半世紀へのエントランス @5/21 京セラドーム大阪 感想文② ■タガタメ 改めて、「楽しい30周年ツアー」にすることだってできるのに それを選ばない、選ぼうなんてきっと思いつきもしないだろうことに、心から彼ららしいと思った。 今なくてはならない曲。 近くで見ると一層この曲の照明光の強さを鮮明に感じる。 形容するならば、「刺すような」、「消えない残像を焼きつけるような」光。 わざとそうしているんだと思った。痛みを伴ってでも心に刺さるよう、心に焼きつくように、曲を援護射撃する照明なんじゃないかな。 ■Documentaly film 全然曲関係ない感想だけど、この曲で突然なかけの全身映る度スタイルよすぎてびくっとする(笑) そういえばこの曲のモニター演出はフィルム(ビデオ)と時計。 「Drawing」は絵だった。「Documentary film」はビデオ。そして「永遠」は写真。 そっか、手法は違うけれどどれも永遠に存在しえないものを“永遠”に残そうとする試みなんだ。 もとは「Any」の「描き足してく」がきっかけだったけれど、そこから「Drawing」の見え方が変わって、連想ゲーム的に曲のモチーフが繋がって浮かび上がって聴こえてくるようになってきた。 これまでだって参加してきたはずなのに、これまで思ってたのと全然違うライブみたい。 こうしてライブ中にツアーの別の姿が見える瞬間、どきどきする。大好き。 今日、一体どうなっちゃうんだろう。 ■Dancing Shoes いつもご本人様の演奏する姿を少しでも多く見たい!とサブモニターに目を凝らしてきたこの曲。 そんな曲だからこそ今日は肉眼で思いっきり本人見たろ!!見れる!!最高!! というわけでメインステージに目をやる。 いつもサブモニターで見てた時は「映像加工でさくらいさんのシャツの色わかりにくいな〜」とか「機材サイトさまでさくらいさんの使用ギターが赤アコギって知ったけど色分かりにくいな〜」とか思ってたからわくわくしながら見たんですが、こんな近いのに照明でギターの色も服の色もわからん(笑)(笑) なんだ、サブモニターのせいじゃなかったんだ(笑) ごめんねサブモニター! ギターと服の色はわからないけれど、動きはばっちり見えました。 UNITEでやってた歌詞に合わせたジェスチャーはやりそうでやらなかったけれど、全然関係なかった。 特別なジェスチャーがなくても、4人それぞれの手の動き、頭の動き、視線の動き、身体の傾き、脚の所作……それらを延々見ているだけで、「ほんとに今この人たちがこの曲を紡いでるんだ」って実感が湧いてきて、ものすごく痺れました。 見えないところで(一応映ってはいたけどよく見えなかったから……(笑))実はこんなふうに演奏していたんだ。職人みたいでかっこいい。 全身の動きが見えると音が一層よく聴こえるってことも実感しました。 ぜひ、ぜひ!DVDでは彼らの演奏する姿もクリアな画質で残していただきたい……たのむ……! サビ前のじぇんちゃんのドラム、動きごとかっこよくて心臓撃ち抜かれた……と思うんだけどこれ別の曲?たぶんこれだと思うんだけど……。 ここもDVDで答え合わせできると嬉しい!! ■Loveはじめました これまた福岡初日ぶりの曲! 福岡で見た時「曲の始まりでモニターに映る赤い文字ってもしかしてハートの形になってるのかな?この席は斜めの角度だから分かりにくいけど正面から見たらわかるかな?」って思ってたんだけど、正面から見ても普通にハートじゃなかった(笑)(笑)深読みしすぎ!! ほんでやっと赤アコギちゃんと見えた!!赤アコギ似合うぅぅぅぅ!!!!(イントロからテンション↑↑↑) そんな状態で突入したLoveはじ1番。ABメロでノリノリで体揺らして聴いてたら、なんだかステージにも同じ動きしてる人がいる。よくよく人を見たらなかけ!いぇーいおそろい!!それにしてもえろい!!(IQ3の感想) その後ろのじぇんちゃんまで視線を持っていくと、じぇんちゃんもABメロは叩かないからか、よくあるうにゃうにゃした動きをしてるっぽい。