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6/25 GBGB2016@ぐんま感想文②

5.しるし
花が終わってまたステージ上は暗くなる。紫っぽい暗い照明の中、さにやんが一人でピアノを弾きはじめます。結構長かった印象。
この照明の色といいピアノといいでまさかまさかの未完ツアー風忘れ得ぬ人……??なんて思ってた、ら、聴き慣れないメロディの演奏を一段落させたのち、おもむろにしるしのあのイントロに。本当にびっくりしました。と同時にそのしるしの従来のイントロに入った途端に隣の愛すぁが泣きはじめたのがわかった……(笑)(イントロ鳴った瞬間に自分の前と左右の女子全員が顔覆って泣き始めた胎盤のSign思い出してしまった……ミスチルのピアノイントロ女子受け最強説立てていい……?笑)(ただのたけし最強説)


今までに生で聴いたしるしの中で、一番だったかもしれない。うまくいえないけれど。
例えば「こうなることが」の含みをもたせたような声色とか「ぐちゃぐちゃに丸めて捨てる」の切なげな響きだとか……数え上げればきりがないんだけど、もうとにかく声の深み……声の表情とでも言うべきかな、それがもう今まででダントツだと思いました。歌詞の内容そのままの感情を含ませたかのような声で歌い上げるんです。でも感情的すぎて雑になるということもない。本当に本当に丁寧に、声がその強弱や柔らかさ、温度、機微のすべてをもってして歌詞に込められた感情をなぞって形にしていく。
さっき声の調子を心配したことなんてすっかり頭から消え去っていました。それくらい本当に完璧だった。

そしてそんな訥々と語るようなうたを支えるバンドの演奏、メンバーの姿。
同期のストリングスが無いこともありこの日の演奏はバンド+キーボのみでしたが、それが逆にすごくよかった。歌われる感情の波に忠実に満ち干きを繰り返す演奏は、ストリングスが無くバンドのみであることによって、いつも以上に大サビでの感情のピークを爆発力を持ったものとして表出させていたように感じられました。と、同時に、今回の演奏は「バンドでありながら最大限うたを引き立てる演奏をする」、というMr.Childrenの楽曲のコアとなる精神がそのまんま形になったものでもあるかもしれないなぁと感じました。ほんと、音楽的なことがわからないが故にこんな感覚的な言葉でしか表現出来ないのが悔しいなぁ……。


そのほか具体的に記憶に残っているシーンとしては、2番に入る時、それまで俯いて自分の演奏に没頭していたなかけが顔を上げてじぇんに向いて構えて、じぇんが入ったの見てうんって頷いてから前に向き直ってまた弾き出すシーンとか。そういった些細なやりとりにも本当に心をゆさぶられました。
それとしるしのこのメンバーを行ったり来たりして表情をじっくり映すカメラワーク、本当に大好きなんですよね……。ワンマンじゃないのにきちんと映してくれたことに感謝感謝でございます。

そんな感じで最初から2番あたりまではただただ歌詞を追っていくように聴いては、その歌われている内容と声の切なさに浸っているばかりでした。これ嘘じゃないんですが、初めて本当に「切なくて胸が痛くなる」を体験しました、本当に胸がぎゅううううううってなりました。本当に。
けどね、そんな風に聴いてたはずなのにね、ラスサビ前にね、さくらいさんがね、「それが、君と!(客席指さす)ぼぉくの!しーるしぃい!!」って歌ったんですよ。




( °ω°  )


( °ω°  )


「君」  って  え  うそ



『君』



(´;ω;`)(涙ドバッ)



そこで突然この歌が「ミスチルとファンの私たちの歌」にも聴こえて来てしまってもう感情のジェットコースターについていけない(笑)(笑)
ラスサビの「共に生きれない日がきたってどうせ愛してしまうと思うんだ」とかもうめちゃくちゃに泣きましたほんともうファンとしていつかくる日を思って泣いてるのか歌詞の内容に泣いてるのかわからない(笑)(笑)(笑)(笑)感情の奔流に飲み込まれざるを得ませんでした……本当にずるい……ずるすぎるよさくらいかずとし………………


………………(泣)



