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Against All GRAVITYツアー沖縄初日感想文③

■addiction
もうここから3曲は楽しむのに夢中でほぼ内容ありません♡♡楽しかった♡♡♡♡♡♡
 
アリーナ席でこの曲聴けるのが嬉しすぎて追加イントロの時点からぴょんぴょん跳んでたら、このイントロが意外と長くて始まる前から若干バテる(笑)
そうか、いつもはここで各メンバーがせり上がり舞台の上に移動したりさくらいさんお着替えしたりしてるもんな……だから長くなってるのか……(今回はせり上がり舞台ないからさくらいさんのお着替えのためだけの追加イントロと化してるけど)
 
追加イントロから原曲のイントロに入ると、いつもならバックモニターに「addiction」の文字が落ちてくる(1文字/枚で計9枚)んだけど、最初に書いたとおりこの会場ではモニター5枚のみ。
1枚に2文字ずつ出すように変更したりしたのかな……あるいは文字自体出さない……?さすがにそれは無いか。どうしてたんだろうなぁ。
これに気づいたの書いてる今なので答えはないですごめんなさい(笑)
 
覚えてるのは、曲終わりのじぇん&セビーのセッション。
今回せり上がり舞台がないのでじぇんとセビーはメインステージでお隣同士顔見合わせながら演奏する……んだけど、何故かその間に超絶笑顔のさくらいさんが割って入って3人になってた(What ?????)
今まで寂しかったの!?!!ずっと仲間に入りたかったの!?!!?!(笑)
念願叶った感あるあの楽しそ~な顔が忘れられない(笑)
 
 
 
 
 
■Dance Dance Dance
曲始まりの特効(花火)が目の前で爆発してまた腰抜かしました、心臓飛び出るわ!!!!!!!!(笑)
ちなみに2日目に会場の外で聴いたときもかなりの爆発音してたので、外でこれだけの音のものを目の前で見たらそりゃ腰抜かすよな!!!!と自分で納得しました(笑)
 
ライブ後のメモに「たはらけんいちの白い歯」って書いてたんですがもうちょっと書き方あったでしょ(笑)
Dance×3のたはらさん、思わずそんなメモ残すくらいには何度も歯を見せて笑ってくれてた!!あーーーー嬉しいヽ(;▽;)ノ
加えて、テンションMAXなたはらさんときたらそんなステキ笑顔のまま首取れそうな勢いでブンブン振りながら演奏する。
たはらさん自身も楽しんでるのがまざまざ伝わってきて嬉しいわ絵的に面白すぎるわで、しょっぱなから笑いすぎで腹筋つりかける(笑)
しかもこっちはその状態なのにさくらいさんは気にせずジャンプを煽ってくるから跳ぶ、笑いでおかしくなった腹筋にさらに負荷がかかる、このめちゃくちゃな状況が面白くてさらに笑いがこみ上げる、さらにジャンプがきつくなる、の自業自得エンドレスループに。
こういうテンション上がりすぎてバカになる感じ、キャパシティ超えた結果頭の中に「楽しい!!嬉しい!!」しかなくなる感じ、ほんと大好き。ほんと最高。あーーーこれが「ライブ」!!!!
とはいえDance終わった瞬間脳内麻薬が切れて次のMonsterの1番はぜーはーしながら必死に息を整える時間と化したので、後のことを考えるのもだいじ……
 
ジェスチャー系でいうと、ロンリープレイはやってなかったけどラブアンドピースのピースはやってくれた。
この近距離でロンリープレイやられたら魂が消し飛んでいたので命拾いしたなぁ、さくらいさんは優しいなァ(???)
 
 
 
 
 
■Monster
前曲Danceではしゃぎすぎた結果1番は体力回復タイムに……。(誰得話)
さくらいさんはなんであんなに煽ってジャンプして歌っていたのにそんなに元気にドセクシーにノックノックできちゃうんですか、あっまさにこれが「モンスター」ってことですか、なるほど(?)
 