さくらいさんに被って顔が見えないけど、後ろから千手観音みたいにうにゃうにゃ手が出てる(笑) そんな光景をこちらもるんるんで見ていたら、突然なかけがじぇんちゃんを振り返って一緒に乗り始める!! うわーーーこの瞬間見れたのやばい!!嬉しい!!リズム隊!!!!!!!! そのままなだれ込んだサビ、ちょっとテンション上がりすぎて「Loveはじめました♪」の度に指ハートしては自分でめちゃくちゃウケてしまった……(笑)完全に興奮で頭やられてる(笑) いやでも傍から見たら他の人と一緒で腕振ってるようにしか見えないからね……大丈夫大丈夫!! 2番はついに「長谷部のインタビュー」きたああああああ!!!!!!!!!苦節何年!?!!よかったね長谷川えええええ!!!!って勝手にぴょんぴょん喜んじゃったけど私は長谷部の何?? ブラオレの頃に長谷部が来そうで来なかった(代打香川)記憶が強すぎて(笑) 間奏ではさくらいさんもテンション高いのか「サニー!!」が「サニィイイイイヤァアアア!!!!」になっててもうわかんないよそれ!!!!(笑) そしてその大音量シャウトで紹介されたさにやんのキーボが思ったより音量小さいという!!そこは上げて!!(笑) 終盤になると炎がボンボン出てくる。こんな距離で炎の演出を見るのは初めてだったんだけど、ほんとに炎が出ると気温が上がるもんなんだね。あつい! しかし「時代の向かい風も受けて」とか歌ってる曲で炎が上がるの、けっこうおもしろい。向かい風受けるどころか炎に炙られてるんだけど!(笑) ラスサビ直前になると、ワンバイワンプラスの「Loveはじめました」を彷彿とさせるドラムアレンジがちらほら。 「意味なんかないさー」の前でシンバルがシャンシャンシャンシャン!って入ってきたり、サビで「ラァブ、はじーめまーしたー」に合わせてゆっくり「、、ダン!、、ダン!」って鳴らすのとか、似てる気がする。これまでのツアー&これまでの公演でやってなかった気がするけど自信なし……どうかな……。 ラストは従来のツアーの「はじーめまーしたー♪」リフレインじゃなくて「Loveはじめました♪」のままリフレイン。 福岡初日の曲終わりで見て印象的だった点滅しながら上がってく照明、今回全然わからなかった……。 席がほぼ正面でわかりにくかっただけかな?さすがに無くなってはないよね……? 「Loveはじめました♪」がリフレインする中、モニターの下の方がノイズがかったようになっていく。それを見つめてたらふっと会場が暗くなり、響き渡るたはギターのギューン!! ■フェイク ギューンから突然イントロなく始まったのはこの曲。何度か聴いてるはずなのに毎回びっくりする(笑) 今回やっと認識したけれど、今ツアーのフェイクは1番サビ前で2回ためてるのね!焦らすねぇ!! 2番ではさくらいさんはたはら側へ。2番といえばあの歌詞でのあのジェスチャー。 その瞬間はきっとモニターにも映るだろうに、無意識に人の頭の間からどうにか見ようと角度を調整している自分に気づいて自分で笑ってしまった……(笑) 何百人の人の隙間から遠くにいる人の腰振りを肉眼で見ようとすんの、冷静に考えたらなにしてんだろ(笑)(笑) 結局さくらいさんめちゃくちゃ移動するからはっきり見えなかったんだよなぁ。 たぶんホック外しはしてない?腰は前後じゃなくてくねらせる感じだったような気がする。 多分これスタンドの人の方が見えてる……(笑) ラスサビでは花道先端にも来てくれたような気がするんだけど興奮で記憶が!! ■Worlds end 意識を楽しむことに全振りした1曲!!絶滅危惧種のサビ手拍子もかましてしまった!!(笑) おかげさまであんまりレポ的な記憶がありません、ケーキの投げ方どうだったか忘れてしまった……。 そのあとの「わかってる期限付きなんだろう」の時計確認ジェスチャーなしだったのは覚えてる。このジェスチャーなしってほぼ初めて見たかも。けっこうびっくり。 曲終盤の追加パートでは、演奏に合わせてなかけが4回も腕上げ。今までもこんなにやってたのかな、初めて見た……! 最後の4回目は振り上げたあとに噛み締めるようにガッツポーズに持っていってて、それがまた想いの強さを表しているようでぐっときました。 さくらいさんのオーオオーオオーのシャウトも毎公演進化している気がする。