とにかく自分としてはこのしるしをこの日のベストアクトに推したいと思います。本当にうたの力、歌の力が凄まじかった。出来ることならもう1度聴きたい、でもこの衝撃と感動を1回きりのものとして大切にすることもしたい。どちらも強く思ってしまうくらいに、本当に圧巻のステージでした。
また、日比谷のリハで聴かせてくれたしるしもこのしるしと同じくキーを下げたものだったので、もしかするとあのリハの頃からGBGBでやるつもりでいたのかもしれないなぁとも思いました。
今までだってずっと何度でも聴いてきたはずのしるしを、今までとは違った気持ちでも聴けたという点でも、この日のしるしは自分にとって本当に特別でした。







MC

涙も乾かぬうちに、明るいステージ上でさくらいさんが話し始めます。と同時に始まるギター(たしかたはらさん)による伴奏。リフレクや未完の進化論前のムービーのイントロの♪テー↑レー↓テー↑レー↓テー↑レー↓のメロディのギターバージョンといった感じで、あくまでシンプルに奏でられます。そこに話が進むにつれてドラムなど他の楽器が加わっていくのですが、正直この音が大きすぎてMC聞き取るの難しかった……(笑)
でも、次の曲はなんだろう、と想像力をかき立てるような素敵な伴奏。


さく「どうもありがとう、
……僕ら、結構長くやってきて年齢も上の方だと思ってたんですが、今日クレイジーケンバンドや、フライングキッズや、ジュンスカイウォーカーズを見てたら、自分たちよりもっと上の先輩達がいて……。何よりも嬉しいのは、その僕らの青春時代のバンドが、まだまだ現役でやってくれていることで。(言葉絶対違う……)
僕らもまだまだ未完成なバンドとして、背中を追っていきたいと思います。(ここら辺全然覚えてないから言葉飛んでると思う……)」




そんなMCから入ったのは。








6.未完
MCの言葉でこの曲だと気づいてはいたんですが、いざMCが終わって、全員が向き合ってじぇんのわんつーすりーふぉー!で入るはずがさくらいさんがわんつー!の時点でフライングでギタージャンって鳴らしちゃって→ぐだりつつ本来のふぉー!で今度こそ演奏スタート、という風に始まったのにはびっくりしてしまいました……(笑)
気持ちが先走ってしまったが故のフライングだったんじゃないかなと思います。ミスで鳴らしてしまったというよりは勢い余って入ってしまったという風に見受けられました。
フィードバック音はなかった気がする。でも未完ツアーから加わった「思い通りいかないことがほとんどで」前のじぇんのシャンシャンシャンシャン!!は健在。


伴奏といい入りといいそんないつもと違う装いで始まった未完はその演奏自体もいつもと全く違う印象でした。
まずキーを下げている!次に同期のストリングスの音がなく生で演奏している楽曲の音のみ!そしてさにやんのキーボがでかい!!!!!!!!(笑)(これは音響の問題笑)

でもでもキーボはさておき本当にキー下げとストリングスなしによる印象の変化は大きかったように思います。泥臭く、かつギターが際立ってバンドサウンド感が増していたような。でもそこで大音量のキーボも鳴っているからポップ感もあって。今まで聴いたことがない不思議な未完でした(笑)
こうして書いてるとあんまりよくなかったように聴こえるかもしれないけれどそんなことは全くないのであしからず。むしろMC中の伴奏もこの未完にも本当にわくわくしました。また全く知らない未完に出会えた!という喜びとどきどきわくわく!

今までFCツアー、リフレクツアー、未完ツアー、胎盤(と2マン東京のみ未完やったんだけど2マンは行けなかったのでこちらを挙げとく、でも胎盤と2マン東京の未完は同じモードのものだったんじゃないかと勝手に想像している)、そして今日のGBGBの未完、と聴いてきましたがひとつとして同じアレンジ・同じモードの未完はなかったように思います。(リフレクツアーの未完と未完ツアーの未完の違いは未完ツアーのレポで、胎盤の未完とそれまでの未完との違いについては胎盤のレポで言及してるのでそちらでご勘弁を!)
それこそ「未完」は未完な曲なんだな、と改めて思わされました。今日の未完のポップさはキーボの出力の大きさによるのかもしれないけれど、これからその通りにポップな未完として奏でられていくことになっても、はたまたストリングスなしで4人の音が前面に押し出されたロックらしい未完として奏でられていくことになっても面白いなぁ。この曲が「未完成な彼ら」が投影された曲だからこそ、これからもその時々の彼らの姿勢やそのステージにかける思いが結実したものとして姿を変えながら鳴らされていくんだろう、といったことを再確認させられたように思います。

あと知ってたけどこの曲の彼らはかっこいい!(笑)



さてさて、あんなMCから始まった曲だから「この曲が最後かな?」なんて思ったら、さくらいさんの「まだまだやらせてくれーーーーー!!」の声。うそまだやってくれるの!!?!なんて思うやいなや!!









