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キュウソネコカミ DMCC REALONEMAN TOUR 2016-2017~ボロボロバキバキクルットゥ!ツアー〜@名古屋ダイアモンドホール0127

初キュウソさんワンマン言ってまいりまして!あんまりにMCが面白かったので、ライブレポというよりは覚書ではありますが残しときます( ˘ω˘ )

曲名書かないようにはしましたがどれが何の曲かはまぁわかる感じです(笑)ので、万一ネタバレ見たくない!という方がいたらご注意です(たぶんこのページアクセスして下さる方にはいないと思うけど)




ではではさらっと( ˘ω˘ )





まず入って目の前に「楽しむ上で思いやりとマナーを!」「キュウソのワンマンでダイブするのは俺(セイヤくん)だけ」の垂れ幕があっておぉ……となりました。手書き感がかわいいです。



【前説】
マネージャーのはいからさん?が出てきて前説!
「今日、キュウソネコカミのライブが初めてだっていう人ー!!」
意外なことに4割くらい手を挙げてざわつく会場(笑)
(仲間が多くてちょっと安心する私たち)

「キュウソのお客さんは足腰が弱いので倒れることもある、男の人は踏ん張って支えて!みんなで助けて!」
「みなさんなんでか前の方に行きたがるけどステージにはイケメンいません、ドブメン(すごい単語だな……笑)しかいません!(会場笑)前につめすぎると危ないです!一歩下がる思いやりをもってください!」
「痴漢は犯罪です!みんなライブに来てるから痴漢のために来てることはないだろうけど痴漢は犯罪です!スタッフも会場内で見てますしもし発覚したら連れ出します!」
「飲み物投げる人とかいますが機材やお客さんにかかると危ないから飲み物が入ったペットボトル等は投げない!自分でその場で飲みきってください!」
などなど、本当に親切。了解でございます!







メンバー入場(ロッキーのテーマ)

1曲目
あーライティングずるいっす
ソロのとこでプロンプター?お立ち台?に登ったギターのオカザワさん?がパッてピンスポ当てられるのかっこよかった
他の曲でもあと2回くらい「ヤバいギターソロ、ギターオカザワ!!!!」ってソロ振られてた
ヤバいギターソロ(ツボ)


2曲目
ヨコタさんのジャンプがヤバい
頭よりお尻が上の時がある(図参照)
それでミスってないのがすごい……



曲立て続けにやってどこかで「そろそろ休む思ったやろ!?休まんで!!?!」→そのまま次曲突入




某曲前、メガネと白衣に着替えたセイヤくんが出てくる。照明暗くしてあってはっきり見えなかったけど、ヨコタさんを舞台上手に連れ出して→お立ち台?の上に仰向けに倒して→(私の隣のキュウソファンさん「今日ほっぺ!?ほっぺ?!!?」って言ってたのでえっ毎回キスしてんのか!?って思ったところで)セイヤくんヨコタさんの両頬手で包んで顔近づけるんだけど「照れるわ(笑)」って言って離れる(笑)
で、ヨコタさん&客席に背を向けて水分補給するんだけど突然ヨコタさんにボトル(ストロー付)差し出してヨコタさんに持たせてその手から飲む(笑)
会場キャーーーー!!!!(笑)
セ「変な人かと思われるやろ!(照)(笑)」
→落ち着いてから次曲入る

このくだりなんだったのwwwwwwwwwwwwwww





【MC】
(ちらほらメンバーの名前呼ぶ人もいるけどほとんどの客雑談(笑)
そのうちヨコタさんキーボ弾き出すも全く静かにならない)

セ「今日名古屋どうした!?(笑)こんっなにざわざわざわざわして!?!!(笑)
見かねてこの人なんて弾き始めたけど『あっシンノスケさんが弾いてる!!』ってならんのかい!!!!(会場爆笑)
どの会場よりもテンション高くてうるさいぞ!?!!いいぞ!!!!?!
どうした名古屋!!?生まれ変わったんか!?!!(会場笑)」



名古屋はいつぶりって話した後?

セ「洋平も今頃やっとるんやろなぁ(客笑)(※この日はZepp Nagoyaで[Alexandros] 、隣のライブハウスでヤバTがやってた)
これ、言うなよ!!勝手に呼び捨てしたって!!(笑)

セ「俺名古屋のケータリングやと天むすが好きで……いっつもケータリング、天むすと手羽先と唐揚げとか入ってる、こんくらいのやつなんですよ。(手で四角つくる)(ヨコタさん:スーパーのお惣菜みたいなやつね(笑))
大好きでいつもペロペロ食べてんの。ペロペロペロペロ!!(お箸でガツガツ食べるマネ)(ヨコタさん:wwwwペロペロっておかしない?パクパクやろ??wwwwww)
ペロペロペロペロ!!ペロペロペロペロ!!!!パクパク!!ペロペロペロペロ!!!!(手羽先つまみ上げて下からペロペロするマネ)(会場:wwwwwwwwwww)

それで今日も食べてまぁお腹いっぱいで気分もいいしついったでも見たろ思ってタイムラインしゅしゅしゅっって  シュンシュンシュンって!!シュババババシュシュシュシュシュって見ててな、(動き激しい&しつこいwww)
そしたら!!アレキサンドロスが!!ケータリングで何食べてるって!!!!   ひ   つ   ま   ぶ  し  っ  て   !!!!!!!!(会場爆笑)
ひつまぶしってそんな……そんなでかい……(手でお重を表現)
ケ"ー"タ"リ"ン"グ"で"ひ"つ"ま"ぶ"し"と"か"出"す"な"ーーーーッ!!!!!!!!(絶叫)(会場:wwwwwwwwwww)

俺がこの間の土用の丑の日に何食べたか知ってるか!?!!うなぎのタレを!!!!かけた!!!!なすやぞ!!!!(会場:wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)」



(と、ここでお客さんが倒れる)

あ、なんや!?大丈夫かそこ!?!!大丈夫か!?
前出るか、(スタッフさんが助け出したのか下手側に出てく)大丈夫そうか!!すまんな俺がなすとか言ったばっかりに!!(会場笑)
アクエリ(ポカリ?)飲めよー!!また戻ってこいよー!!!!」(めっっちゃいい人や……)


最後まで出てくお客さんに声かけ続けるセイヤさんに、会場思わず拍手


セ「いやもう俺じゃないから、みなさんのマナーと思いやりに拍手!!!!(さらにセイヤくんに向けて高まる拍手)
今日前説でもあったと思うんやけど、キュウソネコカミはマナーと思いやりを(うんぬんかんぬん/ごめんねちゃんと覚えてない)
で、マナーと思いやりっていうのは別にキュウソのライブに限らずどんな興行にもいるもんなんで!だからぜひ今日はキュウソのライブでマナーと思いやりを勉強して帰ってもらえたらと思います!(会場拍手)」
これ、自分たちのライブのことだけに閉じてないのがすっごくいいなぁと思った。ライブに行く人はみんなまずはキュウソのライブに行ったらいいのでは……?(まじで)




で、話がやっと戻る(笑)

セ「ひつまぶしのことは単に羨望です、羨ましいに望むと書いて羨望(笑)
公式アカウントで流れてきてなぁ……」

ヨ「フォロワー50万いかなダメなんかなぁ……」



(間どう繋いでたっけ)



セ「ひつまぶしーーーーーーーーッ!!!!」

\イエーーーーーーーッ!!!!/

セ「ひつまぶしーーーーーーーーッ!!!!」

\イエーーーーーーーッ!!!!wwwww/

セ「wwwwwwww(お腹抱えて笑う)バカじゃないのwwwwww(←これ萌えた)
お前ら共犯やからな!!!!!!!wwww(会場イエーイ!!)
ていうかおい、グーとかチョキとかパーとかはわかるんやけどこれ(メロイックサイン)やってるヤツなんやねんwwwwwww違うやろ、それなんか違うヤツやろ、パリピやんか!!!!しゃっしゃっしゃっとか言うヤツやろ!!!!!!!!(ヤバTネタ)
ってお前タオル掲げんなwwww開演前に会場販売で買ってきたんやろwwwwwwwwwww(会場爆笑)」

ヨ「いいなー、俺も限定のTシャツ欲しくてマジで買ってこさせよう思った、マネージャーに(笑)」

セ「まぁ別の機会があるやろ」

ヨ「そうやな( ´・ω・`)」
オチCawaiiですかよ……





某曲で
「一緒に名古屋港水族館に、イルカショー見に行ってください!!」
「いいよ!」
「やったー!!つけてみそー!!かけてみそーー!!」
会場爆笑



続けてのMC①
セ「つけてみそーかけてみそー知ってる??」

ヨ「かけてみそーつけてみそー!!」

\逆ー!!/

ヨ「!!  逆じゃだめなんだ!?(笑)」




セ「名古屋港水族館な(笑)(会場笑)
行ったことあるヤツー!!(名古屋の人はかなり行ったことあるみたい)デートスポットなん?(笑)」

ヨ「あ、イルカだ!29歳のイルカだ!!今年30歳になるイルカだ!!!!かわいいイルカさんだ!!」

セ「wwwキュウキュウ!!wwwww(イルカ)
キュウキュウ!!!!」

ヨ「あっ、イルカがあっちいったぞー!!」

(気づいたソゴウさんヒイッって身体引いて反応する)

セ「キュウキュウ!!(パーン)(シンバル叩く)」

ソ「やめろ!!!! 」

ヨ「イルカがなついてる!!!!wwww」

セ「キュウキュウ!!キュウキュウ!!(暗に『イルカになれ』と言っている)」

ソ「(頑なにやらずに手ブンブン)」

セ「キュウキュウキュウ!!」

……………………………………

ヨ「会場なんとも言えない空気にwwww」

セ「(この空気)あげます!!!!」

ソ「(手で✕)」

セ「あげます!!!!」

ソ「(バッ)」




で、セイヤさん人間に戻って(笑)マイク前に帰ってくる
ここだったか忘れたけどお客さん「大丈夫ー?(笑)」

セ「いつものことや!(笑)」

ヨ「イヤモニが(笑)(セイヤくんイヤモニ取れちゃって直してた)
……あっ、かわいいイヤモニだ!きっと赤がメスで青がオスだ!!」

セ「(たしかオスメスのモノマネしながらソゴウさんに絡みに行く)」

ヨ「つがいだー!イヤモニのつがいだー!」

セ「『ツガイダヨー!』」

ソ「いや、つがいって言ってもうてんやん
どっちが喋っとんねん(バッサリ)」

セ「wwwwwwwwwww鋭すぎるツッコミwwww」






某曲
1回目(突然でお客さんぐだぐだ)

セ「どおおおおおした名古屋!!!!さっきまですげぇテンションだったのに!!!!!!何突然『え…私こんな曲知らない……ナニコレ……』みたいな反応しとんねん!!!!!!(会場笑)
まぁ今回はしゃーないか……\えーーーー!!!!/」

客のアンコール!アンコール!に応えて
セ「もう1回やったるからヨコタちゃんと真似しろよ!!!!」



2回目(お客さんくらいついてかなりの出来)

セ「しょーーじき名古屋のことはもう愛しくてかわいい思てるけどな!でも1個だけなぁ!!最後お前らおもっきり『イェーー!!!!』言っとったけどな、最後はな、『イェス』やねん(笑)(会場笑)
今度は完璧にできるな!?!!\イエーーーーーーー!!!!/」



3回目(教えられたとこ完璧にやる→告知なしで2回目までにやってなかったとこに突入し客「!?!!」)

セ「さっきまでやってないぞ!?!って思ったやろ!!!!wwwww
まぁでもさすがにな、そろそろ俺らも次の曲行きたいしな……」

客\えーーーーっ!!!!もう1回!!!!もう1回!!!!/

セ「wwwwwwwww最後やからな!!!!出しきれよ!!!!!!!!\いえーーーーー!!!!/」

4回目
大団円で終わりそのまま次の曲へ!!!!

このくだり楽しかったなぁ、ライブで同じ曲4回もやったの人生初だった……(笑)






某曲で人の上を歩くセイヤくんを後方から見て感激してたら後方に目を剥いて
セ「来てほしいんかーーーッッ!!!!」
まじか


まじで来た
顔に汗が落ちてきて「うっわ本物の人間だ……」って思った
人が薄い&初めての人ばっかりのところだったから気づいたら少人数で支えてた……えっセイヤくん細…………人数少なかったから普通に重かったけど脚絶対自分より細かった……
ていうかお尻ちっちゃい  生々しさとかいやらしさが全然ない、ずっと目の前尻だったけど全然不快感なかった…………
細い身体に対してかなり大きいTシャツだったから下から背中まで見えてた……
でも左の脛支えてるの自分1人だからうわっ辛いなとか思ってたら


セ「おっ膝立ちできんやん!!!!」


まじか(まじか)
そこからそのままコールアンドレスポンスはじめられてまじかとしか思えなかった

終わって帰るときはウルトラマンみたいな態勢で人の上に転がっていったからやっぱり目の前お尻だった  最後までお尻だった




本編最後の某曲
逆光になった照明でメンバー(というよりセイヤくん1人?だったような)のシルエットが浮かび上がる中ギター1本だけで歌い始めて→明転しバンド演奏入る、っていうのがすっごくよかった……。
照明も演奏も歌い方も何もかも「こんな風に聴きたかった!」って感じだったんだけどはっきり思い出せない……感想だけが残っている……。
ちょっと泣きました(笑)





【アンコール】
メンバーみんな出てきて最後にセイヤくん、上に黒いジャケット羽織っててヨコタさん「おしゃまになってる!(おしゃれ?おしゃま?忘れた)」→セイヤくんジャケットの裾持って恭しい感じのお辞儀

セ「すぐふざけるという(笑)」
ヨ「お前最近そういうとこはいからさんに似てきてるぞ(笑)」

セ「今アンコール前に歌詞書いてたんですよ、それ歌います」
ヨ「俺たちも初めて聴く曲です(笑)」

それでやった曲が結構とんでもなかった(笑)







尻切れになっちゃいましたがこんな感じでした( ˘ω˘ )
とりあえずここらへんで新幹線の揺れの中で書いた超絶雑なレポ絵的なものをば!愛すぁのキュウソさんまじで似てるのでみんな見てください










とにかくもう初めてのキュウソさんワンマンほんとに楽しかった!!!!
事前に教えて頂いていた通り前説もあって安心できたし、本当に彼らがマナーと思いやりを大切にしているのがものっすごくよくわかった……。あのね、ライブ初めての人はみんなまずはキュウソさんのライブに最初に行けばいいと思った(笑)大切なことを教えてくれる……

あともう一つ印象的だったのが、知らない曲(全部勉強しきれずにごめんなさい!)でも1番聞いたりヨコタさんの動き見たらどうすればいいのかがわかってどんな曲でも楽しめてしまったということ!これは初心者としてほんとうにありがたい&すごい武器だなぁと感じた……。
固有のダンスやコールアンドレスポンスをさせるバンドは今数多くいるけれど、それってその曲や振りをもともと知らないとできないものだったりもして。ファンはもちろん楽しいものだとは思うんだけど、知らない人からするとアウェイに感じられたりもしてしまう。

でも、キュウソネコカミのこの思いやりや誰でも歌って踊って一緒に楽しめる!という開かれた姿勢はそこをカバーできているんじゃないかな。
ちょうど私のお隣のキュウソさんファンの方はライブ中ずーーっとセイヤくんのめちゃくちゃ細かくてキレッキレな振りを真似して踊ってたもんで「すげーーーーー!!!!!」って思いながら横目でちらちら見てたんだけど、たぶんコアなファンの人はそういったミクロ的な視点・コアな楽しみ方もできるし、かと思えば私みたいにワンマン初参加の人間ならヨコタさんがやってくれてる大きな振りを見て真似して楽しめる!ってなわけです。つまりどちらかに合わせてどちらかが寸足らずになるのでもなく、コアでも新参でもどっちも楽しめる、どんな人でも楽しめる!!!!
これは常に新しいリスナーを取り込んでいけるという商業的な強みであるのはもちろん、エンターテインメントとしてものすごく重要なことな気がします。

それにライブで聴いてて思ったんだけど、キュウソさんの歌の中で揶揄される人たちってとても広範なんだね。DQNから「女子」、オヤジ、KMDT28、ヤブ医者……。性別、年齢、何でもありです。
そして彼らが歌の中で揶揄するというのは決して「否定」を意味するのではない。「そういう人」の存在を愛をもってディスることで「愛せる対象」として定義し直してすらいるんじゃないかと思うんです。だって、街中でそれっぽい人見つけたら「あ、『サブカル女子』さんだ!」ってちょっと楽しくなっちゃわない?ドンキに行ったらヤンキー探しちゃわない?あるいはコミュ障って単語にドキッとしつつ「アイワナビーユアフレーーン!!!!」って叫んじゃったりしない?
私たちの日常にいる誰かだったり自分の中にもいる誰かをひょいっとひっぱり出して、「いるいる、そういう人いる!」とか「あれ、それ私にもあるかも…」って思わせちゃうのがキュウソネコカミだと思うんです。それこそ全方位への「わかってんだよ」!

