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半世紀へのエントランス @6/19 長居スタジアム 感想文②

■DANCING SHOES

さくらいさんもお色直ししてーのこの曲!服の色やっと肉眼で見えた〜〜!
ドームでは照明のピンクなのか服がもともとピンクなのかわからなかったピンク!!ほんとにピンクだった!!
なんならインナーもピンクになってドームよりピンク!!!!

今までの感想文読んでくださった方はお分かりかと思いますが、これまでのこの曲はとにかく
「モニターのフィルタ強すぎて本人たちの姿見にくいよぉ;;;;」
「カメラズームしすぎ&サブモニターにリアルタイム映像映す範囲狭すぎてジェスチャーチェックできないよぉ;;;;演奏してる姿よく見えないよぉ;;;;」
っていう気持ちとともに過ごして来たんですけど。
スタジアムだと本人たちが自然光で照らされてるからかな、モニター映像めっちゃくちゃ見やすい!!
真っ赤なギターもちゃんと真っ赤に見える、やったーーーーーー!!(ずっと色よくわかんなかった)

カメラがズームすぎてぐぬぬになってた「右肩上がれば……」のパートも引きになってたし、最終回にしてこんなに願いが叶うなんて……。
ありがたやありがたや……。

ずっと見にくいなって思ってたサブモニターの映す範囲狭すぎ事案についてもやっと理解しました。
あれ、メインモニターのアニメーションで女性がピンスポで抜かれてるのと合わせてんのね!
(いやそれならそれでアニメーションよりサブモニターズームしすぎじゃない!?って思わんでもないけど……)





■LOVEはじめました

これまたドーム日替わり曲ながら続投!!
え!!野外でLoveはじめました!?!!?!!?!
異次元!!!!!!!!!!!!

こちらのテンションが上がるのはもちろん、ステージのボルテージもアップ。
さっそくじぇんちゃんもノリノリで腕前後に振ってる!!
わかる、やりたい!!やらないけど!!(笑)

サビに入ると空に立ち上る火柱、渦巻く炎、黒煙……!!
野外だからかドームより威力上がってない??気のせい??
でも炎ものびのびしてて嬉しそう!!!!
というかこの席ですら熱気くるんだけど、注釈とか大丈夫?ちょっとこんがりしない??

自分にとっての前回公演、京セラ初日公演に参加したときは間奏に入るタイミングでテンション振り切れたさくらいさんが「サニイイイヤアアアア!!!!!!!」爆音シャウト→ボリューム小さめさにキーボ「♪♪♪」(いやこの紹介でその音量かい!!笑)って流れがあったんですが、今回は「サニイイイヤアアアア!!!!!!!」シャウトなし。
だけどちゃんとスーパーさにやんタイムの音量上がってた!!気がする!!ちゃんと生かされてる!!!!

スーパーさにやんタイムではモニターの中でメンバーの抜かれたウィンドウがバグみたいに複製増殖していく。
これけっこう好きだよね、いつぞやのフェイクとかね。
こっちはちょっとおもしろくて笑っちゃうときある、ごめん(笑)
今回初めて気づいたんだけど、メインモニターはウィンドウが複製される度に画質が潰れていくのに対して、注釈向けのモニターでは素の映像のまま。加工した映像を各モニターに流してんじゃなくて各モニターへの出力時にモニター指定で加工かけてるんだなーって初めて知った。おもしろいねぇ。

この日のこの曲で1番好きだったのが、「多少の摩擦があっても擦れずに心を磨いて行くなんて出来るかなぁ」でアコギから手離して両手グー!!→からのシンバルシャンシャンシャンシャン「いーみなんかないさ!」!!
緊張と緩和、願いからの唾棄、ここの緩急最高!!!!