7.FIGHT CLUB
ジャカジャーーーン!!のあのギターから入ってすぐさま瞬く   ム   ー   ビ   ン   グ   ラ   イ   ト   (口ぱかーん)
誰がワンマンじゃないのにイントロのあの象徴的な照明演出を見れるなんて予想できますか!!!!!!!!!!!!まじで口ぱっかーんななりましたうわ〜〜〜ファイトクラブだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!(´;ω;`)(´;ω;`)(´;ω;`)(しってる)

ワンマンを黄色ムービング白チカチカと表現するならば今回の照明はオレンジチカチカ黄色ムービングだったから色やパターン自体は厳密には違うんだけど、これは明らかにのあの照明演出を意識してなされたものだったんじゃないかと思う……ほんっとびっくりした……。ちなみにもひとつ照明のことを言うとたはらさんのギターソロでのピンスポはなかった( ´ω`)(でもモニターに大きく抜いてはくれた)


そしてびっくりしたといえばもうひとつ、さくらいさんがブルーフラワーのままこの曲を演奏していたことですよ!!!!!!!!
たしかにFCリフレク未完と全部楽器が違ってきたファイクラですが、いやブルフラて……まじすか……………………(ぽかん)でも今日この曲でブルフラ使ったのはこの曲の位置づけとしてもわかる気がする。ので後ほどまとめで触れたいなと思いますっす。どうせ妄想ですけどね!!笑
ただせっかくブルフラ持ってたけどABメロほとんど弾いてなくてもったいなかった(笑)

最後はやっぱりたは&さくで向かい合って弾いてーのフィニッシュ!!イントロの照明でテンションMAXになってから1曲の間ずーーーーーっと飛んでました楽しかった!!!!いつもより疲れるなぁと思ったらどうやらテンポ早かったらしいですね。私は記憶ないけれども(笑)









8.innocent world
前曲が終わってからじぇんがダンッダダンみたいな感じでドラムを叩き始めて、それに乗せてさくらいさんが語りだします。…………が、なんて喋ってたか思い出せない……(笑)まだやれるかー!次の曲盛り上がって!!的なことだった気がするんだけどそれよりもこのリズムシーソーゲーム……!?とか考えてわたわたしてた記憶が大きくてだね……。しかも間違ってるという(笑)
まさかのシーソーゲーム……!?いやそれにしてはテンポ遅いよなぁ……などなど思ってた、ら、未完ツアーよろしくのじぇんの2カウントから天下のinnocent world様に!!!!!!!!
もう!!!!嬉しくて!!!!記憶が!!!!飛んだ!!!!!!!!!!!!(不可抗力)


いつもよりテンポ遅め&キー下げでした。もうほんとに楽しさ嬉しさがまさって記憶がない……とりあえずさくらいさんが「街の片隅で」で未完ツアーみたいにしゃがんではいなかったことは覚えてる……あとラスサビはいつも通り客席担当…………逆にinnocent worldでこれだけ覚えてたこと褒めてほしいです(志低すぎ)

最後はいつも通りさくらいさんとじぇんのアイコンタクトエンド!
終演後Twitterでの他の方の発言見て気づかされたんだけど、これ、「6月」のInnocent Worldだったんだね……。(MIFA After partyのカラオケイノワー除いたら)初めて6月のInnocent World聴けてしまった……なんと贅沢な…………(´;ω;`)










そして思いきり楽しんで余韻に浸っているところで。



さく「最後に僕らにとって大切な曲をやらせてください。
みんな、もしかすると普段悪いことばっかりだなとか、ついてないことばっかりだなとか、そう思うこともあると思います。でも、今日このイベントに来て、ステージを見て、聴いて、(「見て」「聴いて」で人差し指を振る)わかったと思うんです。
きっと誰かがどこかで見ててくれているんだって。
誰かが、足音を、聴いてくれてるって。
ひとりじゃないんだよ、(すごく優しい声)って、そんな歌です。」