せり上がり舞台がないので、パフォーマンスは「重力と呼吸」ツアーに戻ったような感じ。
メモ帳の中にだけ」でマイク持ってない手のひらを自分に向けて「メモ帳」を示したり、「虹色の声で歌うよ」でくるんっ!と回ったり。
特に虹色くるんっ!は「重力と呼吸」ツアー時大好きなパフォーマンスだったので、また見れてほんとに嬉しかった……さくらいさんが虹色(色相環)になるんやで……。
ツアーが違ってもやったってことは、さくらいさんの中では「虹色」はこのジェスチャーって確立されてると思うんだよなぁ……。AAGのドーム編でやらなかったのって、せり上がり舞台だと落ちると危ないからって理由だったんじゃないかなぁ……などと思ったりもしました。たしかに危ない。安全大事。
 
逆にせり上がり舞台がないことで「誰ともセッ略」のとこでやってた足ぶらぶら(~東京初日)や寝そべり(東京2日目~名古屋)がなかったのはちょっと寂しかったけれど、その分「重力と呼吸」ツアー同様になにかドセクシーをキメられた記憶がうっすらあるんですが、セクシーが過ぎたのか記憶がない……♪なんてもったいな~い……(曲違)
 
 
特に印象的だったのはCメロ→ラスサビ。
直前のサビの激しさから打って変わり、押し殺した声色での「探していました、分かり合える人を」。理性の皮を被りながらうっすら狂気を透けさせるその人を間近で見て、ぞわりとした。
だってこっちはさっきまでのこの人を見ているんだもの。
いつもはモニター越しに見ていた変化は、目の前で見ると桁違いの生々しさだった。
 
そうして一度は押し込めたその人だったけれど、徐々に歌い方は不穏さを増していく。
ついに「僕と一緒、あなたもモンスター」で雄叫びをあげた後には、荒々しくマイクを持った腕を天に叩きつけるようにガンガンと突き上げた。
まるで、僅かばかり残っていた化けの皮を自ら剥ぎ獣に豹変したかのような瞬間!!これがあんまりにかっこよかった。血が沸騰したような気すらした。
おかげさまで興奮しすぎてその後の「knock!knock!」の記憶全然ない、全部持っていかれた……(笑)
 
理性と狂気、おそろしさと美しさ。
彼の持つ二面性を鮮烈に見せつけられ、また魅了された時間でした。
 
 
 
 
 
■SUNRISE
12年間待ってやっと聴けたSUNRISE、今日でまたしばらく聴けなくなるのかな……焼きつけなきゃ……と考えながら入りを構えていたら、なんとさくらいさんがイントロのドラム入る瞬間の「タタタン!」でエアドラムして一瞬で思考がぶっとんだ思い出ヽ(;▽;)ノ
えーーーーーもうなにこれめちゃくちゃ愛しい;;;;;;;;;このツアー通して音が身体に染みついたんだ、出ちゃったんだ;;;;;;;;めっっちゃ好き、これ名古屋でもやっててくれーーーー映像になってくれーーーーーー;;;;;;;;
 
 
この曲でいちばんに覚えてるのは、とにもかくにも彼らの音と姿の力強さ。
 
元々CDのSUNRISEのなかけのベースが大好きで毎公演耳で探してたんだけど、これまでの公演ではあまりよく聴きとれなかった。(自分の席の位置もあったかも)
それと、ほぼ照明を落として逆光やバックモニターで夜明けを表現するという曲だから、スタンド席のときにはなかなかメンバーの表情や姿をはっきり見れなかった。
 
それがこの日は、最初からベースの音もどの楽器の音も、彼らのその表情も姿も、全部がはっきりくっきり飛び込んでくる!!
特に覚えてるのは「Sunrise brightens up…」からの彼らの姿。
絶え間なく鳴らし続けるなかけのマシンガンみたいなベース、何度も何度も力強く腕を振り下ろして鳴らしてたたはらさんの力強いギター、じぇんの言うまでもなく心ごと身体ごと震わせ鼓舞するようなドラムの連打。
本当に全部がかっこよくて、心強くて、熱くて、圧倒的で……こんなに強く強く奏でていたんだ、伝えようとしてくれていたんだ、と改めて実感して、思わず泣きそうになるのを必死で耐えた。涙で滲ませたくない、全部焼きつけたい。
バックの朝焼けの色の印象も相まって、こんな彼らからイメージしたのは太陽。橙。今ここでまさに燃え上がってる、って思ってた。
 