■フェイク

イントロ入った途端お客さんのクラップがめちゃくちゃ揃って嬉しい!!
フェイクとみんなの絆〜〜〜!!!!(絆といちばん縁遠そうな曲)
フェイクって歌詞だけ見たら内向的な曲のはずなのにめちゃくちゃスタジアムのイメージある、これも絆というか重ねた年月(ライブ)の賜物だね。


とかなんとか、無邪気にはしゃいだのもつかの間。
ここからの数曲……フェイク~ニシエヒガシエ~Worlds endがとんでもなかった。
突然ゾーンに入ったというか、テンションが上がりすぎておかしいというか、なんというか……もう平たく言ったらさくらいさんが信じられないほどドえろかった──

これ真面目に……人生で初めて、エロすぎて照れるでも見とれるでもなく口あんぐりになるっていうわけわかんないことが起きた。
しかもこれがさくらいさんだけじゃないんだな。じぇんとなかけもなんだな。
こんなの見たことある?私はない、これを浴びて平静保てる精神力もない……。

どのあたりから思い始めたんだっけ。
そうだ、モニター見ながら京セラでやった「ほっぺた」ジェスチャーやらんかったなー、とか思ってたら ん?ってなったんだ。
どうもさくらいさんの様子がおかしい。

どこが、ってうまくいえない。
でも動きや表情、声色、どれも絶対にいつもと違う。
なんていうかキマってる。ブチ切れてる。
圧倒的に理性<<<<<<<衝動、思考もリミッターもなくなったような動き、声。
目がギラギラしてるけどどこか虚ろで、汗びっしょりで……言ってしまえばひたすらえろい。
なんもえろいことしてないのに(なんならいつもの「ただ腰を振り続けるよ」の腰振りとか一切しない)のにえろい。

いや、よくよく見たらさくらいさんだけじゃない。
打ち込みで叩かない間、全部の歌詞に身振り手振りを加えて、ずっと一緒に歌い続けているじぇん。
それを抜きまくるカメラさん。もうツインボーカルみたい。
表情もいつもみたいにふざけているというよりは、興奮で熱に浮かされたような感じ。
そんなボーカルとドラムを傍目に頭ガンガン振り続けるなかけ。

こんなの見たことない。

どうしてこんなことになってるのか訳がわからなくて混乱して、だけど目が離せなくて鳥肌が立つ。

なんだこのフェイク。

でもさ、DVD見ると全然この時感じたものよりマイルドなんだよね……不思議……。
記憶の美化?いやいや絶対こうだったって!なんでこんなに違うんだろう?DVDでは当日モニターで流してた映像そんなに使ってないから??
未だにYoutube公式に上がってるフェイク見ながら首かしげてます。
納得いかない……絶対ドエロかったんだって……ほんとなんだって…………(最悪の主張)

ちなみにたはらさんがドエロだった記憶はない……。
実際どうだったんだろ、3人の印象強すぎてわからんかった…。
有識者頼む……。


そんな3人の様子にどぎまぎしながらも残ってるレポ的な記憶でいうと、1番→2番でたは側に全力ダッシュ!!
うわーーーーーーこれスタジアムっぽい!!!!(興奮)(スタジアム)

ドームも同じアレンジだから今更だけど、1番サビ入りは焦らして2番サビはそのまま入るのけっこう好き。
1番は待てできるけど2番まできちゃったらもう待てないよね(?)

映像で主に使われている色は水色とピンク。
SENSEカラーなんだね。未完ツアーを思い出した。

未完ツアーの時のフェイクでも同じ組み合わせが使われていて、SENSEカラーはSENSEのテーマでもある五感+第六感のメタファーなんじゃないか?フェイクの「飛び込んでくる音目に入る映像/暫く遮断して心を澄まして~」と呼応してるんじゃないか?的なことを思ったんだけれど、やっぱり意味のある組み合わせな気がするなぁ。
今回みたいに色を大事にしているツアーで再登場するとなおさら。
映像の中で水色とピンクのタイルがひっくり返るのは真実と嘘をひっくり返す的な意味合いなんじゃないかな。
で、それにはやっぱり五感や第六感(SENSEカラー代替)が介在するよね、みたいな。

前述のとおり「ただ腰を振り続けるよ」の腰振りはなかったけれど、2番サビ終わりでは「この手が掴んだものはまたしても、(手で空をぎゅっ)」。
この言い終わりぴったりのタイミングでのぎゅっ、最近だとかなり珍しい気がする。
こんなに興奮して見えるのにそっちはやってあっちはやらない、ってところに直感的にぞわぞわする。
今までに見た感じでは、むしろテンションが上がれば上がるほど腰振りの方がエスカレートしてたのに。(それもどうなん)
やっぱり今まで見たことがないゾーンに入ってる気がする。私は誰?(笑)

からの「テイクオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(フ)!!!!!」
もう歌ってるんじゃなくて曲が乗り移ってるみたい。
思ってた3倍くらい伸びて、どこまでもどこまでもってくらい伸びて、もう帰ってこないんじゃないかってぞわっとした。
ここまで曲に入り込んで、戻ってこれるの?