最終的にどうなっていくんだろう……。 ■MC4 「どーもありがとう大阪ー!! 次にやる曲は新しい曲です! この曲も、今日これまでやった何曲かみたいに、みなさんの思い出や記憶や愛情をいっぱい吸い込んで、おっきいおっきい曲に育ってほしいと思ってます! お届けします。『永遠』。」 ■永遠 「Drawing」や「Documentary film」のことを考えながら聴く初めての「永遠」。 聴きながら、「Drawing」がこれからも今を残すために描きたいと思う歌で、「Documentaly film」が今まさにカメラを回しながら残そうとしている歌だとすれば、「永遠」は残されたものから思い返す歌なんじゃないかって思った。 こういう時、どうしても彼らのことを思ってしまう。 記憶に残したい、形に残したいと思いながら彼らのライブを見たり音楽を聴いたりする「今」が永遠に続かないこと、もう何度も彼ら自身の口から言われている。わかってる。 もちろん、「永遠」で歌われているカメラの向こうの「君」とレンズを覗く「僕」の関係は、彼らとファンとの関係にそのまま置き換えることはできないだろう。 それでも、根っこで繋がる感情もある気がする。 「あぁそっか、いつかきっと私も残された写真を見る日が来るんだ、この歌はいつか来る未来なんだ」って思ったら、もう、涙が。 ■others 歌い出しでマイクに添えてる親指の位置〜〜〜〜〜〜〜!!!! 縦に添えてる!!!!珍しい!!!!君を欲しがってる感(?)!!!!!セクシー!!!!(突然元気)(ごめん) わたくし今日初めてこの曲ではギターもベースもどっちも指弾きって知ったんですけど、指弾きってはぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜????なにそれはぁ〜〜〜〜〜〜?????この曲で指弾き????えっろ?????? 真ん中の人もマイクスタンドお手手芸ですし……こんな手特化曲……とんでもねぇ……最高です……。 サビで順々に上がってくギター、好きです!!!! 席の距離のおかげさまで、アウトロで着替えに去るさくらいさんを初観測。 知ってはいたけど、実際に見るとちょっとおもしろい(笑) ■Tomorrow never knows おそらく、この日最も拍手が揃ったのが、この曲のイントロのパンパパンでした……(笑) メンバーが昔言及したことがあったりファンの間でも物議を醸し続けている拍手ということもあって、今までは苦笑してしまうこともあったのだけど。ここまでひとつになって降り注ぐと、もう本当に心地いい。 初めてこの拍手をずっと聴いていたいと思ったかも。 今までスタンド席から見ていても曲の存在感に圧倒されてきたこの曲だけど、近くで見てもやっぱり曲の巨大さにびっくりした。 映像も何も映されないまま歌われる1番の貫禄、やっぱりすごい。 2番からは映像が映るようになって、親しげにあちらこちらの客席に笑顔を向けて歌うさくらいさんの表情が見えるようになる。 忘れられないシーンがある。 モニターに映ったさくらいさんが、本当に気を許してくれているみたいな見覚えのある笑顔でにこっとして、「うそ、もしかして」って思った瞬間、「きょーも!(上)まわりっつづけーてる!」が来て、あまりのことに崩れ落ちそうになった。 ライブのこの、「来るんじゃないか」の感覚からほんとに叶う感じ、本当に懐かしくて恋しくて。今思い出しても泣きそうになってしまう……。 時々発動するこの笑顔と「きょーも!(上)」、ほんとに大好きなの。なんでかわからないけどずっと好き。 叶えてくれてありがとう(;;) その後の顔も何度も「見たことのある大好きなさくらいかずとしさんだ」って思った。言葉で説明できないけれど! 久しぶりにアリーナ席で体験する大サビ入りの照明。下から見上げるあの照明、すごい、すごい! からの大サビ。今ツアーの今までの公演では曲のスケール感とばっちり合ったモニター映像を見るのが大好きだったんだけど、気づいたらこの日は一度も見なかったかもしれない。 さくらいさんがずっと花道先端にいたこともあって、目がその人に引き寄せられてしまって離れなかった。 あんな巨大なモニター映像を無意識に見えなくさせてしまう存在感……。 