだったな。 この歌詞だって何度も聴いてきたはずなのにな。 一度最終日だと意識すると、全部聴こえ方が変わる。 やっぱり同じライブなんてないなって改めて思う。 公演によっては歌うのが苦しそうだった高音部分が来るたび、手をこれでもかと握ってしまった。 最後だからなんの心残りもなく気持ちよく終えてほしい、彼らが最高到達点だったと思える「生きろ」を残してほしい、なんて祈りながら。 でもそんなの全部杞憂だった!全部出た!! ひとつまたひとつと軽やかに乗り越えていくたび、だんだんと握ってた手がほどけていった。 代わりに視界が潤んでいった。 ラスサビ、今ツアー最後のモニター4分割。 考えてみるとスタジアム公演は「終わりなき旅」の4分割から始まって、最後にまた「生きろ」の4分割があって……4人で始まって4人で終わるんだ。 それってすごく今のMr.Childrenらしい。 今ツアーでいつも思ってたけれど、最後のこの日もやっぱり思ってしまう。 今日この曲に至るまで、多くの曲で作り込まれたモニター演出が繰り広げられていた。 時にはアニメーションが流され、時には曲の雰囲気に合わせて色味の加工やモーションを加えたリアルタイム映像が流された。 メンバーを映すにしても、様々なアングルやポジションからの撮影が試みられていて。 そんなライブの最後の最後にこれだよ?これ!!!! 4分割!!正面固定!! 加工なしの真っ向勝負!! いちばんシンプル、ド直球!逃げも隠れもしない! 突然どんと素材そのまんまで出されてえ!?とか戸惑う暇もなくもうかっこいいの。 ただのMr.Childrenなのにめちゃくちゃかっこいいの。 これが本当に大好き。 この曲がかっこいいのが、この曲のMr.Childrenがいちばんかっこいいのが、嬉しい。 いちばん新しい曲がいちばんかっこいいのが、本当に嬉しい。 最後の暗転。 から徐々に明るくなっていくなか、スタジアム中から拍手が湧き上がる。 こんな気持ちで30周年ツアー最後の曲を終えられる幸せを噛み締めながら、自分もただひたすらに手を叩いた。 ■ラスト 前曲の全身全霊の様子とは一転して、朗らかで晴れやかな表情のメンバーたち。 5人で並んで、手を繋いで、お辞儀。 あぁ本当に終わるんだ……。 さにやんが一足先にステージから去って、4人で上手側、下手側、真ん中と挨拶して回ってく。 ストリングスバージョンのあの曲に合わせたオーオー!は、最初は確実にじぇんちゃんだけ。 2回目か3回目はさくらいさんも一緒にやってたはず。 3回目のときはオーオー!やったあとそのままじぇんちゃんが踊り始めて3人がめちゃくちゃ呆れてて、あーこれもまたMr.Children(;ω;) 踊りを収めてやっと4人でお辞儀。これでもかと拍手! センターステージに戻って、ひとりひとりを紹介して、ひとりひとりお辞儀。 今日、「すずきひでや、じぇーん!」じゃなくて「すずきひでや!」だった、はず! ■最後の挨拶 思いがけない涙声からの、思いがけない言葉だった。 さく「Mr.Childrenがこの4人でほんとによかった、キーボード&ボーカルがサニーさんでほんとによかった。 じぇんも言ってたように、Mr.Childrenを支えてくれるスタッフが、このスタッフでほんとによかった。またまわってよ、(涙声に笑い混じりで) そして、Mr.Childrenのリスナーが、ファンが、みなさんであったことを、本当に誇りに思います。(大拍手!!!!) どうもありがとう!!Mr.Childrenでした!! 次に会う時はマスクもとって、みんなの声を聞かせてください! 気をつけてー!がんばってー! また会いましょう!!」 (;;)(;;)(;;) 退場時、じぇんちゃんがスタッフさんにハグ! 見ているこちらもおつかれさまとありがとうの気持ちが湧き上がってくる光景でした(;;) ■あとがき的な 同じ「半世紀へのエントランス」というツアーにもかかわらず、こんなにも印象が違うライブになるなんて。 まずひとつは、やっぱりここがスタジアムであったということ。 空の見える物理的に開放的な会場は、日中はステージと客席がお互いに丸見えで、それが心理的な開放感にも親近感にも繋がる。 声の出せない今ツアーではあったけれど、野外で披露される「innocent world」や「シーソーゲーム」、「海にて〜」での会場の雰囲気は、声が出せた頃のライブを思い出させられたなぁ。(そして目から涙が略) もうひとつは、これでもかとしつこく書き連ねてきてしまったけれど、自分の感情。 最後にしてようやく参加できて聴けるんだ、 ツアーを通してこの曲こんなに変わってきたんだな、 ツアー中こんなことがあったな、 そっかこのツアー今日で終わっちゃうんだ、 などなど。 自分の心ひとつでこんなにも曲の聴こえ方響き方が変わるんだなと改めて実感した。 そして最後は、ドームとスタジアムのセトリそのものの違い。 セトリの大部分は同じ曲目だったはずなのにおもしろいね、ほんとに全然ライブ全体の印象が違った。 向いてるベクトルが逆だと思いました。 ドームが過去から現在ならば、スタジアムは現在から未来なんじゃないかって。 ドームの1曲目はBrand new planet、コロナ禍に発売されたアルバム「SOUNDTRACKS」の1曲。 