ライブスタイル・楽曲共に全方位に打って出れるキュウソさん、きっとこれからまだまだその対象を広げていくんだろうなぁ。
そんなキュウソさんのライブ、またおじゃまさせて頂きたいものです。楽しみにしてまっす!!
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「君の名は。」覚書のようなもの

映画「君の名は。」を見てきました。まだまだ自分の中で消化し切れていない、誰か見た人とお話したい!という気持ちでいっぱいなのですが、そのためにはまずは少しでも自分が思った感じた「君の名は。」をまとめなくては。と思ったので自分が思ったこと、疑問に思ったこと等をまとめてみました。
覚書のような簡単なものですがよければお付き合いください。
ネタバレバリバリあります!映画を観ていることが前提になっているような文章です!その点ご了承くださいませ。











*メタファーあれこれ「扉編」

何度も繰り返し出てくるのが、ズームアップで扉が開閉するショット。
これはそれを通ることを通して登場人物が「変わる」「踏み出す」こと、新たな世界が開けることを示唆している、などと様々にとることが出来ると思うのですが、この映画の主題歌「前前前世」になぞらえれば「生まれ変わり」を示しているという言い方も出来るのではないかなと思いました。

瀧は三葉の身体で起きるとまず部屋の扉を通ってから「三葉」としての生をはじめる。三葉は瀧の身体で電車の扉を通り東京の街に出て「瀧」としての生をはじめる。入れ替わり及び扉を通ることは新たな生を重ねること=生(世)を重ね前前前世を積み上げていくことと同意だと示されているのではないでしょうか。

あるいは三葉が瀧に会いに行ったシーンでは扉がふたりを隔てた、ということから逆に扉が開くショットはふたりの隔たりが取り払われた、ふたりが隔たりを越えたことを示しているととることもできるかもしれない。いずれにせよあの扉のショットになにがしかの意味が込められていることは確かだと思うのでもう1度着目しながら見たいっす……(備忘録)





*メタファーあれこれ2「伝承編」

ムスビの話が時を越えて結びついたふたりと通じていることは物語中でも語られていた通りですが、もうひとつ、具体的にセリフなどの形で回収されなかった「繭五郎の大火」についてのお話もふたりの関係を示すものなのではないでしょーか。「繭五郎の大火」そのものというよりもそれにまつわるおばあちゃんのお話ですが。

物語の序盤でおばあちゃんは「山火事で記録が無くなってしまい今では祭祀の意味がわからない、しかし意味がわからなくとも守り・残して大事にすることに意味がある」という話をします。これは「伝統を大切にしなくてはならない」という一般論として話されおり、繭五郎の話に辟易する四葉の態度には「大事にした先に何があるのか?」という疑問すら透けて見えます。
しかしそこで語られなかった「大事にした先に何があるのか?」こそがミソであり、その後に展開されるふたりの物語が、その答えになっているのだと思うのです。

紆余曲折を経て宮水神社の御神体へ繋がる道で三葉と瀧はやっと出会うことが出来、三葉や町の人々の命を守ることも叶います。しかしふたりはお互いに名前、それどころか誰と何と会いたかったのか、どうして会いたかったのかすら忘れてしまう。
そんなふたりが再び巡り会うことが出来たのは、記憶を無くしても心の奥に根付いたままの「会いたい」という気持ちを捨てなかったから。大事にとっておいたから。

「記録(記憶)を失いその意味や理由がわからない、それでも大事にしなければならない」「大事にすることに何の意味がある?大事にした先に何がある?」

語られなかったその答えこそが、この映画のラストシーンなのではないでしょうか。
同じように入れ替わりを経験したはずのおばあちゃんが、それを少女時代の夢と切り捨てて無かったこととして人生を送っていることからは、ふたりが再会できなかった可能性も充分に示唆されているように思います。
この連関は、切り捨てず大事にし続けることで成就するものがある、という物語の伏線としての役割だけでなく、何気なくさりげなく流れるシーンやセリフにも無駄なものなんてない、意味があるんだよ、ということすらも教えてくれているように思えたのでした。





*メタファーあれこれ3「伝承編セカンド」(だんだん分ける意味がわからなくなってきたぞ)

ひとつ前の「おばあちゃんのお話結構大事じゃね!?」話2回目!!今度の話は御神体の前の川を渡る時の「ここからはあの世、戻る時には一番大切なものを置いていかなきゃいけない」のセリフについて。

もちろんこの言葉が発された時に「一番大切なもの」として置いてきたのは、お供えの口噛み酒。そしてこのあともう1回このセリフを瀧がなぞるように口にして御神体へと向かうのですが、この時瀧はお供えものを持っていない。では、代わりに置いてくることとなったのは何か?
答えはわかりきっているのですが、それが、「瀧と三葉のお互いの名前」、「お互いの記憶」。

時空の隔たりがあったにも関わらずそれまで覚えていることのできた名前が突然思い出せなくなったのは、紐を返しムスビが切れたことだけではなく、それらの記憶が「置いていくもの」になってしまったということにも所以していると思うのです。なにせ、その直前のカタワレ時のシーンでふたりはやっと出会うことができて、お互いをはっきりと「大切」「好きだ」「忘れたくない」と思うのだから。
むしろ、「一番大切なもの」を置いていかなくてはならない場で失ったのがお互いの名前と記憶だった、ということが「お互いをどれだけ大切に想っていたか」「伝えられなかったけれど好きだと思っていたか」を逆説的に・非情にも示してもいるのだと思いました。
これもまたひとつ前の節と同じく、物語中の伝承がふたりの想いの強さを裏付けた例のひとつなのだと思います。






*新海作品の系譜における「君の名は。」(少し他作品のネタバレがあるのでご注意!)

私はまだ「ほしのこえ」「秒速5センチメートル」しか新海作品を観られていないためこの2作品のみを踏まえた上での感想となってしまうのですが、「君の名は。」も含めたこれらの新海作品に通じるひとつのテーマが「時間や空間に隔てられたふたりの心の距離、つながり」なのではないかと思います。

何光年先の星と地球に引き裂かれ、メールが届くのも8年後であればお互いの年齢すら離れていくミカコとノボルを描いた「ほしのこえ」。
転校によって想いを寄せていた明里との距離を隔てられ、そして手紙やメールを送って心の距離を近づけることもできず、ただ心だけが何年経っても昔の明里への想いにとらわれたまま大人になる貴樹が描かれた「秒速5センチメートル」。
そして、3年前の飛騨の町に棲む少女・三葉と3年後東京で暮らしていた少年・瀧が時と空間に隔てられ引き裂かれた/時と空間を越えて出会った「君の名は。」。

どれもふたりの間にある時間と空間を心が越えられるのか、というテーマが根底にある作品だったように思うのです。
そしてその共通点があるこそ「君の名は。」はこれら二つの作品とは一線を画しているのだとも。

端的に言ってしまえば、「君の名は。」でやっと「ふたり」は「再び出会う」という結末を迎えることができたのではないか。

「ほしのこえ」ではお互いの心がお互いの側にあることを想いつつ物語中で再会することは叶わず、「秒速5センチメートル」では明里は別の男性と婚約しているし、貴樹が踏切で振り返るともういない。
特に「秒速5センチメートル」のこの踏切でのすれ違いね!!!!!!!!あまりに記憶に鮮明だったから「君の名は。」のラストでのすれ違い、これまた振り返らないんじゃないの!!?!!?!(´;ω;`)(´;ω;`)って心臓バクバクだった…………瀧が名前呼んでくれてよかった…………三葉が振り返ってくれてほんとよかった………………やっと出会えた………………………………(´;ω;`)
だからなんといいましょうか、この「君の名は。」でのラストシーンは、ある意味三葉と瀧の「前前前世」越しの出会いどころか「ほしのこえ」や「秒速5センチメートル」といった新海作品を「前前前世」として踏まえた上でのやっとの出会いにすら感じられました。
カタルシス、「やっと叶った」感がすごい。だから安心と喜びが目から溢れてなりませんでした…………。


でもよく考えると心配するまでもないことなんですよね。「秒速」の貴樹がふたりが離れて以後自分から会いに行かなかったのに対して、瀧は少ない手がかりの中でもどうしても会いたい、会おう、と自分から糸守に向かい(空間を越え)口噛み酒を飲み(時間を越え)三葉に会いに行った。電車を降りて探し回りもした。そうやって気持ちを行動に移せたか否かがふたつの物語の結末を分けたのかも知れません。こういった対比から考えると瀧と三葉の再会はご都合主義やハッピーエンド至上主義によるものだ、と簡単に考えるべきではないように思えます。
以前新海監督が「想うだけで行動しなかったから結ばれなかった」という男を冷静に描いていることからすると非常に合理的な結末ともいえるのではないでしょうか。(とか言うことで「安易な結末!」と切り捨てる意見に対してちょっぴり反論した気になったりもしています笑)
「秒速」は「現実の中で夢想する(「行動せずに結ばれる」というある種ファンタジックな思想にとらわれた)少年」、「君の名は。」は「入れ替わりというファンタジックな現象の中で、避けられない自然や簡単に動かすことの出来ない人の心という現実的なものにぶつかり乗り越えようとする少年少女」を描いているという点でも合わせ鏡のような二作品のような気がします。


あとラストシーンについてもうひとつ思ったことを。
最後すれ違う時どうして瀧から話しかけた(三葉から話しかけなかった)のだろう、ということを映画が終わってからぼんやり考えていたのですが、もしかして初めて(3年前)の時は三葉の側から会いに行ったからなのかな、と思ったり。
ラストシーンで瀧に話し掛けられて振り返った三葉の安心したような・待ちわびていたような顔には、3年前電車の中で三葉から瀧に話し掛け「誰?」と言われた時のショックが無意識の中に残っていたこと、だから「違うかもしれない」と気持ちがブレーキをかけて自分から声を掛けられなくなってしまっていたこと、それらがやっと(前前前世越しに!)解消されたこと、が滲み出ていたのではないかな、などと思いました。あくまで想像ではありますが!





*「震災以後」の作品としての「君の名は。」

「震災以後」の現在の日本を生きている以上、「自然災害」を描いた作品を観て震災を思い起こす人は少なからぬ数いるであろう、そして表現者もまた描く際にそれを思わずにいられないだろう、と思います。フィクション(作品)の中で描かれる自然災害を「震災」のメタファーとして捉える視点は、今や現代日本に定着しているとも言えます。
そしておそらくこの映画のキーを担う彗星、そしてそれにまつわるできごとにも、その視点を適用して見ることができるのではないでしょうか。

作中において、お祭りの日に糸守に彗星が落ちることを知った瀧は、町の人たちをどうにかして被害範囲の外である高校に避難させようと奔走します。ここでの目的が「避難させる」ことなのが、ひとつポイントのように思ったんです。
いくら避難が成功しようと町が壊滅してしまうことは変わらない以上、本当の本当に望ましいのは「彗星が落ちないこと」「軌道をずらすこと」なんですよね。
これが新海監督の作品「ほしのこえ」のようなSF映画だったらきっと彗星を破壊しに行ってますし、同じく時をかける少女・少年を描いた細田監督の別作品「サマーウォーズ」ならば、インターネット上での人工知能との対決の果てに墜落位置を変えてしまうわけです。
でも、今作のヒーロー・ヒロインにはそのような手段を選ぶことは出来なかった。あまりにも大きな自然を前に力が及ぶはずもない。「彗星が落ちる」という変わらない事実を受け入れた上で、人的被害を最小限に抑えるという方策をとることしか出来ないんです。


そしてその避難の呼びかけと人々の反応もぞっとするほどにリアルに満ちている。
実際に変電所で爆発を起こし「山火事の危険があるので避難してください」との放送を入れれば人々は高校に向かってくれるはず、そんな瀧たちの見立ては儚く裏切られ、町の人々は祭りの場から動こうとしてくれない。これは現実世界でも頻繁に起こる「他の人たちが皆まだ避難していないから大丈夫なのだろう」というような集団心理や、もはや日常的に届くようになってしまった地震速報に慣れてしまった現実の人々の姿とだぶって見え、身につまされたような気持ちにならざるをえませんでした。


極めつけは、分裂し今にも町に落ちようとしている彗星をあくまで美しい天体現象として賛辞の言葉とともに報じるニュースの言葉と、3年前三葉と出会う前の瀧の「まるで夢の景色のようにただひたすらに美しい眺めだった」、という言葉。
これは本当に個人的な感想になってしまうんですが、今年の夏にapをきっかけに石巻に行った時に自分が抱いた気持ちを思い起こさずにいられなかった。

言うまでもなく、今年RAF×ap bank fes 2016が開催された地・石巻の雲雀野埠頭は、アートを通して被災地が再び生まれ生きていくことを目標に、震災の被害を受けた場所として選ばれました。
その場所は震災後瓦礫の一時処理場となっていたとともに、埠頭ということで海風が心地よい空の開けた土地でした。
そして、その会場を囲み涼やかな風を運んできてくれる青く美しい海は、数年前に牙を剥き容赦なく町を飲み込んだその海と同じものでした。

一方では町を壊滅させ、一方では「夢のように美しい光景」として人々を楽しませる。作中における彗星の持つ二面性は、まさに今年自分が石巻に足を運ぶ中で思い知った、自然が持っている二面性そのものでした。

そして悲しいことに私たちはいとも簡単にその二面性を忘れてしまう。
私も、もし石巻で、しかも明確に「被災地復興」を掲げられていたあの時に見ていなければ、同じ海に対してそのようなことを考えることすらなかったかもしれない。それくらいに私たちの記憶はすぐに風化してしまうし、当事者以外にとっては対岸の火事なのです。だからきっと瀧も三葉を救う前は「3年前に糸守に落ちた彗星による災害」のことを思い出せなかった。覚えていなかった。
三葉を救ったあとに覚えていたのは、三葉自体に対する記憶が無くなってもその災害が瀧にとっての「自分事」となったから。なのではないかなぁと思います。(逆に糸守の彗星については覚えているままなのに三葉の名前・記憶がすっぽり抜けてしまっている、ということでまた前述した「一番大切なものとして置いていったのが三葉の名前や記憶」であることの裏付けにもなると思います)