今までは気になっていなかった「夢を描こう」の歌詞に、散々「描く」について考えながら聴いてきた今日だからこそはっとしてしまった。 あぁまた「描く」んだ、やっぱりこれ塗り替えるためのセトリなんだ。 よくふざけて「少しくらいはみ出したっていいさ」に絵描きとして励まされる〜〜(笑)とか言ったりしてきたけれど、本当にここの歌詞を「描く」というキーワードとしてセトリ内で呼応させて歌ってるのは初めて見た気がする。 いくつものツアーで何度も聴いたはずのこの曲、だけどまだまだ知らない。まだまだこの曲のことを新しく知れる!あーもう嬉しい! ■Dance Dance Dance 曲が始まる時、花道で煙が上がってびっくりしたーーー!!今までもこうだったっけ!?!! たぶんこの曲だったと思うんだけど、花道周辺を立て続けに煽ろうとした結果なのか、さくらいさん客席に向けて手くるんくるんしながら花道練り歩いてました(笑) ちょっとおもしろいぞ!!(笑) そんな煽りに乗って最初はこちらもジャンプ(※片足つけてる)してたんだけど、途中でジャンプするとさくらいさんの腰のくねくねがぶれてよく見えないと気づいてやめました(謎報告) 我ながら変なところだけ覚えてるなぁと思うんだけど、2番かラスサビあたりのサビで、花道先端にいたさくらいさんがくるっとこっち向いて横振りしてくれたのをめちゃくちゃ鮮明に覚えてます。めっちゃくちゃ嬉しかった。 あの瞬間のシャツの翻り方、すっごく綺麗だったなぁ……。なんか犬のしっぽみたいな、気持ちが乗ったシャツの翻り方だった気がした。何言ってんの?(笑) そのあとステージ戻る時、水色のシャツが黄緑に見えてあれってなった。黄色の照明でそう見えたのかな。 曲が終わって興奮さめやらぬ中、「もっと楽しめるか大阪!?そんなもんか!?」みたいなことを言われてまたまた煽られる。 次曲に繋がる追加イントロでたはらさんのギターが聴こえなくて、あれっ次エソラだよな……!?こんな演奏だったっけ??まさか曲変わる??とか思ってしまった。ギターの有無でこんなに印象変わるんだ!! もちろんここは変わらず、おなじみのエソラへ! ■エソラ もーーーーーーーーー楽しすぎて幸せすぎておかしくなりそうな事件だらけだったヽ(;▽;)ノ 本日のエソラは、いきなり1番Aメロでなかけ側にやってきたさくらいさんに情緒ぶっ壊されるところからスタート。 「君がはなーしてたの、あそこ!!(指2本でぐっぐっ、いたずらっ子顔)のフレーズだろ! まるで僕らのための歌のよーだ!(しゅしゅしゅと君と僕らを指す指)」 あああああーーーーーーーーーーーーーー;;;;;;;;(崩れ落ちるかと思った) とっくに見かけなくなったジェスチャーをいつも通り勝手にやってたら久しぶりに本人がめちゃくちゃやってくれて!!!!感情が!!!!!!!!!!が!!!!!!!!;;;;;;;; フルボリュームのL-Rやんなかったからやらないだろうと!!思ってたのに!!はあああ!!これが大阪!!ありがとう!!大阪!!!!!!;;;;;;;; いきなりすっ飛ぶけど間奏! 東京初日はたは&なか一緒に並んで歩いてたのに今日はいつも通り(たは歩くのはっっっや)に戻ってたwwwwww 逆に東京でちゃんと合わせたのがえらいよ!!!!(笑)(笑) そんなわけで数曲ぶりに花道先端にやってきたたはらさん。遅れてなかけもやってきて双璧が揃った〜〜!!なんてテンション上がったのもつかの間、ちょっと待ってなかけの肩越しに見えるたはらさんめちゃくちゃ笑顔なんですけど??つまり今目の前で2人向き合って演奏してる???笑顔で!!?!!?見つめあって!!?!!?え!?!なにこれやばくない??!??!!やばい!!!!!!!!!!! とか思ってたらテープ \\\パーン!!!!!!!!///(私の頭もパーン) 10点こと発射台の蓋が零れ落ちるのも目視確認完了!! 大サビーーーーーーーー!!!!!!!!(テンションめちゃくちゃ) いつの間にか3人揃ってぎゅうぎゅうそうなセンターステージ(さくらいさんまじでいつ来たの??