この「ひとりじゃないんだよ」の声と表情が、本当に優しく寄り添って励ますかのようにあたたかくて。柔らかくて。
そのさくらいさんの様子が今も忘れられません。









9.足音
大歓声で迎えられたのは、MCの通りこの曲でした。他の曲では同期音源は流されてこなかったけれど、この曲の入りのストリングスだけはいつも通り流された、のかな。それともシンセで代用していたのか。さにやん見そびれたのでわかんないんですが入りの音自体はありました。でも曲本編は確実に生演奏のみだった。
他の方のお話によると歌詞間違えがあったらしいんですが私は意識できてなかった……(笑)


印象的なのは、歌うというよりは熱を込めて言い切るかのようだった2番の「大丈夫!!!!」と、キーを変えて(下げて)歌ったCメロの「失敗なんてしたっていい」。特に「大丈夫」は直前のMCで語った気持ちをそのまま曲に込めるような力強い声と眼光が忘れられない……。


未完同様ストリングスなしのこの曲もまたいつもより泥臭さや青さのようなものが際立つものだったんだけど、極めつけはやっぱり一番最後。いつもなら長めにタメてから入る大サビのイェへッへ、タメずに入るという(笑)
これもミスだったのか敢えてだったのか意見が分かれるところだと思うんですが、これまた私には未完同様に気持ちが急いてなのか勢い余ってなのか、強すぎる感情が先走った結果だったように思えました。



「失敗なんてしたっていい。」
初めてそう歌ったFCツアーからそろそろ2年。

POPSAURUS2001、またはワンダ以降「Mr.Children」の看板を背負って大衆の音楽を鳴らすことを決めた時から、彼らはずっと「僕ら」を前面に出すのではなくむしろ隠すような形で「みんなの音楽」を鳴らしてきた。

そこから1歩を踏み出す1曲、足音と共に「僕らの新しい足音(「僕らの音楽」)」を鳴らし始めた彼らは、昔よりも随分「失敗」をするようになった気がする。気だけかもしれないけれど。
でもなんでかそんなステージの方が昔よりも一層愛しく一層心を震わせるんです。それが気持ちが入りすぎたが故、自分たちが出てしまったが故のものだとわかる気がするから。

MUSICAで「Mr.Childrenの姿が見えるからこそ愛しい音楽を鳴らしたいと思った」と彼らは言っていたけれど、それはこちらも同じで。
こうして彼らの姿、彼らの気持ちが出る形で鳴らされている音楽だから、今一番愛しいし大好きなんです。


この日ステージに立った誰よりも「未完」だったかもしれない彼らのステージング。
でもそれは新しく「僕ら」を出す道に踏み出したからこそ、「僕ら」が出たからこそなんじゃないかな。
ファンとしての欲目もありすぎるかもしれないけれど、本当に今日のライブの「失敗」にがっかりしたりなんてしなかった。むしろありのままの姿、ありのままの気持ちが表れたステージングに、素直に「いいライブをみた」「いいライブだった」と思ったよ。




胸が痛くなるくらいの切なさも、心も身体も踊らされてしまうわくわくも、胸が熱くさせられるほどの決意と気迫も。過去も現在も未来も。Mr.Childrenのすべてがぎゅっと詰まった濃厚な1時間でした。







そんなステージを終えたさくらいさんは「Mr.Childrenでした!ありがとう!次はROGUE!!最後まで楽しんでー!!」と朗らかに会場に声をかけて、メンバー全員それぞれ深くお辞儀をして手を振りながら去っていきました。
ちなみにじぇんは一番最後までステージに残ってたくさん手を振ってくれていました。いつだってじぇんったらじぇんなんだから……(´;ω;`)ほろり


あーーーーーーいいライブだった!!