そこから理性ブチギレでラスサビになだれ込む。
このあたり圧倒されすぎて全然覚えてなくて、「それすら……」で終わったとともにはっと我に返った記憶がある。
DVD見たら納得したわ。いや〜〜この動きにこの「フェイク」連呼か〜〜〜!!!!
今更だけど「それすら……」での〆もけっこう懐かしい気がした、いつぶりかね?(調べない)





■ニシエヒガシエ

いつものるるるるる(巻き舌)からの京セラ初日にやってた手くるくるだーーーー!!!!嬉しーーーーー!!!!
って思ってたら特効バーーーーーーーーーーン!!!!
こっちもテンション!!!!あがる!!!!

前曲から引き続き目ギラギラ、この指とまれなし、抗鬱剤もなし(これはドームからなかった)。

やっぱりそうだ、いつもの歌詞に合わせたジェスチャーを一切と言ってもいいほどやらない。
でもやりたい動きは全部やる。
それが逆にリアルというか生々しいというか……今この場でリアルタイムに衝動や情動が湧き上がっているんだと思わされて、もう刺されまくる。

極めつけはラスト。
前ならテンションが上がるにつれて腰振りを披露したりもしていた「エ!エ!エーエーエ!」のアウトロシャウトで、さくらいさんがセンターステージをぐるぐる走り回り続ける。(5周くらい、その場で回転するんじゃなくて木の周りをぐるぐる回り続ける感じで)

こんなの見たことない!!

ぐるぐる回ってるのもあるからかな、トラを連想した。
本能のままに駆け回る歌の獣。
絵本の中ではバターになっちゃったけど、この人はどうなっちゃうの?こんなに入り込んでほんとに戻ってこれるの……!?

フェイク、ニシエヒガシエと重ねてどんどんボルテージが上がっているのがあからさまにわかって、次々繰り広げられる見たことのないステージングに
目も心も釘付けにされて、興奮で心臓がバクバクしてくる。
今日、ここからどうなっちゃうの……!!
このあたりで完全に興奮が勝って、今日1日ずっとゆるゆるだった涙腺が急に大人しくなったを覚えてる(笑)





■Worlds end

前曲のテンションそのままに突入したこの曲、イントロからもうプロンプターに乗ってめちゃくちゃ煽ってくる。
引き続きキマッてる……!!

ここでもジェスチャーチェック。
ケーキ捨てない、期限付きなんだろうもやらない。
やっぱり今日はこの感じなんだ……。
フェイクやニシエヒガシエはそれなりにあるけれど、Worlds endでここまで衝動的になってるのって、自分は見たことなかった気がする。
自分がライブ行くようになったときは割と押しも押されぬ壮大曲(?)になってたからかなぁ。赤い照明なんだけどクールさもあるというか、もはや格があるというか。
だからこんなふうに泥臭さすらあるWorlds end、ほんとに“赤い”って感じのWorlds end、見れてほんとに嬉しい……!