そしてそれら自然の二面性や自然の動かし難い大きさに説得力を与えているのが、時の流れと共に様相を変える自然の表情をつぶさに観察し、登場人物の気持ちすらも乗せて表現することの出来る風景画家・新海監督の技量なのだと感じました。
瀧の言葉の通り、この映画で描かれる彗星は本当に美しい。だからこそ、その美しいものが成した破壊の恐ろしさと切なさと衝撃が胸に大きく残されたのでした。




……と、ここまで「災害」「自然」の描き方について語ることを通して、自分がどうしてこの映画が入れ替わりという非現実的な要素を含んでいながらも非常に現実的なものとして感じられたのかをつらつら書いてきたつもりなのです、が、ここからはこの映画が「現実」を取り入れることを通して何をしようとしたのかのお話です。


先ほど自然を前にしては人間1人ではどうでもできない、ということを書きましたが、それでも誰もが「救えたならよかったのに」と思わずにはいられないと思います。

「未曾有の大災害や悲劇をもし知ることができたら、そしてそこから救うことができたら」。そういったifを描き願望を叶えてくれた作品だ、と言ってしまうと思考停止に陥ってしまうかもしれません。
だから言い方を変えましょう。
この映画は、「『もし次があったら今度こそ守りたい、救いたい』という気持ちを、私たちは行動を通して成就させることができるんだよ」、と言ってくれているように思えたんです。

ご覧になった方にはお分かりの通り、瀧は過去を嘆くに留まるということはしなかった。形としては過去にタイムスリップしながら、「これからどうするか」「今から何ができるか」を考えてがむしゃらに走り抜けた。
これらは現実世界というまだ続いていく世界を生きる私たちにも充分に通じているように思うのです。私たちは過去にあったことを糧としてこれからを生きていかなければならない、糧として生きていくことができる、のだから。


というわけで、このように現実をなぞりながらも、現実とは別の結末や未来への希望を描き苦しみを昇華することができることこそがフィクション及びこの映画の醍醐味なのではないかなぁ。個人的にはそのように思っています。
ファンタジックな設定や恋愛成就という王道的テーマ、美しい風景描写を用いて見る人を純粋に楽しませ感動させつつ、そのファンタジーを通して逆に現実世界の構造や心の動きをも炙り出してしまう。エンターテインメントと風刺(というとちょっと険しい印象になってしまいますが、「気づかせるもの」くらいのニュアンスで)の共存。
この双方のベクトルに面白いくらいに振り切れているのがこの映画で、だからこそ私はこの映画にとても惹かれたんだ、と今書きながら思いました(笑)





*最後に疑問とか雑な感想とかあれこれ

・これ、私があほだからわかんないだけなのかもしれないけど未だに「なんで入れ替わったのが瀧だったのか?」がわからない……。単純に瀧が3年前に三葉から紐を受け取りムスビを得た人間だから、ってことになるんだろうけれどそうなるとどうやって「紐を持っていない『一番最初の瀧』」とのムスビができるのか、っていう永遠に始まりが見つからないアレに陥ってしまうわけで……。これ、あれと一緒だ……ドラえもんの大魔境で最初に未来から助けに来てくれたドラえもんたちは一体誰から助けてもらうことになるの?っていう……。だからSF設定ではよくある&原理を考えちゃいけないパラドクスなのかもしれない…………。(という独り言)

・そうではなくもし瀧との入れ替わりが単純に三葉の「来世は東京のイケメン男子にしてくださーい!!」の言葉が叶ってのものだとしたら瀧は三葉にとっての「東京のイケメン男子」代表ということになるからそれはそれで面白い(笑)(でも入れ替わりはこの叫びの前から起こってるから関係ないのかな)
そしてこの場合だと三葉が3年前の時間軸で死んでしまっていたから「来世」の願いが叶って3年後の瀧と入れ替われた、ということが確定的になるため、三葉が亡くなってしまっていないとふたりは入れ替わりを通して出会うことができなかった、瀧が3年後の世界で三葉の死を知って絶望することは避けられないことだった、ということにもなりとても切ないです…………。
3年後の瀧が三葉にとっての「来世」だったから出会えた、そうでなければ出会えなかった……。……………………。

・彗星を同時に見てたから、とかが理由だとしたらそれ何万人おんねんって話になるからその線はないよな

・ところで3年前で同い年ということは三葉は同時間軸だと瀧より3個上ってことになるのかな。ラストの三葉社会人っぽかったし。

・神様へのお供え物飲んでいいの??バチあたんない……??という純粋な心配

・宮水家の入れ替わりの意味についての瀧の予想は実際あってるのか?
あと地味〜に瀧のおうちもお母さんがいないっぽいのが気になります……そこが入れ替わりに関係しちゃったりするのか……しないよな……考えすぎです…………

・ちゅ〜しないラブストーリーすげ〜プラトニック〜ひゅーひゅー!!

・夢灯籠あれでフルだなんて信じないあと2倍聴いてたいうっうっ






とりあえずはこんな感じです!また何かあったら付け足すかもしれないし付け足さないかもしれない!無駄に長いよなんだこれ!!

ひとまずはお読み下さりありがとうございました〜!!お話できる人はぜひお話しましょ〜。
ではでは!

WILD BUNCH FEST. 2016@YAMAGUCHI

いつのまにやら8月も終わり9月になってしまったことに驚きながらこんにちは!!
皆様先日の台風は大丈夫でしたか?私はちょうど山口に帰省していたため被害はなく……しかしスマホに随時届き続ける地元の大雨洪水情報に戦慄していた次第でございます……。

このタイミングでの山口。
そう、山口にウカスカさんがやってきてくれました!!
まさか虹ツアーに次いで年に2回もさくらいさんが山口に来てくれるなんて!!!!
そんなわけでつい先週山口県きらら博記念公園で行われましたWILD BUNCH FEST.2016 8月21日の感想文を書きたいと思います〜〜〜!!結局ロックロック感想文よりこっちの方が先になってしまった……!!(笑)








【WILD BUNCH FEST.2016   8.21(sun)
@きらら博記念公園】




入場するのは初めてのきらら博記念公園。まずもってロケーションが本当に最高でした。
先日のap石巻同様海辺の会場だったんだけど、こちらはもう直接海に面している……というより公園の中に砂浜と海がある!!!!
その砂浜に腰をおろし飲食ブースで手に入れた山口や近隣県の食を味わう人々、ライブエリアで思いきり音楽を楽しむ人々。青い空には鯨やクマノミ、クラゲのバルーンや雲が泳ぎ、ライブエリアから遠く丘の上まで続く芝の緑、きらら博のアイコンでもある多目的ドームの白が目に眩しい。
天気にも恵まれ日差しは強いものの、時折吹き抜ける海風が心地よい。
とにかく本当にピースフル!!

そんな中で1日を過ごすお客さんたちの服装は本当に色とりどり。
このイベントのTシャツの種類自体が多いこともあるだろうけど、それ以上にやっぱりお客さんの音楽の好みと出演者のバラエティによるものだったんじゃないかな。
にしても今回出演していないラッドとバンプのグッズを身につけた人の多いこと!(笑)ミスチルももちろん多かったけれどまだ一応ボーカルさんは出てますからねぇ……。
あとロックロックの時も思ったけれどやっぱり多くのバンドはロゴがあるのね。ミスチル同様ゴシック体のウカスカジー……笑)

いわゆる「ロックキッズ」「ロックフェスファン」的な格好や楽しみ方のお客さんが多く感じられたのも印象的でした。apも野外フェスとはいえミスチルファンの方が多かったから、普段のワンマンとの客層の違いを感じることはなかったんですよね。
だから本当に新鮮だったしモッシュやサークルを見つけては狩人のようにいきなり走り出す人たち初めて見てめっちゃびびった……(笑)
(自分が見た中では特にかなぶーんね、走り出す人々、拡大するサークル、宙を舞う数え切れぬほどのペットボトル……)(かなぶーんの普段の客層はそうではない&3年ほど前に鮪くんはモッシュやダイブ等について意見を投げかけるブログを書いていたみたいだけれども)
半分社会科見学みたいな気分(笑)






とまぁそんな前置きはさておきまして、ウカスカさんのお話をば!









・14:40  Pirates Stage

さにやんやバンドアミーゴたちのリハ(ap前夜祭といい最近のリハ、本編ではやらないサンシャインエブリディでやっている印象。前からそうなのかな)も終わり10数分。
モニターにNext artist is……の映像とカウントダウンが流れ始め、「ウカスカジー」の文字が現れる。歓声があがる会場、ウカスカアンセムと共に入場してくるバンドアミーゴ、そしてウカスカジーのふたり!!!!

ごめん、がくさんめっちゃごめん、がくさんのことも見てたはずなのに驚くほど記憶がない……風にシャツの裾をたなびかせながら颯爽と入ってきたさくらいさんの衣装にすべてを持っていかれてしまった……………………………………。
白パンに水色のTシャツ、そして膝上あたりまでの長さの青チェックのロングシャツ…………。このロングシャツがサイドに深くスリット入っておりましてね、さくらいさんが走り回るたびにひらひら舞うんですよ………………爽やかだ……………………これが爽やかだ……………………………………………………。
とかおもってた!ら!





1.勝利の笑みを君と
いつも通り胸にでっかい誇りをー!!のアカペラからのこの曲。

今回おそらく史上最も近くでさくらいさんを見たということもありもう記憶があんまり…………とにかく質量感がすごいんだ、そこにいる感が。そのめっちゃスゴイ存在感の人が左右に動いて煽りまくるのでもう目で追わずに&盛り上がらずにいられないんだわ……。

そして今回さくらいさんが煽りに夢中だったことの象徴のようで印象的だったのが、「肩を組んで叫ぶこのミュージック」の肩組み。
いつもならさくらいさんが下手側(ウカスカにおけるさくらいさんの定位置)にいて左腕を伸ばしてがくさんと肩を組むのだけど、今回そのパートがくるギリギリまで上手側でぴょんぴょんしながら煽りまくっていたこともあり、がくさん下手側、さくらいさん上手側!での「肩を組んで叫ぶこのミュージック」!!!!
自分が今まで行ったライブの中ではたぶん初めてだったんじゃないかな、これは燃えた〜〜〜!!!!




「「奪いにいくんだっゴールを……ワイルドバーーーンチ!!!!!!!!」」
日本をWILD BUNCH仕様に変えたバージョンで〆!!!!





2.手を出すな!再び
勿論この曲も煽りまくり。
客席を見据えたかと思うとにやっといたずらっ子顔をして両手をクイクイこまねいて「来い来い!」のジェスチャー。かと思えばがくさんがラップするのを尻目にカズダンスやサクステップ炸裂。
踊るたびに揺れるシャツの裾がいい感じ!





【MC】
ちょっと記憶が前後しているかもしれない、申しわけない……。
本人たちがいつもバレると怒られると言ってる曲なので、ここから一部文字反転(笑)


がく「ウカスカジーが目指すのはどの辺だ、この辺か?この辺か??(ステージの際ギリギリに行って足元を指す、次にちょっとステージからはみ出て客席側を指す)
いやそうじゃない、目指すのはもっと向こう、遠く!!
これからカバー曲をやります、ロックとヒップホップの融合した最初のナンバー、
エアロスミス!!そしてRUN-DMCのこの曲!!!!
タイトルはWalk this way、いや『遠くに行くぜ』!!!!!!!!」
の口上からのあの曲!!!!





3.遠くに行くぜ
まさかap(だいぶホーム)以外のフェスでもやるとは思ってもいませんでした……しかしまた聴けて嬉しい、嬉しすぎる!!!!!!!

そしてこの曲のお約束となりつつあるのがイントロでさくらいさんが何度も繰り返す連続大ジャンプ!!!!!!!
膝も身体も曲げて思いっきり飛びながら空中で腰もひねるというただでさえレベルの高い動きなのに、着地したら即また飛ぶ、というのの繰り返し(笑)
体力なんてなんのその、楽しくてならない!!と物語るようにはじめっからアクセル全開テンションマックスなさくらいさんが見られるからこの曲はいつ聴いても嬉しくなっちゃうよ!

曲中も、がくさんがラップしている間少し後ろに下がってサクステップ踏んでは気持ちよさそうにニヤッと笑ったり、客席を手でクイクイ煽ったり。
ただし、いつもよくさくらいさんがギターさんを煽っていることでお馴染みのギターソロ部分は、今回はがくさんが煽り担当。ギターさんの後ろに回って指でさしたりとかしてアピールしたりしていたはず。
今回もさくらいさんじゃないか、豊洲で見そこねた&ap前夜祭ではやってくれなかったヘドバン見れるんじゃないかってちょっっっとだけ期待してたんだけどなぁーーー!!!!今日はそっちかーーーーー!!!!笑




【MC】
がく「初めましての人は初めまして、いつもの人はこんにちは!!ウカスカジーです!!!!」

「暑いーーーー??」\暑いーーーーーーっ!!/


さく暑いーーーーー??\暑いーーーーーーーっ!!/←このやりとりなんなんだ??って最初思った(笑)



で、ここから次の曲への導入となるMCなのです、が、ここであの話題となったやりとりが勃発するのです。

さく「僕らMr.Childrenの楽曲は……」

がく「(すかさず)ウカスカジーですね」

さく「(あっ、って顔で固まる、すぐに顔が真っ赤になって掌で口元を覆う)」

お客さん「あーーーーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」

その長いあーーーーの中、口元を手で覆ってやっちゃったーー……という感じで前屈みになるさくらいさん。
そして。

さく「(ふらふらよろよろしながらがくさんに近づく)」

がく「(笑顔で迎え入れる)」

お客さんあーーーーーーーーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

さく「(倒れ込むように抱きつく)」

がく「(笑顔で受けとめて上から腕回して頭わしゃわしゃ)」

お客さんあ""ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!!!!!!!!!!!!!