覚えてない)、上空から降り注ぐテープ、そんなテープに夢中で全然ステージ見てないお客さんやテープそっちのけで3人揃い踏みのステージに夢中なお客さん。全く統一感なくカオスとしか言いようがない視界にまた二段階くらいテンション上がる!! 私の前の席のお客さんなんかすごいよ、テープのためにそんなに隙間ないはずの柵の下から這い出して通路のテープ取っててちょっとした妖怪みたいだった(笑)(身体はほぼ席だから一応セーフではある……のか??) うそでしょ!?!!wwwwって思って二度見しながらもセンターステージに視線戻したらこっち向いてるなかけがこれまた爆爆爆笑顔だったからなんかもう全部楽しくなっちゃったよ(笑) 初めて真正面で見たよそんな笑顔!!絶対その顔は楽しいでしょ!!こっちも楽しいよ!!じゃあ間違いないよもう!!!!(笑) 極めつけにはさくらいさんの「さぁ踊ろうよボリュームをもっと!あっげるんだーーーー!げるんだ!!!!!」!!!! ぎゃーーーーーーーーーー!!!!;;;;;;;;;;;; 「げるんだ」久しぶりすぎて嬉しすぎて!!!!もう!!!!なにこれ!!!!幸せ!!!!;;;; 最後はじぇんちゃんのとこまで走ってジャーンプ!!!! 名古屋や東京ではテープ踏んで滑らないかはらはらしたけど、今回は走る後ろ姿を純粋にわくわくしながら見送りました。 終演後気づいたんだけど、アリーナからだと花道の床まったく見えないから、テープが落ちてるの完全に忘れてたんだよね。席によって・見えるものによって感想変わるねぇ! ■MC5 次の曲であまりに泣いてしまって記憶が……。 ニュアンスです。 「デビューしてから30年……30年の間の感謝を伝えるのにふさわしい曲を選びました。 ライブができない間ずーっと、いつ渡せるかわからないけれど握りしめてきた曲を、今、渡したいと思います。」 言い直して出てきた「間」って言葉に、30年の途中からの自分たちも入れてもらってる気がして、なんだか嬉しい言い回しでした。 ■GIFT 「きみーがよーろこんだ、姿を、イメージ……今日もー…いつもぉー(悪そうないたずらっ子顔)イメージ、しながらー!!(笑顔)」 ずっと楽しそうでフランクだった、今日この日らしいオープニング。 こういう時、ひとつとして同じライブってないなって実感する(;;) ピアノ&歌だけの追加パートから原曲のイントロに入る時、ドドスドドン(ドラム)に合わせてじぇんちゃんの方を向いて一緒にエアドラム!! 東京初日は途中からだったけれど、今日は最初から全部! そこからくるっと客席の振り返ったさくらいさんの笑顔、続く「おーおぉ!」に合わせて見渡す限り客席から上がる手、手、手。全部愛しい。 1番はジェスチャーを交えながら左右ステージサイドに歌を配り歩いて、2番から花道へ。 「知らぬ間に増えていった荷物も」あたりで花道先端に到着したと思う。 今までと違って、見上げるような体勢と気持ちでその姿を目にする。 光を浴びながら歌うその人は、歌われるその言葉と気持ちそのまんまみたいに美しくて、心強くて。 心が軽くなるのはこっちの方こそなのに!!なんて思って自然に涙が出てきてしまう。 「たとえ僕じゃなくたって」、だなんて。 僕じゃないわけない。今の目に映っているこの景色が証拠だよ、こんなにたくさんの人に今なお囲まれてるのに。 あなたたちの放つ光を浴びるのが好きだよ。 3人とさくらいさんが歌い始める。 今日は「きみとーだかーら、探せたよ」でたはらさんの声がすごくよく聴こえて、ほんとに歌ってくれてるんだって改めて嬉しさが込み上げてきた。 そこからの「(僕のほうこそ)ありがとーーー!!!!」の瞬間、なんだか説明がつかないことになってしまった。 なんでこの歌詞で思ったんだろう。突然、「あぁ今私『ここ』にいるんだ」「大好きなMr.Childrenのライブにいるんだ」って実感がすごく強く湧いてきて、今までのライブの幸せな記憶が頭の中に溢れて、そこに今歌われている歌詞と声と音が入ってきて、嗚咽が止まらなくなった。 心がぐしゃぐしゃで、泣きすぎて泣きすぎてわけがわからなくて、鳥肌が立ってた。 どんな気持ちって言えばいいのかわからない、ものすごい気持ちだった。 幸せとも嬉しいとも違ってて、奇跡だ、みたいな。 