当方絶滅危惧種のWorlds endサビ手拍子民なんだけど、今日突然手拍子が好きな理由がわかった……手拍子の方がドラムの拍に近いんだ……。(それでもまだ2分の1だけど)
ワルゼン、やっぱりじぇんちゃん!な曲だから、なるべくじぇんちゃんのリズムに乗って味わいたいんだな……それで自分は手拍子が好きなんだなって……実感しました……。
着席指定席の端っこだったからそこまで目立たないのをいいことに思いっきり手拍子させてもらったよ!!
ありがとう着席指定席ヽ(;▽;)ノ

ラストのオーオオーオオーのパートは、言葉で表現できないけど完全に今ツアー新規な感じ。(日産参加してないからどの会場からやってたかわかんないけれど)
昔ながらのオーオオーオオーが復活披露された福岡初日から始まって、祈りみたいなハイトーンパートの比重を増したり、さまざまな進化を繰り返しながら辿り着いた長居ファイナル。
最終的にこんなにも変わるなんて思ってもなかった。

あぁ、3年振りの感覚。
ライブを重ねて変わっていく、これがツアーだった。





■MC5

ドームと違ってた!んだけど!記憶が曖昧なのでニュアンスで!

さく「新しい曲をやります!
今日ここまでいくつかの曲を演奏してきましたが、きっとみなさんそれぞれの曲に思い出があって、イントロが鳴る度『この曲を聴いていた頃こうだったな』って思い浮かべながら聴いてくれていたんじゃないかって思います。

この曲もみなさんの愛情を、思い出を吸い取って、おっきなおっきな曲になってもらえたらと思ってます。

お届けします、『永遠』。」


ドームで「吸い込んで」だったのが「吸い取って」になったのがなんだか意外……!
ゾーン突入3曲の直後のMCってどうなんの……!?ってやたらめったらどぎまぎしながら聞いてたんだけど、本人は普通に喋ってた(笑)
サンギビドームの沖縄→こんな風に~のMCの時も思ったけど、この人切り替え早すぎない!?!!?!(笑)





■永遠

夕焼けの中で聴く永遠!!いい!!
景色に当てられたのか、ここで涙腺のゆるさが復活。
歌詞の言葉を追いながら聴いていたらひたすらに泣けてきてしまった……。

この歌、これまでさすがに「死別」以外の解釈の余地ないと思っていたんだけど、よくよく考えると我々は「優しさの死に化粧」という表現を既に耳にしているわけで……。
そう考えるとこれって恋心の死、恋愛関係の終わりとも捉えることができるのでは……。

そんな天啓が降りてきた結果、これまでと同じ歌詞のはずなのに別の物語として新鮮に響いて新鮮に刺さってしまったのでした……。
もちろんこの歌が「桜のような僕の恋人」のタイアップとして生まれた以上、愛する人との死別の歌として書かれていると念頭に置くべきとはわかっているのだけど、生きていながらにして「死」だと思うくらいの別れの歌として聴くと、ね……別の切なさ辛さが立ち上がりますよね……ね…………。





■others

これもまた夕焼けに合う……!!
ちゃんと夕暮れでこの2曲が来るあたり、ドームから移植してきたセトリとは思えない……まるで最初からスタジアムのためにあつらえられたかのよう……。

ドームの時はUNITEの刷り込みで気になっていた赤と青の照明も、野外の明るさで原色感が薄れてた。これはこれで好き!
一方で、ドームでは活躍しまくっていたアウトロのレーザーが見えにくくなるという弊害も。
なんなら最初あれ?出てない?とすら思った!(笑)
くう~〜〜スタジアムだ!!(今日これ一生やる)

この曲の途中で目に入ったんだけど、ステージバックの時計は19:00を回ってた。今って19:00でこんなに明るいのか……!
ラスサビに入ると現実の夕暮れ空をバックにモニターに満月の映像が浮かぶ。
なんだか倒錯的。

そこからの「君の指に触れくちびるに触れ……」ではいつも通り床に映った影がモニターに抜かれ……え!?抜かれない!?!!
これまで自分が参加した公演では皆勤だったのに……全公演固定演出って予想外した……!!もしかして明るくてあんまり影できなかったから……?

日産は本物の満月が出てたらしいから暗かった=やってた→長居は明るくて影がわかりにくいことに初日に気づく→ファイナルでなくなる、とか……??それとも日産からなかった??これ気になるな〜〜!!

アウトロで捌けていくさくらいさんがはっきり視認できるのも!ザッツスタジアム!





■Tomorrow never knows

お色直しして出てきたさくらいさんを見た瞬間はっとした。
水色Tシャツ×水色シャツ……!