 
そんな熱く力強い演奏と相対するポジションを担っていたのが、この曲のさくらいさんだった気がする。
水色のTシャツ(この日はいつも着ている水色のジャケットを着てなかった)の見た目もそうだし、マイクスタンドに手をかけ目をつぶって歌うその様子、歌われる歌詞から連想するのはむしろ「軽やかさ」「蒼さ」だった。
 
特にそれを感じたのは2番。
思い切り両手を伸ばして」両手を前に伸ばし
あの優しい空気に触りたい」掴んで持ってきてふわっと離す
僕を金縛りにする」そのまま胸の前で両手グー
すべての迷いを引き千切って」扉を開けるように客席に掌を向けて開け放つ。
ジェスチャーは毎公演微妙に違っていて、でも毎回ここのパフォーマンスに無性に惹かれてならなかった。
なんて言えばいいんだろう……すごく感覚的になってしまうけれど、抱えた迷いの蒼さ、重さ、それをすくい上げふわりと包み込んで解き放つ瞬間、心が軽くなる瞬間……を目の当たりにしているような気がしてた。
同じパートの「思い切り息を吸い込んでこの想いを空に放ちたい」「自分の世界に閉じこもった冴えない気分から抜け出して」の歌詞もそうだけど、すごく「重力と呼吸」を感じるというか……うまく言えないな、でもとにかく本当に大好きで。毎回焼きつけるように見ていました。
 
他にもいつもだと「少年の日々を回想うとき」の歌詞でカメラが床のさくらいさんの影を抜く演出があったんだけど、この日はなかった。いつもよりさらに未来を向いたSUNRISEって気がした。
 
 
煩悶する若者を“青臭い”なんて表現をすることもあれば、苦悩する時間を“夜明け前”と表現することもあるし、何より彼らには深く青に潜り葛藤と向き合ったアルバムもある。
「青」という色は、爽やかさの象徴になることもある一方、真逆ともいえるイメージをも担う色だとも思う。イノセントブルー、あの歌の仮タイトルはそのまま彼のイメージカラーにすら思える。
 
そして今言ったそのまま、ここまでのセットリストでは実際に「夜」側の楽曲が続いていたと思うんです。

CANDY、旅立ちの唄、ロードムービー。
ひとり夜更けに孤独が爆発する」、
いつか一人ぼっちの夜は明けていくよ」、
月明かりが誘う場所へ」。

DanceとaddictionとMonsterは曲や照明の印象、歌詞の世界観に「夜」を感じることができるけれど、歌詞にははっきり出てこないからこじつけみたいになってしまうかな。
でも続くSUNRISEは間違いなく「夜明け前」の歌。
 
 
眩く橙に燃え上がる楽器隊3人に夜明けを予感させられながらも、まだ夜側にいる彼が導いてくれたのが、次の曲でした。
 
 
 
 
 
■Tomorrow never knows
何度も何度も聴いてきたこの曲。だけど、この日のTomorrow never knowsはきっと忘れられない。
今日この日のTomorrow never knowsで特別なことが起こったわけじゃない。自分の中の個人的な気持ちと結びついただけだから、説明もできない。
それでも、自分にとってはパズルのピースがはまったような、ずっと求めていた答えをもらえたような、そんな特別なTomorrow neverknowsだった。
 
前曲から「夜明け前」の空気を引き継いで始まったこの曲。
幼過ぎて消えた帰らぬ夢の面影をすれ違う少年に重ねたりして」の歌詞や、マイクスタンドで歌う姿にも前曲を彷彿とさせられていた1番を経て、2番ではハンドマイクになった彼が、曲の意味をくまなく配るように歩きながら歌う。
 
 
今より前に進むためには、争いを避けて通れない
このあたりでこちら側……たは側へ。
 
なぜだかこのとき、突然得心した。そっか、この「争い」って、競争や人とのいさかいに限ったことじゃないんだ、って。
葛藤や苦悩や失敗や後悔、自分の心を立ち止まらせるものとの闘い、「自分との闘い」だって「争い」なんだって。
……そうだ、よく考えたら「勝利も敗北もないまま孤独なレースは続いてく」って歌っていた。
「対峙しなければならないもの」が「重力」、とも言ってた。
 