【ROGUE】
はてさて本日の主役ROGUEのお時間です!今日出たバンドの中で一番の最年長バンド(年齢ではクレイジーケンバンドのケンさんが56歳で最年長だけど!笑)ではありましたが、どのバンドよりもアグレッシブでロックなステージに圧倒されました。
ギター弾く香川さんかっこいー麗しー!!(そればっか)とか思ったりドラムの方もベースの方もノリノリだったりでこれが50を越えたおじさまたちのバンドなのか!?と思うくらいにバイタリティに溢れていたんですが、何よりも驚かされたのは、奥野さんの歌声でした。

お恥ずかしいことに私は奥野さんの歌声はapで紹介されたあの「この素晴らしき世界」の映像と若かりし日の「終わりのない歌」の映像でしか知らなくて、今の声や声量のイメージは「この素晴らしき世界」のイメージのままだったんです。

だから、この日奥野さんの歌声を聴いて本当に驚いた。あの映像から信じられないくらいの声量と声域!!!!!!!!正直ね、今日出たどのバンドのボーカルよりも声が出ていたように思います(笑)
奥野さんの現況を知らなくて「大丈夫かな」なんて思ってた自分が恥ずかしくなったし、そして本当に素直にかっこいいと思いました。嫌な言い方になるけれど、同情からでも気を遣ってなんかでもなく。
先輩バンド、先輩ボーカリストのポジションに遜色ない、圧巻のステージングでした。


あとね、MCでも「こんなにたくさんのお客さんが来てくれて嬉しいよ!」なんて触れていた奥野さんが、歌の途中で時々客席をぐるっと見回しては感極まったような本当に嬉しそうな表情をされているのを見て、こちらまでぐっときてしまったりもしてました。







【アンコール】
拍手に包まれ再び出てきたROGUE。そして奥野さんが「僕らの恩人でもあります!」という言葉で呼び込んだのが、さくらいさんでした。


赤いTシャツ(奥野さんがデザインしたらしいという噂を聞いた)を着ていつものようににこやかに出てきたさくらいさんではあったけれど、いざ奥野さんの隣に立つと微笑みつつ所在なさげに右腕を左手で触ったり握ったり。
憧れの人の隣だからかもじもじそわそわしているさくらいさんは、10代の少年のようにあどけなくかわいらしく見えました。し、それには胎盤のアンコールで見たようじろうを思いださされました。
今回のさくらいさんも胎盤のようじろうも、多分同じだったんじゃないかな。どちらもまるでその音楽を聴いていた当時にタイムスリップしたかのように、少年性に満ち満ちていた。少年に戻っていた。そんな気がします。


そんなさくらいさんを横に、ap''''12の話を皮切りにROGUEの再結成の経緯を話し続ける奥野さん。きちんと思い出せないんだけど

奥野さん「apの映像を香川が見て『なんだこいつ歌えるじゃん』って思ってROGUEを再結成しないかと言ってくれた」
香川さん「見なければよかったね(笑)」

っていうやりとりに笑った(笑)ROGUEのステージ見てても思ったけど奥野さんと香川さんってすごく仲良しなんだろうなぁ、初めて見たライブだったけれどお2人の毒も交えつつの掛け合いが面白くてならなかった(笑)




さてさて、そんなMCを経て奏でられたのはおそらく会場の誰もがこのイベント開催を聞いた時から期待を寄せていたであろうこの曲!






En.1  終わりのない歌
イントロからもう大歓声!!!!!!!!だよね!!!!!!!!!!!!!!!!
奥野さんとさくらいさんの2人で歌われたこの曲、1番はさくらいさんが下、2番はさくらいさんが上、という風にハモっていたような。甘く高い声質のさくらいさんと渋くダンディーな声質(だと勝手に思ったんだけど声にダンディーって言わないか(笑))の奥野さんのハーモニーは本当に耳に贅沢なものでした。

そしてやっぱり嬉しそうな2人の笑顔が何より!!!!
さくらいさんなんて喜び押さえきれないみたいにぴょんぴょんジャンプしたり1番で腰くねくねさせたりと全身に気持ちが出ていたような(笑)あと「時計ばかり気になって」で時計を見るジェスチャーをしたりと、「ROGUEのファン!この曲のファン!」なさくらいさんを垣間見せられたように思います。

にこにこの笑顔でお互いを見ながら歌われ、大歓声で迎えられたこの歌。本当に今日1番にハッピーが溢れる曲だったように感じられました。





そんなハッピーなステージが無事終わり舞台袖に帰ろうとするさくらいさん、途中でスタッフに引き止められます。(どうした方がいいのかな、ってわたわたしてるの可愛かった)
スタッフからのこそこそ話に屈んで後ろで手組みながらふむふむと聞くさくらいさんがめっっちゃくちゃ可愛かったお話はさておき(そればっかかよ)、スタッフから事情を聞いたさくらいさんはスタッフと共に台車(?  なんていうんだあれ、お料理とか運んでくるキャスターついてるやつ……)でケーキを運び、