今までもらったものを、今この瞬間まとめてもう一度もらってしまった、みたいな。 もう、大きすぎて。頭も心も追いつかない。だけど大事でたまらない、これはとてつもないことなんだってことだけはわかった。 うまく言えない。言えるわけない! ライブが終わってから、いつもだったらついったで「最高のライブだった!」とかって言うんだけど、どんな言葉にも収めることができなくて、書いては消してを繰り返して何も言えないままその日を終えてしまった。 翌朝起きたら、ホテルの窓から見える空が穏やかに晴れ渡っていて、雲の向こうから射す光があまりに綺麗で、あぁこれだと思って写真を撮った。 あのときはその写真が表現の限界だった。 今なら、もう少しだけ言葉にできそうな気がする。 失敗や後悔を思い返して、ふとしたときに自分がこの自分のまま人生を送っていかなければいけないことに途方に暮れてしまうことがある。やめたい、とは言わないけれど、気が遠くなってしまうことがある。 もう半世紀以上生きている人生の先輩ですら思い返すことがあると言っていたのだから、これからもあるのかもしれない。 だけどあの瞬間は吹っ飛ばされた。「今私がここにいる」ことを、この上ない光で肯定された気がした。 もう既にたくさんもらったものがあったって思い出した。 思い返して取り返せないものもある、でもそうじゃないものの方が上回ってるって実感した。 Mr.Childrenを好きになった人生を歩めて、本当によかった。 私はMr.Childrenと出逢えて、本当によかった。 そう言える、そう思えるのが本当にありがたいよ。 本当に、本当に、僕の方こそありがとう。 ■MC EN1 お色直ししたさくらいさん1人が登場してMCスタート! 「盛大な拍手とライト本当にありがとーーー!!!! Mr.Childrenです!1人ですが、Mr.Childrenです!!(ドヤというか悪そうな顔というか(笑)) あったかいアンコールにお応えして、次の曲は僕一人でお届けしたいと思います。 Your Songという曲です。 今ここにいるあなたに、あなたたちに、今、ここにいない、あなたに、あなたたちに、お届けします。」 最後の方は目をつぶりながら。想像するみたいに。 ■Your Song さくらいさん、ほぼずっと目つぶってた。顔も赤くて、泣きそうなのをずっとがまんしているように見えたけどどうだろう。 またしても変な感想だけど、あぁこれ私から友だちへの気持ちで聴いてもいいんだ、とか思ったり。 なにか聴こえ方が変わることがあったんだよね! 最後のアカペラでのオーウォーーーー!!ウォオオーーーー!!がすごく心に残った。 思わず今まであったかな?って思っちゃったけど配信の510でもやってたし多分それまでの公演もやってる(笑) ■MC EN2 さく「改めてメンバーを紹介させてください! まずはキーボード、そしてボーカル……この人がキーボードを弾いて、ハーモニーパートを歌ってくれてるから、僕らは安心して演奏して、歌うことができてます! 実は、頭がおかしくなるくらい複雑なことを、なにげない顔してやってます。天才です。キーボード、そしてボーカル!サニーーーーー!!」 のあと、じぇん紹介する前になんかさくらいさんとじぇんちゃんマイクオフで話して笑いあってた!別のMCのときの可能性もあるけどたぶんここ!ねぇマイク入れて!?!!?(笑) さく「続いてドラムス、すずきひでや!ジェーン!」 じぇ「こんばんはぁーー!!!!やっっっっっっ…………………………と会えたね、よかったねぇほんとに。 おかげさまで30周年なんですけども、(拍手)ありがとうございます! せっかくなのでね、普段感謝の言葉を伝える機会がない方に、この場を借りて感謝をお伝えさせてください!よかったらみなさんもお付き合いください! まずは見てくださいこのステージ!(上指さしながら)すごいでしょ?このセットとか映像とかね。朝早くから(次の日の)朝までかかるんですよ、もう日本一のスタッフですよ!ただ普段僕ら感謝の気持ちを伝えられないもんですから、ここで伝えさせてください! み・な・さ・んがいなければ僕らはここには立てませーん!本当にありがとうございます!