気づくのが今更すぎた。
「自分が今より前に進むために対峙しなければならないもの」だ。
この歌もまたAgainst All GRAVITYなんだ、過去の後悔と対峙してそれでも前に進む歌なんだ。
そんなとりとめないことを思ってた。
 
 
そんな風にして世界は、今日も回り続けてる
たは側のはしっこまで来て、注釈スタンドに呼びかけるように。
ライブではキー上げで歌うこともある「きょーも」、今日はCD通りの音程。
 
 
たは側から回れ右して真ん中に戻る途中でサビに入った。
たしかラスサビじゃなくてここ(2番サビ)だったと思うんだけど、ちょうど自分の目の前で繰り広げられた光景が忘れられない。
果てしない闇の向こうに、」まで歌った彼は、合図するように客席に向かってにこっと笑って、「ウォッオー!」を観客に任せてくれた。
この「ウォッオー!」のときにね、エイエイオーみたいにウォッ!オー!って2回腕を突き上げる動きをしてくれて、突き上げる勢いで身体ごと浮いちゃってた。目はぎゅっと瞑って、口や頬に笑みが溢れてた。
まるで少年みたいに無邪気で、「楽しい!!嬉しい!!」が全身から伝わってくるよう。今でも思い出して胸がぎゅっとなるくらい、嬉しくて愛しくてたまらなかった。
あぁもう大好きだなぁ。
そう噛み締めてる間にも歌は進んで、どんどん胸に歌の言葉が意味が積もっていく。
 
 
そうして迎えた大サビ前。
下から上へムービングする白い照明を、久しぶりに下から見上げた。
 
照明のムービングと一緒に手を上げるお客さんが何人も視界に入って、自然に涙目になりながら笑ってしまった。
あーもうわかる、みんな好きなんだよね、身体に染みつくくらい一緒に過ごしてきた曲だよね、みんな何度もこの瞬間を迎えてきたよね、
胸の内で勝手に共感するような思いになりながら、はたと気づいた。
そっか、夜明けって誰もに等しく与えられるんだ
 
 
強い光でホワイトアウトした視界が戻ってくると、そこには夜明けの海や空の映像と、歌う彼の笑顔があった。
 
瞬間、堰を切ったように何かが込み上げてきた。
 
ノーガードになった心に、そのまま次々に言葉と音楽が飛び込んでくる。
ぐんぐん先に進んでいく映像や闇を晴らす照明はまるで歌の力を可視化したようだった。会場のすみずみまで、心のすみずみまで力強く広がっていく。 
 
 
涙がとまらなかった。もう光しかわからなかった。
途中から胸の中でずっとありがとう、ありがとう、大好き、って唱えていた。
 
ほんとに夜が明けた、本当に夜明けを連れてきてくれた。
今までだって何度も聴いてきたはずなのに、今日やっとTomorrow never knowsってこんな歌だったんだ、って知れたような気がした。
 
きっと大丈夫になれると思えた、自分にとって本当に特別なTomorrow never knowsだった。
ずっと待っていた夜明けだった。
こんな気持ちを、こんな歌を、本当にありがとう。
 
 
 
最後、さくらいさんは少し上を向いて目を瞑って、何かを浴びるように両腕を広げていた。
それが本当に綺麗で、今も胸に焼き付いている。
 
 
 
 
 
■Prelude
前の曲からのこの入り、何度聞いてもたまらないね。
 
「いつも、この、ステージに立っているときに思うこと、
音楽という乗り物に乗せて、みんなを、退屈から、寂しさから、悲しみから、なるべく遠く、遠く!!  遠くへ!!!!
みんなを乗せて連れてっていきたいと思います!!!!」
 
この日、最後の「遠くへ!!!!」の言葉が本当に強くて!!
心にまっすぐ飛び込んできて、これだけでもう胸がいっぱいになりそうだった。
でも歌はこれからっていう、キャパオーバーの喜び(´;ω;`)
それを噛み締めながら、あのイントロを聴いてました。
 