さく「香川さん、6月1日誕生日!!奥野さん、今日誕生日!!!!」


すみません初めて知りました今日がお誕生日なんですね!!!!!!!!おめでとうございます!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(笑)



サプライズも無事終わりここでさくらいさん退場。お疲れ様でした!(笑)
また、お祝いが終わったあとには最後の1曲として「LIKE A MOON」を披露されていました。
お恥ずかしながら私にとっては初めて聴く曲だったんだけれど、奥野さんが叫んだ曲名への歓声やライブ中の客席の「これを待っていた!」というような盛り上がりを見て「きっと代表曲なんだろうなぁ」と感じました。終わった後検索して見た感じでもそうみたいだね。
自分がそのバンドのファンでなくてもファンの方が「これを待っていた!」という反応をされる様を見るとなんだか嬉しくなってしまいますね!喜びにあてられるというか!

「初めて観るミュージシャンの方のライブでも、自分がファンとして行ったのではないライブでも、こんなに楽しめるんだ!」
それを教えてもらった1日だったなぁ、とこの曲を聴いて改めて感じたのでした。












【まとめ的なあれ】

の前にレポ絵的なものを載せときますね。
ざ、雑〜〜!!!!!!!!
(各画像、サムネは荒いですが2回押すと元の画質で表示できます)


















もう思ったことはあれこれ色々あるし感想文本編でもあちらこちらに書かせてもらったけれど、ここではもう今日1番に思ったことを!



「フェスって面白い!」



どういうことかと言いますと、フェス……というよりは対バンも含めた主宰者や共演者がはっきりしたイベント、かな。そういったイベントにおいては主宰者や共演者へ彼らのベクトルが向いているということかそのまま音楽に表れる・それが醍醐味だ、と思ったのです。


例えばRADWIMPSの胎盤で
「今の僕らに、もちろんみなさんに、そして、10周年を迎えてこれからも躍進していくRADに、この歌を贈りたいと思います」
という言葉と共に奏でられた「終わりなき旅」には、明らかにMr.ChildrenからRADWIMPSへ向けられる何かしらの想いが込められていたように思う。
そして今回のライブで言うならば、それは「未完」であり、「FIGHT CLUB」でもあったんじゃないかな。

まだまだ現役として音楽を鳴らしている先輩の背中を追いかけ自分たちも成長していきたいと歌ったのが「未完」、そして青春時代をとっくに過ぎ今や中年と呼ばれるような年齢を迎えた自分たちや先輩たちではあるけれど、同じ時代を乗り越えた同志としてこれからも音楽を鳴らしていこうと歌ったのが「FIGHT CLUB」。だったのではないかな、と思います。だからこそ今回のファイクラはブルフラだったんじゃないかなぁ。

そうそう、「先輩」という風にも書いたけれど、胎盤では「オーバーエイジ枠」と自らを称していたMr.Childrenが今回は最年少だったんだよね(笑)(各バンドの平均年齢を比べると)
それもなんだか面白く感じました。下だって上だっていっぱいいるんだ!いい手本が近くにいっぱいあんだ!!



いつかのラジオの「誰かに向かって話してるのを聴くのっていいよね」って話じゃないけど、誰かに向けてのベクトルを含んだ音楽を聴けるのもまた面白く楽しいことだなぁと心から思いました。
ワンマンライブなどといった観客対アーティストのライブでは見れない聴けないものってあるんだな、ということを改めて思い知ったし、そんないつもと違うMr.Childrenやいつもと違うMr.Childrenの音楽を聴ける贅沢さをも思いました。

本当に来てよかった。行けてよかった。
そしてますます今年の夏が楽しみになった!!






おそらく次にこのブログでお会いするのはロックロックのライブ感想文となるかなと思います。うまく書けるかはさておき、まずは思い切り楽しんで思い切り味わって来れたら!


いつもながらあっちこっち寄り道しがちな感想文となってしまいましたが、最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました!!

ではではこの辺で。






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