おわかりだろうか、つまり   阿   鼻   叫   喚




いや〜もう……言い間違えで顔を赤らめわしゃわしゃされるさくらいさんにかわいい!と思う気持ちもありつつ、それよりも何よりもまさか言い間違えするなんて!という衝撃がヽ(;▽;)ノ
今まで一切「Mr.Children」なんて言い間違いをしなかったことから今回のスケジュールの多忙さや切り替えの大変さを思ったし、そして言い間違いの内容が内容だけに「やっちゃった」だけじゃなくがくさんへの「ごめん」が心を大きく占めているであろうことを想像して胸が痛くもなったし、………………だからもう「あーーー〜〜〜〜;;;;;;;」でしかない、一言でなんか言えない……(´;ω;`)


抱きつく、か肩を組みに行く、か意見が分かれているのを見かけたのだけど、私には下から肩に腕を回してぶら下がるように抱きついたように見えました。
あとこの光景を見ながら「大阪ハグ事件」のお話を思い出したりもして。
〜以下突然の9年前の話〜

以前HOMEツアー大阪公演の初日について聞いたお話。
その日喉の調子が悪かったさくらいさんは、アンコール1曲目の前のMCで噛んでしまった&マイクスタンドにぶつかったときに、もう耐えきれずにじぇんに抱きつきに行ったそうな。(ちなみに抱きついたあとふざけてじぇ「いい匂いがしました♡」さく「抱きしめられると落ち着くんだねぇ」とか言ってたという……)
今回のもなんだかそれと通じるんじゃないかな、と思ったし、今回のがくさんを見てその時のじぇんを彷彿とさせられたんです。

Mr.Childrenの中でいえばじぇんと同じで、がくさんはさくらいさんを引っ張って明るい方へ向かわせてくれる太陽なんじゃないかな、きっと。
さくらいさんの頭を笑顔でわしゃわしゃしてるがくさんと、わしゃわしゃされて「ごめんね」「やっちゃった」って気持ちが溶かされていくように落ち着きを取り戻していったさくらいさん、そしてワイバン後のがくさんのブログを見てそう思わずにいられませんでした。

だってあのわしゃわしゃは、さくらいさんを慰める「よしよし」であったとともに、髪をぐしゃぐしゃにするという軽い「仕返し」でもあったと思うんです。
さくらいさんの罪悪感を消すものとしても機能していたのだと思うんです。
加えて、後のメンバー紹介でもわざと「ウカスカジー!!」と強調することで笑いに変えてくれていたりもして。
なんだかもう改めて「がくさんでよかった」「だからがくさんなんだ」と思わずにいられないステージでした…………。さくらいさん、いい相棒を見つけられて本当によかったね………………………………………………………………………………………………………………(´;ω;`)(誰なんだ)




さて、そろそろMCの続きに戻りましょう(笑)
すっかり落ち着きを取り戻したさくらいさんはMCを続けます。


さくウカスカジーの曲は(笑)、みなさんがいないと成り立たないんです、
歌詞も簡単にしてあるのでどうぞ一緒に歌ってください!!

次の曲は季節外れな歌なんですが、
思い出してください、4月あたりのあの感じを……(催眠術師か何かを意識しているのか喋り方が面白い(笑))
冬からだんだんあったかくなってきたな、っていうくらいの春の感じを。

聴いてください、春の歌。」





4.春の歌
イントロの間に再びがくさんの元に近づいたさくらいさん、がくさんの耳元で何か一言言って→がくさんも笑顔で一言返して→思い切り口を開けて笑っていました。

ごめんって言って何か返してもらったのかな。
こちらには聞こえなかったけれど、その満面の笑顔になんとなく安心を覚えたり。


小さな羽があるような錯覚で」、は今日は右手のみ。
肩を指していました。

歌いはじめはもともとの曲通りに抑えめだったのが、1番のがくさんパートに入ったあたりでさくらいさんのギアが切り替わったような気がしました。
がくさんが歌い始めると後ろを向いてタオル(ワイバン公式グッズの、灰色と白のボーダーの地に赤でロゴが書いてあるものだった)で顔を覆ったさくらいさん。一息ついてから顔をあげ「うん」と頷いたのちに無造作にぐちゃっと机に戻した。
そこでさっきの失敗か、それとも別の何かを吹っ切ったのか。1番サビから歌に熱がこもっていき、ラスサビではシャウトも織り交ぜ顔も歪めつつ、鬼気迫るぐらいに熱く歌い上げたのでした。
自分がひとつ前に聴いた春の歌がap前夜祭での「海風、木漏れ日……気持ちぃ!」と笑顔と爽やかさに満ちたものだったこともあって、一層強くコントラストを感じさせられました。

今年ウカスカワンマンツアー、ap前夜祭、そして今回ワイルドバンチ、という全くモードが違う場で聴いて思ったんだけれど、もしかするとウカスカジーあるいはさくらいさんにとっての「春の歌」は、その日のモードやその舞台にかける想いが一番反映される一曲なんじゃないかな。
「日常の中からハッピーを見つけていこう」、とハッピーを共有するかのように♪ららら……を呼びかけ歌ったはじめてのツアー、
その地で起こった出会いと別れを昇華し、それでも前に進んでいこう、と呼びかけ癒すように歌ったap前夜祭。
そしてロックフェス、普段と全く異なる客層を前にして、代表曲・勝負の一曲として歌ったワイルドバンチ。
同じ一曲なのにその場所やモードによって心に残るフレーズや言葉、表情が全く違ったなぁ、と思い返さずにいられないくらい、今日の春の歌もまた別の・そして強いエネルギーに満ちたものでした。

4月くらいのあったかさ、春のあったかさなんて嘘だよ!(笑)
あったかいだなんてとんでもない、この夏の日差しの熱さに負けないくらいに熱い春の歌でした。


最後はさくらいさん・がくさん二人揃って深くお辞儀。
その背中には、「やりきった」という達成感が滲み出ているような気がしました。





5.mi-chi
そしてラストはこの曲。
がくさんが「最後の曲です!!!!」「その『えーーーーーー!!』、大好きです!!!!」って言ってたような言ってなかったような……別のライブの記憶だったらごめん……(笑)

前の曲とは打ってかわり楽しげに歌い上げへーい!ほー!を煽っていてだいぶギャップが(笑)
がくさんパートのときにさくらいさんが上手側の袖に向かってにこっとしながらグー(親指立て)してたのも印象的。


近頃恒例となりつつある♪ら〜〜〜ら〜ら〜ら〜ら〜ら〜ら〜……の男女別コーラス。
今回は
「恋してる女の子!」
「これから恋したいと思ってる女の子!」(このコーラスにさくらいさん「きもちいよぉ!」)
「昨日エッチなビデオを見た男の子!!」(ここは固定笑)

今回はがくさんが「いいだろエッチなビデオ見ても!!!!(笑)ら"〜〜ら"〜ら〜!!」と歌い出し、それを見たさくらいさんがマイク構えては歌おうとしてやめる、を2回繰り返してて面白かったです。
事前に相談してないんかい!!!!(笑)
(たしかによくステージ上でこそこそ話で打ち合わせしてるもんなぁ……)

もちろん最後は「全員!!!!」でみんなでコーラスとへいほー!をして。
曲が終わり長く深くお辞儀をする二人には惜しみなく拍手が贈られたのでした。





そして珍しく曲の終わりにもMC!

がくさんが「メンバーを紹介させてください!!」、とバンドアミーゴ、次に「コーラスアンドダンサー、コーラスアミーゴーーー!!!!」と紹介。

最後はウカスカ?さくらいさん?……と思ったら茶目っ気たっぷりにさくらいさんと肩を組むがくさん!

がく「さっきさくらいかずとしがMr.Childrenって言ったのにはひみつがあるんですよ
\えーーーー!??!!?!!?!/

続きはWebで!!!!!!(笑)
\えーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!wwww(言ってよー!!笑)/

ウカスカジー!!(←強調してて会場笑)
さくらいかずとしーーーー!!!!」

つられて笑うさくらいさん!

さく「(笑)がぁくえむしー!!!!!
ウカスカジーでした!!!!最後まで楽しんでーーー!!!!」




そんなわけで、最後までおちゃめさと仲良しっぷりとにこにこ笑顔を振りまいて彼らのステージは終わったのでした!

初めて見たアウェイの夏フェスのウカスカジーもやっぱり熱くて楽しかった!!
山口に来てくれてありがとうね、美味しいものいっぱい食べて綺麗な景色いっぱい見て帰ってね(※もうとっくにフェス終わってます)、ありがとう!!!!!!!!!!!!!!








で、いつもなら終わるんだけどね、

今回はですね、





【Closing act チャラン・ポ・ランタン with さくらいかずとし】


というわけでこちらもやっちゃえ、やっちゃいます!!





・20:30 On the sea stage
それは名前の通り海上に作られたステージ。
ツートンカラーの三角屋根には囲うようにぐるっとフラッグが立てられていて、まるでサーカス小屋のよう。
あとから知ったところによるとチャラン・ポ・ランタンのおふたりをイメージして作られたステージだったそうな。
ふたりのサーカス的な衣装や曲の雰囲気そのままという感じなので納得!

最初はこのステージをどこから見るのかわからず砂浜を横切ってステージ側に行こうするもスタッフさんに「ここから先は立ち入り禁止です!」と言われて頭にはてなマークいっぱいだったんですが、なんと海を挟んで向かい側の砂浜から演奏を見るという形式!
会場内に海があること自体、そして海の上のステージを見ること自体初めてだったのでこれには本当にびっくりしました。
……とまぁあたふたしつつもやっと向かいの砂浜に位置を構えたところでライブ開始!!







海上のステージに現れたおふたり。
まずはMC等も挟まずにそのまま。


1.見上げてごらん夜の星を
「先日お亡くなりになられた永六輔さんが作詞されていたからかな」、「星のきらめく夜空の下、野外のステージで演奏する1曲目がこの曲とはなんて粋なんだろう」などとしみじみ感慨を覚えながら聴いていました。
人はいつかなくなってしまう、でも作品は歌い継がれ人々の心に残っていく。思わずそう考えてじんときたり。

アコーディオンは少し抑えつつ、声とハモリをじっくりと聴かせる1曲。
声が海を渡る風と共に届いているように感じられて、それがまたこの曲の神秘的な雰囲気と相まって、本当に心地よかったなぁ……。
登場からの曲の始まり方といい、ロケーションといい、演奏といい、チャランポの生演奏を聴く初めての曲がこれ、といい……最高に贅沢な時間でした。





2.さよなら遊園地
ここからギアが一段ずつあがっていきチャランポワールドへ導かれていくイメージ。

まだ比較的テンポも遅めながら、前曲とは違いアコーディオンがボリュームアップ&大活躍!!
それによって気づかされるのがアコーディオンの音量にも負けないももちゃんの声量と声質!!!!

「なるほどチャランポってこういうユニットなのね!」と教えてもらえたような気がしました。
「歌とアコーディオンの姉妹」、まさしくです。
ももちゃんの声はアコーディオンと一対一を張れる「楽器」なんだなぁ。などと思ったり。





3.71億ピースのパズルゲーム
ここからアクセル全開!!!!!!!
サーカスや見世物小屋を思わせる妖しくも愉快な曲調、速いテンポ、鳴らしまくりのアコーディオンにこぶしを効かせまくりの歌声!!!!!!!
まだ数曲しかきちんと聴けたことがないのですが、私のイメージする「チャラン・ポ・ランタン」の音楽世界フルスロットル!!!!と感じた1曲でした。
ふたりも動き回るし海上のステージはビカビカ光ってるし曲も軽快で愉快痛快だしで思わず踊り出したくなったんですが、いかんせん砂浜なので身体を揺らすに留まるしかない……も、もどかし!!

間奏でメンバー紹介してたのってこの曲だっけ?
「紹介する人が1人しかいないのでもう1度〜!!私の実のお姉ちゃん、小春〜〜〜!!」って2回くらいやってた気がする(笑)





【MC】
改めての紹介タイム。
名刺替わりに最近のお仕事の話としてEテレのテーマソングの話をしたり広瀬すずが出ているパズドラのCMソングを演奏してくれたのち、

もも「で、こちら私の血のつながった実のお姉ちゃん、小春なんですが、最近チャランポ以外の活動でも忙しいんですよね?」

小春「え、こんなとか?こんなとか??」

と言いながら某アコーディオンから始まる曲(2001年8月22日発売)のイントロを2回繰り返す小春ちゃん、私はやめでえええええ;;;;;;;;;;;;;;と耳を塞いで崩れ落ちた……笑)(この曲だけは絶対にMr.Childrenで一番最初にきちんと聴くんだと決めているんだ…………)

もも「あとこれとかね、『ねぇ、くるみ……この街の景色は…………』」(歌い出す、止まらない笑)

小春「ちょっとやめて、そんなことしてたらあの人が来ちゃうよ???海泳いで(笑)(お客さん爆笑)」

ももちゃん気にせず歌う、そのうちに後ろから「あの人」登場、お客さん拍手(笑)

小春「勘違いしてるけどこの拍手あなたにじゃないから(笑)というわけで登場して頂きましたさくらいさーーん!!!!」
(この間さくらいさん1回かぶせて「なんかねぇ…」って言っててこの時点でなんとなく「ん??なんかさくらいさんいつもと違う?」となる)

さく「なんかねぇ〜2人がいい感じすぎて入っていきづらいですよぉ(←この一言だけでもかなり酔っ払ってることが伝わりお客さん笑)
おじゃまします〜〜♪

小春
「もうかなり酔っ払っててさっきまでずっと座ってたから今立ち上がってるだけで驚きなんですけど(笑)」

さく「(にこにこ)今日も綺麗だよ、小春

お客さん「!??!!!!?!!!?!!」

ここでさくらいさんが今までになく酔っぱらっていることがバレるという(笑)

小春ちゃん?「で、さくらいさんは雑誌の紹介を見て私たちの動画を見てこんなアコーディオン弾きがいると見つけてくれたんだそうです。
そのきっかけになった、さくらいさんが好きだと言ってくれたチャラン・ポ・ランタンの曲を一緒にやりたいと思います。
私の宇宙』という曲です。」





4.私の宇宙
静かなバラード調の曲、ももちゃんが歌い始めるのを聴いた瞬間にもう「あぁこれさくらいさん歌いそう……(※これから歌います)」と思うくらい、なんていうかな、キーの上がり下がりにミスチル的なものを感じたりしました。
これは声が合うだろうなぁ、ともう直感的にわかった。のですが、曲が始まってもしばらくの間さくらいさんはギター抱きしめたまま腕組んで離さなかったので一瞬あれ?コラボじゃないのか??と思いそうでした(笑)

そして途中からついにギターを弾きつつ下のハモりから入り始めるものの、高い音が出切らず砂浜のお客さんたちからも思わず笑いが……(笑)
ステージが遠くて表情まではっきり見えないものの、いつもならわかりやすくミスをした様子を見せてるはず……。もしかして音が当たってないことに気づいてないのか……?それくらいに酔っ払っているのか…………??(衝撃)

先日のapでのOAUとのステージ(TOSHI-LOWから飲んでることをバラされてた)では、MCで「酔っ払ってるなぁ(笑)」と思ったものの歌自体は本当にいつも通りだったんですよ。
だからこの人は酔っ払っても普通に歌える人なんだ、さすがさくらいかずとし!!と思ってたんです。
それがどうですかこの謎MCにいつもと違う歌!(笑)ほんっっとに酔っ払ったさくらいさんってこうなるのか!!(笑)
そんなわけで、またさくらいさんの新たな一面に出会えたたいへん貴重なステージとなったのでした………………………。(そしてその新たな一面が「今日も綺麗だよ小春」になるとは想像もしておりませなんだ)

ていうかほんとにどんだけ飲んだん………………………………………………ちらっと思ってしまったんだけどウカスカのステージの言い間違いへのヤケ酒じゃないよね……そ、そうじゃないよね…………??(´;ω;`)


で、曲の感想に戻りますと、やっぱり直感通り本当にさくらいさんの声に合ってる!!と思ったので是非いつか酔っ払ってない時にもまた聴かせてほしいです!!!!!!!!!!!
いやほんとよかったから!!!!!!!だからこそもったいないんだわ!!!!!!!(笑)





【MC】
ここで再びMCへ。

もも「で、でもですね、わかってるんですよ、ミスチルの曲をやれと、海を挟んでも届くお客さんの圧が(笑)
そんなわけで折角だからミスチルの曲をやらせていただこうと思うんですが、今からやる曲は小春が初めて買った邦楽のCDだったんですよ。」

小春「そう、中2の頃はとにかくアコーディオンばっかり聴いてて、その曲にアコーディオンが入ってるからって理由だったんですけど、まさかCDの中の人とやれる日がくるなんてねぇ。(しみじみ)
ではそのCDの中の人から曲紹介を。」

さて、MCを振られたさくらいさん、ここで一言。

さくくるみ、という、曲です


曲紹介とは(曲紹介とは)
小春ちゃんもさくらいさんがそのあと言葉続けると思ったのかさくらいさんが言い終わっても変な間が空いててそれがまた余計に……(笑)(曲紹介とは)
ていうか曲名言っちゃうんかーい!!!!!!!!!!!!!!