 
いつもなら花道に出てきてあちらこちらに飛び回るように歌うこの曲だから、この日の彼は代わりにステージを左右に歩き回りながら歌う。
いつもより多くのハンドジェスチャーを交えつつ、歌詞そのまんまに人懐っこくも不敵な笑みで歌うのがよく見えた。だからか、「この人って歌そのもの、メッセージそのものみたいだ」と思ったりもした。
いつぞやの周年ツアーで照れ隠しに「この歌の代わりに僕が歌います」なんて言ってたけれど、本当にそんな感じ。
こんっな心強いことがある??こんっっなに届く届け方ある??
大好きがとまらない……(;ω;)
 
 
これだけでも十二分なのにまたこんな言葉ももらってしまう。
 
「その笑顔が、その声が!!見たくて聴きたくて僕ら、やってます!!
僕ら!!生きてます!!!!(声がワントーン高くなった)
 
乗っかってーーーーー!!!!乗っかってーーーーーー!!!!」
 
(あのワントーン高くなるとこ、今思い出して泣きそう)
 
  (;ω;)
 
 
このSUNRISE→Tomorrow never knows→Preludeっていう夜明けから明日に向かう3曲が、このツアー中いちばん大好きでした。
これまでのセットリストでもいちばん好きな3曲セットかもしれない。
こんなのもらったら顔上げずになんかいらんないよ。自分から明日に向かわずにいらんないよ。
こんなにも強く優しい曲たちを届けてくれて、本当にありがとう。
きっと忘れません。
 
 
 
 
 
■innocent world
前曲で晴らした心をさらに鼓舞するように、彼が声を上げる!
「まだ元気か沖縄ーーーーーー!!!!いくぞーーーーー!!!!
わん、つー、わんつーすりーふぉ!!」
 

瞬間、会場に銀テープが放たれる!!……のだけど、このとき見た景色が本当に美しくて、忘れられないものでした。
 
 
この日ちょうど「テープが発射されて広がった先の空」の下にいた私が目にしたのは、上空いっぱいに広がった青いテープが、空気を孕んでひらひらと舞いながら、ゆっくりと尾を引いて降り注ぐ光景だった。
 
まるで銀テの雨。
 
あんまりに美しくて、しばらく曲も忘れて見とれていた。
なんてものを見ているんだろう。
発射される時は一瞬だけれど、広がった後落ちるのには時間がかかるから、視界がスローモーションになった気がした。
そんな「雨」の中の1本が、空気抵抗を受けながらも、重力に従ってゆっくりと自分の頭上に降ってくる。自然に手を伸ばして受けとめた。
 
天の羽衣を手にするときもこんな感じなのかもしれない、って振り返って思う。
さっきまであの美しい景色の一部だったものが自分の手元にあるのが信じられなくて、でもそんな1本が自分の手元に降ってきてくれたのが嬉しくてたまらなくて……っていう、そんな気持ち。ただただ胸がいっぱいになって、手の中を眺めていた。
 
沖縄で降った青いテープを受けてやっと気づいたけれど、この曲で降る銀テープはいつだって「物憂げな6月の雨」だったのかもしれない。
だってそんな「雨」に打たれて始まるこの歌は、いつだって「愛に満ちた季節」を連れてきてくれる!
 
今まで当たり前のように・定番のように受けていた銀テープだったけれど、初めてこの楽曲としての「必然」を体感した気がしました。いや、本当にこういう意図でいつもやってたのかは分からないけれどさ。自分の記憶の限りじゃ1度たりとも「物憂げ」だったことなんてないし……(笑)
 
でも、Mr.Childrenだからなぁ。やっぱりそうなんじゃないかなぁ。
 
 
そんなわけで、6月の沖縄の「雨」から始まった今日のこの曲でも、いつものように「愛に満ちた季節」を体感する。
小さい会場だからというのもあるのかな、いつも以上にお客さんとお客さん、ステージとお客さんが相互作用して会場のテンションが高まっていくのを感じた気がしました。
自分の視界に映るパン・パパン・ぴょーん!(ジャンプ)しているお客さんにつられて、思わず私や他のお客さんもパン・パパン・ぴょーん!してしまったり、サビで横振りする客席を見たさくらいさんが笑顔で横振り真似してくれて、それ見たこっちももちろんテンション倍上がって全力横振りマンになったり……連鎖し合いながら会場のテンションやハッピー度が跳ね上がっていく感じ、たまらなく幸せでした。
あとは毎度のことながら、間奏でさくらいさんが「ナカガワケースケ!」「タハラケンイチ!」って呼ぶのが大っ好き。名前もう知ってんのにどうしてこんなに毎回嬉しくなっちゃうんだろう!(笑)
何度でも噛み締められて嬉しいんだよねきっと、「あぁこれこれ、これがinnocent world!!」って!
 