昔から水色×水色の衣装にやたら惹かれてしまうのです。
ポプザ2001(10周年(仮))、ポプザ2012(20周年)で水色×水色だったから30周年も見たいなぁ……!って思ってたんだけどドームでは見れなかったから、ここに来てやってくれたのがほんとに嬉しい……!!

しかも水色×水色になったのがこの曲からっていうのがまた。
AAGの水色×水色衣装でのTomorrow never knowsが大好きだったから、さらに嬉しさが増してしまう。
やっぱりこの曲は青なんだ……青だよねぇ……。

発声できない分なのか、なぜかいつも以上にイントロのパンパパンが大音量な今ツアー。
京セラでもだいぶ大音量だったけれど、この日は集大成と言わんばかりの特大音量。
よく物議を醸している拍手ではあるものの、ここまでぴったり揃ってるともうなんか愛しくなってくるよ……。
自分はテーンテーン\カッ/でリズム取るタイプなんでやらないけど(笑)
愛なのは明らかじゃん!みたいな。

そんなわけで最初は音だけに意識が行っていたイントロだけど、途中でなかけにピンスポが当たっていることに気づく。
これ、UNITEで見てて好きな演出だったんだけど、単独公演でやってるの初めて気づいた。
うわー嬉しい!でもこれもしかして気づかなかっただけでドームでもやってた……!?
これからはちゃんと見るようにしよ……。

久しぶりに野外で聴くTomorrow never knows。
歩きながらたなびくシャツの裾に、またしてもあぁスタジアムなんだなって実感する。

歩いている間、風を受けて何度か肩から脱げてすらいた。
それでも進む姿がなんだかこの歌そのものみたいで、人生みたいで、なんだか無性に胸を掴まれてしまう。


始まった時は夕暮れだったけれど、ラスサビの時には日がほとんど落ちていて、暗くなった空に大サビの照明が眩く映えた。
時間帯天才すぎる……!!
今までも何度か「Tomorrow never knowsのイントロとアウトロ、同じメロディーなのに最終到達点のアウトロの方が明るく聴こえるのが好き!カタルシス!」って話をしたことがあると思うんだけど、明るい中で浴びる光よりも暗い中で浴びる光の方がより“光”だから……暗い中で大サビを聴けたのすごく嬉しかったなぁ……。


聴きながらくるみを思い出したりもしていた。
ドームでものすごく思い入れのあった曲でもあり、Tomorrow never knowsと同じ精神性を持つ曲でもあると思ってて。
どちらも、誰かを傷つけてしまった後悔は消えない、でもそれを引き連れて進んでいくんだ、という決意の歌なんだと思ってる。
だからスタジアムにTomorrow never knowsが残ってくれて、すごく嬉しかった。
くるみはセトリ上から無くなってしまったけれど、この曲が残ってくれたおかげで消えて無くなってしまったことにはならないというか。
今回のTomorrow never knowsはくるみの分も背負って、引き連れてくれている気がした。

あーーーーーほんと、つくづく思うけれど本当にTomorrow never knows、大好き。信じてる。





■光の射す方へ

イントロに入る前、リズムだけでわかった!
あぁこの曲!!知ってる!!!!身体が覚えてる!!!!
おかえりーーーーーー久しぶりーーーーーーーーーヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ

未完ツアーで毎度披露していた大波小波(イントロのリズムに合わせてさくらいさんが前後に身体揺らす)や電話してから来てちょうだいのジェスチャーはなし。
サビ前の「バッティングセンター」とか「ウィナーは存在しない」とかは珍しく下げて歌う。
このパターン、生では初めて聴いたかも。
ここで下がるとサビ1音目の高音のインパクトと開放感増すねぇ!
しゃがみこんでからのジャンプ!って感じ?これ伝わる?(笑)

未完から続投でモニターにはプリズムっぽい映像。
途中パラマウント・ピクチャーズのロゴ映像みたいになってなかった???(笑)
サンギビの思春期の夏前映像でメトロ・ゴールドウィン・メイヤーのロゴパロったり、重力と呼吸の花の映像で東宝のロゴ思い出したりもしたけど、最近ライブで映画ロゴを思い出させられる機会が多いっすな……。(個人の意見)


Cメロを越えて、終盤ではお待ちかねの「光の射す方へ」のリフレイン部分。
ラストであれくるか!?くるか!?!!
スタジアムだもんな!?!!くるよね?!!?!