……とまぁそんなぐだぐだ気味のMCから始まったものの、この後の展開で「あぁやっぱりこの人はあのさくらいかずとしなんだ」と思わされてしまうのです。





5.くるみ
では聴いてください、という一言ののちギターを構えマイクに口元を寄せたさくらいさん。
息を吸い込み、


「ねぇ……、」


この一言で止める。
ここで砂浜もメインステージのSiM帰りの人波も一瞬静まり。
再び、今度はより大きな声で歌い出した「ねぇ、…………くるみ、」で帰る人波から拍手と歓声が湧き起こりました。

たった一言、それなのに通りがかりのお客さんにも「Mr.Childrenのボーカル・さくらいかずとしが歌っている」「これは『くるみ』だ」とわかってしまう。
酔っ払っていても、喉のコンディションがいつも通りじゃなくとも、やっぱりこの人はさくらいかずとしなんだ。前にさくらいさんが他の方に言った言葉だけど、この人もまた「声に名前が書いてある」。そう実感させられて思わず鳥肌が立ちました。


そんな心をグッと掴んで離さない入りから始まったこの曲でしたが、弾き語りという形であることもありかなりアレンジしていました。
わざと止まったり流れたりを繰り返す歌とギター。
そのギター自体も普段のバンドでの演奏とは違いアクセントとして強く弾くところ・ほとんど弾かないところ、と大きく緩急をつける。
そこに次第にアコーディオンとおふたりの声が加わっていく……という感じ。

主旋律は1番さくらいさん、2番ABメロももちゃん、2番サビさくらいさん、大サビは交代ごうたい、だったかな。


そして鳥肌モノの入りを見せてくれたとはいえやはり酔っ払いはまだ酔っ払い(笑)
先程の「私の宇宙」よりも全体的にキーが高めなこの曲では、声が裏返ってしまう場面も。(ここまでくると逆にレア……(笑))
極めつけは

出会いの数だけ失望は増える」←あかん
必要以上の負担に、ぎs○×a?@:/!〜〜!!」←噛みすぎて完全に歌詞崩壊

と、歌詞間違いetcのオンパレード(笑)
でも歌い終わったあとのさくらいさんはこれらに気づいてるのか気づいてないのかはちゃめちゃにゴキゲンだった……本人が楽しく気持ちよく歌えたならもう何でもいいです…………(笑)


アコーディオンとアコギの二重奏で美しく奏でられた間奏が終わっての大サビ前転調でも、さくらいさんが急ぐことなくゆっくりたっぷり時間をとってカポをとって→挟んで、をしていたので変な間が。
待たされている間もじっと手元を見守る小春ちゃん、さながらおじいちゃんと孫である……………………。 (※そこまでの年齢差じゃありません)

ていうかまじか〜〜〜このコンディション(高音出ない)で転調も歌うんか〜〜〜〜い!!!!大丈夫か〜〜〜〜〜〜〜!!!!(笑)と思わずツッコミ入れてしまったんですが、いざ歌い出すとこの最後の大サビの3人でのハモリ、本当に重厚・濃密で。
感動して「心配してごめん!!」と心の中で謝ったものの、でもやっぱり所々のさくらいさんがひとりになるところははらはら(笑)

最後まで気の抜けない反面微笑ましい、ある意味で貴重な「くるみ」となったのでした。





曲が終わったさくらいさんは前述の通りミスなんてなかったかのようにゴキゲンなご様子(笑)
小春ちゃんに「もう戻って思う存分飲んでてください(笑)」と言われてにこにこ顔で「おじゃましました〜〜(両手顔の横でばいばい)(わけがわからないくらいかわいい………………………………)」と満足げに退場していったのでした……(笑)





6.愛の讃歌
さて、またおふたりだけに戻ってのお次の曲はこちらの曲。
今度はじぇん呼ばなきゃじゃん!!!!!!!wwww」と思ったそこのあなた、握手してください
(※かつてスペシャルライブ「すずきのすすきの」のアンコール1曲目でじぇんがボーカルをとって歌ったのがこの「愛の讃歌」だったそうな、会報に載ってる写真が強烈)


朗々と歌い上げるももちゃん、伴奏する小春ちゃん。
時々脳裏によぎるじぇんを振り切りつつ(笑)聴いていると、「あなたと2人で」の詞のところで

もも♪さくらいさんと2人で〜〜〜〜〜〜………………(振り返って止まり、)……もう帰っちゃったか〜(笑)(お客さん笑)」

そのあと何事もなかったかのように歌を再開させてさらに笑いが起こったのでした。





7.ムスタファ
そして本編最後の1曲がこちら!
とっても私事〜〜なお話になりますが実はこの曲が私とチャラン・ポ・ランタンの出会いの曲だった、と今年になって発覚したのでなんだか感慨深かったです……。
高校生の頃、街頭のスペシャかMTVかで見かけて帰ったら調べてみよう!とケータイにメモしたのがこの曲だったんです。
ただ、「ムスタファ」しかメモしてなかった上に何故かそれがユニット名だと勘違いしていて調べても出てこなかったんですよね。(たぶん「チャラン・ポ・ランタン」で出てきて気づかなかっただけ)
そして月日が経ち2016年、虹ツアーが発表されまして。アコーディオンで参加される小春さんってチャラン・ポ・ランタンの方なんだ〜どんな曲やってるんだろ〜とYou Tubeで調べて出てきたのがこの曲で、やっと点と点が繋がったのでした……。(完)

とまぁそんな思い出は置いておきまして!
演劇的な歌唱に軽快な曲調、というこの曲はサーカス小屋のようなステージとベストマッチ。
フェスを寂しくではなく華やかに締めるクロージング曲、いいなぁ。前曲の静、この曲の動、というイメージとしての対比にもフェスを締める打ち上げ花火!!という印象を受けました。





En.アジアの純真
で、本編〆のムスタファが打ち上げ花火ならこの曲は打ち上げの乾杯かな、ビールかけかな(笑)

今度出されるカバーアルバム「借りもの協奏」に収録される1曲を、とのことで演奏されたこの曲。
原曲よりもだいぶ、いやかなり速いテンポの上原曲以上に賑やかな印象。
特に原曲ではエフェクターかけててメインのボーカルとは完全に区別されてる「北京ベルリンダブリンリベリア……」の繰り返しをほぼ同じ音量&ツインボーカルの勢いで歌ってるのに衝撃を受けた……(笑)
聴きながら「アジアの純真こんなだっけ!!?!」って思って帰ってすぐさま原曲確認したわ……衝撃だった…………(二回目)(笑)
しっかしこの曲ほんと歌詞の意味わっかんないわー!(笑)

とにかくほんと、PUFFYのゆるっとした雰囲気とは好対照の踊り出して跳ね回りたくなるようなはっちゃけたアレンジでした。そんな演奏だったもんだからもっと聴きたくもあったんですが、元々出る予定だった時間を過ぎてしまっていたので後ろ髪を引かれながらもの退場。
チャランポさん楽しいクロージングをありがと〜〜〜〜〜〜〜!!!!そして小春ちゃん!!!!次は!!ぜひ!!虹ツアーで!!お会いさせてくださいな!!!!!!!!!
に、虹ツアー………………(´;ω;`)



(´;ω;`)




……は置いときまして、最後に超絶に独断と偏見に満ちたレポ絵的なものと簡単に他のミュージシャンさんたちのライブの感想を放り投げまして今回の感想文を締めたいと思います!!!!











・きーとーくさん
ご飯食べながら音漏れ。お目当てのモンスターダンスが聴けて嬉しかった〜!!

・きゅうそさん
♪ウィーアー(お客さんざわざわ)

登場したセイヤ氏「海賊王に、俺はなる!!!!!!!
……パイレーツステージかと思ったらバンディッツステージやった(会場笑)」
ロックロックでは聴けなかったファントム略を聴けた&ナウシカ見れて大満足……セイヤくんのサギグラファーの振付?は前回見た時よりキレが増していた……

・なんとかかんとかラスベガスさん
ウカスカで体力使い果たして後ろに下がって休みながら。電子音楽?ダンスミュージック?とデスメタル?の融合といった今まで聴いたことのない音楽性に驚いた……。
1曲も知らないつもりで聴いてたんですが、1曲見てたアニメのOP曲があったのであなたたちだったのかーーーっ!!と勝手にアハ体験してました(笑)

・エレカシさん
髪切ったみやじかわいい……!!いつも耳出してない人の耳っていいですよね……。
あの細い身体ながら、全身から存在感とエネルギーと「生きる!!」というメッセージを溢れさせているような人でした。
お尻ぺんぺんしたり歌いながらどんどんシャツのボタンブチブチ引きちぎっていって最終的には脱いでたり(笑)エブリバディ!!(byみやじ)
ちなみに後日放送された映像を見たら袖から身を乗り出してライブを見るなんとからいなんとかとしさんがばっちり映り込んでいたという……(笑)

・マンウィズさん
自分が見たステージでは一番の客入りだったんじゃないかな。MCのとき鼻から上しかモニターに映らないのかわいいです。
ボーカルの人の「山口には本当に感謝してます、ありがとうございます、石川佳純さんを生んでくださって!!!!みなさんには石川佳純さんと同じ血が流れてるんですね!!!!」のMCには笑ってしまった……そうか……オオカミさんは山口の人どころか人間じゃないもんな…………(笑)

・ものあいずさん
ほそみたけし43歳……?いや嘘でしょ……。
刺青入れたいかついルックスと子供みたいな天使みたいな太陽みたいな、「楽しい〜〜〜!!」って感じで連発する笑顔のギャップ……あれはいけない本当に…………。

細美さん「本当に感謝してます、一番いい時間にブッキングして下さって。
どういうことかというと、みなさんは夜になっても照明でステージが見えると思うんですが、今この時間はみなさんが夕陽に照らされてるんです。
気づいてないと思いますが、夕陽に照らされてるお前らは今本当に綺麗です。それを見られるこの時間にライブを出来て本当によかった。」ってMCがとってもナイスでした。

あとスコットさんがギターをマシンガンに見立ててぶっぱなすジェスチャーもたまらなかった、楽屋でピカチュウゲット出来たそうでおめでとうございます!!笑

・かなぶーんちゃん
ちょ〜〜楽しみにしてました!!!!!!好きなんだ〜〜!!!!
普段のかなぶーんの客層と違ったみたいであのかわいらしいグッズとファンの人たちからは考えられないくらいにペットボトルが次々打ち上がり人々が走って回ってぶつかり合うとんでもない客席になっていた……こ、こわかった…………。

「みんなお腹減ってない?何食べたいー?」
客「チャーハン!!チャーハン!!」
の流れからのないものねだりめっちゃ嬉しかった、一番聴きたかった!!
そうか、MVでチャーハン作ってるからか……どっちかというと私の中では水浸しのケーキの印象の方が強かった…………(笑)
それとフルドライブシルエットも聴けたからもう文句ナシです、めっちゃ嬉しかった……。




と、だだだだっと書きましたがほんと〜〜〜〜〜〜にロケーションも!!音響も!!音楽も!!すっごくよかった!!!!行ってよかったよ〜〜〜!!!!
またタイミングが合ったらぜひ行きたい!!今度こそ山口Tシャツ手に入れたい(笑)(今回は売り切れで買えなかった( ´・ω・`))


ではではお粗末さまでございました!!



GC20回スペシャル 〜僕と桜井和寿のメロディー〜 東京&大阪感想文2

そしてお次の曲に参りまして、MCなしでそのまま入ったのはなんと!



12. 妄想満月 / よひと+さくらい



告知のビラやサイトに書いてあったからやるんじゃないかとは思ってたけれど!実際やるとびっくりしちゃうなぁ……(笑)
バンドによるアレンジのなされたイントロのあと、原曲と同じくアコギの弾き語りでスタート。よひとさんもさくらいさんも2人ともアコギだったような。このアコギを弾きながらスタンドマイクで歌うおふたり、弾きながらの体の揺らし方と息継ぎでマイクから離れるタイミングが全く一緒なんですよ!!あんまりに息ぴったりで「伊達に中年のゆずじゃない……!!」と感激してしまったものです。(ふたりをななめ後ろから見る形だった&中年のゆずのMCもあったし服装同じな東京公演で特に感じました、ちなみにゆずが実際ああいう動きをするのかは知りません……笑)




そして原曲の声が声(ドエロい)だけに聴いていて特に気になったのが声と歌い方でした。
CD同様巻き舌気味で歌い方は再現しつつ、でもなんだろうな、特に大阪、めっちゃ声が元気だったんですよ……(笑)元の妄想満月って歌詞も声もやっぱりねっとりしてる(私感)じゃないですか、気だるげで粘着質で妖しくて……。でも今回はテンション高い&今の声質が昔と比較して割と高く明るめで透明感があるものですっごく健康的な妄想満月と化していて。ちょっとだいぶおもしろかったです、ストーカーというよりナンパって感じだった……(笑)(??)東京はもう少しストーカー寄りだったような気がします、それでもかなり元気ではつらつとしたストーカー感ありましたが(???)
昔の声と今の声ってこんなに違うんだなぁ、ということを特に強く感じさせられた1曲となったのでした。




あとやっぱりもうひとつのポイントは間奏のあの遠吠え!!!!よひとさんもさくらいさんもギターに集中しててマイクに向かってないし口動いてないし、Kくんはハープだし……。あれは事前録音だったのかな。それにしても誰の声だったのかとても気になります……声的にさくらいさんではない気がするんだけどどうなのだろう…………。

13. フォーエバーヤング/よひと+さくらい+ K


この曲の前もMCなしで。GCを象徴する記念碑的な曲のひとつです。この曲、大好きなのでまた聴けて嬉しいなぁ……そしてこれもまたミュージック同様ゆずのふたりがいないのに不思議な感覚を抱かされたのでした。それくらいにゆずの印象つよい……。
(そして個人的にずっと思ってることなんですがスピッツのニューアルバムの「コメット」のイントロってフォーエバーヤングのサビメロとめっちゃ似てない……?フォーエバーヤングが好きだからコメットのあのメロディも好きなので自分的にはなんにも問題ないんですけどほかに誰も思ってないのか気になる……わ、私だけっすか…………ちなみに妹に聴かせても似てるって言われた……………………笑)
曲自体もともと好きなのに加えてさらにたまらなかったのがこの曲の照明演出!!!!
最初はKくんの歌い出す「夕暮れ」の歌詞に合わせて夕焼けを思わせるオレンジ色の照明で穏やかに照らし出していたのが、「♪ら〜らら〜らら〜らら、らら〜らら〜らら〜」で一転。ミラーボールがまばゆく輝いて会場中にオレンジの光を反射するんです。さっきまでのオレンジが夕焼け空のオレンジだとすれば、ミラーボールが放つのは今まさに眩しく残像を焼き付けながら沈む夕陽そのもの。そして儚く切ないようでありながら強く鮮烈なその光の下で、まだ輝きは失われていない、太陽は沈まないんだと「フォーエバーヤング」を奏で歌い上げるさくらいさん。歌の世界観をそのまま現出させたその光景は、本当に夢のように美しかった。焼き付いて離れない。
「もう20年以上の付き合い」「中年のゆず」だなんてふざけているようで伏線のように自分たちの年齢や経た年月を意識させてきての「フォーエバーヤング」、こんなのぐっときちゃうに決まってるよ、ずるいなぁ……(笑)まんまとひっかかったよ私は!