この曲か次の曲の終わりでさくらいさんは会場に両手グッジョブしてくれた。
きっとこちらの楽しさも十二分に伝わってのグッジョブだったと信じてる。
 
 
 
 
 
■海にて、心は裸になりたがる
いつもみたいにイントロに乗せてさくらいさんが「みんなの心を裸にしたいと思います!!!!」的なことを言ってたんだけど、視界が水色でいっぱいになってときめきが止まらなくてちゃんと聞けなかった……(笑) (どんな理由)
モニター全面水色、いとおかし。
いつもなら口上が終わると水色のジャケットを脱いで(裸になって♡)ぶん回してる彼。でも今日はSUNRISEの時点から着てない!!脱いで回せないじゃんどうすんの!?!?!って心配してたら、控えめにエアーで腕回してた。(Thanksgivingのfanfareのぐーるぐーるみたいな感じ)かわいい!!
 
そんなイントロから歌に入ると、例によって例のごとく、ドラムパート開始までの間、じぇんちゃんがお客さんにめいっぱい拍手を煽る。今までもいろんな曲で見てきたはずのこの光景、なぜだか今日はピンと天啓を受けたような気がした。
あのさ、もしかしてさくらいさん、こういうときに実はじぇんちゃんが煽ってたりするって気づいてないこともあるんじゃないか……?
ぜんぜん確証ある話じゃないので話半ばで聞いてほしいんですけど、この日珍しく近くの席で見てて、歌い出しのさくらいさんの表情が「あれ、なんでかめっちゃ盛り上がってる!(?顔→にこにこ笑顔)」って感じに見えたんです。
そりゃ後ろでじぇんちゃんが煽ってるのを意識してるときもあると思うんだけど、なんとなくね、こんなふうに(今回ももちろん確証全くないけれど)知らずに目の前の盛り上がりに嬉しくなってるときもあるんじゃないかなって気がしてしまいました。
いやもしそうじゃなくてもさ、後ろのじぇんちゃんの煽りによってお客さんが盛り上がって、それを見た手前のさくらいさんが嬉しそうになってたのは事実なわけです。これどんなハッピーピタゴラスイッチよ!!これがほんとの「回り回り回り回って」!!「今僕の目の前の人の笑い顔を作ってゆく」!!!!
この人たちときたらすぐ歌詞を体現するぅ……そんなMr.Childrenに愛、じぇんちゃんにさくらいさんに愛ヽ(;▽;)ノ
 
で、この曲の愛といえばもう一つ、なかけとさくらいさんのじゃれ合い!!
いつもどおり「やな奴だと考えていてーもー」でさくらいさんがなかけを指す……だけに留まらず、なんと今日はなかけもさくらいさんを指し返して、お互いに指し合ってる図になる!
さらになかけにオーオーを言わせた後のさくらいさんは、真ん中に歩いて戻りつつも、「かわいげもないあなーたーにーもー(笑)」と歌いながらなかけをチラ見する。
普段全く仲良しアピールしない2人なのに1段飛ばしてディスり合いってもうそれめちゃ仲良くないとできないやつじゃん……むしろディスり『じゃん…………………………………………
いや~~~~~~~ほんとずるい、まんまとはしゃいだわこんなん!思うつぼ!
 
そして最後は会場とステージ(さくらいさん)で愛をキャッチボールする「オイ!オイ!」のコールで〆。この「オイ!オイ!」でのさくらいさんの動きが面白くて笑った記憶があるんだけどどう面白かったかは忘れてしまいましたごめんなさくらい!!
あと動きといえば、斜め前方のおねーさんがサビのときに両手交互に空に突き上げる動きしててかんわいかった……超オリジナルやん……。
 
そんなわけでひたすら嬉しい楽しい大好き!!の気持ちを繰り返しながら、本編が幕を閉じたのでした。
 
 
 
 
 
←さいご!④へつづく
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