「光の射す方へ─────!!!!」


花火バーーーーーーーーーーンきたーーーーーーーー!!!!!!!!

火の粉が立ち上って、さらにその先から枝分かれして伸びてく!!のをみんなで見上げる感じ!!

あーーーーーーーーーースタジアム!!これスタジアム!!
あーーーーーーーヽ(;▽;)ノヽ(;▽;)ノ(情緒不安定)


ラスト、「永遠を探して」が4回リフレインされてはっとする。
今までこんなの聴いたことない。
繰り返されたのは「永遠を探して」だけど、私たちはさっきこの“永遠”が何に修飾されているのかを聴いているわけで。

「限りある またとない 永遠を探して」。

今日のはじまり、1曲目の終わりなき旅で聞いた言葉を思い出した。

「どんなものにも終わりはあるんだと、今は思ってます。
でもだからこそいつまでも続いてくことを願って、だからこそ今ある情熱のすべてをエネルギーのすべてを、音に込めて歌に込めて届けたいと、強く思っています。」

「今日、2022年6月19日。ヤンマースタジアム長居。
僕らが、Mr.Childrenです。」

“限りある” 、 “またとない” 、“永遠”。

“永遠”って、そうだ、数曲前でも聴いたばかりだった。
「もう会えなくても 君は僕の永遠」。

永遠なんてないとわかっているからこそ、わかっていても残るものがあることを願うからこそ、立ち現れる永遠があるんだと。あってほしいんだと。
それを新旧の曲で繰り返し、念を押すように届けてくれているんだと思った。
もう、こんなの受け取ってどうすればいい?
大事にしたいほんとに………(;;)


あと、「果てしない闇の向こうに手を伸ば」すTomorrow never knowsからの光の射す方へ、っていうセトリもずるいなぁ!いいなぁ!
手を伸ばした先にちゃんと「光の射す方」を用意してくれてるなんて!
Tomorrow never knowsの大サビで放たれた光の照らした先やドームでの彼らのMCを思い出して、今回示した「光の射す方」は客席と言ってくれているのかもとも思った。
これは妄想に近いけれど。





いよいよ本編終盤。

ドームの流れなら次は……とか思ってたところで、さくらいさんから「まだまーだ、行けますか〜!」みたいな、メロディに乗せた口上が放たれる。
こういうの珍しい気がする!!

すかさず繰り出されたじぇんの1234!のカウントに合わせて反射的にパンパンパンパン、会場全体からもでっかく揃ったパンパンパンパン!!(手拍子)
うわ〜〜〜なにこれ今日の会場息合いすぎ最高ヽ(;▽;)ノ
てなわけでこの4カウントから始まる曲といったら!





■fanfare

ドームからの続投組!!
いつもながらだけど、この曲のサビ前の演出ほんっと好き。
映像と照明がデデデデーン!!(左からシュバーー!!)デデデデーン!!(右からシュバーー!!)デーデデーdちょっと待ってと言われたって!!ってなるやつ。
テンション上げるのに全振り!って感じ!

大サビ前は東京ドーム510みたいに「もうきの〜お〜〜お〜〜に!!てーをーふーろー!」っていう抑揚Maxな歌い方だったね。
これから定番になっていくのかなぁ、もう二度と帰ってこない「にあるんでしたっけ!?」みたいに……(笑)





次の曲に向かう追加イントロでは、

「最高だったこの時間を忘れないために、苦しかった昨日を忘れ去るために!」

ドームと変わって、かなり次の曲の歌詞を使った口上。
口笛の段でドームの時点でも歌詞を引用したMCが多かったと言ったけれど、スタジアム公演でさらに増えたのは、より多くの人が足を運ぶ会場だからかな、なんて。

この確定演出が来たら次の曲はもう!





■エソラ

エソラ〜〜〜〜〜!!人生初の着席エソラ!!!!
でも全然気になんない!関係ない!楽しい!!嬉しい!!!!