・MC




【大阪】


さく「次の曲もカバーになるんですが、東京ではやった時お客さんの反応あんまよくなくってね(笑)でもTwitterでの反響がすごくてぇ!(笑)
乃木坂フォーティー……なんだっけ?(笑)(会場笑)……しっくす!!(笑)いや、いろいろあるでしょ?(笑)(エイトとか、の意)
すごくいい曲でね。このバンドでやったらすごくよくなりそうだなぁと思って。あとたぶん作曲寺岡呼人、作詞桜井和寿って言ってもおかしくないような(笑)通じるものを感じたんです。
それではお届けします、『きっかけ』!」

14. きっかけ(乃木坂46カバー)/よひと+さくらい+ K


一体誰がこのカバーを予想できたでしょうか???????まさかすぎる………………!!!!
原曲はピアノメインの唱歌的な趣もあるものですが、ここで披露されたのはテンポもテンションも上がりロックアレンジ・バンドアレンジのなされたもの。それだけでもこっちのテンションも否応なしにあげられてしまうというのに、加えてステージを左右に動き煽りながら笑顔で煽るさくらいさん!!この曲好きなんだな〜〜と感じてさらに楽しくなってしまいました。
そして個人的な極めつけはこの日(大阪)お隣で一緒に見たのが乃木坂ファンな某先輩だったことでして……(笑)
ジャコビニ彗星が加わったことで代わりにきっかけカットの懸念が生まれて「お願いします、お願いします……!!」って祈ってた先輩がMCで乃木坂の一言を聞いて「よっしゃあ!!!!」ってガッツポーズするの見てほんっっと今日来てよかった〜〜〜って思いました!!!!(笑)曲中もめちゃくちゃいい笑顔でノッててサビで振りつけもしててね!!!!
いや〜〜やっぱ「その曲」や「その人たち」が好きな人と一緒にそれを聴けるのって格別ですね、ほんとに勝手にこちらまで嬉しくてたまらなかった……お隣で見させて頂けて本当によかった、ありがとうございました、楽しさ倍増でした(笑)
それと歌詞のお話!自分がさくらいさん本人が言っていたような「作詞桜井和寿」感を最も感じたのがBメロの「『何に追われ焦るのか?』と笑う 客観的に見てる自分が嫌いだ」だったんです。例えばHANABIの「妙に器用に立ち振る舞う自分はそれ以上に嫌い」に表れているような、上辺だけの器用さよりも不器用であっても本質を掴めることの方を大事にするさくらいさんの歌詞と通じているんじゃないかなって。
だからね!!!!そりゃKくんのハイトーンよかったよ、でもね!!!!ほんっっっとうにさくらいさんにBメロ歌ってほしかった!!!!!!!!(笑)
いつかフルでカバーして……くれ……ないか………………(見込み薄)
あともうひとつ歌詞のお話をすると、さくらいさん、「悩まずに行けるけれど」を「迷わずに行けるけれど」と変えて歌っていました。2日前にロストマン(迷子)を歌った気持ちがちらりと覗いたのかな、なんて思ったりもしたけれどさすがにそれは考えすぎかな。


15. シーソーゲーム ~勇敢な恋の歌~ / よひと+さくらい


 ( ⌒ー⌒ ) (記憶がない顔)
唯一覚えてるのは東京SB席で聴いた時、お隣のいぶちゃんともう思う存分跳んで腕出して笑ってはっちゃけて、腕当たるたび興奮で2人とも鳥肌立ってるのがわかってさらに笑えてきて(笑)、そして目の前(SB席側)に笑顔で駆けてきたさくらいかずとしのあまりの近さに抱き合って怯えたことです!!!!!!!!曲の記憶が残らないくらい最高に楽しかった!!!!!!!!!!!
大阪の記憶はまだちょっと残ってる、「歌えるでしょー!?」っていいながらバックぐるっと回るさくらいさんはやっぱりどう控えめに見ても地上に舞い降りた天使でした……。(言ってることほぼ同じ)
あと東京やap初日では下げてた「僕は今恋に落ちてく」を全く下げずに悠々歌っていたあたり本当に声の調子がよかったんだろうなぁ大阪……。野外ライブ3日間こなしてのこの声の出、感服です。



16. innocent world / よひと+さくらい


またしても記憶ナシソングですありがとうございました( ˘ω˘ )大阪ではよひとさん振られて歌ってた気がするんだけど東京もだったっけ……?記憶なし…………。


今年も去年も何度も何度も浴びてきた曲だけに「じぇんのあのドラムじゃない、あの嬉しそうな顔がない」「たはらさんのあのギターじゃない」「なかけのあのベースじゃない」と強く思わざるは得なかった反面、でもこの曲を思い切り楽しまないなんて損損!という気持ちで手を振って跳んではねて!!と楽しみきったのでした。



17. バトン / よひと+さくらい


たしか前曲が終わった後のよひとさんの名残惜しそうな「終わりたくないなぁ、これからも続けていきたい」「次の曲はゴールデンサークルのテーマソングのひとつにもなっています」といった紹介のあとにこの曲。ふたりで共作しふたりで歌うバトン、「僕と桜井和寿のメロディー」というイベント名にふさわしい〆の曲。






・ENCORE




【大阪】


先によひとさんが出てきた後いたずらっぽく
よひ「5回目の衣装チェンジです(にやにや)さくらいかずとーーーし!!!!!」と呼び込んでさくらいさんの登場!今度はGCの白Tを着ててよひとさんとお揃い…………のはずがよひとさん細くてさくらいさんむっちむchたくましいから「これほんとに同じTシャツか????」などと考えてしまったのは致し方ない…………。
よひ「オープニングの映像の頃を思い返すとカバーばかりしていました。
いい曲をこれいい曲だよねって言い合いながらカバーするのが楽しくて……RCとか松田聖子とか……(ううううたってえええええ(´;ω;`)聖子ちゃん聴きたさ…………)」
さく「今度は歌本置いといて見ながら(カバー曲)やるのもいいかもね(笑)」
よひ「次の曲もカバー曲なんですが、ぜひさくらいに歌ってほしいと思って選びました。さだまさしさんの曲です。
これは震災をうけてさださんが作られた曲なんですが、この歌の2番に「悲しみの海の向こうから喜びが満ちて来るように」という歌詞があって、さださんはこの歌を東北で歌うかどうか迷ったんだそうです。でも、東北の人たちが「さださん、私たちはずっと海と一緒に暮らしてきました。そして今でも海を恨んでいません」と言って歌ってほしいと言って、それを受けて歌ったんだそうです。」
といった紹介を受けて、その曲に入ります。

18. いのちの理由(さだまさしのカバー) / よひと+さくらい


apの前後で感想が全く違った曲。その極みが、パート分けしておふたりが交互に歌う中でさくらいさんが歌った
「私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに救われて
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを救うため」
の歌詞、でした。


apの前の東京公演で聞いた時は「何処かの誰かに救われ」た──メンバーという等身大の自分を知っている、最初に自分の歌を聴いてくれる存在と共に深海など苦難の時代を乗り越え、その乗り越えた先に生まれた歌や笑顔が今は「何処かの誰かを救」っている桜井和寿を想ってしまわずにはいられませんでした。
救われて、救っている。本当にさくらいさんそのまんまだよ。初めて聴く歌だからと歌詞を注視してなぞりながら聴いていて、その歌詞をさくらいさんが歌った瞬間、そう思い至った瞬間、涙を零さずにいられなかった。
そしてapのつい2日後の披露となった大阪公演では、その歌詞にダイレクトにあのオープニングで「救いの歌」「toU」を歌っていた石巻のさくらいさんの姿を思い起こさせられたのでした。まさに彼が震災の被害のあったあの地で「救う」のを目のあたりにしたあとの、この曲。
あなたが救ったこと、知ってるよ。あの場所で見たあなたは、紛れもなく救う人だった。
それをもう1度噛み締めながら聴いていました。
いずれの公演にせよ、このパート分けを決めたのがどちらなのか誰なのかなんてわからないながら、「こんなのずるすぎる」「この歌詞をさくらいさんが歌うのが聴けてよかった」「このパート分けにしてくれて、ここをさくらいさんに歌わせてくれてありがとう」などなど思ってなりませんでした。本当に、ありがとう。こう歌うさくらいさんを目のあたりにできて、本当によかった。
そして大阪で歌ったこの曲であったのが歌詞替え。
「しあわせになるために  誰もが生まれてきたんだよ」が、
「しあわせになるために  誰もが生きているんだよ」、に。
「生きている」って、より強い現在の肯定な気がします。どんな想いを込めて彼はそう歌ったんだろう。はっきりとはわからないけれど、でも、言い間違えなんかじゃないと思いました。
Artは「生きる術」という意味でもある、という言葉も頭をよぎりつつ、やっぱりすこし石巻のことを思い出しながら。

19. Tomorrow never knows / よひと+さくらい+ K


これをソロで聴くことになろうとは……。これもまた、innocent world同様今年数多く聴いた曲のひとつであったためなんだか不思議な気分になりました……さくらいさんひとりだぁ……(笑)
聴き入る1曲なのですが印象深かったのは東京公演のこの曲か次の曲に入るタイミングでのワンシーン!マイクスタンドからマイク抜いたさくらいさんがマイクスタンドどうしよう〜〜って若干おろおろしてからもういいや!えいっ!って感じで自分で後ろに下げてたのね、かわいかった〜〜!!




あとこれは自意識過剰かよって感じに思われたらヤなので誤解せずに聞いてほしいアレなんですが、たしか東京のこの曲でさくらいさんこっちの方向振り返った時に「ん!?」って感じで二度見したんですよね……。
お隣のいぶちゃんと「あれなんだったんだろ……!?笑」と話したくらいだから幻覚ではないはず、なんだったんだろ…………(笑)



・MC


よひ「オープニングの映像の頃、一緒にツアーを回っている時に作った曲です。1991年、この曲からはじまりました!!」




このMCと来たら!!!!



20. 星になれたら / よひと+さくらい


この2人のド定番、GCのお約束!!!!「星になれたら」!!!!!!!!




もちろんとっても楽しくて、よひとさんとさくらいさんの距離も、お客さんと彼らの距離も精神的にも物理的にもぐっと近くなる曲。縦横無尽に走り回るさくらいさんが満面の笑顔で目の前に両腕広げて走ってきた時はもちろんいぶちゃんと抱き合って震えました、えぇ(存在と笑顔の圧はんぱない)
そこからの2番でさくらいさんとよひとさんが肩を組んで指差ししながら「この風はきっと『どこかで君と』」を「武道館へと!!」「城ホールへと!!」と歌うド定番シーンも健在!!!!
プラス個人的に好きだったのは東京の1番「何度も耳を塞いでは」のさくらいさん。ここから「だけど今度は」あたりまでずーーーーーっと片手で耳塞いでました(笑)いつになったら外すんだろって思った……耳塞ぎながらずっとノリノリで身体動かしてたから踊る方に意識いっちゃったのかな……片腕上げて身体くねらせてるのとてもセクスィー♡だったのでよいと思いますとてもよいと思います
しかしながら、そんな人懐っこい曲であることが裏目に出てしまうような、裏切るような出来事が起こってしまったのがこの曲でもありました。ちょっと悲しい話なので以下反転。

それが起こったのは東京公演。ステージを縦横無尽に走り回って会場中を煽るさくらいさんは、2番に入ってよひとさんと一緒にステージのバックサイドをぐるっと回るんですよね。
2人は客席に向かって手を伸ばしてタッチしながら駆けて行くんですが、それを見た時目を疑いました。
さくらいさんの腕を掴んで離さない人がいたんです。
SBの北西~北の間くらいだったかな。全然離さなくて、さくらいさん困ったような怯えたような顔をして(ちょうど自分の席がさくらいさんの顔がまっすぐ見える場所だった)よひとさんを見るんだけど最初よひとさんは気づかなくて、やっと気づいたよひとさんが戻って引っ張って手を離させて、そこでさくらいさんのブレスレットが外れて慌てて拾ってポケットに入れてた。
なんでこんなことに?なんでこんなことを?本当に理解不能だった。
ついでに自分の前の席の人たちがさくらいさんが目の前に来たら席乗り越えて1列目まで降りて行って手伸ばしていたのも意味がわからなかった。(これはMIFA武道館のときもあったね……)
ファンとしてとか人としてとかいう話は敢えて割愛するけれど、その行動、「その人」が喜ぶかなぁ?私にはそんな顔に見えなかったし、そんな顔をさせてしまうのは考えてみればわかることだったんじゃないのかな。
ねぇ、愛とは想像力だって誰かが歌っていたよ。
ちなみにこのことを受けてか、大阪ではさくらいさんSB席に手を伸ばさないどころかSB席側の手でマイク持っていたしもう一方の手は身体に寄せてしまい込んでいた。
かなしい。

聴いていても一緒に飛んでいても楽しかったのは本当だよ、本当に楽しかった!!!!それだけに、100%楽しかった!!と言い切れないのが悔しいです。

・ラスト



たしかみんな揃っての挨拶のあとさくらいさんとよひとさんが2人だけ残って肩くんでーの挨拶でした。その最後の2人がすっごくハッピーそうで!!たまらなかった(´;ω;`)
「ゴールデンサークル  レスリーキー」とか検索したらすぐ出てくるからみんな見てな……えぇ写真ですわ……(´;ω;`)レスリーキーさんまた是非何かの機会があったらさくらいさん撮ってほしいです……!!