(拍手!!) あとはこの30年活動する中で、デビュー当時にお世話になった方や今はもう一緒にやってない方、会えなくなっちゃった方もいるんですが、そういった方にも感謝を伝えさせてください。ありがとうございます!(拍手!!) それと僕らの親、兄弟、友達にもね、いつもありがとうございます!(拍手) そぉ!しぃ!てぇ!あ!な!た!が!た!あなたがたですよ!お客さんがいないと僕らのライブは始まらないんでございますよ!! ありがとうございます、これからもよろしくね♡」 さく「すずきひでや!ジェーン!」 じぇ「いぇー!ジェーン!!」 モノマネしたwwwwなんでwwwwww さく「ベース、なかがわけーすけ!ナカケー!(ナカケーって言った!!)(ナカケー!!!!)」 なんでだろう、未完の記憶がフラッシュバックしておーしぇーって言う気がしてしまった(笑) あとなかけが喋ってる間ずっと映像がゆらゆらしてた……熱気で……??(笑) なか「こんばんは。(笑)(置くような謎の言い方につられて会場に起こる声なき笑い(笑)) 大阪は、デビューしてから初めて、ホールでライブをした場所で……東京はまだライブハウスだけど大阪はホールで……。 今でいうオリックス劇場……昔は大阪厚生年金ホール……? (じぇんが助け舟でなんか言う)だよね〜(笑) 昔から大阪の人や関西の人からはエネルギーをもらってて、後押ししてもらってます。今日も本当にありがとうございます。 これからも、40年目、50年目くらいまで、よろしくお願いします(笑)へへへ(笑)」 大阪厚生年金会館では!?でもかわいいからいいと思います!!!! さく「ギター、たはらけんいち!」 たは「こんばんはー。 今日もたくさんの曲を演奏したんですが、今日やった曲はどれも、みなさんが大切にしてくれた曲、愛してくれた曲、たくさんたくさん応援してくれた曲です。 ステージから客席を見てると、みなさんの思い出や思い入れが、水面……いや海原に!キラキラキラキラ光ってるみたいで、本当に綺麗でした。(キラキラの手はなし) 僕ら30周年を迎えたんですが、これから先何年できるかわからないですけど、これからも一歩でもみなさんの生活に近づける音を出したいと思ってます。これからもよろしくお願いします。」 さく「楽しい時間はあっという間で、次の曲で最後の曲です。(いつもの大阪なら絶対「えーーーー!!!!」の声が上がってたねぇ) もう聴いてる人もいると思います! 僕らMr.Childrenが、30周年を過ぎてもなお、生き生きと伸び伸びと音楽を続けていかなければと自分たちに発破を掛ける意味を込めて……。またこの2年間、大変な理不尽な思いをしてきた方がたくさんいると思います。またここから、強く、たくましく、優しく、楽しく過ごしていってほしいという気持ちを、タイトルにそのまま込めて、お届けします。『生きろ』。」 ■生きろ セトリの繋がりを考えながら過ごしてきた1日の最後に聴く曲だったから、これもまたこれまでと違う感想が湧いてくる。 この曲は、ここまでの曲で示した意志を全部修飾語として背負っているのかもしれない。 だからこそこんなにもシンプルで、それなのに力強いのかもなんて思ったり。 ちょうどこの公演までの間に何度かテレビ出演があって、それぞれのメンバーが見せ場(?)で抜かれるところを見た後だったから、これまでよりも一層「ここ!」ってところでそのメンバーを見れた気がします。 1サビのじぇんちゃんの片手掲げながら叩くやつとか、たはらさんのABメロの音色職人感とか! 大サビでモニター4分割でばん!!ってMr.Childrenが映るの、下から見上げるといつも以上にインパクトすごい! 大好きな人たちがこの日いちばん大きく映るの、喜びが大きい……。(変な表現) さくらいさん、今日の大サビめちゃくちゃ動き回ってて、全然4分割に収まってなかったなぁ。それがなんかよかった(笑) たはらさんにかぶったりじぇんちゃんにかぶったり……カメラさんは大変だろうけど、この4分割に収まらないことで、逆に枠に収まりきらないほどの熱の大きさや、リアルタイムで湧き上がる感情が可視化されているみたいだった。 声は絶好調とは言えないものの東京初日よりは出てた……!