「きみーがはなーしてたの、あそこーのフレーズだーろぉ!
まるで僕らのための歌のよーだ!(僕と君指さし)
君はどんな顔して聴いてたの?(君指さし)」

ゾーン3曲でおなじみジェスチャーがことごとくなくなっていたのを受けてどうなるんだろう?と思ってたんだけど、指さしやってくれた~~ヽ(;▽;)ノ

1番サビ終わりは「あげーるんだー!」からの高速地団駄が飛び出して、あーさくらいさんもほんとに楽しいんだなぁ……って伝わってきて嬉しくなる。
2番Aメロの「天気予報によれば……」では、歌いながら空を見上げる。
こっちも思わずつられて見上げた。 
同じ空を見上げるこの感じ、本当に大好き。
光を放つステージの上にはいつの間にか夜空が広がっていて、風も気持ちよくて……もう胸がいっぱいになる。あぁスタジアム!

近年の自分はサビ突入とともに長年の刷り込みで手拍子→客席がほとんど縦振りで気まずくなりフェードアウト……っていうパターンが恒例になりつつあったんだけど、今回周りの人から見えにくい席なおかげでめっっっちゃくちゃ手拍子しやすかった……!!
着席指定で跳べない分も、ツアー中なかなか通して手拍子できなかった分も、全部乗っけてもう全力で手拍子手拍子!あーこれこれ!ほんと楽しいヽ(;▽;)ノ
ツアー最終日にしてこんなところで絶滅危惧種エソラ手拍子民のユートピアに出会えるなんて……最高…………。
ただし着席指定席見渡しても仲間はいなかった……Why……。

ラスサビで銀テバーーーーーン!!
え!?白になってる!!こんな途中で変わるパターンあるの!?!!(京セラまではカラフルテープだったはず)
ていうかスパイダーカムにめちゃくちゃひっかかってる!!(笑)
収録日あるある!!愛し!!

降り注ぐテープ、
キャッチしようと手を伸ばすお客さん、
花道先端に集まったさくなかたはトリオ、
花道の3人にテンションが上がるお客さん、
テープ引っ掛けたまま懸命に仕事を続けるスパイダーカムちゃん。
なんだかもうカオスで、それがまた楽しくてたまらない!
この感じがエソラの大サビだよねぇ。
記憶から消したい過去も、羽ばたきたい未来もあるけれど、何よりも「今」があるこの感じ。


そんなラスサビだったけれど、途中から歌ってるさくらいさんの視線がやたら下に向いていて。
どうしたんだろ?って思ったらなかけのベースにテープ絡んじゃってたのね。
こんなトラブル初めて見た(笑)

歌いながらもしゃがみこんで取ってあげるさくらいさん、笑い合う3人。
そんな場面の余韻を噛み締めているうちに曲が終わる。

なんかさ、もう年齢としてもキャリアとしても押しも押されぬ人たちのさ、30周年ツアー最終日のさ、収録日でこの感じって、すごくない?
すごい……すごく愛しい……。
もちろんご本人さまたちは気を張りながらステージに立っているだろうと思うし、そんなに大仰な出来事ではないんだけれど。
それでも、こうしてトラブルすら楽しんで、自然に補い合って、笑顔で曲の終わりを迎える姿を見ていると、本当に愛しくてたまらなくなる。
改めて、こんなあなたたちのことが大好きだと思ってしまう。

大きなことでも小さなことでも、私たちが知ってるところでも知らないところでも、きっとこんな瞬間が積み重ねられての30年で。
今目の前にあるこの景色なんだと思う。
そして願わずにいられない。
こんな瞬間が、これからもひとつでも多く積み重ねられますように。





■MC6

ここのMC、泣いたりなんだりで記憶飛んでしまったヽ(;▽;)ノ
ドームで最後に聞いた時といろいろと言い回しが違っていたことは覚えているんだけど、コメントの順番や場所に自信ない……!