というわけで最後尻すぼみのような形になってしまいましたが、そんな感じで初めてのさくらいさんだけがゲスト(プラスKくん!)のGCは幕を閉じたのでした。以下に超絶雑な衣装レポ絵!!!!
苦いシーンもありましたが( ´・ω・`)でも本当に!!!!彼らが見せてくれたステージ自体は楽しかったです!!!!!!!!これほんと!!!!!!!!
フェスラッシュの真っ只中(ap3日間の後の大阪とかね……)ということもありさくらいさんの体調や喉のコンディションを心配しつつの参加ではありましたが、GCの醍醐味である長い付き合いの2人のゆる〜いMCやコラボ、普段は聴くことのできないカバー曲などなど、どれも思う存分味わわせて頂けました。GCはさくらいかずとしというボーカリストの歌声を堪能するには最高の舞台だなぁと毎度のことながら思います……ほんと自分の歌にしちゃうんだもんなぁあの人は…………。
特に大阪!炎天下のフェス3日間の後とは思えないくらいの絶好調な声に感激するしかなかった!!
個人的には蜜蜂、I LOVE YOU、きっかけ、いのちの理由あたりがこの2回きりしか聴けないものなのが本当に惜しいばかりです……み、みんなに聴いてほしい……ほんとによかったんだよ…………いつもは放送あるからてっきり今回もあるかと思ったらまさかのライブのみだと………………(´;ω;`)(※感覚が麻痺している)(それがほんとは普通です……)


何かの拍子にひょっこり映像出してくれないだろうか…ぜひ…ぜひ…………
その一方で、やはりMr.Childrenのさくらいかずとしと単独でのボーカリスト・さくらいかずとしは違うんだなぁということも思ったり。
例え同じ曲だとしても、声色も歌い方も気負い方も全く違う。今年の夏、何度もフェスでのMr.Children・ウカスカや単体のステージを交互に観て何度も同じ曲を歌うのを聴けたからこそ、本当に身に染みて感じました。
Mr.ChildrenとしてMr.Childrenの曲を歌う時の彼の声は、それ自体がメッセージ性を帯びるんです。
どこがどう違うのかを言葉で説明することは出来ないのですが、でも絶対にそうだと言い切れる。
「Mr.Childrenしか勝負する場はない」というかつての彼の言葉は、もう声ひとつからでも窺えるくらいに深く強く根づいているのだと感じました。
そしてMr.Childrenを背負ったものとして歌う彼の声も・ただ純粋に音楽と一体になることを楽しんで歌う彼の声もどちらもそれぞれ唯一無二に大切なものだと思い知れて、なんだか逆に嬉しかったです(笑)
今年そのどちらもを味わえる機会を貰えたことは本当に贅沢でありがたいことだったんだなぁ、感謝をしなくちゃな、です。
今書きながら自分で「フェスイヤーだった2016年の締めくくりにぴったりな記事になったなぁ」と思ってしまった……(笑)
この記事で2016年の感想文は〆になるかなと思います。まだロックロックとapと京都音博が残ってるんだけど年内の完成はちょっと難しそうだな〜〜……。(無念)
そんなわけで、今年もお付き合いありがとうございました。来年もまたいろいろ書くかと思いますが、時々薄目で読んでもらえたり、読んで「私はこう思った!こんなライブとして見た!」っていうような「あなたの感想」を教えてもらえたりしたらとても嬉しいです。人のライブの感想を聞くの、本当に大好きなんです。
もちろんいつも映像化はとても嬉しく受けとめているんですが、でも、ともすれば絶対的に正確であるはずの映像よりも「そのライブで起こった音楽の魔法」をそのまま真空パックしておけるのが人の記憶なんじゃないか、とも信じています。
映像にはその会場のお客さんの空気や、移り変わる空の色や真夏の陽射し・夕暮れの西日の熱さ、海風の涼しさ、激しく打ち付ける雷雨の冷たさとそれにかき消されない会場の熱気や、私や誰かがその席から見た時に浴びた照明や聴こえた音、見えた景色は収められやしないから。
だから、「あなたの見たライブ」の話を聞かせてもらうのが本当に大好き!
いつかよければ聞かせてくださいね、と誰にともなく投げかけておきます(笑)
ではでは、2016年、ありがとうございました!
2017年もどうぞよろしくね。

GC20回スペシャル ~僕と桜井和寿のメロディー 東京&大阪感想文

こんにちはーーーー!!!!!!!まさかのもう年末だよこんにちはーーーーーーーーっっ!!!!!!!!!
もう4、5ヵ月も前になってしまいますがようやっと書き上がったのでGC感想文をお送りしたいと思います!!!
この度幸いにも東京公演・大阪公演両方に参加させて頂くことができたのですが、東京はライブ後きちんとメモを書き残しておくことが出来なかった&ステージの後ろ……SBのめちゃくちゃ近いお席だったために間近で浴びたご本人様のオーラと笑顔で記憶が消し飛んでしまいました。(誘ってくれたいぶちゃんありがとうありがとう、さくらいかずとしさんって実在してたんだね)(呆然)
なので今回、大阪の記憶をメインに東京のMC等をちょこちょこ補足していくスタイルになっております。その点ご了承頂ければと思います。
ではでは以下スタートです。















【Golden Circle 第20回記念スペシャル ~僕と桜井和寿のメロディー~】
7.5 日本武道館
8.2 大阪城ホール





まずはちょっとした振り返りから。
7月の武道館!これは前述の通りの1階北東SB席だったのですが、あの、もう、本当にステージがすぐそこで。
震えるしかなかったのは言わずもがなです。
でも「今からそこに出てくるの!?」と震えながらステージを見るとどのスタッフさんもみーんな背中に「容赦なく全員上跳べ」の文字を背負っていたものでそこでちょっとなごみました。ほんとにみんなダイノジTシャツヘビーユーズしてるんだ……(笑)
上手側だったので、よひとさんとさくらいさんが出てきた時はさくらいさんを手前に、よひとさんを奥に見る感じ。お陰様でずっとさくらいさんが見えててああああああああああ(´;ω;`);;;;;;;;とか言って1番近いのはKくんですけどね☆☆☆☆☆さくらいさんに自慢できるわこれ(さくらいさんのKくん好きっぷりはこのあと遺憾なく発揮されます)
8月の城ホ!は!下手側の前方スタンド!よひとさんを手前に、さくらいさんを奥に見る感じです。武道館では見えなかったモニターもステージ全体もよく見わたすことができる席だったので、おふたりの動きやモニター、照明等の記憶もだいたいこちらからひっぱってきて書いています。
そして時系列としてはapの2日後というのがやっぱり印象深くて。時々そのことにも言及しつつ書いていくつもりです。というインフォメーションでした。



さてさて開演時間の19時となり、GC恒例のプレゼント企画の告知からスタート。映像ではなわがスタンドとアリーナそれぞれから当選者を発表する、というおなじみのものでした。
告知等が終わるとオープニングがはじまります。
それぞれの始まるタイミングや順番は正確に思い出せないんだけど、呼人さんとさくらいさんの軌跡の第1歩目だったともいえる共作曲・「星になれたら」のインストバージョンが流れるとともに、ステージ真上に設置されたミラーボールがエメラルドグリーンの光を回転しながら反射することで会場は幻想的な空間に。ここは本当に何度でも感動してしまう。
ちなみに東京ではこの時既にさくらいさんがステージの上に上がっていた(大阪ではまだ出てきてなくてもう少し経って1曲目が始まるタイミングで出てきたように見えた)&SB席だったので、降り注ぐミラーボールの光の中で祈るように・心を澄ますように俯くさくらいさんを見ることが出来息を呑みました……本当に綺麗だった…………(´;ω;`)
そもそも自分がミラーボール好きでいつかミラーボールに照らされるさくらいさんが見たい!!と思っていたこともあって本当にあれは忘れられない……確実にひとつ夢が叶った瞬間でした。本当に今まで想像していた以上に現実の彼は美しかった。
そんな幻想的な空気の中、モニターでは91年の呼人さんのヒズフレンズツアーの映像が流されます。
映像の中で黒のタートルネック姿のさくらいさんは肩を思い切り動かしながら一生懸命!な感じで歌っていたり、歌い終わりにYeah!みたいな手をして会場にアピールしたりと若くてあどけなくて……ってちょっと待って今気づいたあの映像のさくらいさん年下じゃんうわつらい(脱線)


よひとさんとマイク一つで歌うふたりの姿も3回くらい映ってほっこりしつつ見ていると、画面に手書きの文章が。
「アマチュアバンドのMr.Childrenの桜井と一緒にツアーに出て歌を作った。実りの多いツアーだった」といった感じ。当時書いたものなのかな。

ここで映像は終わり暗転。ついにライブが始まります。





1. ミュージック / よひと+さくらい+K 


明転し持ち場につく演者たち。大阪ではもうここで驚きました、さくらいさん、まさかのapオープニングの衣装!!!!!!!!(´;ω;`)(´;ω;`)一昨日別れた櫻井和寿さんじゃないですかァ(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
GC大阪とap最終日の間は8月1日のみ。中一日を移動日として石巻から直行したことと思います。衣装が同じだったのはそういうことじゃないかな。多忙なスケジュールに大変な移動、本当にお疲れ様でございます……!!(´;ω;`)
毎回恒例ながらこの曲でのさくらいさんは手ぶら。いつもなら手持ち無沙汰に客席に手拍子を煽っているところなのですが今回は手拍子煽りではなくくねくね(横腰振り)メインだったため若干驚いたり。apでもくねくね多かったし今はくねくね強化週間なのだろうか……(?)
そして満を持して「君に似た〜」からさくらいさんも歌い始めるのですが、ここで某先輩の「君に似た〜の部分を聴くとキャー!!って歓声があがるの思い出してしまう」という発言を思い出して実際の歌と歓声を聴いてもちょっと笑ってしまった……(笑)(今度から思い出さずに聴ける自信がないぞ!!!!笑)




そうそう、それと今回は「僕と桜井和寿のメロディー」。メインはふたり!
今まで自分が行ったGCではほとんどゆずの岩沢くんがいてサビの高音ハモリをやってくれていたので、そのハモリパートをやる人がいない今回のミュージックはちょっとだけさみしかった( ´・ω・`)さくらいさん下ハモリだったもんね( ´・ω・`)たまにはこの曲で上ハモリパートやってくれてもいいのよ( ´・ω・`)(私が聴きたいだけ)



・MC(大阪はここでのMCなかった気がするため割愛)





【東京】

よひとさんがGCへようこそ!的な前説をした後ゆるいトークへ!
よひ「盟友でもあり親友でもあります!さくらいかずとーーーし!!!!!!」
さく「Golden Circle、20回目なんだって。すごいよね!(←口調かわいい)
今まで何度も出させて頂いてて……(俺って)最多?」
よひ「そう!」
さく「なんかちょっとしたホーム感ありますもん。よひとくんのうちでよひとくんの友達の先輩(???正確に忘れたけどとりあえず「それ遠くない????www」って思った記憶が 笑)とかと歌本開いて歌ってたのみたいな、そういう感覚です。」
よひ「今回の衣装、事前に『デニムとネルシャツとTシャツでどうですか!』とは言ってたんですが、まさかここまでかぶるとは…………(笑)(会場爆笑)」
そう、たしかよひとさんは東京大阪両日同じ衣装だったんですがさくらいさんは東京と大阪で衣装違いました!
東京の衣装は色や形が若干違うだけで後ろ姿だけ見ればペアルックです(笑)(SB席なので背中がよく見える)
よひ「まるで中年のゆずのような(笑)(会場笑)」
さく「(笑)
まだ1曲しかやってないから!!!!!!!(笑)(焦)(喋りすぎ!的な感じ)」←フォロー?なのか?かわいい(笑)
よひ「次の曲は僕がソロでデビューするという時にさくらいが歌詞を書いてくれた曲で、1996年の曲になります!!!!!!!」


1996年といったら!!!!!!!



2. これが僕の愉快なヒューマンライフ / よひと+さくらい


あぁ〜〜〜〜〜〜やった〜〜〜私この曲聴きたくて申し込んだんだよ〜〜〜!!!!ってなくらいに大好きな曲!!!!
ニヒルで厭世的でありながら居直ったようなこの歌詞を書いたのが深海当時のさくらいかずとしだと思ってうっ……(´;ω;`)となりつつ、今20年後の彼が笑顔で歌ってることにぐっときてしまう……。 
なによりここでアコギを持ったさくらいさんが弾きながらノリノリで右手振り上げたり、照明もギラギラビカビカフラッシュだったりするわけで、もう観てるこっちもテンション上がらずにいられない!!!!あとやっぱりさくらいかずとしの歌うですます調歌詞は最高ですありがとうありがとう(小声)(安定)
余談になりますがこの歌ほんと大好きでね、昨年MIFA FPの1st Anniversary公演でわだしょとさくらいさんによるこの歌を聴いていたく感動した私はこの歌が収録されている呼人さんのアルバムをCDショップとブックオフを行脚しインターネットの海をさまよった挙句にようやっと見つけてお取り寄せして購入したんですよ、だから呼人さんが今回のライブで配ってくれた「お中元」に収録されているのを見て、ね、ちょっと脱力したのは内緒です………………笑(いや、お中元ありがたいです……ありがとうです…………)
東京だとこれか次の曲でKくんタンバリンもやってるのも見えて「なんでもやっちゃうなこの人!!」ってなった記憶があります(笑)




【東京MC】


よひ「次の曲もさくらいと一緒に作った曲ですが、何度言おうとしてもタイトルを噛んでしまいます(笑)
『競争る為だけに生まれてきた訳じゃねぇ』!!!!!!!(よひとさんがんばってなんとか言い切る(笑))」


3. 競争る為にだけ生まれてきた訳じゃねぇ / よひと+さくらい


いい加減しつこいと思いますがこれもですます調の詞なわけでございましてありがとうございますありがとうございます( ˘ω˘ )
もしかしてさくらいさんミスチル外でのですます調歌詞の方が多い?そんなことない?




で、で、たしか大阪のこの曲か前の曲(ヒューマンライフ)で未完ニシヒガよろしくの前後の腰振り、サクステップが炸裂していたという記憶が……(笑)
数日前のap前夜祭のウカスカも前後腰振り炸裂しまくりだったのでぜひ参考のためにそちらをソフト化して頂きたいと思わずにいられないところ……(笑)(でも曲的にカットされそうな曲だったんだよねぇ……望み薄……( ´・ω・`))
とりあえず「この曲腰振るような曲か??」という疑問を抱いたことだけは言い添えて置きたいです、それくらい振ってました、えぇ
テンションあがっちゃったのかな!!欲求不満だったのかな!!いいぞ心臓に悪いが大歓迎だ!!!!




・MC
ここでさくらいさんは一旦捌けます。よひとさんコーナーのはじまりでございます!
【大阪】


よひ「さっきの最初の映像あるでしょ、あれ僕が自分で家で編集したんですよ。
しかも大阪でのライブなんです。アムホールっていうライブハウスで!(お客さんおぉ〜!!)
今回僕と桜井和寿のメロディということでやってくんだけど、20年後もこうして一緒に……なんだっけ(笑)(言葉が出なくて思い出すように必死にギターを弾く手をする、がんばれよひとさん!!笑)鳴らして!いられて嬉しいです!!(笑)
まずは明日発売の僕のニューアルバムからやってもよろしいでしょうか(そんな腰低くしなくても……笑)
……もう今から終わりたくないなぁ、長く続けたい(みたいなことをここでちらっと言っていた気がする)」
はてさてここからよひとさんによる曲紹介です。
よひ「昔ビートたけしさんが話していたんですが、昔は『清貧』という言葉があって、清く貧しいことが幸せだという価値観だったそうなんですが、それがいつしか、よりいい車、いい家を持つことが幸せということになってしまって。
けれど、ほんとは今それぞれの幸せの形があるはず、ここにいるみなさんそれぞれの幸せの『色』があるはずだと思います!『COLOR』という曲を聴いてください!」


4. COLOR / よひと
 

そのタイトルどおりに会場中、いえ客席中を虹色の照明が色とりどりに照らし回り本当に綺麗!それだけじゃなくよひとさんが歌いながらバックスタンド側もぐるっと回りお客さんを指さしたりもしていたあたり、MCの「それぞれの幸せの『色』がある」という言葉を一貫して体現していた1曲なのだと思いました。


・MC



【大阪】

(MC入る前ずっと「よっひー!!!!」って呼方いらっしゃってわらった…………(笑))
よひ「Vol.18の時にさくらいがよひとくんに合っていると思うと言ってくれてミスチルの『あんまり覚えてないや』を一緒にやったんですが……。……こんな感じ……(と言ってよひとさん、探り探りで♪あんまり覚え〜てないや、あんまり覚えてないや、あんまり覚えてないやあんまり♪と弾き語り)
(東京では曖昧な記憶で弾き語って若干ぐだぐだになって「ほんとにあんまり覚えてませんでした……(笑)」)


で、その後も自分のライブでカバーとかさせてもらってたんですが、今回アルバムを作っている中でアンサーソングを作りたいなと思って。アンサーソング、作りました。『もったいない』という曲です。」