勝手ながらこの曲は、あの頃の自分たちのアンセムのように思ってしまってる。 だってあの頃、「新しい『欲しい』までもうすぐ」って、何度唱えた? 何度唱えられてるのを見た? この歌を聴くと、きっと来てくれるはずと言い聞かせながら30周年を待ちわびていたその頃のことを思い出してしまう。 そんな曲から始まるライブなもんだから、しょっぱなで「このライブがあの頃待ちわびた「新しい『欲しい』」だよ!」って宣言されたように感じたのでした。 他にも、Anyの「また12色の心で好きな背景を描きたして行く」だったり、福岡初日で涙声になってしまったGIFTの「長い間君に渡したくて強く握りしめていたから」だったり。 挙げ始めたらきりがないけれど、空白の3年間があったことを振り返りながら(過去)、「今ここで塗り替えるんだ」という意志を示す(現在)ライブだったように思ってる。 あぁ、それでいうとくるみ前のMCや510公演……「デビュー日」というこれ以上ない原点当日のライブがあったのも、ドーム公演の「過去」の印象に大きく影響しているかもしれない。 スタジアム1曲目は、終わりなき旅。 ライブのド頭から、曲中MCの「永遠に続いていくものなんてない」の言葉でいつかくる終わりに目が向けさせられることに度肝を抜かれた。 未来、いや未来どころか。 光の射す方へでは「限りあるまたとない永遠を探して」の「永遠を探して」がリフレインされた。 1曲目が違うだけで、ドームと同じ曲でも心にひっかかる歌詞が変わったり、曲と曲の間に別の相関関係を感じたりもした。 「もう会えなくても君は僕の永遠」(永遠) 「心のまま僕はゆくのさ 誰も知る事のない明日へ」(Tomorrow never knows) 「それでもまた走っていく 走っていくよ」(GIFT) とかとか。 未来どころか死の匂いすら感じさせられた1曲目から始まって、それでもと「未来」への希望を少しずつ積み重ねて。 その果てに辿り着いた曲がなにかって? 「生きろ」なのよ。 とんでもない。 終わりを見据えながらもまた走っていく、まさにここが現在から未来へのスタート地点……「半世紀へのエントランス」なんだと示すようなセトリだったと思った。 いっつゆーとか深海とかで言ってたことを思い出したりもする。 「僕が落ちぶれたなら~は絶対に落ちぶれないっていう決意表明だ」とか、「愛とか夢とかない、って歌っているのを聴いてそうは言ってもなんかあるんじゃないの?って思ってもらえたら大正解」、だとか。 「永遠なんてない」って言ったときにいちばん言いたいのは「永遠なんてない」の方じゃないんだよね。 5秒後に続く言葉でもう言っていたけれど。 それを手を変えて品を変えて、深く深く届けようとしてくれたセトリだと思う。 あと、これはふんわりした印象ベースなんだけど、私はサンギビでは既存曲が過去の振り返りを担っていた(アンコールラストの終わりなき旅だけが未来を向いていた)と思ってて。 それに対して、今回は既存曲も未来に向いていたように聴こえて。 この感じ方の違いがすごくおもしろい。同じ曲もあるのに! 周年セトリ? ヒット曲と最新曲を並べただけのアラカルト? とんでもない!! こんなにも大事に、願いを込めて編まれただろうライブに、そんなこと誰にも言わせたくない。 もちろん全部の曲を全部この解釈にストレートに当てはめられるわけじゃないし、あの曲はこうかな、この曲はこうかな、エソラはめちゃくちゃ「今!」とか、他にもいろいろ思ったことがあるんですが書き始めると収集つかなくなるので割!愛! そして。 なんやかんや言ったけれど、最後にいちばんひねりもなんもない、いちばん残しておきたいことをひとつ。 Mr.Children、本当に嬉しそうで幸せそうだった。 ライブを大好きって言ってくれた。 愛しい愛しいこの光景って言ってくれた。 「1曲歌い終わるごとに『あぁこの歌、またしばらく皆さんの前で歌えないんだ』って思って」って言ってた。 これって今日のこの公演だけがあってのことじゃないって思った。 待ちに待った30周年が始まって、駆け抜けて、終わって。 1公演も欠けずに終わることすら簡単じゃない情勢。 それなのに、無事に終われるどころか、こんなにも幸せな終わりを迎えられたなんて。 こんなに嬉しいことがあるかな。 この気持ち、ずっと忘れないようにしたいな。 ライブができること、ライブに行けること。 当たり前って思っちゃ絶対いけない。ずっと肝に銘じ続けていきたい。 「Mr.Childrenのリスナーが、ファンが、みなさんであったことを、本当に誇りに思います」 思いがけず大それた言葉をくれたけれど、言葉を借りてもいいなら。 それはあなたたちがあなたたちの音楽を信じ、愛し、より深く届けたい、どうしたら届けられるだろう、と手を尽くし心を尽くしながら奏で続けてきたからこそだと思うよ。 だから私たちはここにいるし、いたいんだよ。 今このあとがきを書いてるのはあれから2年が経った2024年6月。 次のアルバムが出て次の次のツアーすら始まろうとしているのです。 わざわざこちらが祈らなくたってMr.Childrenは進み続ける!それでも! どうかこれからもお元気に! あなたたちが信じた音、届けたいと思う歌を、響かせ続けてね。 PR