「次の曲で、最後の曲です。
この2年間ずーっと、このライブをやるために準備しながら、もしかしてできないんじゃないか……いややれるっしょ!と思いながらここまでやってきました。」

「だから今日、1曲歌い終わるごとに『あぁこの歌、またしばらくみなさんの前で歌わないんだ』って思って、寂しくて……。」

「この2年間ずっと握りしめてきました。
感謝の気持ちです、受け取ってくれるといいな」


ずっとスタジアムにどうか1公演でも、って気持ちで過ごしてきたから、今日がツアーファイナルっていう実感が湧ききらないまま参加していたのだけど。
この言葉ではっとさせられる。

あんなに待ち焦がれていた福岡初日がようやくやってきて、そこからあっという間だったような、とてつもなく長かったような……。
不思議な感覚。





■GIFT

夜のGIFTってちょっと新鮮かも。
もちろんドームも同じポジションだったんだけど、ドームだと夜か昼か意識しないからねぇ……。


「今日も、いつも、『これからも』!
イメージしながらーー!!」

ドームと似てるけどどこか違う言葉に、未完ツアーファイナルの足音を思い出したりする。


「聴いてるぞ、聴こえてるぞ、『これからも』!!みんなの足音!!」

あの時と同じ言葉。
ツアーファイナルなんだ、ほんとに……。


「知らぬ間に増えていった荷物もまだ何とか背負ってけるから
君の分まで持つよ、だから側にいてよ
それだけで心は軽くなる」

「果てしない旅路の果てに選ばれる者とは誰?
たとえ僕じゃなくたってそれでもまた走っていく  走っていくよ」

もともと30周年の積み重ねとこれから向かおうとする半世紀を思わされる歌詞だったけれど、今日は初日から積み重ねて積み重ねて、そうしてたどり着いたファイナルとしての言葉にも聴こえた。

「それでもまた走っていく」、ツアーを通してずっと聴いてきたはずなのに、今日のこの夜のための言葉みたい。こんな感覚もすごく久しぶり。
未完のときもサンギビのときもそうだったけれど、終わりの日にこうして「未来」を感じさせてもらえるのってなんて嬉しいんだろう。


いつのまにか、自然と自分自身の福岡初日からこの日までの日々を思い出していた。
3年ぶりのツアー、久しぶりの「ミスチルのライブがある会場」の空気。
本当に久しぶりに会えた、会いたかった人たち。
ようやく初めて会えた人たち。
たった数分でも、って声を掛け合って会ったこともあれば、何万人の会場でばったり会えたときもあった。
ライブ後にその日のことを思い返しながら、世界一のお酒を飲み交わしたりもした。
会ったら一瞬で3年の時を飛び越えた。


「君から僕へ、僕から君へ最高のGIFTをどうもありがとう
君から君へあなたからあなたへ」


だからこの言葉がきたとき、込み上げてくるものを止められるはずもなかった。
ほんとに、自分にとってのこのツアーそのまんまだよ。
とにかくMr.Childrenが大好きで大事で、だけど、Mr.Childrenを大好きなあなたやあなたと過ごした時間や交わした言葉も自分にとってこのツアーの大事な大事な一部で。
「君から君へ」で、「あなたからあなたへ」だった。
どれだけ嬉しくてどれだけ救われてどれだけ幸せだったか、ほんとはいくらでも書きたいよ!!

そんなこんなでぐしゃぐしゃに泣きながら聴いていたら、最後の最後で「僕ら抱きしめる、」が「僕ら探してた、」になってしまうというハプニングが。
言った瞬間「う……!!(しまった)」みたいな顔をしたさくらいさんが、言えなかった言葉の分みたいに左手を抱きしめるような形にしていたのが、今も無性に胸に残っている。

30周年ツアーのファイナル、収録日。
しかも、本編最後の、きっと特別大事に伝えようとしてきた曲。
絶対失敗したくないところだっただろうと思う。

でもね、なんにも台無しなんて思わなかったよ。
その左手で、ここまでの歌で、ちゃんと伝わったよ。
「ちゃんと伝わってるよ!」って伝えたくて、思わずステージに両手を差し出してぎゅっと握った。
映画やDVDでは別日の映像に差し替えられてなくなっちゃったけれど、言葉が違っていても渡したかった気持ちがちゃんと伝わってくる、大好きなシーンでした。


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