5. もったいない / よひと

「もったいない」という単語は「あんまり覚えてないや」の中にも「なんてもったいない」という形であったなぁと思い返しつつ、「どういう意味のアンサーソングなんだろう?」と思いつつ聴いていたこの曲。それにしてもまた20いくつも歳が離れている男女が出てきたもんだから「マチルダパターン……」とか思ったのはきっと私だけではないだろう……それくらいマチルダには強烈な印象が…………………………(笑)


アンサーソング要素?関連要素?、曲調や展開(コード進行とかも似てるのかな……私にはわからない……)が似通っているというのがまずはひとつ、そしてもう一つが歌詞における言葉の技法なのかな、と思いました。
つまり「あんまり覚えてないや」の「あんまり覚えてないや」と「ちゃんと覚えてるんだ」という似ているけれど対照的な意味の言葉を使うというリリックが、
「もったいないな」と「もったいないよ」という形が似ている言葉を「無駄にしてしまって惜しい(マイナス)」の意味と「この上ない・身に余る(プラス)」という意味の対照的な言葉として使うということを通して投影されているんじゃないかな、と。
……でもこの見解は正直「逃げ」でございまして…………。この「アンサーソング」の件をきっかけに改めて歌詞を見返して初めて思ったんですよ、そもそも「あんまり覚えてないや」の歌詞、よくよく見ると難解すぎない……??
全体を通して普通に音として聴いているとなんとなく言いたいことがわかる気がするんですよ、でも改めて細部に注目して歌詞を読めば読むほどわからなくなる!!!!自分が9年間で一番聴いてきた、大好きなアルバムの、大好きな曲のはずなのに!!!!!!!!なんだこれは!!!!!!!!!!(笑)



なんか、普通に構造にしたがって読んだらこれ「君」と「世界中を幸せにするようなメロディー」よりも、「昔の家族との思い出」と「世界中を幸せにはできないメロディー」こそが大切って感じになっちゃうんだけど、曲として聴いてたらなんかそうじゃないじゃん……?なんだ、なんだこれ……??  ????自分の理解力が低すぎてさっきから何回も読んでるんだけど全然わからない…………えっ難しくない……?そんなことない…………??
というわけで「もったいない」を通して「あんまり覚えてないや」の迷宮に迷い込んでしまった私氏、この曲の解釈については自分の宿題としてひとまずお持ち帰り致しまして、次の曲にば行きたいと思います…………。



6. キャッチボール / よひと


これアップテンポ&サウンドがロックで好きなのよ〜〜いつかさくらいさん含めて2人で歌ってくれないかな〜楽しそ〜〜!!(妄想)照明も派手にビカビカフラッシュしながら展開していたような気がします。


父と自分と子の話。自分も次の世代・子供に何かを渡したい、という歌詞の内容は「バトン」に通じるものもあるように感じました。
というか、「もったいない」や「マチルダ」もそうですがよひとさんの歌詞って主人公の年齢を書いている自分の年齢そのままにすることが多いような気がします。恋愛の歌でも主人公を架空の若者にしたりはせずそのままという……。書きにくくないのかな、いや逆にその方が自分としては自然で書きやすいのかな、ふしぎ…………………………。


・MC




【大阪】


よひ「次の曲も明日発売の新しいアルバムに収録されている曲なんですが、ぜひともこの方に歌ってほしいと思い頼みました。もう1度お呼びしましょう、さくらいかずとーし!!!!!」
という呼び声に応え出てくるさくらいさん、まさかのお色直しで白T+黒カーディガン?!!??!!!!?!!!!!!!!やだ〜〜〜〜〜かっこいい〜〜〜〜〜色っぽい〜〜〜〜〜〜〜(´;ω;`)(最高)




よひ「(じろじろ全身上から下から眺めて)衣装チェンジはずるいでしょ〜〜(笑)」
(その言葉に合わせてカメラがさくらいさんを足元~頭までスーーーッと舐めるように映す、思わず私は   ア   イ   ド   ル   か   って言った…カメラさんGJ)
さく「曲に合わせてちょっとシックにね(にこっ)」 
よひ「なんかえろいね?(笑)」
さく「(にこにこ&さらっといたずらっぽく)エロい曲だから(笑)(会場笑)
蜜蜂という曲です、ちょっとえろいです(笑)」


【東京】(お色直しなし)


さく「(自分が歌うの)責任重大なんだよ……(笑)すっごくいい曲なの、これ!」
よひ「ハードルあげんなよ!!!!(笑)」
とか言ってた気がします



7. 蜜蜂 / よひと+さくらい


本当にすっ…………………………ごくよかった………………。
よひとさんは本当にわかっている。「マチルダ」同様、この曲もさくらいさんドハマリの1曲でした。完全に食ってた。自分の曲にしてしまってた。




歌い方としてはウカスカ感想文etcでも言及した吐息多めな歌い方。この日このあとKくんの歌を聴いて思ったんだけど、もしかしてさくらいさんKくんを意識してこの歌い方するようになったりもしたんだろうか……と思うくらい通じるものを感じました。どうなんでしょうか。でも後述しますが本当に今回のGCではさくらいさんKくんへのメロメロ丸出しだったのでありえるかもしれないしありえないかもしれない……(笑)(とりあえず後述のMC参照)
歌詞の内容としては男性が女の子に没頭するような、捕らえられているような内容。ものすごく個人的な印象としては蜘蛛の糸の歌詞を水上バスの曲の展開に載せた感じだなぁ、と思いました。
「君」を捕らえるという強い・優位な男性よりは「君」に捕らえられている優男・少し情けない男を描いているという点はミスチルの恋愛ソングに通じるものがあるなぁと思いつつ、でもね、この曲の一番のミソって同時に男性側の包容力を描いているというところだと思うんですよ。それが一番出ている歌詞が最後の「羽をたたんでおやすみ、僕の蜜蜂」なんじゃないかな。
で、それを歌ってるのは誰かといえばもちろんさくらいかずとしなわけですよ、もうさ、こんなのたまらないに決まってる……………………………………。
「情けない男」のラブソングを歌うことの多いこの人に「包容力もある男」のラブソングを歌わせてくださったこと、それをここで聴かせてくださったこと、本当に感謝しかありません………。うぅ、最高(´;ω;`)




そして「このラブソングをこの人が歌っている」という事実だけでももうじゅーーーぶんなごちそうだというのに!!パフォーマンスの鬼さくらいかずとしときたらそれでも飽き足らずまるで自分の曲のように「君の過去は知らない  だけどもう意味なんてない」を「意味なんて『いらない』」とアレンジして歌ったり、黒カーディガンで手首まで覆われた手をマイクにかけて、ラスサビを歌いきったあと想いに浸るような表情のまま俯いてマイクスタンドに寄りかかりアウトロを聴いたりするんですよ、もうもうもう本当にずるい……!!
特に、大阪のみだった「いらない」の歌い替えは「ない」よりも意志の通った強さが込もるような気がしてとっても好きなアレンジでした。




そんなわけでこの曲、「バラード・ラブソングを歌うさくらいかずとし」を本当に隅々まで堪能出来る1曲でした。
…………それにしてもこれえろいって言わなかったらえろいってわからない歌なのになぁ(笑)(言われるとド下ネタ)
あえてえろいと言ってしまうさくらいかずとし、安定。




・MC




【大阪】


「ここでメンバー紹介をさせてください!」とのよひとさんの声でバンドメンバーを紹介した後、最後にゲストミュージシャンのKくんの紹介。
よひ「前回GCで共演してからさくらいもすごく声が好きだって言ってるんだよね?」
さくらいさん、マイクスタンドに置いてにこにこ顔でKくんの隣にいたところで突然振られ慌ててマイク取りに行く(笑)(喋る気皆無)
よひ「ちょっとお願いしますよwwww」
さく「ほんとだあぃすき、Kくんの声大好きなんですよ。
もし!3年間、毎日腕立て腹筋1000回やればこの声を手に入れられるんなら、やります(笑)それくらい好きです!(笑)(会場笑)」
…………(笑)
ここでKくんがソロで歌うということでよひとさんさくらいさんの2人は裏に捌けます。
K「みなさん、さくらいさんの今の腕立て腹筋の話、帰りにつぶやいてくださいね(会場爆笑)
あと僕のコーナーすぐ終わるので安心してください(しれっ)(会場笑)




今の世の中、普通だったら宣伝として新曲を歌うものだと思うんですが、(会場笑)
今回はそういったことではなく曲を選びました。
数年前初めて日本に来た時に作った曲なのですが、(東京ではこのあたりで思い出したように韓国出身だと言って会場を驚かせてた、私の近くの席の人「日本語うますぎてわかんなかった……」って言ってた、わかる)
音楽をしている間だけは肌の色も考えも関係ない、楽しい時間を共有できるんだ、と思うようになりました。聴いてください。『Beyond the Sea』」


8. Beyond the Sea / K


Kくんトークうまいなぁ……毒もウィットも効いてて…………(笑)などと思いつつ入ったこの曲。とにかくなにしろもう歌が上手い。さっきまでトークに笑わされていた会場が一変、静まり返りピアノと歌声のみで紡がれるその歌に聴き入るのがわかるくらいに。
歌が終わったあとの拍手の嵐が印象的でした。大阪のこの曲が終わったあとの拍手、もしかするとその日一番大きなものだったかもしれない……。


・MC



【大阪】


K「(曲前のMCを揶揄して)新曲みたいな感じで聴いてもらえたんじゃないかなと思います(笑)(会場笑)」



と、またしても切れ味抜群のトークを聞かせてくださったところで再びよひとさんが呼び込まれます。
よひ「今回のGC、僕とさくらいかずとしのメロディーということでやってますが、実はKくんと僕も一緒に曲を作ってるんです。
次は2人でその曲をやりたいと思います。」
K「兵役に行く前に、自分に手紙を書くつもりで書いた曲です。
いつもは僕のキーボからバーンと入るんですが、今回はよひとさんのギターからで。アレンジもしてくださったので、聴いていただければと思います。(ここでよひとさん「ハードルあげてんじゃないよ!(笑)」とか言ってたような笑)」


9. dear... / K+よひと


前回のGCでも歌われた曲。たしかにギターが入った別アレンジになっていました。
Kくんがメインボーカルでよひとさんがハモったり時々ボーカルとったりだったかな。
そして正直に言いましょう、聴きながら「今さくらいさんもきっと裏で聴いてるんだろうな……口ずさんでるのかな……」なんて考えでいっぱいでもありました…………(笑)



・MC




【大阪】


よひ「セットリストの関係でこの方を何度も出したり引っ込めたりして申し訳ないんですが、もう一度お呼びしましょう!(笑)さくらいかずとーーーし!!!!!!!」





と、再び登場したさくらいさん、さらに衣装チェンジ!!下はグレーっぽいスウェッtズボンに上が襟元にスパンコール?がついた黒T。Vネックだったようなそうじゃないような……。
それにしてもまさか2回もお色直しするとは…………。東京公演終わったあとによひとさんのインスタかなんかに載せられてた「本気出す」のコメントってもしかしてこの衣装チェンジのことなの?????(笑)(かわいい)
さく「もうね、わかるんですよ(笑)みんなが『あっこいつまた出たり入ったりするな、』って思うのが(笑)
だから少しでもアクセントにと思って(笑)(このいじらしさに全米(全私)が泣いた)」
よひ「今さくらいは本当に忙しくて……ツアーもやってるしイベントもいくつも出てるから、あんまり負担をかけるのも悪いと思って最初カバー曲とかも少なくしてたんです。(よ、よひとさん……(´;ω;`)ほろり)
でもこの間の東京公演の日に朝7時にメールが来て、2曲カバーでやりたい、と(笑)」


さく「もう本当にいろんな方がカバーをしていて、僕も大好きな曲なんですが、いやもうぜひこれはKくんに歌ってほしいな〜〜って思って!(笑)
この曲です。」

【東京】


よひとさんがさくらいさんをもう一度呼び込んで
よひ「 ライブ中ひっこんでるのって珍しいよね、どんな感じ?」
さく「あのね、素にならないよう気をつけました(笑)今も聴いててうっとりしちゃって……♡(←まじで♡ついてる感じ)
裏で一緒に歌うのもできないくらい。
もう大好き。最高。(ベタ褒め)」
よひ「前回のGCの時はさくらいと朝カフェに行ってパンケーキを食べながら打ち合わせをした〜なんて話をしたんですが、今回は今日の朝7時頃、突然メールでリクエスト曲が来まして(笑)」
さく「僕も大好きな曲なんですが、Kくんが歌ったらんもぉたまらないんじゃないかな〜って思って!
で、2番あたりから僕が入って汚していくという……(笑)(会場笑)」



10. I LOVE YOU(尾崎豊カバー) / よひと+さくらい+ K

(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)
さく  らい  さん  の   あい  らぶ  ゆー(´;ω;`)




1番はKくんが歌って2番さくらいさんだったんですがちょっとだけ、ちょっっとだけね?わたしは……さくらいさんの1番を……1番のサビを聴きたかっ……………………(贅沢すぎる願望)




モノマネ風な寄せた歌い方ではなく、完全に「さくらいかずとし」のままの歌い方。さくらいさんのこういう尾崎を聴きたかった……さくらいさんが歌う尾崎、本当に聴きたかった…………!!
個人的な願望としてはさくらいさんがフルで歌うのを聴きたかったなぁという気持ちも多分にあるんですが、Kくんの歌声を聴いているさくらいさんが本当にうっとり聴き惚れているように見受けられたのでもういいです……あなたのための「I LOVE YOU」
です……(笑)
「悲しい歌に」はほぼファルセットだったらしいです、ほとんど覚えてないけれどメモにそう書いてあるから多分そうなんだろう…………
本当に、この曲を聴けたことだけでも足を運んでよかった、今日もう思い残すことない、って思ってしまったんですがこのあと再びそんな思いになる1曲があったのでGCとんでもねぇです……。



・MC
【東京】


よひ「この(Kくんの)尾崎は優等生だな(笑)」的なことを言って会場笑



【大阪】


歌い終わってさくらいさんから笑顔でKくんに握手。(Kくんに対するさくらいさん、一貫して触りたがり&ちょっかい出したがり)
ここでそれを見たよひとさんにより問題発言が放たれます。
「(笑顔で)タイあたりにこういうカップルいるよね(笑)」
????????????????????
どういう意味ですか??????笑


困惑する会場によひとさん、自分でも何言ってんだろ?(笑)って感じで笑った後切り替えて次の曲へのMCへ……。
いや、ほんとなんだったの今のMC????wwwwwwwたしかにさくらいさんKくんにメロメロなの丸出しだけどね!!!!!!!!!!!(なるべくKくんの近くにいたいみたいでマイクも持たず後ろに下がってること多数)


さてさて切り替えまして!(笑)
よひ「次の曲もカバー曲なんですが、東京ではやらなかった曲です。僕がぜひさくらいに歌ってほしいと思って提案した曲なんですが、松任谷由実さんの、「ジャコビニ彗星の日」という曲です。すっごくいい曲なんです。
失恋してしまった、思春期のもやもやを、彗星にぶつけた、名曲です。」



11. ジャコビニ彗星の日 / よひと+さくらい+K 【大阪のみ】


びっくりしました、まさか追加曲があるなんて。初めて聴く曲でもあり驚きもあり、どこを誰が歌ったかetc含めあんまり覚えていないのが無念なところ……。
暗め?青っぽい?照明も相まって神秘的な印象だったなぁ






(次の記事につづく)