東京初日でだいぶはらはらした分ほんとに安心した、よかった……!! 最後の腕は振り下ろすんじゃなくて突き上げるんだなぁ、その瞬間の上着の動きも好き!これも気持ちが乗ってる! どうしてここに気持ちが乗ってると感じるのか、どういう気持ちが乗っていると思うのか、ライブ後にもう少し紐解いて考えてみたんだけど、あの腕の振り上げに合わせて上着が浮き上がっているその最中にばつんと照明が落ちるところまで含めて惹かれてるのかもしれない。 動いている最中に終わることに意味を感じるというか。 さくらいさんの言っていた数字の呪いじゃないけれど、30周年をひと区切りとするんじゃなくて、半世紀に向けてのエントランス(通過点)と位置づけたことと同じものを自然に感じたんだと思う。 もちろん腕を振り上げることそのものもだけど、最後の最後まで、言いたいことを貫いて終わるライブなんだなって改めて思った。 曲と5人並んでの挨拶が終わって、毎度恒例の挨拶回りタイム! バックで流れている曲に合わせての\オーオー!/は、今日は1回目と2回目のみ。 東京初日みたいに3回目もできるかな!?って思ったんだけど、ちょうどタイミングが花道先端のラインナップとかぶってなしになってしまったぁ!!さくらいさんのオーオーもなし!! 自分が参加した中だと、名古屋初日までのバージョンに戻った感じでした。 ■ラスト さく「また会おうねーーー!!!!その時はマスクなしで!!みんなの歌も聞かせてねーーー!! その日まで元気でね!?!!がんばってーーーー!!!! また会おうねーーー!!!!ばいばーーい!!!!」 ■どこか忘れたもの・いろんなとこでやってたもの ・さくらいさん、何度も拍手を浴びるように手を広げたり、オフマイクでありがとうって言ったりしてたヽ(;▽;)ノ ・他の公演でもやってたけど、またなんかの曲でかに移動。本日はたは側!これ毎回見落としてるけどなんの曲!?(その後映画見た感じだとエソラ??) ・なんかの曲でメインステージで演奏するなか&たはが横から映されたんだけど、この2人の姿勢の違いほんと大好きって改めて思った……。 挑むように地面を踏みしめるように片足を前に出して奏でる人と、まっすぐ背筋を伸ばしてリズムに合わせて軽く膝を曲げながら奏でる人。重力と呼吸(?) ■あとがき 久しぶりの、恋しくてならなかった京セラでのライブ。開演前の緊張はなんだったのか?ってくらいにとてつもなく楽しくて、幸せで、そして感情揺さぶられまくりのライブでした。 自分にとって、大事な気持ち、忘れたくない気持ちを何度も確かめさせてもらったように思います。 これからもずっと大切にし続けたい。ほんと、なんて人たちだろう、Mr.Childrenって。 それにしても、やっぱり京セラのお客さんってすごいや……。 会場の盛り上がりに当てられてこっちのテンションまで爆上がりする瞬間が何度もあったし、彼らもお客さんの反応で楽しくなってるんじゃないかな、より熱が入ってるんじゃないかな、って思うシーンも何度もありました。 彼らに関しては、記念日ライブを含む東京ドーム2日間を無事終えられて、ドームファイナル2日間の幕開けっていう要素もあったのかも。きっとプレッシャーもあって気負っていただろう東京初日よりも、もんのすごくリラックスしてる感じがしました。とにかく楽しそうで、ちょっとした打ち上げ感すらあったような(笑) そんなあなたたちを見れてこっちもほんっとうに楽しかったよーー!!!! Anyを発端として、今まで見えていたのとまったく別のセトリのメッセージ性と出会えたのも、本当に嬉しかったです。 こうしてふとしたきっかけでツアーの見え方、セトリの見え方ががらっと変わるこの感じ、ツアーって感じ!!これが好き!! このセトリだからこその気づきがたくさんあったがゆえに、一層DVDの日替わり曲未収録がにくらしい……なにかの間違いで入ってくれませんか?? Drawing……また見たいよ……うっヽ(;▽;)ノ またひとつ大事な記憶をもらったこの場所で、どうかまたライブを見れる日が来たら本当に嬉しいです。 その日まで、またね! 最後におまけでレポ絵ですっす(クリックすると大きくなります) PR